JPS58113516A - 水平対向型内燃機関のオイル戻し装置 - Google Patents
水平対向型内燃機関のオイル戻し装置Info
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- JPS58113516A JPS58113516A JP21083681A JP21083681A JPS58113516A JP S58113516 A JPS58113516 A JP S58113516A JP 21083681 A JP21083681 A JP 21083681A JP 21083681 A JP21083681 A JP 21083681A JP S58113516 A JPS58113516 A JP S58113516A
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- crank chamber
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- F01M9/10—Lubrication of valve gear or auxiliaries
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/02—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke
- F02B2075/022—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle
- F02B2075/027—Engines characterised by their cycles, e.g. six-stroke having less than six strokes per cycle four
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/24—Multi-cylinder engines with cylinders arranged oppositely relative to main shaft and of "flat" type
- F02B75/243—Multi-cylinder engines with cylinders arranged oppositely relative to main shaft and of "flat" type with only one crankshaft of the "boxer" type, e.g. all connecting rods attached to separate crankshaft bearings
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- Engineering & Computer Science (AREA)
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)
- Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、多気筒の水平対向型内燃機関において、動弁
機構に給油された潤滑用オイル及びクランク室における
オイルを強制的に戻すオイル戻し装置に関するものであ
る。
機構に給油された潤滑用オイル及びクランク室における
オイルを強制的に戻すオイル戻し装置に関するものであ
る。
例えば水平対向型内燃機関において動弁機構のｆｌ！ｌ
滑用オイルを戻す場合にも縦型の内燃機関の如く、機関
中心のクランク室に対してその左右側方に配置されて動
弁機構を有するロッカー室の下部から、オイルをオイル
戻し通路中自重落下させてクランク室側に戻すように構
成されている。ここで、縦型の内燃機関ではクランク室
に対しその上方に勘弁機構が配置され、このためオイル
戻し通路が略垂直になることで、上述の自重落下方式で
も比較的多量にオイル戻しを行い得る。これに対し、水
平対向型内燃機関ではクランク室と勘弁機構が略同−レ
ベルで、両者を連通ずるオイル戻し通路が水平の状態か
ら若干傾斜するにすぎない。
滑用オイルを戻す場合にも縦型の内燃機関の如く、機関
中心のクランク室に対してその左右側方に配置されて動
弁機構を有するロッカー室の下部から、オイルをオイル
戻し通路中自重落下させてクランク室側に戻すように構
成されている。ここで、縦型の内燃機関ではクランク室
