JPS58107186A - 制癌作用物質及びその製造法 - Google Patents
制癌作用物質及びその製造法Info
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- JPS58107186A JPS58107186A JP56205519A JP20551981A JPS58107186A JP S58107186 A JPS58107186 A JP S58107186A JP 56205519 A JP56205519 A JP 56205519A JP 20551981 A JP20551981 A JP 20551981A JP S58107186 A JPS58107186 A JP S58107186A
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- water
- culture
- solution
- butanol
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- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
- Compounds Of Unknown Constitution (AREA)
- Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は新規な制癌作用物質YM −3229G及びそ
の製造法に関する。
の製造法に関する。
本発明者らは、薬理作用物質を産生する微生物について
検策中、土壌より新たに分離した細菌を培養すると新規
な制癌作用物質YM −3229Gが蓄積されることを
つきとめ、その知見に基づいて本発明を完成した。
検策中、土壌より新たに分離した細菌を培養すると新規
な制癌作用物質YM −3229Gが蓄積されることを
つきとめ、その知見に基づいて本発明を完成した。
本発明にお(・て利用される微生物は、札幌市丸山公園
内の土壌から分離された新種の細菌であり、その菌学的
性質は次のとおりである。
内の土壌から分離された新種の細菌であり、その菌学的
性質は次のとおりである。
■ 形態学的性質
肉汁寒天培地上で培養した細胞は、06〜0.8 X
1.5〜30μmの大きさをもつ桿菌であり。
1.5〜30μmの大きさをもつ桿菌であり。
極子を有し運動性がある。胞子を形成せず。
ダラム染色性は陰性である。細胞の多形性及び抗酸性は
な(・。
な(・。
■ 各種培地における生育状態
(1) 肉汁寒天培地(28tZ’、2〜6日)菌体
は淡黄色を呈し、増殖はよ℃・。
は淡黄色を呈し、増殖はよ℃・。
(2) 肉汁ブロス(28r、2〜6日)表面に薄膜
を形成する。培地は全体に濁る。
を形成する。培地は全体に濁る。
(3) リドマス ミルク(2811::、2〜6日
)中性〜アルカリ性のまま液化される。
)中性〜アルカリ性のまま液化される。
(4) 肉汁ゼラチン穿刺培養
液化される。
■ 生理学的性質
(1) デンプンの加水分解 陰性(2)
ゼラチンの液化 陽性(3) カゼインの
加水分解 陰性(4) カタラーゼ反応
陰性(5) インドールの生成 陰性
(6) 硫化水素の生成 陰性(7)
ウレアーゼ反応 陰性(8) 硝酸塩の還
元 陽性(9) クエン酸の利用(シモ
ンズ培地) 陽性00)卵黄反応 陰
性(lυ オキシダーゼ 陽性a’a
vpテスト 陰性03) MRテスト
陽性04 栄養要求性
なしα9 嫌気性条件下での生育 生育
せずQ6) jtQI[窒素源)利用77”L′、、
[、fjlJfl。
ゼラチンの液化 陽性(3) カゼインの
加水分解 陰性(4) カタラーゼ反応
陰性(5) インドールの生成 陰性
(6) 硫化水素の生成 陰性(7)
ウレアーゼ反応 陰性(8) 硝酸塩の還
元 陽性(9) クエン酸の利用(シモ
ンズ培地) 陽性00)卵黄反応 陰
性(lυ オキシダーゼ 陽性a’a
vpテスト 陰性03) MRテスト
陽性04 栄養要求性
なしα9 嫌気性条件下での生育 生育
せずQ6) jtQI[窒素源)利用77”L′、、
[、fjlJfl。
硝酸塩利用せず。
0?) 色素の生成 なしOFQ
ポリ−β−ハイドロキシブチレート陰性 の体内蓄積 OI 脱窒反応 陰性(イ) O
−Fテスト 0型Cυ 生育温度範囲
15〜37D 40Cでは生育しない。
ポリ−β−ハイドロキシブチレート陰性 の体内蓄積 OI 脱窒反応 陰性(イ) O
−Fテスト 0型Cυ 生育温度範囲
