JPS58107173A - 新規微生物 - Google Patents
新規微生物Info
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- JPS58107173A JPS58107173A JP56205518A JP20551881A JPS58107173A JP S58107173 A JPS58107173 A JP S58107173A JP 56205518 A JP56205518 A JP 56205518A JP 20551881 A JP20551881 A JP 20551881A JP S58107173 A JPS58107173 A JP S58107173A
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- JP
- Japan
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- pseudomonas
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- negative
- culture
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- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
- Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規微生物に関する。更に詳しくは本発明はシ
ー−トモナス属に属し、制癌作用物質YM−3229G
を産生することを特徴とする新規微生物に関する。
ー−トモナス属に属し、制癌作用物質YM−3229G
を産生することを特徴とする新規微生物に関する。
本発明者らは、薬理作用物質生産菌の検策中に、札幌市
丸山公園内の土壌から常法によって分離した細菌が、そ
の菌学的性質から判断してシー−トモナス属に属する新
菌種であることをつきとめ、その知見に基づ℃・て本発
明を達成した。
丸山公園内の土壌から常法によって分離した細菌が、そ
の菌学的性質から判断してシー−トモナス属に属する新
菌種であることをつきとめ、その知見に基づ℃・て本発
明を達成した。
本発明に係る新規微生物は、優れた制癌作用を有する新
規な中性多糖類YM−3229Gを産生ずるので、産業
上極めて有用である。
規な中性多糖類YM−3229Gを産生ずるので、産業
上極めて有用である。
本菌株の菌学的性質は以下のとおりである。
■ 形態学的性質
肉汁寒天培地上で培養した細胞は、06〜0.8 X
1.5〜30μmの大きさをもつ桿菌であり。
1.5〜30μmの大きさをもつ桿菌であり。
極子を有し運動性がある。胞子を形成せず。
ダラム染色性は陰性である。細胞の多形性及び抗酸性は
ない。
ない。
■ 各種培地における生育状態
(1)肉汁寒天培地(28c、2〜6日)菌体は淡黄色
を呈し、増殖はよい。
を呈し、増殖はよい。
(2) 肉汁プロス (21,2〜6日)表面に薄膜
を形成する。培地は全体に濁る。
を形成する。培地は全体に濁る。
(3) リドマスミルク (28c、2〜6日)中
性〜アルカリ性のまま液化される。
性〜アルカリ性のまま液化される。
(4) 肉汁ゼラチン穿刺培養
液化される。
■ 生理学的性質
(1) デンプンの加水分解 陰性(2) ゼラ
チンの液化 陽性(3) カゼインの加水分
解 陰性(4) カタラーゼ反応 陰性
(5) インドールの生成 陰性(6)硫化水
素の生成 陰性 (7) ウレアーゼ反応 陰性rB) 硝
酸塩の還元 陽性(9) クエン酸の利用
(シモンズ培地)陽性α0)卵黄反応
陰性 at+ オキシダーゼ 陽性Q2 VP
テスト 陰性(13) MRテスト
陽性04 栄養要求性 なし
0つ 嫌気性条件下での生育 生育せず(16)無機窒
素源の利用 77−E−j’−1−m岬1刷硝酸塩(
利用しない) θη 色素の生成 なし OQ ポリ−β−ハイドロキシブチレートの体内蓄
積 陰性θ0 脱窒反応 陰性 (20)O−Fテスト O型D−クルコース
、スターチ、グリセリンを各々唯一の炭素源として生育
するが。
チンの液化 陽性(3) カゼインの加水分
解 陰性(4) カタラーゼ反応 陰性
