JPH1199531A - 自動車バンパー用芯材 - Google Patents
自動車バンパー用芯材Info
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- JPH1199531A JPH1199531A JP9264083A JP26408397A JPH1199531A JP H1199531 A JPH1199531 A JP H1199531A JP 9264083 A JP9264083 A JP 9264083A JP 26408397 A JP26408397 A JP 26408397A JP H1199531 A JPH1199531 A JP H1199531A
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Abstract
ネルギー吸収性能、成形時の融着性、成形体の寸法精度
が良好であり、かつバンパー表皮材との接着性、融着性
にもすぐれる自動車バンパー用芯材をうること。 【解決手段】 (A)エチレン含量が0.1〜8重量%
のエチレン−プロピレンランダム共重合体100重量部
および(B)親水性ポリマー0.05〜20重量部を含
有する樹脂組成物を基材樹脂とする予備発泡粒子の型内
成形体からなり、密度が0.03〜0.18g/cm3
であることを特徴とする自動車バンパー用芯材。
Description
製造するにあたって使用されるバンパー用芯材を製造
し、使用する技術分野に属する。
年、自動車の軽量化に伴い、金属製バンパーに代わって
合成樹脂製のバンパーが開発され、その一つとして合成
樹脂発泡体の芯材と、該芯材を被包する非発泡合成樹脂
の表皮材からなるバンパーが使用されるようになった。
ーとしての性能を左右する重要な部材であり、単に軽い
というだけでは不充分であり、バンパー用芯材として要
求されるほかの性質、すなわちエネルギー吸収性能にす
ぐれることをも満足するものでなければならなかった。
そこで、従来前記芯材として油圧式ショックアブソー
バー、ポリウレタン樹脂発泡体、ポリスチレンまた
はポリエチレン樹脂発泡体(特開昭57−40136号
公報)が知られている。
て重量が重く、かつ衝撃エネルギーを吸収するためには
長いストロークを必要とし、これが車体前部の自由なデ
ザインを制限する。は空気中の水分などにより加水分
解による経時劣化が起こり、自動車バンパーとしてのエ
ネルギー吸収性能および寸法回復率が低下するという品
質維持上の欠点があり、低下しないようにするには密度
の高い発泡体(0.1〜0.3g/cm3)にしなけれ
ばならず、結果的に軽量化に逆行する。は加水分解な
どの劣化がなく、軽量化できるが、耐薬品性(耐ガソリ
ン性)および耐熱性(炎天下にされされても変形しない
耐熱性、90℃での耐熱性)が不足し、自動車バンパー
用芯材として満足しうるものではない。
−221745号公報で密度0.015〜0.045g
/cm3、50%圧縮時の圧縮強度1kg/cm2以上の
ポリプロピレン系樹脂発泡体からなるバンパー用芯材が
提案されているが、短いストローク、すなわち低歪で衝
撃エネルギーを吸収するには不充分であり、また発泡成
形体の寸法バラツキが大きいといった問題があった。
開昭61−46744号公報では、前記エネルギー吸収
性能が改善されたポリオレフィン系樹脂発泡体からなる
バンパー用芯材が提案されているが、バンパー表皮材と
の接着性、融着性が製造条件によってばらつき、生産性
に問題を有していた。
からなるバンパー用芯材の成形用原料となる予備発泡粒
子は、従来、揮発性有機発泡剤または炭酸ガスを含有す
るポリオレフィン系樹脂粒子を水系分散媒に分散させ、
容器内の圧力を発泡剤の蒸気圧以上またはそれ以上の圧
力に保持しながら樹脂の軟化温度以上の温度に加熱した
後、加圧容器内より低圧雰囲気中に放出して発泡させる
ことによってえられる(特開昭52−77174号公報
および特開昭59−111823号公報参照)。このば
あい、揮発性有機発泡剤としては、たとえば、プロパ
ン、ブタン、ペンタン、トリクロロフルオロメタン、ジ
クロロジフルオロメタンなどが知られている。
ロパン、ブタンなどについては毒性や可燃性など安全性
に問題があり、フロンなどについてはオゾン層破壊とい
った環境面の問題があり、また、炭酸ガスは地球温暖化
促進の原因となる、いわゆる温室効果ガスとして知られ
ており、いずれも好ましくない。さらに、揮発性発泡剤
の使用は発泡倍率のコントロールが困難であり、揮発性
発泡剤そのものが高価であるためコスト高になるという
欠点があることも知られている。
パー用芯材は本来要求される特性を充分満足していると
はいい難く、また成形用原料となる予備発泡粒子の製法
にも問題があった。
技術の課題を解決すべく鋭意研究を重ねた結果、特定の
エチレン−プロピレンランダム共重合体および親水性ポ
リマーを含有する樹脂組成物を用いることによって、従
来の揮発性発泡剤や炭酸ガスを使用せずとも、低密度で
耐熱性、耐薬品性、圧縮強度、エネルギー吸収性能、成
形時の融着性、成形体の寸法精度が良好なだけでなく、