15〜37D 40Cでは生育しない。
(ハ)糖の利用性
D−グルコース、スターチ、クリセリンを各々唯一の炭
素源として生育するが、 L −アラビノース、D−キ
シロース、D−フラクトース、シー−クロース、イノシ
トール。
素源として生育するが、 L −アラビノース、D−キ
シロース、D−フラクトース、シー−クロース、イノシ
トール。
L−ラムノース、ラフィノース、D−マンニトール、D
−ガラクトース、マルトース。
−ガラクトース、マルトース。
トレハロース+ ラフ)−ス、D−ソルビトール、サク
シン、エスクリンの℃・ずれも生育に利用できない。
シン、エスクリンの℃・ずれも生育に利用できない。
以上の菌学的性質についてパージエイズ マニーアル
オプ デターミネイティブ バクテリオロジイ(Ber
gey’s Mannual of Determin
ativeBacteriology )第8版(19
74年)Kより検策すると9本菌株はダラム陰性の桿菌
で、胞子を形成せず、極子性鞭毛を有し、絶対好気性で
あるところからシー−トモナス(Pseudomona
S)属に属すると同定される。さらに、ポリ−β−ハイ
ドロキシブチレートの菌体内蓄積が認められず。
オプ デターミネイティブ バクテリオロジイ(Ber
gey’s Mannual of Determin
ativeBacteriology )第8版(19
74年)Kより検策すると9本菌株はダラム陰性の桿菌
で、胞子を形成せず、極子性鞭毛を有し、絶対好気性で
あるところからシー−トモナス(Pseudomona
S)属に属すると同定される。さらに、ポリ−β−ハイ
ドロキシブチレートの菌体内蓄積が認められず。
ポリ−β−ハイドロキシブチレートを炭素源として利用
できないことから1本菌株はシュードモナス属のセクシ
ョン(5ection ) Iに属すると考えられる。
できないことから1本菌株はシュードモナス属のセクシ
ョン(5ection ) Iに属すると考えられる。
セクションIに包括される菌種のうち、蛍光性色素を生
成せず、脱窒反応が陰性であるものとしては、シュード
モナス アルカリゲネス(Pseudomonas a
lcaligenes )が挙げられる。
成せず、脱窒反応が陰性であるものとしては、シュード
モナス アルカリゲネス(Pseudomonas a
lcaligenes )が挙げられる。
しかしながら9本菌株はシュードモナス アルカリゲネ
スの菌学的性質と比較して、以下の性質においてシュー
ドモナス アルカリゲネスと異なって℃・る。
スの菌学的性質と比較して、以下の性質においてシュー
ドモナス アルカリゲネスと異なって℃・る。
1)本菌株はデンプンを含む培地で粘液性の物質を生産
する。
する。
2)本菌株は15〜37Uを生育温度範囲とし。
41′cでは生育しないのに対し、シュードモナス ア
ルカリゲネスは41℃においても生育する。
ルカリゲネスは41℃においても生育する。
以上の結果より1本菌株はシー−トモナス属に属するい
ずれの標準種の菌とも峻別でき2本発明者らは本菌株を
シー−トモナス属に属する新菌種のものであると判定し
1本菌株をン一ドモナス エスピー YM −3229
G (Pseudomonassp、YM −3229
G )と命名した。
ずれの標準種の菌とも峻別でき2本発明者らは本菌株を
シー−トモナス属に属する新菌種のものであると判定し
1本菌株をン一ドモナス エスピー YM −3229
G (Pseudomonassp、YM −3229
G )と命名した。
本菌株は通商産業省工業技術院微生物工業技術研究所に
微工研菌寄第6167号として寄託されて℃・る。
微工研菌寄第6167号として寄託されて℃・る。
以上YM−3229G株につ℃・て説明したが、微生物
の諸性質は一定したものではなく、自然的人工的に変化
することは周知のとおりである。
の諸性質は一定したものではなく、自然的人工的に変化
することは周知のとおりである。
本発明にお℃・て用いられる菌株としてはシュードモナ
ス属に属し、制癌作用物質YM−3229Gを産生する
全ての菌株が挙げられる。また本発明で使用する菌株に
は例えばX線、γ線、紫外線等の照射、化学変異剤処理
、ファージ接触。
ス属に属し、制癌作用物質YM−3229Gを産生する
全ての菌株が挙げられる。また本発明で使用する菌株に
は例えばX線、γ線、紫外線等の照射、化学変異剤処理
、ファージ接触。
形質転換、形質導入、接合による遺伝子組換え。
細胞融合による遺伝子組換え、プラスミドによる遺伝子
