JP2001010141A - モータの駆動制御方法及びこの方法を用いたプリンタ - Google Patents

モータの駆動制御方法及びこの方法を用いたプリンタ

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JP2001010141A
JP2001010141A JP11188180A JP18818099A JP2001010141A JP 2001010141 A JP2001010141 A JP 2001010141A JP 11188180 A JP11188180 A JP 11188180A JP 18818099 A JP18818099 A JP 18818099A JP 2001010141 A JP2001010141 A JP 2001010141A
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Takanobu Matsuura
孝信 松浦
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、モータの回転立ち上げ時に、バッ
クラッシュの量だけモータが空転する時のモータの回転
速度を遅くするモータの駆動制御方法により、低騒音の
プリンタを提供することを目的とするものである。 【解決手段】 本発明のモータの駆動制御方法は、モー
タ1を矢印L方向の正転から矢印Rの逆転、あるいは逆
転から正転の立ち上げ時に、中間ギャ4と第1及び第2
のギア3、5間に存在するバックラッシュの量だけモー
タ1が空転している時のモータ1の回転速度を、モータ
1の回転が駆動部材7に伝達され、この駆動部材7を駆
動させるときのモータ1の回転速度より遅くして、前記
中間ギャ4と第1及び第2のギア3、5の歯山が当接す
るときの音を小さくするようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はモータの駆動制御方
法及びこの方法を用いたプリンタに係わり、特に、モー
タを駆動させたときの騒音を低減することができるモー
タの駆動制御方法及びこの方法を用いたプリンタに関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来から、所定の印刷信号に基づいて記
録ヘッドを駆動させることにより、記録用紙に対して所
望の画像印刷を行うことができる図示を省略したプリン
タが一般的に知られている。このようなプリンタは、駆
動源であるモータの回転を、例えば紙送りローラ等に伝
達して、所定の紙送り動作を行っていた。
【0003】前記モータから紙送りローラへの回転の伝
達は、モータの駆動ギアと、紙送りローラの紙送りギア
を、それぞれ中間ギアを介して噛合させて行っていた。
そして、記録用紙に重ね印刷を行うには、モータの回転
を所定量正転させる動作で記録用紙を搬送しながら最初
の画像印刷を行い、その後モータを逆転させる動作で記
録用紙を戻す。そして、モータを正転させる動作で最初
の画像の上から異なる色の画像を重ね印刷行う。このよ
うな、モータの正転から逆転、及び逆転から正転させる
動作を繰り返して、紙送りローラのにより、記録用紙を
往復移動させながら、重ね印刷を行って所望のカラー画
像を得ていた。
【0004】前述のようなプリンタは、駆動ギア、中間
ギア、紙送りギアの間に、各ギアの寸法精度のバラツキ
により所定の量のバックラッシュが存在しているが、こ
のバックラッシュがあることで、各ギアの寸法精度にバ
ラツキがあったとしても、歯山同志が噛合したときの回
転ムラをなくせて、モータの回転を滑らかに紙送りロー
ラに伝達できるようになっている。
【0005】このようなプリンタにおける、従来のモー
タの駆動制御方法は、モータの回転を正転から逆転、あ
るいは逆転から正転の立ち上げ時も、前記バックラッシ
ュの量に関係なく、モータの回転が正転から正転、また
は逆転から逆転と同じ駆動方法、及び駆動速度でモータ
の回転を制御していた。このようなプリンタは、静粛な
