JPH1198877A - 駆動システム - Google Patents

駆動システム

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JPH1198877A
JPH1198877A JP10137453A JP13745398A JPH1198877A JP H1198877 A JPH1198877 A JP H1198877A JP 10137453 A JP10137453 A JP 10137453A JP 13745398 A JP13745398 A JP 13745398A JP H1198877 A JPH1198877 A JP H1198877A
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JP
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shaft
motor
intermediate shaft
load device
pulley
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Application number
JP10137453A
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English (en)
Inventor
Godon Fuerunan
フェルナン・ゴドン
Oreman Ruku
ルク・オレマン
Tsuiisan Jiyan
ジャン・ツイーサン
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Agfa Gevaert NV
Original Assignee
Agfa Gevaert NV
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 負荷装置によって経験される衝撃を避ける駆
動システムを提供する。 【解決手段】 負荷装置(20)を駆動するための駆動
システムであって、駆動システムが第1シャフト(1
1)に連結されたモーター、負荷装置に連結された第2
シャフト(19)、及び第1シャフト及び第2シャフト
に連結された中間シャフト(15)を含む。中間シャフ
トの角位置は回転エンコーダー(25)によってモータ
ーを駆動するための駆動信号に変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモーターによって負
荷装置(load)を、特に衝撃感受性のある負荷装置を駆
動するための駆動システムに関する。
【0002】
【従来の技術】回転可能な負荷装置を駆動するために、
モーター及び駆動システムを使用することは良く知られ
ている。駆動システムはモーターによって供給された出
力を負荷装置に伝達し、モータートルク及びスピードを
負荷装置によって要求されるトルク及びスピードに変換
する。通常負荷装置はモーターによって与えられるもの
より高いトルクで低スピードを要求する。伝達工程と称
される多数の工程では、モーター出力は負荷装置に伝達
され、一方各伝達工程は低スピードと同時に高トルクを
与える。駆動システムの例はギアが自動的に変わる場合
には、車のギアボックス又は自動トランスミッションが
ある。
【0003】一般的な駆動システムはギア、ベルト、チ
ェーン、又はそれらの組合せの如き機械的構成要素を含
む。
【0004】駆動システムの目的は選択された角速度で
負荷装置を駆動し、負荷変動にかかわらず、この速度を
実質的に一定に保持し、負荷装置によって経験される衝
撃(例えば突然の減速又は加速)を最小にする。衝撃は
モーターによって生じさせることができ、例えばステッ
パーモーターが加速及び減速を作る。それらは負荷変動
によって生じさせることができ、また駆動システム自体
によって導入することもできる。
【0005】ギアトランスミッションからなる駆動シス
テムは歯のかみ合い及び非かみ合いごとに衝撃を作る。
【0006】タイミングベルトを利用することによっ
て、ベルトの歯とそのベルトプーリーのかみ合い及び非
かみ合いが微細な加速及び減速を生じる。
【0007】加速及び減速の範囲はもちろん負荷装置が
許容できるものに依存する。以下、具体例によってサー
マルプリンターの印刷ドラムの駆動システムが記載され
るだろう。この場合において、負荷装置(例えば印刷ド
ラム)の最大加速及び減速はプリンターによって生成さ
れる画像において見られる。印刷ドラムに対する衝撃が
印刷画像において見られるかどうかはその振幅及びその
振動数に依存する。
