JPH1192658A - グラフト化フッ素ポリマーと、ポリアミドまたはポリエステルのブレンド - Google Patents
グラフト化フッ素ポリマーと、ポリアミドまたはポリエステルのブレンドInfo
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- JPH1192658A JPH1192658A JP10211543A JP21154398A JPH1192658A JP H1192658 A JPH1192658 A JP H1192658A JP 10211543 A JP10211543 A JP 10211543A JP 21154398 A JP21154398 A JP 21154398A JP H1192658 A JPH1192658 A JP H1192658A
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Abstract
用品および輸送用品、ならびにそのようなホースや用品
の材料に適するように燃料等に対して浸透性が低く、化
学的作用に対して耐性があり、および積層構造としたと
きに互いの層間に強い接着性を有するポリマーブレンド
の提供。 【解決手段】 溶融混合ブレンドであって、ブレンドの
マトリックスとしてのポリアミドまたはポリエステル
と、その中に分散した、極性官能性を有するフッ素ポリ
マーとを含有し、前記の分散したフッ素ポリマーが50
0nm以下の平均粒径を有しており、前記の極性官能性
が、前記フッ素ポリマーにグラフト化しているエチレン
性不飽和化合物の一部として存在していることを特徴と
するブレンドによるものである。
Description
と、ポリアミドまたはポリエステルとのブレンドに関す
る。
owら)は、フッ素ポリマー粉末粒子の表面上に、エチレ
ン性不飽和化合物をグラフト化する方法を開示してい
る。このエチレン性不飽和化合物によって、本来ならば
非極性であるフッ素ポリマーに、極性官能性が賦与され
る。得られるグラフト化フッ素ポリマー粉末の有用性に
ついては、テトラフルオロエチレン/エチレン(ETF
E)コポリマーとポリアミドのような、異なる材料同士
を接着するための接着剤として作用する、との開示があ
る。グラフト化粉末とポリアミドとの相互作用を証明す
るために、これらの成分を67:33の重量比(容量比
55:45)で単に混合することによって、グラフト化
粉末とポリアミドのブレンドを調製し、このブレンドを
圧縮成形して化粧板を得たところ、その引張伸びが改善
されている。
フト化した含フッ素ポリマーと、フッ素を含まないポリ
マーとの含フッ素ポリマーアロイを開示しており、この
含フッ素ポリマーが有する水素原子は、主鎖の炭素原子
に結合している。この場合のグラフト化は、記載によれ
ばフッ素を含有しないポリマーとの混合と同時か、また
は混合の前に、主鎖の炭素原子に水素が結合した含フッ
素ポリマーと、結合基と官能基を有するグラフト用化合
物と、そしてラジカル形成剤(過酸化物)とを溶融混合
することによって行なう。この含フッ素ポリマーに実際
にグラフト化したグラフト用化合物の量についてはまっ
たく記載がなく、また、分散したフッ素ポリマーの平均
粒径は比較的大きくて、0. 7um(700nm)以上
である。このグラフト化技術を評価する試みにおいて、
実際にETFEフッ素ポリマーにグラフト化できた無水
マレイン酸の最大量は、0. 2wt%以下であった。生
成物の色は、グラフト反応の分解生成物が残留している
ことを示しており、また、共押出し成形では、そのよう
なグラフト化含フッ素ポリマーの6, 6−ポリアミドへ
の結合は見られなかった。
スや、燃料液体の保存用品および輸送用品、ならびにそ
のようなホースや用品の材料に適するように燃料等に対
して浸透性が低く、化学的作用に対して耐性があり、お
よび積層構造としたときに互いの層間に強い接着性を有
するポリマーブレンドが望まれていた。
素ポリマーをポリアミドまたはポリエステルと溶融ブレ
ンドして、そのポリアミドまたはポリエステルのマトリ
ックス中にフッ素ポリマーが分散した分散液を調製する
ことで、自動車に燃料を供給するのに有用な複合ホース
や、燃料または燃料蒸気を扱う容器などに用途が広がる
ことを知見した。そして本発明は、溶融混合ブレンドで
あって、ブレンドのマトリックスとしてのポリアミドま
たはポリエステルと、その中に分散した、極性官能性を
有するフッ素ポリマーとを含有し、前記の分散したフッ
素ポリマーが500nm以下の平均粒径を有しており、
前記の極性官能性が、前記フッ素ポリマーにグラフト化
しているエチレン性不飽和化合物の一部として存在して
いることを特徴とするブレンドを提供するものである。
この溶融混合ブレンドには、蒸気圧の高い燃料のような
化学製品に対するバリアとしての有用性があり、したが
ってそのような化学製品の輸送用品や容器に用いうるも
のである。
ドのみから得られる構造物において、またフッ素ポリマ
ーおよび/またはポリアミドまたはポリエステルとの複
合構造物において有用である。そのような複合体におい
ては、成分同士を接着するための別の接着層は、もはや
必要ではない。
溶融ブレンドのポリアミド成分を構成することができ
る。そのようなポリアミドは、もちろん、溶融押出しが
可能であるべきで、数平均分子量が少なくとも5000
のものが好ましい。ポリアミドの例としては、4〜14
個の炭素原子を含む少なくとも一種の飽和カルボン酸
を、等モル量の、4〜14個の炭素原子を含む少なくと
も一種のジアミンと縮合させることによって得られるも
