JPS6254701A - グルカン誘導体 - Google Patents

グルカン誘導体

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JPS6254701A
JPS6254701A JP10432386A JP10432386A JPS6254701A JP S6254701 A JPS6254701 A JP S6254701A JP 10432386 A JP10432386 A JP 10432386A JP 10432386 A JP10432386 A JP 10432386A JP S6254701 A JPS6254701 A JP S6254701A
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JP
Japan
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glucan
methanol
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water
product
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Application number
JP10432386A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuzaki
松崎 啓
Iwao Yamamoto
巌 山本
Akira Misaki
三崎 旭
Yoshiaki Sone
曽根 良昭
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ajinomoto Co Inc
Original Assignee
Ajinomoto Co Inc
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Publication date
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Polysaccharides And Polysaccharide Derivatives (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は抗腫瘍活性を有する新規グルカン誘導体に関し
、抗血瘍剤等医業への使用が期待される。
従来の技術 多くの天然多糖あるいは多糖を主成分とする天然物が、
抗腫瘍活性を示すことが明らかにされている。特に、強
い抗腫瘍活性を示すものとしてし/テナンなどの分枝を
有するβ−1,3−グルカンおよびBCGと結核菌菌体
成分(千原呉部、癌と免疫増強、講談社すイエンティフ
ィク77〜111頁昭和55年参照。)がある。BCG
はウシ型結核菌を無毒化した生国で、必ずしも安全とは
いい難いところから結核菌細胞壁の各種抽出物につき研
究が進められている。
゛結核菌細胞壁の多糖部分は、大きく二つに分けられる
(三崎旭、東市部、大阪市立大学生活科学部紀要、29
,33.1981参照。)その一つは、α−(1→6)
−マンナン主鎖KD−マンノース。
D−マンノビオース、オリゴアラビナン(オリゴ−α−
(1→5)−D−アラビノフラナン)の側鎖の付いたも
ので、他の一つはβ−(1→4)−ガラクタン主鎖に、
オリプアラビナンの側鎖の付いた構造であシ、特に後者
の抗腫瘍活性が高いことが知られている。
発明が解決しようとする問題点 低コストで容易に製造でき、毒性が少なく抗腫瘍活性の
高い物質の製造が望まれている。
問題点を解決するための手段 本発明者は、マンノピラノース、アラビノ72ノース、
ガラクトピラノースあるいはそれらオリゴマー、例えば
アラビノフラナンをその側鎖に有するグルカンの新規合