オフィス、あるいは書斎等で使用される機会が多く、そ
のためにプリンタ使用中の音が小さい低騒音のものが要
求されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前述したよう
な従来のプリンタは、モータの回転が正転から逆転、ま
たは逆転から正転の立ち上げ時は、駆動ギア、中間ギ
ア、紙送りギアの間のバックラッシュの量に対応するス
テップ数だけモータが回転し、モータの回転が高速にな
ったところで前記駆動ギア、中間ギア、紙送りギアが噛
合してモータの駆動力が紙送りローラに伝達される。こ
の時に、互いに噛合している各ギアの歯山が当接した時
に発する音が、プリンタ使用時に発生するその他の音と
重なり合って、プリンタ使用中の音が大きくなるという
問題があった。本発明のモータの駆動制御方法は、前述
したような問題点に鑑みてなされたもので、モータの回
転立ち上げ時の回転方向により、それぞれモータの回転
体上げ時の回転速度を個別に制御することにより、低騒
音のプリンタを提供することを目的とするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
の第1の手段として本発明のモータの駆動方法は、正転
と逆転とが可能なモータと、このモータに直結される第
1のギアと、この第1のギアに直接噛合、あるいは中間
ギアを介して間接的に噛合する第2のギアを備えた駆動
部材を有し、前記モータの回転を立ち上げて正転から正
転、または正転から逆転、または逆転から逆転、または
逆転から正転の各モード毎に、回転立ち上げ時の前記モ
ータの回転速度の立ち上げ方を制御するようにした構成
とした。
【0008】また、前記課題を解決するための第2の手
段として、前記モータには、このモータの回転速度を制
御する制御部が接続されている構成とした。
【0009】また、前記課題を解決するための第3の手
段として、前記モータはステッピングモータから成り、
前記制御部による前記モータの回転速度の制御は、前記
モータの立ち上げ時において、前記モータのステップ信
号間の時間を長く、また、前記モータの回転立ち上げ後
において、前記ステップ信号間の時間を短くして、前記
モータの立ち上げ時と立ち上げ後の回転速度を制御する
ような構成とした。
【0010】また、前記課題を解決するための第4の手
段として本発明のプリンタは、請求項1、2、または3
記載のモータの駆動制御方法を備え、前記モータの駆動
力を前記駆動部材に伝達する時に、前記モータの回転を
立ち上げて正転から正転、または正転から逆転、または
逆転から逆転、または逆転から正転させる前記モータの
立ち上げ時の回転速度を、前記モータの立ち上げ後の回
転速度より遅くして、前記モータの回転の立ち上げ時
に、前記中間ギアと前記第1及び第2のギアの歯山が当
接するときの音を小さくするような構成とした。
【0011】また、前記課題を解決するための第5の手
段として、前記駆動部材は紙送りローラ、または/及び
キャリッジから成り、前記モータの回転によって前記紙
送りローラ、前記キャリッジが駆動するような構成とし
た。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明のモータの駆動制御
方法及びこの方法を用いたプリンタを図1〜図5に基づ
いて説明する。図1は本発明に係わる紙送り機構の概略
斜視図であり、図2は本発明に係わるギアのバックラッ
シュを説明する平面図であり、図3は本発明に係わるモ
ータの回転速度を説明する図であり、図4は本発明に係
わるモータのステップ信号間の時間を説明する概略図で
ある。
【0013】本発明のモータの駆動制御方法を用いたプ
リンタの紙送り機構側を、図1、2に基づいて説明する
と、まずステッピングモータから成るモータ1が配設さ
れ、このモータ1は後述する制御部11による制御で正
転と逆転とが可能になっている。前記駆動モータ1の回
転軸2には、第1のギア3が直結され、この第1のギア
