JPH1188965A - 機器制御装置 - Google Patents

機器制御装置

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Publication number
JPH1188965A
JPH1188965A JP9248064A JP24806497A JPH1188965A JP H1188965 A JPH1188965 A JP H1188965A JP 9248064 A JP9248064 A JP 9248064A JP 24806497 A JP24806497 A JP 24806497A JP H1188965 A JPH1188965 A JP H1188965A
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JP
Japan
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information
control
program
unit
mini
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Application number
JP9248064A
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English (en)
Inventor
Hiroyoshi Nomura
博義 野村
Toru Kobayashi
徹 小林
Teruo Yamamoto
照夫 山本
Takako Shiraishi
孝子 白石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 対象とする機器が変わっても情報端末側のソ
フトウェアを変えなくても良いようにする。 【解決手段】 外部サーバーにインターネット情報を格
納しているコンテンツ記憶部1とウェブサーバ3を備
え、情報端末部にウェブブラウザ5と、制御対象との通
信を制御する通信制御部9を備え、通信制御部8から転
送されるコードに基づいて機器の制御を行う。コンテン
ツ記憶部1には、ミニメモと呼ぶ機器制御プログラムが
含まれる。このプログラムは、通信制御部制御コード
(A)、機器制御機械語(B)に分かれている。Aはウ
ェブブラウザで実行され、通信制御部を制御するプログ
ラム、Bは対象機器の制御シーケンスなどのデータであ
る。このミニメモをウェブブラウザ5で実行し、制御シ
ーケンスなどを機器本体に転送して実行する。このよう
に機器制御や機器特有のプロトコルをサポートするプロ
グラムを外部サーバからひとまとめにして送ることによ
り上記課題を解決することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジやエア
コンなどの家電機器を、電話やファックスなどの情報機
器のネットワークを介して制御する機器制御装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、パーソナルコンピュータやPDA
などの情報端末や、インターネットやパソコン通信など
の利用が家庭内に広まっている。これらにより、ユーザ
は個人情報や家庭内情報の管理だけでなく、インターネ
ットやパソコン通信などを通じて他のコンピュータにア
クセスし、有用な情報を閲覧している。このような状況
の中、コンピュータや携帯端末を利用して家庭内の機器
を制御したいという要望ある。
【0003】外部のコンピュータと連携して、通信によ
り家庭内の機器を制御するシステムは、数多く提案され
ている。従来の典型的な方式として、特定のホストコン
ピュータに、機器が制御情報を直接的に参照に行く方式
が知られている(例えば電子レンジの場合、特開平9−
60886号公報)。これは、制御シーケンス情報、例
えば「200度、10分間加熱」などのデータが格納さ
れたファイルをホストから取得する方式である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の機器制御装置は、機器が直接的にホストコンピュー
タに接続する構成をとっており、転送されるのも制御目
標に近いデータ情報のみである。したがって、機器には
転送されてきたデータを理解するソフトウェアが機器に
あらかじめ必要となる。この場合、転送データのフォー
マットの変化や新機能の付加に対応しようとすると、そ
の都度、機器のプログラムを変更しなければならない。
【0005】また、通信プロトコルの異なる複数の種類
の機器を制御対象とするような場合は、機器とホストコ
ンピュータを直接結ぶのではなく、情報端末経由で、機
器とホストコンピュータを結ぶのが効率的である。この
場合、各機器ごとのプロトコルや転送されてきたデータ
のフォーマットを理解するようなソフトウェアが情報端
末に必要であり、それぞれが別プログラムの場合は、情
報端末部のソフトウェア構成が非常に複雑になる。ま
た、そのプログラムは、接続する機器が変わる毎にユー
ザが変更しなければならないという課題があった。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、次のような構成をとる。ホストコンピュータ
上のサーバには、情報端末で動作させるプログラムと機
器本体を制御するプログラムから構成されたソフトウェ
ア部品(”ミニメモ”と呼ぶ)を蓄えるコンテンツ記憶
部と、コンテンツ記憶部に記憶されているソフトウェア
を外部からの検索要求に対して公開するサーバを有し、
情報端末部はサーバからプログラム情報を取得するブラ
ウザと、ブラウザにより取得されたプログラムを実行し
て、機器本体を制御するプログラムを機器本体に転送す
る通信制御部を有する。制御対象機器を転送したプログ
ラムにしたがって動作させる。
【0007】上記発明によれば、情報端末部はブラウザ
とミニメモと呼ぶプログラムを実行する汎用的な環境だ
けで良く、構成は非常に簡単なものになる。また、機器
制御のプログラムと情報端末と機器本体間の通信プログ
ラムは常に一体になっているため、ユーザは特別な意識
をせずに、制御する機器に応じた最新の通信プログラム
をダウンロードできる。この構成により情報端末に接続
する機器の変更や、機器制御のためのデータ構造の変化
に十分に対応が可能となる。
【0008】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1は、情報の送受
信を行う外部サーバと情報端末を備えた機器制御装置に
おいて、前記外部サーバは、前記情報端末で動作させる
プログラムと制御対象である機器本体を制御するプログ
ラムから構成されたミニメモを蓄えるコンテンツ記憶部
と、前記コンテンツ記憶部に記憶されているミニメモ情
報を外部からの検索要求に対して公開するネットワーク
サーバを有し、前記情報端末部は、前記ネットワークサ
ーバからミニメモ情報を取得するプログラム取得部と、
前記プログラム取得部により取得されたミニメモのプロ
グラムを実行して機器本体の制御プログラムを機器に転
送する通信制御部を有し、制御対象である機器本体を前
記通信制御部から転送された制御プログラムにしたがっ
て動作させる。
【0009】本発明の請求項2は、情報の送受信を行う
外部サーバと情報端末部を備えた機器制御装置におい
て、前記外部サーバは、前記情報端末部で動作させるプ
ログラムと制御対象機器の制御シーケンスから構成され
たミニメモと前記ミニメモに関連した静止画像・動画像
