JPS58100036A

JPS58100036A - 複写機等におけるシ−ト給送装置

Info

Publication number: JPS58100036A
Application number: JP56195120A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Nishio; 西尾　正
Original assignee: Olympus Corp; Olympus Optical Co Ltd
Current assignee: Olympus Corp
Priority date: 1981-12-05
Filing date: 1981-12-05
Publication date: 1983-06-14
Also published as: US4508332A

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】この発明は、カセット内に積載収納したシートを、給紙
信号によシ揺動動作する給紙ローラによって送出する複
写機等のシート給送装置において、レジスタローラ前に
形成されるシートのカール量を一定にする如く構成し友
ものに関するものである。

一般に、複写機環のシート給送装置は、例えば第１図に
示す如く構成されている。即ち、菖１図において、１は
カセットで、カセット１内に積載収納されているシート
２は、カセット１の底部に取り付けられた板バネ５によ
ｐ上方に押し上げられており、シート２の上端面は分離
爪８によシ押見られ、その高さが規制されている。６は
給紙ローラで、軸７を支点とする揺動可能なアーム４の
先端に取付けられた軸５に装着されている。９．１０は
カセット１から給紙ロー２６によシ送出されるシート２
を、レジスタローラ１１に案内するガイドである。この
ように構成されている一般のシート給送装置は、給紙信
号によジアーム４が降下し、給紙ローラ６をシート２の
上面に接触させる。この際、回転している給紙ローラ６
とシート２との間の摩擦力と、分離爪８０作用によシ、
シート２は最上部の一枚だけが、分離爪８を乗り越えて
前方へ送出され、ガイド９．１０に沿って案内されて進
行し、その先端は回転を停止しているレジスタロー２１
１に到達する。給紙ロー２６は、アーム４が給紙信号に
より一定時間降下している間に、更にシート２の送出動
作を続行するので、シート２はレジスタローラ１１の後
方で、第１図において点線で示すように彎曲し、カール
を形成する。そして、給紙信号の発生から一定時間経過
後、アーム４は上方に移動し、給紙ローラ６はシート２
の表面と非接触状態となシ、シート２の送出動作は停止
する。また、前方に送出されているシート２は、給紙ロ
ーラ６の給送動作中に発せられるレジスタローラ駆動信
号によるレジスタローラ１１の回転動作により、複写機
本体内部へ給送される。

ところが、このように構成されている従来のシート給送
装置においては、第２図に示すようにカセット内にシー
ト２が、満紙状態で収納されている場合と、第３図に示
すように、最後の数枚程度しか積載されていない場合と
では、シート２の先端がレジスタローラ１１部分で一旦
停止した後に形成されるシートのカール量には大きな差
が生ずる。特にカヤット１の深さが大きい程、その差は
大になる。このカールは、レジスタローラ１１から、シ
ート２を複写機本体内部へ送シ込む際に、シート２に前
方へ進行する力を貯えるために形成するものであるから
、このカール量が少なすぎると、レジスタローラ１１へ
の食いつき力が弱くなり、給紙遅れが発生しやすくなる
。また、逆に、カール量が多すぎると、第４図に示すよ
うに、シート２が２ケ所のカールを形成してしまい、シ
ート２を前方へ送出する力を失って、レジスタロー２１
１への食いつ゛きが悪くなり、給紙遅れが発生しゃすぐ
なる。

このようなシート２のカール量に差が生ずる理由は、カ
セット内のシート積載量の多少に拘らず、常時Ｘ同一の
給紙タイミングで給紙ローラの降下動作をさせているか
らである。即ち、第５図は、給紙ロー２６のシート２へ
の接触点の状態を説明するものであるが、図中、Ａ線は
カセット１にシート２が満載して収納されている場合（
以下満紙時という）のシート２の最上面の位置を、Ｂ線
は、シート２が数枚程度しか積載されていない場合（以
下少紙時という）のシート２の最上面の位置を、それぞ
れ示している。図から明らかなように、シート満紙時の
給紙ローラ６とシート２との接触点ａと、シート少紙時
の接触点すとでは、δだけ接触位置がずれる。このため
、接触点すで送出されるシートの長さは、ａ点で送出さ
れるシートの長さよりも、給紙ローラ６が、ずれδを降
下する時間分だけ減少することになカ、シたがって、シ
ート２の先端が、レジスタローラ１１で一旦停止した後
にシート２に形成されるカール量は少なくなる。この場
合、シート積載量の多いものでは、第５図に示されてい
るずれδが更に大きくなシ、満紙時と少紙時とではカー
ル量に大きな差が生じ、レジスタローラ１１による給紙
遅れ郷を発生することになる。

