JP2013211578A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンタクトホールが形成される層の中間に酸化アルミニウム膜が存在しても、形状および特性値が安定したコンタクトホールを形成する製造方法を提供する。
【解決手段】半導体装置の製造方法は、半導体基板上に第1素子層、第1層間絶縁膜、エッチングストッパ膜、強誘電体キャパシタ層BEL,FEL,TEL、保護膜AOL、第2層間絶縁膜を形成する工程と、第2層間絶縁膜の上にホールのレジストパターンを形成する工程と、第2絶縁膜からエッチングストッパ膜の上層までをエッチングしてホールを形成する第1エッチング工程と、ホール下部のエッチングストッパ膜を除去するストッパ膜除去工程と、ホール下部の第1層間絶縁膜をエッチングしてホールを素子層まで延伸する第2エッチング工程とを有する。
【選択図】図7E

Description

本発明は、半導体装置の製造方法に係り、特に強誘電体キャパシタを有する半導体装置およびその製造方法に関する。
近年、強誘電体の分極反転を利用して情報を強誘電体キャパシタに保持する強誘電体メモリ(FeRAM)の開発が進められている。強誘電体メモリは、電源を切っても保持された情報が消失しない不揮発性メモリであり、高集積度、高速駆動、高耐久性、低消費電力を実現できることから特に注目されている。
強誘電体キャパシタを構成する強誘電体膜の材料としては、残留分極量が大きな、10〜30μC/cm2程度のPZT(Pb(Zr,Ti)O3)膜、SBT(SrBi2Ta29)膜などのペロブスカイト結晶構造を有する強誘電体酸化物が主として用いられている。このような強誘電体膜は、従来から、シリコン酸化膜などの水との親和性の高い層間絶縁膜を介して外部から侵入した水分により強誘電体の特性が劣化することが知られている。すなわち、侵入した水分・または膜中に残存した水分が、層間絶縁膜やメタル配線成膜時の高温プロセスの中で水素と酸素に分解される。そして、その水素が強誘電体膜中に侵入すると、強誘電体膜の酸素と反応して強誘電体膜に酸素欠陥が形成され結晶性が低下する。また、強誘電体メモリの長期間の使用によっても同様の現象が発生する。その結果強誘電体膜の残留分極量や誘電率が低下するなどの強誘電体キャパシタの性能劣化が発生する。また、強誘電体キャパシタに限らず、トランジスタ等の性能が劣化することがある。
このような劣化に対応するために、従来から水分・水素の浸入を防止する酸化アルミニウム(Al23)を用いてきた。例えば従来技術では、強誘電体キャパシタを包むように酸化アルミニウムを形成し、強誘電体内部に水分・水素が侵入しないように保護していた。例えば、図3から図6のように、
(1)強化誘電体キャパシタを形成後、強誘電体キャパシタを包むように酸化アルミニウム膜(ALO膜ともいう)を形成し、その後、層間絶縁膜で覆い平坦化する(図3)。
(2)レジストを塗布し、バルクコンタクトホール形成時のマスクとなるレジストパターンを形成する(図4)。
(3)レジストパターンをマスクとして、バルクコンタクトホールをエッチングで形成する(図5、図6)。
図1、および図2に、このような工程によって形成されたコンタクトホールの問題点を示す。図1、2のように、ウェーハ中心とウェーハの周辺とで、エッチングによるホール形状、ホール深さが不均一になることがあった。
さらに、強誘電体キャパシタは一般的にトランジスタ層と配線層の間に形成されるため、ドランジスタ層と配線層を繋ぐバルクコンタクトホールは非常に高アスペクトになっていた。また、図1では、プレーナー型強誘電体キャパシタを例に挙げているが、この問題はスタック型強誘電体キャパシタでも同様に発生する。
国際公開WO98/01895号パンフレット 特開2006−156932号公報 特開2003−224207号公報
図3−6の工程では、強誘電体キャパシタ層からバルク層まで一括してエッチングを行うため、エッチングコントロールが困難であるという問題が発生した。原因の1つとして、非常に高アスペクトのエッチングであることが挙げられる。アスペクト比とは、ホールの直径に対するホールが形成される膜厚の比、すなわち、ホール断面の直径に対する深さの比をいう。また、高アスペクトとは、ホール断面の直径と比較してホールの深さが深いことをいう。
すなわち、コンタクトホールの断面寸法が小さく、かつ高アスペクトであるコンタクトホール形成においては、エッチングガスがコンタクトホールの内部まで均一に侵入しなくなる。そのため、エッチングの面内ばらつきが大きくなり、その結果、コンタクト抵抗が安定しないといった問題を発生させていた。
もう一つ原因として、コンタクトホールをエッチングする際、まず酸化膜がエッチングされるということにある。このエッチングはある程度均一に処理が進む。その理由は、まだアスペクト比が小さく、エッチングガスが十分に行き渡るためである。しかし、次にコンタクトホールが酸化アルニウムに達すると、酸化アルミニウムはエッチストッパ膜として機能するため、エッチングレートが低くなる。
その後、酸化アルミニウムが全部エッチングされて、酸化アルミニウム膜の下のシリコン酸化膜(以下、単に酸化膜という)がエッチングされる。この処理は、ウェーハ中心付近の方が進行しやすい。さらに、酸化アルミニウムから発生した酸素が酸化膜エッチレートを増加させ、酸化膜が極度にエッチングされやすい状況を生み出す。
そのため、酸化アルミニウムがエッチングされた部位は、その後の酸化膜エッチングにおいて、エッチングレートが急激に高くなる。その結果、中心部と周辺部のエッチングレートの差が顕著になってしまう。すなわち、図1のように、ウェーハ中心部では、所望の深さのコンタクトホールが形成できる条件でエッチングしても、ウェーハ周辺部では、深さが不十分な場合(未開口)が生じる。逆に、ウェーハ周辺部では、エッチングが目標通りに適正に進行しても、ウェーハ面上の他の位置にて下位層への突き抜けが生じることがあった。
さらに、その後、エッチングによって形成されたホールはトランジスタ領域部のコンタクト底部に達する。しかし、この底部にはエッチングストッパ膜として機能する、シリサイド膜やサリサイド膜がある。例えば、チタン・シリサイド膜をエッチストッパ膜として用いる場合は、コンタクトホールの途中に酸化アルミニウム膜がなければ、十分に選択比(酸化膜とチタン・シリサイド膜)を取ることができる。しかしながら、コンタクトホールの途中に酸化アルミニウム膜があると、選択比が低下してしまい、チタン・シリサイド膜がエッチストッパ膜と機能し難くなる問題が発生した。
これらの問題を解決するために、チタン・シリサイド膜を厚膜化するなどの検討が行われた。しかし、厚膜化によりバルクコンタクトのシート抵抗が増加して、所望のトランジスタ特性が得られない、または、チタン・シリサイドのゲート脇へのはい上がりの影響により、電気的ショートを引き起こす問題が生じた。
さらに強誘電体キャパシタの製造においては、ウェーハ周辺部のみ極端に層間絶縁膜が厚くなることが判っている。したがって、エッチングの影響、および層間絶縁膜の膜厚分
布の影響により、コンタクト抵抗が安定して形成できなくなる。ただし、支配的な要因は、酸化アルミニウム膜が存在することによる、エッチングレートの変動の影響が大きいと推定される。