に対しその上方に勘弁機構が配置され、このためオイル
戻し通路が略垂直になることで、上述の自重落下方式で
も比較的多量にオイル戻しを行い得る。これに対し、水
平対向型内燃機関ではクランク室と勘弁機構が略同−レ
ベルで、両者を連通ずるオイル戻し通路が水平の状態か
ら若干傾斜するにすぎない。
従って、この場合のオイル戻し通路においてオイルを自
重落下させる実質的な＾さ成分は非常に小さく、このた
めオイルの戻りが思いという問題がある。
重落下させる実質的な＾さ成分は非常に小さく、このた
めオイルの戻りが思いという問題がある。
また、４気筒の水平対向型内燃機関では、隣り合う２気
筒のピストンが同時に上昇または下降し且つその２気筒
のピストンのクランク室が共通になっているので、クラ
ンク室ではピストン背圧により大きく圧力が変動し、比
較的大きい脈動圧を生じる。この脈動圧は一方のクラン
ク室が正圧である場合に他方のクランク室は１８０度位
相がずれて負圧になるため、オイルパン側を軽て相互に
相殺されるが、特に高速回転時には、上記脈動圧による
空気の激しい脈流がオイル戻し通路の出口に作用するこ
とでその通路が閉塞状態になり、オイルが充分に戻らな
いでロッカー室等に多く残留し、オイル吹き等の不具合
を生じることがある。
筒のピストンが同時に上昇または下降し且つその２気筒
のピストンのクランク室が共通になっているので、クラ
ンク室ではピストン背圧により大きく圧力が変動し、比
較的大きい脈動圧を生じる。この脈動圧は一方のクラン
ク室が正圧である場合に他方のクランク室は１８０度位
相がずれて負圧になるため、オイルパン側を軽て相互に
相殺されるが、特に高速回転時には、上記脈動圧による
空気の激しい脈流がオイル戻し通路の出口に作用するこ
とでその通路が閉塞状態になり、オイルが充分に戻らな
いでロッカー室等に多く残留し、オイル吹き等の不具合
を生じることがある。
更に高速用のｍ閏としてクランク室とオイルパンの間を
仕切って、オイルパン内のオイルが跳ね上りクランク軸
の回転に対して抵抗となることを防ぐものがあるが、こ
うするとクランク室に戻る潤滑後のオイルのすべてが上
記仕切りの上に一時溜まることになる。従って、この仕
切り上に溜るオイルを孔からオイルパンに自重落下する
場合にも、この孔に上記同様にクランク室の脈動圧が作
用して空気が激しく出入りし閉塞状態になることがある
。
仕切って、オイルパン内のオイルが跳ね上りクランク軸
の回転に対して抵抗となることを防ぐものがあるが、こ
うするとクランク室に戻る潤滑後のオイルのすべてが上
記仕切りの上に一時溜まることになる。従って、この仕
切り上に溜るオイルを孔からオイルパンに自重落下する
場合にも、この孔に上記同様にクランク室の脈動圧が作
用して空気が激しく出入りし閉塞状態になることがある
。
本発明はこのような事情に鑑み、クランク室に生じる脈
動圧をオイル戻しに積極的に利用するもので、このクラ
ンク室の脈動圧により少なくともロッカー室からオイル
戻し通路、多ランク室、クランク室の底板を経てオイル
パンへの一方向に空気を流し、この空気流でロッカー室
及びクランク室底板のオイルを強制的に戻すようにして
、オイル戻りの良化を図る水平対向型内燃機関のオイル
戻し装置を提供することを目的とする。
動圧をオイル戻しに積極的に利用するもので、このクラ
ンク室の脈動圧により少なくともロッカー室からオイル
戻し通路、多ランク室、クランク室の底板を経てオイル
パンへの一方向に空気を流し、この空気流でロッカー室
及びクランク室底板のオイルを強制的に戻すようにして
、オイル戻りの良化を図る水平対向型内燃機関のオイル
戻し装置を提供することを目的とする。
尚、本発明のように気密のクランク室を形成する点に関
する先行技術として、例えば特公昭４８−３４００５号
公報があるが、これは気密クランク室の脈動圧で２次空
気供給用のポンプ作用を行うものである。また、ロッカ
ー室からクランク室に空気の吸入系路を設けた点に関す
る先行技術として、例えば特公昭４７−４８５４号公報
があるが、これはクランク室に新気を導入するものであ
り、いずれも本発明の目的とするオイル戻しには関係が
ない。
する先行技術として、例えば特公昭４８−３４００５号
公報があるが、これは気密クランク室の脈動圧で２次空
気供給用のポンプ作用を行うものである。また、ロッカ
ー室からクランク室に空気の吸入系路を設けた点に関す
る先行技術として、例えば特公昭４７−４８５４号公報
があるが、これはクランク室に新気を導入するものであ
り、いずれも本発明の目的とするオイル戻しには関係が