バンパー表皮材との接着性、融着性にもすぐれるバンパ
ー芯材がえられることを見出した。
が0.1〜8重量%のエチレン−プロピレンランダム共
重合体100重量部および(B)親水性ポリマー0.0
5〜20重量部を含有する樹脂組成物を基材樹脂とする
予備発泡粒子の型内成形体からなり、密度が0.03〜
0.18g/cm3であることを特徴とする自動車バン
パー用芯材(請求項1)、親水性ポリマーがエチレン系
アイオノマーである請求項1記載の自動車バンパー用芯
材(請求項2)、予備発泡粒子が、前記基材樹脂からの
樹脂粒子を密閉容器内で水系分散媒に分散させ、前記樹
脂粒子の軟化温度以上の温度に加熱し、含水樹脂粒子と
したのち、チッ素、空気またはこれらを主体とする無機
ガスを密閉容器内に導入して密閉容器内の圧力を8〜7
5kg/cm2Gとし、この圧力を保持しつつ前記密閉
容器の内圧よりも低圧の雰囲気中に放出させて前記含水
樹脂粒子を発泡させてえられたものである請求項1また
は2記載の自動車バンパー用芯材(請求項3)、および
型内成形体が、該成形体表層部に直径が中心部の平均気
泡径の1/3以下であり、かつ0.5〜50μmの微細
気泡が1mm2あたり300個以上存在するものである
請求項1、2または3記載の自動車バンパー用芯材(請
求項4)に関する。
ロピレンランダム共重合体(A)100部(重量部、以
下同様)および親水性ポリマー(B)0.05〜20部
を含有する基材樹脂組成物(以下、基材樹脂組成物とも
いう)からなる樹脂粒子が、予備発泡粒子の製造のため
に使用される。
ンダム共重合体を使用するため、えられる成形体のエネ
ルギー吸収性能が大幅に向上するという効果がえられ
る。
体(A)のエチレン含量は0.1〜8重量%、好ましく
は1〜5重量%である。エチレン含量が0.1重量%未
満では、融点が高くなるため予備発泡粒子の製造および
成形時の融着性が悪くなり、また成形体のエネルギー吸
収性能が不充分となる。エチレン含量が8重量%をこえ
ると、成形体の圧縮強度、耐熱性が悪くなり、またエネ
ルギー吸収性能が不充分となる。
体(A)のプロピレン含量は、92〜99.9重量%、
好ましくは95〜99重量%である。プロピレン含量が
92重量%未満では、成形体の圧縮強度、耐熱性が悪く
なり、またエネルギー吸収性能が不充分となり、99.
9重量%をこえると、融点が高くなるため予備発泡粒子
の製造および成形時の融着性が悪くなり、またエネルギ
ー吸収性能が不充分となる。
体(A)のMIとしては、230℃において0.5〜3
0g/10分、さらには2〜20g/10分のものが好
ましく、また、曲げ弾性率としては5000〜2000
0kgf/cm2、融点としては130〜165℃のも
のが好ましい。
い、溶融粘度が高すぎて発泡が困難になり、30g/1
0分をこえるばあい発泡時に破泡しやすくなり、エネル
ギー吸収性能が不充分となる傾向にある。
未満のばあい、圧縮強度や耐熱性が不充分となり、20
000kgf/cm2をこえるばあい、エネルギー吸収
性能、成形時の融着性が不充分となる傾向にある。
が不充分となり、165℃をこえるばあい、成形時の融
着性が不充分となる傾向にある。
体(A)は、本発明の効果を損なわない範囲でほかのモ
ノマーを共重合していてもよく、エチレン−プロピレン
−ブテンランダム三元共重合体、エチレン−プロピレン
−ブテン−4−メチルペンテンランダム四元共重合体な
どがあげられる。これらのエチレン−プロピレンランダ
ム共重合体は無架橋の状態で用いてもよいが、パーオキ
サイドや放射線などにより架橋させて用いてもよい。
ンおよびプロピレンの合計に対して0〜7重量%、好ま
しくは0〜4重量%である。
体(A)は、本発明の効果を損なわない範囲で必要に応
じてほかのポリオレフィン系樹脂をブレンドしたもので
あってもよい。これらブレンド可能なポリオレフィン系
樹脂としては、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン
ブロック共重合体、エチレン−プロピレンゴム、高圧法
低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、中密
度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、エチレン−酢酸
ビニル共重合体、エチレン−アクリル酸エステル共重合
体、エチレン−アクリル酸共重合体などがあげられる。
これらは単独をブレンドしてもよく、2種以上をブレン
ドしてもよい。
ダム共重合体(A)におけるエチレンとプロピレンとの
重量比は、1:999〜1:12、好ましくは1:99
〜1:19である。
プロピレンランダム共重合体(A)に発泡剤としての水
を含浸させるために使用される成分である。
水を含浸しやすいポリマーで、かつエチレン−プロピレ
ン共重合体(A)中での分散性が良好であり、分子内に
カルボキシル基、水酸基、アミノ基、アミド基、エステ
ル基、ポリオキシエチレン基などの親水性基を含有す
る。親水性のちがいなどにより、吸湿性ポリマー、吸水
性ポリマーおよび水溶性ポリマーに分類される。