・テキストの少なくともひとつの情報を参照するHTM
Lファイルを蓄えるインターネットコンテンツ記憶部
と、前記インターネットコンテンツ記憶部に記憶されて
いる情報を外部からの検索要求に対して公開するWWW
サーバを有し、前記情報端末は、前記WWWサーバに記
憶されている情報を取得するブラウザと、前記ブラウザ
で取得された静止画像・動画像・テキストの情報を表示
する表示部と、前記ブラウザにより取得されたミニメモ
のプログラムを実行して前記制御シーケンスを制御対象
機器本体に転送する通信制御部を有し、制御対象機器を
前記通信制御部から転送された制御シーケンスにしたが
って動作させる。
【0010】本発明の請求項3は、情報の送受信を行う
外部サーバと情報端末を備えた機器制御装置において、
前記外部サーバは、前記情報端末で動作させるプログラ
ムと制御対象機器を制御する機械語バイナリ情報から構
成されたミニメモと前記ミニメモに関連した静止画像・
動画像・テキストの少なくともひとつの情報を参照する
HTMLファイルを蓄えるインターネットコンテンツ記
憶部と、前記インターネットコンテンツ記憶部に記憶さ
れている情報を外部からの検索要求に対して公開するW
WWサーバを有し、前記情報端末は、前記WWWサーバ
に記憶されている情報を取得するブラウザと、前記ブラ
ウザで取得された静止画像・動画像・テキストの情報を
表示する表示部と前記ブラウザにより取得されたミニメ
モのプログラムを実行して前記機械語バイナリ情報を制
御対象機器に転送する通信制御部を有し、制御対象機器
を前記通信制御部から転送された機械語バイナリ情報に
したがって動作させる。
【0011】本発明の請求項4にかかる機器制御装置
は、情報の送受信を行う外部サーバと情報端末を備えた
機器制御装置において、前記外部サーバは、前記情報端
末で動作させるプログラムと制御対象機器を制御するフ
ァジィルールから構成されたミニメモと前記ミニメモに
関連した静止画像・動画像・テキストの少なくともひと
つの情報を参照するHTMLファイルを蓄えるインター
ネットコンテンツ記憶部と、前記インターネットコンテ
ンツ記憶部に記憶されている情報を外部からの検索要求
に対して公開するWWWサーバを有し、前記情報端末
は、前記WWWサーバに記憶されている情報を取得する
ブラウザと、前記ブラウザで取得された静止画像・動画
像・テキストの情報を表示する表示部と前記ブラウザに
より取得されたミニメモのプログラムを実行して前記フ
ァジィルールを制御対象機器に転送する通信制御部を有
し、制御対象機器の内部にファジィ推論を行い機器を制
御するファジィ推論実行部を設け、前記通信制御部から
転送されたファジィルールにしたがって機器の制御をす
る。
【0012】本発明の請求項5は、前記インターネット
コンテンツ記憶部に格納されているミニメモ中の機器制
御情報に公開鍵方式の暗号を利用した電子署名を付加
し、前記通信制御部におけるミニメモの実行時に前記電
子署名を前記WWWサーバに設定された公開鍵を用いて
解読し機器制御情報の信頼性を確認することを特徴とす
る請求項1〜4記載の機器制御装置。
【0013】本発明の請求項6は、ユーザからの入力を
受け付け、その入力内容を前記ブラウザに出力する入力
部を備え、前記入力部で得られたユーザからの入力が所
定の内容であったときに、前記通信制御部を用いて、ミ
ニメモのプログラムを実行し機器制御情報を制御対象機
器に転送するブラウザを備え、ユーザとインタラクティ
ブな制御を行うことを特徴する請求項1〜4記載の機器
制御装置。
【0014】本発明の請求項7は、プログラムの送受信
を行う外部サーバと情報端末を備えた機器制御装置にお
いて、前記外部サーバは、前記情報端末で動作させるプ
ログラムと制御対象である機器本体の制御シーケンスか
ら構成されたミニメモを蓄えるアプリケーション記憶部
と、前記アプリケーション記憶部に記憶されているミニ
メモ情報を外部からの要求に対して転送するとともに、
外部から転送されてきた機器制御状況情報を受信するサ
ーバと、前記サーバのプログラム転送履歴を作成管理
し、前回転送した情報と今回転送する情報の相違点のみ
を集めた差分情報のバイナリファイルを前記アプリケー
ション記憶部中に作成する差分情報管理部を有し、前記
情報端末は、前記サーバとの双方向通信を行いミニメモ
とその差分情報の取得や機器制御状況情報の送信を行う
プログラム送受信部と、前記プログラム送受信部から得
られたミニメモ情報の差分から、情報端末から機器本体
への通信プログラムを更新して記憶する通信アルゴリズ
ム記憶部と、前記通信アルゴリズム記憶部中のプログラ
ムを実行して情報端末と機器本体との双方向通信を行
い、ミニメモ中の制御シーケンスの機器本体への転送
と、機器本体からの制御状況情報の前記プログラム送受
信部への転送を行う通信制御部を有し、制御対象の機器
本体を前記通信制御部から転送された制御シーケンスに
したがって動作させ、制御状況や制御結果を前記通信制
御部へ転送する。
【0015】本発明の請求項8は、プログラムの送受信
を行う外部サーバと情報端末を備えた機器制御装置にお
いて、前記サーバは、前記情報端末で動作させるプログ
ラムと制御対象である機器本体を制御する機械語バイナ
リ情報から構成されたミニメモを蓄えるアプリケーショ
ン記憶部と、前記アプリケーション記憶部に記憶されて
いるミニメモ情報を外部からの要求に対して転送すると
ともに、外部から転送されてきた機器制御状況情報を受
信するサーバと、前記サーバのプログラム転送履歴を作
成管理し、前回転送した情報と今回転送する情報の相違
点のみを集めた差分情報のバイナリファイルを前記アプ
リケーション記憶部中に作成する差分情報管理部を有
し、前記情報端末は、前記サーバとの双方向通信を行い
ミニメモとその差分情報の取得や機器制御状況情報の送
信を行うプログラム送受信部と、前記プログラム送受信
部から得られたミニメモ情報の差分から、情報端末から
機器本体への通信プログラムを更新して記憶する通信ア
ルゴリズム記憶部と、前記通信アルゴリズム記憶部中の
プログラムを実行して情報端末と機器本体との双方向通
信を行い、ミニメモ中の機械語バイナリ情報の機器本体
への転送と、機器本体からの制御状況情報の前記プログ
ラム送受信部への転送を行う通信制御部を有し、制御対
象の機器本体を前記通信制御部から転送された機械語バ
イナリ情報にしたがって動作させ、制御状況や制御結果
を前記通信制御部へ転送する。
【0016】本発明の請求項9は、プログラムの送受信
を行う外部サーバと情報端末を備えた機器制御装置にお
いて、前記サーバは、前記情報端末で動作させるプログ
ラムと制御対象である機器本体を制御するファジィルー
ルから構成されたミニメモを蓄えるアプリケーション記
憶部と、前記アプリケーション記憶部に記憶されている
ミニメモを外部からの要求に対して転送するとともに、
外部から転送されてきた機器制御状況情報を受信するサ
ーバと、前記サーバのプログラム転送履歴を作成管理
し、前回転送した情報と今回転送する情報の相違点のみ
を集めた差分情報のバイナリファイルを前記アプリケー
ション記憶部中に作成する差分情報管理部を有し、前記
情報端末は、前記サーバとの双方向通信を行いミニメモ
の差分情報の取得や機器制御状況情報の送信を行うプロ
グラム送受信部と、前記プログラム送受信部から得られ
たミニメモの差分情報から、情報端末から機器本体への
通信プログラムを更新して記憶する通信アルゴリズム記
憶部と、前記通信アルゴリズム記憶部中のプログラムを
実行して情報端末と機器本体との双方向通信を行い、ミ
