JPH1191422A - 自動車用座席 - Google Patents

自動車用座席

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JPH1191422A
JPH1191422A JP25566997A JP25566997A JPH1191422A JP H1191422 A JPH1191422 A JP H1191422A JP 25566997 A JP25566997 A JP 25566997A JP 25566997 A JP25566997 A JP 25566997A JP H1191422 A JPH1191422 A JP H1191422A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cushion
seat
automobile
rear cushion
angle
Prior art date
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Pending
Application number
JP25566997A
Other languages
English (en)
Inventor
Hirokazu Hirano
宏和 平野
Tatsuyuki Yamamoto
立行 山本
Mitsumasa Takayama
光正 高山
Yoshihiro Watanabe
悦啓 渡辺
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP25566997A priority Critical patent/JPH1191422A/ja
Publication of JPH1191422A publication Critical patent/JPH1191422A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 荷物を支持する部位の原価低減を図ること
と、座席の前の空間を大きくして、荷物の収納スペース
を確保することのできる自動車用座席を提供すること。 【解決手段】 助手席11が、シートバック15と、後
部クッション20及び前部クッション22に二分割され
たシートクッション16とよりなり、後部クッション2
0に対して前部クッション22がロック装置21を介し
て跳ね上げ可能なると共に前記後部クッション20をベ
ース13に保持してなること。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車用座席、特
にシートクッションの構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の自動車用座席としては、例えば実
開平1ー114330号公報に示す技術或いは特開昭6
4ー4547号公報に示す技術がある。
【0003】即ち、前者の実開平1ー114330号公
報に示す車両用シートは、リクライニングデバイスより
前側にあるヒンジを中心にシートクッション自体の前端
をシートバックに沿って跳ね上げ可能に構成されたもの
であって、シートクッションとシートバックとの間を物
入れとして使用可能な収納部としたものである。
【0004】また、後者の特開昭64ー4547号公報
に示す自動車のシート構造は、シートクッションをフロ
アプレート上から引起こしてクッションヒンジのヒンジ
ピンを中心とし、シートクッションを起立させる。この
シートクッションの起立状態では引起こされたシートク
ッションの裏側からベルトのフック金具を引っ掛けて荷
物を安定的に拘束するようにしたものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、前者の構
成によれば、シートクッションとシートバックとの間に
物入れが挟まれた状態では、シートクッション、シート
バック間の底部に相当する部位は床になり、該床が露出
してしまうことになる。これを防ぐ手段が必要になり、
その分原価高騰の一原因になり、改善が望まれている。
また、シートクッションを跳ね上げても、スライドレー
ルは床の上に残り、荷物を載置し難い、という課題があ
る。
【0006】又、後者の構成によれば、シートクッショ
ンを起立させると床が露出してしまうことになる。これ
を防ぐ手段が必要になり、その分原価高騰の一原因にな
り、改善が望まれている。シートクッションを起立させ
ても、該シートクッションの前側に配置される前側シー
ト或いはインストルメントパネルなどの車体部材との前
後間隙は大きくならず、該間隙に収納する荷物の大きさ
は変わらないので、改善が求められている。
【0007】そこで、本発明は、以上のような点に鑑み
てなされたもので、その目的とするところは、荷物を支
持する部位の原価の低減を図ることと、座席の前の空間
を大きくして、荷物の収納スペースを確保することので
きる自動車用座席を提供することにある。
【0008】
【課題を解決する為の手段】上記課題を解決するため
に、請求項1の発明は、シートバックと、シートクッシ
ョンとよりなり且つ該シートクッションの前側に車体フ
ロア部材が配置されてなる自動車用座席において、前記
シートクッションは、前後に分割され、前部クッション
の後端部がロック装置を介して後部クッションの前端部
に対して跳ね上げ可能なると共に前記後部クッションを
ベースに保持してなることを特徴とする。
【0009】請求項1の発明によれば、前記シートクッ
ションの前部クッションがロック装置を介して後部クッ
ションに対して跳ね上げ可能なるので、荷物を支持する
部位が該後部シートクッションであり、原価の低減を図
ることができる。
【0010】また、前記後部クッションをベースに保持
してなるので、後部クッションの前側、即ち前部クッシ
ョンの下側はフラットが確保され、座席の前の空間が大
