JPH0857762A - 研磨体及びこの研磨体を用いた研磨方法 - Google Patents

研磨体及びこの研磨体を用いた研磨方法

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Publication number
JPH0857762A
JPH0857762A JP19577794A JP19577794A JPH0857762A JP H0857762 A JPH0857762 A JP H0857762A JP 19577794 A JP19577794 A JP 19577794A JP 19577794 A JP19577794 A JP 19577794A JP H0857762 A JPH0857762 A JP H0857762A
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JP
Japan
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polishing
polishing body
cylindrical work
work piece
soft metal
Prior art date
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Pending
Application number
JP19577794A
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English (en)
Inventor
Tetsuaki Wakefuji
哲昭 分藤
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Publication date
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Publication of JPH0857762A publication Critical patent/JPH0857762A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Finish Polishing, Edge Sharpening, And Grinding By Specific Grinding Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 短時間のうちに効率よく筒状被加工物の内面
を研磨する。 【構成】 研磨体20は軸21の両端をフランジ22で
閉じるとともに、軸21に複数の環状部材23を遊びを
もって装着している。そして、環状部材23は内側部を
鉄等の磁性材24にて構成し、外側部を銅等の軟らかい
金属層若しくは樹脂層25にて構成している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は発光管等の筒状被加工物
の内面を研磨する際に用いる研磨体及びこの研磨体を用
いた研磨方法に関する。
【0002】
【従来の技術】筒状被加工物の内面を研磨する方法とし
て、特公平4−64831号公報に、筒状被加工物の内
腔内に砥粒と水又は油の研磨補助液(加工液)並びに鉄
球を一時的に封入し、被加工物を回転せしめるととも
に、被加工物の外側に配置した電磁石によって鉄球を被
加工物の内面に押し付ける磁場を印加し、これにより鉄
球によるラップ圧力を増大して内面研磨を促進する方法
が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上述したように鉄球に
よるラップ加工の促進は、鉄球と被加工物の内面との間
に砥粒を挟み込んだ状態で研磨がなされることによる。
しかしながら、鉄球は硬いため鉄球表面に砥粒を保持す
ることができず、単にラップ圧力を高めても十分な内面
研磨を行うことができない。
【0004】また、筒状被加工物の内面に緩やかであっ
ても大きな凹凸がある場合に、研磨体として球体のもの
を用いると、凹部に研磨体が入り込み、研磨が不均一に
なることも考えられる。逆に棒状の研磨体を用いた場合
には凸部が集中して研磨されることが考えられる。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決すべく本
願の第1発明に係る研磨体は、球状、棒状、板状をなす
鉄等の磁性材の表面に銅等の軟らかい金属層若しくは樹
脂層を形成して構成した。
【0006】また、筒状被加工物の内面に凹凸がある場
合の課題も同時に解決すべく、本願の第2発明に係る研
磨体は、内側部を鉄等の磁性材にて構成し外側部を銅等
の軟らかい金属若しくは樹脂にて構成した複数の環状部
材を遊びをもって軸に装着した。
【0007】更に、本願の第3発明に係る研磨方法は、
上記の研磨体を砥粒及び研磨補助液とともに筒状被加工
物の内腔内に封入し、筒状被加工物の外側に配置した磁
石により前記研磨体を筒状被加工物の内面に押し付ける
とともに筒状被加工物を回転せしめるようにした。ここ
で、筒状とは両側若しくは片側の径が細くなっている異
径形状のものも含むものである。
【0008】
【作用】研磨体の外側部は銅などの軟らかい金属若しく
は樹脂にて構成されているので、砥粒がこの軟らかい金
属若しくは樹脂に食い付き、研磨体と被加工物の内面と
の間に砥粒が挟み込まれた状態でラップ加工がなされ
る。
【0009】
【実施例】以下に本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。ここで、図1は第1発明に係る研磨体を用い
た研磨装置の全体図、図2は第1発明に係る研磨体の断
面図であり、研磨装置は発光管等の筒状被加工物Wを載
置する1対のローラ1,2を備え、一方のローラ1にモ
ータ3の回転動をプーリ4,5及びベルト6を介して伝
達することで筒状被加工物Wを回転せしめるようにして
いる。