【0008】サーマルイメージング又はサーモグラフィ
は像が像に従って変調された熱エネルギーの使用によっ
て生成される記録法である。
【0009】サーモグラフィには二つのアプローチが知
られている: 1.化学的又は物理的方法によって色又は光学濃度を変
化する物質を含有する記録材料の像に従った加熱による
可視像パターンの直接熱形成。 2.可視像パターンが像に従って加熱されたドナー材料
から受容材料への着色種の転写によって形成される熱色
素転写印刷。
【0010】一般的なサーマルプリンターは回転ドラム
及びドラムの方にスプリングで偏らされヘッドとドラム
の間を通過する感熱材料にしっかりと線に従って密着す
るための細長いサーマルヘッドを含む。
【0011】サーマルヘッドは多数の加熱素子及び対応
するドライバー及びこれらの素子のためのシフトレジス
タを含む。シートの像に従った加熱は線ごとの基準で行
われる。加熱抵抗器はドラムの軸に平行に伸びるビード
状の列で互いに幾何学的に並置される。これらの抵抗器
のそれぞれは加熱パルスによって電圧を印加することが
でき、そのエネルギーは対応する画素の必要濃度に従っ
て制御される。
【0012】直接熱像形成では、単一感熱シートがサー
マルヘッドとドラムの間に運搬され、像がシート上に直
接生成される。シートはドラムに付着されないが、ドラ
ムとシートの後側の摩擦接触によってヘッドとドラムの
間に進められる。
【0013】医療診断は直接熱印刷の適用領域である。
この場合、像は透明シート、特にポリエチレンテレフタ
レート支持体上に生成される。
【0014】熱色素転写では、シート(例えば像受容シ
ート)は通常回転ドラムに付着され、色素供与体シート
又はウエブは回転シートとの摩擦接触によってサーマル
ヘッドを通り過ぎて運搬される。
【0015】前記熱印刷技術を実施する際、低光学濃度
(即ち1.0未満)の領域で特に見えるわずかに増大し
た及び/又は減少した光学濃度の最終プリント上の横方
向(即ち、サーマルヘッドと平行方向)領域によって特
徴づけられる、“バンディング”として後述される欠点
によって像品質を損う場合がある。
【0016】このタイプの欠点について知られている原
因はドラムのための駆動システムである。駆動システム
は微小な加速及び減速を行うことができ、対応して印刷
時間の減少及び増加に導くことができる。
【0017】公知の従来技術のシステムでは、印刷ドラ
ムは連続したタイミングベルトによって駆動される。モ
ーターは第1タイミングベルトを介して第1中間シャフ
トを駆動し、この第1中間シャフトは第2タイミングベ
ルトを介して第2中間シャフトを駆動し、第2中間シャ
フトは第3タイミングベルトを介して印刷ドラムを駆動
する。各タイミングベルトの歯とそのベルトプーリーの
かみ合せ及び非かみ合せが微小な加速及び減速を生じる
ので、かかる駆動システムはバンディング欠陥にかなり
寄与する。
【0018】我々は像中で実質的に白い線に続いて実質
的に黒い線があるときに激しいバンディングが生じうる
ことを発見した。この場合において、サーマルヘッド内
の抵抗器は多量の熱エネルギーを極めて突然に与えなけ
ればならない。実質的に白い線を書くとき、感熱材料は
ほとんど加熱されないが、一方実質的に黒い線を書くと
き、多量の熱がサーマルヘッド内の抵抗器によって供給
される。結果として、サーマルヘッドは感熱材料中に沈
まり、かくしてサーマルヘッドと感熱材料の間の摩擦力
の大きな増加を生じる。この摩擦の増加(以下“摩擦衝
撃(frictionalshock )”と称する)は印刷ドラムの減
速を生じる。
【0019】タイミングベルトによって作られるバンデ
ィングは駆動システムによって生じる衝撃の例であり、
一方摩擦衝撃は負荷変動によって生じる衝撃の例であ
る。
【0020】両タイプの衝撃は印刷像において見ること
ができる欠点を生じる。
【0021】衝撃の問題に加えて、駆動システムにおけ
る第2の問題は負荷変動にかかわらず負荷装置の角速度
を実質的に一定に保つことである。ステッパーモーター
はその負荷装置を一定スピードで駆動する。しかしなが
ら、前述のように、ステッパーモーターはそれ自体衝撃
を作る。直流モーターは実質的に衝撃なしで作動する
が、直列モーターのスピードは負荷変動でかなり変化す
る。この問題に対する公知の解決策は負荷装置と同じシ
ャフトに回転エンコーダーを置くことである。エンコー
ダーは負荷装置の角位置を駆動信号に変換する。この駆
動信号は直列モーターを駆動するために使用される。も
し負荷装置の角速度が減少するなら、エンコーダーによ
って記録される1秒あたりのパルスが小さくなり、モー