ニメモ中のファジィルールの機器本体への転送と、機器
本体からの制御状況情報の前記プログラム送受信部への
転送を行う通信制御部を有し、制御対象である機器本体
の内部にファジィ推論を行い機器を制御するファジィ制
御部を設け、前記通信制御部から転送されたファジィル
ールにしたがって機器の制御をし、制御状況や制御結果
を前記通信制御部へ転送する。
【0017】本発明の請求項10は、プログラムの送受
信を行う外部サーバと情報端末を備えた機器制御装置に
おいて、前記外部サーバの少なくともひとつに、他の外
部サーバに含まれているミニメモの内容とそのアドレス
が管理記憶されているファシリテータを備え、前記情報
端末に前記ファシリテータの情報にアクセスし、取得す
るミニメモ情報とそのミニメモ情報が存在するサーバの
アドレスを得るプログラム送受信部を備える。
【0018】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0019】(実施例1)図1は本発明の実施例1の機
器制御装置の構成を示す。ここでは電子レンジの制御を
例として説明する。図1の構成は3つの部分に分かれて
いる。一つ目は外部サーバシステム、二つ目は情報端
末、三つ目は機器本体(ここでは電子レンジ)である。
情報端末は電子レンジを外部ネットワークにつなげるた
めの装置である。この情報端末は、図では別の装置とし
て扱っているが、機器本体(電子レンジ)内にその構成
を格納しても良い。外部サーバシステムは情報端末部や
機器本体と距離的に離れているとする。
【0020】図1の1はSGMLやXML、HTML形
式の文書ファイルや画像情報やプログラム情報などのイ
ンターネットコンテンツを格納しているコンテンツ記憶
部、2はコンテンツ記憶部1に格納されている情報をW
WW(World Wide Web)情報として発信するためのウェ
ブサーバ、3はウェブサーバ2を電話回線経由でインタ
ーネットに接続するためのネットワーク通信制御部、4
は情報端末部を電話回線経由でインターネットに接続さ
せるためのモデム、5はモデム4を用いて介して外部サ
ーバシステムにアクセスし、情報を検索・取得するウェ
ブブラウザ、6はウェブブラウザ5で得られた情報を表
示する表示部、7はユーザからの入力を得るポインティ
ングデバイスとその制御回路で構成された入力部、8は
ウェブブラウザ5と制御対象である機器本体との通信を
制御する通信制御部、10は通信制御部8から送信され
た信号を受信する機器側通信制御部、11は機器側通信
制御部10で受信したバイナリコードを記憶する制御ア
ルゴリズム記憶部、12は機器のメーカ名や製品名、製
品番号、最大出力、出力変換テーブルなど機器固有の情
報を記憶している固有情報記憶部、13は制御アルゴリ
ズム記憶部11に格納されている制御アルゴリズムに基
づいて機器を制御する機器制御部、14は機器制御部1
3によって制御される機器のハードウェア部分であり、
電子レンジの場合、マグネトロン、ターンテーブル、ス
タラファン、液晶表示部などである。以上のように構成
された機器制御装置の実施例について、具体的な動作を
図2のフローチャートにしたがって説明する。
【0021】本実施例では、制御の対象機器として電子
レンジを事例としている。現在、ファミリーレストラン
やコンビニエンスストアでは、冷凍食品や冷凍弁当など
の使用が拡大している。マイクロ波加熱による食品解凍
は、難しい技術である。食品の電波の吸収効率は、凍っ
ている時と解けているときでは数百倍から数千倍異な
る。解け方も食材の種類や配置に応じて異なるため、食
品に応じた適切な出力と時間で加熱しなければ、大きな
加熱むらが起こり、商品としての品質が保てなくなる。
一般に解凍時の電子レンジの適切な出力と解凍時間の決
定には、解凍に関する知識が十分に必要である。現在
は、調理の専門家が各店舗をまわり、各食品に対する加
熱制御シーケンスの決定と、電子レンジのファンクショ
ンキーへの登録設定を行っている。これにより、食品解
凍に知識のない店員でも、食品に対応するファンクショ
ンキーを押すことにより、適切な調理が可能となる。し
かし、現在のように店舗間の競争が激しくなり、新メニ
ューを続々と商品化するようになると、専門家が各店舗
を巡回する時間がなくなり、最適に解凍された良質な商
品を提供できないという問題が出てきている。本実施例
は、この課題に対応する構成となっている。以下、この
構成に対して、その動作を詳細に説明する。
【0022】まず、図2のフローチャートのステップA
1ではウェブブラウザ5がモデム4を制御し、ネットワ
ーク通信制御部3を介してウェブサーバ2に接続する。
【0023】コンテンツ記憶部1、ウェブサーバ2、ネ
ットワーク通信制御部3は外部サーバシステムの構成要
素である。コンテンツ記憶部には、WWW(World Wide
Web)のコンテンツであるHTMLファイルや、その中
で参照されている画像(静止画像、動画像)、音声、バ
イナリのプログラムファイルやJava言語等の中間コ
ードファイルなど多様な情報が記憶されている。ウェブ
サーバ2はコンテンツ記憶部1に格納されたこれらのフ
ァイルを、外部からのアクセスに対してHTTPなどの
所定のプロトコルにしたがって公開する。ネットワーク
通信制御部3は、電話回線と接続して外部のクライアン
トとPPP(Point to Point Protcol)やTCP/IP
などのプロトコルで接続するものである。この外部サー
バシステムの具体的な構成としては、ワークステーショ
ンをウェブサーバ2として運用し、それにネットワーク
通信制御部を接続したような構成として実現される。こ
の場合、ワークステーションのハードディスクがコンテ
ンツ記憶部1に相当する。
【0024】モデム4、ウェブブラウザ5、表示部6、
入力部7、通信制御部8は情報端末の構成要素であり、
パソコンなどのコンピュータとその周辺装置により構成
される。具体的な実現形態として、ウェブブラウザ5は
パソコン本体、表示部6は液晶ディスプレイ、入力部5
はタッチパネル、通信制御部8はRS−232Cコント
ローラとなる。
【0025】ステップA1での具体的な動作を示すと、
情報端末部のウェブブラウザ5がモデム4を制御し、外
部サーバシステムとのダイアルアップ接続やPPP、T
CP/IPなどのプロトコルの確立を行い、ネットワー
ク通信制御部3との接続を完了する。その後、ウェブブ
ラウザ5はウェブサーバ2と接続し、HTTPなどのプ
ロトコルにしたがって通信を行える準備を行う。なお、
ダイアルアップ時の電話番号やアドレスなどは事前に設
定しておく。
【0026】ステップA2では、ウェブブラウザ5がス
テップA1で確立した接続を用いて、ウェブサーバ2か
らコンテンツ記憶部1に格納されている情報を取得す
る。
【0027】ステップA3では、取得した情報にしたが
ってウェブブラウザ5が動作を行う。外部サーバシステ
ムから取得した情報の基本形式はHTMLファイルであ
る。ウェブブラウザ5はこのファイルに書かれた記述を
解析・判断し、それにしたがって表示・実行する。図3
に表示部6での表示例を示す。図3はコンビニエンスス
トアに本実施例の電子レンジを設置した場合の表示例で
あり、弁当メニューを示している。
【0028】コンテンツ記憶部1に記憶されている情報
の概略構成は図4(a)のようになっている。全体は、
HTMLファイルであり、その中に表示部6で表示する
ための画像データや音声データ、テキストデータと、J
ava言語で書かれたアプレットが埋め込まれている