のがある。過剰のジアミンを用いても、カルボキシル末
端基よりアミン末端基の過剰なポリアミドを提供するこ
とができる。具体的な例としては、ポリヘキサメチレン
アジポアミド(ナイロン66)、ポリヘキサメチレンア
ゼラミド(ナイロン69)、ポリヘキサメチレンセバカ
ミド(ナイロン610)、ポリヘキサメチレンドデカノ
アミド(ナイロン612)、およびポリカプロラクタム
(ナイロン6)がある。溶融押出しの可能な芳香族ポリ
アミド(たとえば、ポリアラミドに対する脂肪族−芳香
族ポリアミド)も、本発明の溶融ブレンドに用いること
ができる。そのような半芳香族ポリアミドとしては、Am
odel(登録商標) A 1000 や、2−メチルペンタメチレ
ンジアミンテレフタレートと、Zytel (登録商標) HTN
501(DuPont社製)のようなヘキサメチレンテレフタル
アミドとのコポリマーがある。そのような脂肪族および
芳香族ポリアミドをエラストマーで改変した、Amodel
(登録商標)ET 1000 HSNT(Amoco 社製)のようなもの
も用いることができる。ポリアミドは、当業界でよく知
られている極性ポリマーである。たとえば、Kirk-Othme
r, Encyclopedia of Chemical Technology, 4th ed., V
ol. 19, P. 454 (1996) を参照。
成分として用いることのできるポリエステル樹脂は、熱
可塑性ポリエステルである。そのようなポリエステル
は、バックボーン沿いに極性官能性を有するポリマーの
群に属し、Kirk-Othmer, Encyclopedia of Chemical Te
chnology, 4th ed., Vol. 19, P. 609 (1996) に記載さ
れている。熱可塑性ポリエステルには、ポリエチレンテ
レフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリシク
ロヘキサンジメチレンテレフタレート)、ポリシクロヘ
キシルジメチレンテレフタレート、およびポリエチレン
ナフタレン−2,−ジカルボキシレートといった、多様
な化合物がある。また、熱可塑性ポリエステルには、ポ
リエステル−ポリエーテルブロックコポリマーや、液晶
(全て芳香族の)ポリエステルのような、熱可塑性エラ
ストマーであるポリマーも含まれる。本発明に用いる熱
可塑性ポリエステルは、自立した、可撓性のあるフィル
ムを形成するのに十分な高分子量を有するものであっ
て、少なくとも10, 000の数平均分子量を有するも
のが好ましい。好ましい熱可塑性ポリエステルには、ポ
リエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレー
ト、および熱可塑性エラストマーである熱可塑性ポリエ
ステルがある。
の溶融混合ブレンドのマトリックスとして存在する。す
なわち、ポリアミドまたはポリエステルの成分は、溶融
混合ブレンドの連続相を形成する。
ー成分を構成するフッ素ポリマーに関しては、特定のフ
ッ素ポリマーについて標準的に測定した溶融粘度が0.
5x103 〜60x103 Pa・sの範囲であることか
ら溶融押出し可能とわかるような、溶融押出しのできる
多様なフッ素ポリマーを用いることができる。フッ素ポ
リマーは、少なくとも含フッ素モノマーから作製する
が、フッ素またはその他のハロゲンを含まないモノマー
を組み込んでもよい。少なくとも一種のモノマーが水素
を含んでいることが好ましく、その場合は、水素/フッ
素の原子比は、少なくとも0. 1:1であることが好ま
しい。しかし、フッ素ポリマーは、少なくとも35wt
%のフッ素を含んでいることが好ましい。フッ素化した
モノマーとしては、2〜8個の炭素原子を含有するフル
オロオレフィンや、式CY2 =CYORまたはCY2 =
CYOR′ORのフッ化ビニルエーテル(FVE)であ
るものがある(式中、YはHまたはFであり、−R−お
よび−R′−は、それぞれ独立して、完全にフッ素化さ
れているか部分的にフッ素化されている、1〜8個の炭
素原子を含有する線状または分岐したアルキルおよびア
ルキレン基である)。好ましいR基は1〜4個の炭素原
子を含んでおり、ペルフルオロ化されているものが更に
好ましい。好ましいR′基は2〜4個の炭素原子を含ん
でおり、ペルフルオロ化されているものが更に好まし
い。用いることのできる炭化水素モノマーとしては、エ
チレン、プロピレン、n−ブチレン、およびイソブチレ
ンがある。好ましいフッ素ポリマーは、エチレンと、テ
トラフルオロエチレン(TFE)またはクロロトリフル
オロエチレン(CTFE)のようなペルハロゲン化モノ
マーとのコポリマーであり、それぞれのコポリマーを、
しばしば、ETFEおよびECTFEと称する。ETF
Eの場合は、一般に、少量の追加のモノマーを、高温化
における脆性を低くするなどの、特性の改善のために用
いる。ペルフルオロプロピルビニルエーテル(PPV
E)、ペルフルオロエチルビニルエーテル(PEV
E)、ペルフルオロブチルエチレン(PFBE)、およ
びヘキサフルオロイソブチレン(HFIB)は、好まし
い追加コモノマーである。ECTFEも、追加の変性用
コモノマーを有していてよい。使用可能な他のフッ素ポ
リマーには、ホモポリマー、および他のペルフルオロオ
レフィン、特にヘキサフルオロプロピレン(HFP)
と、任意でTFEとのコポリマーを含む、フッ化ビニリ
デン(VF2 )ポリマーがある。少量のVF2 を含み、
しばしばTHVと称するTFE/HFPコポリマーも、
用いることができる。ペルフルオロ化したコポリマーの