ターへの駆動信号がそれに応じて調整される。
【0022】この方法の欠点はエンコーダーのコストで
ある。充分な精度で負荷装置の角位置を測定するため、
負荷装置に極めて高い回転あたりのパルスを与える高分
解エンコーダー(high resolution encoder )が要求
される。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は衝撃か
ら負荷装置を実質的にガードしている負荷装置を駆動す
るための方法を提供することにある。
【0024】さらに本発明の目的は負荷装置の角速度を
実質的に一定に保つための簡単な方法を提供することに
ある。
【0025】本発明の別の目的は負荷装置によって経験
される衝撃を避ける駆動システムを提供することにあ
る。
【0026】さらに本発明の目的は負荷装置の角速度を
実質的に一定に保つ簡単な駆動システムを提供すること
にある。
【0027】さらに本発明の別の目的は特にバンディン
グに対して改良された像品質を有するサーマルプリンタ
ーを提供することにある。
【0028】
【課題を解決するための手段】上記目的は請求項1に規
定された工程を含む方法によって実現される。
【0029】上記目的は請求項2に規定された特徴を有
する駆動システムによって実現される。
【0030】上記の最後の目的は請求項3に規定された
特徴を有するサーマルプリンターによって実現される。
【0031】本発明の好ましい具体例のための特徴は従
属請求項に述べられている。
【0032】本発明のさらなる利点及び具体例は下記詳
細な記述及び図面から明らかになるだろう。
【0033】
【発明の実施の形態】“連結された(coupled )”とい
う言葉は直接又は間接的な連結(interconnection )を
表わす。間接的な連結では、連結される物が他の物を介
して連結されている。二つの連結されたシャフト(“第
1”及び“第2”シャフトと称する)の例は次のとおり
である:第1シャフトは第1ベルトプーリーを支持し、
第2シャフトは第2ベルトプーリーを支持し、ベルトは
第1及び第2プーリーの上で動く。別の例は次のとおり
である:第1シャフトはギアトランスミッションを駆動
し、このギアトランスミッションは第1ベルトを介して
中間シャフトを駆動し、中間シャフトは弾性カップリン
グを介してベルトプーリーを保持し、このベルトプーリ
ー上で第2シャフトを駆動する第2ベルトが動く。
【0034】タイミングベルトは平ベルトに対して歯を
含むベルトである。タイミングベルトのベルトプーリー
も歯を含む。
【0035】回転エンコーダーは回転スピードをそのス
ピードに比例して秒あたりの電子パルス数に変換する。
シャフトの瞬間スピードを測定するため、回転エンコー
ダーをシャフト上に装着することができる。一般に、回
転エンコーダーは交互の黒及び白マークを有するディス
クを含む。黒マークがエンコーダー内で固定点を過ぎる
と、パルスを発生する。高分解エンコーダーは多くの数
のマークを有するディスクを含む。それは回転スピード
をより正確に測定できるが、それはまた高価である。
【0036】PDDコントローラー又は比例導関数二重
導関数コントローラー(proportional derivative do
uble derivative controller)は1以上の入力信号、
これらの入力信号の導関数、及びこれらの入力信号の第
2導関数を使用することによって出力信号を発生する。
PDDコントローラーは制御システム理論の分野に関係
する。最も良く知られたタイプのコントローラーはPI
D−又は比例積分導関数コントローラー(proportional
integrating derivative controller )である。
【0037】本発明を添付図面を参照して具体例によっ
て以下記載する。図1は本発明による駆動システムの具
体例を示したものである。図2は伝達(トランスミッシ
ョン)比を測定するための手段を示す、具体例の詳細図
である。図3は本発明によるサーマルプリンターの具体
例の概略図を示したものである。
【0038】図1は第1シャフト11上のモーター10
が中間シャフト15を介して第2シャフト19上の負荷
装置20を駆動する駆動システムの具体例を示してい
る。モーター10の軸は軸32であり、中間シャフト1
5の軸は軸33であり、負荷装置20の軸は軸34であ
る。第1シャフト11はモーター10及びプーリー12
を保持する。好ましくはモーター10はDCモーターで
ある。プーリー12はタイミングベルト13を介して中
間シャフト15上のプーリー14に接続されている。中
間シャフトは回転エンコーダー25及び別のプーリー1