(具体的な記述例は図3参照)。このアプレットは、画
像や音声などのデータと異なり、ウェブブラウザ5で解
析して実行されるプログラムである。現在、アプレット
はアニメーションなどの画像表示の高度化に使われてい
ることが多いが、ここでのアプレットは機器制御を行う
ための特殊な構造を持ったソフトウェア部品である。こ
こでは、この特殊な構造を持った機器制御用のソフトウ
ェア部品を、従来の単純なアプレットと区別するために
「ミニメモ」と呼ぶことにする。
【0029】ミニメモは、2つの部分(A:通信制御部
プログラム、B:機器制御コード)に分かれている。A
はウェブブラウザ5で実行され、通信制御部8を制御す
るプログラム、Bは対象とする機器(ここでは電子レン
ジ)の制御アルゴリズム(制御シーケンス)を示すバイ
ナリ情報データである。ここでのバイナリコードは暗号
化され電子署名がなされているものとする。
【0030】ミニメモ中のAの通信制御部プログラムは
ウェブブラウザ5により実行されるものである。この部
分では(a)セキュリティチェックと(b)制御アルゴ
リズム転送を行う。(a)セキュリティチェックでは、
以下の2つの動作を行う。
【0031】(1)ミニメモ中の制御コードのバイナリ
データ部分Bが、電話回線での転送時におけるデータの
抜けや、何者かによる意図的な改竄がなく、外部サーバ
システムから正しく送られてきていることをチェックす
る(このチェックのために、バイナリデータ部分Bに
は、電子署名が付けられている。電子署名は公開鍵方式
のRSA暗号などを利用して作られたもので、現在でも
広く利用されている。ここでは、制御コードのバイナリ
データ部分のほかに制御コードの説明や制御対象とする
機器名、製品コード、作成会社などの情報全体について
電子署名を行う。ここでのセキュリティチェックでは、
外部サーバシステムであらかじめ設定している公開鍵を
用いて、転送されたデータを解読し、解読が可能かどう
か、また署名などの情報に矛盾がないかどうかを確認す
る。この確認のため、通信制御プログラム部分にはモデ
ム4を制御し、外部サーバシステムへ接続をするプログ
ラムも含んでいる。)。
【0032】(2)実際に情報端末につながっている機
器本体が、ミニメモ中の制御コードの制御対象機器にな
っているかどうかを確認する。具体的には、機器側通信
制御部10との接続の確立後、固有情報記憶部12をア
クセスして確認する。機器側通信制御部10との接続が
確立できない場合や、固有情報記憶部12にアクセスで
きない場合は、対象機器でないと判断する。
【0033】ミニメモの(b)制御アルゴリズム転送で
は、通信制御部8と機器側通信制御部10との接続を確
立し、所定のプロトコルにしたがって、Bの制御アルゴ
リズムデータを送信する。ここでの通信制御部8と機器
側通信制御部10との接続方式は、例えばRS−232
Cのような有線のシリアルデータ通信やIEEE139
4などで決めらている方式でも良いし、赤外線や小電力
電波を用いた無線通信でも良い。ここでの制御アルゴリ
ズムデータとは、制御プロセスの設定値や目標値の時間
的変化を示す制御シーケンスを意味している。下に電子
レンジの場合の例を示す。
【0034】例1:”電子レンジNE−100:基本メ
ニュー登録:キー1(500W2分)、キー2(100
0W1分)、・・・・・・・・” これは、電子レンジの機器本体についたファンクション
キーに制御シーケンスを割り当てようとする制御アルゴ
リズムである。
【0035】この事例では、HTMLファイルがウェブ
ブラウザ5に読み込まれた時点で実行されるミニメモ
(例えば上の例1のような内容)と、ボタンを押された
時点で実行されるミニメモの2種類がある。これらの相
違はHTMLファイルの記述の仕方により指定できる。
ボタンを押された時点で実行されるミニメモの内容の例
を以下に示す。
【0036】例2:”電子レンジNE−320:カレ
ー:2分間:230度、3分間:50度”、 例3:”電子レンジNE−330:ビーフシチュー:温
度センサーの値が110度になるまでマグネトロン動作
(500W)、3分間110度維持” これらの例では、ボタンを押された時点で、マグネトロ
ンなどの本体機器が動作を開始する。図3の表示例で
は、弁当の下にボタンが配置されている。図中のボタン
はこれらの押された時点で実行されるミニメモに対応し
ている。
【0037】ステップA4では、機器の制御を行う。ス
テップA3までの手順で情報端末部から送られてきた制
御アルゴリズムは、機器側通信制御部10で受信され、
制御アルゴリズム記憶部11に蓄えられる。機器制御部
13は、この制御アルゴリズム記憶部11と固有情報記
憶部12を参照し、転送されてきた制御アルゴリズムが
この機器で実行可能かどうかを再度判断する。具体的に
は、転送されてきた制御アルゴリズム中に記載されてい
る機種番号が異なっていた場合や、制御アルゴリズム中
に機器制御部13が処理できない項目があった場合、対
象となる制御アルゴリズムを制御アルゴリズム記憶部1
1から消去し、機器本体においてエラー表示を行う。こ
れ以外の場合、機器制御部13は転送されてきた制御ア
ルゴリズムを実行し、機器ハードウェア部14(電子レ
ンジの場合、マグネトロン、ターンテーブル、スタラフ
ァン、液晶表示部など)を制御する。具体的な制御内容
は、送られてきた制御アルゴリズムによって異なる。
【0038】なお、固有情報記憶部12には、他機種の
制御アルゴリズムからの変換テーブルが書かれている場
合もある。この場合、機器制御部13は、固有情報記憶
部12中の変換テーブルを参照して制御アルゴリズムを
変更し、それに基づいて機器ハードウェアの制御を行
う。
【0039】ステップA5では、ユーザからの入力待ち
を行う。具体的には、ウェブブラウザ5が入力部7から
ユーザの入力があったかどうかを監視する。上述したよ
うに、図4(a)の構成には、HTMLファイルがウェ
ブブラウザ5に読み込まれた時点で実行されるものと、
表示部6でボタンを押された時点で実行されるものの2
種類がある。ステップA5では、表示部6に表示された
ボタンが入力部7を介して押されたかどうかをチェック
する。押されていない場合は、再度、ステップA5に戻
り入力を待つ。
【0040】ステップA6では、ユーザから押されたボ
タンに対応するミニメモを実行する。具体的には、ウェ
ブブラウザ5が、ユーザの押したボタンに対応する図4
(a)の構成(ミニメモ)を外部サーバシステムから読
み込み、それを実行して通信制御部8を制御し、制御ア
ルゴリズムを機器本体に転送する。
【0041】ステップA7では、ステップA6で転送さ
れたアルゴリズムを機器側通信制御部10で受信し、制
御アルゴリズム記憶部11に記憶させる。
【0042】ステップA8では、機器制御部13が固有
情報記憶部12に格納されている情報を参照しながら制
御アルゴリズム記憶部11中のアルゴリズムにしたがっ
て実行し、機器本体14を制御する。制御が終了した後
は、またステップA5に戻りユーザからの入力待ちを行
う。
【0043】ウェブブラウザ5は、図2のフローチャー
トのスタートからの動作を一日に数回繰り返し行う。こ
れにより外部サーバシステムの内容変更にも常に対応可
能である。なお、この場合でもステップA5から以降の
部分は常時動いていることになる。
【0044】以上のように構成された機器制御装置にお
いて、上述したような動作を繰り返すことにより、外部
サーバシステム上の情報の変化を機器制御に反映させる
ことができ、対象機器が電子レンジの場合は、食品の商
