JPS61101501A - 制癌作用を有する多糖及びその製法 - Google Patents

制癌作用を有する多糖及びその製法

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JPS61101501A
JPS61101501A JP22458584A JP22458584A JPS61101501A JP S61101501 A JPS61101501 A JP S61101501A JP 22458584 A JP22458584 A JP 22458584A JP 22458584 A JP22458584 A JP 22458584A JP S61101501 A JPS61101501 A JP S61101501A
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JP
Japan
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polysaccharide
culture
glc
formula
medium
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JP22458584A
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Hiroshi Ogawara
小河原 宏
Shunichi Watanabe
俊一 渡辺
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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Yamanouchi Pharmaceutical Co Ltd
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野コ 本発明は、制癌作用を有する新規多糖YM〜3229G
−A及びぞの製法に関する。
[発明の背景コ 従来1発熱などの副作用や毒性の少ない制癌性多糖物質
として、担子菌子実体あるいは培養菌体より得られるク
レスチンやレンチナンなど多数知られているが、細菌類
が生産するものは少なし・0 本発明者らは、先に天然の土壌より分離されたシュード
モナス属に属する新種の細菌が。
5′−ヌクレオチダーゼ阻止活性を示し、制癌作用を有
する中性の多糖類YM−3229Gを産生ずることをつ
きとめ、該YM−3229G及びその製法につき特許出
願した(特開昭58−107186号)。
[発明の概要] 本発明者らはさらにこのYM−3229Gにつ(・て精
製を繰返し、ある℃・は他の精製手段を適用して、その
物性及び多糖の構造を追及した結果。
新たに得もチした精製品がその物性においてYM−32
29Gと異なること、従ってYM−3229Gは精製品
YM−3229G−Aを含む粗製物であることをつきと
め、さらに精製品YM  3229G Aの構造を解析
し、これが従来文献に記載をみな(・新規物であること
を知見し、この知見に基づ(・て本発明を完成した。
従って2本発明はYM  3229G−A、  すなわ
ち繰返し単位が。
=4 )−D−Glc−(1−4)−D−Glc−(1
=4 )−D−Glc−(1→4 )−D−Glc (
1→(式中、  Glcはグルコース残基を、 Man
はマンノース残基を意味し、数字は結合位置を表わす) である多糖と、その製法である。
(微生物) 本発明において利用される微生物は、シ−ドモナス属に
属し、制癌作用物質YM−3229G−Aの生産能をも
って特徴づけられる。このような微生物としては例えば
ンユードモナス エスピーYM−3229G (Pse
udomonas sp、 YM−3229G )なら
びにこのものの変異株がある。前者は通商産業省工業技
術院微生物工業技術研究所に微工研菌寄第6167号と
して寄託されており、その菌学的性質に関しては既に本
発明者らによって明らかにされて(・る(特開昭58−