ない。
以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体的に説明
する。図において符号１はクランクケースであり、この
クランクケース１の中心にクランク軸２が回転自在に軸
支して設けられ、クランク軸２の下方にオイルパン３が
取付けられてｒ４ＷＩ用のオイルを貯溜している。クラ
ンクケース１の例えば右側の前後に２個のシリンダ４ａ
、 ４ｂが横向きに形成され、これと対向するクランク
ケース１の左側の前後にも同様に２個のシリンダ４ａ’
、 ４ｂ’が横向きに形成され、これらの４個のシリ
ンダ４ａ。
する。図において符号１はクランクケースであり、この
クランクケース１の中心にクランク軸２が回転自在に軸
支して設けられ、クランク軸２の下方にオイルパン３が
取付けられてｒ４ＷＩ用のオイルを貯溜している。クラ
ンクケース１の例えば右側の前後に２個のシリンダ４ａ
、 ４ｂが横向きに形成され、これと対向するクランク
ケース１の左側の前後にも同様に２個のシリンダ４ａ’
、 ４ｂ’が横向きに形成され、これらの４個のシリ
ンダ４ａ。
４ｂ、 ４ａ’ 、 ４ｂ’ 内に挿入されているピス
トン５ａ。
トン５ａ。
５ｂ、 ５ａ’ 、 ５ｂ’ がコンロッド６等により
クランク軸２に連接しである。
クランク軸２に連接しである。
ここで、第２図の状態から、例えば右前方のピストン５
ａが下降して吸気行程に入る場合は、それと対向する左
前方のピストン５ａ’ も下降して爆発行程に入る。一
方、これらと１８０度位相がずれている右後方のピスト
ン５ｂは上昇して排気行程に入り、これと対向する左後
方のピストン５ｂ′ も上昇して圧縮行程に入るように
なっている。これにより、左右前方の２個のピストン５
ａ、 ５ａ’ と左右後方の２個のピストン５ｂ、 ５
ｂ’ は同時に上昇及び下降し、更に一方が上昇すると
き他方が下降するように逆の関係になっている。従って
同一の杜複運動を行う左右前方の２個のピストン５ａ、
５ａ’のシリンダ４ａ、 ４ａ’ と連通するクラン
ク室を共通にし、これに対し左右後方（７）、、２ｍの
ピストン５ｂ、 ５ｂ’のシリンダ４ｂ、 ４ｂ’ と
連通するクランク室を共通にすると、これら２組のクラ
ンク室においてそれぞれピストン背圧の圧力変動による
脈動圧を発生づることが可能になる。
ａが下降して吸気行程に入る場合は、それと対向する左
前方のピストン５ａ’ も下降して爆発行程に入る。一
方、これらと１８０度位相がずれている右後方のピスト
ン５ｂは上昇して排気行程に入り、これと対向する左後
方のピストン５ｂ′ も上昇して圧縮行程に入るように
なっている。これにより、左右前方の２個のピストン５
ａ、 ５ａ’ と左右後方の２個のピストン５ｂ、 ５
ｂ’ は同時に上昇及び下降し、更に一方が上昇すると
き他方が下降するように逆の関係になっている。従って
同一の杜複運動を行う左右前方の２個のピストン５ａ、
５ａ’のシリンダ４ａ、 ４ａ’ と連通するクラン
ク室を共通にし、これに対し左右後方（７）、、２ｍの
ピストン５ｂ、 ５ｂ’のシリンダ４ｂ、 ４ｂ’ と
連通するクランク室を共通にすると、これら２組のクラ
ンク室においてそれぞれピストン背圧の圧力変動による
脈動圧を発生づることが可能になる。
また、クランクケース１の右側方にはシリンダヘッド７
が取付けられて燃焼室８や吸、排気ボート９が形成して
あり、このシリンダヘッド１の更に側方にロッカーカバ
ー１０が被着され、ロッカーカバー１０内のロッカー室
１１に吸、排気弁１２を開閉づる動弁機構１３が設けで
ある。そして、このようなロッカー室１１のオイルが溜
まる下部から、シリンダヘッド１及びクランクケース１
内において水平の状態から若干傾斜して連続的に形成さ
れるオイル戻し通路１４を介しオイルパン３に連通構成
される。尚、クランクケース１の左側においてもシリン
ダヘッド７′動弁機構１３′ を有するロッカー室１１
′、そのロッカー室１１′ とオイルパン３を連通する
オイル戻し通路１４′等を設けて全く同様に構成されて
おり、符号１５は吸気管、１６は気化器、１７はエアク
リーナである。
が取付けられて燃焼室８や吸、排気ボート９が形成して
あり、このシリンダヘッド１の更に側方にロッカーカバ
ー１０が被着され、ロッカーカバー１０内のロッカー室
１１に吸、排気弁１２を開閉づる動弁機構１３が設けで
ある。そして、このようなロッカー室１１のオイルが溜
まる下部から、シリンダヘッド１及びクランクケース１
内において水平の状態から若干傾斜して連続的に形成さ
