JPH1190738A - バリ取り方法およびその装置 - Google Patents

バリ取り方法およびその装置

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JPH1190738A
JPH1190738A JP25885397A JP25885397A JPH1190738A JP H1190738 A JPH1190738 A JP H1190738A JP 25885397 A JP25885397 A JP 25885397A JP 25885397 A JP25885397 A JP 25885397A JP H1190738 A JPH1190738 A JP H1190738A
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Haruo Asakawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 表面処理鋼板の表面のメッキを落さずにバリ
のみを取り除く。 【解決手段】 回転自在な弾性部材35よりなるホイー
ル37の外周に複数個の回転自在な鋼球39を埋込み、
この鋼球39の表面をホイール39の外周より若干量突
出した状態で埋設した。そして、ホイール39をベルト
コンベア装置3上に載置されたワークWの上面に接触せ
しめると共にホイール39を回転する。而して、ワーク
Wに付着したバリを除去すると共に表面処理鋼板のメッ
キを剥離することがない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ワークに付着し
たバリを除去するバリ取り方法およびその装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、板材の周辺あるいは板材に加工さ
れた加工穴の内周にバリが付着している。このバリを除
去する装置としては図8に示されているバリ取り装置が
一般的に知られている。
【0003】すなわち、バリ取り装置101は、コンベ
アとして例えばベルトコンベア103上にワークWが載
置搬送され、このワークWに付着したバリを除去するも
のである。その構成は、架台105に駆動モータ107
が設けられ、この駆動モータ107の出力軸に軸受10
9A,109Bにて回転自在に支承された回転軸111
が連結され、この回転軸111に一体的にコア113が
装着され、このコア113の外周にナイロン繊維,セラ
ミック,ナイロンブラシ等の材質で形成されたホイール
115が一体的に設けられている。
【0004】上記構成により、ベルトコンベア103に
てワークWを送り、ホイール115を駆動モータ107
の駆動によりワークWの搬送方向と同一方向へ回転せし
めると共にワークWの上面にホイール115を押圧する
ことにより、ワークWに付着したバリを取除くものであ
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来のバリ取り装置101では、ホイール115が回転し
てワークWに付着したバリをこすって取り除く方式であ
るため、例えば、表面処理鋼板のバリ取りについては、
バリを取ると同時に表面のメッキも取り除いてしまうと
いう問題があり、表面処理鋼板には不向きであった。
【0006】この発明は、表面処理鋼板の表面のメッキ
を落さずにバリのみを取り除く、バリ取り方法およびそ
の装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1によるこの発明のバリ取り方法は、外周に複
数個の鋼球を回転自在に埋設した弾性部材よりなるホイ
ールを、搬送装置上に載置されたワークの上面に接触せ
しめると共に回転せしめてワークに付着したバリを除去
することを特徴とするものである。
【0008】したがって、ホイールに埋設した複数個の
鋼球によりワークに付着したバリを除去すると共に、鋼
球は回転自在に設けられているのでワークの表面を転動
し、表面処理鋼板の表面メッキを剥離することがない。
【0009】請求項2によるこの発明のバリ取り方法
は、請求項1のバリ取り方法において、前記ホイールの
回転速度をワーク搬送速度より速く設定してバリを除去
することを特徴とするものである。
【0010】したがって、ワーク搬送速度よりホイール
の回転速度を速くすることにより、バリ取りと共にショ
ットブラストの効果が出される。
【0011】請求項3によるこの発明のバリ取り装置
は、回転自在な弾性部材よりなるホイールをフレームに
支承せしめ、前記ホイールの外周に複数個の回転自在な
鋼球を埋込み、この鋼球の表面を前記ホイールの外周よ
り若干量突出した状態で埋設してなることを特徴とする
ものである。
【0012】したがって、ホイールの外周より若干量突
出した状態で複数個の鋼球を埋設し、このホイールを回
転してワークに付着したバリを除去すると共に、鋼球は
回転自在に設けられているのでワーク表面を転動し、表
面処理鋼板の表面メッキを剥離することがない。
【0013】請求項4によるこの発明のバリ取り装置
は、請求項3のバリ取り装置において、前記ホイールに
埋設した鋼球は、フリーベアリングにて構成されている
ことを特徴とするものである。
【0014】したがって、市販のフリーベアリングをホ
イールの外周に埋設して構成したので、コストの低減が
図られる。
【0015】請求項5によるこの発明のバリ取り装置
は、請求項3のバリ取り装置において、前記ホイールの
外周に複数個の鋼球の直径より小さい開口部を形成した
球状穴を設け、この球状穴の直径を前記鋼球の直径より
大として、前記球状穴内に鋼球を挿入してなることを特
徴とするものである。
【0016】したがって、球状穴内の鋼球を挿入する
と、鋼球は球状穴内を自由に移動でき、ホイールの回転
