JPH1197419A - エッチング方法および半導体装置の製造方法 - Google Patents

エッチング方法および半導体装置の製造方法

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JPH1197419A
JPH1197419A JP25200797A JP25200797A JPH1197419A JP H1197419 A JPH1197419 A JP H1197419A JP 25200797 A JP25200797 A JP 25200797A JP 25200797 A JP25200797 A JP 25200797A JP H1197419 A JPH1197419 A JP H1197419A
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JP
Japan
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film
pattern
insulating film
etching
resist
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JP25200797A
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English (en)
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Makoto Motoyoshi
真 元吉
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 絶縁膜に配線溝または接続孔を形成する際
に、環境ダストに起因するパターン欠陥をほとんど生じ
させないことにより、断線不良およびコンタクト不良の
問題がほとんどなく、信頼性の高い配線を形成すること
ができる半導体装置の製造方法を提供する。 【解決手段】 配線溝を形成すべき層間絶縁膜13上
に、配線溝のパターンが転写されたレジストパターン1
4を形成し、レジストパターン14をマスクとして層間
絶縁膜13をエッチングする。レジストパターン14を
除去し、レジストパターン14を形成する際と同一のフ
ォトマスクを用いて、層間絶縁膜13上に配線溝のパタ
ーンが転写されたレジストパターン17を形成し、レジ
ストパターン17をマスクとして、再度、層間絶縁膜1
3をエッチングする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エッチング方法
および半導体装置の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】LSIの微細化が進むにつれて微細な配
線の形成技術の重要度が増してきている。こうした中、
近年では、微細な配線の形成に、ダマシン法による配線
の形成技術が用いられるようになってきている(例え
ば、IEEE Trans. Electron Dev.ED-35(1988)952)。こ
のダマシン法による配線の形成技術は、層間絶縁膜に溝
を形成し、この溝の内部を配線材料で埋め込んだ後、化
学機械研磨(CMP)法により溝の内部以外の部分に形
成された配線材料を除去することにより、溝の内部のみ
に配線を形成するとともに、表面を平坦化するようにし
た技術である。
【0003】ここで、従来のダマシン法による配線の形
成方法について説明する。ここでは、MOSFETを有
する半導体装置において、上層配線を形成する際にこの
従来のダマシン法による配線の形成方法を用いた場合を
例にとって説明する。
【0004】この場合、まず、図15に示すように、通
常のMOSFETの製造プロセスに従って、例えば、p
型シリコン(Si)基板のような半導体基板101に、
nチャネルMOSFETを形成する。具体的には、図1
5に示すように、半導体基板101の表面に、選択酸化
(LOCOS)法により二酸化シリコン(SiO2 )膜
のようなフィールド絶縁膜102を選択的に形成して素
子間分離を行う。このとき、素子間分離領域における半
導体基板101中にあらかじめイオン注入法などにより
導入しておいたホウ素(B)などのp型不純物が拡散し
て、フィールド絶縁膜102の下側にp+ 型のチャネル
ストップ領域(図示せず)が形成される。次、フィール
ド絶縁膜102で囲まれた活性領域の表面に、熱酸化法
によりSiO2 膜からなるゲート絶縁膜103を形成す
る。
【0005】次に、化学気相成長(CVD)法により全
面に厚さ70nmの多結晶Si膜104を形成する。次
に、抵抗値を低減するために、この多結晶Si膜104
にイオン注入法によりリン(P)のようなn型不純物を
注入エネルギー20keV、ドーズ量5×1015cm-2
の条件で高濃度にドープする。次に、この多結晶Si膜
104上に、CVD法により、厚さ100nmのタング
ステンシリサイド(WSi2 )膜105を形成する。次
に、これらのWSi2 膜105および多結晶Si膜10
4を所定形状にパターニングすることにより、ゲート絶
縁膜103上にポリサイドからなるゲート電極106を
形成する。このゲート電極106はこの半導体装置の下
層配線を構成する。
【0006】次に、MOSFET形成領域に対応するゲ
ート電極106近傍の活性領域を除いた部分をレジスト
パターン(図示せず)で覆い、ゲート電極106および
レジストパターンをマスクとして、この活性領域中にイ
オン注入法によりAsのようなn型不純物を高濃度にド
ープする。次に、このn型不純物をイオン注入する際に
注入マスクとして用いたレジストパターンを除去する。
次に、基板コンタクト用の拡散層形成領域に対応する所
定の活性領域を除いた部分をレジストパターン(図示せ
ず)で覆い、このレジストパターンをマスクとして、こ
の所定の活性領域中に、イオン注入法により例えばBの
ようなp型不純物を高濃度にドープする。次に、このp
型不純物をイオン注入する際に注入マスクとして用いた
レジストパターンを除去する。次に、必要に応じて、注
入不純物の電気的活性化のための熱処理を行う。これに
よって、MOSFET形成領域に対応する活性領域中
に、ゲート電極106に対して自己整合的にn+ 型のソ
ース領域107およびドレイン領域108が形成される
とともに、基板コンタクト用の拡散層形成領域に対応す
る所定の活性領域中にp+ 型領域109が形成される。
【0007】次に、CVD法により、全面に厚さ600
nmのSiO2 膜のような層間絶縁膜110を形成した
後、この層間絶縁膜110の表面をCMP法により平坦
化する。
【0008】次に、層間絶縁膜110およびゲート絶縁
膜103の所定部分に接続孔を形成し、これらの接続孔
の内部にタングステン(W)プラグを形成するプラグプ
ロセスを行う。すなわち、フォトリソグラフィー法によ
り、層間絶縁膜110上に所定形状のレジストパターン
(図示せず)を形成した後、このレジストパターンをマ
スクとして、反応性イオンエッチング(RIE)法によ
り層間絶縁膜110およびゲート絶縁膜103をエッチ
ングすることにより、ゲート電極106上の所定部分に
おける層間絶縁膜110に接続孔C101 を形成し、p+
型領域109上の所定部分における層間絶縁膜110お
よびゲート絶縁膜103に接続孔C102を形成する。次
に、ブランケットタングステンCVD法により、接続孔
101 、C102 の内部を埋めるように、全面に所定の厚
さのW膜を形成した後、CMP法によりこのW膜を層間
絶縁膜110の表面が露出するまで研磨する。これによ
り、接続孔C101 、C102 の内部に、それぞれWプラグ
111が埋め込まれる。
【0009】次に、ダマシン法による配線形成プロセス
を行う。すなわち、図16に示すように、プラズマCV
D法により、全面に厚さ500nmのSiO2 膜のよう
な層間絶縁膜112を形成する。次に、フォトリソグラ
フィー法により、層間絶縁膜112上に、上層配線形成
用の配線溝のパターンが転写されたレジストパターン1
13を形成する。次に、このレジストパターン113を
マスクとして、RIE法により層間絶縁膜112をエッ
チングすることにより、この層間絶縁膜112に上層配