品サイクルが短くなっても、常に最適な解凍調理パター
ンが外部サーバシステムから得られるので、専門家によ
る手作業による解凍パターンの電子レンジへの設定をす
ることなく、常に最適な調理が可能となる。
【0045】また、本発明では、外部サーバシステムか
ら制御シーケンスを制御対象のシステムに送付するだけ
でなく、情報端末部から機器本体への通信プログラムを
制御シーケンスと同時に、外部サーバシステムから送付
する。これにより情報端末部の構成が従来よりもシンプ
ルになる。情報端末部は対象とする制御機器に依存した
構成(ソフトウェアを含む)を全く持たなくて良いた
め、汎用に使われている安価なコンピュータシステムを
使用できる(基本的には、ウェブブラウザの動くパソコ
ンさえあれば良く、特別なソフトは必要ない。)。ま
た、この実施例では、制御対象の機器は1台の電子レン
ジのみとしたが、情報端末に複数の電子レンジが接続さ
れても良いし、また、電子レンジ以外の異なる種類の複
数の機器が接続されても良い。種類の異なる複数の機器
が接続された場合では、本発明の効果はさらに拡大され
る。このような複数の機器を情報端末に接続する場合、
従来では、機器それぞれに応じた通信手順を情報端末中
にあらかじめ持っておく必要があったが、本発明による
と、機器の制御の必要に応じてミニメモをサーバから取
得することで、データと同時に転送プログラムまで配布
される形になる。したがって、この場合でも、常に最新
の制御情報がサーバから取得可能であり、それは転送の
プロトコルをサポートするようなプログラムも持ってい
る。情報端末の構成は上記構成のままで非常にシンプル
な構成となる。
【0046】なお、本実施例では、制御アルゴリズムと
して、例えば、”電子レンジNE−320:カレー:2
分間:230度、3分間:50度”などといった、制御
プロセスの目標値を外部サーバシステムから取得した。
しかし、外部サーバシステムから転送されるのは、これ
以外の物でも良い。具体例として、図5に機器本体のC
PUで動くネイティブコード(機械語)を転送する構成
と、図6にファジィ推論のルールを転送する構成を示
す。
【0047】図5(a)は、機器制御のネイティブコー
ドを転送する構成を示している。図5(a)の2はウェ
ブサーバ、3はネットワーク通信制御部、4はモデム、
5はウェブブラウザ、6は表示部、7は入力部、8は通
信制御部、10は機器側通信制御部、12は固有情報記
憶部、13は機器制御部、14は機器ハードウェア、以
上の構成は前述した図1の構成と同様である。異なる構
成は、外部サーバシステムにおいて、機器本体で実行で
きるネイティブな機械語のコンテンツをミニメモの形式
(図5(b))で蓄えている機械語コンテンツ記憶部
1’と、機器本体において機械語のプログラム情報を記
憶する機械語記憶部11’を備えた点である。基本動作
は、上述した構成と同様である。ミニメモの通信制御プ
ログラム(A)の部分でのセキュリティチェック機能に
より、転送するバイナリコードの安全性は十分に確保さ
れているため、このような機器制御の機械語コンテンツ
の転送も可能である。このような構成を用いることによ
り、より複雑な制御を対象機器(ここでは電子レンジ)
にさせることができる。
【0048】図6(a)は、機器制御のためのルールを
転送する構成を示している。ここでは推論ルールとして
ファジィ推論のルールを採用している。図6の2はウェ
ブサーバ、3はネットワーク通信制御部、4はモデム、
5はウェブブラウザ、6は表示部、7は入力部、8は通
信制御部、10は機器側通信制御部、12は固有情報記
憶部、14は機器ハードウェア、以上の構成は前述した
図1の構成と同様である。異なる構成は、外部サーバシ
ステムにおいて、機器制御のための複数のファジィ推論
ルールやメンバシップ関数の情報をミニメモの形式(図
6(b))で蓄えている知識ベース1’’と、機器本体
において転送されてきたルール情報を記憶するルール記
憶部11’’と、ルール記憶部11’’に蓄えられてい
るルールをMin−Max−重心法などの推論法を用い
て実行する推論実行部13’’を備えた点である。基本
動作は、上述した構成と同様である。ここでのルール
は、センサ信号などに基づいて電子レンジの加熱調理時
間や、出力量を決定しするもので、上記した制御アルゴ
リズム(制御シーケンス)や機械語を送る方式に比べ
て、より柔軟で知的な制御アルゴリズムを転送すること
ができる。
【0049】以上のように構成された、図5や図6の構
成においても、対象とする制御機器の制御コードをネッ
トワークを介して取得可能であり、常に最新の情報で制
御可能である。また、これらの実施例についても情報端
末部の構成は同一であり、ミニメモという形式で、デー
タ通信プログラムと機械語やルールなどの情報を同一の
パッケージで送ることにより、情報端末部の構成を簡単
な物にすることができる。なお、図1、図5、図6の構
成において、外部サーバシステムと情報端末部の接続方
法としては、電話回線によるもののみについて説明した
が、PHSなどの無線通信、CATVなどの有線通信、
テレビ放送(地上波、衛星)などを利用してもかまわな
い。この場合は、ネットワーク通信制御部3の内部構成
がそれぞれのインフラに応じて変化する。また、外部サ
ーバシステムから情報端末へ転送されるソフトウェア部
品としてのミニメモについて、その通信制御プログラム
の部分はJava言語で書かれており、全体はアプレッ
トという構成をとっている。この部分の実現形態も他の
手法でもよく、他のオブジェクト指向プログラミング言
語を用いて記述された物でも良いし、HTMLファイル
中に記載されるスクリプティング言語で書かれた物でも
良い。
【0050】(実施例2)図7は本発明の実施例におけ
る機器制御装置の詳細構成を示したものである。図7の
3はネットワーク通信制御部、4はモデム、6は表示
部、8は通信制御部、10は機器側通信制御部、11は
制御アルゴリズム記憶部、12は固有情報記憶部、13
は機器制御部、14は機器ハードウェア、以上の構成は
前述した実施例1(図1)の構成と同様である。実施例
1と異なる構成は、情報端末部と機器本体で動作するア
プリケーションプログラムを記憶するアプリケーション
記憶部21と、アプリケーション記憶部21に格納され
ているプログラムの更新履歴と各情報端末毎の転送履歴
を管理しアプリの差分情報を作り出す差分情報管理部2
2と、アプリケーション記憶部21に蓄えられたプログ
ラムを外部からのアクセスに応じて転送するサーバ23
と、外部サーバシステムから転送されてきたアプリケー
ションを受信したり機器本体からの情報をサーバシステ
ムに送信したりするプログラム送受信部24と、プログ
ラム送受信部24で取得されたプログラムを記憶する通
信アルゴリズム記憶部25と、プログラム送受信部24
を動作を一定の時間間隔で制御するタイマー26、機器
ハードウェア14での制御状況や制御結果を蓄える制御
状況記憶部27を備えた点である。
【0051】以上のように構成された機器制御装置の実
施例について、具体的な動作を説明する。実施例1で
は、インターネットのWWWサーバやブラウザを基本構
成として、機器制御を行う構成を述べた。この構成では
機器制御のプログラムやルールの入ったミニメモ以外
に、画像情報や音声情報、テキスト情報など様々な情報
を同時に、HTMLファイルの枠組みで送付した。しか
し、制御する機器の対象に応じては、制御情報以外の画
像や音声などの付随情報が不必要な場合もある。また、
機器本体から制御結果や制御状況、機器故障状況などの