成に成功し、このグルカン誘導体が尚い抗腫瘍活性を示
し、制癌剤としての使用が期待できることを見出し、こ
の発見に基いて本発明を完成するに到った。
本発明のグルカン誘導体の原料グル力/としては分子蓋
1万以上の天然に産するβ−(1→3)−グルカン、例
えばカードラン、パヒマ/、酵母の細胞壁のβ−(1→
3)−グルカン、あるいはセルロース等のβ−(1→4
)−グルカンが採用できる。
これらグルカンの側鎖にマンノピラノース、ガラクトピ
ラノース、アラビノフラノース、あるいはこれら二量体
、三量体等オリゴマーを結合せしめるが、その分校度(
100グルコース単位当シ結合した枝の数)は5〜60
程匿である。水溶性を高める点で少なくとも6−位に結
合している方か好筐しい。
D−マンノピラノースまたはD−ガラクトピラノースを
分枝させるためにはそれぞれ下記のよりなり一マンノピ
2ノース、D−ガラクトピラノースのオルトエステルを
調製するとよい。これを例えば2.6−ノメチルピリジ
ニウムノ母−クロレイ)を触媒として、グルカンの水酸
基に縮合せしめ、例えばナトリウムメトキシドのメタノ
ール溶液を用い脱エステル化すると目的とする分校グル
カンが得られる。
また、アラビノース単分枝を導入するためには(1)式
または(ト)式で示されるオルトエステルを、アラビノ
ースオリゴマー分枝を導入するには(It)式またけω
式で示されるオルトエステルを用いh 前記同様に主鎖グルカンと加熱還流してその水酸基に縮
合せしめ、必要によシ脱エステル化し、水溶性分枝多糖
とすることができる。さらに、必要によシ透析精製し、
凍結乾燥すると単離できる。
なお、上記主鎖グルカンの水酸基をアセチル等のアシル
で保護することによりその反応性を高めることができる
。アシル基置換度で1〜2.5程度、活性面で好ましく
は2前後のものと原料として採用するとよい。
得られた化合物の構造決定のためのメチル化分析は、箱
守法による徹底メチル化の後、加水分解、還元、アセチ
ル化して得られる部分メチル化アルジトールアセテート
をGC−MS分析する方法を用いるとよい。
分枝度は数回、例えば2〜3回縮合反応を繰返すことに
よシ30チとすることができる。
なお、本願明細書において、Acはアシル基を、Etは
エチル基を、Phはフェニル基を、Bzはベンゾイル基
を、それぞれ表わす。
実施例 以下、実施例によυ本発明の詳細な説明する。
実施例1 カードラン(β−(l→3)−グルカン、和光紬薬(株
)社製)を、ピリジン中、無水酢酸を用いて75℃で5
分間アセチル化して得た、置換度(DS) 1.92の
アセチル化物を、エタノール/水=1/1に24時間、
エタノール/水=3/1に24時間、エタノール中に4
時間浸漬し、ジエチルエーテルで洗い、減圧乾燥して、
反応に対し活性化処理を行なった。
活性化した酢酸カードラン0.7g’&、クロルベンゼ
ン30tnlに加え、70℃で30〜60分間加熱し、
膨潤させた。これに、3,5−ジー0−ベンゾイル−(
1,2−0−エチルオルトベンゾイル)−β−D−アラ
ビノフラノース2.8 /i kクロルベンゼン10ゴ
に溶解したものと加え、加熱した。
クロルベンゼン10dが留出した時に、触媒2,6−シ
メチルピリノニウム・バークロレートを1、θ〜加え、
90〜100分間、還流下に加熱反応を行った。反応後
、生成物をメタノールに沈殿させ、生成した沈殿物をメ
タノール、エーテルで順次洗い、真空乾燥した(収fj
10.8g)。
得られた乾燥物を再びクロルベンゼン30ゴに加え、7
0℃で30〜60分間、加熱、膨潤させた後、3,5−
ジー0−ベンゾイル−(1,2−0−エチルオルトベン
ゾイル)−β−D−アラビノフラノース1.369およ
び触媒2,6−ジメテルピリノニウム・ノ9−クロレー
ト10rn9を加えて加熱し、反応を繰シ返した。反応
後、生成物をメタノールに沈殿させ、゛メタノール、ジ
エチルエーテルで順次洗い、真空乾燥した。