例としては、TFEと、HFPおよび/またはPPVE
またはペルフルオロエチルビニルエーテルとのコポリマ
ーがある。このようなフッ素ポリマーは、DSCの最初
の溶融で測定した場合、吸熱を伴う0ではない融解熱か
らわかるように、通常は部分的に結晶質であり、フッ素
エラストマーというよりはフッ素プラスチックと考えら
れる。
をグラフト化させ、そのエチレン性不飽和化合物の一部
として存在している極性官能性をフッ素ポリマーに賦与
することによって、そのフッ素ポリマーは機能的とな
る。より詳細には、本発明の溶融混合ブレンドに用いる
極性グラフト化フッ素ポリマーは、グラフト用化合物が
粉末粒子表面にグラフト化しているような粉末の形であ
ること、すなわちそうした形で生成することが好まし
い。このように、極性グラフト化フッ素ポリマーは、ま
た、表面にグラフトのあるフッ素ポリマー粉末、または
表面にグラフトのあるフッ素ポリマーである。このよう
な、表面にグラフトのあるフッ素ポリマー粉末は、たと
えば、米国特許第5, 576, 106号に開示されてい
る。このような、表面にグラフトのある粉末が色がよ
い、すなわち変色していないことから、押出しによるグ
ラフト化に伴う残留物がないことがわかる。グラフト化
によりもたらされる極性官能性の例としては、カルボン
酸、スルホン酸、およびホスホン酸のような酸、それら
のエステルおよび塩、ならびにエポキシドがある。メタ
クリル酸グリシジルは、エポキシド官能性をもたらすグ
ラフト用化合物の一例である。グラフト化されることに
よって極性グラフト化フッ素ポリマーの一部となる化合
物の中では、マレイン酸と無水マレイン酸が好ましい。
フッ素ポリマーにグラフト化したグラフト用化合物の量
は、以下に述べるように、ブレンドの溶融混合の際の、
分散粒子径の小さい極性グラフト化フッ素ポリマーの展
開に効果的な量とする。一般に、グラフト化した化合物
の量は、得られる極性グラフト化フッ素ポリマーの全重
量に基づき、0. 1wt%〜5wt%の範囲である。グ
ラフト化した極性官能化合物の量は、好ましくは0. 2
〜3wt%、より好ましくは0. 3〜2wt%である。
表面がグラフト化したフッ素ポリマーは、ポリアミドま
たはポリエステルとの溶融混合の前に調製する。
の溶融ブレンドの分散相を形成する。溶融混合によっ
て、極性グラフト化フッ素ポリマーは、小粒子として、
一般にはポリアミドのマトリックス中に良好に分散して
(均一に分散して)存在する。極性グラフト化フッ素ポ
リマーの粒子は、一般に球状で、たとえば長径/短径の
比が、主として2/1以下のものである。極性グラフト
化フッ素ポリマーの分散粒子は小さく、平均粒径が50
0nm以下、好ましくは350nm以下である。
径が非常に小さいことから、本発明の溶融混合ブレンド
は、機械特性が良好で、蒸気圧の高い炭化水素および炭
化水素ベースの燃料のような化学製品の浸透性が驚くほ
ど低い。これらの特性により、本発明のブレンドは、た
とえば、自動車燃料系を構成する部品などの、上記のよ
うな化学製品の輸送用品や容器といった、それらの化学
製品に対するバリアとしての使用に適している。このブ
レンドは、ブレンドの割合や積層条件によって、フッ素
ポリマーおよび/またはポリアミドおよびポリエステル
に接着するので、フッ素ポリマー、ポリアミドまたはポ
リエステルとよくなじみ、本発明の溶融ブレンドに接着
する複合体、たとえば複合燃料ラインまたはホースとな
ることができる。
高剪断力下で溶融混合することによって調製するのが好
ましい。成分は、まず望ましい比率で合わせ、ドラム内
で乾燥するなどして乾燥状態にしてブレンドするか、ま
たは、一種以上の成分を同時にまたは別々に計量しなが
ら、溶融ブレンド機に供給することによって合わせるこ
とができる。好ましくは、溶融混合は、Werner & Pflei
derer 社またはBerstorff 社製のもののような、二軸ス
クリュ押出機内で行なう。当業者に知られているよう
な、その他の多くの高剪断力の溶融混合機も、本発明の
精神を外れることなく用いることができる。
いる極性グラフト化フッ素ポリマーは、未処理のポリア
ミドまたはポリエステルに接着できるというブレンドの
特性を損なわずに、ポリアミドおよびポリエステルには
欠けていた、フッ素ポリマー特性をブレンドに賦与する
ことができる。そのような特性としては、燃料の浸透が
減少すること(不浸透性の改善)、科学的な作用に対し
耐性が高くなること、表面特性が変わることなどがあ
る。溶融混合ブレンドをフッ素ポリマーと組み合わせて
積層体として用いる場合、ブレンド中の極性グラフト化
フッ素ポリマーの量は、ブレンドをフッ素ポリマー層に
接着させるのに有効な量であることが好ましい。このよ
うな量は、フッ素ポリマー層のフッ素ポリマーの種類
や、ブレンドのフッ素ポリマー成分にグラフト化した極
性官能性化合物の量によって変わる。
マー、ポリアミド、またはポリエステルでありうる、共
押出しされた別のポリマー層に接着することができる。
当業者には自明だろうが、そのような接着は、層の組成
のみならず、積層条件に依存しているといえる。そのよ
うな条件としては、温度、押出速度、ドロー−ダウン
比、延伸比バランス、界面圧、冷却速度、冷却条件(冷
却中の圧力の維持等)等があり、またそうした条件は、
軸の長さ、またランドの長さのようなダイのデザインの
特徴といった、装置のタイプに影響されるといえる。
「共押出しされた別のポリマー層に接着する」とは、別
のポリマーと溶融混合ブレンドの層を含む積層体を1回
の押出工程で(すなわち共押出しで)形成した場合、そ
