JPH1197636A - 強誘電体メモリおよびその製造方法 - Google Patents

強誘電体メモリおよびその製造方法

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JPH1197636A
JPH1197636A JP9250466A JP25046697A JPH1197636A JP H1197636 A JPH1197636 A JP H1197636A JP 9250466 A JP9250466 A JP 9250466A JP 25046697 A JP25046697 A JP 25046697A JP H1197636 A JPH1197636 A JP H1197636A
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platinum
ferroelectric
stress relaxation
substrate
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JP9250466A
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Hiromi Shimazu
ひろみ 島津
Hideo Miura
英生 三浦
Yukihiro Kumagai
幸博 熊谷
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】情報蓄積用容量素子のリーク不良の発生を十分
に防止し安定的に動作させることができる強誘電体メモ
リを及びその製造方法を提供する。 【解決手段】積層された白金膜1を備えた下部電極2
と、この下部電極2の白金膜1上に形成されPZT等か
らなる強誘電体膜3と、この強誘電体膜3上に形成され
た上部電極4とを有する情報蓄積用容量素子5が、Si
基板6と電気的に接続されている。下部電極2は、白金
膜1より下方に設けられSi基板6から白金膜1に作用
する応力を緩和する導電性の応力緩和膜8を備えてい
る。この応力緩和膜8は、その熱膨張係数がSiの熱膨
張係数(=3×10-6[K-1])より大きい材料、好ま
しくは白金の熱膨張係数(=9×10-6[K-1])より
大きい材料で形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、強誘電体メモリお
よびその製造方法に係わり、特に、白金膜と強誘電体膜
とを備えた情報蓄積用容量素子を有する強誘電体メモリ
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体装置の微細化にともない、
情報蓄積用容量素子の面積が減少し、容量の絶対値も減
少する傾向にある。この容量Cは、例えば平行平板電極
構造の場合には、誘電体の誘電率をε、電極の面積を
S、誘電体の膜厚(電極間の距離)をdとして、 C=ε・S/d で決定される。情報蓄積用容量素子に使用される電極の
面積Sを増大することなく、容量を確保するためには、
誘電率εの高い誘電体を使用するか、誘電体の膜厚dを
薄くすることが必要である。しかしながら、誘電体の薄
膜化には限度があることから、容量確保のために誘電体
としてPZT(=チタン酸ジルコン酸鉛Pb(ZrX
1-X)O3)等の強誘電体を使用した強誘電体メモリが
提案されている。
【0003】ここで、これらの強誘電体材料は酸化物で
あり、成膜は数百℃以上で行われるため、直接Si基板
上には成膜できない。これは、もし直接Si基板上に成
膜した場合には、成膜中あるいは後の工程においてシリ
コンと強誘電体材料との界面で酸化還元反応が起こる恐
れが大きいためである。したがって、強誘電体材料とシ
リコンとの界面に形成される下部電極としては、高温に
おいても酸化されにくい材料を用いる必要がある。ま
た、上記したPZT等の強誘電体材料は、ペロブスカイ
ト結晶構造であるときに高誘電率となる性質をもつが、
一般にこのペロブスカイト薄膜の結晶性は下地基板の影
響を大きく受けることが経験的に知られている。そのた
め、下部電極として用いる材料には、上記した高温での
耐酸化性に加え、ペロブスカイト薄膜をエピタキシャル
成長させるような結晶構造であることも要求されること
となるので、この点からも限定される。
【0004】以上のような背景から、下部電極の材料と
してPt(白金)を用いることが提案されている。その
ような構造の下部電極を備えた強誘電体メモリに関する
公知技術例としては、例えば、特開平3−256358