そこで本発明では、コンタクトホールが形成される層の中間に酸化アルミニウム膜が存在しても、形状および特性値が安定したコンタクトホールを形成することを目的とする。
本発明は、前記課題を解決するためになされた。本発明は、半導体基板上に第1素子層を形成する工程と、前記第1素子層の上に第1層間絶縁膜を形成する工程と、前記第1層間絶縁膜の上にエッチングストッパ膜を形成する工程と、前記エッチングストッパ膜の上に強誘電体キャパシタ層を形成する工程と、前記強誘電体キャパシタ層の上に保護膜を形成する工程と、前記保護膜の上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、前記第2層間絶縁膜の上にホールのレジストパターンを形成する工程と、前記第2絶縁膜からエッチングストッパ膜の上層までをエッチングしてホールを形成する第1エッチング工程と、前記ホール下部のエッチングストッパ膜を除去するストッパ膜除去工程と、前記ホール下部の第1層間絶縁膜をエッチングして前記ホールを前記素子層まで延伸する第2エッチング工程と、を有する半導体装置の製造方法である。
本発明によれば、第2層間絶縁膜をエッチングしてホールを形成する第1エッチング工程と、第1層間絶縁膜をエッチングしてホールを前記第1素子層まで延伸する第2エッチング工程とを有するので、コンタクトホールが形成される層の中間に酸化アルミニウム膜が存在しても安定したコンタクトホールを形成することができる。
従来の製造方法によるコンタクトホール形成の問題点を示す図(ウェーハ中心部)である。 従来の製造方法によるコンタクトホール形成のコンタクトホールの問題点を示す図(ウェーハ周辺部)である。 従来の製造方法を示す図(その1)である。 従来の製造方法を示す図(その2)である。 従来の製造方法を示す図(その3)である。 従来の製造方法を示す図(その4)である。 層間絶縁膜−2までの工程が完了した半導体装置の断面図を示す図である。 レジストパターンの形成を示す図である。 層間絶縁膜−2のエッチングを示す図である。 保護膜(ALO膜)をエッチングによって除去する工程を示す図である。 ホール下部のSION膜のエッチングを示す図である。 従来の異方性エッチングによるホールの断面形状(SEM写真)を示す図である。 下部電極の高周波投入電力を600ワットした場合のテーパエッチングによるホールの断面形状(SEM写真)を示す。 図8Aテーパ部分の輪郭を示す図である。 図8Bテーパ部分の輪郭を示す図である。 エッチストッパとなるSION膜の形成を示す図である。 層間絶縁膜−2の形成を示す図である。 レジストパターンの形成を示す図である。 SION膜をエッチストッパ膜として層間絶縁膜−2のエッチングを示す図である。 SION膜のエッチングを示す図である。 層間絶縁膜−1のテーパエッチングを示す図である。 エッチストッパとなるSION膜の形成を示す図である。 保護膜のエッチングを示す図である。 レジストパターンの形成を示す図である。 SION膜をエッチストッパ膜として層間絶縁膜−2のエッチングを示す図である。 SION膜のエッチングを示す図である。 層間絶縁膜−1のテーパエッチングを示す図である。 本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造工程を示すである。 本発明の第1実施形態の変形例4に係る半導体装置の製造工程を示すである。 本発明の第1実施形態の変形例5に係る半導体装置の製造工程を示すである。 本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造工程を示すである。 本発明の第2実施形態の変形例1に係る半導体装置の製造工程を示すである。 本発明の第2実施形態の変形例2に係る半導体装置の製造工程を示すである。 本発明の第2実施形態の変形例3に係る半導体装置の製造工程を示すである。 本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造工程を示すである。 本発明の第3実施形態の変形例1に係る半導体装置の製造工程を示すである。 本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造工程を示すである。
《発明の骨子》
以下、本発明の実施形態に係る半導体装置、および製造方法の骨子を説明する。強誘電体キャパシタを含む半導体装置のコンタクトホール形成では、下層にトランジスタを含むバルク層が形成される。そして、層間絶縁膜が形成され、その上層に強誘電体キャパシタが形成される。さらに、層間絶縁膜が形成され、その上層に配線層が形成される。すなわち、このような半導体装置では、強誘電体キャパシタ層の下層および上層に層間絶縁膜が存在する。したがって、配線層から、バルク層に至るコンタクトホールのアスペクト比が非常に高くなる。このため、コンタクトホール形成時のエッチングにおいて、コンタクトホールの下部に到達するエッチングガス、プラズマ、あるいはイオンの密度が不均一になりやすい。
また、強誘電体キャパシタを保護する保護膜(Al23等)の存在によって、保護膜のエッチングが完了する前後にて、エッチングレートが大きく変化する。これによって、コンタクトホール形状、深さの面内ばらつきが大きくなる。
本製造方法は、以下の処理、構成で、この面内ばらつきを低減するとともに、安定した形状、および特性のコンタクトホールを形成する製造方法を提案する。
(1)コンタクトホールのエッチング工程の段階的制御
本実施形態では、コンタクトホールをエッチングする際、例えば、(a)強誘電体キャパシタを保護する保護膜上層の層間絶縁膜のエッチング(b)強誘電体キャパシタを保護する保護膜の除去処理(c)保護膜より下層の層間絶縁膜のエッチングのように、それぞれの段階にて異なるエッチング条件にてエッチングを制御する。これによってそれぞれの層に適したエッチング条件を設定することによって、コンタクトホール形成時のエッチン
グレート、コンタクトホール形状、深さの面内ばらつきを低減する。
(2)エッチングストッパ膜の採用
上記(1)とともに、あるいは、上記(1)に代えて、保護膜の下層にエッチングストッパ膜を形成する。このエッチングストッパ膜にて、一旦エッチングの進行が抑制される。すなわち、酸化アルミニウム膜を個別でエッチングする際、その部位が抜けてしまうと酸化膜などはどんどんエッチングが進行してしまうので、酸化アルミニウム膜の下に酸窒化膜(SION)などを配置し、エッチング進行をとめるものとして利用する。
その後、エッチングストッパ膜を除去し、さらに、エッチングストッパ膜下層の層間絶縁膜をエッチングする工程を採用することによって、エッチングレートを安定させ、コンタクトホール形状、深さの面内ばらつきを低減する。
(3)テーパエッチングの採用
上記(1)(2)とともに、あるいは、上記(1)(2)に代えて、テーパエッチングを採用する。すなわち、コンタクトホールのうち、半導体装置の上層側(以下、コンタクトホール上部という)の断面寸法を大きくする。一方、コンタクトホールがバルク層(トランジスタ等が形成された層をいい、本発明の第1素子層に相当)に接触する位置、すなわちコンタクトホール底面部の寸法を通常寸法(設計目標値)とする。