の溶融混合ブレンド層と他の層が、接着性の結合層の存
在なしに、互いに接着するということを意味する。この
接着は、たとえば、共押出でチューブを形成するとき
に、および本発明の溶融混合ブレンドが層の一つを形成
するときに特徴づけられる。チューブを長手方向に半分
に切断した場合、半分に切断した複合チューブは曲げる
ことができ、また、溶融混合ブレンド層が他の層からは
がれることなく、90度の角度で曲げることさえでき
る。
ーの量は、ポリアミドまたはポリエステルと、極性グラ
フト化フッ素ポリマーの合計重量に基づき、一般に3〜
43vol%、好ましくは6〜29vol%、最も好ま
しくは10〜21vol%である。以下の実施例に記載
するような、エチレン、テトラフルオロエチレン、およ
びペルフルオロブチルエチレンのグラフト化コポリマー
である極性グラフト化フッ素ポリマーに関しては、上記
したvol%の濃度は、フッ素ポリマーおよびポリアミ
ドの密度をそれぞれ1. 70g/cm3 と1. 04g/
cm3 として計算した場合、それぞれ5〜55wt%、
10〜40wt%、および15〜30wt%に、そして
フッ素ポリマーおよびポリエステルの密度をそれぞれ
1. 70g/cm3 と1. 30g/cm3 として計算し
た場合、それぞれ4〜50wt%、8〜35wt%、お
よび13〜26wt%に対応する。官能性を賦与したペ
ルフルオロポリマーについては、ペルフルオロ化した樹
脂の密度(典型的には約2.5g/cm3 )が高くなる
にしたがって、上記した容量基準の濃度に対応する重量
基準の濃度も高くなる。
極性グラフト化フッ素ポリマー成分それ自体がブレンド
となりうることがわかるであろう。したがって、たとえ
ば、極性グラフト化フッ素ポリマー成分は、二種以上の
極性グラフト化フッ素ポリマーのブレンドか、もしくは
少なくとも一種の極性グラフト化フッ素ポリマーと、極
性官能性を有する化合物がグラフト化していない少なく
とも一種のフッ素ポリマーとのブレンドでありうる。そ
のようなブレンドは、本発明の溶融混合ブレンドにおけ
る極性グラフト化フッ素ポリマーの濃度(たとえば3〜
43vol%)を計算する目的から、また本発明の溶融
混合ブレンドにおける極性グラフト化フッ素ポリマー中
のグラフト化極性官能性化合物の濃度(たとえば0. 1
〜5wt%)を計算する目的から、極性グラフト化フッ
素ポリマーと考える。
ド成分またはポリエステル成分と比較すると、驚くべき
特性を有している。以下の実施例3に示すように、たと
えば、このブレンドの燃料混合物に対する浸透性は、ブ
レンド中のフッ素ポリマー量に基づいて予想されるより
も、著しく低い。またこのブレンドは、化学的作用に対
して比較的耐性がある。このように、本発明のブレンド
は、ホース、チューブ、容器などのような、保存用品お
よび輸送用品に用いるのに適している。
素ポリマーは、ポリアミドまたはポリエステルの特性を
強化すると同時に、ポリアミドまたはポリエステルの接
着性を活性化するのに使用できることがわかっている。
すなわち、極性グラフト化フッ素ポリマーをポリアミド
またはポリエステルに組み込んで本発明のブレンドを形
成した場合、得られるブレンドは、溶融工程によって非
官能性のフッ素ポリマーに直接接着し、積層体を形成す
ることができる。そのような非官能性フッ素ポリマー
は、極性グラフト化したフッ素ポリマーと同じ一般組成
を有しているか、または極性グラフト化したフッ素ポリ
マーに対し親和性(相溶性)のあるフッ素ポリマーであ
る。「直接接着する」とは、あいだに結合層がないこと
を意味する。一方の層と他方の層を接着せしめること
で、結合層を使用せずに完全な積層体を提供するのは、
層を形成するポリマーとポリアミドまたはポリエステル
との接着が活性化されるためである。浸透性の低下と接
着性の活性化の組み合わせにより、たとえば、燃料ホー
ス用としての、フッ素ポリマーとのチューブ状積層体に
おけるブレンドの有用性が示唆される。以下の実施例5
および21を参照。
ーは、一般に、米国特許第5, 576, 106号の実施
例1にしたがって調製した。フッ素ポリマー樹脂は、E
/TFEモル比が約0. 9で、1mol%のPFBEを
含み、297℃でASTMD−3159にしたがって測
定したメルト・フロー・レート(MFR)が約7g/1
0分の、PFBEで変性したETFEコポリマーであ
る。このコポリマーを、上記米国特許に記載のように、
平均粒径が約100〜120um(50〜500umの
好ましい範囲内)の微細粉末として用いる。コポリマー
粉末と無水マレイン酸を、100/1の粉末/無水物の
比でブレンドし、密閉容器内で6Mradの電子照射に
かけて、表面がグラフト化した粉末を得る。グラフト化
無水マレイン酸の最終濃度は、上記米国特許に開示され
た方法により決定して約0. 4wt%である。グラフト
化したETFE粉末は、周囲温度でペレット状に圧縮す
ることで、押出機への供給が容易になる。この極性グラ
フト化フッ素ポリマーを、「g−ETFE」とする。
ドは6, 6−ポリアミド(Zytel (登録商標)、ナイロ
ン樹脂、グレード101、DuPont社製)で、以下「ナイ
ロン」と称する。
テルは、ポリエチレンテレフタレート樹脂(Crystar
(登録商標)、ポリエステルテレフタレート樹脂、グレ
ード5054、DuPont社製)で、以下「PET」と称す
る。
ETFEとポリエステルまたはポリアミドのブレンドに
ついて、ASTM D−3159にしたがって、297
℃で測定する。
たがって測定する。
エステルの割合は、g−ETFEとナイロンまたはポリ