(5) インドールの生成 陰性(6)硫化水
素の生成 陰性 (7) ウレアーゼ反応 陰性rB) 硝
酸塩の還元 陽性(9) クエン酸の利用
(シモンズ培地)陽性α0)卵黄反応
陰性 at+ オキシダーゼ 陽性Q2 VP
テスト 陰性(13) MRテスト
陽性04 栄養要求性 なし
0つ 嫌気性条件下での生育 生育せず(16)無機窒
素源の利用 77−E−j’−1−m岬1刷硝酸塩(
利用しない) θη 色素の生成 なし OQ ポリ−β−ハイドロキシブチレートの体内蓄
積 陰性θ0 脱窒反応 陰性 (20)O−Fテスト O型D−クルコース
、スターチ、グリセリンを各々唯一の炭素源として生育
するが。
L−アラビノース、D−キシロース、D−フラクトース
、シュークロース、イノシトール、L−ラムノース、ラ
フィノース、D−マンニトール、D−ガラクトース、マ
ルトース、トレハロース、ラクトース、D−ソルビトー
ル、サクシン、エスクリンのいずれも生育に利用できな
い。
、シュークロース、イノシトール、L−ラムノース、ラ
フィノース、D−マンニトール、D−ガラクトース、マ
ルトース、トレハロース、ラクトース、D−ソルビトー
ル、サクシン、エスクリンのいずれも生育に利用できな
い。
以上の菌学的性質についてパージエイズ マニーアル
オブ デターミネイティブ バクテリオロジイ(Ber
gey’s Mannual of Determi
nativeBacteriology )第8版(1
974年)Kより検策すると。
オブ デターミネイティブ バクテリオロジイ(Ber
gey’s Mannual of Determi
nativeBacteriology )第8版(1
974年)Kより検策すると。
本菌株はダラム陰性の桿菌で、胞子を形成せず。
種型性鞭毛な有し、絶対好気性であるところからシー−
トモナス(Pseudomonas )属に属すると同
定される。さらに、ポリ−β−ハイドロキシブチレート
の菌体内蓄積が認められず、ポリ−β−ハイドロキシブ
チレートを炭素源として利用できなし・ことから2本菌
株はシー−トモナス属のセクション(5ection
) Iに属すると考えられる。セクションIK包括され
る菌種のうち、蛍光性色素を生成せず、脱窒反応が陰性
であるものとしては、シー−トモナス アルカリゲネス
(Pseudomonas alcaligenes
)が挙げられる。
トモナス(Pseudomonas )属に属すると同
定される。さらに、ポリ−β−ハイドロキシブチレート
の菌体内蓄積が認められず、ポリ−β−ハイドロキシブ
チレートを炭素源として利用できなし・ことから2本菌
株はシー−トモナス属のセクション(5ection
) Iに属すると考えられる。セクションIK包括され
る菌種のうち、蛍光性色素を生成せず、脱窒反応が陰性
であるものとしては、シー−トモナス アルカリゲネス
(Pseudomonas alcaligenes
)が挙げられる。
しかしながら2本菌株はシー−トモナス アルカリゲネ
スの菌学的性質と比較して、以下−の性質においてシー
−トモナス アルカリゲネスと異なっている。
スの菌学的性質と比較して、以下−の性質においてシー
−トモナス アルカリゲネスと異なっている。
1)本菌株はデンプンを含む培地で粘液性の物質を生産
する。
する。
2)本菌株は15〜37Cを生育温度範囲とし。
41Uでは生育しないのに対し、シー−トモナス アル
カリゲネスは4]1においても生育する。
カリゲネスは4]1においても生育する。
以上の結果より9本菌株はシー−トモナス属に属するい
ずれの標準種の菌とも峻別でき5本5− 発明者らは本菌株をシー−トモナス属に属する新菌種の
ものであると判定し2本菌株をシー−トモナス エスピ
ー YM−3229G (Pseudomonassp
、 YM−3229G )と命名ルだ。
ずれの標準種の菌とも峻別でき5本5− 発明者らは本菌株をシー−トモナス属に属する新菌種の
ものであると判定し2本菌株をシー−トモナス エスピ
ー YM−3229G (Pseudomonassp
、 YM−3229G )と命名ルだ。
本菌株は通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所に
微工研菌寄第6167号として寄託されている。
微工研菌寄第6167号として寄託されている。