107186号及び同58−107173号)。
(製法) 本発明の制癌作用物質である多糖YM−3,229G−
Aの製造は2例えばシュードモナスエスピーYM−32
29Gを培地で培養し、培養物より菌体を除去し、水、
トリクロロ酢酸やエタノール等の溶剤に対する溶解性の
差、  Dowex 1 (OH”’)やDEAE−セ
ルロース−52すどの陰11mイオン交換樹脂に対する
親和性の差、脱塩透析の精製手段を適宜組合せあるし・
は反覆適用し、凍結乾燥を単離積取手段とすることによ
って行なわれろ。この場合シー−トモナス エスピー 
Y M −3229Gを培地で培養する手段はYM−3
229Gを「2 製造する麿めの培養手段と同様である。本発明多糖YM
  3229G Aの製法は、このシュードモナスエス
ピーYM−3229Gを生産菌とする方法においてはY
 M −3229Gの製法とその精製手段を適用する度
合ある(・は適用する具体的な精製手段やその組合上の
相違によって峻別される。
しかし、YM−3,22’9C;−Aは後記する如(2
YM−3229Gとその物性にお−・て異なり、 Yy
L−3229Gと収別することが可能である。
従って2本発明のYM−3229G−Aの製法は。
シー−トモナス属に属し、 YM−3229G−A生産
能を有する微生物を培地で培養し、培養物よりYM−3
229G−Aを採取する点において、特開・昭58−1
07186号に記載されたYM−3229Gの製造の発
明と峻別でき、特定することができる。
培養は、特開昭58−1071.86号と同様、その微
生物が利用する栄養源を含有する培地を用い↓ て行なわれる。培地は合成、半合成は天然の。
固体又は液体培地のいずれを用いてもよいが。
通常天然の栄養源を含んだ液体培地を使用するのが好ま
しい。培地に添加する栄養源としては。
炭素源としてはD−グルコース、スターチあるいはグリ
セリンが、窒素圀としては肉エキス。
ペプトン、グルテンミール、カゼイン加水分解物、綿実
粕、大豆粉、落下生粉、魚粉、コーンスチープリカー、
乾燥酵母、酵母エキス、各独アミノ酸(例えばグルタミ
ン酸、アラニア、リジン等)、アンモニウム塩(例えば
硝酸アンモニウム、硫酸アンモニウム等)や尿素などの
有機。
無機の窒素源が用℃・られる。
また、培地には必要に応じナトリウム、カリウム、マグ
ネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄などの金属の硫酸塩、
硝酸塩、塩化物、炭酸塩。
リン酸塩などを添加することができる。
培養は好気的条件下に行なうのが良(、静置。
振曇1通気攪拌培養いずれでも可能であるが。
振但ある(・は通気攪拌培養が有利である。培養温度は
およそ18〜35℃の範囲内が好ましく。
殊に約27〜28℃が有利である。また、培地のpHは
約5.5〜8.5.殊に6〜8の中性付近に保持するの
が好適である。培養期間は培地の組成。
温度等の培養条件によって異なるが2通常約2日〜10
日程度がよい。
培養物よりYM−3229G−Aを単離・精製・採取す
るには9例えば培養物としてシュードモナス エスピー
 YM−3229Gを菌株とする場合には、具体的には
培養物より菌体を分離除去し。
菌体除去液にトリクロロ酢酸を加えて生成する沈殿を除
去し、脱塩透析し9次(・でエタノールを加えて、生成
する沈殿を分離回収する。
粗粉末を水に溶解し、再度トリクロロ酢酸を加えて生成
する沈殿を分離除去し、脱塩透析後。
陰イオン交換樹脂[Dowex 1 (OH−) 、ダ
ウケミカルズ社製コを加え、上清をとり、一旦凍結乾燥
する。
次いで凍乾品を緩衝液に溶解し、陰イオン交換樹脂ジエ
チルアミノエチルセルロース(DEAEセルロース−5
2ワットマン社製)を加え、上清をとり、脱塩透析後凍
結乾燥することによってYM−3229G−Aを製造す
ることができる。
すなわち、培養物の菌体除去液を、溶剤に対する溶解性
の差、透析性、イオン交換樹脂に対する吸着親和性の差
(電気的性質)を利用する精製手段を適宜組合せ、ある
いは反覆適用して精製し、単離する方法である。