70に準拠して測定された吸水率が0.5%以上で上限
が10%のポリマーをいう。
とえばカルボキシル基含有ポリマー、ポリアミド、熱可
塑性ポリエステル系エラストマー、セルロース誘導体な
どがあげられる。
としては、たとえばエチレン−アクリル酸−無水マレイ
ン酸三元共重合体(吸水率0.5〜0.7%)、エチレ
ン−(メタ)アクリル酸共重合体(エチレン単位70〜
97%、さらには80〜95%と(メタ)アクリル酸単
位3〜30%、さらには5〜20%)のカルボキシル基
の10〜100%、さらには30〜100%をナトリウ
ムイオン、カリウムイオンなどのアルカリ金属イオンを
はじめ、亜鉛イオンなどの遷移金属イオンなどの金属イ
オンで塩にし、分子間をイオン架橋させたエチレン系ア
イオノマー(吸水率0.7〜1.4%)、エチレン−
(メタ)アクリル酸共重合体(吸水率0.5〜0.7
%)などがあげられる。これらのポリマーは、単独で用
いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ばナイロン−6(吸水率1.3〜1.9%)、ナイロン
−6,6(吸水率1.1〜1.5%)、共重合ナイロン
(イーエムエス−ヘミー社(EMS−CHEMIE A
G)製のグリルテックス(商品名)など)(吸水率1.
5〜3%)などがあげられる。これらのポリアミドは、
単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
の具体例としては、たとえばポリブチレンテレフタレー
トとポリテトラメチレングリコールとのブロック共重合
体(吸水率0.5〜0.7%)などがあげられる。これ
らの熱可塑性ポリエステル系エラストマーは、単独で用
いてもよく、2種以上を併用してもよい。
たとえば酢酸セルロース(吸水率1.0〜7.0%)、
プロピオン酸セルロース(吸水率1.7〜2.8%)な
どがあげられる。これらのセルロース誘導体は、単独で
用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
−プロピレンランダム共重合体中での分散性にすぐれ、
比較的少量で高含水率(1〜50%程度の含水率)の含
水樹脂組成物がえられるため、前記エチレン系アイオノ
マーが好ましく、とりわけ、前記エチレン−(メタ)ア
クリル酸共重合体のカルボキシル基の30〜100%を
ナトリウムイオン、カリウムイオンなどのアルカリ金属
イオンで塩にし、イオン架橋させたエチレン系アイオノ
マーが好ましい。
なく、自重の数倍から数百倍の水を吸収し、圧力がかか
っても脱水されがたいポリマーをいう。
とえば架橋ポリアクリル酸塩系重合体、澱粉−アクリル
酸グラフト共重合体、架橋ポリビニルアルコール系重合
体、架橋ポリエチレンオキサイド系重合体、イソブチレ
ン−マレイン酸系共重合体などがあげられる。これらの
ポリマーは、単独で用いてもよく、2種以上を併用して
もよい。
例としては、たとえば(株)日本触媒製のアクアリック
(商品名)、三菱化学(株)製のダイヤウェット(商品
名)などで代表される架橋ポリアクリル酸ナトリウム系
重合体などがあげられる。これらの重合体は、単独で用
いてもよく、2種以上を併用してもよい。
具体例としては、たとえば日本合成化学工業(株)製の
アクアリザーブGP(商品名)などで代表される架橋ポ
リビニルアルコール系重合体があげられる。かかる重合
体は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよ
い。
の具体例としては、たとえば住友精化(株)製のアクア
コーク(商品名)などで代表される架橋ポリエチレンオ
キサイド系重合体があげられる。かかる重合体は、単独
で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
の具体例としては、たとえば(株)クラレ製のKIゲル
(商品名)などで代表されるイソブチレン−マレイン酸
系共重合体があげられる。かかる共重合体は、単独で用
いてもよく、2種以上を併用してもよい。
−プロピレンランダム共重合体中での分散性および高含
水率の点から架橋ポリエチレンオキサイド系重合体が好
ましい。
状態で水に溶解するポリマーをいう。
とえばポリ(メタ)アクリル酸系重合体、ポリ(メタ)
アクリル酸塩系重合体、ポリビニルアルコール系重合
体、ポリエチレンオキサイド系重合体、水溶性セルロー
ス誘導体などがあげられる。これらのポリマーは、単独
で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
体例としては、たとえばポリアクリル酸、アクリル酸−
アクリル酸エチル共重合体、ポリメタクリル酸2−ヒド
ロキシエチルなどがあげられる。これらの重合体は、単
独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
具体例としては、たとえばポリアクリル酸ナトリウム、
ポリメタクリル酸ナトリウム、ポリアクリル酸カリウ
ム、ポリメタクリル酸カリウムなどがあげられる。これ
らの重合体は、単独で用いてもよく、2種以上を併用し