本発明に係る微生物は、上記菌学的性質における特徴の
他、優れた制癌作用を有する中性多糖類YM −322
9Gを生産する点でも特徴づけられる。
他、優れた制癌作用を有する中性多糖類YM −322
9Gを生産する点でも特徴づけられる。
微生物の諸性質は常に一定したものでなく自然的1人工
的に変化することは周知のとおりである。従って2本発
明に係る微生物は上記シュードモナス エスピー YM
−3229G株のみに限定されるものではなく、該YM
3229 G株と同一の菌種シー−トモナス エスピ
ーに属する全ての菌株、あるいはシュードモナス属に属
し制癌作用物質YM −3229Gを産生ずる全ての菌
株を包含するものである。かかる菌株の具体例としては
1例えば上記YM−3229G株に、X線、γ線、紫外
線等の照射、化学変異剤処理、ファージ接触、形質転換
、形質導入、接合による遺伝子組換え、細胞融合による
遺伝子組換え、プラスミドによる遺伝子導入などの変異
処理を施すことにより、制癌作用物質YM −3229
Gの生産能を高めた人工的変異株ある℃・はYM −3
229G株の培養中などにおいて自然発生した突然変異
株が挙げられる。
的に変化することは周知のとおりである。従って2本発
明に係る微生物は上記シュードモナス エスピー YM
−3229G株のみに限定されるものではなく、該YM
3229 G株と同一の菌種シー−トモナス エスピ
ーに属する全ての菌株、あるいはシュードモナス属に属
し制癌作用物質YM −3229Gを産生ずる全ての菌
株を包含するものである。かかる菌株の具体例としては
1例えば上記YM−3229G株に、X線、γ線、紫外
線等の照射、化学変異剤処理、ファージ接触、形質転換
、形質導入、接合による遺伝子組換え、細胞融合による
遺伝子組換え、プラスミドによる遺伝子導入などの変異
処理を施すことにより、制癌作用物質YM −3229
Gの生産能を高めた人工的変異株ある℃・はYM −3
229G株の培養中などにおいて自然発生した突然変異
株が挙げられる。
本発明の新菌種に属する微生物は天然の土壌より分離し
て取得したものであるが、前記微生物工業技術研究所に
寄託した菌株の凍結乾燥品を復元することによって容易
に取得することができる。
て取得したものであるが、前記微生物工業技術研究所に
寄託した菌株の凍結乾燥品を復元することによって容易
に取得することができる。
本発明に係る微生物の培養は、その微生物が利用する栄
養源を含有する培地を用し・て行なわれる。培地は合成
、半合成、又は天然の、固体又は液体培地の℃・ずれを
用いてもよいが9通常天然の栄養源を含む液体培地が好
適である。培地に添加する栄養源としては、炭素源とし
てD−クルコース、スターチ、あるいはグリセリンが、
窒素源としては肉エキス、ペプトン、グルテンミール、
カゼイン加水分解物7綿実粕、大豆粉、落下生粉、魚粉
、コーンスチーブリカー。
養源を含有する培地を用し・て行なわれる。培地は合成
、半合成、又は天然の、固体又は液体培地の℃・ずれを
用いてもよいが9通常天然の栄養源を含む液体培地が好
適である。培地に添加する栄養源としては、炭素源とし
てD−クルコース、スターチ、あるいはグリセリンが、
窒素源としては肉エキス、ペプトン、グルテンミール、
カゼイン加水分解物7綿実粕、大豆粉、落下生粉、魚粉
、コーンスチーブリカー。
乾燥酵母、酵母エキス、各種アミノ酸(例えばグルタミ
ン酸、アラニノ、リジン等)、アンモニウム塩(例えば
硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等)、尿素などの
有機、無機の窒素源が用いられる。
ン酸、アラニノ、リジン等)、アンモニウム塩(例えば
硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等)、尿素などの
有機、無機の窒素源が用いられる。
また、培地には必然に応じナトリウム、カリウム、マグ
ネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄などの金属の硫酸塩、
硝酸塩、硝酸塩、塩化物。
ネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄などの金属の硫酸塩、
硝酸塩、硝酸塩、塩化物。
炭酸塩、リン酸塩などを添加することができる。