線形成用の配線溝114を形成する。ここで、配線溝1
14の幅は0.4μm、深さは0.5μmである。この
後、エッチングマスクとして用いたレジストパターン1
13を除去する。
【0010】次に、図17に示すように、スパッタリン
グ法によりTi膜およびTiN膜を順次成膜することに
よりTiN/Ti膜115を全面に形成する。次に、ス
パッタリング法により全面にAl合金膜を形成した後、
リフロー法によりこのAl合金膜を配線溝114の内部
に埋め込む。次に、CMP法により、配線溝114の内
部以外の部分に成膜されたAl合金膜およびTiN/T
i膜115を順次研磨することにより、配線溝114の
内部のみにこれらのAl合金膜およびTiN/Ti膜1
15を残す。これにより、配線溝114の内部に、Ti
N/Ti膜115を下地バリアメタルとしてAl合金か
らなる上層配線116が形成される。
【0011】上述した従来のダマシン法による配線の形
成方法は、層間絶縁膜112に形成された配線溝114
の内部に配線材料を埋め込んだ後、CMP法により配線
溝114の内部以外の部分の配線材料を除去するように
しているため、配線材料を成膜した後、これをエッチン
グ法により所定形状にパターニングして配線を形成する
従来の配線の形成方法のように、配線間の間隔が縮小し
た場合に、その後に形成される層間絶縁膜が配線間を完
全に埋めることができずにボイドが発生するという問題
がなく、しかも、比較的制御の困難な金属膜のエッチン
グを行わなくて済むという利点を有する。
【0012】また、上述した従来のダマシン法による配
線の形成方法は、配線溝114の内部以外の部分に成膜
された配線材料をCMP法により除去する際に、表面の
平坦化も同時に行われるため、多層配線構造の形成に適
用して極めて効果的である。最近では、配線溝114が
形成される層間絶縁膜112の下層の表面、したがっ
て、層間絶縁膜110の表面も、Wプラグ111を形成
するためのプラグプロセスでのCMP工程などにより平
坦になっている場合が多く、このため、このダマシン法
による配線の形成方法では、層間絶縁膜112に配線溝
114を形成する際に、フォトリソグラフィー工程での
ハレーションなどに起因する配線の短絡不良につながる
欠陥の発生は抑えられている。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
従来のダマシン法による配線の形成方法では、フォトリ
ソグラフィー工程でのハレーションなどに起因する欠陥
の発生を抑えることはできるものの、層間絶縁膜112
に配線溝114を形成するためのフォトリソグラフィー
工程およびエッチング工程からなる一連のフォトエッチ
ング工程の際に、環境ダストなどが付着することにより
生じる配線溝114のパターン欠陥が重大な問題となっ
ている。図18は、従来のダマシン法による配線の形成
方法における環境ダストの影響によるパターン欠陥の発
生の機構を説明するための断面図である。図18中、符
号117a〜117cは環境ダストなどのダストを示
す。ここで、ダスト117aは、層間絶縁膜112を形
成した後、フォトレジスト膜を形成する前までに、層間
絶縁膜112の表面に付着した環境ダスト、ダスト11
7bは、フォトレジスト膜中に含まれているダスト、ダ
スト117cは、フォトレジスト膜を形成した後、この
フォトレジスト膜を露光する前までにフォトレジスト膜
の表面に付着した環境ダストである。なお、ここでは、
これらのダスト117a〜117cの大きさは、配線溝
114の開口の幅と同程度あるいはそれを少し上回る程
度の大きさである。
【0014】図18に示すように、ダスト117a〜1
17cが上層配線形成用の配線溝のパターンに対応する
部分に付着した場合、本来、配線溝のパターンが転写さ
れるべきレジストパターン113のうち、ダスト117
aが付着した部分では、開口が形成されているものの、
この開口の底部にダスト117aが露出し、ダスト11
7bが付着した部分では、配線溝のパターンに対応した
開口の一部が厚さ方向の途中の深さまでしか形成され
ず、層間絶縁膜112に達する開口の幅が本来の幅より
も狭くなり、また、ダスト117cが付着した部分で
は、配線溝のパターンに対応する開口が全く形成されな
いことになる。このため、このレジストパターン113
をマスクとして層間絶縁膜112をエッチングした場
合、配線溝形成領域における層間絶縁膜112のうち、
ダスト117aに対応する部分では、このダスト117
aによってエッチングが阻止されるために配線溝114
が形成されず、ダスト117cに対応する部分では、レ
ジストパターン113に開口が形成されていないために
配線溝114が形成されず、したがって、これらの部分
で配線溝114が途切れるため、後に形成される上層配
線116に断線不良が生じる。また、配線溝形成領域に
おける層間絶縁膜112のうち、ダスト117bに対応
する部分では、配線溝114の幅が本来の幅より狭く形
成され、したがって、後に形成される上層配線116の
幅も狭くなるため、配線の信頼性が低下する。また、ダ
スト117a〜117cが、接続孔C101 、C102 に対
応する部分に付着した場合は、これらの部分に形成され
る配線溝114が層間絶縁膜112を貫通せず、上層配
線116とWプラグ111とコンタクト不良が生じる。
【0015】ダスト117a〜117c以外に、レジス
トパターン113を形成する際に用いるフォトマスクに
ダストが付着していたり、エッチング中などに、配線溝
形成領域における層間絶縁膜112上にダストが付着し
た場合も、上述と同様な不都合が生じる。
【0016】このように、従来のダマシン法による配線
の形成方法では、層間絶縁膜112に配線溝114を形
成するための一連のフォトエッチング工程中に環境ダス
トなどが付着することにより、層間絶縁膜112に形成
された配線溝114のパターンに欠陥が生じ、これによ
って、配線に断線不良およびコンタクト不良が生じると
いう問題や、配線の信頼性が低下するという問題があっ
た。特に、ロジックICなどにおいて、配線に断線不良
やコンタクト不良が発生した場合は、救済措置がないた
め、問題が深刻である。
【0017】なお、上述は、ダマシン法による配線の形
成方法における問題であるが、環境ダストに起因するパ
ターン欠陥の発生は、絶縁膜、半導体膜または金属膜な
どの導電膜をエッチングによりパターニングする場合で
あれば同様に起こりうる問題である。具体的には、例え
ば、上述した半導体装置の製造プロセスにおいて、WS
2 膜105および多結晶Si膜104をパターニング
してゲート電極106を形成する際に環境ダストの影響
によるパターン欠陥が生じると、場合によっては、ゲー
ト電極106に短絡不良が生じることになる。
【0018】したがって、この発明の目的は、絶縁膜、
半導体膜または金属膜などの導電膜のような被エッチン
グ膜をエッチングによりパターニングする際に、環境ダ
ストに起因するパターン欠陥がほとんど生じることのな
いエッチング方法を提供することにある。
【0019】この発明の他の目的は、絶縁膜に配線溝ま
たは接続孔を形成する際に、環境ダストに起因するパタ
ーン欠陥をほとんど生じさせないことにより、断線不良
およびコンタクト不良の問題がほとんどなく、しかも、
信頼性の高い配線を形成することができる半導体装置の
製造方法を提供することにある。
【0020】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、この発明の第1の発明によるエッチング方法は、被
エッチング膜上に第1のレジスト膜を形成し、第1のレ
ジスト膜に、被エッチング膜がなすべきパターンを転写
することにより、被エッチング膜上に第1のレジストパ
ターンを形成する第1のリソグラフィー工程と、第1の
レジストパターンをマスクとして被エッチング膜をエッ
チングする第1のエッチング工程と、第1のレジストパ
ターンを除去する工程と、被エッチング膜上に第2のレ
ジスト膜を形成し、第2のレジスト膜に、第1のリソグ
ラフィー工程で第1のレジスト膜に転写したパターンと
同一のパターンを転写することにより、被エッチング膜
上に第2のレジストパターンを形成する第2のエッチン