きくなるので、荷物の収納スペースを確保することがで
きる。
【0011】請求項2の発明は、請求項1に記載の自動
車用座席であって、前記シートクッションの後部クッシ
ョンは、前記シートクッションの前後寸法の3分の1程
度であることを特徴とする。
【0012】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の効果に加え、前記シートクッションの後部クッション
は、前記シートクッションの前後寸法の3分の1程度で
あるので、座席の前の空間が大きく確保でき、大きな荷
物を収納できる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は請求項2
に記載の自動車用座席であって、前記前部クッションの
跳ね上げ角度は、前記後部クッションに対して略直角で
あるように前記ロック装置が制御されてなることを特徴
とする。
【0014】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2に記載の効果に加え、前記前部クッションの跳ね
上げ角度が、前記後部クッションに対して略直角である
ので、荷物の支持のための前部クッションの移動が容易
であり且つ敏速である。
【0015】請求項4の発明は、請求項3に記載の自動
車用座席であって、前記ロック装置は、前記後部クッシ
ョンに対して略直角以上に適宜細かいピッチでの角度変
更が可能なることを特徴とする。
【0016】請求項4の発明によれば、請求項3に記載
の効果に加え、前記ロック装置は、前記後部クッション
に対して略直角以上に適宜細かいピッチでの角度変更が
可能であるので、荷物が小さい場合など、前部クッショ
ンとシートバックとの間で遊動しないように、制御でき
ることになる。
【0017】
【発明の効果】以上より明らかなように、請求項1の発
明によれば、前記シートクッションの前部クッションが
ロック装置を介して後部クッションに対して跳ね上げ可
能なるので、荷物を支持する部位が該後部シートクッシ
ョンであり、原価の低減を図ることができる。
【0018】また、前記後部クッションをベースに保持
してなるので、後部クッションの前側、即ち前部クッシ
ョンの下側はフラットが確保され、座席の前の空間が大
きくなるので、荷物の収納スペースを確保することがで
きる。
【0019】請求項2の発明によれば、請求項1に記載
の効果に加え、前記シートクッションの後部クッション
は、前記シートクッションの前後寸法の3分の1程度で
あるので、座席の前の空間が大きく確保でき、大きな荷
物を収納できる。
【0020】請求項3の発明によれば、請求項1又は請
求項2に記載の効果に加え、前記前部クッションの跳ね
上げ角度が、前記後部クッションに対して略直角である
ので、荷物の支持のための前部クッションの移動が容易
であり且つ敏速である。
【0021】請求項4の発明によれば、請求項3に記載
の効果に加え、前記ロック装置は、前記後部クッション
に対して略直角以上に適宜細かいピッチでの角度変更が
可能であるので、荷物が小さい場合など、前部クッショ
ンとシートバックとの間で遊動しないように、制御でき
ることになる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面と共に説明する。
【0023】図1は、本発明の第1の実施形態に係る自
動車の斜視図、図2は図1の自動車の室内後方から自動
車用座席を見た斜視図、図3は図2の自動車用座席の側
面斜視図、図4は図3の自動車用座席の作用説明図であ
る。
【0024】即ち、符号1は自動車で、該自動車1の室
内2には、座席3、ステアリングホイール4、ドアトリ
ム5、計器6等が配されてなる。
【0025】前記座席3は、運転席10と助手席11と
を並列状態で配設し且つ該運転席10に対して前記助手
席11が若干後ろにずらした状態で配設されてなる。
【0026】前記助手席11は、「車体フロア」として
のシートアンダーフロア12に固設されてなるベース1
3に配されてなるリクライニングデバイス14によって
回転係止自在に軸支されてなるシートバック15と、前
記ベース13上に配されてなるシートクッション16と
よりなる。符号14aは、前記リクライニングデバイス
14の操作レバーで、該操作レバー14aを操作する
と、シートバック15が前後に回転可能である。
【0027】図2は、室内2を見やすいように、シート
バック15を後ろ側に倒した状態を示している。
【0028】該シートクッション16の前側には、後述
する空間24を介して「車体部材」としてのインストル
メントパネル17が配置され、該インストルメントパネ
ル17の略中央部には前記計器6等を支持してなる。
【0029】前記シートクッション16は、後部クッシ
ョン20と、前部クッション22とに前後二分割されて
なり、前記後部クッション20は、前記シートクッショ
ン16全体の前後寸法の3分の1程度の前後寸法であ
る。
【0030】前記後部クッション20は、前記ベース1
3上に固設されてなり、その前端部20aにはロック装
置21が配されてなる。
【0031】前記前部クッション22は、前端部22a
が跳ね上げ可能なるように、前記ロック装置21を介し
て、後端部22bが回転自在に配されてなるので、前記
前部クッション22の下側には空間24が形成されてい
る。
【0032】前記前部クッション22の前端部22aの
跳ね上げ角度は、前記後部クッション20に対して、図
3に示すように、略直角であるように前記ロック装置2
1が制御されてなる。
【0033】前記ロック装置21は、前記後部クッショ
ン20に対して略直角以上に適宜細かいピッチでの角度
変更が可能であり、ラッチェットタイプの周知の機構で
あるので、説明は省略する。
【0034】符号25は、シートバック15に一体に形
成されてなるヘッドレストである。