れるオイル戻し通路１４を介しオイルパン３に連通構成
される。尚、クランクケース１の左側においてもシリン
ダヘッド７′動弁機構１３′ を有するロッカー室１１
′、そのロッカー室１１′ とオイルパン３を連通する
オイル戻し通路１４′等を設けて全く同様に構成されて
おり、符号１５は吸気管、１６は気化器、１７はエアク
リーナである。
このような構成において、まずクランクケース１のオイ
ルパン３と連通する下部開口部において、第２図のよう
にクランク軸２のセンタジャーナル１８を軸支するメタ
ルハウジング１９が孔等の無いものにされて、これによ
り前方の２個のシリンダ４ａ。
ルパン３と連通する下部開口部において、第２図のよう
にクランク軸２のセンタジャーナル１８を軸支するメタ
ルハウジング１９が孔等の無いものにされて、これによ
り前方の２個のシリンダ４ａ。
４ａ’ と後方の２個のシリンダ４ｂ、 ４ｂ’ とに
２分割される。次いで、第１図及び第３図のようにり４
ランクケ一ス１下部のロッカー室１１．１１’からのオ
イル戻し通路１４．１４’ より下った位置においｃ１
オイル溜めト：適７．シた漏斗状の底板２ｏで閉塞され
、月つこの′底板２０の略中間と上記メタルハウジング
１９トの間に隔壁２１を設けて仕切られる。こうして、
これらのメタルハウジング１９、底板２ｏ及び隔壁２１
で囲まれた２組のクランク室２２ａ 、 ２２ｂが、そ
れぞれ前方の２個のシリンダ４ａ、 ４ａ’ と、後方
の２個のシリンダ４ｂ、 ４ｂ’ に対応し、ロッカー
室１１゜１１′からのオイル戻し通路１４．１４’ と
連通した構造で形成されることになる。
２分割される。次いで、第１図及び第３図のようにり４
ランクケ一ス１下部のロッカー室１１．１１’からのオ
イル戻し通路１４．１４’ より下った位置においｃ１
オイル溜めト：適７．シた漏斗状の底板２ｏで閉塞され
、月つこの′底板２０の略中間と上記メタルハウジング
１９トの間に隔壁２１を設けて仕切られる。こうして、
これらのメタルハウジング１９、底板２ｏ及び隔壁２１
で囲まれた２組のクランク室２２ａ 、 ２２ｂが、そ
れぞれ前方の２個のシリンダ４ａ、 ４ａ’ と、後方
の２個のシリンダ４ｂ、 ４ｂ’ に対応し、ロッカー
室１１゜１１′からのオイル戻し通路１４．１４’ と
連通した構造で形成されることになる。
これにより、機関運転時クランク室２２ａでは同一に往
慣運動する２個のピストン５ａ、 ５ａ’の背圧、即ち
上死点に移行する際の負圧と下死点に移行する際の正圧
が作用し、太き（圧力変動した脈動圧を生じる。そして
、この脈動圧はクランク室２２ａと連通構造のオイル戻
し通路１４．１４’及びロッカー室１１．１１’に直ち
に作用することが可能になる。
慣運動する２個のピストン５ａ、 ５ａ’の背圧、即ち
上死点に移行する際の負圧と下死点に移行する際の正圧
が作用し、太き（圧力変動した脈動圧を生じる。そして
、この脈動圧はクランク室２２ａと連通構造のオイル戻
し通路１４．１４’及びロッカー室１１．１１’に直ち
に作用することが可能になる。
また、他のクランク室２２ｂでもクランク室２２ａの脈
動圧の影響を受けることなく独立して大きい脈動圧を生
じ、且つこの脈動圧が同様にロッカー室側に作用可能に
なっている。
動圧の影響を受けることなく独立して大きい脈動圧を生
じ、且つこの脈動圧が同様にロッカー室側に作用可能に
なっている。
かかるクランク室２２ａの脈動圧において、その負圧で
開く逆止弁２３がオイル戻し通路１４のクランク室２２
ａへの出口に設けられ、更にエアクリーナ１１とロッカ
ー室１１とが新気導入用の通路２４により連通されるの
であり、こうしてロッカー室１１から第５イルを強制的
に戻すための、大気側からロッカー室１１、オイル戻し
通路１４を経てクランク室２２ａに至る空気吸入系路が
構成される。
開く逆止弁２３がオイル戻し通路１４のクランク室２２
ａへの出口に設けられ、更にエアクリーナ１１とロッカ
ー室１１とが新気導入用の通路２４により連通されるの
であり、こうしてロッカー室１１から第５イルを強制的
に戻すための、大気側からロッカー室１１、オイル戻し
通路１４を経てクランク室２２ａに至る空気吸入系路が
構成される。
一方、上述のロッカー室１１から強制的に戻され、また
はクランク室り２ａ内各部を潤滑した後に落下するオイ
ルは一旦底板２０上に溜まる。そこで、この底板２０の
オイルも上記脈動圧を利用して強制的にオイルパン側に
戻すため、底板２０のオイルが溜まる個所に脈動圧の正
圧で開く逆止弁２５を備えた孔２６が穿設される。とこ