6(図示せず)も保持する。プーリー16は平ベルト1
7を介してシャフト19上のプーリー18に接続されて
いる。シャフト19は負荷装置20を保持する。
【0039】本発明による駆動システムは図1に示され
た具体例に限定されない。駆動システムは2以上の伝達
工程を持ってもよい。それは例えば3,4又はそれ以上
の伝達工程を持ってもよく、それは2,3又はそれ以上
の中間シャフトを有してもよいことを意味する。伝達工
程は好ましくはベルトを含むが、それはギア、チェーン
又は他の機械構成要素を含んでもよい。
【0040】モーターは用途によって異なるスピードで
回転してもよい。
【0041】回転エンコーダー25は中間シャフト15
の角速度を、秒あたりのパルス数からなる電気信号に変
化する。この電気信号は中間シャフトの角位置を表わす
位置信号を得るために統合される。
【0042】位置信号は制御手段に与えられる。この制
御手段は位置信号をモーターのための駆動信号に変換す
る。もし負荷装置の角速度が減少するなら、エンコーダ
ーによって記録される秒あたりのパルスが少なくなり、
制御手段は駆動信号をモーターに送り、その速度を増加
させ、かくして負荷変動にかかわらず負荷装置の速度を
実質的に一定に保持する。
【0043】好ましい具体例では、制御手段は比例導関
数二重導関数(=PDD)コントローラーを含む。
【0044】より好ましい例では、エンコーダー25を
保持する中間シャフト15はタイミングベルト(ギア、
チェーン及び平ベルトを除く)だけからなる1以上の伝
達工程を介してモーター10を保持する第1シャフト1
1に連結されている。
【0045】さらに好ましい例では、中間シャフト15
は平ベルトからなる一つの伝達工程を介して第2シャフ
ト19に連結されている。
【0046】さらに好ましい具体例は中間シャフト15
と第2シャフト19の間の伝達比を測定するための手段
を含む。
【0047】幾つかの利点は負荷装置を保持するシャフ
ト19上にエンコーダー25を置く代わりに、中間シャ
フト15上にエンコーダー25を置くことに関連する。
【0048】第1の利点はより低コストのエンコーダー
を使用できるということである。中間シャフトの角速度
はモーター速度より低くかつ負荷装置速度より高い。実
施例によれば、負荷装置を保持するシャフト19の角速
度は2.8回転/分であることができ、一方中間シャフ
ト15の角速度は23回転/分である。従って、負荷装
置の1回転ごとに、中間シャフトは23/2.8=8回
転する。一定の精度を有する負荷装置の角位置を得るた
めに、例えばシャフト19について1回転あたり240
00パルスを発生するエンコーダーを使用する代わり
に、中間シャフト15について1回転あたり24000
/8=3000パルスを発生するエンコーダーで十分で
ある。かかるエンコーダーはずっと安価である。
【0049】中間シャフト15上にエンコーダーを置く
第2の利点はシステム制御、特に共振周波数と関連す
る。我々は駆動システム、モーター及び負荷装置のシス
テム制御理論についての数学的モデルを作った。このモ
デルを使用して、我々はもしエンコーダー25が負荷装
置を保持するシャフト19上に置かれるなら、これは低
周波数共振を含む、モーター、駆動システム及び負荷装
置の全ての共振が制御システムの閉ループに含まれる欠
点を有することを発見した。この閉ループはモーター1
0、モーターをエンコーダー25に連結する駆動システ
ムの部分を構成する全ての要素、及びエンコーダーから
信号を受信し、モーターを駆動する制御手段からなる。
これらの共振の存在はモーター速度を制御する際の欠点
である。一方、中間シャフト15上にエンコーダーを置
くことは負荷装置20と関連する低周波数共振を制御ル
ープの外側に保持する。
【0050】中間シャフト15上にエンコーダーを置く
第3の利点はエンコーダーの“前に(before)”(例え
ばモーター自体に及びモーターとエンコーダーの間に)
導入された全ての衝撃及び障害をエンコーダーによって
検知し、かくして制御手段に受渡すことである。従っ
て、中間シャフト15と負荷装置の間に2,3の構成要
素だけを有することが有利である。但し、前述のパラグ
ラフで述べた理由のため負荷装置を保持するシャフト1
9上にエンコーダーを置かない。上記衝撃及び障害の具
体例はシャフト又はプーリーの不整合、タイミングベル
トの歯の間の不均等な距離、タイミングベルトの歯とそ
のプーリーのかみ合せ及び非かみ合せである。
【0051】前述のように、好ましい具体例は平ベルト
を含む一つの伝達工程を介してシャフト19上の負荷装
置20を駆動する中間シャフト15を含む。このように
