JPH0272984A - プリンタにおけるキャリッジ駆動制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、キャリッジを往復移送させて記録を行う方式
のプリンタにおけるキャリッジ駆動制御方法に関し、と
くには、特別のホームポジション検出スイッチを設ける
ことなく、キャリッジがホームポジションに位置してい
るか否かを検出することができる記録装置に関する。

［従来の技術］ 従来よりキャリッジを往復移送させて記録を行ういわゆ
るシリアル式のプリンタが実用化され広く普及している
。このようなシリアル式のプリンタでは、キャリッジの
ホームポジションを検出するために、機械的なスイッチ
、または、光学式スイッチを設け、キャリッジがホーム
ポジションに移動したことを検出するようにしている。

［発明が解決しようとする問題点コ しかしながら、上記のようなホームポジション検出用の
スイッチを設ければ、それ自体でコストアップをまねく
ことになり、また、ホームポジション検出スイッチ自体
の信頼性が必要になること、及びスイッチの取付に高精
度を要すること等の繁雑な問題が生じていた。さらに、
何等かの異常な原因でキャリッジがロックしてしまうこ
とがごくまれに発生するが、上述のようなホームポジシ
ロン検出スイッチによる検出では、正常な場合とロック
してしまっている場合との区別がつかないため、スムー
ズな印画動作の継続に支障をきたしてしまうという問題
も生じていた。本発明は、このような従来の問題点に着
目してなされたものであり、ホームポジション検出用の
特別なスイッチを不易にするとともに、簡単な制御でキ
ャリッジのホームポジションとロック状態とを検出する
ことができるキャリッジ駆動制御方法を提供することを
目的とする。

［問題点を解決するための手段］ 本発明は、上述の目的を達成するためになされたもので
、本発明のキャリッジ駆動制御方法は、記録ヘッドを搭
載したキャリッジを、被記録媒体の移送方向に対して直
交方向に往復運動させることにより画像記録を行うプリ
ンタにおけるキャリッジ駆動制御方法であって、前記キ
ャリッジを駆動するモータを駆動させることにより前記
キャリッジをホームポジションに向かう方向に移動させ
て前記キャリッジがその移動範囲における一端部の位置
で停止した後、前記モータに所定時間逆方向に通電を行
うことにより前記キャリッジを前記移動方向と逆方向に
一定量移動させるようになし、この移動により前記キャ
リッジの移動を検出するための検出部が所定数のパルス
を検出したときは前記停止していた位置をホームポジシ
ョンと判断してキャリッジを再度この位置に移動させて
停止させ、また、前記逆方向の通電によって所定数のパ
ルスを検出し得ないときには、前記キャリッジがロック
したと判断して前記モータの通電を切ることを特徴とす
る。

［作用］ このような構成において、キャリッジはホームポジショ
ンに向かう方向に移動して一端部の位置で停止した後、
逆方向に移動させられて、所定量移動すれば、以前の停
止位置がホームポジションでありかつキャリッジは、ロ
ックされていないと判断し、一方、所定量の移動が行わ
れなければキャリッジはロックしたと判断してモータへ
の通電を止めるので、特別なホームポジション検出機構
を設けることなく、ホームポジションの検出がなされる
。

［実施例コ 以下、本発明を図面に基づいて詳細に説明する。

第１図は、本発明のキャリッジ駆動制御方法を用いる一
実施例としての記録装置の主要機構を示す斜視図である
。

記録装置のフレーム構造は、ベースフレーム１、左側板
２、右側板３より構成される。

キャリッジ機構部は、記録ヘッド５０．　　記録ヘッド
５０を搭載したキャリッジ２０、メインシャフト３０、
キャリッジ２０の駆動を行うＤＣモータ３１、駆動ベル
ト３２、記録ヘッド５０に記録信号を供給するためのＦ
　Ｐ　Ｃ３３、駆動プーリ３４、従動プーリ３５等の部
品より構成されている。

記録ヘッド５０は、キャリッジ２０に取り付けられ、キ
ャリッジ２０の移動とともに前記左側板２と右側板３の
間を移動可能になっている。キャリッジ２０は、一体的
に構成された摺動性の高い軸受を介し、メインシャフト
３０上を摺動運動する。

このときの動力源は、ＤＣモータ３１であり、該ＤＣモ
ータ３１はその軸に圧入嵌合で取り付けられた駆動プー
リ３４と該駆動プーリ３４と係合する歯付駆動ベルト３
２を介し、前記キャリッジ２０へと動力伝達を行なうも
のである。従動プーリ３５は、駆動プーリ３４と対峙す
る位置に設けられ、ベルト張力付勢手段３６によって駆
動ベルト３２に適正張力を与えている。ロータリエンコ
ーダ１０１は、ＤＣモータ３１の回転の有無及び回転位
置を検出するものである。尚、本実施例では動力伝達部
材として、歯付ベルトを用いた場合を説明したが、歯付
ベルトに代えて、動力伝達が可能なワイヤーまたはラッ
ク・ピニオン等の伝達系を用いても何ら支障はない。