グ工程と、第2のレジストパターンをマスクとして、再
度、被エッチング膜をエッチングする第2のエッチング
工程とを有することを特徴とするものである。
【0021】この発明の第2の発明によるエッチング方
法は、電子線またはイオンビームを用いて、被エッチン
グ膜に、この被エッチング膜がなすべきパターンを直接
描画することにより、被エッチング膜をエッチングする
第1のエッチング工程と、被エッチング膜を洗浄する工
程と、電子線またはイオンビームを用いて、被エッチン
グ膜に、第1のエッチング工程で被エッチング膜に描画
したパターンと同一のパターンを直接描画することによ
り、再度、被エッチング膜をエッチングする第2のエッ
チング工程とを有することを特徴とするものである。
【0022】この発明の第3の発明は、ダマシン法によ
り配線溝または接続孔の内部を埋めるように配線を形成
するようにした半導体装置の製造方法において、絶縁膜
上に第1のレジスト膜を形成し、第1のレジスト膜に、
配線溝または接続孔のパターンを転写することにより、
絶縁膜上に第1のレジストパターンを形成する第1のリ
ソグラフィー工程と、第1のレジストパターンをマスク
として絶縁膜をエッチングする第1のエッチング工程
と、第1のレジストパターンを除去する工程と、絶縁膜
上に第2のレジスト膜を形成し、第2のレジスト膜に、
第1のリソグラフィー工程で第1のレジスト膜に転写し
たパターンと同一のパターンを転写することにより、絶
縁膜上に第2のレジストパターンを形成する第2のリソ
グラフィー工程と、第2のレジストパターンをマスクと
して、再度、絶縁膜をエッチングする第2のエッチング
工程とを有することを特徴とするものである。
【0023】この発明の第4の発明は、ダマシン法によ
り配線溝または接続孔の内部を埋めるように配線を形成
するようにした半導体装置の製造方法において、電子ビ
ームまたはイオンビームを用いて、絶縁膜に、配線溝ま
たは接続孔のパターンを直接描画することにより絶縁膜
をエッチングする第1のエッチング工程と、絶縁膜を洗
浄する工程と、電子ビームまたはイオンビームを用い
て、絶縁膜に、第1のエッチング工程で絶縁膜に描画し
たパターンと同一のパターンを直接描画することによ
り、再度、絶縁膜をエッチングする第2のエッチング工
程とを有することを特徴とするものである。
【0024】この発明の第1の発明および第3の発明に
おいて、第1のリソグラフィー工程および第1のエッチ
ング工程からなる一連の第1のフォトエッチング工程
と、第2のリソグラフィー工程および第2のエッチング
工程からなる一連の第2のフォトエッチング工程とは、
実質的に同一パターンを形成するようにした工程であ
り、第1の発明および第3の発明においては、必要に応
じて、そのような実質的に同一パターンを形成するため
のフォトエッチング工程を、途中、マスクとして用いた
レジストパターンを除去する工程を挟んで、3回以上繰
り返して行うことも可能である。同様に、この発明の第
2の発明および第4の発明において、第1のエッチング
工程と、第2エッチング工程とは、実質的に同一パター
ンを形成するようにした工程であり、第2の発明および
第4の発明においては、必要に応じて、そのような実質
的に同一パターンを形成するためのエッチング工程を、
途中、被浄の工程を挟んで、3回以上繰り返して行うこ
とも可能である。
【0025】この発明の第1の発明および第3の発明に
おいては、第1のレジストパターンおよび第2のレジス
トパターンを形成する際に、典型的には例えばフォトリ
ソグラフィー法が用いられるが、フォトリソグラフィー
法以外に、例えば、X線リソグラフィー法、電子線リソ
グラフィー法またはイオンビームリソグラフィー法を用
いることも可能である。
【0026】この発明の第3の発明および第4の発明に
おいて、絶縁膜は第1の絶縁膜およびこの上の第2の絶
縁膜からなる積層構造を有していてもよい。この場合、
第2の絶縁膜に対してエッチングを施すことにより、こ
の第2の絶縁膜に配線溝または接続孔のパターンを形成
する。第1の絶縁膜に配線溝または接続孔を形成する場
合は、配線溝または接続孔のパターンが形成された第2
の絶縁膜をエッチングマスクとして用いて、第1の絶縁
膜をエッチングする。このとき、この第1の絶縁膜のエ
ッチングを、第1の絶縁膜を洗浄する工程を挟んで2回
以上に分けて行ってもよい。
【0027】上述のように構成されたこの発明の第1の
発明によれば、被エッチング膜をエッチングによりパタ
ーニングする際に、まず、第1のリソグラフィー工程お
よび第1のエッチング工程からなる第1のフォトエッチ
ング工程で、被エッチング膜上に、この被エッチング膜
がなすべきパターンが転写された第1のレジストパター
ンを形成し、この第1のレジストパターンをマスクとし
て被エッチング膜をエッチングし、第1のレジストパタ
ーンを除去した後、第2のリソグラフィー工程および第
2のエッチング工程からなる第2のフォトエッチング工
程で、被エッチング膜上に、第1のリソグラフィー工程
におけると同一のパターンが転写された第2のレジスト
パターンを形成し、この第2のレジストパターンをマス
クとして、再度、被エッチング膜をエッチングするよう
にしており、この際、第1および第2のフォトエッチン
グ工程中に、同一部分にダストが付着する確率は極めて
低く、無視することができるため、これらの第1および
第2のフォトエッチング工程を行うことにより、被エッ
チング膜を所望のなすべきパターンに確実にパターニン
グすることができる。
【0028】上述のように構成されたこの発明の第2の
発明によれば、被エッチング膜をエッチングによりパタ
ーニングする際に、まず、第1のエッチング工程で、電
子線またはイオンビームを用いて、被エッチング膜に、
この被エッチング膜がなすべきパターンを直接描画する
ことにより、被エッチング膜をエッチングし、被エッチ
ング膜を洗浄した後、電子線またはイオンビームを用い
て、被エッチング膜に、第1のエッチング工程における
と同一のパターンを直接描画することにより、再度、被
エッチング膜をエッチングするようにしており、この
際、第1および第2のエッチング工程中に、同一部分に
ダストが付着する確率は極めて低く、無視することがで
きるため、これらの第1および第2のエッチング工程を
行うことにより、被エッチング膜を所望のなすべきパタ
ーンに確実にパターニングすることができる。
【0029】上述のように構成されたこの発明の第3の
発明によれば、絶縁膜に配線溝または接続孔を形成する
際に、まず、第1のリソグラフィー工程および第1のエ
ッチング工程からなる第1のフォトエッチング工程で、
絶縁膜上に配線溝または接続孔のパターンが転写された
第1のレジストパターンを形成し、この第1のレジスト
パターンをマスクとして絶縁膜をエッチングし、第1の
レジストパターンを除去した後、第2のリソグラフィー
工程および第2のエッチング工程からなる第2のフォト
エッチング工程で、絶縁膜上に第1のリソグラフィー工
程におけると同一のパターンが転写された第2のレジス
トパターンを形成し、この第2のレジストパターンをマ
スクとして、再度、絶縁膜をエッチングするようにして
おり、この際、第1および第2のフォトエッチング工程
中に、同一部分にダストが付着する確率は極めて低く、
無視することができるため、これらの第1および第2の
フォトエッチング工程を行うことにより、絶縁膜に、形
成すべき配線溝または接続孔のパターンにほぼ対応した
配線溝または接続孔を確実に形成することができる。
【0030】上述のように構成されたこの発明の第4の
発明によれば、絶縁膜に配線溝または接続孔を形成する
際に、まず、第1のエッチング工程で、電子線またはイ
オンビームを用いて、絶縁膜に、配線溝または接続孔の
パターンを直接描画することにより絶縁膜をエッチング
し、絶縁膜を洗浄した後、電子線またはイオンビームを
用いて、絶縁膜に、第1のエッチング工程におけると同
一のパターンを直接描画することにより、再度、絶縁膜
をエッチングするようにしており、この際、第1および
第2のエッチング工程中に、同一部分にダストが付着す
る確率は極めて低く、無視することができるため、これ
らの第1および第2のエッチング工程を行うことによ