この場合、コンタクトホール底面部の寸法は、コンタクトホール上部の断面寸法より小さくなる。そして、コンタクトホール上部と、コンタクトホール底面部とを接続する部分(以下、コンタクトホール下部という)の断面寸法を先細り形状とする。すなわち、コンタクトホール下部は、コンタクトホール底面部に向かって徐々に縮小するテーパ状とする。
このような形状は、以下の手順で形成できる。(a)コンタクトホール形成用のレジストパターンとしては、断面寸法を目標のコンタクトホール底面部寸法より大きく形成する。本実施形態では、レジストパターンのホール寸法、およびコンタクトホール開口部の寸法は、底面部寸法の1.3倍から1.5倍程度とする。(b)(a)のレジストパターンにてコンタクトホール上部をエッチングする。エッチングは、極力下方向へのエッチングレートが高い、異方性エッチングの条件を設定する。これによって、内壁面が柱状に近い、基板法線とほぼ平行に近い内壁面を有するコンタクトホールが得られる。(c)コンタクトホール上部のエッチング後、エッチングレートを低下させてコンタクトホール下部をエッチングする。エッチングレートを下げることで、エッチングが進行するにしたがって、管状(円柱状)の内面形状の断面が深さ方向に先細りした形状となる。
コンタクトホールをこのような形状とすることで、コンタクトホール上部では、断面寸法が相対的に大きいため、エッチングガスが侵入しやすい。その結果、ウェーハ中心部と、ウェーハ周辺部とでのエッチングレートのばらつきを低減できる。そして、最終的なコンタクトホール底面部の形状を本来の目標寸法とすることで、レイアウト設計上の要請、および素子との接触抵抗上の要請を満足させる。これによって、設計上の要請を満足した上で、エッチングの均一性を向上できる。
また、このような特徴によって、本製造方法では、コンタクトホールエッチング工程の中間に酸化アルミニウム膜が存在した場合でも、酸化アルミニウムの影響を低減し、安定したコンタクトホールを形成することができる。
《第1実施形態》
以下、図7A−7E、図8A−8D、図11の図面を参照して、本発明の第1実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する。本実施形態では、コンタクトホールのエッチング工程を段階的に制御して半導体装置を製造する。
<製造工程>
図11に、本実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す。ここでは、まず、半導体基板に、トランジスタ層を形成する(S1)。トランジスタ層は、例えば、以下の工程で形成される。
すなわち、シリコン等の半導体基板上に、素子領域を画定する素子分離領域を形成する。次に、素子分離領域が形成された半導体基板内に、不純物の注入によってウェルを形成する。そして、ウェルが形成された半導体基板上には、ゲート絶縁膜を介してゲート電極を形成する。さらに、ゲート電極の側壁部分には、サイドウォール絶縁膜を形成する。そして、サイドウォール絶縁膜が形成されたゲート電極の両側に、ソース/ドレイン拡散層を形成する。
次に、トランジスタ層の上層に、層間絶縁膜(以下、層間絶縁膜−1という)を形成する(S2)。層間絶縁膜−1は、例えば、以下の工程で形成される。
すなわち、トランジスタが形成された半導体基板上に、CVD(Chemical Vapor Deposition)によるP(プラズマ)−SION(酸化窒化シリコン)を膜厚200nmで形成する。さらに、P−SION膜上に、シリコン酸化膜を形成する。すなわち、CVDによるP−TEOS(tetraethoxysilane)−NSG(nondoped silicate glass)膜を膜厚600nm形成する。成膜条件は、例えば、酸素(O2)流量1400sccm、圧力5torr、摂氏39
0度の雰囲気中にて、高周波電力400ワットにてプラズマを生成する条件とする。その後、CMP(Chemical Mechanical Polishing)処理により、P−TEOS−NSG膜を200nm程度研磨し、表面を平坦にする。なお、以下、P−TEOS−NSG膜を単に、P−TEOS膜、あるいは、TEOS膜ともいう。また、P−SION膜を単にSION膜ともいう。
次に、強誘電体キャパシタ層を形成する(S3)。強誘電体キャパシタ層は、例えば、以下の工程で形成される。強誘電体キャパシタ層が、本発明の第2素子層に相当する。
すなわち、P−TEOS−NSG膜上に、一旦、さらに、P−TEOS−NSG膜を膜厚100nm成膜する。そして、その上層に、例えばPVD(Physical Vapor Deposition )による、Al23膜(アルミナ膜)を膜厚20nm形成する。そして、Al23膜上に、例えばPVDによるPt膜を膜厚155nmで下部電極として形成する。
Pt膜を形成した上に、例えばPVDによる、PZT(チタン酸ジルコン酸鉛)膜を膜厚150−200nmで形成する。PZT膜を形成した後、例えばRTA(Rapid Thermal Annealing)によるアニール処理を行う。
次に、PZT膜の上に、上部電極として、例えばPVDによるIrO2(酸化イリジウ
ム)膜を膜厚50nmで形成する。IrO2膜を形成した後、例えばRTAによるアニー
ル処理を行う。次に、IrO2膜の上に再度、例えばPVDによるIrO2膜を膜厚200nmで形成する。そして、上部電極のパターン1を形成するために、フォトレジストによるパターンを形成し、IrO2膜をエッチングする。そして、PZT膜の回復アニールの
ために、例えば縦型炉による熱処理を行う。
そして、強誘電体キャパシタのパターンを形成するために、フォトレジストを形成し、PZT膜をエッチングする。さらに、PZT膜の回復アニールのために、例えば縦型炉に
よる熱処理を行う。さらに、PZT膜の保護のためにウェーハ全面に、例えばPVDによる、Al23膜を形成する。Al23膜形成後、例えば縦型炉による熱処理を行う。
さらに、下部電極のパターンを形成するために、フォトレジストによるパターンを形成し、Pt膜をエッチングする。次に、PZT膜の回復アニールのために、例えば縦型炉による熱処理を行う。
次に、強誘電体キャパシタの保護のための保護膜を形成する(S4)。保護膜としては、ウェーハ全面に、例えばPVDによる、Al23膜を形成する。なお、本実施形態で、Al23膜の膜厚は、20ナノメートル以上、100ナノメートル未満である。Al23膜形成後、例えば縦型炉による熱処理を行う。
さらに、保護膜上に層間絶縁膜−2を形成する(S5)。例えば、強誘電体キャパシタを完全に覆うように、例えばCVDにより、P(Plasma)−TEOS(tetraethoxysilane)−NSG(non−doped silicate glass)膜を膜厚1500nm形成する。P−TEOS−NSG膜を形成後、CMP処理によって表面を平坦化する。
次に、コンタクトホール用のレジストパターンを形成する(S6)。レジストパターンは、フォトレジストの塗布、および、レチクルを使用したフォトリソグラフィによって形成される。このとき、レチクル上のコンタクトホールパターンの寸法は、本来の設計で定められたコンタクトホールパターンよりも所定値だけ大きな寸法で形成されている。本実施形態では、コンタクトホールパターンの寸法(第1の断面寸法に相当)は、本来の設計寸法の1.3〜1.5倍程度の寸法である。したがって、フォトリソグラフィによる、レジストパターンも、本来の寸法より所定値寸法だけ大きく形成される。