エステルの合計重量または合計容量に基づいている。
ol%)である。溶融混合機は、400rpmで運転す
る高剪断2ゾーン混合スクリュを有する40mmのWern
er&Pfleiderer 二軸スクリュ押出機である。g−ETF
E(40ポンド/時間、18. 2kg/時間)およびナ
イロン(160ポンド/時間、72. 7kg/時間)
を、K−トロン(K-Tron)の重量減少スクリュ・フィー
ダーによって、バレル部に供給する。バレル部の他の部
分を減圧する。バレルの外部温度は273〜285℃
で、生成物溶融温度は、手でもった熱電対温度探索子で
測定して389℃である。4つ穴ダイから押出したスト
ランドを、水を循環させた周囲温度の水槽内で冷却す
る。次いでこのストランドをペレットにして、窒素散布
下で冷却する。ブレンド1のペレットからホットプレス
したフィルムを、ナイロンだけを染色するリンタングス
テン酸で処理し、透過型電子顕微鏡(TEM)で記録す
る。ブレンドは混合状態が良好で、平均粒径が約200
nmの、主に球状のg−ETFE粒子が表面上に明らか
に観察され、ナイロン中に十分に分散している。
てETFEが20wt%のETFE/ナイロンのブレン
ドを作る場合、染色されたフィルムのサンプルには、直
径が約5, 000〜10, 000nm(5〜10um)
のETFEの大きな球が見られる。
ol%)である。ブレンド2は、g−ETFEとナイロ
ンの供給速度をそれぞれ100ポンド/時間(45. 5
kg/時間)とし、バレルの外部温度を264〜280
℃とし、生成物溶融温度を340℃とする以外は、実質
的に実施例1と同じ操作によって調製した。染色したフ
ィルムサンプルのTEMによれば、混合状態が良好で、
平均粒径が約200nmの球状g−ETFE粒子が、ナ
イロン中に十分に分散している。 実施例3 ブレンド1およびブレンド2から、またコントロールと
してg−ETFEおよびナイロンから、0. 010イン
チ(0. 25mm)厚さのフィルムをホットプレスし
た。次いで、これらのフィルムの一部を、ASTM E
96−66にしたがって、改変したThwing-Albert 浸透
カップに入れた。それぞれの試験用カップには、100
ml(〜76g)の燃料CM15(イソオクタン/トル
エンが50/50である燃料C中にメタノール15%)
を入れ、フィルムサンプルの76.mm径の膜をカップ
の上にかぶせる。膜は、フルオロエラストマーのシール
用ガスケットとともに、6本ボルトフランジのシール用
リングを用いて、適切に留める。膜の露出表面積は37
cm2 である。このように組み立てて、燃料が膜のサン
プルに接触するようカップを逆さにした後にカップを秤
量し、次いで31日間にわたって、様々な時点で秤量す
る。試験は室温で行い、サンプルは2回ずつ試験する。
重量減少率を表1に示すが、これは2回のテストの平均
値と、ナイロンの値を基準とした数値を示すものであ
る。g−ETFEの重量減少率は、この試験では測定で
きない。g−ETFEはブレンド1の13. 3vol%
としかないものの、ブレンド1についての浸透率は、純
粋なナイロンについての浸透率より87%低い。同様
に、g−ETFEはブレンド2の38vol%しかない
にもかかわらず、ブレンド2についての浸透率は、ナイ
ロンについての浸透率より96%低い。純粋なナイロン
に対する浸透率は、溶融混合ブレンド中のg−ETFE
画分に比例して減少すると予想されたことから、これは
驚くべき結果である。
D−3159にしたがって測定して、91g/10分
である(上記参照)。このことから、このブレンドが複
雑な形材や、細い部分のある部品の射出成形に有用なこ
とがわかる。ブレンド1を、8オンス(237ml)の
Cincinnati Milacron 射出成形機を用いて、カップ状の
容器に射出成形する。溶融温度は華氏569度(298
℃)で、全体のサイクル時間は28秒、部品の重量は2
1. 5gである。得られる部品の品質が良好なことか
ら、本発明の溶融混合ブレンドを射出成形して成形品が
得られることが証明される。
によって官能性を賦与していないETFE樹脂(Tefzel
(登録商標)、ETFEフッ素ポリマー樹脂、グレード
200)とから、約6インチ(15cm)四方で0. 0
30インチ(0. 76mm)厚のシートを成形する。こ
れらのシートを、0. 050インチ(1. 3mm)厚の
チェースの6インチ四方の開口部の中に、2つの金属板
にはさんで入れる。このサンドイッチ状のものを、30
0℃に熱したプラテンを有する実験用プレス機に置き、
加圧せずに5分間加熱する。サンドイッチにかかる圧力
を5分間で56psi(0. 39Mpa)に上げる。次
いで、圧力をなくし、プラテンを冷却して、サンプルを
評価する。2つのシートは密着しており、爪でも、また
ナイフを使っても、はがすことができない。界面を目視
で観察することにより、ブレンド1とフッ素ポリマー
が、界面において混ざり合って(ブレンドして)いるこ
とがわかる。ブレンド1のシートの代わりにナイロンの
シートを用い、上記の積層工程を繰り返した場合は、ナ
イロンとETFEとのあいだにはなんの相互作用も生じ
ない。すなわち、いかなる接着結合も形成されない。ブ
レンド1とETFEとのあいだの接着結合は、g−ET
FEによってナイロンの接着性が活性化されることを示
している。
出しによって達成される。ブレンド1とETFE200
を、内層としてのフッ素ポリマーと外層としてのブレン
ド1を有する2層複合体として、共押出しする。ETF
E樹脂は、混合用スクリュを備えた1. 0インチ(2.