上記に得られた生成物(約0.5g)を1Mナトリウム
メトキシドのメタノール溶液150WLl!KM濁し、
17〜24時間放置して脱エステル化した。
反応終了後、水100WLtを加え、メタノールを減圧
化に留去し、IN塩酸で中和した後、透析に3〜4日間
付した。不溶部分を除去し、水溶液と濃縮、凍結乾燥し
て、水溶性多糖を得た。水可溶性部分と水不溶性部分の
比率は57.4対42.6でありた。
本水溶性多糖の糖組成は、アラビノース基/グルコース
基(モル比)=1/10.7で、主鎖の100グルコー
ス単位に対し、9.3個のアラビノフラノース分枝の付
いた構造を示した。
次に、箱守法(S、Hakomori、J、Bioch
em、、55t205(1964)参照。)によシ完全
メチル化し、さらに加水分解、還元、アセチル化により
得られる部分メチル化アルジトール・アセテートを、ガ
スクロマトグラフィー・マススペクトル分析にかけて構
造決定し、表1の結果を得た。分枝度n(主鎖lOOグ
ルコース単位毎の分枝数)は次式によシ求められる。
または、 ここに、(2,3,5−A)、(2,4,6−G)、(
2,6−G)、(2,4−G)は、表1に示きれている
、部分メチル化アルジトールアセテートのモル数(相対
値)で、(1)式および(2)式の、分子および分母は
、それぞれ、分枝多糖の分枝数および主鎖グルコース残
基数に比例する値である。(1)式よりn = 9.8
%、(2)式よりn=4.1%が得られ、糖組成分析の
値よシ得られたn= 1 / 10.7 = 9.3%
と、(1)式より得られた値は良く一致している。
また、分校位置については、(2,4−G) (グルコ
ース残基のC−6位への分校を示す)と(2,6−G)
(C−4位への分校を示す)の比よシ、C−6二〇−4
=52:48となり、C−6位への分枝がやや多い。
実施例2 実施例1と同様に活性化した酢酸カードラン(DSl、
92)0.5.litを、クロルベアゼア72m1に加
え、55℃で30分間加熱して膨潤前処8iを行った。
これに、3−0−ベンゾイル(1,2,5−0−オルト
ベンゾイル)−β−D−アラビノフラノース0.79を
加えて加熱し、16rntのクロルペンゼンが留出した
時に、触媒の2,6−ノメチルピリソニウム・ノぐ−ク
ロレート10rn9を加え、120分間加熱反応させた
。反応終了後、生成物をメタノールにて沈殿させ、沈殿
物をメタノール、ジエチルエーテルで順次洗い、真空乾
燥した(収量0.6.!9)。
この生成物に対し、加熱膨潤処理および3−〇−ベンソ
イルー(1,2,5−0−、tルトヘンソイル)−β−
D−アラビノフラノースによるアラビノシル化tbり返
した。この生成物を、実施例1と同様に、1Mナトリウ
ムメトキシドのメタノール溶液で脱エステル化し、中和
、透析、濃縮凍結乾燥により、水溶性分枝多糖を得た。
中和、透析において不溶部分は全くなく、水溶性部分が
100%得られた。
本分枝多糖を、実施例1に記載したように、メチル化、
加水分解、還元、アセチル化によシ、部分メチル化アル
ジトールアセテートに導き、ガスクロマトグラフィーに
よシその構造とモル比を決定した。その結果を表1に示
す。この場合、側鎖のアラビノース分枝の末端を形成す
る2、3.5− トリー〇−メチルーD−アラビニトー
ルアセテートの他に、3,5−ジー〇−メチルーD−ア
ラビニトールアセテートおよび2,3−ノー0−メチル
−D−アシビニトールアセテートが得られ、分校が、オ
リゴアラピナンから成ることがわかった。
分枝長りは よシ求iシ、1.71となる。
一方、分岐度nは(1)式より16.5チ、(2)式よ
シ13.0%となp、Zooグルコース単位当シ、長さ
平均1.7 tht体のα−(1→5)−D−アラビノ
7ラテンの枝が、13〜16.5個付いていることを示
す。その枝の付いている位置は、グルコース残基のC−
6位およびC−4位で、この場合、はぼ4対1である。
