JPH1187281A - シリコンウエーハの洗浄方法 - Google Patents
シリコンウエーハの洗浄方法Info
- Publication number
- JPH1187281A JPH1187281A JP24252797A JP24252797A JPH1187281A JP H1187281 A JPH1187281 A JP H1187281A JP 24252797 A JP24252797 A JP 24252797A JP 24252797 A JP24252797 A JP 24252797A JP H1187281 A JPH1187281 A JP H1187281A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cleaning
- silicon wafer
- wafer
- metal
- oxide film
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
- ing And Chemical Polishing (AREA)
- Mechanical Treatment Of Semiconductor (AREA)
- Cleaning Or Drying Semiconductors (AREA)
Abstract
される工程において、従来より存在する洗浄の順番を工
夫することにより、今までに問題であった歪みの発生、
この歪みに伴う酸化膜耐圧の低下が抑えられるようにし
たシリコンウエーハ洗浄方法を提供する。 【解決手段】シリコンウエーハ表面に電気化学的に析出
した金属を除去する第1ステップと、シリコンウエーハ
表面に形成されたSiO2 を除去する第2ステップと、
更にシリコンウエーハ表面の歪みを除去する第3ステッ
プとを有することを特徴とするシリコンウエーハの洗浄
方法。
Description
(以下、Siウエーハ又は単にウエーハということがあ
る)の洗浄方法に係り、特に研磨(ポリッシング)直後
のシリコンウエーハの洗浄方法に関する。
rnらが提唱したRCA洗浄が、現在でも基本となって
いる。このRCA洗浄は、アンモニア:過酸化水素:水
の容積配合比=1:1〜2:5〜7の洗浄液〔SC−1
洗浄液又はAmmonia-HydrogenPeroxide Mixture (AP
M液)〕に、75〜85℃、10〜20分の洗浄処理
(SC−1 洗浄)で有機物とパーティクルを除去し、1
%フッ酸水溶液〔希釈液、Diluted Hydrofluoric acid
(DHF液)〕に室温で数十秒の洗浄処理(HF洗浄)
で自然酸化膜と共に金属不純物を除去し、最後に塩酸:
過酸化水素:水の容積配合比=1:1〜2:6〜8の洗
浄液〔SC−2洗浄液又はHydrochloric acid-Hydrogen
Peroxide Mixture (HPM液)〕に75〜85℃、1
0〜20分の洗浄処理(SC−2洗浄)でシリコンに付
着した金属を除去しながらクリーンな自然酸化膜を形成
させるという洗浄方法である。
リコンウエーハがSC−1洗浄液のエッチング作用によ
りパーティクルがエッチオフされることに基づいてい
る。また、SC−2洗浄による金属不純物除去は低p
H、高酸化電位溶液による金属不純物のイオン化によっ
てなされるとしている。この際、SC−2洗浄液にシリ
コンウエーハをエッチングする能力は無いことが一般に
知られている。
C−1+HF+SC−2の他に、デバイス製造工程で用
いられる硫酸と過酸化水素水の混合液〔Sulfuric acid-
Hydrogen Peroxide Mixture (SPM液)〕を組み合わ
せた洗浄法も有る。この洗浄法はSPM(レジスト除
去)+HF(自然酸化膜除去)+SC−1(パーティク
ル除去)+HF(自然酸化膜除去)+SC−2(金属除
去)+HF(自然酸化膜除去)を基本としている。
デバイスの基板を製造する為のウエーハ製造工程とこの
ウエーハ上に各種パターンを形成するデバイス製造工程
がある。
であるため取り扱いに危険を伴う。デバイス製造工程で
はレジストを使用しているためSPM洗浄を行わざるを
得ない。しかしウエーハ製造工程ではSPM洗浄液を使
用しなければ除去できないような有機物を使用していな
い。したがって、ウエーハ製造工程ではSPM洗浄及び
それに続いたHF洗浄を省略した洗浄法を行っている。
しては、SC−1洗浄が行われ、HF洗浄の有無に差は
あるが、その後SC−2洗浄が施されている。例えば、
図6に示すようなSC−1洗浄52及びSC−2洗浄5
4からなる洗浄方法がおこなわれている。
膜がない状態のSiウエーハを水中保管することがあ
る。例えば、研磨直後のウエーハが洗浄工程に送られる
までの待ち時間には、研磨剤がウエーハ上に固着するの
を防ぐため、研磨直後のウエーハを水中保管する場合が
ある。この時、水中にシリコンよりもイオン化傾向が小
さい金属が存在するとその金属がウエーハ表面に析出す
る。
ると、これらはSiとの電気化学反応によってウエーハ
表面に析出する。これを模式的に表したのが図7であ
る。シリコンウエーハ1上に、イオン化傾向が小さい金
属が付着し電気化学反応によって金属不純物2を析出す
る。この析出に伴い不純物金属の下にSiO2 の酸化物