導入などの処理をすることによって制癌作用物質YM−
3229Gの生産能を高めた人工的変異株、あるいは自
然発生した突然変異株も包含される。
導入などの処理をすることによって制癌作用物質YM−
3229Gの生産能を高めた人工的変異株、あるいは自
然発生した突然変異株も包含される。
本発明によって提供される制癌作用物質YM−3229
Gの生産は、シュードモナス属に属する制癌作用物質Y
M−3229G生産菌を培地に培養し。
Gの生産は、シュードモナス属に属する制癌作用物質Y
M−3229G生産菌を培地に培養し。
培養物より該YM−3229Gを採取することにより行
なわれる。
なわれる。
培養はその微生物が利用する栄養源を含有する培地を用
いて行なわれる。培地は合成、半合成又は天然の、固体
又は液体培地の℃・ずれを用いてもよいが2通常天然の
栄養源を含んだ液体培地を使用するのが好まし℃・。培
地に添加する栄養源としては、炭素源としてはD−グル
コース、スターチあるいはグリセリンが、窒素源として
は肉エキス、ペプトン、グルテンミール。
いて行なわれる。培地は合成、半合成又は天然の、固体
又は液体培地の℃・ずれを用いてもよいが2通常天然の
栄養源を含んだ液体培地を使用するのが好まし℃・。培
地に添加する栄養源としては、炭素源としてはD−グル
コース、スターチあるいはグリセリンが、窒素源として
は肉エキス、ペプトン、グルテンミール。
カゼイン加水分解物、綿実粕、大豆粉、落下生粉、魚粉
、コーンスチープリカー、乾燥酵母。
、コーンスチープリカー、乾燥酵母。
酵母エキス、各種アミノ酸(例えばグルタミン酸、アラ
ニン、リジン等)、アンモニウム塩(例えば硝酸アンモ
ニウム、硫酸アンモニウム。
ニン、リジン等)、アンモニウム塩(例えば硝酸アンモ
ニウム、硫酸アンモニウム。
等)や尿素などの有機、無機の窒素源が用いられる。
また、培地には必要に応じナトリウム、カリウム、マグ
ネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄などの金属の硫酸塩、
硝酸塩、塩化物、炭酸塩。
ネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄などの金属の硫酸塩、
硝酸塩、塩化物、炭酸塩。
リン酸塩などを添加することができる。
培養は好気的条件下に行なうのが良く、静置。
振盪1通気攪拌培養のいずれでも可能であるが。
振盪あるいは通気攪拌培養が有利である。培養温度はお
よそ18〜35Cの範囲内が好ましく。
よそ18〜35Cの範囲内が好ましく。
殊に約27〜28Cが有利である。また、培地のp)I
は約55〜8.5.殊に6〜8の中性付近に保持するの
が好適である。培養期間は培地の組成。
は約55〜8.5.殊に6〜8の中性付近に保持するの
が好適である。培養期間は培地の組成。
9一
温度等の培養条件によって異なるが1通常約2日〜10
日程度がよ℃・。
日程度がよ℃・。
培養物よりYM−3229Gを単離、精製、採取するに
は2通常微生物工業の分野で用いられる手段を適用すれ
ばよい。YM −3229Gは主に培養液中に蓄積され
るので、遠心分離又は濾過等により菌体を除去した後、
除菌液より単離・精製される。
は2通常微生物工業の分野で用いられる手段を適用すれ
ばよい。YM −3229Gは主に培養液中に蓄積され
るので、遠心分離又は濾過等により菌体を除去した後、
除菌液より単離・精製される。
単離・精製は適当な溶剤に対する溶解性及び溶解度の差
、溶液からの析出性及び析出速度の差1種々の吸着剤に
対する吸着親和性の差、2種の液相間における分配の差
などを利用する方法を適用して行なうのが好ましい。こ
れらの方法は必要に応じて単独に用いら札、ある℃・は
任意、順序に組合せ、また反覆して適用できる。
、溶液からの析出性及び析出速度の差1種々の吸着剤に
対する吸着親和性の差、2種の液相間における分配の差
などを利用する方法を適用して行なうのが好ましい。こ
れらの方法は必要に応じて単独に用いら札、ある℃・は
任意、順序に組合せ、また反覆して適用できる。
かくして得られた制癌作用物質YM−3229Gの理化
学的性質は以下のとおりである。
学的性質は以下のとおりである。
形状 白色粉末
融点 明瞭な融点9分解点を示さないが。
145Cからやや褐変し、180〜190Cで褐変する
。
。
元素分析値
C=38.55 )T=5.95 N=0.63
呈色反応 オルシン塩化第二鉄塩酸反応 陽性アンスロン反応