しかし、  YM−3229G−Aの精製法はこれらの
精製手段、その組合せ1反覆にのみ限定されるものでは
なく 、  YM−3229G−Aを特定するに足る物
性を示すまで精製する方法であれば本発明の精製法に含
まれる。
差、上記以外の種々の吸着剤に対する吸着親和性の差、
2種の液相間における分配の差を利用する方法などが知
られており1本発明方法にはこれらの精製手段を適用す
ることもできる。
ス 、なお、精製の一指標として5′−慶りレオチダーゼ阻
止活性を測定する手段を用いることかできる。
(多糖) このようにして得られたYM−3229G−Aは以下の
物理化学的性質を示す。
(1)  分子の均一性 YM−3229G−Aはガラ11紙(GF/A。
20.3 X 25.4 cm” 、  ワットマン社
製)を担体として。
0.1Mホウ酸緩衝液(pH9,3)を用い、  70
0Vで70分間電気泳動後、p−アニシジン−硫酸で発
色し、あるいはF紙より試料を水で抽出し、5′−ヌク
レオチダーゼ阻止活性を測定した結果、いずれの場合も
単一のスポットが得られた。
(2)分子量 YM−3229G−Aはセファローズ4 B (Sep
ha−ス rose 4 B ;ファルWシアファインケミカルズ
社製)ヲ担体として0.01Mトリス−塩酸緩衝液(p
H,7,0)で展開し、ゲル濾過を行なうと単一ピーク
をを与え2分子量は100万以上と推定される。
(3)外観 白色粉末 (4)融点 明確な融点は示さないが、300°C以上である。
(5)元素分析値 C(%)40.17   H(%)620(Q 赤外部
吸収 YM−3229G−Aの赤外線吸収スペクトル(臭化カ
リウム錠剤法)を第1図に示す。
(力 紫外部吸収 紫外線吸収スペクトルによれば末端吸収で特性吸収は認
められなし・。
(8)溶剤に対する1容解性 水及びジメチルスルホキンドに!容解するが。
メタノール、エタノール、ブタノール、アセトン、クロ
ロホルム、ペンゼ/、酢酸エチル。
酢酸ブチルなどの通常の有機溶媒には@汁ない。
(9)呈色反応 フェノール−硫酸反応   陽性 アンス0フ反応      陽性 フェーリ/グチスト    陰性 エルンンモルガン反応陰性 ニンヒドリン反応     陰性 (10)  イオン交換樹脂に対する吸着性Dowex
 1 (OH−) 、 Amberli@te I R
120(H”)の陰、陽イオン交換樹脂のし・ずれにも
吸着されない。
上記の結果より本物質は中性多糖であると推定される。
01)旋光度 [αコ、89−140°(C=0.50.  O,t 
N水酸化ナトリウム)■ 加水分解性 YM−3229G−A It 2N−硫酸とともに沸騰
水浴中で加水分解する。Somogyi −Ne 1s
on法による加水分解物に含まれる還元糖の定量洗より
−。
Y M−3゜29ソ■完全KJ]水分解門へ5、ると推
定される。
03)構成糖、構成比、構造 YM−3229G−Aの2N−硫酸による加水分解物を
、シリカゲル60 (5X 20cm’ 、メルク社製
)を担体とする薄層クロマトグラフィー及びセルロース
(アビセルSF、フナコシ社製)ヲ担体とする薄層クロ
マトグラフィーに、前者をブタノール:酢酸:水(容量
比2:1:1)で。
後者を酢酸エチル:ピリジン:水:酢酸(容量比5:5
°3:1)でそれぞれ展開した。前者は5%メタノール
−硫酸で、後者はジフェニルアミンアニリン試薬で発色
した。
その結果、  Y M −3229G−Aはグルコース
残基、D−マンノース残基によって構成されてし・るも
のと推定された。
この構成糖の確認・と、さらに構成比の測定は、上記完
全加水分解物をトリメチルシIJ )し2°C/m1n
)に付して分析した。
その結果。
D−マンノース     10モル比 Dりグルコース     1.7モル比であった。
次に、構成糖の結合位置などを調べるためにKuhn法
で完全メチル化してメチル化分析を行った。to勘もL
A’I1本1z省・1゜第1表 YM−3229G −
Aのメチル化分析2.3,4.6−チトラーO−メチル
ーD−マンノース   0.99  0.933.4.