の遠心力により鋼球が外方へ移動してワークに付着した
バリがたたかれて取り除かれる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて詳細に説明する。
【0018】まず、バリ取り装置1の全体的構成につい
て説明する。図1を参照するに、バリ取り装置1は、搬
送装置として例えばベルトコンベア装置3とバリ取り本
体5とで構成されている。
【0019】前記ベルトコンベア装置3は、各一対の架
台7A上に設けられ、一対の架台7Aのうちの一方上に
は駆動モータ9が設けられ、この駆動モータ9の出力軸
に軸受11A,11Bにて回転自在に支承された回転軸
13が連結され、この回転軸13に駆動プーリ15が一
体的に設けられている。一方、従動プーリ17は、架台
7C上に設けた軸受19に従動プーリ17と一体的に設
けた軸21が回転自在に支承されている。そして、従動
プーリ17と前記駆動プーリ15とに無端状のベルト2
3が掛回されている。
【0020】上記構成により、駆動モータ9を駆動せし
めると駆動プーリ15は回転しベルト23が走行して、
ベルト23上に載置されたワークWは搬送される。
【0021】前記バリ取り本体5は、一対の架台25A
上に設けられ、この架台25A上の一方には駆動モータ
27が設けられ、この駆動モータ27の出力軸に軸受2
9A,29Bにて回転自在に支承された回転軸31が連
結されている。この回転軸31には一体的にコア33が
装着されていて、コア33の外周には弾性部材35とし
て例えばスポンジ等の弾性体により形成されたホイール
37が一体的に設けられている。
【0022】上記構成により、駆動モータ27を駆動せ
しめると回転軸31は回転し、この回転軸31に一体化
したコア33を介してホイール37は回転する。
【0023】前記ホイール37の外周には複数個の鋼球
39が埋設されている。より詳細には、図2乃至図4を
参照するに、鋼球39の材質は例えば鉄、セラミック、
樹脂等で製作され、図4に示すごとく市販のフリーベア
リング41を用いている。そして、ホイール37の外周
に、図2に示されているごとく互いに配列を異にし互い
違いに複数個埋設して設けられている。
【0024】上述したごとき構成により、その作用とし
ては、図5を参照するに、ベルトコンベア装置3に設け
たベルト23上に装置されたワークWは図5において右
から左へ搬送され、ホイール37は時計方向廻りに回転
する。ホイール37の回転によりフリーな鋼球39がワ
ークWのバリ部に当りバリをたたき落す。また、ワーク
Wの表面も鋼球39が当たるが、鋼球39はフリーにな
っているためワーク表面をこすることなく表面のメッキ
は落ちることがない。また、ホイール37の回転を速く
することによりショットブラストの効果も出すことがで
き、市販品を採用したのでコストの低減を図ることがで
きる。
【0025】図6および図7には、ホイール37の別の
構造が示されている。すなわち、ホイール37の外周に
は複数個の鋼球39の直径R1より小さい開口部43を
形成した球状穴45が設けられている。そして、この球
状穴45の直径R2は前記鋼球39の直径R1より大き
く形成し、この球状穴45へ挿入された鋼球39は自由
に移動自在となっている。
【0026】したがって、ホイール37の回転による遠
心力により鋼球39は外方へ移動し、ワークWに付着し
たバリに当たりバリをたたいて落とし、ワークWに当る
と鋼球39はしずみこむ。よって、ワークWのバリを取
ると共に、表面処理鋼板の表面のメッキを落さず、ホイ
ール37の回転を速くすることによりショットブラスト
の効果を出すことができる。
【0027】なお、この発明は前述した発明の実施の形
態に限定されることなく、適宜な変更を行なうことによ
り、その他の態様で実施し得るものである。
【0028】
【発明の効果】以上のごとき実施の形態の説明より理解
されるように、請求項1によるこの発明によれば、ホイ
ールに埋設した複数個の鋼球によりワークに付着したバ
リを除去すると共に、鋼球は回転自在に設けられている
のでワーク表面を転動し、表面処理鋼板の表面メッキを
剥離することがない。
【0029】請求項2によるこの発明によれば、ワーク
搬送速度よりホイールの回転速度を速くすることによ
り、バリ取りと共にショットブラストの効果も出すこと
ができる。
【0030】請求項3によるこの発明によれば、ホイー
ルの外周より若干量突出した状態で複数個の鋼球を埋設
し、このホイールを回転してワークに付着したバリを除
去すると共に、鋼球は回転自在に設けられているのでワ
ーク表面を転動し、表面処理鋼板の表面メッキを剥離す
ることがない。
【0031】請求項4によるこの発明によれば、市販の
フリーベアリングをホイールの外周に埋設して構成した
ので、コストの低減を図ることができる。
【0032】請求項5によるこの発明によれば、球状穴
内へ鋼球を挿入すると、鋼球は球状穴内を自由に移動で
き、ホイールの回転の遠心力により鋼球が外方へ移動し
てワークに付着したバリをたたいて取り除くことができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】バリ取り装置の全体的構成を示す斜視説明図で
ある。
【図2】ホイールを示す正面図である。
【図3】図2におけるIII−III線に沿った断面図
である。
【図4】図3におけるIV矢視部の拡大説明図である。
【図5】作用説明図である。
【図6】他の実施の形態を示すホイールの断面説明図で
ある。
【図7】図6におけるVII矢視部の拡大説明図であ
る。
【図8】従来例を示し、バリ取り装置の斜視説明図であ
る。
【符号の説明】 1 バリ取り装置 3 ベルトコンベア装置(搬送装置) 25A,25B 架台(フレーム) 35 弾性部材 37 ホイール 39 鋼球 41 フリーベアリング 43 開口部 45 球状穴 W ワーク