情報を外部サーバシステムに返して外部から管理したい
という要望もある。本実施例は、このような要望に対応
するための構成になっている。
【0052】図8のフローチャートを基に、本発明の動
作を説明する。まず、ステップB1でプログラム送受信
部24はモデム4を制御し、ネットワーク通信制御部3
を介してサーバ23に接続する。情報端末部の構成はパ
ソコンなどのコンピュータを利用して実現する。プログ
ラム送受信部24は、コンピュータのCPU部分、通信
アルゴリズム記憶部25はRAM、表示部6はディスプ
レイ、通信制御部8はRS232Cインタフェースなど
に相当する。
【0053】プログラム送受信部24からの接続要求
が、ネットワーク通信制御部3で検出されたとき、差分
情報管理部22は情報端末への過去のプログラム転送履
歴を検索し、今回新たに送付すべきプログラムの差分情
報をアプリケーション記憶部11に新たに準備し、今回
の転送情報(送ったプログラムのバージョン、日付、差
分ログ、転送先、など)を転送履歴に加える。なお、過
去に送付したプログラムと現在のものが同一である場
合、差分情報管理部22は接続を切断する要求をネット
ワーク通信制御部3に出力し、このフローチャートのス
テップB5に飛ぶ。
【0054】ステップB2では、プログラム送受信部2
4が、ステップB1での接続を利用してサーバ23から
プログラム情報を読み込み、差分情報を展開して通信ア
ルゴリズム記憶部25内のプログラム情報を最新のもの
に更新する。このプログラム情報は、図4のミニメモと
同じ構造をしており(図7(b)参照)、プログラム送
受信部24で実行されるコード(A:通信制御プログラ
ム)と、機器本体に転送されて実行されるコード(B:
機器制御機械語)の2種類のコードからなる。機器本体
に転送されるコードは、実施例1に述べたように、制御
シーケンスやルールなどさまざまな形態が考えられる
が、ここではネイティブな機械語であるとする(通信制
御部プログラムの方も機械語とする)。
【0055】ステップB3で、プログラム送受信部24
は、通信アルゴリズム記憶部25中で新たに更新された
プログラムの実行を開始する。この時点で今まで動いて
プログラムは停止され、消去される。新たなプログラム
実行により、プログラム送受信部24は外部サーバシス
テムから転送されてきた機器本体で実行されるコードに
対して、第1の実施例と同様にセキュリティチェックを
行い、コードの安全性が確認できた後に、それを通信制
御部8を制御して転送する。
【0056】これらプログラム送受信部24のすべての
動作は外部サーバシステムから転送されてきたプログラ
ムに基づく。したがって、ここでの機器本体へのデータ
転送や、セキュリティチェック、後述する機器本体や外
部サーバシステムとの双方向通信、次回のサーバからの
自分自身の制御プログラム読み込み、など、すべての動
作が外部サーバシステムから送られてきたプログラム情
報を基に行われる。
【0057】ステップB4では、情報端末部の通信制御
部8から転送されてきたプログラムを制御アルゴリズム
記憶部11に格納する。
【0058】ステップB5では、機器制御部13が固有
情報記憶部12を参照しながら制御アルゴリズム記憶部
11に格納されたプログラムを実行し、機器ハードウェ
ア14を制御する。ここでの動作は図2のステップA4
とほぼ同様である。なお、機器ハードウェア14での制
御結果や制御状況は、逐一制御状況記憶部28に記憶す
る。ここでの実行は、次回のプログラム転送が行われる
まで、また、次のステップでエラーが検出されない限
り、機器ハードウェア14の状況にしたがって何度も繰
り返される。
【0059】ステップB6では、機器制御部13でエラ
ーの検出を行う。たとえば、機器ハードウェア14の構
成が電子レンジの場合、所定時間加熱しても庫内温度が
上がらない場合や、電源電圧が過度に変化した場合な
ど、さまざまな故障や、操作ミスなどが考えられる。こ
のような望ましくない状況の検出をここで行う。ただ
し、ここでのエラー検出は、制御アルゴリズム記憶11
に転送されたプログラムにしたがって機器制御部13が
行うもので、その検出のしくみをプログラム中に記述し
ておく必要がある。
【0060】ステップB7で、機器制御部13は得られ
たエラーに関する情報と、その前後の制御状態や制御結
果を制御状態記憶部28から取り出し、機器側通信制御
部10を制御して情報端末の通信制御部8に転送する。
【0061】ステップB8で、プログラム送受信部24
は、機器本体から送付されてきた情報を、モデム4を介
して外部サーバシステムに転送する。ここでの機器本体
からの情報受信と、サーバへの情報送信のための動作手
順はステップB1、B2でサーバから送られてきたプロ
グラムにしたがうものとする。外部サーバシステムで
は、転送されてきた情報を蓄え表示する。この情報に応
じて、外部サーバシステムの管理者は、異なる故障診断
用の機器診断プログラムなどを情報端末部に転送して、
不具合の原因を解析し、その対応を現場の店員などに連
絡することができる。
【0062】なお、この外部サーバシステムから情報端
末部へのプログラム転送は、一定の時間間隔で行われ
る。具体的にはステップB9に記載してあるように、情
報端末内のタイマー26により、前回の転送からの経過
時間を計測し、その値が所定値になったときに、再度ス
テップB1からの手順を繰り返すことを行う。
【0063】以上のように構成された機器制御装置を用
いることにより、本実施例では外部サーバシステムか
ら、情報端末部のプログラムと機器本体のプログラムを
ひとつのパッケージとして転送する。転送はタイマーを
用いて一定時間間隔で行う。これにより最新の制御情報
が機器に転送できることになる。また、転送する2種類
のプログラムを適切に作成することにより、情報端末部
と機器本体間、情報端末部と外部サーバ間の双方向の通
信が可能になり、故障通報や故障診断などができるばか
りではなく、不具合の検出時に、単なる制御のためのプ
ログラム転送だけでなく、原因追及のための機器診断プ
ログラムを再度送付して、その原因を特定するようなこ
とも可能になる。このように、情報端末部と機器本体の
動作プログラムのすべてをネットワーク経由で転送する
ことにより、最新の制御や故障診断など様々なサービス
を提供できる。
【0064】なお、本実施例では、情報端末部から接続
する外部サーバシステムはひとつであったが、図9のよ
うに複数あっても良い。この場合、情報端末部のプログ
ラム送受信部24が、機器本体の種類や製造会社、制御
状況などに応じて、どのサーバにアクセスすれば良いか
を決めなければならない。この選択のために外部サーバ
システムのひとつにエージェント記憶部31とファシリ
テータ32を付加する。エージェント記憶部31は、前
述したアプリケーション記憶部21の機能に加えて、他
のどの外部サーバシステムにどのようなプログラムが格
納されているかという情報を持っている。ファシリテー
タ32は、このエージェント記憶部31の情報から、情
報端末部のプログラム送受信部24からの接続機器情報
やプログラム転送要求や故障などの制御情報転送に対し
て、最も適切なプログラムがどの外部サーバシステムに
あるかを返答する。その回答結果に応じて、情報端末部
のプログラム送受信部24は適切な外部サーバシステム
にアクセスできる。このように、外部サーバシステムの
ひとつに、ファシリテータ32という構成を持っておく
ことで、情報端末は複数の外部サーバシステムのうちの
適切なサイトにアクセスすることができる。この場合、