てもよい。
例としては、たとえばポリビニルアルコール、ビニルア
ルコール−酢酸ビニル共重合体などがあげられる。これ
らの重合体は、単独で用いてもよく、2種以上を併用し
てもよい。
体例としては、たとえば分子量数万〜数百万のポリエチ
レンオキサイドなどがあげられる。かかる重合体は、単
独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
ては、たとえばカルボキシメチルセルロース、ヒドロキ
シエチルセルロースなどがあげられる。これらの重合体
は、単独で用いてもよく、2種以上を併用してもよい。
−プロピレンランダム共重合体中での分散性および高含
水率の点からポリビニルアルコール系重合体が好まし
い。
記親水性ポリマーの種類によって異なるが、通常、所定
の低密度(0.03〜0.18g/cm3)の発泡成形
体をうるためにはエチレン−プロピレンランダム共重合
体(A)100部に対して0.05部以上、なかんづく
0.5部以上にするのが好ましい。また、予備発泡粒子
の製造時の生産安定性や発泡特性を良好にし、予備発泡
粒子からえられる成形体にすぐれた機械的強度や耐熱性
を付与するとともに、吸水時の寸法変化を小さくする点
から、エチレン−プロピレンランダム共重合体(A)1
00部に対して20部以下、なかんづく10部以下にす
るのが好ましい。
含有せしめるのが、気泡が均一で、低密度の予備発泡粒
子をうることができるという点から好ましい。
低密度の予備発泡粒子をうることができ、また該予備発
泡粒子から機械的強度や柔軟性などにすぐれた成形体を
うることができる点から、50μm以下、なかんづく1
0μm以下であるのが好ましく、二次凝集や取扱作業性
の点から0.1μm以上、なかんづく0.5μm以上で
あるのが好ましい。
とがある。
ばタルク、炭酸カルシウム、水酸化カルシウムなどがあ
げられる。これらの無機充填剤は、単独で用いてもよ
く、また2種以上を併用してもよい。これらのなかで
は、気泡が均一で低密度の予備発泡粒子がえられる点か
らタルクが好ましい。
レンランダム共重合体(A)の軟化温度以上の温度で固
体状のものであればよく、とくに限定がない。前記有機
充填剤の具体例としては、たとえばフッ素樹脂粉末、シ
リコーン樹脂粉末、熱可塑性ポリエステル樹脂粉末など
があげられる。これらの有機充填剤は、単独で用いても
よく、また2種以上を併用してもよい。
粒子をうるためには、エチレン−プロピレンランダム共
重合体(A)100部に対して0.01部以上、なかん
づく0.1部以上にするのが好ましく、また予備発泡粒
子を成形する際に、すぐれた融着性を発現させ、該予備
発泡粒子から機械的強度や柔軟性などにすぐれた成形体
をうるためには、エチレン−プロピレンランダム共重合
体(A)100部に対して10部以下、なかんづく5部
以下にするのが好ましい。
安定剤、光安定剤、染料、滑剤、可塑剤、帯電防止剤な
どを本発明の目的を損なわない範囲で含むことができ
る。
ンダム共重合体(A)および親水性ポリマー(B)、必
要により使用される充填剤を含有した基材樹脂組成物
を、通常、押出機、ニーダー、バンバリーミキサー、ロ
ールなどを用いて溶融混練し、ついで円柱状、楕円柱
状、球状、立方体状、直方体状など予備発泡に利用しや
すい所望の粒子形状に成形することによって樹脂粒子が
製造される。
子の大きさなどにもとくに限定はないが、たとえば押出
機中で前記基材樹脂の軟化温度以上の条件で溶融混練し
て0.5〜10mg/粒、好ましくは1〜5mg/粒程
度の粒子を製造するのが一般的である。
成物からなる樹脂粒子を密閉容器内で水系分散媒に撹拌
などの操作により分散させ、前記樹脂粒子を前記樹脂粒
子の軟化温度以上の温度に加熱して含水樹脂粒子とす
る。
前記基材樹脂組成物を溶解させない溶媒であればよく、
通常水または水とエチレングリコール、グリセリン、メ
タノール、エタノールなどのうちの1種またはそれらの
2種以上との混合物が例示されるが、環境面、経済性な
どから水が好ましい。
および界面活性剤が水系分散媒100部に対してそれぞ
れ0.1〜10部および0.001〜0.1部程度添加
されている。前記分散剤の具体例としては、たとえば第
三リン酸カルシウム、塩基性炭酸マグネシウム、塩基性
炭酸亜鉛、炭酸カルシウムなどがあげられ、前記界面活
性剤の具体例としては、たとえばドデシルベンゼンスル
ホン酸ソーダ、n−パラフィンスルホン酸ソーダ、α−
オレフィンスルホン酸ソーダなどがあげられる。
としては、水系分散媒100部に対して3〜100部、
さらには10〜50部が好ましい。樹脂粒子の量が3部
未満になると生産性が低下し、製造コストが高くなり、
経済的でなく、100部をこえると加熱中に容器内で樹
脂粒子同士が融着する傾向が生じる。
使用する樹脂粒子の軟化温度以上の温度、通常は融点−
10℃〜融点+50℃であるが、融点〜融点+20℃が
好ましく、融点+5℃〜融点+15℃がさらに好まし
い。たとえば融点145℃のエチレン−プロピレンラン
ダム共重合体のばあい、145〜165℃、さらには1
50〜160℃が好ましく、145℃未満では発泡しに