号公報、特開平5−13708号、及び特開平5−13
726号公報等がある。特開平3−256358号公報
には、チタン酸・ジルコン酸鉛(又はチタン酸鉛)によ
る強誘電体を用いた情報蓄積用容量素子の下部電極に、
Ptを用いる構成が開示されている。特開平5−137
08号公報及び特開平5−13726号公報には、チタ
ン酸・ジルコン酸鉛(又はチタン酸鉛)による強誘電体
を用いた情報蓄積用容量素子のPt下部電極とSi基板
との間に絶縁性のほう素りんガラスからなる応力緩和用
の膜を成膜することにより、強誘電体膜の亀裂・剥離を
防止する構成が開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
知技術には、以下の課題が存在する。すなわち、ペロブ
スカイト構造のPZT薄膜を形成するためには少なくと
も例えば約500℃以上の高温が必要になるが、その高
温下でPt下部電極上にPZTなどの強誘電体薄膜を成
膜した場合、最終的な製品である情報蓄積用容量素子に
おけるリーク不良の発生を十分に防止するのが困難であ
った。
【0006】本発明の目的は、情報蓄積用容量素子のリ
ーク不良の発生を十分に防止し安定的に動作させること
ができる強誘電体メモリを及びその製造方法を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、白金膜を
備えた下部電極と、この下部電極の前記白金膜上に形成
された強誘電体膜と、この強誘電体膜上に形成された上
部電極とを有する情報蓄積用容量素子が、Si基板と電
気的に接続されている強誘電体メモリにおいて、前記下
部電極は、前記白金膜より下方に設けられ、前記Si基
板から前記白金膜に作用する応力を緩和する導電性の応
力緩和膜を備えている。強誘電体メモリの情報蓄積用容
量素子を製造するときには、通常、まず白金膜を備えた
下部電極をシリコン酸化膜等からなる絶縁層を介してS
i基板上に形成し、その白金膜上に強誘電体膜を形成
し、さらにこの強誘電体膜上に上部電極を形成すること
となる。ここで、強誘電体膜として例えばペロブスカイ
ト構造のPZT薄膜を用いる場合、約500℃以上の高
温下で白金膜上に成膜を行うこととなるが、この際、S
i基板や絶縁層を形成するシリコン酸化膜等に比べて白
金のほうが熱膨張量が大きいため、その昇温過程におい
て白金膜がSi基板から相対的に圧縮熱応力を受けるこ
ととなり白金膜表面にヒロックが発生する。そのため、
その上にPZT薄膜を成膜するときにヒロックがPZT
薄膜を突き破って上部電極と電気的に接続してしまい、
リーク不良が発生する。本発明においては、白金膜より
下方に応力緩和膜を設けて、Si基板等から白金膜に作
用する応力を緩和することにより、リーク不良の発生を
防止することができる。ここで、情報蓄積用容量素子は
Si基板と電気的に接続されており、応力緩和膜を挟ん
で白金膜とSi基板とが電気的に接続される必要があ
る。このとき、応力緩和膜を非導電性の材料で形成する
と、この下部電極とSi基板との電気的接続のためにそ
の接続部分には応力緩和膜を設けることができなくな
る。そのため、その分白金膜の応力緩和が不十分にな
り、ヒロックによるリーク不良の発生を十分に防止する
ことができない。本発明においては、応力緩和膜を導電
性の膜とすることにより、下部電極とSi基板との電気
的接続部分にも応力緩和膜を設けることができるので、
十分な応力緩和を行うことができる。したがって、ヒロ
ックによるリーク不良の発生を十分に防止することがで
きる。
【0008】(2)上記(1)において、好ましくは、
前記応力緩和膜は、熱膨張係数がSiより大きい材料で
形成されている。これにより、白金膜と応力緩和膜との
熱膨張量の差を、白金膜とSi基板との熱膨張量の差よ
りは小さくすることで、白金膜が受ける圧縮熱応力を低
減し、ヒロックの発生を防止できる。
【0009】(3)上記(1)において、また好ましく
は、前記応力緩和膜は、熱膨張係数が白金より大きい材
料で形成されている。これにより、白金膜の熱膨張量よ
りも、応力緩和膜の熱膨張量のほうが大きくなるので、
白金膜が受ける圧縮熱応力を上記(2)よりもさらに低
減し、圧縮熱応力によるヒロックの発生をさらに確実に
防止できる。
【0010】(4)上記(1)において、また好ましく
は、前記応力緩和膜は、ヤング率が白金より小さい材料
で形成されている。これにより、白金膜とSi基板等と
の熱膨張量の差に起因して発生するひずみを、それらの
間に設けられた低ヤング率の応力緩和膜の変形によって