ろで、上記ロッカー室１１への新気導入に対応してオイ
ルパン３がら空気の排出を行う必要があるが、ここでク
ランク室２２ａにはブローバイガスがありこれがオイル
パン３に排出されることから、オーイルパン３を単なる
大気開放にすることはできない。また、一般にブローバ
イガスの還元は吸気系の負圧で吸引する構造であり、こ
の吸引作用はクランク室２２ａからオイルパン３への排
出と方向が一致して好ましく、このことからブローバイ
ガスの還元を兼ねた排出通路２７がオイルパン３から吸
気系の例えば吸気管１５に連通しである。こうして、ク
ランク室底板２０のオイルを強制的に戻すための、クラ
ンク室２２ａから底板２０、オイルパン３を経て機関吸
気系に至る空気排出系路が構成される。
はクランク室り２ａ内各部を潤滑した後に落下するオイ
ルは一旦底板２０上に溜まる。そこで、この底板２０の
オイルも上記脈動圧を利用して強制的にオイルパン側に
戻すため、底板２０のオイルが溜まる個所に脈動圧の正
圧で開く逆止弁２５を備えた孔２６が穿設される。とこ
ろで、上記ロッカー室１１への新気導入に対応してオイ
ルパン３がら空気の排出を行う必要があるが、ここでク
ランク室２２ａにはブローバイガスがありこれがオイル
パン３に排出されることから、オーイルパン３を単なる
大気開放にすることはできない。また、一般にブローバ
イガスの還元は吸気系の負圧で吸引する構造であり、こ
の吸引作用はクランク室２２ａからオイルパン３への排
出と方向が一致して好ましく、このことからブローバイ
ガスの還元を兼ねた排出通路２７がオイルパン３から吸
気系の例えば吸気管１５に連通しである。こうして、ク
ランク室底板２０のオイルを強制的に戻すための、クラ
ンク室２２ａから底板２０、オイルパン３を経て機関吸
気系に至る空気排出系路が構成される。
尚、クランク室２２ａからは他のピストン５ａ’側のロ
ッカー室１１′にも同様の空気系路が構成され、クラン
ク室２２ｂにおいても全く同様に構成されることは勿論
である。
ッカー室１１′にも同様の空気系路が構成され、クラン
ク室２２ｂにおいても全く同様に構成されることは勿論
である。
本発明はこのように構成されているから、機関運転時ク
ランク室２２ａの脈動圧の負圧で逆止弁２３が開いてエ
アクリーナ１７からの新気が通路２４、ロッカー室１１
、オイル戻し通路１４を経てクランク室２２ａに吸引さ
れることになり、この場合の吸引作用でロッカー室１１
の下部に溜るオイルが空気と共にオイル戻し通路１４に
よりクランク室２２ａに強制的に戻される。次いで脈動
圧の正圧によりクランク室底板２０の逆止弁２５が開い
て、クランク室２２ａの空気等が孔２６を経てオイルパ
ン３に排出される。
ランク室２２ａの脈動圧の負圧で逆止弁２３が開いてエ
アクリーナ１７からの新気が通路２４、ロッカー室１１
、オイル戻し通路１４を経てクランク室２２ａに吸引さ
れることになり、この場合の吸引作用でロッカー室１１
の下部に溜るオイルが空気と共にオイル戻し通路１４に
よりクランク室２２ａに強制的に戻される。次いで脈動
圧の正圧によりクランク室底板２０の逆止弁２５が開い
て、クランク室２２ａの空気等が孔２６を経てオイルパ
ン３に排出される。
そのため、上述のロッカー室１１から強制的に戻され、
またはクランク室２２ａ内でクランク軸２のジャーナル
部、ピストンとシリンダの摺動部等を潤滑した後落下し
て底板２０上に溜まるオイルが、この排出作用で孔２６
から強制的にオイルパン３に落されて溜まる。一方、こ
のような空気とオイルの排出の際にクランク室２２ａの
ブローバイガスもオイルパン３、排出通路２７を経て排
出され、それに伴いｍａ吸気系に順次還元されることに
なる。
またはクランク室２２ａ内でクランク軸２のジャーナル
部、ピストンとシリンダの摺動部等を潤滑した後落下し
て底板２０上に溜まるオイルが、この排出作用で孔２６
から強制的にオイルパン３に落されて溜まる。一方、こ
のような空気とオイルの排出の際にクランク室２２ａの
ブローバイガスもオイルパン３、排出通路２７を経て排
出され、それに伴いｍａ吸気系に順次還元されることに
なる。
かくして、クランク室２２ａの正負の脈動圧に同期し、
その負圧の際にロッカー室１１．１１’のオイル強制戻
しが、次いでその正圧の際に底板２０のオイル強制戻し
が交互に繰返えして行われる。
その負圧の際にロッカー室１１．１１’のオイル強制戻
しが、次いでその正圧の際に底板２０のオイル強制戻し
が交互に繰返えして行われる。
また、°このようなりランク室２２ａに対し他のクラン