くくなり、165℃をこえるとえられる発泡体の圧縮強
度、耐熱性が充分でなく、容器内で樹脂粒子が融着しや
すくなる。なお、本発明でいう融点はDSCによって1
0℃/分で測定したときの融解ピークの頂点の温度をい
う。
点における水蒸気圧下での含水率は、1〜50%、さら
には1.5〜30%であることが好ましい。含水率の調
整は予備発泡させる際の温度、加熱時間によって行なう
ことができる。前記含水率が1%未満のばあい、えられ
る型内成形体の密度を0.18%以下にするのが困難と
なる。好ましい含水率は3%以上である。また、50%
をこえると、樹脂粒子の水系分散媒に対する分散性が低
下し、予備発泡粒子製造時に密閉容器内で樹脂粒子が塊
状になり、均一に予備発泡させることができなくなる。
好ましい含水率は30%以下である。
Cによって10℃/分の昇温速度で測定したときの融解
ピークの頂点の温度である。
圧下での含水率は、以下のようにして求められる。すな
わち、300cc耐圧アンプル中に前記基材樹脂組成物
からなる粒子50g、水150g、分散剤としてパウダ
ー状塩基性第三リン酸カルシウム0.2g、n−パラフ
ィンスルホン酸ソーダ0.003gを入れ、密閉したの
ち、前記基材樹脂組成物の融点に設定した油浴中で3時
間加熱処理する。さらに室温まで冷却後、耐圧アンプル
から取り出し、充分水洗して分散剤を除去したのち、え
られた含水樹脂粒子の表面の付着水分を除去してその重
量(X)を求める。ついでこの含水樹脂粒子を、基材樹
脂組成物の融点よりも20℃高い温度に設定されたオー
ブン中で3時間乾燥させ、デシケータ中で室温まで冷却
させたのちその重量(Y)を求める。前記含水率は、こ
れら重量(X)および(Y)から、式(I):
に充填剤などを含むばあい、樹脂粒子の重量から充填剤
の重量を引いた値を樹脂粒子の重量として計算した値で
ある。
粒子としたのちに、チッ素、空気またはこれらを主体と
する無機ガスを密閉容器内に導入して密閉容器内の圧力
を8〜75kg/cm2Gとし、この圧力を保持しつつ
前記密閉容器の内圧よりも低圧の雰囲気中に放出させて
前記含水樹脂粒子を発泡させることにより、予備発泡粒
子が製造される。
る無機ガスとは、チッ素および(または)空気を主体
(通常、50容量%以上、さらには70容量%以上)と
し、アルゴン、ヘリウム、キセノン、水蒸気、酸素、水
素、オゾンなどを少量(50容量%以下、さらには30
容量%以下)含む無機ガスが使用できるが、なかでも経
済性、生産性、安全性、環境適合性などの点からチッ
素、空気が好ましい。
る無機ガスによる保持圧力は、8〜75kg/cm2G
が好ましく、10〜70kg/cm2Gがより好まし
い。保持圧力が8kg/cm2G未満では成形体の密度
が0.18g/cm3をこえ、軽量性、エネルギー吸収
性能が劣る。75kg/cm2Gをこえると気泡が微細
化しすぎ、独立気泡率が低下してエネルギー吸収性能が
低下し、成形体の寸法バラツキが大きくなる。
系分散媒とともに低圧雰囲気中に放出するまでの時間に
はとくに限定はないが、生産性向上の点からできるだけ
速いことが好ましい。
器内から低圧雰囲気中への含水樹脂粒子の放出を容易に
するために、前記保持圧力を保持することが好ましい。
具体的には、密閉容器内に前記チッ素、空気またはこれ
らを主体とする無機ガスを供給して密閉容器内の圧力を
前記保持圧力に保持しつつ放出するとよい。
0.03〜0.18g/cm3、さらには0.045〜
0.13g/cm3、みかけ発泡倍率5〜45倍、さら
には7〜30倍、独立気泡率80%以上、さらには85
〜100%および平均気泡径50〜400μm、さらに
は100〜300μmを有するものである。
あい、えられる成形体の圧縮強度、エネルギー吸収性能
が不充分となり、0.18g/cm3をこえるばあい、
えられる成形体の軽量化が不充分となる。前記みかけ発
泡倍率が5倍未満のばあい、軽量化のメリットがえられ
ず、型内成形性も困難となり、また45倍をこえるばあ
い、えられる成形体の圧縮強度、エネルギー吸収性能が
不充分となる。また、前記独立気泡率が80%未満のば
あい、エネルギー吸収性能が低下し、成形体の寸法バラ
ツキも大きくなる。また、前記平均気泡径が50μm未
満のばあい、成形体の寸法バラツキが大きくなり、40
0μmをこえるばあい、圧縮強度、エネルギー吸収性能
が低下する。
に応じて表面に付着した水を除去するために30〜90
℃で1〜96時間乾燥され、バンパー用芯材の成形に供
される。
来公知の種々の型内成形法により成形することにより製
造される。
芯材用金型内で予備発泡粒子が二次発泡、融着するよう
な条件で行なう限り、とくに限定はない。前記型内成形
法としては、たとえば、予備発泡粒子を耐圧容器中で加
熱加圧下、一定時間処理することによって空気含浸を行
なったのちに成形用金型に充填し、蒸気加熱することに
より型内発泡成形して金型どおりの成形体を製造する方
法(特公昭59−43492号公報参照)などがあげら
れる。
1cm深さの切れ目を入れ、この切れ目に沿って割った
ときの破断面を観察し、粒子の全個数に対する破壊粒子