3が生成し、その生成に伴いSiO2 とSiとの界面に
歪み4が発生する。
行われている図6に示すような従来の洗浄方法では除去
することが出来ない。図6の洗浄方法によって洗浄した
シリコンウェーハの洗浄前と洗浄後の状態を図8(a)
(b)として示した。シリコンウエーハ表面に析出した
金属不純物は、SC−1洗浄で除去できる金属、例えば
CuやAgが付着した場合、これらはSC−1洗浄で除
去されるが、その後のSC−2洗浄でSiO2 や歪みを
除去することは不可能である[図8(b)]。
HF洗浄を入れてSiO2 を除去してもSC−2洗浄自
体にはエッチング力がないために歪みが残存する。すな
わち、ウエーハ製造工程で行われている洗浄では、金属
の付着に伴って生じた歪みを除去することが出来ない。
に供した場合、デバイス工程の洗浄法によっては歪みが
残存したまま酸化膜が形成されることとなる。この場
合、酸化膜の歪みの影響により、酸化膜の特性(酸化膜
耐圧)が劣化し、デバイス不良の発生が増える。つま
り、ウエーハ表面に歪みが存在する場合、この歪みに起
因した酸化膜耐圧不良が発生する。
純水を使用しているため汚染は皆無である。しかし、設
備等からの不慮の汚染により水中にSiよりもイオン化
傾向の小さな金属のイオンが混入する可能性も考えられ
る。
下の濃度でも歪み起因の酸化膜耐圧不良が発生すること
がある。このように低レベルのCu濃度を常時モニタリ
ングすることは非常に困難である。
る洗浄方法は金属汚染による酸化膜耐圧劣化に対してマ
ージンが少なく、良質のウエーハを確実に提供すること
ができないことがあった。
技術の問題点に鑑みなされたもので、特に金属不純物の
電気化学反応を伴った付着が心配される工程において、
従来より存在する洗浄の順番を工夫することにより、今
までに問題であった歪みの発生、この歪みに伴う酸化膜
耐圧の低下が抑えられるようにしたシリコンウエーハの
洗浄方法を提供することを目的とする。
1の態様は、シリコンウエーハの表面に電気化学的に析
出した金属を除去する第1ステップと、シリコンウエー
ハの表面に形成されたSiO2 を除去する第2ステップ
と、更にシリコンウエーハの表面の歪みを除去する第3
ステップを有することを特徴とする。
2の態様は、シリコンウエーハの表面に電気化学的に析
出した金属をSC−1洗浄で除去した後、シリコンウエ
ーハの表面に形成されたSiO2 をHF洗浄で除去し、
更にSC−1組成を有した洗浄液によりシリコンウエー
ハの表面をエッチングすることを特徴とする。つまり、
第1ステップとしてSC−1洗浄を施した後、第2ステ
ップとしてHF洗浄を施し、さらに第3ステップとして
SC−1洗浄を施す洗浄方法である。
浄方法は、CuやAgの様にSC−1洗浄で除去できる
金属がシリコンウエーハ上に電気化学的に付着している
場合に有効である。
3の態様は、シリコンウエーハの表面に電気化学的に析
出した金属をSC−2洗浄で除去した後、シリコンウエ
ーハの表面に形成されたSiO2 をHF洗浄で除去し、
更にSC−1組成を有する洗浄液によりシリコンウエー
ハの表面をエッチングすることを特徴とする。この洗浄
方法は、SC−1洗浄では除去できないがSC−2洗浄
で除去できる金属、例えば、Pdが電気化学的に付着し
ている場合に有効である。
4の態様は、シリコンウエーハの表面に電気化学的に析
出した金属をSC−1洗浄及びSC−2洗浄で除去した
後、シリコンウエーハの表面に形成されたSiO2 をH
F洗浄で除去し、更にSC−1組成を有する洗浄液によ
りウエーハ表面をエッチングすることを特徴とする。こ
の洗浄方法においては、研磨スラリー除去のためにSC
−1洗浄を行い、その後、SC−2以降の洗浄を行うも
のであるが、この場合にも同様の効果が得られる。
製造工程において、好ましくは、シリコンウエーハの研
磨(ポリッシング)直後実施される。また、本発明の洗
浄方法は、研磨直後のシリコンウエーハを水中保管した
後、実施されるのが好適である。さらに、本発明の洗浄
方法は、研磨直後と同じような状態のシリコンウエー
ハ、即ち表面に自然酸化膜がない状態のシリコンウエー
ハを水中保管した後、実施されるのが好ましい。
の洗浄で金属不純物を除去し、つづいて金属不純物の直
下にあるSiO2 を除去、最後にSiO2 直下の歪みを
除去することを目的として構成されている。
SC−1洗浄は、アンモニアと過酸化水素水とをNH4
OH:H2 O2 :H2 O=1:1〜2:5〜7の割合で
混合したSC−1 洗浄液を用いて75〜85℃で、10
〜20分間行われる。
洗浄液としては、上記した従来のSC−1 洗浄を適用す
ることも可能であるが、低い薬液濃度を用い、低温で短
時間の洗浄を行うこともできる。即ち、NH4 OH:H
2 O2 :H2 O=1:1〜2:5〜40という広い割合
で混合したSC−1 洗浄液を用い常温〜85℃の温度範
囲で2〜30分間の洗浄処理を行うことができる。SC
−1洗浄液の薬液濃度が低い場合にはヘイズの悪化がな
い上、薬液使用を減らしてコストダウンを図ることがで
きる利点がある。
フッ酸水溶液を用いて室温で数十秒間行われる。
化膜が完全に除去できる条件であればよく、上記した従
来のHF洗浄を適用することも可能である。即ち、0.