り、絶縁膜に、形成すべき配線溝または接続孔のパター
ンにほぼ対応した配線溝または接続孔を確実に形成する
ことができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施形態につい
て図面を参照しながら説明する。なお、実施形態の全図
において、同一または対応する部分には同一の符号を付
す。
【0032】まず、この発明の第1の実施形態について
説明する。図1〜図5は、この第1の実施形態による半
導体装置の製造方法を説明するための断面図である。こ
の半導体装置は、MOSFETを有し、下層配線および
上層配線からなる多層配線構造を有する。
【0033】すなわち、この第1の実施形態による半導
体装置の製造方法においては、まず、図1に示すよう
に、例えばp型Si基板のような半導体基板1の表面
に、例えばLOCOS法によりSiO2 膜のようなフィ
ールド絶縁膜2を選択的に形成して素子間分離を行う。
このとき、素子間分離領域における半導体基板1中にあ
らかじめイオン注入法などにより導入しておいたBのよ
うなp型不純物が拡散して、フィールド絶縁膜2の下側
にp+ 型のチャネルストップ領域(図示せず)が形成さ
れる。次に、フィールド絶縁膜2で囲まれた活性領域の
表面に、例えば熱酸化法によりSiO2 膜からなるゲー
ト絶縁膜3を形成する。
【0034】次に、例えばCVD法により、例えば厚さ
70nmの多結晶Si膜4を全面に形成する。次に、抵
抗値を低減するために、この多結晶Si膜4に、例えば
イオン注入法によりPのようなn型不純物を注入エネル
ギー20keV、ドーズ量5×1015cm-2の条件で高
濃度にドープする。次に、この多結晶Si膜4上に、例
えばCVD法により、例えば厚さ100nmのタングス
テンシリサイド(WSi2 )膜5を形成する。次に、こ
のWSi2 膜5上に、例えばフォトリソグラフィー法に
より所定形状のレジストパターン(図示せず)を形成し
た後、このレジストパターンをマスクとして、WSi2
膜5および多結晶Si膜4を例えばRIE法によりエッ
チングして所定形状にパターニングすることにより、ゲ
ート絶縁膜3上にポリサイドからなるゲート電極6を形
成する。このゲート電極6はこの半導体装置の下層配線
を構成する。この後、エッチングマスクとして用いたレ
ジストパターンを除去する。
【0035】次に、MOSFET形成領域に対応するゲ
ート電極6近傍の活性領域を除いた部分をレジストパタ
ーン(図示せず)で覆い、ゲート電極6およびレジスト
パターンをマスクとして、ゲート電極6近傍の活性領域
中に、イオン注入法により例えばAsのようなn型不純
物を高濃度にドープする。次に、このn型不純物をイオ
ン注入する際に注入マスクとして用いたレジストパター
ンを除去する。次に、基板コンタクト用の拡散層形成領
域に対応する所定の活性領域を除いた部分をレジストパ
ターン(図示せず)で覆い、このレジストパターンをマ
スクとして、この所定の活性領域中に、イオン注入法に
より例えばBのようなp型不純物を高濃度にドープす
る。この後、p型不純物のイオン注入の際に注入マスク
として用いたレジストパターンを除去する。次に、必要
に応じて、注入不純物の電気的活性化のための熱処理を
行う。これによって、MOSFET形成領域に対応する
ゲート電極6近傍の活性領域中に、ゲート電極6に対し
て自己整合的にn+ 型のソース領域7およびドレイン領
域8が形成されるとともに、基板コンタクト用の拡散層
形成領域に対応する所定の活性領域中にp+ 型領域9が
形成される。
【0036】次に、図2に示すように、例えばCVD法
により、例えば厚さ600nmのSiO2 膜のような層
間絶縁膜10を全面に形成した後、例えばCMP法によ
り、この層間絶縁膜10の表面の平坦化を行う。次に、
この層間絶縁膜10上に、例えばプラズマCVD法によ
り、例えば厚さ80nmの窒化シリコン(SiN)膜1
1を形成する。このSiN膜11は、後述のように、こ
の上に形成されるSiO2 膜のような絶縁膜をエッチン
グする際にエッチング停止層として用いられるものであ
る。
【0037】次に、SiN膜11上に、例えばフォトリ
ソグラフィー法により、所定形状のレジストパターン
(図示せず)を形成する。次に、このレジストパターン
をマスクとして、例えばRIE法によりSiN膜11、
層間絶縁膜10およびゲート絶縁膜3を順次エッチング
する。これにより、ゲート電極6上の所定部分における
SiN膜11および層間絶縁膜10に接続孔C1 が形成
され、p+ 型領域9上の所定部分におけるSiN膜1
1、層間絶縁膜10およびゲート絶縁膜3に接続孔C2
が形成される。ここで、これらの接続孔C1 および接続
孔C2 の口径は、例えば0.35μmである。次に、S
iN膜11、層間絶縁膜10およびゲート絶縁膜3をエ
ッチングする際にエッチングマスクとして用いたレジス
トパターンを除去する。
【0038】次に、例えばブランケットタングステンC
VD法によりW膜を全面に形成した後、CMP法によ
り、このW膜をSiN膜11の表面が露出するまで研磨
する。これにより、接続孔C1 および接続孔C2 の内部
に、それぞれ、Wプラグ12が形成される。
【0039】次に、図3に示すように、例えばプラズマ
CVD法により、例えば厚さ500nmのSiO2 膜の
ような層間絶縁膜13を全面に形成する。次に、例え
ば、フォトリソグラフィー法により、層間絶縁膜13上
にレジストパターン14を形成する。ここで、このレジ
ストパターン14は、層間絶縁膜13上に例えばポジ型
のフォトレジスト膜を塗布し、このフォトレジスト膜を
上層配線形成用の配線溝のパターンが形成されたフォト
マスクを用いて露光した後、現像することにより形成す
る。図3中、符号15a〜15cは、上述のフォトリソ
グラフィー工程中に基板上に付着した環境ダストのよう
なダストを示す。ここで、ダスト15aは、層間絶縁膜
13を形成した後、フォトレジスト膜を形成する前まで
に層間絶縁膜13上に付着した環境ダスト、ダスト15
bは、フォトレジスト膜中のダスト、ダスト15cは、
フォトレジスト膜を形成した後、露光する前までにフォ
トレジスト膜上に付着した環境ダストである。ここで、
接続孔C1 、C2 の投影面積の和に対して、上層配線形
成用の配線溝のパターンの投影面積の和は通常100以
上であるため、ダスト15a〜15cが接続孔C1 、C
2 に対応する部分に付着する確率は、ダスト15a〜1
5cが配線溝のパターンに対応する部分に付着する確率
に比べて十分低く、無視できる。したがって、この場
合、ダスト15a〜15cは、接続孔C1 、C2 に対応
する部分に付着しないものとする。
【0040】この場合、これらのダスト15a〜15c
が、配線溝のパターンに対応する部分に付着しているこ
とにより、本来、配線溝のパターンが転写されるべきレ
ジストパターン14には、パターン欠陥が生じている。
すなわち、このレジストパターン14のうち、ダスト1
5aが付着した部分では、開口が形成されているもの
の、この開口の底部にダスト15aが露出し、ダスト1
5bが付着した部分では、開口の一部が厚さ方向の途中
の深さまでしか形成されず、層間絶縁膜13に達する開
口の幅が本来形成されるべき開口の幅よりも狭く、ダス
ト15cが付着した部分では、本来形成されるべき開口
が全く形成されていない。
【0041】次に、このレジストパターン14をマスク
として、例えばRIE法により、層間絶縁膜13をその
表面から例えば350nm分だけエッチングすることに
より、この層間絶縁膜13に配線溝16を形成する。こ
の配線溝16の幅は、例えば0.4μmである。このエ
ッチング条件の一例を挙げると、エッチング装置として
マグネトロン型RIE装置を用い、エッチングガスとし
てCHF3 ガスを用いる。この場合、配線溝形成領域に
おける層間絶縁膜13のうち、ダスト15a、15cに
対応する部分には、配線溝16が全く形成されず、ダス
ト15bに対応する部分には、本来の幅よりも幅の狭い
配線溝16が形成されている。
【0042】次に、エッチングマスクとして用いたレジ
ストパターン14を除去する。このとき、ダスト15a
〜15cも同時に除去される。
【0043】次に、図4に示すように、例えばフォトリ