実施例3 市販三酢酸セルロースを、酢酸水溶液に溶解し、温度を
30〜50℃で長時間加水分解して、082前後の酢酸
セルロースを調製した。得られた酢酸セルロースは、エ
タノール/水(1/1 、容i比)中に48時間、エタ
ノール/水(3/1 )に24時間、エタノール中に3
時間浸漬し、エーテルで洗い、真空乾燥して活性化した
活性化した原料酢酸セルロース(D82.15)0.6
2.li+を、クロルベンゼン60mJに加え、60℃
で30分間加熱して膨潤させた。これに、3−〇−ベン
ゾイルー(1,2,5−0−オルトベンゾイル)−β−
D−アラビノフラノース0.85.9を加えて、加熱し
、13ゴのクロルベンゼンが留出シた時に、10m9の
2,6−シメチルピリジニウム・ノe−クロレートを加
え、120分間、還流下に加熱した。反応終了後、反応
生成物をメタノールに沈殿させ、得られた沈殿物乞メタ
ノール、エーテルで順次洗い、真空乾燥した。この生成
物に対し、上記反応を繰り返した。
反応生成物は、実施例1と同様に、1Mナトリウムメト
キシドのメタノール溶液で脱エステル化し、中オロ、透
析、濃縮、凍結乾燥により、水溶性多糖を得た。不溶部
分は全くなく、100%水可溶であった。
本多糖を、実施例1および2と同様に、完全メチル化、
加水分解、還元、アセチル化して得られた、部分メチル
化アルノトールアセテートを表1に示す。
分校と形成するオリゴアラビナンの鎖長りは(3)式よ
シ求められ、2.58であった。
また、分岐度nは より求められ、31.5%であった。分枝位置は、C−
6位への分枝を示す(2,4−G)の割合が多いことが
らC−6位への分枝が大部分であることがわかった。
実施例4 活性化前処理した酢酸カードラン0.67g1、クロル
ベンゼン40ゴに加え、加熱シ、クロルベンゼン5dを
留出せしめた。これに、3,4.6− )リーO−アセ
チル−(1,2−0−エチルオルトアセチル)−β−D
−マンノピラノース1.1g1IOえて加熱した。クロ
ルベンゼンlQmJが留出した時に、触媒2.6−シメ
チルピリゾニウム・バークロレートを10■加え、12
0分間、還流下に加熱反応を行った。反応後、生成物を
メタノールに沈殿させ、生成した沈殿物をメタノール、
エーテルで順次洗い、真空乾燥した(収量0.67.9
)。
得られた乾燥物0.5gをクロルベンゼン30mに加え
加熱し、クロルベンゼン5rIllが留出した時に、3
.4.6− )ソー0−アセチル−(1,2−0−エチ
ルオルトアセチル)−β−D−マンノピラノース0.7
9 gおよび触媒2,6−ノメチルピリジニウム・バー
クロレート10rn9を加えて加熱し、反応をくり返し
た。反応後、生成物をメタノールに沈殿させ、メタノー
ル、ジエチルエーテルで順次洗い、真空乾燥した。
上記に得られた生成物0.39に、0.5 N NaO
H15IrL11に加え、室温で2日間放置した後、残
存するNaOHをQ、 l N HClで滴定した。分
岐度を下記の式より求めた。
ここに、aは原料酢酸カードランの置換度、Acは生成
分枝多糖の1g当りのアセチル基のモル数である。得ら
れた分岐度は11.9であった。
上記の中和滴定を終った溶液を、3〜4日間透析に付し
、不溶部分を除き、可溶性部分は濃縮し、凍結乾燥した
。可溶性部分は理論量の87チであった。
上記の水可溶性多糖と、箱守法により完全メチル化し、
さらに加水分解、還元、アセチル化によシ得られる部分
メチル化アルゾトール・アセチ−トラ、ガスクロマトグ
ラフィー・マススペクトル分析にかけて構造決定し、表
1の結果を得た。
カードラン中のC−6位とC−4位への分枝は2.4−
Gと2.6−Gの比よシ、58 :42であった。
D−アラビノース、D−アラビノ7ラナン、あるいHD
−マンノースを分枝とする多糖のメチル化分析結果は表
1に示すとおりである。
実施例5 実施例1と同様に活性化した酢酸カードラン(D82.