して、中間シャフトの“前に”導入された全ての衝撃及
び障害はモーターを駆動する制御手段によって処理され
る。さらに、負荷装置を駆動する最後の伝達工程は平ベ
ルトを含む。なぜならば平ベルトはギア、タイミングベ
ルト又はチェーンとは対照的に歯のかみ合せ又は非かみ
合せによる衝撃を全く導入しないからである。
【0052】モーター10を中間シャフト15に連結す
るため、好ましくはタイミングベルトが使用される。な
ぜならば衝撃及び障害はベルトの弾性及び減衰によって
部分的に補償されるからである。さらに、平ベルトとは
対照的に、タイミングベルトは固定された伝達比を強制
する。例えば駆動プーリーの速度によって割られた駆動
ベルトプーリーの速度が(両プーリーの歯数の比に等し
い)固定された数値である。逆に、平ベルトの伝達比は
少し変化する。一方、平ベルトはベルトプーリー上で少
しスリップし、伝達比を低下する。他方、伝達比は平ベ
ルトの中立層の位置に依存し、それは温度、相対湿度、
ベルト負荷で少し変動し、ベルトごとに異なる。ベルト
の中立層はベルトの変形前と同じ変形後の長さを有する
層である(ベルトはプーリーの周囲にかけられるので変
形する)。外部層、例えば中立層より中心のシャフトか
ら更に離れた層は伸張され、一方内部層は圧縮される。
スリップを制限するため、ベルト応力を増大することが
できる。これは支持力も増大し、より高価な構造を伴う
ことを意味する。従って、タイミングベルトは中間シャ
フト15を駆動することが好ましい。なぜならばそれら
は弾性及び減衰特性を有し、固定された伝達比を強制
し、安価な構造を考慮に入れているからである。負荷装
置を駆動する最後の伝達工程に対しては、平ベルトがそ
の弾性及び減衰特性のため好ましい。それは特に最後の
伝達工程において重要な余計な衝撃を導入しないからで
ある。伝達比の変動は後述し、図2に示されるようにシ
ャフト19と中間シャフト15の間の伝達比を測定する
ための手段によって処理される。
【0053】前に開示された具体例は好ましい具体例で
あるが、本発明はこれらの具体例に限定されない。第1
シャフト11は例えばギア、チェーン及びベルトの組合
せを介して中間シャフトに連結されてもよく、一方弾性
及び非弾性要素も同様に使用されてもよい。同じことが
第2シャフト19が中間シャフト15に連結される方法
にも当てはまる。
【0054】図2はシャフト19と中間シャフト15の
間の伝達比を測定するための具体例を示している。スリ
ット31はシャフト19上に装着されたプーリー18の
円筒形リムに作られる。シャフト19が回転するとき、
スリット31はフレーム(図示せず)に接続された固定
光学スリットセンサー30によって検知される。従っ
て、センサー30はシャフト19の1回転ごとに1パル
スを与える。
【0055】シャフト15上のエンコーダー25はシャ
フト15の1回転ごとのパルス数を与える。エンコーダ
ー25及びセンサー30のパルス信号から、中間シャフ
ト15がシャフト19の1回転あたりに行う回転数(即
ち両シャフト間の伝達比)が計算される。
【0056】伝達比は制御手段に与えられ、それはエン
コーダーによって与えられる位置信号及び伝達信号をモ
ーター10のための駆動信号に変換する。
【0057】前に開示された具体例は好ましい具体例で
あるが、本発明はこの具体例に限定されない。伝達比は
別のセンサー、例えばシャフト19上のエンコーダーに
よっても測定することができる。光学スリットセンサー
を使用することが有利である。なぜならば、このセンサ
ーは安価だからである。
【0058】図3は本発明によるサーマルプリンターの
具体例の概略図である。モーター10は前述のように駆
動システムを介して負荷装置20を駆動する。負荷装置
20は感熱材料を運搬するための表面を有する。事実、
負荷装置20はサーマルプリンターに通常使用されるよ
うな回転ドラムである。サーマルヘッド41は前述のよ
うにヘッドとドラムの間を通過する感熱材料にしっかり
と線に従って密着するためにドラムの方にスプリングで
偏らされている。
【0059】図3に示されたサーマルプリンターは前記
駆動システムを含むので、それは特にバンディングに対
して改良された像品質を与える。
【0060】
【実施例】下記実施例は前述のサーマルプリンター及び
駆動システムを説明したものである。 モーター10: タイプ:パンケーキDCモーター 速 度:約150回転/分 プーリー12: 30歯 タイミングベルト13: 材料:ケプラー強化材料 プーリー14: 200歯 プーリー16: 直径:15mm 平ベルト17: 材料:ケプラー強化ポリウレタン プーリー18: 直径:120mm エンコーダー25: 回転エンコーダー、3000パルス/回転、2チャン ネル 負荷装置20: 直径35mmの回転ドラム 速度:約2.8回転/分