ク室２２ｂにおいても全（同様にオイルの強制戻しが行
われることは勿論であり、この場合にこれら２組のクラ
ンク室２２ａ 、 ２２ｂの脈動圧は１８０度位相を異
にしているので、一方でロッカー室１１゜１１′ から
のオイル戻しを行っているとき他方では底板２０からの
オイル戻しを行っており、このことからロッカー室１１
．１１’ と底板２０からのオイル強制戻しが常に同時
に行われる。そして、特に高速回転時潤滑油量が増大す
ると、それに適応して脈動圧の周期が短かくなることで
、オイルの強制戻し量も多くなる。
ク室２２ｂにおいても全（同様にオイルの強制戻しが行
われることは勿論であり、この場合にこれら２組のクラ
ンク室２２ａ 、 ２２ｂの脈動圧は１８０度位相を異
にしているので、一方でロッカー室１１゜１１′ から
のオイル戻しを行っているとき他方では底板２０からの
オイル戻しを行っており、このことからロッカー室１１
．１１’ と底板２０からのオイル強制戻しが常に同時
に行われる。そして、特に高速回転時潤滑油量が増大す
ると、それに適応して脈動圧の周期が短かくなることで
、オイルの強制戻し量も多くなる。
尚、かかる構成において直接オイル戻しに関与しないロ
ッカー室１１．１１’への新気導入及びオイルパン３か
らの排出は、機関運転中にクランク室２２ａ 、 ２２
ｂに対してロッカー室１１．１１’及びオイルパン３の
圧力がバランスすることを防ぐものであり、こうするこ
とで常にクランク室２２ａ 、 ２２ｂの吸、排気に伴
うオイルの強制戻し作用が確保される。
ッカー室１１．１１’への新気導入及びオイルパン３か
らの排出は、機関運転中にクランク室２２ａ 、 ２２
ｂに対してロッカー室１１．１１’及びオイルパン３の
圧力がバランスすることを防ぐものであり、こうするこ
とで常にクランク室２２ａ 、 ２２ｂの吸、排気に伴
うオイルの強制戻し作用が確保される。
以上の説明から明らかなように本発明によると、クラン
ク室２２ａ 、 ２２ｂがロッカー室側と連通した構造
でピストン背圧により脈動圧を生じるように形成され、
且つその脈動圧を利用した一方向の空気流でロッカー室
１１．１１’及び上記り゛ランク室構造によりその底板
２０に溜まるオイルを強制的に戻すので、水平対向型内
燃機関において構造的にオイル戻し通路１４．１４’の
傾きが非常に小さい場合のオイルの戻り、及びクランク
室底板２０からのオイルの戻りが良好になり、高速回転
時の不具合が解消される。ここで、水平対向型内燃機関
のピストンの配置、運動等を考慮して２個のピストンを
１組にし、１８０度位相の異なる脈動圧を生じる２組の
クランク室２２ａ 、 ２２ｂを形成しているので、脈
動圧が大きく、且つ常にオイルの強制戻しが行われて効
果が大きい。脈動圧の負圧と正圧により２種類のオイル
戻しを分担して交互に行うので、各オイルの強制戻しが
いずれも確実に行われ、脈動圧の利用に無駄がない。更
に、新気導入によるクランク室の換気とブローバイガス
の還元が同時に行われて都合が良い。
ク室２２ａ 、 ２２ｂがロッカー室側と連通した構造
でピストン背圧により脈動圧を生じるように形成され、
且つその脈動圧を利用した一方向の空気流でロッカー室
１１．１１’及び上記り゛ランク室構造によりその底板
２０に溜まるオイルを強制的に戻すので、水平対向型内
燃機関において構造的にオイル戻し通路１４．１４’の
傾きが非常に小さい場合のオイルの戻り、及びクランク
室底板２０からのオイルの戻りが良好になり、高速回転
時の不具合が解消される。ここで、水平対向型内燃機関
のピストンの配置、運動等を考慮して２個のピストンを
１組にし、１８０度位相の異なる脈動圧を生じる２組の
クランク室２２ａ 、 ２２ｂを形成しているので、脈
動圧が大きく、且つ常にオイルの強制戻しが行われて効
果が大きい。脈動圧の負圧と正圧により２種類のオイル
戻しを分担して交互に行うので、各オイルの強制戻しが
いずれも確実に行われ、脈動圧の利用に無駄がない。更
に、新気導入によるクランク室の換気とブローバイガス
の還元が同時に行われて都合が良い。
第１図は本発明による装置の一実施例を一部所面して示
す正面図、第２図と第３図は同要部の水平及び垂直断面
図である。 １・・・クランクケース、３・・・オイルパン、５ａ、
５ａ’。 ５ｂ、 ５ｂ’ ・・・ピストン、１”１．１１’ ロ
ッカー室、１４゜１４′・・・オイル戻し通路、２０・
・・底板、２２ａ 、 ２２ｂ・・・クランク室、２３
．２５・・・逆止弁、２６・・・孔。 特許出願人 富士重工業株式会社 代理人弁理士 小 橋 信 淳 同 弁理士 村 井 進 第１図 第２図 第３図