05)1.0I!をクロルベンゼン30dにとかし、こ
れに3,5−ジー0−ベンゾイル−(1,2−0−エチ
ルオルトベンゾイル)−β−L−アラル ピノフラノースQIQ1.9811@クロルベンゼン1
0meに溶かして加え、全体を70℃で60分加熱した
。さらに温度をあげて、5rnlの溶媒と留出させた時
に、触媒の2,6−ノメチルピリジニウム・ノ臂−クロ
レート40m9を加え、120分間加熱還流下に反応さ
せた。反応後、生成物をメタノニルに沈殿させ、メタノ
ール、ジエチルエーテルで順次洗い、真空乾燥した。収
量o、97g。
上記生成物に対し、グリコジル化反応をもう一度くり返
した。収量1.0!!。
上記に得られた生成物(約0.76.9)を1Mナトリ
ウムメトキシドのメタノール溶液35mに懸濁し、17
〜24時間放置して脱エステル化した。
反応終了後、水35iJを加え、メタノールを減圧下に
留去し、IN塩酸で中和した後、透析に3〜4日間付し
た。不溶部分を除去し、水溶液を濃縮、凍結乾燥して、
水溶性多糖を得た。水可溶性部分と水不溶性部分の比率
は20対80であった。
本水溶性多糖の糖組成は、アラピノーズ基/グルコース
基(モル比)=1/12.5で、主鎖のlOOグルコー
ス単位に対し、8個のアラビノフラノース分枝の付いた
構造を示した。
次に、箱守法(S、Hakomori、J、Bioch
em、+55+205(1964)参照。)によシ完全
メチル化し、さらに加水分解、還元、アセチル化により
得られる部分メチル化アルジトール・アセテートt1ガ
スクロマトグラフィー・マススペクトル分析にかけて構
造決定し、表1に示す結果を得た。分岐度n(主鎖10
0グルコース単位毎の分枝数)は前掲の(1)および(
2)式により求められる。
(0式よりn=g、1%、(2)式よりn=8.3%が
mる。
また、分枝位置については、(2,4−G) (グルコ
ース残基のC−6位への分校を示す)と(2,6−G)
(C−4位への分枝と示す)の比よシ、C−6:C−4
=  3g:’y2  となり、C−夕位への分枝がや
や多い。
実施例6 実施例1と同様に活性化した酢酸カードシン(D82.
05 ) 1.0.9をクロル4ンゼン50dに溶かし
、これに3−0−ベンゾイル−(1,2,5−0−オル
トベンゾイル)−β−L−アラピノフラ/−ス(lv)
1.41gヲ加え、70℃で60分間加熱した。さらに
温度をあげ、溶媒5 mlが留出した時に、触媒2,6
−ノメチルピリジニウム・ノぐ−クロレート40rn9
を加え、120分間加熱還流させた。
反応終了後、生成物をメタノールにて沈殿させ、沈E’
1aykメタノール、ノエチルエーテルで順次洗い、真
空乾燥した(収量1.14 ji )。
この生成物に対し、加熱膨潤処理および3−〇−ベンゾ
イルー(1,2,5−0−オルトベンゾイル)一β−l
−アラビノフラノースによるアラビノシル化を繰り返し
た。収R1,22g。この生成物を、実施例1と同様に
、1Mナトリウムメトキシドのメタノール溶液で脱エス
テル化し、中和、透析、濃縮凍結乾燥により、水溶性分
枝多糖を得た。水溶性部分と不溶性部分の比は70 :
 30でありた。
本分枝多糖を、実施例1に記載したように、メチル化、
加水分解、還元、アセチル化により、部分メチル化アル
ジトール・アセテートに導き、ガスクロマトグラフィー
によりその構造とモル比を決定した。その結果t−表1
に示す。この場合、側鎖のアラビノース分枝の末端を形
成する2、3.5− トム リーO−メチルーI−アラビニトールアセテートの他に
、               −−”−” 2.3
−ジー〇−メチルー! −アシビ二トールアセテートが得られ、分枝が、オリゴ
アラビナンから成ることがわかった。
分枝長りは(3)式より求まシ、1.93  となる。
一方、分枝度りは(1)式より32.0グー奥≠嗜づと
な、?、100グルコース単位当シ、長さ平均1.’/
量体のα−(1→5)−21−アラビノフラナンの枝が
%    約3 o個性いていることを示す。この枝の
付いている位瞳は、グルコース残基のC−6位およびC