陽性 フォリンローリ−反応 陰性 エルソンモルガン反応陰性 溶剤に対する溶解性 水に溶けるが、メタノール、エタノール。
呈色反応 オルシン塩化第二鉄塩酸反応 陽性アンスロン反応
陽性 フォリンローリ−反応 陰性 エルソンモルガン反応陰性 溶剤に対する溶解性 水に溶けるが、メタノール、エタノール。
ブタノール、アセトン、クロロホルム。
ベンゼン、酢酸エチル、酢酸ブチルなどの有機溶媒には
全く溶けない。
全く溶けない。
イオン交換樹脂に対する吸着性
強塩基性及び強酸性のイオン交換樹脂
[Dowex lxl (O)(型) 、 Dowex
50W (H型)〕のいずれにも吸着されな℃・。
50W (H型)〕のいずれにも吸着されな℃・。
薄層クロマトグラフィー(シリカゲル60. F254
)tert−ブタノール−水(7:3)、n−ブタノー
ル−酢酸−水(4:1:2)、n−ブタノール−メタノ
ール−水(4:1 :2)、 n−プロパノ−ルー水酸
化アンモニウム−水(40:60:5)のいずれの溶媒
系においても、硫酸発色、トルイジンブルーによる染色
で原点であった。
)tert−ブタノール−水(7:3)、n−ブタノー
ル−酢酸−水(4:1:2)、n−ブタノール−メタノ
ール−水(4:1 :2)、 n−プロパノ−ルー水酸
化アンモニウム−水(40:60:5)のいずれの溶媒
系においても、硫酸発色、トルイジンブルーによる染色
で原点であった。
セルローズアセテート膜による電気泳動1M酢酸−ビリ
ジン(pH3,5) ; 0.5mA74i(総電流量
7mA)20分の泳動で移動は認められなかった。
ジン(pH3,5) ; 0.5mA74i(総電流量
7mA)20分の泳動で移動は認められなかった。
物性 中性多糖類
本発明微生物より生産されるYM−3229Gは優れた
制癌作用を示す。その薬理効果を以下に示す。
制癌作用を示す。その薬理効果を以下に示す。
1群10匹のICR/CRT 5週の雌性マウスにザル
コーマ(Sarcoma ) 1803 X 105個
の細胞をマウス皮下に接種して腫瘍を作る。このマウス
にYM −3229a (i mgAg、 5mg/k
g、 10mgAg )を腹腔内より1日1回10日間
連投し、7日、15日。
コーマ(Sarcoma ) 1803 X 105個
の細胞をマウス皮下に接種して腫瘍を作る。このマウス
にYM −3229a (i mgAg、 5mg/k
g、 10mgAg )を腹腔内より1日1回10日間
連投し、7日、15日。
218.28日目における腫瘍の大きさを測定し。
対照との比較においてYM−3229Gの腫瘍に対する
抑制率を求めた。
抑制率を求めた。
〔結 果〕 試験結果を第1表に示す
第1表
以下に実施例を掲記し2本発明を更に詳細に説明する。
なお、制癌作用物質の力価の測定は以下の方法によった
。
。
〔5′−ヌクレオチダーゼ活性阻止物質の検定法〕基質
溶液; 5.5mMの塩化マグネシウムを含む55綱の
トリス塩酸緩衝液(pH8,5)に1.1mMのアデノ
シンモノホスフェートナトリウム塩と10mMの酒石酸
ナ トリウム、カリウム塩を溶解したも のを用いる。
溶液; 5.5mMの塩化マグネシウムを含む55綱の
トリス塩酸緩衝液(pH8,5)に1.1mMのアデノ
シンモノホスフェートナトリウム塩と10mMの酒石酸
ナ トリウム、カリウム塩を溶解したも のを用いる。
酵素液;ラット肝臓形質膜5′−ヌクレオチダーゼ
測 定;基質溶液0.9 mlと酵素液60u及びY
M−3229C,の培養液(又はYM−3229Gの水
溶液)40局を加え温浴中30 Cで30分間反応させる。反応終了 後、1mZの10%トリクロロ酢酸を 加えて夾雑するタンパク質を沈澱さ せ、遠心分離する。上清1 mlをとり1%トリトン5
0 /Le、蒸留水3.5 ml及び2.5%(W/1
)モリブデン酸アンモニウムを含む5規定の硫酸水溶液
05 mtを加え、 20分後660 nmの吸光度をを用℃
・て測定する。
M−3229C,の培養液(又はYM−3229Gの水
溶液)40局を加え温浴中30 Cで30分間反応させる。反応終了 後、1mZの10%トリクロロ酢酸を 加えて夾雑するタンパク質を沈澱さ せ、遠心分離する。上清1 mlをとり1%トリトン5
0 /Le、蒸留水3.5 ml及び2.5%(W/1
)モリブデン酸アンモニウムを含む5規定の硫酸水溶液
05 mtを加え、 20分後660 nmの吸光度をを用℃
・て測定する。
実施例 1
(1) グルコース2.5%、大豆粉1.5%、綿実
粕0.5%、肉エキス1%、炭酸カルシウム0.3%、