吸収することで、白金膜が受ける圧縮熱応力を低減し、
ヒロックの発生を防止できる。
【0011】(5)上記(1)において、また好ましく
は、前記応力緩和膜のヤング率の値は、白金のヤング率
の1/10以下である。
【0012】(6)上記目的を達成するために、また本
発明は、白金膜を備えた下部電極をSi基板上に形成
し、前記白金膜上に強誘電体膜を形成し、さらにその強
誘電体膜上に上部電極を形成することにより情報蓄積用
容量素子を形成する強誘電体メモリの製造方法におい
て、少なくとも前記強誘電体膜を成膜するより前に、前
記Si基板の下面に、熱膨張係数がSiよりも小さい材
料からなる応力緩和膜を形成しておく。白金膜を備えた
下部電極をSi基板上に形成し、その白金膜上に強誘電
体膜を形成し、さらにこの強誘電体膜上に上部電極を形
成するとき、強誘電体膜として例えばペロブスカイト構
造のPZT薄膜を用いる場合、約500℃以上の高温下
で白金膜上に成膜を行うこととなる。この際、Si基板
や絶縁層を形成するシリコン酸化膜等に比べて白金のほ
うが熱膨張量が大きいため、その昇温過程において白金
膜がSi基板から相対的に圧縮熱応力を受けることとな
り白金膜表面にヒロックが発生する。そのため、その上
にPZT薄膜を成膜するときにヒロックがPZT薄膜を
突き破って上部電極と電気的に接続してしまい、リーク
不良が発生する。本発明においては、下部電極を形成し
た後に、Si基板の下面に、熱膨張係数がSiよりも小
さい材料からなる応力緩和膜を形成しておく。これによ
り、この後に約500℃以上の高温下で白金膜上に成膜
を行う際、Si基板に比べて応力緩和膜のほうが熱膨張
量が小さいため、Si基板の下面が応力緩和膜から相対
的に圧縮熱応力を受けることとなる。その結果、Si基
板全体が強誘電体膜を形成した面側を凸部とするように
反るため、Si基板の上面には引張方向の力が作用し相
対的に白金膜の熱膨張を助けることとなるので、上記し
た白金とSi基板等との膨張量の差を十分に低減するこ
とができる。これにより、ヒロックによるリーク不良の
発生を十分に防止することができる。
【0013】(7)上記(6)において、好ましくは、
前記応力緩和膜を、前記強誘電体膜の成膜温度より低い
成膜温度で形成する。応力緩和膜の成膜温度が強誘電体
膜の成膜温度よりも高い場合には、応力緩和膜で成膜し
た後に強誘電体膜を成膜するときには、温度が低下する
こととなるため、Si基板の下面が応力緩和膜から相対
的に引張熱応力を受けることとなり、応力緩和作用を十
分に発揮することができない。そこで応力緩和膜の成膜
温度を強誘電体膜の成膜温度よりも低くすることによ
り、確実に応力緩和を行うことができる。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照しつつ説明する。本発明の第1の実施形態を図1
〜図5により説明する。本実施形態による強誘電体メモ
リの主要部の構造を表す断面図を図1に示す。この図1
に示す本実施形態の強誘電体メモリにおいては、積層さ
れた白金膜1を備えた下部電極2と、この下部電極2の
白金膜1上に形成されPZT(=チタン酸ジルコン酸鉛
Pb(ZrXTi1-X)O3)等からなる強誘電体膜3
と、この強誘電体膜3上に形成された上部電極4とを有
する情報蓄積用容量素子5が、Si基板6と電気的に接
続されている。
【0015】下部電極2は、白金膜1より下方に設けら
れSi基板6から白金膜1に作用する応力を緩和する導
電性の応力緩和膜8を備えている。この応力緩和膜8
は、その熱膨張係数がSiの熱膨張係数(=3×10-6
[K-1])より大きい材料、好ましくは白金の熱膨張係
数(=9×10-6[K-1])より大きい材料で形成され
ている。具体的には、例えば、Al、Cu、Cu合金、
Co、あるいはNi等を使用すればよい。また下部電極
2は、白金膜1と応力緩和膜8との間に、TiN膜等の
導電性膜9を備えている。この導電性膜9は、白金膜1
とシリコン膜(例えば絶縁膜10又は多結晶シリコン膜
19(後述)等)との界面におけるシリサイド反応を防
止するバリア層として機能するものである。
【0016】情報蓄積用容量素子5は、下部電極2が上
記構造となっていることにより、下から順に、応力緩和
膜8、導電性膜9、白金膜1、さらに強誘電体膜3、上
部電極4を積層した構造となっている。この情報蓄積用
容量素子5は、Si基板6の主面のアクティブ領域に形
成されたメモリセル選択用MOS(Metal Oxide Semico
nductor)型のトランジスタ7の上部に配置されてお