5〜6%のフッ酸水溶液を用い常温で10秒〜5分の洗
浄処理を行うことで充分である。
られるSC−2洗浄は、塩酸と過酸化水素水とをHC
l:H2 O2 :H2 O=1:1〜2:6〜8の割合で混
合したSC−2洗浄液を用いて75〜85℃で、10〜
20分間行われる。
図面中、図1〜4に基づいて説明する。
法の一例を示すフローチャートである。図2はシリコン
よりイオン化傾向が小さい金属が付着したシリコンウエ
ーハを図1の洗浄方法で洗浄したときのウエーハ表面状
態を模式的に示した説明図である。図3は本発明のシリ
コンウエーハの洗浄方法の他の例を示すフローチャート
である。図4は本発明のシリコンウエーハの洗浄方法の
別の例を示すフローチャートである。
酸化膜がない状態のシリコンウエーハを水中保管した場
合、水中にシリコンよりもイオン化傾向が小さい金属が
存在すると、図7に示したようにその金属がウエーハ表
面に析出する。
つの態様は、上記したような研磨後のシリコンウエーハ
の表面に電気化学的に析出した金属を除去する第一ステ
ップと、シリコンウエーハ表面に形成されたSiO2 を
除去する第2ステップと、シリコンウエーハ表面の歪み
を除去する第3ステップとから構成される。
例について、更に具体的に言えば、図1に示すごとく、
第1ステップとして第1のSC−1洗浄12、第2ステ
ップとしてHF洗浄14そして第3ステップとして第2
のSC−1洗浄16を用いる工程が好適である。
アと過酸化水素水の洗浄液(SC−1洗浄液)を用いる
洗浄である。シリコンウエーハの表面に電気化学的に析
出した金属のうちでSC−1洗浄液で除去される金属、
例えばCuやAgが第1ステップとして採用される第1
のSC−1 洗浄12によって除去される[ 図2(b)]
。
SC−1洗浄と同様の条件で行えばよい。
とく、HF洗浄が好適に用いられる。HF洗浄はフッ酸
水溶液を用いる洗浄をいう。HF洗浄14によってシリ
コンウエーハ表面に形成されたSiO2 が除去される[
図2(c)] 。
化膜が除去される条件で行えばよい。
とく、第2のSC−1洗浄16としてSC−1洗浄が再
び適用される。この第2のSC−1洗浄16により、金
属不純物がシリコンウエーハ表面に存在しない状態でエ
ッチング力のある洗浄が行われ、SiO2 生成に起因し
たシリコンウエーハ表面の歪みが除去される[ 図2
(d)]。
条件であればよいが、前述した従来のSC−1洗浄と同
様の条件で行えば充分である。
(b)に示したように、シリコンウエーハ表面の歪みは
除去できない。
ついていえば、図3に示すごとく、第1ステップとして
SC−2洗浄22、第2ステップとしてHF洗浄24及
び第3ステップとしてSC−1 洗浄26からなる工程を
用いることもできる。
塩酸と過酸化水素水の混合液(SC−2洗浄液)を用い
る洗浄である。シリコンウエーハの表面に電気化学的に
析出した金属でSC−1 洗浄液で除去されないがSC−
2洗浄液で除去される金属が付着している場合に第1ス
テップとしてSC−2洗浄22が有効に実施される。
2洗浄と同様の条件で行えばよい。
と同様にSiO2 を除去する作用を行う。上記SC−1
洗浄26は前記した第2のSC−1 洗浄16と同様にエ
ッチング作用によりシリコンウエーハ表面の歪みを除去
する。HF洗浄24の洗浄条件は前記HF洗浄14と同
様である。また、SC−1洗浄26の洗浄条件は前記S
C−1洗浄16と同様である。
ついていえば、図4に示すごとく、第1ステップとして
SC−1 洗浄30及びSC−2洗浄32、第2ステップ
としてHF洗浄34及び第3ステップとしてSC−1 洗
浄36からなる工程を用いることもできる。