3に中間ギア4が噛合し、この中間ギア4に噛合する第
2のギア5が配設され、この第2のギア5には回転軸6
を介して、例えば紙送りローラから成る駆動部材7が直
結されている。そして、モータ1が回転駆動されると、
この回転が第1、第2のギア3、5と中間ギア4を介し
て駆動部材7に伝達されるようになっている。
【0014】本発明の実施の形態の説明では、第1のギ
ア3と第2のギア5の間に中間ギア4を配設したもので
説明するが、中間ギア4を使用しないで、第1のギア3
と第2のギア5とを直結したものでも良い。即ち、本発
明のモータの駆動制御方法及びこの方法を用いたプリン
タは、正転と逆転とが可能なモータ1と、このモータ1
に直結される第1のギア3と、この第1のギア3に直接
噛合、あるいは中間ギア4を介して間接的に噛合する第
2のギア5を備えた駆動部材7を有している。また、紙
送りローラである駆動部材7の外周の一部には、図示し
ない圧接ローラが圧接した状態で配設され、この圧接ロ
ーラは駆動部材7の回転に追従して回転するようになっ
ている。
【0015】また、駆動部材7の端面7aには、識別マ
ーク9が形成され、この識別マーク9と対向する位置
に、反射式の光センサ10が配設され、この光センサ1
0により識別マーク9を検出可能となっている。更に、
光センサ10及びモータ1には、CPU等から成る制御
部11が電気的に接続されており、識別マーク9を検出
したときに光センサ10が出力する検出信号を制御部1
1が検出可能になっている。
【0016】また、第1のギア3、第2のギア5、ある
いは中間ギア4の間には、各ギア3、4、5の寸法精度
のバラツキによって、所定の量のバックラッシュが存在
している。このバックラッシュを、例えば第1のギア3
と中間ギア4との間で説明すると、図2に示すように、
第1のギア3を一方向である矢印L方向に回転させた時
に、第1のギア3の歯山3aが中間ギア4の一方の歯山
4aに当接して中間ギア4が矢印J方向に回転する。こ
のとき、中間ギア4の他方の歯山4bと第1のギア3の
歯山3aとの間に隙間Eが発生する。
【0017】この隙間Eが第1のギア3と中間ギア4と
の間のバックラッシュとされる。このようなバックラッ
シュによって、互いに噛合している第1のギア3の歯山
3aと中間ギア4の一方と他方の歯山4a、4b間の干
渉を防いで、互いのギア3、4間の回転ムラ等を低減す
ることができ、モータ1の回転を滑らかに駆動部材7に
伝達することができる。このようなプリンタは、駆動部
材7と圧接ローラ(図示せず)の間に記録用紙8を狭持
して、モータ1の正転及び逆転により駆動部材7を回転
駆動させて、記録用紙8を矢印A、B方向に往復搬送可
能になっている。
【0018】そして、記録用紙8が搬送される矢印A方
向には、図示を省略したプリンタの印刷機構が配設され
ている。この印刷機構は、平板状で長尺のプラテンが配
設され、このプラテンに沿って移動可能な記録ヘッドを
有するキャリッジが配設されている。そして紙送り機構
により送られてきた記録用紙8は、記録ヘッドとプラテ
ンの間に位置するようになっている。また、キャリッジ
には所望の色のインクリボンを収納したリボンカセット
が搭載可能になっている。
【0019】そして、キャリッジにリボンカセットを搭
載し、記録ヘッドとプラテンの間にインクリボンを位置
させ、インクリボンと記録ヘッドの間に、紙送り機構に
より送られてきた記録用紙8を位置させる。この状態
で、記録ヘッドをプラテン側にダウンさせて、インクリ
ボンを記録用紙8に圧接した状態で、キャリッジを移動
させながら、記録ヘッドの発熱素子を選択的な通電によ
り発熱させて、1枚の記録用紙8に1行、または複数行
同時に印刷を繰り返して、記録用紙8を矢印Aの搬送方
向の下流側に搬送しながら、記録用紙8に所望の色の画
像を印刷するようになっている。
【0020】前述したような構成のプリンタ(図示せ
ず)は、1色だけの画像印刷だけでなく、モータ1の回
転を矢印L方向の正転から矢印R方向の逆転、あるいは
逆転から正転させて、記録用紙を往復移動させることに