の割合として求める。本発明における融着率は70%以
上、好ましくは80%以上である。
の密度は0.03〜0.18g/cm3、好ましくは
0.045〜0.13g/cm3である。前記密度が
0.03g/cm3未満では充分な圧縮強度、エネルギ
ー吸収性能がえられにくく、0.18g/cm3をこえ
ると軽量化のメリットがえられない。
形体を、80℃の熱風式乾燥機中で24時間乾燥したも
のの重量を成形体寸法で除して求めた値をいう。
おいて、独立気泡率は、75〜100%、さらには80
〜100%を有するものである。平均気泡径は表層部で
好ましくは0.5〜50μm、より好ましくは2〜40
μmであり、中心部で好ましくは50〜500μm、よ
り好ましくは100〜400μmである。
ら50μmまでの厚さの部分をいい、中心部とはこの表
層部を除いた部分をいう。
成形体表層部に、直径が中心部の平均気泡径の1/3以
下であり、かつ0.5〜50μm、さらには2〜40μ
mの微細気泡(以下、微細気泡という)が1mm2あた
り300個以上、さらには500個以上、上限としては
100万個以下有するものである。
未満のばあい、気泡と成形体表面の凸凹との区別がなく
なり、表皮材との接着性が不充分となり、50μmをこ
えると成形体表面が平滑化する傾向になり、やはり表皮
材との接着性が不充分となる。
平均気泡径の1/3をこえるばあい、成形時の融着率、
二次発泡力と表皮材との接着性のバランスが悪くなる。
下限は1/500、さらには1/200である。
00個未満のばあい、表層微細気泡の分布が疎となり、
やはり発泡成形体の粒子界面が平滑化するためか、表皮
材との接着性が不充分となる。
とおりである。
泡粒子5個を任意に選び、光学顕微鏡を用いて拡大写真
(×1000倍)をそれぞれ2枚撮影した。えられた1
0枚の写真上にそれぞれ一辺100μmに相当する大き
さの正方形を描き、その中に含まれる気泡の数および各
気泡の断面積を求め、この断面積からこれを円と仮定し
た際に面積同等となるような相当径を求めて、これを表
層部の気泡径とし、平均気泡径を求めた。また前記一辺
100μmに相当する正方形の中に含まれる直径が0.
5〜50μmの微細気泡数を測定し、10枚の写真にお
ける合計を求め、これを10倍したものを1mm2あた
りの微細気泡数とした。
部の成形体を構成する発泡粒子10個について、気泡膜
が破壊されないように充分注意して切断したそれぞれの
切断面の拡大顕微鏡写真において、表層部を除く部分に
長さ1mmに相当する線分を引き、該線分が通る気泡数
を測定し、以後はASTM・D3576に準拠して気泡
径を測定して求めた平均気泡径のことである。
ましくは2〜16kg/cm2、さらには4〜13kg
/cm2であり、エネルギー吸収率が好ましくは70〜
100%、さらには80〜100%であり、耐熱性(1
00℃×100hr後の加熱寸法変化率)が0〜5%、
さらには0〜2%であり、耐薬品性(ガソリン中、80
℃×24hr後の外観変化)が良好である。
4に準拠して求めた50%圧縮歪における成形体の圧縮
強度(kg/cm2)の値をいう。前記エネルギー吸収
率は、成形体から切り出したL100mm×W100m
m×T40mmの試片を23℃、50mm/分の速度で
厚さ方向に圧縮し、図3に示すような圧縮強度−ひずみ
曲線をえたのち、この圧縮強度−ひずみ曲線からえられ
た各面積AおよびBを次式に代入して求められる値をい
う。
動車に装着した状態の外観図、図2は同上A−A線断面
図であり、バンパー1はポリプロピレン、ポリエチレ
ン、ポリウレタンなどの表皮材1aで芯材1bを被覆し
て構成されている。該芯材と該表皮材とは接着、融着な
どの手段により接合一体化されていることがバンパー全
体のエネルギー吸収性能向上の面から好ましい。バンパ
ーの製造方法としては、あらかじめ該芯材と該表皮材を
別々に製造し、ついで該芯材に該表皮材を接着剤などで
接合被覆する方法、または該芯材と該表皮材との間に加
熱により融着性を有する熱溶融型接着剤などを介在させ
て一体成形する方法がある。
に、直径が中心部の平均気泡径の1/3以下であり、か
つ0.5〜50μmの微細気泡が1mm2あたり300
個以上存在する成形体であるので、いずれのバンパー製
造方法においても、該表皮材との接着性、融着性にすぐ
れている。
芯材として、請求項1に記載の自動車バンパー用芯材を
用いることにより、従来使用されてきた揮発性発泡剤を
使用せずとも、低密度ですぐれたエネルギー吸収性能、
寸法精度を有し、しかも表皮材との接着バラツキが小さ
い芯材がえられるという効果がえられる。
チレン系アイオノマーにした請求項2記載の自動車バン
パー用芯材にすると、さらに低密度の成形体がえられる
という効果がえられる。
子を、基材樹脂からの樹脂粒子を密閉容器内で水系分散
媒に分散させ、前記樹脂粒子の軟化温度以上の温度に加
熱し、含水樹脂粒子としたのち、チッ素、空気またはこ
れらを主体とする無機ガスを密閉容器内に導入して密閉
容器内圧力を8〜75kg/cm2Gとし、この圧力を
保持しつつ前記密閉容器の内圧よりも低圧の雰囲気中に