り、MOSトランジスタ7を覆う絶縁膜10(後述)の
上部に絶縁膜11で覆われるように形成されている。
【0017】メモリセルのMOSトランジスタ7は、ゲ
−ト酸化膜12、ゲ−ト電極13、及び一対の拡散層1
4及び15(ソ−ス、ドレイン領域)で構成されてお
り、その上部全面には、例えばBPSG〔Boron−
doped Phospho Silicate Gla
ss〕膜やSOG(Spin On Glass)膜、あ
るいは化学気相蒸着法やスパッタ法で形成したシリコン
酸化膜や窒化膜等からなる上記絶縁膜10が形成されて
いる。なお、各MOSトランジスタ7は、素子分離膜1
7によって互いに素子分離されている。ゲ−ト酸化膜1
2は、例えばシリコン酸化膜、窒化珪素膜あるいは強誘
電体膜あるいはこれらの積層構造から構成されている。
またゲ−ト電極13は、例えば多結晶シリコン膜や金属
薄膜、あるいは金属シリサイド膜あるいはこれらの積層
構造から構成されている。このときゲ−ト電極13の上
部および側壁には絶縁用の酸化シリコン膜16が形成さ
れている。また、2つの拡散層14,15のうち一方の
拡散層14にはビット線18が接続されており、他方の
拡散層15は、絶縁膜10のコンタクトホール10a内
に例えばCVD(Chemical Vapor Dep
osition;化学気相成長法)により形成された多
結晶シリコン膜19を介し、情報蓄積用容量素子5の最
下層である応力緩和膜8に接続されている。
【0018】次に、上記構成の本実施形態による強誘電
体メモリ構造の作用を以下に説明する。
【0019】(1)応力緩和膜の配置による作用 この作用を説明するための比較例を図2に示す。図1と
共通の部分には同一の符号を付す。図2において、この
比較例による強誘電体メモリは、図1の構造から応力緩
和膜8を除いた構成となっており、その他の点は同一構
造である。ここで、強誘電体メモリの情報蓄積用容量素
子5を製造するときには、通常、まず絶縁膜10を介し
Si基板6上に下部電極2を形成し、その下部電極2の
白金膜1上に強誘電体膜3を形成し、さらにこの強誘電
体膜3上に上部電極4を形成することとなる。ここで、
極力高誘電率とするために強誘電体膜3として例えばペ
ロブスカイト構造のPZT薄膜(以下適宜、PZT薄膜
3と称する)を用いる場合、約500℃以上の高温下で
白金膜1上に成膜を行うこととなるが、この際、上記比
較例による強誘電体メモリでは、情報蓄積用容量素子5
のリーク不良が発生する場合がある。本願発明者等は、
このリーク不良の発生について検討した結果、白金膜1
に発生するヒロックが原因であることを突き止めた。す
なわち、白金膜1を成膜後PZT薄膜3の成膜のための
熱処理工程において、Si基板6や絶縁膜10を形成す
るシリコン酸化膜等に比べて白金膜1のほうが熱膨張係
数が大きく熱膨張量が大きいことに由来し、その昇温過
程において白金膜1がSi基板6や絶縁膜10から相対
的に圧縮熱応力を受けることとなる。本願発明者等は、
この熱処理行程における比較例の白金膜1内部に発生す
る圧縮応力を測定する実験を行った。その結果を図3に
示す。図3において、正の値が引張応力、負の値が圧縮
応力を表しており、温度上昇に連れて圧縮応力が増加す
る挙動を示し、その値は200℃で約380MPa、4
00℃で約790MPaに達する。そして、約550℃
での圧縮応力1000MPa付近で、白金膜1表面にヒ
ロック1a(後述の図4参照)が発生して応力が開放さ
れはじめ、約700℃ですべての応力が開放されて応力
の値はほぼ0となることがわかる。以上のようにしてP
ZT薄膜3の成膜時の高温によって白金膜1にヒロック
1aが発生する結果、その上にPZT薄膜3を成膜する
ときに、図4に示すように、ヒロック1aの部分にはP
ZT薄膜3が形成されず、PZT薄膜3を突き破るよう
な形状となる。これによってPZT薄膜3が上部電極4
と電気的に接続してしまい、短絡(ショート)によるリ
ーク不良が発生し、容量としての安定動作が不可能にな
ることがわかった。したがって、リーク不良を防止する
ためには、ヒロック1aの発生を防止すればよく、すな
わち白金膜1に発生する圧縮熱応力を約1000MPa
に達しないようにすればよいことがわかった。本実施形
態による強誘電体メモリの情報蓄積用容量素子5におい
ては、白金膜1より下方に少なくともSiよりは膨張す
る応力緩和膜8を設けることにより、Si基板6や絶縁
膜10から白金膜1に作用する圧縮応力を緩和し、約1
000MPaに達しないようにすることができる。これ