より、異なる色のインクリボンのインクを記録用紙8に
重ね印刷して、所望の色のカラー印刷を行うことができ
るようになっている。
【0021】このようなプリンタに用いられているモー
タの駆動制御方法を説明すると、まず、各ギア3、4、
5のバックラッシュの量に対応するモータ1のステップ
数を制御部11に記憶させる。そして、モータ1の回転
を、正転から逆転、あるいは逆転から正転の回転モード
で立ち上げ時に、制御部11からの制御11で前記バッ
クラッシュの量、及び前記バックラッシュ以外に発生す
るガタ等を含んだ量だけモータ1を空転させる。このバ
ックラッシュ等の量に対応する空転が終了してモータ1
の回転の立ち上げ後は、このモータ1の回転が駆動部材
7に伝達され、紙送りローラである駆動部材7の回転駆
動により、記録用紙8を往復移動させるようになってい
る。
【0022】本発明のモータの駆動制御方法は、モータ
1の回転を立ち上げて正転から正転、または正転から逆
転、または逆転から逆転、または逆転から正転の各回転
モード毎に、回転の立ち上げ時のモータ1の回転速度の
立ち上げ方を、それぞれ個別に制御するようにしてい
る。このような、本発明のモータの駆動制御方法を、図
3の回転速度の変化カーブに基づいて説明する。まず、
図3Aの左側に示すように、モータ1を速い回転速度a
で正転させて、記録用紙8の印刷開始位置を初期位置で
ある記録ヘッドに位置合わせし、モータ1の回転を停止
する。
【0023】その後、印刷開始時に制御部11からの回
転開始指令に従って、モータ1の回転を、バックラッシ
ュのない正転から正転のモードで立ち上げる時の立ち上
げ方は、短い時間Gで速い回転速度aまで急速に立ち上
げる立ち上げ方と、回転停止動作とを繰り返して、記録
用紙8の改行動作を行いながら図1に示す矢印A方向に
記録用子8を搬送させて、記録用紙8に印刷開始位置か
ら印刷終了位置までの印刷範囲Dの間で、最初の色の画
像の印刷を行う。
【0024】そして、モータ1の回転を立ち上げて正転
から正転のモードの繰り返しで最初の色の画像の印刷が
終わると、モータ1の回転を停止させて、記録用紙8の
印刷開始位置から印刷終了位置までの搬送が終わる。次
に、図3Bの右側に示すように、モータ1の回転を正転
から逆転させるモードで、各ギア3、4、5間のバック
ラッシュの量に対応するステップ数だけモータ1を空転
させる。この時のモータ1の回転の立ち上げ方は、バッ
クラッシュがない時のような急速な立ち上げ方に対し
て、回転速度aより遅い回転速度bで長い時間Cをかけ
て、ゆっくり立ち上げるようにしている。
【0025】そして、バックラッシュの量に対応するス
テップ数だけモータ1の空転が終わり、モータ1が回転
速度bまで立ち上がると、モータ1の回転が駆動部材7
に伝達されると共に、モータ1が所定の回転速度dまで
立ち上がる。このモータ1を所定の回転速度dまで立ち
上げる動作で、印刷範囲Dだけ記録用紙8を戻し、印刷
開始位置を記録ヘッドのある初期位置に位置させて、モ
ータ1の回転を停止させる。前記回転速度dの速さは、
速い回転速度aと同じか、それよりも速く、あるいは遅
くしても良い。
【0026】次に、図3Cに示すように、モータ1を逆
転から正転させるモードで、バックラッシュの量に対応
するステップ数だけモータ1を空転させる。この時のモ
ータ1の回転速度は、バックラッシュがない時のような
急速な立ち上げ方に対して、回転速度aより遅い回転速
度bで時間Cの長い時間を掛けて、ゆっくり立ち上げる
立ち上げ方で立ち上げる。そして、モータ1の回転が回
転速度bまで立ち上がると、バックラッシュ量に対応す
るステップ数だけモータ1の空転が終わり、モータ1の
回転が駆動部材7に伝達される。
【0027】そして、モータ1を速い回転速度aまで立
ち上げて、記録用紙8の最初の色の印刷画像の上に、印
刷開始位置から印刷終了位置までの印刷範囲Dの間で次
の色の画像の重ね印刷を行う。前記モータ1の回転を、
図3B、と図3Cに示す動作を繰り返して、記録用紙8