塩化ナトリウム02%を含むpH7,0の液体培地3L
を用意し、培地を500 mZの三角フラスコにそれぞ
れ100 mZずつ分注し、12Orで20分間滅菌す
る。
粕0.5%、肉エキス1%、炭酸カルシウム0.3%、
塩化ナトリウム02%を含むpH7,0の液体培地3L
を用意し、培地を500 mZの三角フラスコにそれぞ
れ100 mZずつ分注し、12Orで20分間滅菌す
る。
滅菌終了後、了じめ調製したシー−トモナスエスピー
YM −3229G株の前培養菌液をそれぞれのフラス
コに2mlずつ接種し、27Cで4日間振盪培養する。
YM −3229G株の前培養菌液をそれぞれのフラス
コに2mlずつ接種し、27Cで4日間振盪培養する。
培養終了後、それぞれのフラスコ中の培養液を集め、
5000回転、10分間遠心分離し、遠心上清を集める
と2.581の培養液が得られる。
5000回転、10分間遠心分離し、遠心上清を集める
と2.581の培養液が得られる。
この培養液には、前記検定法によって測定したところ5
′−ヌクレオチダーゼ活性を50%阻止する濃度を1単
位とすると、5′−ヌクレオチダーゼ活性阻止物質が全
体量として490,000単位含有する。
′−ヌクレオチダーゼ活性を50%阻止する濃度を1単
位とすると、5′−ヌクレオチダーゼ活性阻止物質が全
体量として490,000単位含有する。
培養液をpH7,8に調整し、43Cで122乙まで濃
縮スると5′−ヌクレオチダーゼ活性阻止物質が全体量
として330,000単位となった。濃縮液((50%
トリクロロ酢酸を最終濃度5%となるように加え攪拌し
た後、放置すると沈澱が生ずる。沈澱を12000回転
15分間遠心分離して除去する。遠心上清を集め(総量
1.011)、 これにエタノールを最終濃度80%
となるように加える。生成する沈澱を5000回転10
分間遠心分離1−て回収し、さらに80%エタノール水
溶液で洗浄した後乾燥すると黄色の粗粉末227.3
gが得られる。
縮スると5′−ヌクレオチダーゼ活性阻止物質が全体量
として330,000単位となった。濃縮液((50%
トリクロロ酢酸を最終濃度5%となるように加え攪拌し
た後、放置すると沈澱が生ずる。沈澱を12000回転
15分間遠心分離して除去する。遠心上清を集め(総量
1.011)、 これにエタノールを最終濃度80%
となるように加える。生成する沈澱を5000回転10
分間遠心分離1−て回収し、さらに80%エタノール水
溶液で洗浄した後乾燥すると黄色の粗粉末227.3
gが得られる。
粗粉末114.7 g (220,000単位)をとり
、 1165mAの蒸留水に溶解し、 Dowex I
X 2 (側型)(ダウ ケミカルズ社製)の強塩基
性樹脂を用い、蒸留水で展開し、1フラクション10m
tずつ分画すると。
、 1165mAの蒸留水に溶解し、 Dowex I
X 2 (側型)(ダウ ケミカルズ社製)の強塩基
性樹脂を用い、蒸留水で展開し、1フラクション10m
tずつ分画すると。
フラクション416〜108のものて活性が認められた
。活性画分を集め、凍結乾燥すると3.317 gの淡
黄色の粗粉末が得られる。この粗粉末1rl1gの力価
は38単位であり、全体量として126,050単位で
あった。収率は57%。
。活性画分を集め、凍結乾燥すると3.317 gの淡
黄色の粗粉末が得られる。この粗粉末1rl1gの力価
は38単位であり、全体量として126,050単位で
あった。収率は57%。
(2) この粗粉末60rI1gを20 mlの蒸留
水に分散させ、 40,000回転30分間遠心分離し
て沈澱物を除去し、遠心上清を高速液体クロマトグラフ
ィー(TOYOPEARL HW508φ×50cm
、東洋ンーダー社製)に付し、蒸留水で展開して精製し
、減圧濃縮する。
水に分散させ、 40,000回転30分間遠心分離し
て沈澱物を除去し、遠心上清を高速液体クロマトグラフ
ィー(TOYOPEARL HW508φ×50cm
、東洋ンーダー社製)に付し、蒸留水で展開して精製し
、減圧濃縮する。
濃縮物を更に同じ操作に付して精製を繰り返して行ない
、溶出時間20分から32分までをフラクション2.3
2分から40分までをフラクション3,40分間から5
6分までをフラクション4として分取し、それぞれ濃縮
した後凍結乾燥すると白色の粉末が得られる〔フラクシ
ョン2からは11.7 +ng (30単位/mg)、
フラクション3からは10mg(33単位/rr1g)
、フラクション4からは6mg(25単位/mg)]。