ソグラフィー法により、層間絶縁膜13上にレジストパ
ターン17を形成する。このレジストパターン17は、
層間絶縁膜13上に例えばポジ型のフォトレジスト膜を
塗布し、このフォトレジスト膜を、例えば、レジストパ
ターン14を形成する際に用いたフォトマスクと同一の
ものを用いて露光した後、現像することにより形成す
る。
【0044】図4中、符号18a〜18cは、このフォ
トリソグラフィー工程中に基板上に付着した環境ダスト
などのダストを示す。ここで、ダスト18aは、レジス
トパターン14を除去した後、フォトレジスト膜を形成
する前までに層間絶縁膜13上に付着した環境ダスト、
ダスト18bは、フォトレジスト膜中のダスト、ダスト
18cは、フォトレジスト膜を形成した後、露光する前
までにフォトレジスト膜上に付着した環境ダストであ
る。
【0045】この場合、これらのダスト18a〜18c
が、配線溝のパターンに対応する部分に付着しているこ
とにより、本来、配線溝のパターンが転写されるべきレ
ジストパターン17には、パターン欠陥が生じている。
すなわち、レジストパターン17のうち、ダスト18a
が付着した部分では、開口が形成されているものの、こ
の開口の底部にダスト18aが露出し、ダスト18bが
付着した部分では、開口のが厚さ方向の途中の深さまで
しか形成されず、ダスト18cが付着した部分では、本
来形成されるべき開口が全く形成されていない。なお、
これらのダスト18a〜18cが、レジストパターン1
4を形成する際のフォトリソグラフィー工程中にダスト
15a〜15cが付着した部分と同一部分に付着する確
率は極めて低く無視できる。このため、これらのダスト
18a〜18cは、ダスト15a〜15cが付着した部
分と同一部分に付着しないものとする。また、この場合
も、ダスト18a〜18cは、接続孔C1 、C2 に対応
する部分には付着しないものとする。
【0046】次に、レジストパターン17をマスクとし
て、例えばRIE法により、層間絶縁膜13をその表面
から350nm分だけエッチングすることにより、再
度、層間絶縁膜13に配線溝16を形成する。このエッ
チング条件は、レジストパターン14をマスクとして層
間絶縁膜13のエッチングを行ったときと同様である。
この場合、ダスト18a〜18cが、ダスト15a〜1
5cが付着した部分と同一部分に付着していないため、
配線溝形成領域における層間絶縁膜13のうち、レジス
トパターン14をマスクとして行った1回目のエッチン
グの際にダスト15a〜15cの影響によってエッチン
グされなかった部分は、この2回目のエッチングにより
深さ350nmの配線溝16が形成される。
【0047】また、この第1の実施形態においては、層
間絶縁膜13に配線溝16を形成する際に2回のエッチ
ングを行い、エッチング1回当たりのエッチング深さを
350nm、すなわち、層間絶縁膜13の厚さ(この場
合500nm)の1/2以上としているため、配線溝形
成領域における層間絶縁膜13のうち、ダスト15a〜
15cおよびダスト18a〜18cの何れも付着しなか
った部分では、2回目のエッチングの際に、配線溝16
が層間絶縁膜13を貫通する。なお、この場合のエッチ
ングは、SiN膜11が露出した時点で停止する。この
第1の実施形態においては、接続孔C1 、C2 に対応す
る部分にダスト15a〜15cおよびダスト18a〜1
8cが付着する確率を無視しているため、配線溝形成領
域における層間絶縁膜16のうち、接続孔C1 、C2
対応する部分では、2回のエッチングにより、配線溝1
6が必ず層間絶縁膜13を貫通し、配線溝16の底部に
Wプラグ12が露出する。
【0048】なお、ダスト18a〜18cの影響によっ
てレジストパターン17にはパターン欠陥が生じている
ため、配線溝形成領域における層間絶縁膜13のうち、
ダスト18a〜18cに対応する部分は全くエッチング
されないことになるが、これらの部分には、レジストパ
ターン14をマスクとして行った1回目のエッチングの
際に、既に配線溝16が形成されているため、問題とな
らない。
【0049】このように、この第1の実施形態による半
導体装置の製造方法においては、2回のフォトエッチン
グ工程の何れかにより、配線溝形成領域における層間絶
縁膜13に、少なくとも深さ350nmの配線溝16
が、パターン欠陥を生じることなく、かつ、局所的に幅
が狭くなることなく確実に形成される。なお、この配線
溝16の深さは、最終的に形成される上層配線のエレク
トロマイグレーションに対するマージンを考慮して決定
されている。
【0050】この後、エッチングマスクとして用いたレ
ジストパターン17を除去する。このとき、ダスト18
a〜18cも同時に除去される。
【0051】次に、図5に示すように、例えばスパッタ
リング法により、全面に例えばTi膜およびTiN膜を
順次成膜することによりTiN/Ti膜19を形成す
る。次に、例えばスパッタリング法により、全面に例え
ばAl合金膜を形成した後、例えばリフロー法によりこ
のAl合金膜を配線溝16の内部に埋め込む。次に、例
えばCMP法により、配線溝16の内部以外の部分に成
膜されたAl合金膜およびTiN/Ti膜19を順次研
磨することにより、配線溝16の内部のみにこれらのA
l合金膜およびTiN/Ti膜19を残す。これによ
り、配線溝16の内部にTiN/Ti膜19を下地バリ
アメタルとしてAl合金からなる上層配線20が形成さ
れる。この上層配線20は、断線部分や局所的に幅が極
端に狭くなっている部分がほとんどなく、接続孔C1
2 の部分でそれぞれWプラグ12を通じて、ゲート電
極6およびp+ 型領域9とコンタクトしている。
【0052】以上のように、この第1の実施形態によれ
ば、層間絶縁膜13に上層配線形成用の配線溝16を形
成する際に、まず、層間絶縁膜13上にフォトレジスト
膜を形成し、このフォトレジスト膜に配線溝のパターン
を転写することにより、層間絶縁膜13上に配線溝のパ
ターンが転写されたレジストパターン14を形成し、こ
のレジストパターン14をマスクとして層間絶縁膜13
をエッチングする1回目のフォトエッチング工程を行
い、マスクとして用いたレジストパターン14を除去し
た後、層間絶縁膜13上に、再度フォトレジストパター
ン膜を形成し、このフォトレジスト膜に、レジストパタ
ーン14を形成する際に用いたフォトマスクと同一のも
のを用いて、配線溝のパターンを転写することにより、
層間絶縁膜13上に、再度配線溝のパターンが転写され
たレジストパターン17を形成し、このレジストパター
ン17をマスクとして、再度、層間絶縁膜13をエッチ
ングする2回目のフォトエッチング工程を行うようにし
ている。この場合、これらの2回のフォトエッチング工
程中に、同一部分にダストが付着する確率は極めて低
く、無視することができるため、これらの2回のフォト
エッチング工程を行うことにより、層間絶縁膜13に、
形成すべき配線溝のパターンにほぼ対応した配線溝16
を確実に形成することができる。これにより、層間絶縁
膜13に配線溝16を形成する際に、ダストの影響によ
ってパターン欠陥が生じることを効果的に防止すること
ができるので、断線不良やコンタクト不良の問題がほと
んどなく、かつ、信頼性の高い上層配線20を形成する
ことができる。
【0053】次に、この発明の第2の実施形態による半
導体装置の製造方法ついて説明する。
【0054】この第2の実施形態による半導体装置の製
造方法においては、図6に示すように、例えば第1の実
施形態の場合と同様の方法により、接続孔C1 、C2
内部にWプラグ12を形成する工程までを行う。この場
合、後に行われる層間絶縁膜のエッチング工程において
エッチング停止層となるSiN膜11を、第1の実施形
態の場合よりも厚く形成する。具体的には、この場合、
SiN膜11の厚さを例えば120nmとする。
【0055】次に、図7に示すように、例えば第1の実
施形態の場合と同様に、プラズマCVD法により、厚さ
500nmのSiO2 膜のような層間絶縁膜13を全面
に形成した後、フォトリソグラフィー法により、層間絶
縁膜13上にレジストパターン14を形成し、このレジ
ストパターン14をマスクとして、RIE法により層間
絶縁膜13をエッチングすることにより、この層間絶縁