に所望の色で重ね印刷された画像の印刷が終了する。即
ち、本発明のモータの駆動方法は、モータ1の回転を立
ち上げて正転から正転、または正転から逆転、または逆
転から逆転、または逆転から正転の各モード毎に、回転
立ち上げ時のモータ1の回転速度の立ち上げ方を制御す
るようにしている。
【0028】また、本発明のモータの駆動制御方法にお
ける、モータ1の速い回転速度aと遅い回転速度bの回
転速度の制御は、図4に示すように、モータ1を正転か
ら逆転、あるいは逆転から正転のモードで立ち上げ時に
おいて、モータ1をバックラッシュ量だけ空転させてい
る時は、モータ1のステップ信号1a間の時間eを長く
して、時間Cの長い時間を掛けて回転速度bまで立ち上
げている。また、バックラッシュの量だけモータが空転
した後の立ち上げ後においては、ステップ信号1a間の
時間fを短くして、モータの立ち上げ時と立ち上げ後の
回転速度を制御するようになっている。
【0029】このような本発明のモータの駆動制御方法
を用いたプリンタは、モータ1の駆動力を駆動部材7に
伝達する時に、モータ1の回転を立ち上げて正転から逆
転、あるいは逆転から正転させるモード毎に、モータ1
の立ち上げ時の回転速度bを、モータ1の立ち上げ後の
回転速度aより遅くして、モータ1の回転の立ち上げ時
に、中間ギア4と第1及び第2のギア3、5の歯山が当
接するときの音を小さくするようにしている。
【0030】本発明のプリンタの説明では、駆動部材7
を図1に示すような、紙送りローラ7で説明したが、紙
送りローラ7に限定されるものではなく、駆動部材7を
キャリッジで構成し、モータ1の回転でキャリッジを往
復駆動させるようにしたものでも良い。また、駆動部材
7は、紙送りローラ7とキャリッジ(図示せず)の2つ
の部材から成り、1個のモータ1で紙送りローラ7とキ
ャリッジから成る2つの駆動部材7を駆動させるように
しても良い。
【0031】この場合は、第1のギア3と第2のギア5
の間に揺動ギア(図示せず)を配設し、この揺動ギアを
揺動させて、モータ1の回転を紙送りローラ側、あるい
はキャリッジ側に切り換えるようにしている。即ち、駆
動部材7は、紙送りローラ、または/及びキャリッジか
ら成り、モータ1の回転によって紙送りローラ、キャリ
ッジが駆動するようになっているものでも良い。また、
本発明のプリンタの紙送り装置を用いたプリンタは、熱
転写プリンに限定されるものでなく、インクジェットプ
リンタ等に用いることも可能である。
【0032】
【発明の効果】以上述べたように、本発明のモータの駆
動制御方法は、モータの回転を立ち上げて正転から正
転、または正転から逆転、または逆転から逆転、または
逆転から正転の各モード毎に、回転立ち上げ時のモータ
の回転速度の立ち上げ方を制御するようにしたので、モ
ータの回転立ち上げ時の回転速度を遅く制御すること
で、モータの回転立ち上げ時の、各ギアの歯山が当接す
るときの音を小さくすることができるモータの駆動制御
方法を提供できる。
【0033】また、モータには、このモータの回転速度
を制御する制御部が接続されているので、モータの回転
速度を容易に変更することができる。
【0034】また、モータはステッピングモータから成
り、前記制御部によるモータの回転速度の制御は、モー
タの立ち上げ時において、モータのステップ信号間の時
間を長く、また、モータの回転立ち上げ後において、ス
テップ信号間の時間を短くして、モータの立ち上げ時と
立ち上げ後の回転速度を制御するようにしたので、モー
タの回転速度を高速から低速に確実に切り換えることが
できる。
【0035】また、本発明のプリンタは、請求項1、
2、または3記載のモータの駆動制御方法を備え、モー
タの回転力を駆動部材に伝達する時に、モータの回転を
立ち上げて正転から正転、または正転から逆転、または
逆転から逆転、または逆転から正転させるモード毎に、
モータの立ち上げ時の回転速度を、モータの立ち上げ後
の回転速度より遅くして、モータの回転の立ち上げ時
に、中間ギアと第1及び第2のギアの歯山が当接して発