次に、第1のエッチング工程によって、層間絶縁膜−2をエッチングする(S7)。第1のエッチング工程は、保護膜直前までのエッチング工程である。エッチング条件は、以下の通りである。エッチングガスの成分は、C48ガス20ml/分、Arガス500ml/分、O2ガス12ml/分であり、ガス圧力が、6.6Paである。また、高周波投
入電力は、エッチング装置の上部電極に対して2000ワットであり、下部電極に対して900ワットである。
ここで、下部電極の高周波投入電力は、プラズマに作用するウェーハ方向へのバイアス電位を生成する。ここで、下部電極はアース側の電極をいう。下部電極への高周波電力は、アース側におかれた基板とプラズマの間に生じるバイアス電位に影響する。
下部電極を900ワットに設定することによって、このバイアス電位がプラズマ中のイオンに作用し、イオンは、ウェーハ方向に加速されることになる。ただし、下部電極を900ワットに設定した場合のバイアス電位では、プラズマの加速は保護膜(ALO膜)をエッチングする程度までは強くない。したがって、この条件での第1のエッチング工程は、保護膜にて停止することになる。
次に、第2のエッチング工程によって、保護膜(Al23)をエッチングする(S8)。エッチング条件は、以下の通りである。エッチングガスの成分は、C48ガス20ml/分、Arガス500ml/分、O2ガス12ml/分であり、ガス圧力が、6.6Pa
である。また、高周波投入電力は、エッチング装置の上部電極に対して2000ワットであり、下部電極に対して2000ワットである。
下部電極に2000ワットの高周波電力を投入することによって、プラズマに十分に強
いバイアス電位が作用し、プラズマ中のイオンが保護膜に叩き付けられることになる。その結果、保護膜がエッチングされる。保護膜のエッチング終了は、例えば、エッチング時間で制御できる。必要なエッチング時間は、保護膜の膜厚と、保護膜の膜種、エッチングガス比、チャンバー内ガス圧力、上部電極への高周波電力および下部電極への高周波電力、ウェーハを載せるステージ温度、チャンバーの側壁温度を変化させた実験値(経験値)にしたがって、設定できる。
次に、第3のエッチング工程によって、層間絶縁膜−1の上層を構成するTEOS膜をエッチングする(S9)。エッチング条件は、以下の通りである。エッチングガスの成分は、C48ガス20ml/分、Arガス500ml/分、O2ガス12ml/分であり、
ガス圧力が、6.6Paである。また、高周波投入電力は、エッチング装置の上部電極に対して2000ワットであり、下部電極に対して500ワットである。この条件では、第1のエッチング工程と同様に、層間絶縁膜−1がエッチングされることになる。
ただし、下部電極への高周波投入電力が、500ワットであるため、通常のSIO膜エッチング条件よりも、プラズマに加わるバイアス電位が弱くなる。したがって、プラズマ中のイオンをウェーハ方向へ加速するエネルギーが弱くなる。また、6.6Paで存在する比較的高密度のガスに対して、上部電極への2000ワットの高周波電力で生成されるプラズマ密度は、高くない。このため、プラズマ中のイオンは、中性の分子、あるいは原子と衝突する確率が高く、低密度のガスによるプラズマの場合と比較して、イオンの平均自由工程が短い。その結果、ウェーハ方向に進行するイオンの割合が低くなり、プラズマのエッチングの方向性は、第1のエッチング工程よりも拡散方向になる。そのため、ウェーハに垂直に入射するイオンの数が低減し、レジストパターンの開口部から入射したプラズマによるエッチングの効果は、開口部の中央ほど強く、周辺ほど弱くなる。したがって、この工程で形成されるホールの形状は、先細り形状のテーパ状となる。
したがって、この第3工程のエッチング条件と、ホールのテーパ角とを実験的に測定することによって、第3のエッチング工程で形成されるホールの底面部の寸法を予測できる。逆に、層間絶縁膜−1の膜厚と、エッチング条件によって決定されるテーパ角から、ホール底面部の寸法を制御できる。
さらに、プラズマを生成するガスが、C48ガス、Arガス、O2ガスの混合ガスの場
合、SION膜をエッチングするには適していない。したがって、第3のエッチング工程は、SION膜で停止することになる。
次に、第4のエッチング工程によって、層間絶縁膜−1の下層を構成するSION膜をエッチングする(S10)。エッチング条件は、以下の通りである。エッチングガスの成分は、C48ガス20ml/分、CF4ガス10ml/分、Arガス500ml/分、O2ガス11ml/分であり、ガス圧力が、6.6Paである。また、高周波投入電力は、エッチング装置の上部電極に対して2000ワットであり、下部電極に対して900ワットである。この場合には、CF4ガスの化学的性質から、窒化膜であるSION膜がエッチ
ングされる。この第4のエッチング工程も、第2のエッチング工程と同様に、ガス比、ガス圧および高周波電力に応じて、実験値(経験値)からエッチングレートが決定される。そして、そのエッチングレレートにしたがいエッチング時間が所定時間に設定される。
なお、下部電極に対して高周波投入電力を900ワットとすると、S1の第1のエッチング工程と同様、基板面にほぼ垂直な方向に異方性エッチングがなされる。
<実施例>
図7A−7Eを参照して、本実施形態に係る半導体装置の製造工程の実施例を示す。図
7Aに、層間絶縁膜−2までの工程が完了した半導体装置の断面図を示す。図7Aでは、LOCOSで区切られた領域にn型トランジスタが形成されている。n型トランジスタのソースおよびドレイン領域にP型の不純物砒素(As)、ボロン(B)等が注入されている。さらに、n型トランジスタを含むトランジスタ層の上層に、層間絶縁膜−1として、SION膜(シリコンの酸窒化膜)およびその上層のP−TEOS膜が形成されている。
さらに、保護膜(酸化アルミニウム膜、以下ALO膜ともいう)によって上下層を被覆された強誘電体キャパシタ層が形成されている。強誘電体キャパシタは、下部電極(BEL)、強誘電体膜(FER)、および上部電極(TEL)を含む。さらに、強誘電体キャパシタ層および保護膜の上層に、層間絶縁膜−2として、P−TEOS膜(SIO膜)が形成されている。
次に、層間絶縁膜−2の上に、レジストを塗布し、フォトリソグラフィ工程によってレジストパターンを形成する(図7B)。レジストパターンのホールは、目標値より大きめの寸法とする。そして、レジストをマスクとして、層間絶縁膜−2をエッチングする(図7C)。ここでは、異方性エッチングにより、基板にほぼ垂直方向にホールを形成する。次に、保護膜(ALO膜)をエッチングによって除去する(図7D)。さらに、層間絶縁膜−2をテーパエッチングし、ホールをSION膜まで延伸する。
図8Aに従来の異方性エッチングによるホールの断面形状(SEM写真)を示す。このときのエッチング条件は、以下の通りである。エッチングガスの成分は、C48ガス20ml/分、Arガス500ml/分、O2ガス12ml/分であり、ガス圧力が、6.6
Paである。また、高周波投入電力は、エッチング装置の上部電極に対して2000ワットであり、下部電極に対して500ワットである。図8Bに、下部電極の高周波投入電力を600ワットした場合のテーパエッチングによるホールの断面形状(SEM写真)を示す。
図8Cおよび図8Dに、それぞれの断面写真から得られるテーパ部分の輪郭を示す。なお、下部電極の高周波投入電力を500ワットした場合には、さらに、テーパ角を大きく傾けることができる。