【0061】サーマルプリンターは1画像線を約12ミ
リ秒ごとに筆記する。解像度は320dpiである。
【0062】本発明は次のものを開示する: (1) 下記のものを含むシステムにおいて: − 角速度で回転するためのモーター(10); − 前記モーターに連結された第1シャフト(11); − 回転可能な負荷装置(20); − 前記負荷装置に連結された第2シャフト(19);
及び − 前記第1シャフト(11)に連結されかつ前記第2
シャフト(19)に連結された中間シャフト(15);
下記工程を含む、前記モーターの前記角速度を制御する
ための方法: − 中間シャフト(15)の角位置を位置信号に変換す
る;及び − 前記位置信号を、角速度でモーターを駆動するため
の駆動信号に変換する。 (2) 回転エンコーダー(25)によって前記角位置を前
記位置信号に変換する工程をさらに含む方法。 (3) 前記中間シャフト(15)が第1ベルト(13)に
よって前記第1シャフト(11)に及び第2ベルト(1
7)によって前記第2シャフト(19)に連結される方
法。 (4) 前記中間シャフト(15)に連結された平ベルト
(17)によって前記負荷装置(20)を駆動する工程
をさらに含む方法。 (5) 下記工程をさらに含む方法: − 前記中間シャフトと前記第2シャフトの間の伝達比
を測定する;及び − 前記位置信号及び前記伝達比を前記角速度で前記モ
ーターを駆動するための駆動信号に変換する。 (6) 下記のものを含むシステム: − 角速度で回転するための駆動モーター(10); − 回転可能な負荷装置(20);及び − 前記負荷装置を駆動するための駆動システムであっ
て、前記駆動システムは下記のものを有する; −前記駆動モーターに連結された第1シャフト(1
1); −前記負荷装置に連結された第2シャフト(19);及
び −前記第1シャフトに連結されかつ前記第2シャフトに
連結された中間シャフト(15);において、前記シス
テムがさらに下記のものを有することを特徴とする: − 中間シャフト(15)の角位置を位置信号に変換す
るための変換手段(25); − 前記位置信号を受信するための及びモーターの角速
度を制御するための制御手段。 (7) 前記中間シャフト(15)を前記第1シャフト(1
1)に連結するための第1ベルト(13)及び前記中間
シャフト(15)を前記第2シャフト(19)に連結す
るための第2ベルト(17)を含むシステム。 (8) 前記中間シャフト(15)に連結された、前記負荷
装置(20)を駆動するための平ベルト(17)を含む
システム。 (9) 前記中間シャフト(15)と前記第2シャフト(1
9)の間の伝達比を測定するための測定手段(30)及
び前記制御手段に前記伝達比を与えるための手段をさら
に含むシステム。 (10)下記のものを含むサーマルプリンター: − 角速度で回転するための駆動モーター(10); − 感熱材料を運搬するための表面(21)を有する回
転可能な負荷装置(20); − 下記のものを有する、前記負荷装置を駆動するため
の駆動システム: −前記駆動モーターに連結された第1シャフト(1
1); −前記負荷装置に連結された第2シャフト(19);及
び −前記第1シャフトに連結されかつ前記第2シャフトに
連結された中間シャフト(15); − 中間シャフト(15)の角位置を位置信号に変換す
るための変換手段(25); − 前記位置信号を受信するための及びモーターの角速
度を制御するための制御手段;及び − 前記感熱材料を加熱してその上に像を生成するため
のサーマルヘッド(41)。
【0063】本発明の好ましい具体例を詳細に記載した
が、当業者は特許請求の範囲に規定された発明の範囲を
逸脱しない限り、多くの修正をそれになしうることは明
らかだろう。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による駆動システムの具体例を示したも
のである。
【図2】伝達比を測定するための手段を示す、具体例の
詳細図である。
【図3】本発明によるサーマルプリンターの具体例の概
略図である。
【符号の説明】