54cm)のDavis 押出機を用い、溶融温度華氏575
度(302℃)で押出す。溶融混合ブレンドは、一般目
的用のスクリュを備えた1. 5インチ(38mm)のDa
vis 押出機を用い、溶融温度華氏530度(277℃)
で押出す。ダイのランド長は3. 5インチ(8. 9c
m)であり、押出は、10フィート/分(3. 05m/
分)の速度で、加圧押出モードで実施する。クロスヘッ
ド・ダイの温度は華氏550度(288℃)である。共
押出しされたチューブは、外径が0. 270インチ
(6. 9mm)で、壁厚が0. 030インチ(0. 76
mm)であり、そのうちETFE樹脂の内層の厚さが
0. 005インチ(0. 13mm)である。層間の接着
は、チューブを長手方向に半分に切断し、得られる半分
のチューブを折り曲げることによって証明される。層同
士は離れないので、本発明の溶融混合ブレンドがフッ素
ポリマーに接着していることが証明される。このような
複合チューブは、燃料輸送用チューブとして用いること
ができる。
ポリアミドの押出条件を採用して、上記の成分ととも
に、溶融混合ブレンドを中間層とした多層系に共押出し
することができる。
イロン、グレードST811、DuPont社製)を、内層と
してのブレンド1と外層としてのポリアミドを有する2
層複合チューブとして共押出しする。溶融混合ブレンド
は、一般目的用のスクリュを備え、共押出しのクロスヘ
ッドに入るときの溶融温度が華氏530度(277℃)
の、1. 0インチ(2. 54cm)のDavis 押出機によ
り押し出され、共押出しにより得られるチューブの内層
を形成する。ポリアミドは、一般目的用のスクリュを備
え、共押出しのクロスヘッドに入るときの溶融温度が華
氏451度(233℃)の、1. 5インチ(3. 81c
m)のDavis 押出機により押し出され、共押出しにより
得られるチューブの外層を形成する。クロスヘッドのダ
イ温度は華氏550度(288℃)であり、押出速度は
8. 5フィート/分(259cm/分)である。共押出
しにより得られるチューブの外径は0. 270インチ
(6. 86mm)で、壁厚が0. 030インチ(0. 7
6mm)であり、そのうち溶融混合ブレンドの内層の厚
さは0. 005インチ(0. 13mm)である。共押出
しにより得られるチューブの内層と外層の接着は、チュ
ーブを長手方向に半分に切断し、得られる半分のチュー
ブを折り曲げることによって証明される。層同士は離れ
ないので、本発明の溶融混合ブレンドがポリアミドに接
着していることが証明される。このような複合チューブ
は、燃料輸送用チューブとして用いることができる。
2個ずつを、それぞれ室温で、95%のギ酸を入れた試
験管に入れる。5分後、ナイロンペレットは軟らかくな
って、試験管の壁にこびりつく。ブレンド1のペレット
も軟らかくなる。しかしブレンド2のペレットは5分後
ではまだ硬く、試験管の壁にこびりつかない。
つを、それぞれ5gのフェノールと共に試験管に入れ、
試験管を50℃の水浴に入れる。90分後、ナイロンは
完全に溶解する。ブレンド1のペレットは部分的に溶解
するが、樹脂の硬い部分は残る。残った樹脂は、ブレン
ド1中の12. 8vol%のg−ETFEから説明しう
る量よりも多いことから、ブレンドの一部が残っている
ことがわかる。
ドが、ブレンドのポリアミド・マトリックスよりも、化
学物質耐性の点で優れていることを示すものである。
FE樹脂でg−ETFEの半分を置換するほかは、ブレ
ンド2(実施例2)と同じであり、180rpm、溶融
温度340℃で運転する25mmのBrabender 並列2軸
スクリュ押出機に2回通して溶融混合することにより調
製する。MFRは10. 5g/10分である。
ッドに入るブレンド3の溶融温度を華氏600度(31
6℃)とし、クロスヘッドに入るポリアミドの溶融温度
を華氏450度(232℃)とし、クロスヘッドのダイ
温度を華氏610度(321℃)とし、そして押出速度
を11フィート/分(335cm/分)とする以外は、
実施例6の共押出し工程を繰り返す。共押出しにより得
られるチューブは、外径が0. 240インチ(6. 10
mm)で、壁厚が0. 032インチ(0. 81mm)で
あり、そのうち溶融混合ブレンドの内層の厚さが0. 0
03インチ(0. 08mm)である。共押出しにより得
られるチューブの中間層と外層の接着は、チューブを長
手方向に半分に切断し、得られる半分のチューブを折り
曲げることによって証明される。溶融混合ブレンド中の
フッ素ポリマー濃度が高いにもかかわらず、層同士は離
れない。
録商標)、ナイロン、グレード42、DuPont社製)を用
い、溶融混合ブレンドを、混合スクリュを備えた1. 0
インチ(2. 54cm)のEntwistle 押出機と、混合ス
クリュを備えたDavis 標準押出機を用い、共押し出しの
クロスヘッドに入るポリアミドの溶融温度を華氏550
度(288℃)とし、クロスヘッドのダイ温度を華氏5
70度(299℃)とし、そして押出速度が10フィー
ト/分(305cm/分)として押出す以外は、実施例
6と実質的に同じ共押出し工程を繰り返す。共押出しに
より得られるチューブの寸法は、実施例9と同じであ
る。共押出しにより得られるチューブの層同士の接着
は、チューブを長手方向に半分に切断し、得られる半分
のチューブを折り曲げることによって証明される。層同
士は離れない。
ol%)である。溶融ブレンド機は、400rpmで運
転する高剪断2ゾーン混合スクリュを有する40mmの
Werner&Pfleiderer 二軸スクリュ押出機である。g−E
TFE(40ポンド/時間、18. 2kg/時間)およ
びPET(160ポンド/時間、72.kg/時間)
を、K−トロンの重量減少スクリュ・フィーダーによっ
て、バレル部に供給する。バレル部の他の部分を減圧す
る。バレルの外部温度は260〜285℃である。4つ
穴ダイから押出したストランドを、水を循環させた周囲
温度の水槽内で冷却する。次いでこのストランドをペレ
ットにして、窒素散布下で冷却する。ブレンド4のペレ
ットからホットプレスしたフィルムを、透過型電子顕微
鏡(TEM)で記録する。ブレンドは混合状態が良好
で、平均粒径が500nm未満の、主に球状のg−ET
FE粒子が、PET中に十分に分散している。
ol%)である。ブレンド5は、g−ETFEおよびP
ETの供給速度をそれぞれ100ポンド/時間(45.