膜13に配線溝16を形成する。このエッチングの際に
は、SiN膜11をエッチング停止層として、層間絶縁
膜13の表面から、この層間絶縁膜13の厚さとオーバ
ーエッチングマージンとの合計分だけエッチングを行う
ことにより、配線溝16が層間絶縁膜13を貫通するよ
うにする。この後、エッチングマスクとして用いたレジ
ストパターン14を除去する。このとき、ダスト15a
〜15cも同時に除去される。
【0056】次に、図8に示すように、例えば第1の実
施形態の場合と同様に、フォトリソグラフィー法によ
り、再度、層間絶縁膜13上にレジストパターン17を
形成し、このレジストパターン17をマスクとして、R
IE法により層間絶縁膜13をエッチングすることによ
り、再度、層間絶縁膜13に配線溝16を形成する。こ
のエッチングの際には、レジストパターン14をマスク
として行ったエッチングと同様に、SiN膜11をエッ
チング停止層として、層間絶縁膜13の表面から、層間
絶縁膜13の厚さとオーバーエッチングマージンとの合
計分だけエッチングを行うことにより、配線溝16が層
間絶縁膜13を貫通するようにする。この後、エッチン
グマスクとして用いたレジストパターン17を除去す
る。このとき、ダスト18a〜18cも同時に除去され
る。
【0057】次に、図9に示すように、例えば第1の実
施形態の場合と同様に、スパッタリング法によりTiN
/Ti膜19およびAl合金膜を順次成膜した後、リフ
ロー法により配線溝16の内部にAl合金膜を埋め込
み、CMP法により、配線溝16の内部以外の部分に成
膜されたAl合金膜およびTiN/Ti膜19を順次研
磨することにより、配線溝16の内部に、TiN/Ti
膜19を下地バリアメタルとしてAl合金からなる上層
配線20を形成する。
【0058】この第2の実施形態においては、図7に示
すように、1回目のフォトエッチング工程の際に、接続
孔C1 に対応する部分にダストが付着していることによ
り、配線溝形成領域における層間絶縁膜13のうち、接
続孔C1 に対応する部分に配線溝16が全く形成されて
いないが、2回目のフォトエッチング工程の際に、ダス
ト18a〜18cが、再度、接続孔C1 に対応する部分
に付着する確率は極めて低いため、図8に示すように、
配線溝形成領域における層間絶縁膜13のうち、接続孔
1 に対応する部分には、2回目のフォトエッチング工
程により、層間絶縁膜13を貫通するように配線溝16
が形成される。このように、この第2の実施形態におい
ては、上述の2回のフォトエッチング工程の何れかによ
り、配線溝形成領域における層間絶縁膜13に、この層
間絶縁膜13を貫通するように配線溝16が必ず形成さ
れる。
【0059】その他のことは、第1の実施形態による半
導体装置の製造方法の場合と同様であるので、説明を省
略する。
【0060】この第2の実施形態によれば、第1の実施
形態と同様な効果を得ることができる。この場合、各フ
ォトエッチング工程の際に、配線溝16が層間絶縁膜1
3を貫通するようにしているため、接続孔C1 、C2
対応する部分にダストが付着した場合であっても、上層
配線20とWプラグ12との間にコンタクト不良が発生
するという問題がほとんど生じない。
【0061】次に、この発明の第3の実施形態による半
導体装置の製造方法ついて説明する。この第3の実施形
態による半導体装置の製造方法においては、配線溝およ
び接続孔の埋め込みを同時に行うデュアルダマシン法に
より上層配線を形成するようにしている。
【0062】すなわち、この第3の実施形態による半導
体装置の製造方法においては、図10に示すように、例
えば第1の実施形態の場合と同様の方法により、SiN
膜11を形成する工程までを行った後、例えばフォトリ
ソグラフィー法およびRIE法により、SiN膜11の
所定部分に、後に形成される接続孔のパターンに対応し
た開口部11a、11bを形成する。ここで、開口部1
1aは、ゲート電極6への接続孔に対応する部分に形成
され、開口部11bは、p+ 型領域9への接続孔に対応
する部分に形成される。なお、この場合、SiN膜11
の厚さは、例えば120nmとする。
【0063】次に、図11に示すように、例えば第1の
実施形態の場合と同様と同様の方法により、例えば厚さ
500nmのSiO2 膜のような層間絶縁膜13を全面
に形成する。次に、この層間絶縁膜13上に、例えばプ
ラズマCVD法により、例えば厚さ150nmのSiN
膜21を形成する。次に、例えば第1の実施形態の場合
と同様に、フォトリソグラフィー法により、SiN膜2
1上に上層配線形成用の配線溝のパターンが転写された
レジストパターン14を形成する。次に、このレジスト
パターン14をマスクとして、例えばRIE法によりS
iN膜21をエッチングすることにより、このSiN膜
21に、配線溝のパターンに対応した開口部21aを形
成する。このエッチング条件の一例を挙げると、エッチ
ングガスとしてCF4 およびArの混合ガスまたはC2
6 ガスを用いる。この後、エッチングマスクとして用
いたレジストパターン14を除去する。このとき、ダス
ト15a〜15cも同時に除去される。
【0064】次に、図12に示すように、例えば第1の
実施形態の場合と同様に、フォトリソグラフィー法によ
り、SiN膜21上に、再度、レジストパターン14に
転写された上層配線形成用の配線溝のパターンと同一の
パターンが転写されたレジストパターン17を形成す
る。次に、このレジストパターン17をマスクとして、
例えばRIE法によりSiN膜21をエッチングするこ
とにより、再度、このSiN膜21に、配線溝のパター
ンに対応した開口部21aを形成する。このSiN膜2
1のエッチングの際には、1回目のフォトエッチング工
程により、既に開口部21aが形成された部分において
は、SiO2 膜のような層間絶縁膜13が同時にエッチ
ングされることになるが、層間絶縁膜13がエッチング
される度合いが小さくなる条件でSiN膜21のエッチ
ングを行うようにすれば、ほとんど問題にならない。
【0065】なお、SiN膜21に配線溝のパターンに
対応した開口部21aを形成する際に行われる上述の2
回のフォトエッチング工程の際には、同一部分にダスト
が付着する確率は極めて低く、無視することができる。
このため、これらの2回のフォトエッチング工程を行う
ことにより、SiN膜21には、ダストの影響によるパ
ターン欠陥が生じることなく、形成すべき配線溝のパタ
ーンにほぼ完全に対応した開口部21aが形成される。
【0066】次に、図13に示すように、配線溝のパタ
ーンにほぼ完全に対応した開口部21aが形成されたS
iN膜21をマスクとして、例えば、RIE法により層
間絶縁膜13をエッチングすることにより、この層間絶
縁膜13に配線溝16を形成した後、SiN膜21およ
び接続孔のパターンに対応した開口部11a、11bが
形成されたSiN膜11をマスクとして、例えば、RI
E法により層間絶縁膜10およびゲート絶縁膜3をエッ
チングすることにより、これらの層間絶縁膜10および
ゲート絶縁膜3に接続孔C1 、C2 を形成する。このと
きの層間絶縁膜13、10およびゲート絶縁膜3のエッ
チングは、マスクとなるSiN膜21、10に対する選
択比が大きくなる条件で行う。このときのエッチング条
件の一例を挙げると、エッチング装置としてマグネトロ
ンRIE装置を用い、エッチングガスとしてCHF3
よびCOの混合ガスを用い、CHF3 /COガスにおけ
るCOガスの流量比を80%とし、圧力を60mmTo
rr、高周波電力を600Wとする。これにより、層間
絶縁膜13には、形成すべき配線溝のパターンにほぼ対
応した配線溝16が、層間絶縁膜13を貫通するように
形成される。
【0067】なお、上述のエッチング工程は、洗浄の工
程を挟んで2回以上に分けて行ってもよい。具体的に
は、例えば、SiN膜21をマスクとして層間絶縁膜1
3をエッチングすることにより、層間絶縁膜13に配線
溝16を形成する工程まで行った後に洗浄を行い、この
後、SiN膜21およびSiN膜10をマスクとして、
層間絶縁膜10およびゲート絶縁膜3をエッチングする
ことにより、これらの層間絶縁膜10およびゲート絶縁
膜3に接続孔C1 、C2 を形成する工程を行うようにし
てもよい。この場合、このエッチング工程中に付着した