培養は好気的条件下に行なうのがよく、静置。
振盪1通気攪拌培養のいずれも可能であるが。
振盪あるいは通気攪拌培養が有利である。培養温度はお
よそ18〜35tZ’の範囲内が好ましく。
よそ18〜35tZ’の範囲内が好ましく。
殊に約27〜28′Cが有利である。また、培地のpH
は約55〜85.殊に約6〜8の中性付近に保持するの
が好適である。培養期間は培地の組成、温度等の培養条
件によって異なるが1通常約2日〜10日程度がよい。
は約55〜85.殊に約6〜8の中性付近に保持するの
が好適である。培養期間は培地の組成、温度等の培養条
件によって異なるが1通常約2日〜10日程度がよい。
培養物に蓄積された制癌作用物質YM −3229Gを
単離・精製するには1通常用いられる単離精製手段を適
用すればよい。制癌作用物質YM−3229Gは主に培
養液中に蓄積されるので、遠心分離又はf過等により菌
体を除去した後、除菌液より単離精製される。
単離・精製するには1通常用いられる単離精製手段を適
用すればよい。制癌作用物質YM−3229Gは主に培
養液中に蓄積されるので、遠心分離又はf過等により菌
体を除去した後、除菌液より単離精製される。
単離、精製は適当な溶剤に対する溶解性及び溶解度の差
、溶液からの析出性及び析出速度の差1種々の吸着剤に
対する吸着親和性の差、2種の液相間如おける分配の差
などを利用する方法を適用して行なうのが好ましい。こ
れらの方法は必要に応じて単独に用いられ、あろ℃・は
任意の順序に組合せ、また反覆して適用できる。
、溶液からの析出性及び析出速度の差1種々の吸着剤に
対する吸着親和性の差、2種の液相間如おける分配の差
などを利用する方法を適用して行なうのが好ましい。こ
れらの方法は必要に応じて単独に用いられ、あろ℃・は
任意の順序に組合せ、また反覆して適用できる。
かくして得られた制癌作用物質YM −3229Gの理
化学的性質は以下のとおりである。
化学的性質は以下のとおりである。
形状 白色粉末
赤外線吸収スペクトル
第1図に赤外線吸収スペクトルデータを示す。
ν 鑞 ; 3420,2900,1720,16
10,1410゜1240.1060.570 呈色反応 オルジノ塩化第二鉄塩酸反応 陽性 アノスロノ反応 陽性 フォリンローリ−反応 陰性 エルソンモルガノ反応陰’6 溶剤に対する溶解性 水に溶けるが、メタノール、エタノール。
10,1410゜1240.1060.570 呈色反応 オルジノ塩化第二鉄塩酸反応 陽性 アノスロノ反応 陽性 フォリンローリ−反応 陰性 エルソンモルガノ反応陰’6 溶剤に対する溶解性 水に溶けるが、メタノール、エタノール。
ブタノール、アセトン、クロロホルム、ベンゼン、酢酸
エチル、酢酸ブチルなどの有機溶媒(では全く溶げな(
・。
エチル、酢酸ブチルなどの有機溶媒(では全く溶げな(
・。
イオン交換樹脂に対する吸着性
強塩基性及び強酸性のイオン交換樹脂
[Dowex lxl (OH型) + Dowex
50W (H型)〕 のし・ずれにも吸着されない。
50W (H型)〕 のし・ずれにも吸着されない。
薄層クロマトグラフィー(シリカゲル60. F254
)tert−ブタノール−水(7:3)、n−ブタノー
ル−酢酸−水(4:1:2)、n−ブタノール−メタノ
ール−水(4:1:2)、 n−プロパノ−ルー水酸化
アンモニウム−水(40:60:5)のいずれの溶媒系
においても、硫酸発色、トルイジンブルーによる染色で
原点であった。
)tert−ブタノール−水(7:3)、n−ブタノー
ル−酢酸−水(4:1:2)、n−ブタノール−メタノ
ール−水(4:1:2)、 n−プロパノ−ルー水酸化
アンモニウム−水(40:60:5)のいずれの溶媒系
においても、硫酸発色、トルイジンブルーによる染色で
原点であった。
セルローズアセテート膜による電気泳動1M酢酸−ピリ
ジン(pH3,5) ; 0.SrnM偽(総電流量7
mA)20分の泳動で移動は認められなかった。
ジン(pH3,5) ; 0.SrnM偽(総電流量7
mA)20分の泳動で移動は認められなかった。
物性中性多糖類
以上のデータから、詳細な構造は不明ながら本有効物質
YM −3229Gは中性多糖類であると同定される。
YM −3229Gは中性多糖類であると同定される。
周知のとおり、薬理作用を有する多糖類の検策にお℃・