により、ヒロック1aの発生を防止し、リーク不良の発
生を防止することができる。なお、応力緩和膜8により
緩和される応力の絶対値は使用する膜の機械特性に依存
するが、約500℃においても1000MPaに達しな
いように適宜膜の種類や膜厚を選択すれば良い。
【0020】(2)応力緩和膜を導電性の膜とすること
による作用 図1にも示したように、一般に、情報蓄積用容量素子5
はSi基板6と電気的に接続されている。そのため、S
i基板6や絶縁膜10等から白金膜1に作用する圧縮応
力の緩和のために応力緩和膜8を設ける場合には、この
応力緩和膜8を挟んで白金膜1とSi基板6とを電気的
に接続する必要がある。ここで、前述した特開平5−1
3708号公報及び特開平5−13726号公報に開示
の構成のように、応力緩和膜8を非導電性の材料で形成
すると、この白金膜1とSi基板6との電気的接続を確
保するために、その接続部分には応力緩和膜8を設ける
ことができなくなる。そのため、その分白金膜1の応力
緩和が不十分になり、ヒロック1aによるリーク不良の
発生を十分に防止することができない。これに対し、本
実施形態による強誘電体メモリの情報蓄積用容量素子5
においては、応力緩和膜8を導電性の膜とすることによ
り、多結晶シリコン膜19を介した下部電極2とSi基
板6との電気的接続部分20にも応力緩和膜8を設ける
ことができるので、十分な応力緩和を行うことができ
る。したがって、ヒロック1aによるリーク不良の発生
を十分に防止することができる。
【0021】以上説明したように、本実施形態によれ
ば、ヒロック1aによるリーク不良の発生を十分に防止
することができる。したがって、強誘電体メモリの安定
的な動作を確保できる。このとき、応力緩和膜8の熱膨
張係数を白金より大きくすれば、白金膜1の熱膨張量よ
りも応力緩和膜8の熱膨張量のほうが大きくなって、白
金膜1が受ける圧縮熱応力をさらに低減し、圧縮熱応力
によるヒロック1aの発生をさらに確実に防止できる。
また、白金膜1表面にヒロック1aを発生させることな
く強誘電体膜3の成膜温度を高温化し、あるいは現状の
成膜温度におけるプロセスマージンを確保することがで
きる。すなわち、成膜プロセスの安定化を図ることがで
きる効果もある。
【0022】なお、上記第1の実施形態においては、下
部電極2において、下から、応力緩和膜8、導電性膜
9、白金膜1の順に積層したが、これに限られず、図5
に示すように、導電性膜9、応力緩和膜8、白金膜1の
順に積層しても良い。要は、応力緩和膜8が白金膜1よ
りも下方(Si基板6側)に設けられれば足り、これら
の場合も同様の効果を得る。
【0023】本発明の第2の実施形態を図6により説明
する。図6は、本実施形態による強誘電体メモリの主要
部の構造を表す断面図であり、第1の実施形態と共通の
部分には同一の符号を付している。図6において、本実
施形態による強誘電体メモリは、第1の実施形態による
図1の構造における応力緩和膜8を、ヤング率が白金よ
り小さい材料で形成された応力緩和膜208に置き換え
たものである。このときの応力緩和膜208のヤング率
は、白金のヤング率よりも一桁以上小さい、すなわち白
金のヤング率の1/10以下であることが好ましい。具
体的には、応力緩和膜208として例えば導電性ポリイ
ミド膜等の高分子膜等を使用すればよい。その他の構造
は、第1の実施形態とほぼ同様である。
【0024】本実施形態による作用効果は、上記第1の
実施形態の(1)で説明した応力緩和膜の配置による作
用の原理が若干異なる。すなわち、PZT薄膜3の成膜
時の昇温過程において白金膜1とSi基板6や絶縁膜1
0等との熱膨張係数差に起因して発生するひずみを、そ
れらの間に設けられた低ヤング率の応力緩和膜208が
変形によって吸収することにより、白金膜1に発生する
圧縮熱応力を低減し、ヒロック1aの発生を防止する。
なお、(2)応力緩和膜を導電性の膜とすることによる
作用については第1の実施形態と同様である。
【0025】本実施形態によっても、第1の実施形態と
同様、ヒロック1aによるリーク不良の発生を十分に防
止することができるので、強誘電体メモリの安定的な動
作を確保できる効果を得る。
【0026】なお、上記第2の実施形態においては、下
部電極2において、下から、応力緩和膜208、導電性
膜9、白金膜1の順に積層したが、これに限られない。
すなわち、先に図5に示した構造と同様、導電性膜9、
応力緩和膜208、白金膜1の順に積層しても良い。こ
の場合も同様の効果を得る。
【0027】また、上記第1及び第2の実施形態におい