外部サーバシステムの新設や廃止などの様々な外部要因
に対しても、エージェント記憶部31やファシリテータ
32のデータ管理のみをすればよく、情報端末部の構成
を変えることは必要ない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本願発明の構成を
用いることにより、外部サーバシステムから機器本体の
制御プログラムと情報端末の制御プログラム(機械語、
ルール、制御シーケンス)を結合したソフトウェア(ミ
ニメモ)を送付する事ができる。これはWWWのHTM
Lファイル中にも組み込み可能なソフトウェア部品であ
り、画像データやテキスト、音声データなどと同時に送
付できる。
【0066】このようなプログラム転送を中心とした構
成を基本とすることにより、外部サーバシステムとの接
続を行う情報端末や機器本体に特別なソフトウェアが必
要なくなる。これにより、特に情報端末部分の構成は簡
単で安価なものになる。また、制御プログラムの大部分
を外部サーバから転送するため、機器の使用状況や用途
の変化に対応した制御を簡単に実現でき、さらに、情報
端末部に通信プロトコルの異なる機器を複数台接続して
も、情報端末部のソフトには何ら変更のない汎用の構成
が実現できる。
【0067】なお、本発明は、実施の形態によって以下
のようなさらなる効果も生まれる。1)ミニメモ中に含
まれる機器本体の制御プログラムを機械語情報にした場
合、制御シーケンスよりも複雑で細かな制御が実現でき
る。2)ファジィルールにした場合は、機器で検出され
るセンサ情報などから最適な制御を行うような制御が実
現できる。3)ミニメモに含まれる情報に電子署名を付
けることにより、他者からの改竄や通信中のデータのト
ラブルなどを検知でき、安全な機器制御が実現できる。
4)ユーザからの入力に応じてミニメモを実行すること
により、インタラクティブな機器制御が可能である。
5)ミニメモの通信制御プログラムや機器制御のプログ
ラムを適切に設計することにより、機器本体と情報端
末、情報端末と外部サーバの間の双方向通信が可能にな
る。6)外部サーバシステムのひとつに、どのサーバに
どのような制御プログラムが入っているかという情報を
管理するファシリテータを設けることにより、情報端末
部は制御機器の状況や種類に応じて、適切なプログラム
を転送させることができる。
【0068】また、本実施例を電子レンジに用いた場合
には、コンビニやファミリーレストランで続々と開発さ
れる新メニューに対する加熱調理プログラムを、タイム
リーに外部サーバシステムから電子レンジに転送する事
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1における機器制御装置の構成
を示すブロック図
【図2】同装置の動作を示すフローチャート
【図3】同装置の表示例を示す図
【図4】(a)転送されるソフトウェアの構成を示す図 (b)プログラム記述例を示す図
【図5】(a)機械語を転送する構成を示す図 (b)同装置のソフトウェア構成を示す図
【図6】(a)ファジィルールを転送する構成を示すブ
ロック図 (b)同装置のソフトウェア構成を示す図
【図7】(a)本発明の実施例2における機器制御装置
の構成を示すブロック図 (b)同装置のソフトウェア構成を示す図
【図8】同装置の動作を示すフローチャート
【図9】外部サーバシステムが複数接続された例を示す
【符号の説明】
1 コンテンツ記憶部 2 ウェブサーバ 3 ネットワーク通信制御部 4 モデム 5 ウェブブラウザ 6 表示部 7 入力部 8 通信制御部 10 機器側通信制御部 11 制御アルゴリズム記憶部 12 固有情報記憶部 13 機器制御部 14 機器ハードウェア 21 アプリケーション記憶部 22 差分情報管理部 23 サーバ 24 データ送受信部 25 通信アルゴリズム記憶部 26 タイマー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白石 孝子 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報の送受信を行う外部サーバと情報端末
    を備えた機器制御装置において、前記外部サーバは、前
    記情報端末で動作させるプログラムと制御対象である機
    器本体を制御するプログラムから構成されたミニメモを
    蓄えるコンテンツ記憶部と、前記コンテンツ記憶部に記
    憶されているミニメモ情報を外部からの検索要求に対し
    て公開するネットワークサーバを有し、前記情報端末部
    は、前記ネットワークサーバからミニメモ情報を取得す
    るプログラム取得部と、前記プログラム取得部により取
    得されたミニメモのプログラムを実行して機器本体の制
    御プログラムを機器に転送する通信制御部を有し、制御
    対象である機器本体を前記通信制御部から転送された制
    御プログラムにしたがって動作させる機器制御装置。
  2. 【請求項2】情報の送受信を行う外部サーバと情報端末
    部を備えた機器制御装置において、前記外部サーバは、
    前記情報端末部で動作させるプログラムと制御対象機器
    の制御シーケンスから構成されたミニメモと前記ミニメ
    モに関連した静止画像・動画像・テキストの少なくとも
    ひとつの情報を参照するHTMLファイルを蓄えるイン
    ターネットコンテンツ記憶部と、前記インターネットコ
    ンテンツ記憶部に記憶されている情報を外部からの検索
    要求に対して公開するWWWサーバを有し、前記情報端
    末は、前記WWWサーバに記憶されている情報を取得す
    るブラウザと、前記ブラウザで取得された静止画像・動
    画像・テキストの情報を表示する表示部と前記ブラウザ
    により取得されたミニメモのプログラムを実行して前記
    制御シーケンスを制御対象機器本体に転送する通信制御
    部を有し、制御対象機器を前記通信制御部から転送され
    た制御シーケンスにしたがって動作させる機器制御装
    置。
  3. 【請求項3】情報の送受信を行う外部サーバと情報端末
    を備えた機器制御装置において、前記外部サーバは、前
    記情報端末で動作させるプログラムと制御対象機器を制
    御する機械語バイナリ情報から構成されたミニメモと前
    記ミニメモに関連した静止画像・動画像・テキストの少
    なくともひとつの情報を参照するHTMLファイルを蓄
    えるインターネットコンテンツ記憶部と、前記インター
    ネットコンテンツ記憶部に記憶されている情報を外部か
    らの検索要求に対して公開するWWWサーバを有し、前
    記情報端末は、前記WWWサーバに記憶されている情報
    を取得するブラウザと、前記ブラウザで取得された静止
    画像・動画像・テキストの情報を表示する表示部と前記
    ブラウザにより取得されたミニメモのプログラムを実行
    して前記機械語バイナリ情報を制御対象機器に転送する
    通信制御部を有し、制御対象機器を前記通信制御部から
    転送された機械語バイナリ情報にしたがって動作させる
    機器制御装置。
  4. 【請求項4】情報の送受信を行う外部サーバと情報端末
    を備えた機器制御装置において、前記外部サーバは、前
    記情報端末で動作させるプログラムと制御対象機器を制
    御するファジィルールから構成されたミニメモと前記ミ