ては、粗製物〔例えば本発明にお℃・ては除菌液、ある
℃・はその除菌液より直ちに有機溶媒又は含水有機溶媒
を加えて沈澱させ、その沈澱物を乾燥して得られる白色
粉末(粗製YM−3229Gという)〕でも強力な薬理
作用を示す反面、精製を繰り返しても薬理作用との相関
において精製度の定まらな℃・場合が多い。従って、以
下に定量的データを示すものの。
ては、粗製物〔例えば本発明にお℃・ては除菌液、ある
℃・はその除菌液より直ちに有機溶媒又は含水有機溶媒
を加えて沈澱させ、その沈澱物を乾燥して得られる白色
粉末(粗製YM−3229Gという)〕でも強力な薬理
作用を示す反面、精製を繰り返しても薬理作用との相関
において精製度の定まらな℃・場合が多い。従って、以
下に定量的データを示すものの。
その定量的データにより同定されたもののみが。
薬理作用を有する物質であるとは限らな℃・。本発明の
制癌作用物質YM −3229Gは以下の定量的データ
によって同定された物のみに限定されるものではなく、
上記の理化学的性質と薬理作用との相関において、同一
の性質を示す全ての中性多糖類を包含するものである。
制癌作用物質YM −3229Gは以下の定量的データ
によって同定された物のみに限定されるものではなく、
上記の理化学的性質と薬理作用との相関において、同一
の性質を示す全ての中性多糖類を包含するものである。
融点 明瞭な融点2分解点を示さないが。
145Cからやや褐変し、180〜190Cで褐変する
。
。
元素分析値
C=38.55 H=5.95 N=0.63
本発明徴生物より生産されるYM −3229Gは優れ
た制癌作用を示す。その薬理効果を以下に示す。
本発明徴生物より生産されるYM −3229Gは優れ
た制癌作用を示す。その薬理効果を以下に示す。
1群10匹のICR/CRT 5週の雌性マウスにザル
コーマ’ (Sarcoma ) 1803 X 10
’個の細胞をマウス皮下に接種して腫瘍を作る。このマ
ウスK YM −3229G (1mg/kg、 5m
g/kg、 10mg/kg)を腹腔内より1日1回1
0日間連投し、7日、15日、21日、28日目におけ
る腫瘍の大きさを測定し、対照との比較においてYM
−3229Gの腫瘍に対する抑制率を求めた。
コーマ’ (Sarcoma ) 1803 X 10
’個の細胞をマウス皮下に接種して腫瘍を作る。このマ
ウスK YM −3229G (1mg/kg、 5m
g/kg、 10mg/kg)を腹腔内より1日1回1
0日間連投し、7日、15日、21日、28日目におけ
る腫瘍の大きさを測定し、対照との比較においてYM
−3229Gの腫瘍に対する抑制率を求めた。
試験結果を第1表に示す。
第1表
以下に実施例を掲記し1本発明を更に詳細に説明する。
なお、制癌作用物質の力価の測定は以下の方法によった
。
。
〔5′−ヌクレオチダーゼ活性阻止物質の検定法〕基質
溶液; 5.5mMの塩化マグネシウムを含む55mM
のトリス塩酸緩衝液(p)18.5) )に1.1mM
のアデノシンモノホスフェートナトリウム塩と10mM
の酒石酸 ナトリウム、カリウム塩を溶解したも のを用いる。
溶液; 5.5mMの塩化マグネシウムを含む55mM
のトリス塩酸緩衝液(p)18.5) )に1.1mM
のアデノシンモノホスフェートナトリウム塩と10mM
の酒石酸 ナトリウム、カリウム塩を溶解したも のを用いる。
酵素液;ラット肝臓形質膜5′−ヌクレオチダーゼ
測 定;基質溶液0.9 mZと酵素液601J−e
3及びYM −3229Gの培養液(又はYM−322
9G)水溶液)40uを加え温 浴中30Cで30分間反応させる。
3及びYM −3229Gの培養液(又はYM−322
9G)水溶液)40uを加え温 浴中30Cで30分間反応させる。
反応終了後1 mlの10%トリクロ
ロ酢酸を加えて夾雑するタンパク
質を沈澱させ、遠心分離する。上
澄1 mlをとり1%トリトン501Le蒸留水3.5
ml及び2.5%(、、A)モリブデン酸アンモニウ
ムを含む5規 定の硫酸水溶液0.5 mlを加え、20分後660
nmの吸光度を用いて測定する。
ml及び2.5%(、、A)モリブデン酸アンモニウ
ムを含む5規 定の硫酸水溶液0.5 mlを加え、20分後660
nmの吸光度を用いて測定する。
実施例
〔シー−トモナス エスピー YM−3229Gの分離