ては、情報蓄積用容量素子5の下部電極2の下部に形成
される応力緩和膜8(又は208)とSi基板6とが多
結晶シリコン膜19を介して接続したが、接続のための
材料はこれに限定されるものではなく、金属薄膜、金属
シリサイド膜、あるいは導電性高分子膜あるいは多結晶
シリコン膜も含めてこれらの複数材料からなる積層構造
であっても構わない。また、Si基板6と応力緩和用膜
8(又は208)とが直接接する構造、すなわちMOS
トランジスタ7を覆う絶縁膜10のコンタクトホール1
0a内に、各膜8(又は208),9,1等が縦断面馬
蹄形状に入り込むような構造としても良い。これらの場
合も同様の効果を得る。
【0028】本発明の第3の実施形態を図7〜図10に
より説明する。本実施形態は、情報蓄積用容量素子のリ
ーク不良の発生を十分に防止して安定的な動作を可能と
する強誘電体メモリの製造方法の実施形態である。本実
施形態による製造方法で製造される強誘電体メモリの主
要部の構造を図7に示す。第1の実施形態と共通の部分
には同一の符号を付している。図7において、この強誘
電体メモリは、図1の構造から応力緩和膜8を除いた構
成となっており、その他の点は同一構造である。
【0029】本実施形態の要部は、この強誘電体メモリ
の製造手順にある。以下、その製造手順を、第1工程〜
第4工程まで順を追って説明する。なお、特に断らない
限り、各手順における各作業は公知の方法によって行
う。 (I)第1工程(トランジスタ形成工程) この工程は、通常のトランジスタ形成工程と同様であ
る。すなわちまず、Si基板6の主面を、素子分離膜1
7によってアクティブ領域と素子分離領域に区別する。
その後、Si基板6のアクティブ領域に、例えばシリコ
ン酸化膜、窒化珪素膜あるいは強誘電体膜あるいはこれ
らの積層構造からなるゲート酸化膜12及びゲート電極
13を形成する。次に、ゲート電極13と素子分離膜1
7をマスクにしてSi基板6に不純物を注入し、拡散層
14,15を形成する。そして、ゲート電極13及び拡
散層14,15上に酸化シリコン16を形成した後、拡
散層14と電気的に接するようにビット線18を形成す
る。これにより、メモリセルのMOSトランジスタ7が
完成する。以上の第1工程が終了した状態を図8に示
す。
【0030】(II)第2工程(下部電極形成工程) この工程では、まず、上記第1工程で各種素子を形成し
たSi基板6の上全面に、例えばBPSG〔Boron
−doped Phospho Silicate Gl
ass〕膜やSOG(Spin On Glass)膜、
あるいは化学気相蒸着法やスパッタ法で形成したシリコ
ン酸化膜や窒化膜等からなる絶縁膜10を形成する。そ
の後、この絶縁膜10にコンタクトホール10aを形成
する。そして、絶縁膜10の上面、コンタクトホール1
0a内部の側壁、およびコンタクトホール10a底面の
拡散層15に接するように、例えばCVD(Chemi
cal Vapor Deposition;化学気相成
長法)により多結晶シリコン膜19を堆積し、コンタク
トホール10a内部をこの多結晶シリコン膜19によっ
て埋める。なお、多結晶シリコン膜19はこれに限定さ
れるものではなく、導電性材料であれば金属、金属シリ
サイド、あるいは高分子あるいは多結晶シリコンも含め
た複数の材料から成る積層構造であっても構わない。そ
の後、絶縁膜10の上面に堆積した多結晶シリコン膜1
9をエッチングなどによって除去する。そして、絶縁膜
10の上面及び多結晶シリコン膜19の上面に、多結晶
シリコン膜19に電気的に接するように、導電性膜9を
成膜する。さらにその後、導電性膜9に接するように白
金膜1を成膜し、これによって下部電極2が完成する。
以上の第2工程が終了した状態を図9に示す。
【0031】(III)第3工程(応力緩和膜形成・強誘
電体膜形成工程) この工程では、まず、上記第2工程で下部電極を上部に
形成したSi基板6の下面(裏面)に、応力緩和膜30
8を形成する。このとき、応力緩和膜308の材料とし
て、シリコンの熱膨張係数(=3×10-6[K-1])よ
りも熱膨張係数が小さい材料(例えば、SiN等)を用
いる。なおこのとき、応力緩和膜308の形成温度は、
のちの強誘電体膜3の成膜温度よりも低いことが好まし
い。これは、以下の理由による。すなわち、応力緩和膜
308の成膜温度が強誘電体膜3の成膜温度よりも高い
場合には、応力緩和膜308で成膜した後に強誘電体膜
3を成膜するときに温度が低下することとなるため、S
i基板6の下面が応力緩和膜308から相対的に引張熱