以下、本実施形態で得られたホール寸法の実績値を示す。
Figure 2013211578
Figure 2013211578
ここで、TOP径とは、コンタクトホール開口部の直径(目標値)をいい、Bottom径とは、コンタクトホール底面部の直径(目標値)をいう。また、「実施例」とは、本実施形態の場合のコンタクトホール開口部の直径いい、この場合のコンタクトホール底面部は、Bottom径に制御されている。この場合、層間絶縁膜−1の膜厚は、600nm(SION膜200nm+TEOS膜400nm)である。
表1のように、例えば、Bottom径が500nmに対して、開口部のTOP径が650nmとなっている。その比率は、約1:1.3である。また、表2の場合には、例えば、Bottom径が450nmに対して、開口部のTOP径が585nmとなっている。その比率は、約1:1.3である。このように、開口部を本来の目標値の1.3倍以上の寸法とした上で、テーパエッチングによって、ホール底面部を設計寸法に合わせ込むことができた。
さらに、エッチング条件を変更し、ホール下部のSION膜をエッチングする。これによって、ホールをトランジスタ層まで延伸する(図7E)。この場合には、例えば、図11のS10に示したエッチング条件によって、テーパのない垂直な円筒内面形状のホールが延伸される。
以上説明したように、本発明によれば、高アスペクト比のコンタクトホールの場合でも、コンタクトホール内に十分なエッチングガスの供給ができるようになる。また、コンタクトホールのエッチンングに際し、ホール中間に酸化アルミニウム膜が存在しても、段階を区分して酸化アルミニウム膜の前後の層へのエッチングを実行し、それぞれのエッチング条件を個別に制御することによって、十分エッチングコントロールができるようになる。その結果、ウェーハ全面にわたりコンタクト抵抗が低い抵抗値で安定化して形成できる。したがって、半導体デバイスの長期信頼性が向上する。さらに酸化アルミニウムから供給される酸素供給量が減るので、トランジスタ層のエッチストッパ膜で十分にエッチングコントロールが可能となる。
<変形例1>
上記実施形態では、第3のエッチング工程でTEOS膜に対して、テーパエッチングを実施し、第4のエッチング工程でSION膜に対して、通常の異方性エッチングを実施した。しかし、第3のエッチング工程に加えて、第4のエッチング工程でも、テーパエッチングを実行してもよい。第4のエッチング工程にてテーパエッチングする条件は、例えば、図11のS10の第4のエッチング工程にて、下部電極への高周波電力を500ワットとすればよい。このように、下部電極への高周波電力を低くすることで、プラズマに加わるバイアス電位が弱く制御される。その結果、形成されるホールは、第3のエッチング工程と同様に、先細りのテーパ状となる。この場合には、TEOS膜とSION膜とを組み合わせた厚みに対してテーパ角を制御することで、ホール底面を設計寸法に合わせ込むこ
とができる。
<変形例2>
上記実施形態では、第3のエッチング工程でテーパエッチングを実施したが、テーパエッチングを実施しない場合には、第1のエッチング工程と同様のエッチング条件を設定すればよい。この場合には、第3のエッチング工程、および第4のエッチング工程ともに、異方性エッチングがなされる。この場合には、レジストパターンのホール断面寸法は、設計値通りに形成する。したがって、ホールの上部にエッチングガスを均一に侵入させるという第1実施形態の効果は得られにくい。しかし、第1のエッチング工程から第4のエッチング工程まで4段階に分けて、それぞれエッチング条件を制御してエッチングすることで、ホールの加工形状のばらつき、加工深さのばらつきを低減できる。
<変形例3>
上記実施例では、層間絶縁膜−1をSION膜およびP−TEOS膜の2層によって形成した。そして、第3のエッチング工程にて、TEOS膜をエッチングし、第4のエッチング工程でSION膜をエッチングした。しかし、このような工程に代えて、P−TEOS膜とSION膜を1回の工程で、同一のエッチング条件でエッチングしても構わない。
この場合のエッチング条件は、以下の通りである。例えば、エッチングガスの成分は、C48ガス20ml/分、CF4ガス10ml/分、Arガス500ml/分、O2ガス11ml/分であり、ガス圧力が、6.6Paである。また、高周波投入電力は、エッチング装置の上部電極に対して2000ワットであり、下部電極に対して500ワットである。これは、SION膜をテーパエッチングする条件と同様である。すなわち、SION膜をエッチングするガス比にて、TEOS膜もエッチング可能である。また、下部電極に対する高周波電力を500ワットとすることで、P−TEOS膜とSION膜をテーパエッチングできる。
一方、この条件に対し、下部電極に対する高周波電力を900ワットとすることで、P−TEOS膜とSION膜を基板法線に平行な下方向にエッチング(通常の異方性エッチング)できる。
<変形例4>
図12に、本実施形態の変形例4に係る半導体装置の製造工程を示す。この例では、図11の場合と比較して、保護膜(酸化アルミニウム膜)除去処理が相異する。すなわち、上記第1実施形態では、エッチングによってコンタクトホール中の酸化膜を除去した。しかし、エッチング装置を利用する代わりに、PVD装置にアルゴン等の不活性ガスを導入し、高周波処理によって保護膜を除去してもよい(S8A)。
この場合のPVD装置のプロセス条件は、Arガス25sccm、圧力0.5mTorr、高周波投入電力は、エッチング装置の上部電極に対して2000ワットであり、下部電極に対して500ワットである。このような条件を設定したPVD装置にて、高周波によりアルゴンイオンを生成し、ホール内の保護膜に衝突させ、物理的に保護膜を削り取る。
この場合の研磨量の目標値は、除去対象の膜厚の1.0倍〜1.5倍とする。すなわち、50%程度、過度に除去対象の膜を除去する条件にて、PVD装置を制御することが望ましい。
変形例4による処理の他の工程は、図11のものとほぼ同様である。そこで同様の工程については、図11と同一の符号を付して、その説明を省略する。
<変形例5>
図13に、本実施形態の変形例5に係る半導体装置の製造工程を示す。この例では、図11の場合と比較して、保護膜(酸化アルミニウム膜)除去処理が相異する。さらに、図12の場合と比較して、層間絶縁膜−1については、1回のエッチング工程(S9A)で、エッチングを実行する。この場合のエッチング条件は、例えば、テーパエッチングを行う場合には、エッチングガスの成分は、C48ガス20ml/分、CF4ガス10ml/
分、Arガス500ml/分、O2ガス11ml/分であり、ガス圧力が、6.6Paで
ある。また、高周波投入電力は、エッチング装置の上部電極に対して2000ワットであり、下部電極に対して500ワットである。
なお、S9Aの層間絶縁膜−1に対する工程でテーパエッチングを行わない場合には、下部電極に対する高周波電力を900ワットとすればよい。
《第2実施形態》
以下、図8A−8F、および図14の図面を参照して、本発明の第2実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する。本実施形態では、第1実施形態の場合と比較して、強誘電体キャパシタ下層に、エッチングストッパ膜を形成する。他の構成および作用は、第1実施形態の場合と同様である。そこで、第1実施形態の場合と同一の工程、同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