〕札幌市丸山公園内で採取された土壌サンプルを一夜風
乾し、適当な濃度になるまで滅菌生食液で希釈した後1
分離用培地にサンプルを混釈しシャーレに流す。なお分
離用培地の組成は酵母エキス0.1%、肉エキス01%
、N−ZアミンタイプA O,2%、グルコース1.0
%、タウリン05%、寒天1.5%でありpHは7,0
である。28Cで5日間培養した後、ベネット寒天斜面
培地に釣菌し、さらに同温度で7日間培養したものを原
菌株(YM −3229G株)とした。
〕札幌市丸山公園内で採取された土壌サンプルを一夜風
乾し、適当な濃度になるまで滅菌生食液で希釈した後1
分離用培地にサンプルを混釈しシャーレに流す。なお分
離用培地の組成は酵母エキス0.1%、肉エキス01%
、N−ZアミンタイプA O,2%、グルコース1.0
%、タウリン05%、寒天1.5%でありpHは7,0
である。28Cで5日間培養した後、ベネット寒天斜面
培地に釣菌し、さらに同温度で7日間培養したものを原
菌株(YM −3229G株)とした。
〔制癌作用物質YM−322’lGの採取〕(1)
グルコース2.5%、大豆粉1.5%、綿実粕0.5%
、肉エキス1%、炭酸カルシウム0.3%、塩化ナトリ
ウム0.2%を含むpH7,0の液体培地3Lを用意し
、培地を500 mlの三角フラスコにそれぞれ100
m1ずつ分注し、120Cで20分間滅菌する。
グルコース2.5%、大豆粉1.5%、綿実粕0.5%
、肉エキス1%、炭酸カルシウム0.3%、塩化ナトリ
ウム0.2%を含むpH7,0の液体培地3Lを用意し
、培地を500 mlの三角フラスコにそれぞれ100
m1ずつ分注し、120Cで20分間滅菌する。
滅菌終了後、了じめ調製したシー−トモナスエスピー
YM −3229G株の前培養菌液をそれぞれのフラス
コに2mZずつ接種し、27Cで4日間振盪培養する。
YM −3229G株の前培養菌液をそれぞれのフラス
コに2mZずつ接種し、27Cで4日間振盪培養する。
培養終了後、それぞれのフラスコ中の培養液を集め、
5000回転、 10分間遠心分離し、遠心上清を集
めると258乙の培養液が得られる。
5000回転、 10分間遠心分離し、遠心上清を集
めると258乙の培養液が得られる。
この培養液には、前記検定法によって測定したところ5
′−ヌクレオチダーゼ活性を50%阻止する濃度を1単
位とすると、5′−ヌクレオチダーゼ活性阻止物質が全
体量として490,000単位含有する。
′−ヌクレオチダーゼ活性を50%阻止する濃度を1単
位とすると、5′−ヌクレオチダーゼ活性阻止物質が全
体量として490,000単位含有する。
培養液をT))17.8に調整し、43Cで1.22
Zまで濃縮すると5′−ヌクレオチダーゼ活性阻止物質
が全体量として330,000単位となった。濃縮液に
50%トリクロロ酢酸を最終濃度5%となるように加え
攪拌した後、放置すると沈澱が生ずる。沈澱を1200
0回転15分間遠心分離して除去する。遠心上清を集め
(総量1.01 t ) 、 これにエタノールを最
終濃度80%となるように加える。生成する沈澱を50
00回転10分間遠心分離して回収し、さらに80%エ
タノール水溶液で洗浄した後乾燥すると黄色の粗粉末2
27.3gが得られる。
Zまで濃縮すると5′−ヌクレオチダーゼ活性阻止物質
が全体量として330,000単位となった。濃縮液に
50%トリクロロ酢酸を最終濃度5%となるように加え
攪拌した後、放置すると沈澱が生ずる。沈澱を1200
0回転15分間遠心分離して除去する。遠心上清を集め
(総量1.01 t ) 、 これにエタノールを最
終濃度80%となるように加える。生成する沈澱を50
00回転10分間遠心分離して回収し、さらに80%エ
タノール水溶液で洗浄した後乾燥すると黄色の粗粉末2
27.3gが得られる。
粗粉末114.7 g (220,000単位)をとり
、 1165+nZの蒸留水に溶解し、 Dowex
I X2 (■型)(ダウ ケミカルズ社製)の強塩
基性の樹脂を用い蒸留水で展開し、1フラクション10
m1ずつ分画すると。
、 1165+nZの蒸留水に溶解し、 Dowex
I X2 (■型)(ダウ ケミカルズ社製)の強塩
基性の樹脂を用い蒸留水で展開し、1フラクション10
m1ずつ分画すると。
フラクション/1616〜108のものに活性が認めら
れた。活性画分を集め、凍結乾燥すると3.317gの