ダストの影響によるパターン欠陥の発生が抑えられる。
【0068】次に、図14に示すように、例えば第1の
実施形態と同様に、スパッタリング法により、全面にT
iN/Ti膜19およびAl合金膜を順次成膜した後、
リフロー法により配線溝16および接続孔C1 、C2
内部にAl合金膜を埋め込む。次に、CMP法により、
配線溝16および接続孔C1 、C2 の内部以外の部分に
成膜されたAl合金膜およびTiN/Ti膜19を層間
絶縁膜13の表面が露出するまで研磨する。これによ
り、配線溝16および接続孔C1 、C2 の内部に、Ti
N膜19を下地バリアメタルとしてAl合金からなる上
層配線20が形成される。この場合、上層配線20は、
それぞれ、接続孔C1 、C2 を通じて、ゲート電極6お
よびp+ 型領域9と接続している。
【0069】その他のことは、第1の実施形態による半
導体装置の製造方法の場合と同様であるので、説明を省
略する。
【0070】この第3の実施形態によれば、デュアルダ
マシン法により配線溝16および接続孔C1 、C2 の内
部を埋めるように上層配線20を形成する場合におい
て、第1の実施形態と同様な効果を得ることができる。
【0071】以上この発明の実施形態について具体的に
説明したが、この発明は、上述の実施形態に限定される
ものではなく、この発明の技術的思想に基づく各種の変
形が可能である。例えば、実施形態において挙げた数
値、材料、構造、プロセスなどはあくまで例にすぎず、
これに限定されるものではない。具体的には、例えば、
上述の第1〜第3の実施形態においては、上層配線20
を形成する際に、リフロー法によりAl合金膜を配線溝
16または接続孔C1 、C2 の内部に埋め込むようにし
ているが、これは、高圧リフロー法、高温スパッタリン
グ法またはCVD法により埋め込むことも可能である。
また、上述の第1〜第3の実施形態においては、上層配
線20はAl合金からなるが、この上層配線20の材料
としては、純Alを用いることも可能であり、銅(C
u)、銀(Ag)、金(Au)またはこれらの合金を用
いることも可能である。
【0072】また、例えば、上述の第1、第2の実施形
態または第3の実施形態においては、層間絶縁膜13に
配線溝16を形成するためのフォトエッチング工程また
はSiN膜21に開口部21aを形成するためのフォト
エッチング工程を、マスクとして用いたレジストパター
ンを除去する工程を挟んで2回繰り返して行っている
が、繰り返し回数は、必要に応じて3回以上とすること
も可能である。
【0073】また、例えば、上述の第1〜第3の実施形
態においては、レジストパターン14、17を形成する
際に、フォトリソグラフィー法を用いているが、これら
のレジストパターン14、17の形成には、例えば、X
線リソグラフィー法、電子線リソグラフィー法またはイ
オンビームリソグラフィー法を用いることも可能であ
る。なお、レジストパターン14、17を、電子線リソ
グラフィー法またはイオンビームリソグラフィー法によ
り形成する場合は、電子線またはイオンビームを用い
て、レジスト膜に配線溝のパターンを直接描画すること
も可能である。
【0074】また、例えば、上述の第1〜第3の実施形
態においては、レジストパターン14、17を形成する
際に、同一のフォトマスクを用いているが、これらのレ
ジストパターン14、17は、同一の配線溝のパターン
が形成されたフォトマスクであれば、互いに異なるもの
を用いて形成することも可能である。この場合、レジス
トパターン14、17は、ポジ型のフォトレジスト膜を
用いて形成されているため、フォトマスクに付着したダ
ストの影響によって、レジストパターン14、17にパ
ターン欠陥が発生すること、したがって、層間絶縁膜1
3に形成される配線溝16にパターン欠陥が発生するこ
とを防止することができる。また、フォトマスクに代え
てレチクルを用いることも可能である。
【0075】また、例えば、上述の第1のおよび第2の
実施形態においては、WSi2 膜5および多結晶Si膜
4をパターニングしてゲート電極6を形成する際や、S
iN膜11、層間絶縁膜10およびゲート絶縁膜3に接
続孔C1 、C2 を形成する際に、層間絶縁膜13に配線
溝16を形成する際と同様のフォトエッチング工程を、
マスクとして用いたレジストパターンを除去する工程を
挟んで、2回以上繰り返して行うようにしてもよく、第
3の実施形態においては、WSi2 膜5および多結晶S
i膜4をパターニングしてゲート電極6を形成する際
や、SiN膜11に開口部11a、11bを形成する際
に、SiN膜21に開口部21aを形成する際と同様の
フォトエッチング工程を、マスクとして用いたレジスト
パターンを除去する工程を挟んで、2回以上繰り返して
行うようにしてもよい。
【0076】また、上述の第1〜第3の実施形態におい
ては、配線溝のパターンが転写されたレジストパターン
14、17をエッチングマスクとして層間絶縁膜13に
配線溝16を形成し、または、SiN膜21に開口部2
1aを形成するようにしているが、これらは、イオンビ
ームまたは電子線を用いて層間絶縁膜13またはSiN
膜21に、配線溝のパターンを直接描画することにより
形成するようにしてもよい。この場合、具体的には、例
えば、第1の実施形態において、層間絶縁膜13を形成
する工程までを行った後、集束イオンビーム(FIB)
装置により、例えば数十keV程度のArイオンのよう
な不活性イオンのイオンビームを用いて、層間絶縁膜1
3に配線溝のパターンを直接描画することによりこの層
間絶縁膜13に配線溝16を形成し、層間絶縁膜13を
洗浄した後、同様のイオンビームを用いて、層間絶縁膜
13に配線溝のパターンを直接描画することにより、こ
の層間絶縁膜13に、再度、配線溝16を形成する。こ
の際、イオンビームを用いた2回のエッチング工程の際
に、同一部分にダストが付着する確率は極めて低く、無
視することができるため、イオンビームを用いた2回の
エッチングにより、ダストの影響によるパターン欠陥が
生じることなく、層間絶縁膜13に配線溝16を形成す
ることができる。また、必要に応じて、上述のイオンビ
ームを用いたエッチング工程を、層間絶縁膜13の表面
を洗浄する工程を挟んで、3回以上繰り返して行っても
よい。なお、イオンビームに代えて電子線を用いる場合
は、層間絶縁膜13を、例えば、有機ポリマー系の絶縁
膜材料により形成する。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の第1お
よび第2の発明によるエッチング方法によれば、被エッ
チング膜をパターニングする際に、ダストの影響による
パターン欠陥の発生を効果的に防止することができるの
で、被エッチング膜を所望の形状に確実にパターニング
することができる。
【0078】この発明の第3の発明および第4の発明に
よる半導体装置の製造方法によれば、絶縁膜に配線溝ま
たは接続孔を形成する際に、ダストの影響によるパター
ン欠陥の発生を効果的に抑えることができるので、絶縁
膜に形成すべき配線溝または接続孔のパターンにほぼ対
応した配線溝または接続孔を形成することができる。こ
れによって、断線不良やコンタクト不良がほとんどな
く、かつ、信頼性の高い配線を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図2】 この発明の第1の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図3】 この発明の第1の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図4】 この発明の第1の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図5】 この発明の第1の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図6】 この発明の第2の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図7】 この発明の第2の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図8】 この発明の第2の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図9】 この発明の第2の実施形態による半導体装置