次に、被記録媒体送り機構部は、ロール状被記録媒体６
０、プラテン７０、被記録媒体押え７１ＬＦモータ８０
、ＬＦ動力伝達系８１等の部品より構成されている。プ
ラテン７０は、アルミ等で形成された円筒パイプ形状を
しており、その支持ハ、前記ベースフレーム１上に設け
られた両端２個ずつのりング７３ａと、バネ等の付勢手
段を介しプラテン７０をベースフレーム側に押しつける
両端１個すつのリング７３ｂにより、その外径を保持さ
れることによって実現している。動力伝達機構は、ステ
ンピングモータ等よりなるＬＦモータ８０の動力をＬＦ
動力伝達系８１の減速機構を介し、トルクアップ、送り
ステップの細分化をはかった上で、図示しないＬＦ駆動
プーリへ伝達する構成となっている。この後、該ＬＦ駆
動プーリと係合する複数のＬＦベルト（歯付）７４へ動
力が伝達され、ＬＦベルト７４は、前記プラテン７０の
外周に設けられた溝に収まった状態で駆動されることに
より、被記録媒体６０の所定量送りが行なわれる。被記
録媒体６０としては、紙、布フィルムシート等の多彩な
媒体が、搭載できるようになっている。被記録媒体押え
７１は、例えばステンレス等の薄板鋼板で形成され、保
持部材７２によって、右側板３とＬＦ側板４間に保持さ
れるとともに、図示しない付勢手段によって、被記録媒
体６０ａをプラテン７０に押し付ける方向に付勢されて
おり、被記録媒体６０ａの記録位置近傍での浮きを抑え
る役割を果たしている。図中７５は、前記被記録媒体押
え７１の延長上に敷設される回転ローラ接触部材であっ
て、該回転ローラ接触部材７５は、剛性の高い鋼材より
形成され、左側板２とＬＦ側板４とで固定保持される。

１００は印画領域外に設けられた記録ヘッド５０の回復
機構であって、回復機構１００を必要に応じて動作させ
ることによって、記録ヘッド５０のノズル面クリーニン
グ、インク供給、不吐出回復、ノズル乾燥防止等がなさ
れる。

以上の構成よりなる記録装置は、以下のように動作する
。所望の文字、画像を得ようとする場合前記記録ヘッド
５０にＦＰＣ３３を介し、記録信号を送信し、同時にＣ
Ｒモータ３１を駆動しキャリッジ２０を往復運動させる
。この時、該キャリッジの往復運動に同期させ被記録媒
体６０ａを所定ピッチ送りする事により、被記録媒体へ
文字、画像等がドツトの集合として形成されていく。

第２図は、本発明の方法に用いられるキャリッジ駆動回
路部の構成を示すブロック図である。第３図は、第２図
における速度設定手段の具体的な回路の一例である。第
２図において、ＣＰＵ２００は、速度設定手段２０１に
対して、キャリッジの走行スピードを決定するための信
号を送る。速度設定手段２０１は、この信号に対応した
信号を出力し、モータドライバ２０２はこれを受けてＤ
Ｃモータ３１を回転させる。ＣＰＵ２００は、モータド
ライバ２０２にモータの回転方向を指示する信号を与え
る。モータが回転を始めるとロークリエンコーダ１０１
からパルスが出力される。ＣＰＵ２００は、該出力を読
み込み、ＤＣモータ３１の回転の有無を検出する。以上
の構成によるキャリッジの駆動制御方法を説明する。

まず、ＣＰＵ２００の指令により、速度設定手段の遅い
方を設定する。この場合、もう一方は通常記録時のキャ
リッジ移送スピードに設定しである。次に、キャリッジ
５０をホームポジション側にロークリエンコーダ１０１
のパルスが発生しなくなるまで駆動する。次に、ＤＣモ
ータ３１に所定の逆方向の通電を行いこのときロータリ
エンコーダ１０１から所定のパルス数の検出がなされた
ならば、逆方向に通電する以前にキャリッジが存在した
位置をホームポジションであると判断して、再度キャリ
ッジをホームポジションに移送してイニシャライズを終
了する。そして、これとは逆にもし所定のパルス数が検
出できないときは、キャリッジがロック状態であると判
断し、記録装置にエラーが発生したとしてモータへの通
電を遮断する。

［発明の効果コ 以上説明してきたように、本発明によれば、特別にキャ
リッジのホームポジションを検出するためのスイッチを
設けることなしに、キャリッジのホームポジション検出
、すなわちイニシャライズ動作が実現出来るとともに、
同じ制御方法の中でキャリッジの異常状態も検出するこ
とができるため、低コストを維持したまま、信頼性の高
いプリンタを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明のキャリッジ駆動制御方法を用いる一
実施例としての記録装置の主要機構部斜視図、第２図は
、本発明の方法に用いられる記録装置のキャリッジ駆動
回路のブロック図、第３図は、第２図における速度設定
手段の具体的な回路の一例を示した回路図である。 ２０　−ｍ−キャリッジ ５０　−ｍ−記録ヘッド ３１　　−−一　ＤＣモータ １０１　−−一　ロータリエンコーダ ＰＵ 速度設定手段 モータドライバ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録ヘッドを搭載したキャリッジを、被記録媒体の移送
   方向に対して直交方向に往復運動させることにより画像
   記録を行うプリンタにおけるキャリッジ駆動制御方法で
   あって、前記キャリッジを駆動するモータを駆動させる
   ことにより、前記キャリッジをホームポジションに向か
   う方向に移動させて、前記キャリッジがその移動範囲に
   おける一端部の位置で停止した後、前記モータに所定時
   間逆方向に通電を行うことにより、前記キャリッジを前
   記移動方向と逆方向に一定量移動させるようになし、こ
   の移動により前記キャリッジの移動を検出するための検
   出部が所定数のパルスを検出したときは前記停止してい
   た位置をホームポジションと判断してキャリッジを再度
   この位置に移動させて停止させ、また、前記逆方向の通
   電によって所定数のパルスを検出し得ないときには、前
   記キャリッジがロックしたと判断して前記モータの通電
   を切ることを特徴とするプリンタにおけるキャリッジ駆
   動制御方法。