<製造工程>
図14に、本実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す。ここでは、層間絶縁膜−1の形成後、エッチングストッパ膜を形成する(S2A)。エッチングストッパ膜は、例えば、SION膜である。
その成膜条件は、層間絶縁膜−1を構成するSION膜と同様である(図11のS2の説明を参照)。また、本実施形態において、エッチングストッパ膜の膜厚は、30ナノメートル〜150ナノメートル程度である。
さらに、S3−S7の工程は、図11と同様であるので、その説明を省略する。層間絶縁膜−2までエッチング完了後(S7)、エッチングストッパ膜をエッチングする(S8B)。このエッチング条件は、第1実施形態の第4のエッチング工程(図11のS10の条件)と同様である。
次に、層間絶縁膜−1をテーパエッチングする(S9B)。このエッチング条件は、図13のS9Aの場合と同様であり、下部電極の高周波投入電力を500ワットに設定する。
<実施例>
図9A−9Fを参照して、本実施形態に係る製造工程の実施例を示す。本実施形態では、まず、トランジスタ層形成後、SION膜を形成、その後全面をP−TEOSで被覆し、表面をCMPで平坦化する。その後、エッチストッパとなるSION膜を形成する(図9A)。
次に、強誘電体キャパシタを形成後、強誘電体キャパシタを保護膜(ALO膜)で被覆し、その上層を層間絶縁膜−2で覆い平坦化する(図9B)。
さらに、レジストを塗布し、バルクコンタクトとなるレジストパターンを形成する(図9C)。このとき、コンタクトホールサイズを所定値だけ大きく形成する。
そして、レジストパターンをマスクとして、層間絶縁膜−2に対してコンタクトホールをエッチングで形成する(図9D)。このとき、SION膜をエッチストッパ膜とする。これによって、層間絶縁膜−2および保護膜が除去される。
次に、SION膜だけをエッチングする(図9E)。そして、下部電極の高周波投入電力を500ワットとし、層間絶縁膜−1(SIO膜およびSION膜)のテーパエッチングを実行する(図9F)。
以上述べたように、本実施形態の半導体装置の製造工程によれば、層間絶縁膜−1と強誘電体キャパシタとの間に、エッチングストッパ膜(SION膜)を形成する。したがって、強誘電体キャパシタを保護する保護膜(酸化アルミニウム膜)の存在によって、保護膜のエッチングが完了する前後にて、エッチングレートが大きく変化する場合でも、エッチングストッパ膜にて、安定してエッチングを停止させることができる。
また、エッチングストッパ膜(SION膜)は、この膜をエッチングするためのCF4
ガスを含むエッチングガスにて、確実に除去すればよい。そして、第1実施形態と同様の手順で、層間絶縁膜−1をエッチングすればよい。
このようにして、コンタクトホール形成において、ホールが形成される層間絶縁膜中に酸化アルミニウムによる保護膜がある場合でも、安定してエッチングによるコンタクトホールを形成することができる。さらに、第1実施形態と同様のテーパエッチングを行うことにより、エッチングガスをコンタクトホール中に均一に侵入させることができ、エッチングによるコンタクトホールの形状、および深さのばらつきを低減できる。
したがって、従来のようにエッチングストッパ膜の膜厚を大きくする必要がなく、トランジスタ層のバルク層に接続されるホール(以下、バルクコンタクトともいう)のシート抵抗が増加するという問題も低減できる。
<変形例1>
図15に、本実施形態の変形例1に係る半導体装置の製造工程を示す。この例では、図14の場合と比較して、層間絶縁膜−1のエッチング工程が相異する。すなわち、図15の場合には、第1実施形態の図11と同様、層間絶縁膜−1を構成するTEOS膜とSION膜のそれぞれに対して、エッチング条件を変えて、第3のエッチング工程(S9)および第4のエッチング工程(S10)を実行する。このようにして、第1実施形態と同様、テーパエッチングを実行すればよい。
なお、S9およびS10の処理では、テーパエッチングを実行せず、通常の異方性エッチングを実行してもよい。その場合には、テーパエッチングによりエッチングガスをコンタクトホール中に均一に侵入させるという効果は得られないが、エッチングストッパよって、保護膜へのエッチングを安定して停止させる効果は得られる。
<変形例2>
図16に、本実施形態の変形例2に係る半導体装置の製造工程を示す。この例では、図14の場合と比較して、保護膜を高周波処理によって除去する点が相異する。この場合も、図14の場合と同様に、保護膜の有無に関わらず、安定して、エッチングストッパ膜で、保護膜のエッチングを停止させることができる。
この場合のエッチングストッパ膜に対するRF処理の条件は、第1実施形態の図13のS8Aの条件、すなわち、酸化アルミニウム膜除去の条件と同様である。
<変形例3>
図17に、本実施形態の変形例3に係る半導体装置の製造工程を示す。この例では、高周波処理によって、エッチングストッパ膜を除去後、図11の場合と同様に、2つの工程に分けて、層間絶縁膜−1をエッチングする。すなわち、まず、SION膜まで、TEOS膜をエッチングし(S9A)、その後、SION膜をエッチングする(S10A)。この場合のエッチング条件は、図11の場合と同様であるので、その説明を省略する。
《第3実施形態》
以下、図18の図面を参照して、本発明の第3実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する。本実施形態では、第1実施形態の場合と比較して、コンタクトホール形成箇所にて、予め保護膜を除去した上で、層間絶縁膜−2を形成する。他の構成および作用は、第2実施形態の場合と同様である。そこで、第2実施形態の場合と同一の工程、同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
<製造工程>
図18に、本実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す。ここでは、一旦強誘電体キャパシタの保護膜(酸化アルミニウム膜)の形成後、保護膜の一部を除去する(S4A)。保護膜の除去は、保護膜上にレジストパターンを形成し、エッチングすることによる。この場合のレジストパターンは、コンタクトホール形成箇所にて、コンタクトホール断面形状に相当する部分を除去する。
さらに、層間絶縁膜−2(SIO膜)を形成し(S5)、コンタクトホールのレジストパターンを形成し(S6)、1回のエッチングにて、コンタクトホールを形成する(S7A)。この場合、コンタクトホールが形成される層間絶縁膜−2(SIO膜)から層間絶縁膜−1のSIO膜までの間は、エッチングストッパとなる膜がない。したがって、2つのSIO膜と、層間絶縁膜−1のSION膜に対するエッチングレートの実験値・経験値から、エッチング時間を設定して、コンタクトホールを形成する。