5kg/時間)とする以外は、実施例11と実質的に同
じ操作で調製した。フィルムサンプルについてのTEM
によれば、混合状態が良好で、平均粒径が500nm未
満の、主に球状のg−ETFE粒子が、PET中に十分
に分散している。
E,Hytel (登録商標)、ポリエステルエラストマー、
グレード8238、DuPont社製)に替えた以外は、実施
例11と実質的に同じ操作を繰り返して、TPEの密度
を1. 28g/cm3 として計算してg−ETFEが1
5. 8vol%であるブレンド6を得る。フィルムサン
プルについてのTEMによれば、混合状態が良好で、平
均粒径が500nm未満の、主に球状のg−ETFE粒
子が、熱可塑性ポリエステルエラストマー中に十分に分
散している。
ての溶融混合ブレンドと外層としてのTPEを有する2
層複合チューブとして共押出しする。溶融混合ブレンド
は、一般目的用のスクリュを備え、共押出しのクロスヘ
ッドに入るときの溶融温度が華氏444度(229℃)
の、1. 0インチ(2. 5cm)のEntwhistle押出機に
より押し出され、共押出しにより得られるチューブの内
層を形成する。ポリエステルは、混合スクリュを備え、
共押出しのクロスヘッドに入るときの溶融温度が華氏4
18度(214℃)の、1. 5インチ(3. 81cm)
のDavis 標準押出機により押し出され、共押出しにより
得られるチューブ外層を形成する。クロスヘッドのダイ
温度は華氏600度(316℃)であり、押出速度は1
0フィート/分(305cm/分)である。共押出しに
より得られるチューブの外径は0. 270インチ(6.
86mm)で、壁厚が0. 030インチ(0. 76m
m)であり、そのうち溶融混合ブレンドの内層の厚さが
0. 003インチ(0. 08mm)である。共押出しに
より得られるチューブの内層と外層の接着は、チューブ
を長手方向に半分に切断し、得られる半分のチューブを
折り曲げることによって証明される。層同士は離れない
ので、本発明の溶融混合ブレンドがポリエステルに接着
していることが証明される。このような複合チューブ
は、燃料輸送用チューブとして用いることができる。
der (登録商標)マイクロプロセッサで制御するトルク
・レオメーターにより制御し作動させる、ローラー型ロ
ーターを備えた実験用ツイン・ローター・ミキサー(Pr
ep Mixer、C.W.Brabender Instrument Corp. 社製)内
で調製する。フィルムサンプルについてのTEMによれ
ば、混合状態は良好で、平均粒径が約400nmの、主
に球状のg−ETFE粒子が、PET中に十分に分散し
ている。引張強度は6301psi(43. 4MP
a)、伸びは200%である。グラフト化していない以
外は同様のETFE樹脂を用いて実験を繰り返す場合、
分散したETFEの球状粒子はもっと大きく、平均粒径
が2000〜2500nmのオーダーで、引張強度は5
648psi(38. 9MPa)、そして伸びはたった
の6%である。
を330℃とした25mmのBrabender 並列ツイン・ス
クリュ押出機に、一回通して溶融混合することによって
調製する。フィルムサンプルについてのTEMによれ
ば、混合状態は良好で、平均粒径が約275nmの、主
に球状のg−ETFE粒子が、PET中に十分に分散し
ている。引張強度は7516psi(51. 8MP
a)、伸びは282%である。実施例15に較べて引張
強度が改善し、分散粒子径が小さくなることが、ツイン
・スクリュ押出機において更に混合状態が良好であるこ
とを反映している。
リュ押出機に一回通すことによって調製する。引張強度
は6613psi(45. 6MPa)、伸びは78%で
ある。
いない以外は同様のETFE樹脂で置換されている以外
は、実施例17のようにして調製したブレンド5と同様
である。フィルムサンプルについてのTEMによれば、
混合状態は良好で、平均粒径が約450nmの、主に球
状のg−ETFE粒子が、PET中に十分に分散してい
る。引張強度は5697psi(39. 3MPa)、伸
びは173%である。
バレル外部温度を330℃としたBrabender ツイン・ス
クリュ押出機に、二回通して溶融混合することによって
調製する。フィルムサンプルについてのTEMによれ
ば、混合状態は良好で、平均粒径が約450nmの、主
に球状のg−ETFE粒子が、TPE中に十分に分散し
ている。引張強度は4557psi(31. 4MP
a)、伸びは45%である。グラフト化していない以外
は同様のETFE樹脂を用いて実験を繰り返す場合、分
散したETFEの球状粒子はもっと大きく、平均粒径が
3000nmのオーダーで、引張強度は2736psi
(18. 9MPa)、そして伸びはたったの8%であ
る。後者のブレンドについてのTEMによれば、ETF
E粒子とTPEマトリックスとの間に相互作用はなく、
マトリックスからETFE粒子が分離し、場合によって
は完全に離れてしまっている。このことは、TEMにお
いてg−ETFEがマトリックスから分離しないブレン
ド6とは対照的であるが、引張強度と伸びの差について
は一致している。
たブレンド4と、極性グラフト化によって官能性を賦与
していないETFE樹脂(Tefzel(登録商標)、ETF
Eフッ素ポリマー樹脂、グレード200)とから、約6
インチ(15cm)四方で0. 030インチ(0. 76
mm)厚のシートを成形する。これらのシートを、0.