【0010】また、1対のローラ1,2の間には筒状被
加工物Wの外面と接触しない程度の隙間をもって電磁石
7を配置している。この電磁石7の代りに永久磁石を配
置してもよい。更にローラ1,2自体を磁石とし、電磁
石7を省いてもよい。
【0011】そして、筒状被加工物Wの内腔内には砥粒
8、研磨補助液9及び研磨体10を一時的に封入してい
る。砥粒8としてはダイヤモンド砥粒等を用い、研磨補
助液9としては水或いは油を用いる。一方、研磨体10
は図2に示すように、球状をなす鉄等の磁性材11の表
面に銅等の軟らかい金属層若しくは樹脂層12を形成し
ている。
【0012】以上において、筒状被加工物W内面を研磨
するには、筒状被加工物W内に砥粒8、研磨補助液9及
び研磨体10を封入した後、モータ3を筒状被加工物W
を回転せしめる。すると、電磁石7の磁力が研磨体10
の磁性材11に作用して、研磨体10を筒状被加工物W
の内面に押し付けつつ、内面研磨がなされる。この内面
研磨は、砥粒8が軟らかい金属層若しくは樹脂層12に
食い付いて保持された状態で効率よくなされる。
【0013】図3は第2発明に係る研磨体を用いた研磨
装置の全体図、図4は第2発明に係る研磨体の断面図で
あり、研磨体20は軸21の両端をフランジ22で閉じ
るとともに、軸21に複数の環状部材23…を遊びをも
って装着している。この環状部材23は内側部を鉄等の
磁性材24にて構成し、外側部を銅等の軟らかい金属層
若しくは樹脂層25にて構成している。
【0014】このような構成とすることにより、砥粒8
を軟らかい金属層25が保持した状態で研磨するのは、
前記と同様であるが、更に筒状被加工物Wの内面に凹凸
がある場合にも、均一な研磨が行える。即ち、研磨体を
球体とした場合には研磨体が凹部に入りやすく、凹部が
集中的に研磨され、逆に研磨体を棒状とした場合には凸
部が集中的に研磨されやすい。しかしながら、研磨体2
0を複数の環状部材23で構成すれば、凹部、凸部の何
れの表面にも環状部材23が圧接するため、効率よく且
つ均一に研磨が行える。
【0015】図5は第2発明に係る研磨体を用いた研磨
装置の別実施例の全体図であり、この実施例にあって
は、ローラ1,2はともに被動ローラとし、その代わ
り、モータ30の駆動によって走行するベルト31を筒
状被加工物Wの表面に圧接し、ベルト31を走行させる
ことで、筒状被加工物Wを回転せしめるようにしてい
る。
【0016】
【発明の効果】以上に説明した如く本発明によれば、筒
状被加工物の内面を研磨するに際し、筒状被加工物の内
腔内に砥粒及び研磨補助液とともに封入される研磨体と
して、内側部を鉄等の磁性材とし、外側部を銅などの軟
らかい金属若しくは樹脂層としたものを用いるようにし
たので、砥粒が前記軟らかい金属に食い付いて保持さ
れ、研磨体と被加工物の内面との間に砥粒が挟み込まれ
た状態でラップ加工がなされる。したがって、短時間の
うちに効率よく筒状被加工物の内面を研磨することがで
きる。
【0017】特に、研磨体として、内側部を鉄等の磁性
材にて構成し外側部を銅等の軟らかい金属にて構成した
複数の環状部材を遊びをもって軸に装着した構造のもの
とすることで、被加工物の内面に凹凸があるような場合
でも均一な内面研磨が行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1発明に係る研磨体を用いた研磨装置の全体
【図2】第1発明に係る研磨体の断面図
【図3】第2発明に係る研磨体を用いた研磨装置の全体
【図4】第2発明に係る研磨体の断面図
【図5】第2発明に係る研磨体を用いた研磨装置の別実
施例の全体図
【符号の説明】
1,2…ローラ、3…モータ、7…電磁石、8…砥粒、
9…研磨補助液、10,20…研磨体、11,24…磁
性体、12,25…軟らかい金属層若しくは樹脂層、2
1…軸、23…環状体、W…筒状被加工物。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筒状被加工物の内腔内に砥粒及び研磨補
    助液とともに封入される研磨体において、この研磨体は
    球状、棒状、板状をなす鉄等の磁性材の表面に銅等の軟
    らかい金属層若しくは樹脂層を形成してなることを特徴
    とする研磨体。
  2. 【請求項2】 筒状被加工物の内腔内に砥粒及び研磨補
    助液とともに封入される研磨体において、この研磨体は
    軸に複数の環状部材を遊びをもって装着し、この環状部
    材の内側部を鉄等の磁性材にて構成し、外側部を銅等の
    軟らかい金属若しくは樹脂にて構成したことを特徴とす
    る研磨体。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の研磨体
    を砥粒及び研磨補助液とともに筒状被加工物の内腔内に
    封入し、筒状被加工物の外側に配置した磁石により前記
    研磨体を筒状被加工物の内面に押し付けるとともに筒状
    被加工物を回転せしめるようにしたことを特徴とする研
    磨方法。
JP19577794A 1994-08-19 1994-08-19 研磨体及びこの研磨体を用いた研磨方法 Pending JPH0857762A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN1319714C (zh) * 2002-01-21 2007-06-06 日本碳化物工业株式会社 模具清扫用树脂组合物
CN100366411C (zh) * 2001-04-25 2008-02-06 日本碳化物工业株式会社 模具清扫用树脂组合物

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100366411C (zh) * 2001-04-25 2008-02-06 日本碳化物工业株式会社 模具清扫用树脂组合物
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