この場合、第1実施形態と同様、テーパエッチングを行ってもよい。テーパエッチングを実行することで、コンタクトホール上部へのエッチングガスの侵入を促進し、エッチングによるコンタクトホールの形状、および特性を均一にできる。この場合に、第1実施形態と同様に、下部電極へ投入する高周波電力を調整することで、コンタクトホールのテーパ角を制御する。これによって、コンタクトホール底面部を目標値に合わせ込むことができる。
<変形例1>
図19に、本実施形態の変形例を示す。この例では、図18の工程で、層間絶縁膜−1と、層間絶縁膜−2のエッチング工程を2段階に分け、それぞれ異なるエッチング条件でエッチングする。すなわち、最初のエッチング工程では、層間絶縁膜−2および層間絶縁膜−1のSIO膜をエッチングし、SION膜でエッチングを停止させる(S9B)。この場合のエッチング条件は、第1実施形態での層間絶縁膜−1に対する第1のエッチング工程の条件(図11のS7の条件)、または層間絶縁膜−2に対する第3のエッチング工程の条件(図11のS9の条件)とする。
図11の第3のエッチング工程の条件にてエッチングした場合、テーパエッチングが実行される。したがって、層間絶縁膜−2および層間絶縁膜−1のSIO膜の膜厚と、テーパ角、および底面部の断面寸法とから、レジストパターンのホール寸法が決定されることになる。あるいは、層間絶縁膜−2および層間絶縁膜−1のSIO膜の膜厚と、底面部の断面寸法、およびレジストパターンのホール寸法から、必要なテーパ角を決定し、これに応じて、下部電極の高周波電力を決定してもよい。
次に、SION膜をエッチングする(S10B)。これにより、コンタクトホールが、トランジスタ層に接続される。
以上述べたように、本実施形態の半導体装置の製造方法によれば、強誘電体キャパシタの保護膜を形成後に、保護膜を部分的に除去する。すなわち、次の工程にて、コンタクトホールを形成すべき箇所の保護膜を事前に除去しておく。これによって、コンタクトホール形成の際、保護膜の存在によって、エッチングの選択比が低下する問題を回避できる。また、保護膜のエッチングが完了する前後において、エッチングレートが大きく変動するという問題を回避できる。したがって、保護膜を必要とする強誘電体キャパシタを含む半導体装置においても、安定した形状、および特性のコンタクトホールが形成できる。
さらに、第1実施形態と同様のテーパエッチングを行うことにより、エッチングガスをコンタクトホール中に均一に侵入させることができ、エッチングによるコンタクトホールの形状、および深さのばらつきを低減できる。この製造方法は、強誘電体キャパシタを含むような高アスペクト比のコンタクトホールが必要な半導体装置の製造に特に有効である。
《第4実施形態》
以下、図10A−10F、および図20の図面を参照して、本発明の第4実施形態に係る半導体装置の製造方法を説明する。本実施形態では、第2実施形態の場合と比較して、コンタクトホール形成箇所にて、予め保護膜を除去した上で、層間絶縁膜−2を形成する。これは、第3の実施形態の半導体装置で、エッチングストッパ膜を有する構成となる。
他の構成および作用は、第2実施形態の場合と同様である。そこで、第2実施形態の場合と同一の工程、同一の構成要素については、同一の符号を付してその説明を省略する。
<製造工程>
図20に、本実施形態に係る半導体装置の製造工程を示す。ここでは、強誘電体キャパシタの保護膜(酸化アルミニウム膜)の形成後、保護膜の一部を除去する(S4A)。保護膜の除去は、保護膜上にレジストパターンを形成し、エッチングすることによる。さらに、層間絶縁膜−2(SIO膜)を形成し(S5)、コンタクトホールのレジストパターンを形成する(S6)。
そして、まず、層間絶縁膜−2をエッチングし、エッチングストッパ膜でエッチングを停止する(S7)。次に、エッチングストッパ膜をエッチングする(S8D)。さらに、層間絶縁膜−1を1回のエッチング工程でエッチングする(S9C)。
この場合、第1実施形態と同様、テーパエッチングを行ってもよい。テーパエッチングを実行することで、コンタクトホール上部へのエッチングガスの侵入を促進し、エッチングによるコンタクトホールの形成を均一化でき、かつ、コンタクトホール底面部を設計値とすることができる。
また、テーパエッチングをしない場合でも、一旦エッチングストッパ膜でエッチングを停止し、エッチングストッパ膜に対するエッチング条件に変更し、さらに、層間絶縁膜−1をエッチングすることで、ホール形状、ホール深さのばらつきを低減してコンタクトホールを形成できる。
<実施例>
図10A−10Fを参照して、本実施形態に係る製造工程の実施例を示す。本実施形態では、まず、トランジスタ層形成後、SION膜を形成し、その後全面をP−TEOSで
被覆し、表面をCMPで平坦化する。その後、エッチストッパとなるSION膜を形成する(図10A)。
次に、強化誘電体キャパシタを形成後、保護膜(酸化アルミニウム膜)を形成する。さらに、バルクコンタクトの断面寸法にてレジストパターンを形成し、保護膜をエッチングする(図10B)。そして、レジストを除去する。
次に、強誘電体キャパシタを層間絶縁膜−2で覆い平坦化する。さらに、レジストを塗布し、バルクコンタクトとなるレジストパターンを形成する。このとき、コンタクトホールサイズを大きく形成する(図10C)。
そして、レジストパターンをマスクとして、層間絶縁膜−2に対してコンタクトホールをエッチングで形成する(図10D)。このとき、SION膜をエッチストパー膜とする。
次に、SION膜だけをエッチングする(図10E)。そして、エッチングガス流量を変更し、テーパエッチングを実行する(図10F)。なお、図10Eとの工程で、図10Fの層間絶縁膜−1もエッチングしてもよい。
以上述べたように、本実施形態の半導体装置の製造工程によれば、層間絶縁膜−1と強誘電体キャパシタとの間に、エッチングストッパ膜(SION膜)を形成する。さらに、ホール形成箇所の保護膜(酸化アルミニウム膜)が予め除去されている。このため、ホールをエッチングする際に、エッチング対象の層に強誘電体キャパシタを保護する保護膜がない。したがって、保護膜のエッチングが完了する前後にて、エッチングレートが大きく変化するという問題が生じない。また、エッチングストッパ膜にて、安定してエッチングを停止させることができる。
また、エッチングストッパ膜(SION膜)は、この膜をエッチングするためのCF4
ガスを含むエッチングガスにて、確実に除去すればよい。そして、第1実施形態と同様の手順で、層間絶縁膜−1をエッチングすればよい。
このようにして、保護膜が必要な強誘電体キャパシタを有する半導体装置においても、コンタクトホール形成において、ホールが形成される箇所にて層間絶縁膜中から保護膜を除去すればよい。
以上述べたように、本実施形態の半導体装置の製造方法によれば、強誘電体キャパシタの保護膜を形成後に、保護膜を部分的に除去する。すなわち、次の工程にて、コンタクトホールを形成すべき箇所の保護膜を事前に除去しておく。これによって、コンタクトホール形成の際、保護膜の存在によって、エッチングの選択比が低下する問題を回避できる。また、保護膜のエッチングが完了する前後において、エッチングレートが大きく変動するという問題を回避できる。したがって、保護膜を必要とする強誘電体キャパシタを含む半導体装置においても、安定した形状、および特性のコンタクトホールが形成できる。