10 モーター 11 シャフト 12 プーリー 13 タイミングベルト 14 プーリー 15 シャフト 16 プーリー 17 平ベルト 18 プーリー 19 シャフト 20 負荷装置 21 表面 25 回転エンコーダー 30 光学スリットセンサー 31 スリット 32 軸 33 軸 34 軸 41 サーマルヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ルク・オレマン ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内 (72)発明者 ジャン・ツイーサン ベルギー国モートゼール、セプテストラー ト 27 アグファ・ゲヴェルト・ナームロ ゼ・ベンノートチャップ内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 角速度で回転するためのモーター(1
    0)(前記モーター(10)は軸(32)を有する);
    前記モーターに連結された第1シャフト(11);角速
    度で回転するための負荷装置(20)(前記負荷装置
    (20)は軸(34)を有する);前記負荷装置に連結
    された第2シャフト(19);及び角速度で回転するた
    めの中間シャフト(15)(前記中間シャフト(15)
    は軸(33)を有し、前記第1シャフト(11)に連結
    され、前記第2シャフト(19)に連結され、前記中間
    シャフト(15)の前記軸(33)は前記モーター(1
    0)の前記軸(32)とは異なり、前記中間シャフト
    (15)の前記軸(33)は前記負荷装置(20)の前
    記軸(34)とは異なる)を含むシステムにおいて、前
    記モーターの前記角速度を制御するための方法であっ
    て、下記工程を含む方法: − 中間シャフト(15)の角位置を位置信号に変換す
    る;及び − 前記位置信号を前記角速度で前記モーターを駆動す
    るための駆動信号に変換する。
  2. 【請求項2】 下記のものを含むシステム: − 角速度で回転するための駆動モーター(10)(前
    記駆動モーター(10)は軸(32)を有する); − 角速度で回転するための負荷装置(20)(前記負
    荷装置(20)は軸(34)を有する);及び − 下記のものを有する、前記負荷装置を駆動するため
    の駆動システム: −前記駆動モーターに連結された第1シャフト(1
    1); −前記負荷装置に連結された第2シャフト(19);及
    び −角速度で回転するための中間シャフト(15)(前記
    中間シャフト(15)は軸(33)を有し、前記第1シ
    ャフト(11)に連結され、前記第2シャフト(19)
    に連結され、前記中間シャフト(15)の前記軸(3
    3)は前記モーター(10)の前記軸(32)とは異な
    り、前記中間シャフト(15)の前記軸(33)は前記
    負荷装置(20)の前記軸(34)とは異なる);にお
    いて、前記システムがさらに下記手段を有することを特
    徴とするシステム: − 中間シャフト(15)の角位置を位置信号に変換す
    るための変換手段(25);及び − 前記位置信号を受信し、モーターの角速度を制御す
    るための制御手段。
  3. 【請求項3】 下記のものを含むサーマルプリンター: − 前記負荷装置(20)が感熱材料を運搬するための
    表面(21)を有する、請求項2記載のシステム;及び − 前記感熱材料を加熱して、その上に画像を生成する
    ためのサーマルヘッド(41)。
JP10137453A 1997-09-23 1998-04-30 駆動システム Pending JPH1198877A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2017191448A (ja) * 2016-04-13 2017-10-19 ファナック株式会社 モータ制御装置、モータ制御方法及びモータ制御プログラム

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US9958857B2 (en) 2016-04-13 2018-05-01 Fanuc Corporation Motor control device, motor control method, and non-transitory computer readable medium recording motor control program
DE102017206085B4 (de) * 2016-04-13 2021-03-04 Fanuc Corporation Motorsteuervorrichtung, motorsteuerverfahren und motorsteuerprogramm

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