−4位で、この場合、はぼど2:4gである。
実施例7 溶媒置換により活性化した酢酸カードラン(D3  1
.89 )0.699をり0ルベンゼン30111jに
加え、70℃で60分間加熱して膨潤させ、これに3゜
4.6−1−リーO−アセチル−(1,2−0−エヂル
オルトアヒヂル)−β−D−ガラクトピラノース(P4
(ロ)式)  5.5Qをクロルベンゼン18IIJに
溶かして加え、加熱した。クロルベンゼン5+nρが留
出した時に、触媒2.6−シメチルビリジニウム・バー
クロレートを20IIり加え、120分間遠流加熱した
。反応後、生成物をメタノールに沈澱さu1生成物をメ
タノール、エーテルで順次洗い、真空乾燥した。数分0
.66(1゜この生成物に対し、加熱膨潤処理および3
 .4 .6−トリー〇−アセデル−(1,2−0−エ
チルAルトアセチル)−β−1〕−ガラクトピラノース
との反応をさらに2回繰り返したく収1i10.69g
)。得られた生成物0.3gに、0.5f’J N a
 Q 11 1511Nを加え、室温で2日間放置した
後、0゜IN HC+を用いて中和し、溶液を3〜/1
0問透析に付し、不溶部分を除き、可溶性部分は濃縮し
、凍結乾燥した。可溶性部分は理論量の92%であった
↓C↓P 前記実施例で得られたグルカン誘導体の推定される構造
式は下記の通シである。
Af              Af↓α     
 ↓α Af               AfAf    
    Af ζ 覆 ↑( 実施例4 Mp       Mp ↓β      ↓β 73Gpl−(+3Gpl祐r3Gp1戸3Gp1巾→
Gp:グルコピラノース Af:アラビノフラノース Mp:マンノピラノース 実施例i 抗腫瘍活性拭取 抗腫ブ→活比試訣は次のようにして行った。
ザルコーマ180の10 個の細胞を、ICR−JCL
系マウスの腋下皮下に移殖し、移殖24時間後から10
日間、torn9/kl?マウスの割合で、多糖の生理
食塩水溶液を腹腔内に注入し、合計5週間飼育する。5
週間後、腫瘍を刷出し、その合計重量tBgとする。一
方、多糖溶液を注入しないグループの腫瘍合計重量をA
、9とする。腫瘍阻止率は下式よシ算出される。
前記実施例で得られたグルカン誘導体についての試験結
果は次のとおりである。
発明の効果 以上から明らかな如く、本発明の新規グルカン誘導体は
制癌剤としての使用が期待でき、故に本発明は医薬産業
上極めて有用である。
手続補正出 昭和61年6月90

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、マンノピラノース、ガラクトピラノース、アラビノ
    フラノースおよびそれらのオリゴマーより成る群より選
    択された化合物の少なくとも一種を分枝としてその側鎖
    に有するグルカン。 2、グルカンがβ−1,3−グルカンまたはセルロース
    である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 3、側鎖の位置がグルカンを構成する糖の6−位である
    特許請求の範囲第1項記載の化合物。 4、側鎖の分枝度がグルカンを構成する糖100個当り
    5〜60である特許請求の範囲第1項記載の化合物。 5、抗腫瘍活性を有するものである特許請求の範囲第1
    項記載の化合物。 6、水溶性を有するものである特許請求の範囲第1項記
    載の化合物。
JP10432386A 1985-05-10 1986-05-07 グルカン誘導体 Pending JPS6254701A (ja)

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JP9926185 1985-05-10
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Cited By (1)

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