放出させて前記含水樹脂粒子を発泡させてえられたもの
にした請求項3記載の自動車バンパー用芯材にすると、
さらに低密度の成形体がえられるという効果がえられ
る。
形体を、該成形体表層部に直径が中心部の平均気泡径の
1/3以下であり、かつ0.5〜50μmの微細気泡が
1mm2あたり300個以上存在するものにした請求項
4記載の自動車バンパー用芯材にすると、さらに表皮材
との接着バラツキが小さくなるという効果がえられる。
て説明するが、本発明はこれら実施例のみに限定される
ものではない。
ム共重合体100部に表1に示す量の親水性ポリマー
(実施例1〜7および比較例2〜4:エチレン−メタク
リル酸共重合体(エチレン単位85%、メタクリル酸単
位15%)のカルボキシル基をナトリウムイオンで塩に
して分子間を架橋させたエチレン系アイオノマー(イオ
ン化度59%、吸水率1.4%)(親水性ポリマー
A)、実施例8:架橋ポリエチレンオキサイド系重合体
(住友精化(株)製、商品名「アクアコークT」)(親
水性ポリマーB))および充填剤(タルク、平均粒子径
9.5μm)1部を混合してえられた樹脂組成物から、
ペレット(樹脂粒子、2mg/粒)を製造した(このペ
レットの融点はエチレン−プロピレンランダム共重合体
の融点と同じであった)。
って求めた。結果を表1に示す。
してパウダー状塩基性第三リン酸カルシウム0.5部お
よびn−パラフィンスルホン酸ソーダ0.006部を水
300部とともに密閉容器内に仕込み、内容物を約90
分間かけて表1に示す温度まで加熱し、さらに同温度で
15分間保持し、含水樹脂粒子をえた。
閉容器内の圧力を表1に示す保持圧力まで上げ、ただち
に、この圧力を保持しつつ密閉容器のバルブを開いて水
分散物(含水樹脂粒子および水系分散媒)を大気圧下に
放出して予備発泡を行ない、予備発泡粒子をえた。
り耐圧容器中で60℃、7kg/cm2G、3時間処理
して2気圧の内圧を付与したのち、この予備発泡粒子を
金型に充填し、3〜4kg/cm2Gの水蒸気にて13
5〜145℃に加熱し、発泡させて、L290mm×W
270mm×T40mmの成形体をえた。
測定した。結果を表1に示す。なお、実施例において成
形体表層部の気泡は直径が53μmを超えるものはなか
った。
の熱風式乾燥器中で24時間乾燥したものの重量を成形
体寸法で除して求めた。
部の成形体を構成する発泡粒子10個について、気泡膜
が破壊されないように充分注意して切断したそれぞれの
切断面の拡大顕微鏡写真(×100倍)において、表層
部を除く部分に長さ1mmに相当する線分を引き、該線
分が通る気泡数を測定し、以後はASTM・D3576
に準拠して気泡径を測定し、平均気泡径を求めた。
部(表面から50μmの深さ)の成形体を構成する発泡
粒子任意の5個について、光学顕微鏡を用いて成形体の
面方向および厚み方向から拡大写真(×1000倍)を
それぞれ1枚撮影した。えられた10枚の写真上にそれ
ぞれ一辺100μmに相当する大きさの正方形を描き、
その中に含まれる気泡の数および各気泡の断面積を求
め、この断面積からこれを円と仮定した際に面積同等と
なるような相当径を求めて気泡径とし、平均気泡径を求
めた。
平均気泡径の1/3以下であり、かつ0.5〜50μm
の微細気泡の1mm2あたりの数) 前記一辺100μmに相当する正方形の中に含まれる直
径が0.5〜50μmの微細気泡数をそれぞれ測定し、
10枚の写真における合計を求め、これを10倍したも
のを1mm2あたりの微細気泡数とした。
100mm×W100mm×T40mmの3個の試片を
切り出し、試片を23℃、50mm/分の速度で厚さ方
向に圧縮し、図3に示す圧縮強度−ひずみ曲線をえた。
この圧縮強度−ひずみ曲線からえられた各面積Aおよび
Bを次式に代入してエネルギー吸収率Eを3個の平均値
として求めた。
横、厚み方向の寸法(L、W、T)をそれぞれ測定し、
次式にしたがってそれらのバラツキRL、RW、RTを求
めた。
た。
m×T40mm成形体の製造の際、金型内に前記予備発
泡粒子を充填する前にキャビティ内にエチレン−プロピ
レン−ブテンランダム共重合体系熱溶融型接着剤層(融
点132℃、MI 5.5g/10分、厚み0.2m
m)を保有するポリプロピレン/エチレン−プロピレン
ゴムブレンド系表皮材(融点162℃、MI 1.2g
/10分、厚み1.8mm)を、該熱溶融型接着剤層が
キャビティ内部に向けて位置付けして保持させ、そのの
ち同様に成形した(各10個)。
れぞれL290mm×W25mm×T40mmの試片を
切り出し、該表皮材の一部を予め剥離して該表皮材と該
芯材との180°剥離強度(最大荷重)Tを測定し、次
式からそれらのバラツキRTを求めた。
発泡粒子製造の際に従来使用されてきた揮発性発泡剤、
炭酸ガスを使用していないにもかかわらず、低密度で、
すぐれたエネルギー吸収性能、寸法精度を有し、しかも
表皮材との接着バラツキが小さいという特徴を有するも
のである。
した状態の外観図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 (A)エチレン含量が0.1〜8重量%