6−トリー〇−メチルーD−マンノース      x
、s50.932.3.6−)リーO−メチルーD−グ
ルコース      2,35  3.22.6−ジー
0−メチル−D−グルコース      3.52  
1.0*3%ECN55−MカラムのGC−MS (ガ
スクロマトグラフィー−マススペクトル)において、 
190 Cにオケル1.5−ジー0−アセチル−2,3
,4,6−チトラーO−メチルーグルシトールに対する
相対保持時間以上の結果を総合勘案すると、 YM−3
229G−Aは、D−グルコース残基:D−マンノース
残基の構成比が4:2であり、1→4結合したD−グル
コース残基4モルを主鎖とし2分岐した枝が3←1結合
と2←1結合のマノノース残基2モルによへjr口 って構成されたーーボリマーであると推定され。
以下の繰返し単位をもつものと同定した。
→4 ) −D−Glc −(1−=4 ) −D−G
lc −(1”4 ) −D−Glc −(1−4) 
−D−Glc (1→↑ −Man (式中、 Glc、Manは前記と同じ意味を有し、数
字は前記と同様結合位置を表ハす) なお9本多糖YM−3229G−A &セルラーゼで処
理すると、12時間で(1→4)−β−D−グルコース
結合の24%分解に相当する還元性を示す。また、施光
度が[αG:、−140°であり赤外線吸収スペクトル
において884cm−rに吸収があることから2本多糖
分子内はβ−結合であると考えられる。
本多糖YM−3229G−Aは100万以上の分子量を
もつが、5′−ヌクレオチダーゼ阻止活性及び制癌活性
を低減させることなく2部分分解することが可能である
。従って2本発明多糖YM−3229G−Aには、上記
の繰返し単位をもち分子量が100万以下に低減された
部分分解物も包含される。
この部分分解物を製造するには希硫酸の存在下に加熱す
るなどの方法によって達成できる。部分分解物の精成は
上記YM−3229G−Aに適用する手段がそのまま適
用できる。上記繰返し単位をもつ本発明多糖は、従来の
文献に記載をみない新規物質であると認められる。また
2以上の物理化学的性質や繰返り単位の構造を考察する
とき、 YM−32290はYM−3229G −Aを
含む粗製物であると考えられる。
[効果コ 本発明多糖YM−3229G−Aは5′−ヌクレオチダ
ーゼ阻止活性を有し、優れた制癌作用を示す。
しかも2本発明多@yM−322c+ G−A &!低
s性テある。
以下にその制癌作用に関する生体内試験(1nvivo
 )とその結果を示す。
試、験方法 一群lO匹のICR/CRJ 5週の雌性マウス((ザ
A/:I−マ(Sarcoma)180,3X10’ 
1rIAの細胞をマウス皮下に接種して腫瘍を作る。こ
のマウスにYM−3229’G−A (lffg/kg
、 5mg/kg、 1101Tt/kg)を腹腔内よ
り1日1回10日間連投連設2週目。
3週目における腫瘍の大きさを測定し、対照との比較に
おいてYM−3229G−Aの腫瘍に対する抑制率を求
めた。
従って2本発明の多糖YM−3229G−Aはヒトを含
む温血動物の各種の癌の予防及び治療に有用である。
投与は、癌の原発部位2手術後の癌摘出部位等の局所組
織内投与、皮肉、皮下、筋肉内、静脈内注射1局所への
塗布、噴霧、坐剤、膀胱内注入などの外用的投与法等の
非経口投与1錠剤。
カプセル剤などの経口投与のいずれであってもよい。
投与量は投与法と癌の悪性度、癌の種類、温血動物の種
類や年令、病状や一般状態、癌の進行度等によって一定
したものではないが1例えばヒト(成人)に対し静注で
連設する場合の好ましい一日投与量は約1〜500μg
/kgである。
[実施例] 以下に実施例を掲記し2本発明を更に詳細に説明する。
なお、制癌作用物質の力価の測定は以下の方法によった
[5′−ヌクレオチダーゼ活性阻止物質の検定法]ス 基質溶液; 5.5mMの塩化員グネシウムを含む55
mMのトリス塩酸緩衝液(PH8,5ンに1.1 mM
のアデノシンモノホスツー−トナトリウム塩と10mM
の酒石酸ナト リウム・カリウム塩を溶解したもの を用いる。
酵 素 液;ラット肝臓形質膜5′−ヌクレオチターゼ
測  定;基質溶液0.9 mlと酵素液60μl及び
YM〜3229 Gの培養液(又はYM−3229Gの
水溶液、)40μtを加え温浴中30Cで30分間反応
させる。反応終了後。
l mlの10%トリクロロ酢酸を加えて夾雑するタフ
バク質を沈澱させ、遠 心分離する。上清1 mlをとり1%トリドア50tt
l、蒸留水3.5 rnl及び2.5%(W/V )モ
リブデン酸アンモニウムを含む5規定の硫酸水溶液0.