す正面図、第２図と第３図は同要部の水平及び垂直断面
図である。 １・・・クランクケース、３・・・オイルパン、５ａ、
５ａ’。 ５ｂ、 ５ｂ’ ・・・ピストン、１”１．１１’ ロ
ッカー室、１４゜１４′・・・オイル戻し通路、２０・
・・底板、２２ａ 、 ２２ｂ・・・クランク室、２３
．２５・・・逆止弁、２６・・・孔。 特許出願人 富士重工業株式会社 代理人弁理士 小 橋 信 淳 同 弁理士 村 井 進 第１図 第２図 第３図
Claims (1)
- クランクケースの左右にシリンダを水平に対向して形成
し、該シリンダの側方にシリンダヘッドを介して動弁機
構を有するロッカー室を設け、該ロッカー室から上記ク
ランクケース中心に向って水平の状態から若干下り傾斜
のオイル戻し通路を設け、上記クランクケースの中心下
部にオイルパンを取付けて成る水平対向型内燃機関にお
いて、上記クランクケース内中心にオイルパンとの間を
底板で仕切り、ロッカー室からのオイル戻し通路と連通
した構造でピストン背圧による脈動圧を生じるクランク
室を形成し、該クランク室の脈動圧により少なくともロ
ッカー室からオイル戻し通路、クランク室、底板を経て
オイルパンへの一方向に流れる空気系路を構成し、該糸
路の空気流によりロッカー室のオイルをクラン、り室に
、該クランク室の底板のオイルをオイルパンにそれぞれ
強制的に戻すように構成したことを特徴とする水平対向
型内燃機関のオイル戻し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21083681A JPS58113516A (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | 水平対向型内燃機関のオイル戻し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP21083681A JPS58113516A (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | 水平対向型内燃機関のオイル戻し装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS58113516A true JPS58113516A (ja) | 1983-07-06 |
Family
ID=16595911
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP21083681A Pending JPS58113516A (ja) | 1981-12-26 | 1981-12-26 | 水平対向型内燃機関のオイル戻し装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS58113516A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102008012904A1 (de) * | 2008-03-06 | 2009-09-10 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Hubkolben-Brennkraftmaschine mit zumindest zwei Zylindern |
| JP2016079817A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | スズキ株式会社 | 内燃機関のブローバイガス換気装置 |
-
1981
- 1981-12-26 JP JP21083681A patent/JPS58113516A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE102008012904A1 (de) * | 2008-03-06 | 2009-09-10 | Bayerische Motoren Werke Aktiengesellschaft | Hubkolben-Brennkraftmaschine mit zumindest zwei Zylindern |
| JP2016079817A (ja) * | 2014-10-10 | 2016-05-16 | スズキ株式会社 | 内燃機関のブローバイガス換気装置 |
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