のエチレン−プロピレンランダム共重合体100重量部
および(B)親水性ポリマー0.05〜20重量部を含
有する樹脂組成物を基材樹脂とする予備発泡粒子の型内
成形体からなり、密度が0.03〜0.18g/cm3
であることを特徴とする自動車バンパー用芯材。 - 【請求項2】 親水性ポリマーがエチレン系アイオノマ
ーである請求項1記載の自動車バンパー用芯材。 - 【請求項3】 予備発泡粒子が、前記基材樹脂からの樹
脂粒子を密閉容器内で水系分散媒に分散させ、前記樹脂
粒子の軟化温度以上の温度に加熱し、含水樹脂粒子とし
たのち、チッ素、空気またはこれらを主体とする無機ガ
スを密閉容器内に導入して密閉容器内の圧力を8〜75
kg/cm2Gとし、この圧力を保持しつつ前記密閉容
器の内圧よりも低圧の雰囲気中に放出させて前記含水樹
脂粒子を発泡させてえられたものである請求項1または
2記載の自動車バンパー用芯材。 - 【請求項4】 型内成形体が、該成形体表層部に直径が
中心部の平均気泡径の1/3以下であり、かつ0.5〜
50μmの微細気泡が1mm2あたり300個以上存在
するものである請求項1、2または3記載の自動車バン
パー用芯材。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9264083A JPH1199531A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 自動車バンパー用芯材 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9264083A JPH1199531A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 自動車バンパー用芯材 |
Related Child Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2006163676A Division JP4283822B2 (ja) | 2006-06-13 | 2006-06-13 | 自動車バンパー用芯材の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1199531A true JPH1199531A (ja) | 1999-04-13 |
Family
ID=17398290
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9264083A Pending JPH1199531A (ja) | 1997-09-29 | 1997-09-29 | 自動車バンパー用芯材 |
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Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1199531A (ja) |
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003039512A (ja) * | 2001-08-01 | 2003-02-13 | Sumitomo Chem Co Ltd | 熱可塑性樹脂発泡成形体 |
WO2003057538A1 (en) * | 2002-01-10 | 2003-07-17 | Joost Boxoen | Bumper system and kart with a chassis onto which such a bumper system is mounted |
WO2003097728A1 (fr) * | 2002-05-21 | 2003-11-27 | Kaneka Corporation | Procede de moulage de mousse pour article cellulaire a base de resine polyolefinique |
JP2007099076A (ja) * | 2005-10-04 | 2007-04-19 | Hayashi Engineering Inc | バンパーアブソーバー |
KR100986952B1 (ko) | 2002-08-28 | 2010-10-12 | 가부시키가이샤 제이에스피 | 범퍼 심재 |
JP2010248341A (ja) * | 2009-04-14 | 2010-11-04 | Kaneka Corp | ポリプロピレン系樹脂予備発泡粒子 |
-
1997
- 1997-09-29 JP JP9264083A patent/JPH1199531A/ja active Pending
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KR100986952B1 (ko) | 2002-08-28 | 2010-10-12 | 가부시키가이샤 제이에스피 | 범퍼 심재 |
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