5 mlを加え。
20分後660nmの吸光度を用いて測定する。
実施例 1 (1) グルコース2.5%、大豆粉1.5%、綿実粕
05%、肉エキス1%、炭酸カルシウム0.3%、塩化
カトリウム0.2%を含むpH7,0の液体培地3tを
用意し、培地を500 mlの三角フラスコにそれぞれ
100 rnlずつ分注し、 120 Cで20分間滅
菌する。
滅菌終了後、了じめ調製したンユードモナスエスビー 
YM−3229G株の前培養菌液をそれぞれのフラスコ
に2mtずつ接種し、27Cで4日間振盪培養する。
培養終了後、それぞれのフラスコ中の培養液を集め、 
 6,000回転、10分間遠心分離し、遠心上清を集
めると1.9tの培養液が得られた(25.3■/m4
)。
この培養液には前記検定法で測定したところ。
5′−ヌクレオチダーゼ活性を50%阻止する濃度を1
単位とすると、5′−ヌクレオチターゼ活性阻止物質が
全体量として48万6千単位含有する。また、これを5
′−ヌクレオチターゼ活性物質収量当りの活性に換算し
て、その特異活性[5pecificactivity
 (units/mg) ]を求めるとlOに相当する
培養液を3(K減圧濃縮し、トリクロロ酢酸を最終濃度
5%となるように加え攪拌した後放置すると沈澱が生成
する。沈澱を12,000回転15分間遠心分離して除
去する。
遠心上清を中和した後セロファンチ、−プで3日間蒸留
水で脱塩透析する。透析内液にエタノールを5倍量加え
、生成する沈澱をs、ooo回転10分間遠心分離して
回収し、85%エタノール水溶液。
エタノールc ioo%)お、よびエーテルで順次洗浄
し、真空乾燥すると黄褐色の粗粉末13.8g (39
万9千単位、特異活性29.収率82%)b′−得られ
た。
この粗粉末5.0g (14万5千単位)をとり、水5
00m1VC溶解し、50%トリクロロ酢酸水溶液10
0 mlを加え、4Cで3時間静置する。生成する沈澱
を12.000回転15分間遠心分離して除去する。遠
心上清を中和した後、セロファンチューブで3日間蒸留
水で脱塩透析する。
次℃・で2この透析内液に陰イオン交換樹脂Dowex
1(OH−)(ダウ社製) 200 mlを加え、3時
間攪拌した後s、ooo回転10分間遠心分離して樹脂
を除去ら6−3 この粗粉末1.1g (@万1千単位)をとり、 0.
01 Mトリス−塩酸緩衝液(pH8,0) 500 
mlに溶解し、同緩衝液で平衡化した陰イオン交換樹脂
DEAEセルロース−52(ワ、トマ/社製) 100
 mlを加え4Cで3時間攪拌する。樹脂を5,000
回転10分間遠心分離して除去し、得られた遠心上清を
セロフ7/チー−ブで3日間蒸留水で脱塩透析した後、
凍結
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明多糖YM−3229G−Aの赤外線吸収
スペクトルである。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繰返し単位が、 ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Glcはグルコース残基を、Manはマンノー
    ス残基を意味し、数字は結合位置を表わす) である多糖
  2. (2)繰返し単位が ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、Glcはグルコース残基を、Manはマンノー
    ス残基を意味し、数字は結合位置を表わす) である多糖生産能を有するシュードモナス属に属する微
    生物を培地に培養し、培養物より前記多糖を採取するこ
    とを特徴とする多糖の製法
  3. (3)培養物より菌体を除去し、溶剤に対する溶解性の
    差、及び陽又は陰イオン交換樹脂に対する親和性の差を
    利用する手段並びに脱塩透析によって精製し、凍結乾燥
    により単離採取する特許請求の範囲第2項記載の製法
JP22458584A 1984-10-24 1984-10-24 制癌作用を有する多糖及びその製法 Pending JPS61101501A (ja)

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