本願発明は、従来のシート給送装置におけるかかる欠点
を除去するためになされた本ので、シート積載状態を検
出、シ、それに応じて給紙信号のタイミングを調整する
ことにより、カセット内のシート積載量の如何に拘らず
、シートに常にほぼ一定のカール量を形成し、給紙不曳
郷の発生を防止する如く構成したシート給送装置を提供
することを目的としている。

次に、図示した実施例を８照しながら、本願発明の詳細
な説明する。第６図及び第７図は、第１の実施例を示す
もので、１２は発光素子、１３は受光素子で、複写機等
の本体の壁面の同−水平面上に配置されている。１４は
摺動溝を形成した反射板で、カセット１の底部に設けら
れた板バネ３の先端に突出形成した支持部材１５に、摺
動溝を係合させることにより、上下動可能に支持されて
いる。１６は反射板１４の下部に設けられ念重錘で、反
射板１４に下向きの力を加え、反射板１４を発光素子１
２と受光素子１３の水平面と直交する如く、常時鉛直状
態に保持するためのものである。

このように構成されたシート給送装置において、カセッ
ト１内のシート２が満紙時の場合は、第６図において点
線で示すように、支持部材１５は反射板１４の摺動溝の
最下部に位置して反射板１４を保持しており、受光素子
１３は、発光素子１２の反射光を検知せず、シート少量
の給紙信号より遅れたシート多量の給紙信号を発生し、
給紙ローラ６を降下させて給紙動作を開始する。そして
、シート量が少（なるにつれて、支持部材１５は反射板
１４の摺動溝を上方に移動し、摺動溝の最上部で反射板
１４を支持して持ち上げ、シートが極〈少量しか積載さ
れていない場合には、反射板１４は実線で示した位置に
到達する。この場合は、発光素子１２からの放射光は、
反射板１４で反射して受光素子１３に到達し、受光素子
１３によりシート少量の給紙信号を発生し、給紙ロー２
６を降下して給紙動作を開始させる。

なお、この際、反射板１４には最下部に重錘１６が設け
られていて、常に反射板１４に下方への力を加えている
ため、反射板１４の摺動溝最下部に支持部材１５が引掛
りなどして、反射板１４がそのまま持ち上げられ、シー
トが多量にあるにも拘らず、反射板１４が発光素子１２
の位置にまで上昇して、誤作動を起すことなどを防止す
ることができる。

次に、かかる給紙ローラの動作を制御する制御回路の一
構成例を第８図に示す。なお、第９図は、制御回路の各
構成素子等の動作を示すタイムチャートである。給紙信
号はシートが少紙時の場合のタイミングｔ、で発せられ
るものとする。この給紙信号を、まず第１の単・安定！
ルデバイブレータＭ　Ｍ、に入力すると、Ｑ、から■信
号、互、からＬ信号が出される。この互、からのＬ信号
は、更に第２の単安定マルチバイブレータＭ１４に入り
、ＬからＨへの立ち上がシ時ちに、−からＨ信号を出す
。したがって、ＭＭ、のＱ、からのＨ信号と、Ｍ鳩のへ
からの■信号は、時間差（ｂ−ｔ＋〕が生ずる。受光素
子１３′を含む検知部は、反射光を感知したときのみ■
信号を出す。

したがって、シートが少紙時の場合、■信号を出し、こ
のＨ信号は出力Ｑ１のＨ信号：と共にムＮＤ１回路に入
力され、このムＮＤ１回路を通って、ＯＲ回路を介して
、第３の単安定ＴルチバイブレータＭＭＩに入力され、
−よりＨ信号を、時点１、から所定時間ドライブ回路に
送り、給紙ローラ６の給紙動作を行わせる。逆に、受光
素子１３が反射光を感知していないとき、即ち満紙時の
場合は、Ｌ信号となシ、インバータによシＲ信号に変換
されて、時点嶋で発生するへのＨ信号とで形成されるム
）ｉＤ２回路を通して、第３の単安定Ｔルテバイブレー
クＭＭｓに入力される。

そして、喝よりＨ信号を、時点１．から所定時間ドライ
ブ回路に送り、給紙動作を行わせる。したがって、受光
素子１３が反射光を感知しているが、否かによって、第
５の単安定マルチバイブレータに入る給紙信号は、時点
１．に発生するＱｌｌ、あるいは時点１．に発生するも
となり、両者間には先に述べたように時間差（ち−１，
）があるため、給紙ローラ６を降下動作させるタイミン
グを、シート２の積載量に応じて変えることができる。