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 外周に複数個の鋼球を回転自在に埋設し
    た弾性部材よりなるホイールを、搬送装置上に載置され
    たワークの上面に接触せしめると共に回転せしめてワー
    クに付着したバリを除去することを特徴とするバリ取り
    方法。
  2. 【請求項2】 前記ホイールの回転速度をワーク搬送速
    度より速く設定してバリを除去することを特徴とする請
    求項1記載のバリ取り方法。
  3. 【請求項3】 回転自在な弾性部材よりなるホイールを
    フレームに支承せしめ、前記ホイールの外周に複数個の
    回転自在な鋼球を埋込み、この鋼球の表面を前記ホイー
    ルの外周より若干量突出した状態で埋設してなることを
    特徴とするバリ取り装置。
  4. 【請求項4】 前記ホイールに埋設した鋼球は、フリー
    ベアリングにて構成されていることを特徴とする請求項
    3記載のバリ取り装置。
  5. 【請求項5】 前記ホイールの外周に複数個の鋼球の直
    径より小さい開口部を形成した球状穴を設け、この球状
    穴の直径を前記鋼球の直径より大として、前記球状穴内
    に鋼球を挿入してなることを特徴とする請求項3記載の
    バリ取り装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105108607A (zh) * 2015-08-17 2015-12-02 芜湖市金建胶合板厂 一种胶合板表面去毛刺装置
CN114769718A (zh) * 2022-04-08 2022-07-22 江苏和丰制铁新材料科技有限公司 一种辅助圆盘剪钢带边部去毛刺设备

Cited By (3)

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CN105108607B (zh) * 2015-08-17 2017-06-27 芜湖市金建胶合板厂 一种胶合板表面去毛刺装置
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