する音を小さくするようにしたので、低騒音で静粛なプ
リンタを提供できる。
【0036】また、本発明のプリンタの駆動部材は紙送
りローラ、または/及びキャリッジから成り、モータの
回転によって前記紙送りローラ、前記キャリッジが駆動
するようになっているので、1つのモータで紙送りロー
ラだけでなく、キャリッジも駆動させることができ、低
コストのプリンタを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わるプリンタの紙送り機構の概略斜
視図である。
【図2】本発明に係わるギアのバックラッシュを説明す
る平面図である。
【図3】本発明に係わるモータの駆動制御方法を説明す
る図である。
【図4】本発明に係わるモータの駆動制御方法を説明す
る図である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】 】
  1. 【請求項1】 正転と逆転とが可能なモータと、このモ
    ータに直結される第1のギアと、この第1のギアに直接
    噛合、あるいは中間ギアを介して間接的に噛合する第2
    のギアを備えた駆動部材を有し、前記モータの回転を立
    ち上げて正転から正転、または正転から逆転、または逆
    転から逆転、または逆転から正転の各モード毎に、回転
    立ち上げ時の前記モータの回転速度の立ち上げ方を制御
    するようにしたことを特徴とするモータの駆動制御方
    法。
  2. 【請求項2】 前記モータには、このモータの回転速度
    を制御する制御部が接続されていることを特徴とする請
    求項1記載のモータの駆動制御方法。
  3. 【請求項3】 前記モータはステッピングモータから成
    り、前記制御部による前記モータの回転速度の制御は、
    前記モータの立ち上げ時において、前記モータのステッ
    プ信号間の時間を長く、また、前記モータの回転立ち上
    げ後において、前記ステップ信号間の時間を短くして、
    前記モータの立ち上げ時と立ち上げ後の回転速度を制御
    するようにしたことを特徴とする請求項2記載のモータ
    の駆動制御方法。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、または3記載のモータの
    駆動制御方法を備え、前記モータの駆動力を前記駆動部
    材に伝達する時に、前記モータの回転を立ち上げて正転
    から正転、または正転から逆転、または逆転から逆転、
    または逆転から正転させる前記モータの立ち上げ時の回
    転速度を、前記モータの立ち上げ後の回転速度より遅く
    して、前記モータの回転の立ち上げ時に、前記中間ギア
    と前記第1及び第2のギアの歯山が当接するときの音を
    小さくするようにしたことを特徴とするプリンタ。
  5. 【請求項5】 前記駆動部材は紙送りローラ、または/
    及びキャリッジから成り、前記モータの回転によって前
    記紙送りローラ、前記キャリッジが駆動するようになっ
    ていることを特徴とする請求項4記載のプリンタ。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20110052261A1 (en) * 2009-08-28 2011-03-03 Ricoh Company, Ltd. Swing-gear mechanism and image forming apparatus having multiple speed modes
CN110118173A (zh) * 2018-02-06 2019-08-13 株式会社捷太格特 电动齿轮泵
CN110271607A (zh) * 2018-03-14 2019-09-24 本田技研工业株式会社 用于车辆的束角控制系统

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