    ニメモに関連した静止画像・動画像・テキストの少なく
    ともひとつの情報を参照するHTMLファイルを蓄える
    インターネットコンテンツ記憶部と、前記インターネッ
    トコンテンツ記憶部に記憶されている情報を外部からの
    検索要求に対して公開するWWWサーバを有し、前記情
    報端末は、前記WWWサーバに記憶されている情報を取
    得するブラウザと、前記ブラウザで取得された静止画像
    ・動画像・テキストの情報を表示する表示部と前記ブラ
    ウザにより取得されたミニメモのプログラムを実行して
    前記ファジィルールを制御対象機器に転送する通信制御
    部を有し、制御対象機器の内部にファジィ推論を行い機
    器を制御するファジィ推論実行部を設け、前記通信制御
    部から転送されたファジィルールにしたがって機器の制
    御をする機器制御装置。
  5. 【請求項5】インターネットコンテンツ記憶部に格納さ
    れているミニメモ中の機器制御情報に公開鍵方式の暗号
    を利用した電子署名を付加し、前記通信制御部における
    ミニメモの実行時に前記電子署名をWWWサーバに設定
    された公開鍵を用いて解読し機器制御情報の信頼性を確
    認する請求項1〜4のいずれか1項記載の機器制御装
    置。
  6. 【請求項6】ユーザからの入力を受け付け、その入力内
    容をブラウザに出力する入力部を備え、入力部で得られ
    たユーザからの入力が所定の内容であったときに、通信
    制御部を用いて、ミニメモのプログラムを実行し機器制
    御情報を制御対象機器に転送するブラウザを備え、ユー
    ザとインタラクティブな制御を行う請求項1〜4のいず
    れか1項記載の機器制御装置。
  7. 【請求項7】プログラムの送受信を行う外部サーバと情
    報端末を備えた機器制御装置において、前記外部サーバ
    は、前記情報端末で動作させるプログラムと制御対象で
    ある機器本体の制御シーケンスから構成されたミニメモ
    を蓄えるアプリケーション記憶部と、前記アプリケーシ
    ョン記憶部に記憶されているミニメモ情報を外部からの
    要求に対して転送するとともに、外部から転送されてき
    た機器制御状況情報を受信するサーバと、前記サーバの
    プログラム転送履歴を作成管理し、前回転送した情報と
    今回転送する情報の相違点のみを集めた差分情報のバイ
    ナリファイルを前記アプリケーション記憶部中に作成す
    る差分情報管理部を有し、前記情報端末は、前記サーバ
    との双方向通信を行いミニメモとその差分情報の取得や
    機器制御状況情報の送信を行うプログラム送受信部と、
    前記プログラム送受信部から得られたミニメモ情報の差
    分から、情報端末から機器本体への通信プログラムを更
    新して記憶する通信アルゴリズム記憶部と、前記通信ア
    ルゴリズム記憶部中のプログラムを実行して情報端末と
    機器本体との双方向通信を行い、ミニメモ中の制御シー
    ケンスの機器本体への転送と、機器本体からの制御状況
    情報の前記プログラム送受信部への転送を行う通信制御
    部を有し、制御対象の機器本体を前記通信制御部から転
    送された制御シーケンスにしたがって動作させ、制御状
    況や制御結果を前記通信制御部へ転送する機器制御装
    置。
  8. 【請求項8】プログラムの送受信を行う外部サーバと情
    報端末を備えた機器制御装置において、前記外部サーバ
    は、前記情報端末で動作させるプログラムと制御対象で
    ある機器本体を制御する機械語バイナリ情報から構成さ
    れたミニメモを蓄えるアプリケーション記憶部と、前記
    アプリケーション記憶部に記憶されているミニメモ情報
    を外部からの要求に対して転送するとともに、外部から
    転送されてきた機器制御状況情報を受信するサーバと、
    前記サーバのプログラム転送履歴を作成管理し、前回転
    送した情報と今回転送する情報の相違点のみを集めた差
    分情報のバイナリファイルを前記アプリケーション記憶
    部中に作成する差分情報管理部を有し、前記情報端末
    は、前記サーバとの双方向通信を行いミニメモとその差
    分情報の取得や機器制御状況情報の送信を行うプログラ
    ム送受信部と、前記プログラム送受信部から得られたミ
    ニメモ情報の差分から、情報端末から機器本体への通信
    プログラムを更新して記憶する通信アルゴリズム記憶部
    と、前記通信アルゴリズム記憶部中のプログラムを実行
    して情報端末と機器本体との双方向通信を行い、ミニメ
    モ中の機械語バイナリ情報の機器本体への転送と、機器
    本体からの制御状況情報の前記プログラム送受信部への
    転送を行う通信制御部を有し、制御対象の機器本体を前
    記通信制御部から転送された機械語バイナリ情報にした
    がって動作させ、制御状況や制御結果を前記通信制御部
    へ転送する機器制御装置。
  9. 【請求項9】プログラムの送受信を行う外部サーバと情
    報端末を備えた機器制御装置において、前記外部サーバ
    は、前記情報端末で動作させるプログラムと制御対象で
    ある機器本体を制御するファジィルールから構成された
    ミニメモを蓄えるアプリケーション記憶部と、前記アプ
    リケーション記憶部に記憶されているミニメモを外部か
    らの要求に対して転送するとともに、外部から転送され
    てきた機器制御状況情報を受信するサーバと、前記サー
    バのプログラム転送履歴を作成管理し、前回転送した情
    報と今回転送する情報の相違点のみを集めた差分情報の
    バイナリファイルを前記アプリケーション記憶部中に作
    成する差分情報管理部を有し、前記情報端末は、前記サ
    ーバとの双方向通信を行いミニメモの差分情報の取得や
    機器制御状況情報の送信を行うプログラム送受信部と、
    前記プログラム送受信部から得られたミニメモの差分情
    報から、情報端末から機器本体への通信プログラムを更
    新して記憶する通信アルゴリズム記憶部と、前記通信ア
    ルゴリズム記憶部中のプログラムを実行して情報端末と
    機器本体との双方向通信を行い、ミニメモ中のファジィ
    ルールの機器本体への転送と、この機器本体からの制御
    状況情報の前記プログラム送受信部への転送を行う通信
    制御部を有し、制御対象である機器本体の内部にファジ
    ィ推論を行い機器を制御するファジィ制御部を設け、前
    記通信制御部から転送されたファジィルールにしたがっ
    て機器の制御をし、制御状況や制御結果を前記通信制御
    部へ転送する機器制御装置。
  10. 【請求項10】プログラムの送受信を行う外部サーバと
    情報端末を備えた機器制御装置において、前記外部サー
    バの少なくともひとつに、他の外部サーバに含まれてい
    るミニメモの内容とそのアドレスが管理記憶されている
    ファシリテータを備え、前記情報端末に前記ファシリテ
    ータの情報にアクセスし、取得するミニメモ情報とその
    ミニメモ情報が存在するサーバのアドレスを得るプログ
    ラム送受信部を備えた機器制御装置。
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