以上のように、上記制御回路を用いると、シート少紙時
には給紙ローラ動作を時点ｔ、で開始させ、満紙時には
時点ｔ、より遅れた時点−で動作を開始させることがで
きるが、一方、レジスタローラ１１は常にタイミングｔ
４で動作するように構成されているので、時点ｔ、より
遅れた時間分（１，−１，）だけ、満紙時には従来装置
のものより給紙量が減り、カール量を調整することがで
きる。しかし、遅らされた時点ちが所定時点ｔ１を越え
ると、シート２の先端がレジスタローラ１１に到達する
前に、レジスタローラ１１が回転動作を始めるので、時
点１．はｔ、からｔｌまでの間で調整され表ければなら
ない。

これらの時点ｔ１あるいは−において発生する給紙信号
により、給紙ローラ６を降下させる手段としては、ソレ
ノイドで上下動させるもの、あるいは、カムを介してモ
ータによ〕駆動するものなどがある。ソレノイドで上下
動させるものは、少紙時は時点ｔ７、満紙時は時点ちで
発生する給紙信号により、給紙ローラ６をシート２の表
面に降下させ、レジスタローラ１１が回転し始める時点
１．の直後に、給紙ローラ６を引き上げてやることによ
り、満紙時及び少紙時に同一カール量を形成させること
ができる。また、カムを介してモータで駆動するものは
、第１０図に示すようなカム１７で、アーム４を上下動
させるもので、満紙時においては、カム１７の面の少紙
時の仲）点よシ手前のけ）点が、アーム４に接する時点
で給紙ローラ６がシート２の表面に接触し、少紙時より
長い期間、すなわち長いシートを送シ出すことになる。

したがって、満紙時においては、給紙信号の発生を少紙
時よプ遅くしてやれば、少紙時の場合と同一の時間だけ
、レジスタローラ回転動作前にシートを送り出すことが
でき、それにより、満紙時あるいは少紙時に拘らず、同
一のカール量を形成させることができる。

第１１図は、第２実施例を示すもので、発光素子と受光
素子をそれぞれ２個づつ用いて、給紙ローラ作動開始時
をカセット１のシート積載量に応じて、３段階に変更す
るようにしたものである。１８．２０は発光素子、１９
．２１は受光素子であシ、本体側のカセット収納壁面の
それぞれの同一水平面内に、各組の発光及び受光素子が
取〕付けられている。反射板１４は第１実施例のものと
同様に、板バネ３に積載されるシート量に応じて上下動
する。シートが満紙時の場合は、板バネ５はＣの位置に
あり、この時は、反射板１４は２組の発光素子１８．２
゜と受光素子１９，２１０いずれに対しても、正面に対
向する位置にあシ、カセット１が満紙状態であることを
検知し、満紙のタイｉングで給紙ローラ６を降下動作さ
せる。板バネ５がＢの位置にあるときは、一方の発光素
子１８と受光素子１９のみが、反射板１４と対向し、積
載シート量が中程度であることを検出して、給紙ローラ
６の降下動作開始時点を満紙時より早くして、カール量
を満紙時とほぼ等しくする。更に、積載シート量が少な
く、板バネ５がムの位置にある場合は、２組の発光及び
受光素子はいずれも反射板１４と対向せず、シート量が
少量であることを検出して、給紙ローラ６の降下動作開
始時点を更に早くして、カール量を満紙あるいは中量の
場合と同勢にするものである。