の製造方法を説明するための断面図である。
【図10】 この発明の第3の実施形態による半導体装
置の製造方法を説明するための断面図である。
【図11】 この発明の第3の実施形態による半導体装
置の製造方法を説明するための断面図である。
【図12】 この発明の第3の実施形態による半導体装
置の製造方法を説明するための断面図である。
【図13】 この発明の第3の実施形態による半導体装
置の製造方法を説明するための断面図である。
【図14】 この発明の第3の実施形態による半導体装
置の製造方法を説明するための断面図である。
【図15】 従来のダマシン法による配線の形成方法を
説明するための断面図である。
【図16】 従来のダマシン法による配線の形成方法を
説明するための断面図である。
【図17】 従来のダマシン法による配線の形成方法を
説明するための断面図である。
【図18】 従来のダマシン法による配線の形成方法を
説明するための断面図である。
【符号の説明】
1・・・半導体基板、6・・・ゲート電極、9・・・p
+ 型領域、10、13・・・層間絶縁膜、11、21・
・・SiN膜、11a、11b、21a・・・開口部、
12・・・Wプラグ、14、17・・・レジストパター
ン、15a〜15c、18a〜18c・・・ダスト、1
6・・・配線溝、C1 、C2 ・・・接続孔

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被エッチング膜上に第1のレジスト膜を
    形成し、上記第1のレジスト膜に、上記被エッチング膜
    がなすべきパターンを転写することにより、上記被エッ
    チング膜上に第1のレジストパターンを形成する第1の
    リソグラフィー工程と、 上記第1のレジストパターンをマスクとして上記被エッ
    チング膜をエッチングする第1のエッチング工程と、 上記第1のレジストパターンを除去する工程と、 上記被エッチング膜上に第2のレジスト膜を形成し、上
    記第2のレジスト膜に、上記第1のリソグラフィー工程
    で上記第1のレジスト膜に転写した上記パターンと同一
    のパターンを転写することにより、上記被エッチング膜
    上に第2のレジストパターンを形成する第2のエッチン
    グ工程と、 上記第2のレジストパターンをマスクとして、再度、上
    記被エッチング膜をエッチングする第2のエッチング工
    程とを有することを特徴とするエッチング方法。
  2. 【請求項2】 上記第1のレジストパターンおよび上記
    第2のレジストパターンを形成する際に、上記被エッチ
    ング膜がなすべき上記パターンが形成された同一のフォ
    トマスクまたはレチクルを用いることを特徴とする請求
    項1記載のエッチング方法。
  3. 【請求項3】 上記第1のレジストパターンおよび上記
    第2のレジストパターンを形成する際に、それぞれ、上
    記被エッチング膜が成すべき上記パターンが形成された
    互いに異なるフォトマスクまたはレチクルを用いること
    を特徴とする請求項1記載のエッチング方法。
  4. 【請求項4】 上記第1のレジストパターンおよび上記
    第2のレジストパターンを形成する際に、それぞれ、電
    子線またはイオンビームを用いて上記第1のレジスト膜
    および上記第2のレジスト膜に上記被エッチング膜がな
    すべき上記パターンを直接描画するようにしたことを特
    徴とする請求項1記載のエッチング方法。
  5. 【請求項5】 電子線またはイオンビームを用いて、被
    エッチング膜に、この被エッチング膜がなすべきパター
    ンを直接描画することにより、上記被エッチング膜をエ
    ッチングする第1のエッチング工程と、 上記被エッチング膜を洗浄する工程と、 電子線またはイオンビームを用いて、上記被エッチング
    膜に、上記第1のエッチング工程で上記被エッチング膜
    に描画した上記パターンと同一のパターンを直接描画す
    ることにより、再度、上記被エッチング膜をエッチング
    する第2のエッチング工程とを有することを特徴とする
    エッチング方法。
  6. 【請求項6】 ダマシン法により配線溝または接続孔の
    内部を埋めるように配線を形成するようにした半導体装
    置の製造方法において、 絶縁膜上に第1のレジスト膜を形成し、上記第1のレジ
    スト膜に、上記配線溝または上記接続孔のパターンを転
    写することにより、上記絶縁膜上に第1のレジストパタ
    ーンを形成する第1のリソグラフィー工程と、 上記第1のレジストパターンをマスクとして上記絶縁膜
    をエッチングする第1のエッチング工程と、 上記第1のレジストパターンを除去する工程と、 上記絶縁膜上に第2のレジスト膜を形成し、上記第2の
    レジスト膜に、上記第1のリソグラフィー工程で上記第
    1のレジスト膜に転写したパターンと同一の上記パター
    ンを転写することにより、上記絶縁膜上に第2のレジス
    トパターンを形成する第2のリソグラフィー工程と、 上記第2のレジストパターンをマスクとして、再度、上
    記絶縁膜をエッチングする第2のエッチング工程とを有
    することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 上記第1のレジストパターンおよび上記
    第2のレジストパターンを形成する際に、上記配線溝ま
    たは上記接続孔の上記パターンが形成された同一のフォ
    トマスクまたはレチクルを用いることを特徴とする請求
    項6記載の半導体装置の製造方法。
  8. 【請求項8】 上記第1のレジストパターンおよび上記
    第2のレジストパターンを形成する際に、それぞれ、上
    記配線溝または上記接続孔の上記パターンが形成された
    互いに異なるフォトマスクまたはレチクルを用いること
    を特徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】 上記第1のレジストパターンおよび上記
    第2のレジストパターンを形成する際に、それぞれ、電
    子線またはイオンビームを用いて上記第1のレジスト膜
    および上記第2のレジスト膜に上記配線溝または上記接
    続孔の上記パターンを直接描画するようにしたことを特
    徴とする請求項6記載の半導体装置の製造方法。
  10. 【請求項10】 ダマシン法により配線溝または接続孔
    の内部を埋めるように配線を形成するようにした半導体
    装置の製造方法において、 電子ビームまたはイオンビームを用いて、絶縁膜に、上
    記配線溝または上記接続孔のパターンを直接描画するこ
    とにより上記絶縁膜をエッチングする第1のエッチング
    工程と、 上記絶縁膜を洗浄する工程と、 電子ビームまたはイオンビームを用いて、上記絶縁膜
    に、上記第1のエッチング工程で上記絶縁膜に描画した
    上記パターンと同一のパターンを直接描画することによ
    り、再度、上記絶縁膜をエッチングする第2のエッチン
    グ工程とを有することを特徴とする半導体装置の製造方
    法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013211578A (ja) * 2013-05-20 2013-10-10 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体装置の製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2013211578A (ja) * 2013-05-20 2013-10-10 Fujitsu Semiconductor Ltd 半導体装置の製造方法

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