応力を受けることとなり、応力緩和作用を十分に発揮す
ることができない。そこで応力緩和膜308の成膜温度
を強誘電体膜3の成膜温度よりも低くすることにより、
確実に応力緩和を行うことができる。
【0032】応力緩和膜308を形成した後、白金膜1
1に接するように、PZT(=チタン酸ジルコン酸鉛P
b(ZrXTi1-X)O3)等からなる強誘電体膜3を成
膜する。このとき、強誘電体膜3の成膜はPZT膜の結
晶化を促すため500℃以上、好ましくは600℃以上
の温度で成膜する。以上の第3工程が終了した状態を図
10に示す。
【0033】(IV)第4工程(最終工程) この工程では、まず、Si基板6裏面の応力緩和膜30
8をエッチング等により除去する。その後、強誘電体膜
3に接するように上部電極4を形成し、これによって情
報蓄積用容量素子5が完成する。そして、この情報蓄積
用容量素子5を覆うように絶縁膜10の上部に全面に絶
縁膜11を形成する。先に示した図7は、ここまでの工
程が終了した状態にほぼ相当する。その後、所望の工程
を行い、半導体装置が完成する。例えば、一層目の配線
および絶縁膜を形成した後、必要に応じて、二層目以降
の配線および絶縁膜の形成が行われ、MOSトランジス
タ構造が完成する。なお、最初に形成する配線層の数は
一層に限定されるものではなく、二層以上でも良い。
【0034】以上の工程において、第2工程は、白金膜
を備えた下部電極をSi基板上に形成する手順に相当
し、第3工程は、強誘電体膜を成膜する前に、Si基板
の下面に、熱膨張係数がSiよりも小さい材料からなる
応力緩和膜を形成しておく手順と、白金膜上に強誘電体
膜を形成する手順とに相当し、第4工程は、強誘電体膜
上に上部電極を形成することにより情報蓄積用容量素子
を形成する手順に相当する。
【0035】次に、上記構成の本実施形態による強誘電
体メモリの製造方法の作用を以下に説明する。本実施形
態の強誘電体メモリの製造方法においては、第2工程で
白金膜1を備えた下部電極2をSi基板6上に形成し、
第3工程でその白金膜1上にPZT薄膜からなる強誘電
体膜3を形成し、さらにこの強誘電体膜3上に上部電極
4を形成する。ここで、第3工程のPZT薄膜3の成膜
の際には、約500℃以上の高温下で白金膜1上に成膜
を行うこととなるが、Si基板6や絶縁膜10を形成す
るシリコン酸化膜等に比べて白金のほうが熱膨張量が大
きいため、その昇温過程において白金膜1がSi基板6
や絶縁膜10等から相対的に圧縮熱応力を受けることと
なり白金膜1表面にヒロック1aが発生する場合がある
(図4参照)。そのため、その上にPZT薄膜3を成膜
するときにヒロック1aがPZT薄膜3を突き破って上
部電極4と電気的に接続してしまい、リーク不良が発生
する可能性がある。本実施形態においては、第3工程に
おいて、下部電極2を形成した後に、Si基板6の下面
に、熱膨張係数がSiよりも小さい材料からなる応力緩
和膜308を形成しておく。これにより、この後に約5
00℃以上の高温下で白金膜1上に成膜を行う際、Si
基板6に比べて応力緩和膜308のほうが熱膨張量が小
さいため、Si基板6の下面が応力緩和膜308から相
対的に圧縮熱応力を受けることとなる。その結果、Si
基板6全体が、強誘電体膜3を形成した面側(上面側)
を凸部とするように反るため、Si基板6の上面には引
張方向の力が作用し相対的に白金膜1の熱膨張を助ける
こととなる。これにより、上記した白金膜1とSi基板
6等との膨張量の差を十分に低減することができるの
で、ヒロック1aによるリーク不良の発生を十分に防止
することができる。
【0036】以上説明したように、本実施形態によって
も、第1及び第2実施形態同様、ヒロック1aによるリ
ーク不良の発生を十分に防止することができる。したが
って、強誘電体メモリの安定的な動作を確保できる。ま
た、第1及び第2実施形態のように白金膜1の下方に応
力緩和膜8,208を形成する場合、白金膜1の結晶性
に悪影響を与える可能性が皆無とはいえない。しかしな
がら本実施形態によれば、白金膜1の下方に応力緩和膜
を形成しないので、このような可能性をなくすことがで
きるという効果もある。さらに、本実施形態によれば、
応力緩和膜308の形成厚さを適宜調整することによ
り、応力緩和の程度を所望に制御できるという効果もあ
る。
【0037】なお、上記第3の実施形態においては、下
部電極2を形成する第2工程の後、Si基板6の裏面に
応力緩和膜308を形成したが、この応力緩和膜308
の形成は、このときに限定されるものではない。すなわ