050インチ(1. 3mm)厚のチェースの6インチ四
方の開口部の中に、2つの金属板にはさんで入れる。こ
のサンドイッチ状のものを、300℃に熱したプラテン
を有する実験用プレス機に置き、加圧せずに5分間加熱
する。サンドイッチにかかる圧力を5分間で56psi
(0. 39Mpa)に上げる。次いで、圧力をなくし、
プラテンを冷却して、サンプルを評価する。2つのシー
トは密着しており、爪でも、またナイフを使っても、は
がすことができない。界面を目視で観察することによ
り、ブレンド4とフッ素ポリマーが、界面において混じ
り合って(ブレンドして)いることがわかる。ブレンド
4のシートの代わりにPETのシートを用い、上記の積
層工程を繰り返した場合は、ポリエステルとETFEと
のあいだにはなんの相互作用も生じない。すなわち、い
かなる接着結合も形成されない。ブレンド4とETFE
とのあいだの接着結合は、g−ETFEによってポリエ
ステルの接着性が活性化されることを示している。
4の代わりに用いる以外は、実質的に実施例20と同じ
操作を繰り返す。2つのシートは密着しており、爪で
も、またナイフを使っても、はがすことができない。界
面を目視で観察することにより、ブレンド7とフッ素ポ
リマーが、界面において混じり合って(ブレンドして)
いることがわかる。ブレンド7のシートの代わりにTP
Eのシートを用い、上記の積層工程を繰り返した場合
は、ポリエステルとETFEとのあいだにはなんの相互
作用も生じない。すなわち、いかなる接着結合も形成さ
れない。
出しによって達成される。ブレンド7とETFE200
を、内層としてのフッ素ポリマーと外層としてのブレン
ド7を有する2層複合体として、共押出しする。ETF
E樹脂は、混合用スクリュを備えた1. 0インチ(2.
54cm)のDavis 押出機を用い、溶融温度華氏575
度(302℃)で押し出す。溶融混合ブレンドは、一般
目的用のスクリュを備えた1. 5インチ(38mm)の
Davis 押出機を用い、溶融温度華氏500度(260
℃)で押し出す。ダイのランド長は3. 5インチ(8.
9cm)であり、押出しは、10フィート/分(3. 0
5m/分)の速度で、加圧押出モードで実施する。クロ
スヘッド・ダイの温度は華氏530度(288℃)であ
る。共押出しされたチューブは、外径が0. 270イン
チ(6. 9mm)で、壁厚が0. 030インチ(0. 7
6mm)であり、そのうちETFE樹脂の内層の厚さが
0.05インチ(0. 13mm)である。層間の接着
は、チューブを長手方向に半分に切断し、得られる半分
のチューブを折り曲げることによって証明される。層同
士は離れないので、本発明の溶融混合ブレンドがフッ素
ポリマーに接着していることが証明される。このような
複合チューブは、燃料(および燃料蒸気)に対する不浸
透性が優れており、燃料輸送用チューブとして用いるこ
とができる。
PEの押出条件を採用して、上記の成分とともに、溶融
混合ブレンドを中間層とした多層系に共押出しすること
ができる。
のポリアミド成分またはポリエステル成分と比較する
と、驚くべき特性を有している。たとえば、このブレン
ドの燃料混合物に対する浸透性は、ブレンド中のフッ素
ポリマー量に基づいて予想されるよりも、著しく低い。
またこのブレンドは、化学的作用に対して比較的耐性が
ある。さらに積層構造としたときに互いの層間で強い接
着性を有する。このように、本発明のブレンドは、ホー
ス、チューブ、容器などのような、保存用品および輸送
用品に用いるのに適している。
Claims (9)
- 【請求項1】 溶融混合ブレンドであって、ブレンドの
マトリックスとしてのポリアミドまたはポリエステル
と、その中に分散した、極性官能性を有するフッ素ポリ
マーとを含有し、前記の分散したフッ素ポリマーが50
0nm以下の平均粒径を有しており、前記の極性官能性
が、前記フッ素ポリマーにグラフト化しているエチレン
性不飽和化合物の一部として存在していることを特徴と
する溶融混合ブレンド。 - 【請求項2】 前記フッ素ポリマーが、前記フッ素ポリ
マーと、前記のポリアミドまたはポリエステルの合計容
量に基づいて、前記ブレンドの3vol%〜43vol
%であることを特徴とする、請求項1に記載の溶融混合
ブレンド。 - 【請求項3】 前記のエチレン性不飽和化合物が、酸、
エステル、無水物、またはエポキシドであることを特徴
とする、請求項1に記載の溶融混合ブレンド。 - 【請求項4】 前記のエチレン性不飽和化合物が、前記
フッ素ポリマーと前記化合物の合計重量の0. 1wt%
〜5wt%であることを特徴とする、請求項1に記載の
溶融混合ブレンド。 - 【請求項5】 前記フッ素ポリマーが水素を含有してい
ることを特徴とする、請求項1に記載の溶融混合ブレン
ド。 - 【請求項6】 前記フッ素ポリマーがペルフルオロ化さ
れていることを特徴とする、請求項1に記載の溶融混合
ブレンド。 - 【請求項7】 前記ポリアミドがマトリックスであるこ
とを特徴とする、請求項1に記載の溶融混合ブレンド。 - 【請求項8】 前記ポリエステルがマトリックスである
ことを特徴とする、請求項1に記載の溶融混合ブレン
ド。 - 【請求項9】 前記ポリエステルが熱可塑性エラストマ
ーであることを特徴とする、請求項8に記載の溶融混合
ブレンド。
Applications Claiming Priority (8)
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US5384997P | 1997-07-25 | 1997-07-25 | |
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US10670998A | 1998-06-29 | 1998-06-29 | |
US09/107,203 | 1998-06-29 | ||
US09/106,709 | 1998-06-29 | ||
US60/053,751 | 1998-06-29 | ||
US60/053,849 | 1998-06-29 |
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