さらに、第1実施形態と同様のテーパエッチングを行うことにより、エッチングガスをコンタクトホール中に均一に侵入させることができ、エッチングによるコンタクトホールの形状、および深さのばらつきを低減できる。この製造方法は、強誘電体キャパシタを含むような高アスペクト比のコンタクトホールが必要な半導体装置の製造に特に有効である。
《その他の変形例》
上記第1実施形態から第4実施形態では、強誘電体キャパシタの保護膜として、酸化アルミニウム膜(Al23)を使用した。しかし、保護膜は、酸化アルミニウム膜に限定されるものではない。例えば、保護膜として、AlxOy、TiO2、TiOx、ZrOx
、MgOx、MgTiOx膜等を使用してもよい。ここで、xおよびyは、0より大きい整数である。
また、上記第2実施形態から第4実施形態では、エッチングストッパ膜として、SION膜を使用した。しかし、エッチングストッパ膜は、SION膜に限定されるものではない。例えば、保護膜として、SIN膜を使用してもよい。

Claims (12)

  1. 半導体基板上に第1素子層を形成する工程と、
    前記第1素子層の上に第1層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜の上にエッチングストッパ膜を形成する工程と、
    前記エッチングストッパ膜の上に強誘電体キャパシタ層を形成する工程と、
    前記強誘電体キャパシタ層の上に保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜の上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜の上にホールのレジストパターンを形成する工程と、
    前記第2絶縁膜からエッチングストッパ膜の上層までをエッチングしてホールを形成する第1エッチング工程と、
    前記ホール下部のエッチングストッパ膜を除去するストッパ膜除去工程と、
    前記ホール下部の第1層間絶縁膜をエッチングして前記ホールを前記素子層まで延伸する第2エッチング工程と、を有する半導体装置の製造方法。
  2. 前記第2エッチング工程は、前記ホール断面が前記第1層間絶縁膜上面近傍において第1の断面寸法で形成されるとともに、前記素子層近傍においては前記第1の断面寸法より小さい第2の断面寸法で形成されるテーパエッチング工程を含む請求項1に記載の半導体装置の製造方法。
  3. 前記第1層間絶縁膜は、前記第1素子層の上に形成された第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜とは異なる成分を含み前記第1絶縁膜上に形成された第2絶縁膜とを含み、
    前記第2エッチング工程は、第2絶縁膜をエッチングする第3エッチング工程と、前記第3エッチング工程とは異なるエッチング条件にて前記第1絶縁膜をエッチングする第4エッチング工程とを含む請求項1または2に記載の半導体装置の製造方法。
  4. 前記第3エッチング工程は、前記ホール断面が第2絶縁膜上面近傍において第1の断面寸法で形成されるとともに、第1絶縁膜近傍においては前記第1の断面寸法より小さい第2の断面寸法で形成されるテーパエッチング工程を含む請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  5. 前記第3エッチング工程は、前記ホール断面が第2絶縁膜上面近傍において第1の断面寸法で形成されるとともに、第1絶縁膜近傍においては前記第1の断面寸法より小さい第3の断面寸法で形成されるテーパエッチング工程を含み、
    前記第4エッチング工程は、前記ホール断面が前記第1絶縁膜上面近傍において前記第3の断面寸法で形成されるとともに、前記素子層近傍においては前記第3の断面寸法よりさらに小さい第2の断面寸法で形成されるテーパエッチング工程を含む請求項3に記載の半導体装置の製造方法。
  6. 前記ストッパ膜除去工程では、エッチングまたは高周波処理によって前記保護膜が除去される請求項1から5のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
  7. 半導体基板上に第1素子層を形成する工程と、
    前記第1素子層の上に第1層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1層間絶縁膜の上にエッチングストッパ膜を形成する工程と、
    前記エッチングストッパ膜の上に強誘電体キャパシタ層を形成する工程と、
    前記強誘電体キャパシタ層の上に保護膜を形成する工程と、
    前記保護膜の一部分を除去する工程と、
    前記除去された一部分を含む前記保護膜の上に第2層間絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2層間絶縁膜の上にホールのレジストパターンを形成する工程と、
    前記第2絶縁膜からエッチングストッパ膜の上層までをエッチングしてホールを形成する第5エッチング工程と、
    前記エッチングストッパ膜を除去するストッパ膜除去工程と、
    前記第1層間絶縁膜をエッチングして前記ホールを前記素子層まで延伸する第6エッチング工程と、を有する半導体装置の製造方法。
  8. 前記第6エッチング工程は、前記ホール断面が前記第2層間絶縁膜上面近傍において第1の断面寸法で形成されるとともに、前記素子層近傍においては前記第1の断面寸法より小さい第2の断面寸法で形成されるテーパエッチング工程を含む請求項7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 前記第1層間絶縁膜は、前記第1素子層の上に形成された第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜とは異なる成分を含み前記第1絶縁膜上に形成された第2絶縁膜とを含み、
    前記第6エッチング工程は、第2絶縁膜をエッチングする第7エッチング工程と、前記第7エッチング工程とは異なるエッチング条件にて前記第1絶縁膜をエッチングする第8エッチング工程とを含む請求項7または8に記載の半導体装置の製造方法。
  10. 前記第7エッチング工程は、前記ホール断面寸法が前記第2絶縁膜上面近傍において第1の断面寸法で形成されるとともに、前記第1絶縁膜近傍においては前記第1の断面寸法より小さい第2の断面寸法で形成されるテーパエッチング工程を含む請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  11. 前記第7エッチング工程は、前記ホール断面が前記第2絶縁膜上面近傍において第1の断面寸法で形成されるとともに、前記第2絶縁膜近傍においては前記第1の断面寸法より小さい第3の断面寸法で形成されるテーパエッチング工程を含み、
    前記第8エッチング工程は、前記ホール断面が前記第1絶縁膜上面近傍において前記第3の断面寸法で形成されるとともに、前記素子層近傍においては前記第3の断面寸法よりさらに小さい第2の断面寸法で形成されるテーパエッチング工程を含む請求項9に記載の半導体装置の製造方法。
  12. 前記ストッパ膜除去工程では、エッチングまたは高周波処理によって前記エッチングストッパ膜が除去される請求項7から11のいずれかに記載の半導体装置の製造方法。
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