ち、応力緩和膜308の形成は、少なくとも強誘電体膜
3を成膜する前であれば足りる。また、応力緩和膜30
8の除去は上部電極4の形成前に終了させたが、これに
限られるものでもなく、強誘電体膜3の成膜後であれ
ば、いつ行ってもよい。これらの場合も同様の効果を得
る。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、Si基板等から白金膜
に作用する応力を十分に緩和することができるので、ヒ
ロックによるリーク不良の発生を十分に防止することが
できる。したがって、強誘電体メモリの安定的な動作を
確保できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による強誘電体メモリ
の主要部の構造を表す断面図である。
【図2】作用を説明するための比較例による強誘電体メ
モリの主要部の構造を表す断面図である。
【図3】熱処理行程における比較例の白金膜内部に発生
する圧縮応力を測定する実験結果を示す図である。
【図4】ヒロックによるリーク不良の発生を説明するた
めの図である。
【図5】下部電極における積層順序を変えた変形例を示
す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態による強誘電体メモリ
の主要部の構造を表す断面図である。
【図7】本発明の第3の実施形態による製造方法で製造
される強誘電体メモリの主要部の構造を表す断面図であ
る。
【図8】トランジスタ形成工程が終了した状態を示す図
である。
【図9】下部電極形成工程が終了した状態を示す図であ
る。
【図10】応力緩和膜形成・強誘電体膜形成工程が終了
した状態を示す図である。
【符号の説明】
1 白金膜 2 下部電極 3 強誘電体膜 4 上部電極 5 情報蓄積用容量素子 6 Si基板 8 応力緩和膜 208 応力緩和膜 308 応力緩和膜
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 FI H01L 21/8247 29/788 29/792

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】白金膜を備えた下部電極と、この下部電極
    の前記白金膜上に形成された強誘電体膜と、この強誘電
    体膜上に形成された上部電極とを有する情報蓄積用容量
    素子が、Si基板と電気的に接続されている強誘電体メ
    モリにおいて、 前記下部電極は、前記白金膜より下方に設けられ、前記
    Si基板から前記白金膜に作用する応力を緩和する導電
    性の応力緩和膜を備えていることを特徴とする強誘電体
    メモリ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の強誘電体メモリにおいて、
    前記応力緩和膜は、熱膨張係数がSiより大きい材料で
    形成されていることを特徴とする強誘電体メモリ。
  3. 【請求項3】請求項1記載の強誘電体メモリにおいて、
    前記応力緩和膜は、熱膨張係数が白金より大きい材料で
    形成されていることを特徴とする強誘電体メモリ。
  4. 【請求項4】請求項1記載の強誘電体メモリにおいて、
    前記応力緩和膜は、ヤング率が白金より小さい材料で形
    成されていることを特徴とする強誘電体メモリ。
  5. 【請求項5】請求項1記載の強誘電体メモリにおいて、
    前記応力緩和膜のヤング率の値は、白金のヤング率の1
    /10以下であることを特徴とする強誘電体メモリ。
  6. 【請求項6】白金膜を備えた下部電極をSi基板上に形
    成し、前記白金膜上に強誘電体膜を形成し、さらにその
    強誘電体膜上に上部電極を形成することにより情報蓄積
    用容量素子を形成する強誘電体メモリの製造方法におい
    て、 少なくとも前記強誘電体膜を成膜するより前に、前記S
    i基板の下面に、熱膨張係数がSiよりも小さい材料か
    らなる応力緩和膜を形成しておくことを特徴とする強誘
    電体メモリの製造方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の強誘電体メモリの製造方法
    において、前記応力緩和膜を、前記強誘電体膜の成膜温
    度より低い成膜温度で形成することを特徴とする強誘電
    体メモリの製造方法。
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