【0035】以上の第1の実施形態の構成であるから、
前記シートクッション16の前部クッション22が、後
部クッション20に対してロック装置21を介して図4
の二点鎖線で示す位置から実線で示す位置に跳ね上げ可
能である。
【0036】従って、ハンドバックなど比較的小さな荷
物30の底部30aを支持する部位が、該後部シートク
ッション20であり、特別な支持手段が必要ないので、
その分原価の低減を図ることができる。
【0037】また、前記後部クッション20は、図2に
示すように、ベース13に保持されてなり、該後部クッ
ション20の前側に配される前部クッション22は、ロ
ック装置21のみに支持されてなるので、後部クッショ
ン20の前側、即ち前部クッション22の下側には床2
3まで空間24が形成され、該床23はスライドレール
などが無い分フラット化が確保される。
【0038】前記空間24、即ち、座席3の前の空間で
あり且つ前記前部クッション22の前端部22aを跳ね
上げた状態での、前部クッション22の底面部22bと
インストルメントパネル17との間の前後空間24が、
図4に示すように、大きくなるので、スーツケースなど
の比較的大きな荷物31の収納スペースを確保すること
ができる。
【0039】しかも、前記シートクッション16の後部
クッション20が、前記シートクッション16の前後寸
法の3分の1程度であるので、座席1の前の前後空間2
4は跳ね上げによる効果以上に大きく確保できることに
なる。
【0040】前記前部クッション22の前端部22aの
跳ね上げ角度が、前記後部クッション20の面20bに
対して略直角であるので、荷物30の支持のための前部
クッション22の移動が容易であり且つ敏速である。
【0041】前記ロック装置21は、前記後部クッショ
ン20に対して略直角以上に適宜細かいピッチでの角度
変更が可能であるので、荷物30が小さい場合など、前
部クッション22とシートバック15との間で遊動しな
いように、制御できることになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態に係る自動車の斜視図で
ある。
【図2】図1の自動車の室内後方から自動車用座席を見
た斜視図である。
【図3】図2の自動車用座席の側面斜視図である。
【図4】図3の自動車用座席の作用説明図である。
【符号の説明】
1 自動車 2 室内 3 座席 10 運転席 11 助手席 12 車体フロアとしてのシートアンダーフロア 13 ベース 15 シートバック 16 シートクッション 17 車体部材としてのインストルメントパネル 20 後部クッション 20a 後部クッションの前端部 21 ロック装置 22 前部クッション 22a 前部クッションの前端部 22b 前部クッションの底面部 23 床 24 空間 30、31 荷物
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 渡辺 悦啓 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シートバックと、シートクッションとよ
    りなり且つ該シートクッションの前側に車体フロア部材
    が配置されてなる自動車用座席において、 前記シートクッションは、前後に分割され、前部クッシ
    ョンの後端部がロック装置を介して後部クッションの前
    端部に対して跳ね上げ可能なると共に前記後部クッショ
    ンをベースに保持してなることを特徴とする自動車用座
    席。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の自動車用座席であっ
    て、 前記シートクッションの後部クッションは、前記シート
    クッションの前後寸法の3分の1程度であることを特徴
    とする自動車用座席。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2に記載の自動車用
    座席であって、 前記前部クッションの跳ね上げ角度は、前記後部クッシ
    ョンに対して略直角であるように前記ロック装置が制御
    されてなることを特徴とする自動車用座席。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の自動車用座席であっ
    て、 前記ロック装置は、前記後部クッションに対して略直角
    以上に適宜細かいピッチでの角度変更が可能なることを
    特徴とする自動車用座席。
JP25566997A 1997-09-19 1997-09-19 自動車用座席 Pending JPH1191422A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6767061B2 (en) 2001-10-10 2004-07-27 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Seat for vehicle use
US20210300212A1 (en) * 2020-03-30 2021-09-30 Honda Motor Co., Ltd. Vehicle

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6767061B2 (en) 2001-10-10 2004-07-27 Mitsubishi Jidosha Kogyo Kabushiki Kaisha Seat for vehicle use
KR100487293B1 (ko) * 2001-10-10 2005-05-03 미쯔비시 지도샤 고교 가부시끼가이샤 차량용 시트
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