、溶出時間20分から32分までをフラクション2.3
2分から40分までをフラクション3,40分間から5
6分までをフラクション4として分取し、それぞれ濃縮
した後凍結乾燥すると白色の粉末が得られる〔フラクシ
ョン2からは11.7 +ng (30単位/mg)、
フラクション3からは10mg(33単位/rr1g)
、フラクション4からは6mg(25単位/mg)]。
得られた白色粉末100 mgを、さらに高速液体クロ
マトグラフィー(TOYOPEARL 5000pw、
東洋ソーダー社製)に付し、0.1Mリン酸緩衝液(p
H7,0)で分画する。得られる活性画分を集め濃縮し
た後。
マトグラフィー(TOYOPEARL 5000pw、
東洋ソーダー社製)に付し、0.1Mリン酸緩衝液(p
H7,0)で分画する。得られる活性画分を集め濃縮し
た後。
セロファンチー−プて3日間蒸留水で脱塩透析し。
凍結乾燥して白色粉末の有効物質YM −3229Gが
15 mg (57単位/mg)得られた。
15 mg (57単位/mg)得られた。
第1図はYM−3229Gの赤外線吸収スペクトルを示
す。 代理人 佐々木 晃 −
す。 代理人 佐々木 晃 −
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 下記の理化学的性質を有するYM −3229G(1)
形状 白色粉末 (2) 融点 明確な融点2分解点を示さないが1
45Cからやや褐変し、180 〜190Cで褐変 (3) 元素分析値 C=38.55. H=5.9
5. N=0.63(4) 赤外線吸収スペクトル v’::rxera−’ ; 3420,2900.1
720.1610.1410゜1240.1060.5
70 (5)呈色反応 オルシン塩化第二鉄塩酸反応 陽性 アンスロン反応 陽性 フォリン ローリ−反応 陰性 エルソンモルガン反応陰性 (6)溶解性 水に溶けるが有機溶媒には溶けない。 (7) イオン交換樹脂に対する吸着性アニオン、カ
チオンのいずれの交換樹脂にも吸着されなし・。 (8)物性 中性多糖類 (9) 薄層クロマトグラフィー(シリカゲル60F
254)tert−ブタノール−水(7:3)、n−ブ
タノール−酢酸−水(4:1:2)、n−ブタノール−
メタノール−水(4:1 :2)、 n−プロパノ−
ルー水酸化アンモニウム−水(40:60:5)のいず
れの溶媒系においても、硫酸発色。 トルイジンブルーによる染色で原点。 (10) セルローズアセテート膜による電気泳動1
M酢酸−ピリジ:’ (pH3,5) 0.5mA/c
m(総電流7mA)20分の電気泳動で移動なし。 2、 シュードモナス属に属するYM−3229G生産
菌を培地に培養し、培養物より制癌作用物質YM−32
29Gを採取することを特徴とするYM −3229G
の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56205519A JPS58107186A (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | 制癌作用物質及びその製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP56205519A JPS58107186A (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | 制癌作用物質及びその製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58107186A true JPS58107186A (ja) | 1983-06-25 |
Family
ID=16508214
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP56205519A Pending JPS58107186A (ja) | 1981-12-19 | 1981-12-19 | 制癌作用物質及びその製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58107186A (ja) |
-
1981
- 1981-12-19 JP JP56205519A patent/JPS58107186A/ja active Pending
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