淡黄色の粗粉末が得られる。この粗粉末1mgの力価は
38単位であり、全体量として126,050単位であ
った。収率は57%。
れた。活性画分を集め、凍結乾燥すると3.317gの
淡黄色の粗粉末が得られる。この粗粉末1mgの力価は
38単位であり、全体量として126,050単位であ
った。収率は57%。
(2) この粗粉末60mgを20 mlの蒸留水に
分散させ、 40,000回転30分間遠心分離して沈
澱物を除去し、遠心上清を高速液体クロマトグラフィー
(TOYOPEARL HW50 sφX50Cm、東
洋ソーダー社製)に付し、蒸留水で展開して精製し、減
圧濃縮する。
分散させ、 40,000回転30分間遠心分離して沈
澱物を除去し、遠心上清を高速液体クロマトグラフィー
(TOYOPEARL HW50 sφX50Cm、東
洋ソーダー社製)に付し、蒸留水で展開して精製し、減
圧濃縮する。
濃縮物を更に同じ操作に付して精製を繰り返して行ない
、溶出時間20分から32分までをフラクション2 +
32分から40分までをフラクション3,40分から
56分までをフラクション4として分取し。
、溶出時間20分から32分までをフラクション2 +
32分から40分までをフラクション3,40分から
56分までをフラクション4として分取し。
それぞれ濃縮した後凍結乾燥まると白色の粉末が得られ
る〔フラクション2がらは11.7 mg (3o単位
/+ng)、フラクション3からは10 mg (33
単位/mg)。
る〔フラクション2がらは11.7 mg (3o単位
/+ng)、フラクション3からは10 mg (33
単位/mg)。
フラクション4がらは6rl1g(25単位/mg)〕
。
。
得られた白色粉末100 mgを、さらに高速液体り0
’?トゲラフ イー (TOYOPEARL 5000
pw、東洋ソーダー社製)に付し、01Mリン酸緩衝液
(pH7,0)で分画する。得られる活性画分を集め濃
縮した後。
’?トゲラフ イー (TOYOPEARL 5000
pw、東洋ソーダー社製)に付し、01Mリン酸緩衝液
(pH7,0)で分画する。得られる活性画分を集め濃
縮した後。
セロファンテー−ブで3日間蒸留水で脱塩透析し。
凍結乾燥して白色粉末の有効物質YM −3229Gが
15mg(57単位/mg)得られた。
15mg(57単位/mg)得られた。
第1図はYM −3229Gの赤外線吸収スペクトルを
示す。 代理人 佐々木 晃 −
示す。 代理人 佐々木 晃 −
Claims (1)
- シー−トモナス属に属し、制癌作用物質YM−3229
Gを産生することを特徴とする新規微生物
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56205518A JPS58107173A (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | 新規微生物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56205518A JPS58107173A (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | 新規微生物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58107173A true JPS58107173A (ja) | 1983-06-25 |
Family
ID=16508196
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56205518A Pending JPS58107173A (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | 新規微生物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58107173A (ja) |
-
1981
- 1981-12-19 JP JP56205518A patent/JPS58107173A/ja active Pending
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