第１２図は、第３の実施例を、第１５図は、その制御回
路の一構成例を、第１４図は、制御回路の動作のタイム
チャートを示すもので、カセット１の底板５′を、先の
実施例と同様にバネ板で構成するか、あるいは単なる板
体で構成し、複写機本体に軸２２で枢着され、ばね等に
より上向きに付勢されたアーム２５の先端に軸２４で取
付けられたローラ２５を、底板３′に接触させる。そし
て、底板３′をバネ板で形成する場合には、ローラ２５
は底板３′の移動に単に追随する如くし、底板３′を単
なる板体で形成する場合には、ローラ２５を介してアー
ム２３により底板５′を上方に押し上げるように構成す
る。また、アーム２３の揺動角度によって軸２２を介し
て抵抗値を変化させるようにした可変抵抗器２６を、本
体側に取り付けである。アーム２３は、シート１の積載
量に応じて揺動し、それにより、軸２２の回転角度も変
ってぐるので、シート１の積載量に応じて可変抵抗器２
６の抵抗値を変えることができる。この可変抵抗器を第
１５図に示すように、制御回路の第１の単安定マルチバ
イブレータＭＭ４の積分回路の抵抗Ｒとして用いると、
給紙ローラ６を降下動作させる時点を、カセット１のシ
ート積載量と対応させることができる。即ち、シート積
載量が少ないと回転角が大きく、積載量が多いと回転角
は小さくなるが、回転角が大きく表れば抵抗値が小にな
るように可変抵抗器２６を構成すれば、積載量が少ない
ときは、給紙信号がＭ　Ｍ、に入力されたのち、ＭＭｌ
の電からでるＬ信号は短かく、第２の単安定マルチバイ
ブレータＭｌｌｌＫ入力するＬから■への立ち上り信号
の発生時期はｔ：となる。また、積載量が多く回転角が
小さくなると、抵抗値は大きくなり、ＭＭ４の−からで
るＬ信号は長くなり、ＭＭａの〜から出るドライブ回路
の駆動信号の発生時期ｔｌは、回転角の大きいときより
も時間（ｔ！Ｉ−ｔ、Ｉ）だけ遅らすことができる。こ
のように、可変抵抗器２６を上記の如き制御回路に用い
ることにより、給紙信号の発生時期をシート積載量に応
じてずらすことができ、積載量に応じた給紙動作を行わ
せて、シートのカール量を常時はぼ一定にすることがで
きる。

以上、実施例に基づき詳細に説明したように、本願発明
は、従来のシート給送装置において、カセット内のシー
ト積載量を検出する手段と、給紙信号を制御する手段と
を設け、シート積載状態を検出して、それに応じて、給
紙ローラを駆動する給紙信号のタイミングを調整するよ
うにしたので、カセット内のシート積載量の多少に拘ら
ず、レジスタローラの前にできるシートのカール量をほ
ぼ一定にすることができ、レジスタローラからの給紙を
安定にすることができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来のシート給送装置の一部断面側面図、第
２図は、第１図に示した装置の満紙時における給送状態
を示す図、第３図は、同じく少紙時における給送装置を
示す図、第４図は、第１図に示した装置の給紙が多過ぎ
な状態を示す図、第５図は、第１図に示した装置におけ
る給紙状態の説明図、第６図は、本願発明に係るシート
給送装置の一部断面側面図、第７図は、第６図に示した
装置の要部斜視図、第８図は、第６図に示した装置の制
御回路の一構成例を示す図、第９図は、第８図に示し慶
制御回路の各構成素子の動作を示すタイムチャート、第
１０図は、第６図に示した装置のアーム駆動手段を示す
図、第１１図及び第１２図は、本願発明に係るシート給
送装置の他の実施例を示す一部断面側面図、第１３図は
、第１２図に示した実施例の制御回路の一構成例を示す
図、第１４図は、その制御回路の動作を示すタイムチャ
ートである。図中、１はカセット、２はシート、３は板バネ、４はア
ーム、６は給紙ローラ、８は分離爪、１１はレジスタロ
ーラ、１２は発光素子、１５は受光素子、１４は反射板
、１５は支持部材、１６は重錘、１７はカム、１８及び
２０は発光素子、１９及び２１は受光素子、２２は軸、
２３はアーム、２５はローラ、′″２６は可変抵抗器を
示す。特許出願人　オリンパス光学工業株式会社代理人弁理士
　　最　　上　　健　　治　（：’ｊ：：３．゛・・・
。第１図３第２図第３図第４図第５図第７図第８７鷺９図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）　　一端が上方に付勢される底板にシートを積載
して収納できる如く構成したカセットと、給紙信号によ
シ揺動して前記シートと接触し、シートを一枚づつ送出
する給紙ローラとからなるシート給送装置において、前
記シートの積載量を検出する手段と、該検出手段からの
検出信号によシ、前記給紙信号の発生時期を制御する手
段とを設けたことを特徴とする複写機等におけるシート
給送装置。
（２）　シート積載量検出手段を、カセット底板に取り
付けた反射板と、装置本体に取り付けた発光及び受光素
子とで構成したことを特徴とする特許請求の範囲第１項
記載の複写機等にシけるシート給送装置。
（３）　　シート積載量検出手段を、カセット底板を押
圧するアームによシ駆動される可変抵抗器で構成したこ
とを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の複写機等に
おけるシート給送装置。