1洗浄と同様の条件で行えばよい。SC−2洗浄32も
前述した従来のSC−1洗浄と同様の条件で行えば充分
である。
ハの表面に電気化学的に析出した金属を除去するもので
あり、SC−2洗浄32を先に行い、その後SC−1洗
浄30を行うようにしても同様の作用効果が達成される
ことは勿論である。
4と同様である。また、SC−1洗浄36の洗浄条件は
前記SC−1洗浄16と同様である。
研磨スラリー除去のために導入され、このSC−1 洗浄
30の後にSC−2洗浄32、HF洗浄34及びSC−
1 洗浄36が行われる。この場合も同様の効果が達成さ
れる。
ることにより、その後のデバイス工程で重要な酸化膜耐
圧の劣化が抑制できる。
ス工程で用いられているSPM洗浄も使用可能である。
しかしこの洗浄はデバイス工程等で使用されるレジスト
の除去が目的であり、直接シリコンウエーハに作用する
ものではない。また取り扱い易さの観点から今回の洗浄
には望ましくない。今回の洗浄対象がデバイスを形成す
る前の状態、すなわちウエーハ製造工程の研磨直後のウ
エーハであることから簡便なSC−1洗浄またはSC−
2洗浄が望ましい。
ーハが金属によって汚染された場合に特に大きな効果を
示すが、汚染以外にも何らかの理由で酸化膜とSi基板
の間に歪みが残っている場合にも、本発明の洗浄方法を
適用することにより酸化膜耐圧等の酸化膜の特性を改善
することができる。
予想される工程を通った後でも、最終的に要求される酸
化膜耐圧等の品質(歩留まり)を下げることのない洗浄
方法である。しかも本発明洗浄方法における個々の洗浄
ステップは従来より知られているものであり、従来の設
備をそのまま利用できる為、手軽に実施できる利点があ
る。
たことにより、微量の不純物金属がシリコンウエーハに
析出しても、酸化膜耐圧不良を回避できることがわか
り、歩留まりを向上するという効果がある。
げてさらに具体的に説明する。
ーハでHF洗浄仕上がりのもの(表面に酸化膜がないウ
エーハであり、研磨直後と同様な状態)を1ppbのC
u2+水溶液中に浸漬し、30分間放置した。この状態で
シリコンウエーハの表面にはCuが析出し、その直下に
SiO2 が形成される。また、このSiO2 とSiとの
間には歪みが発生する。
1)と一般的な研磨直後のウエーハの洗浄方法(比較例
1)を用いて洗浄した。
℃、時間15分 HF洗浄 1%HF、温度 常温(25℃)、時間60秒 SC−1 NH4 OH:H2 O2 :H2 O=1:1:38、温度8
0℃、時間15分 SC−2 HC1:H2 O2 :H2 O=1:1:6、温度80℃、
時間15分 IPA乾燥
プ、:本発明の洗浄方法の第2ステップ、:本発明
の洗浄方法の第3ステップである。
℃、時間15分 HF洗浄 1%HF、温度 常温(25℃)、時間60秒 SC−2 HC1:H2 O2 :H2 O=1:1:6、温度80℃、
時間15分 IPA乾燥
でウエーハを洗浄後、通常の熱酸化処理前の洗浄を行
い、25nmの熱酸化膜を形成した。
的にはCuデコレーション法で行った。Cuデコレーシ
ョン法はNTTの逸見氏らによって考案された酸化膜品
質評価法である。本評価法はCu2+が溶存する液体の中
で、熱酸化膜に電位を印可すると、酸化膜が劣化してい
る部位に電流が流れ、Cu2+がCuとなって析出するこ
とを利用している。すなわち、Cuデコレーション後の
Cu析出物が多いほど酸化膜欠陥が多いことを示す。
エーハについて、Cuデコレーション法で評価した。使
用したCuデコレーション法の条件は次の通りである。 印可電圧:酸化膜にかかる電界強度で5MV/cm 処理時間:15min 処理薬液:メタノール Cu2+濃度:Cu電極の溶解を利用 評価方法:光学顕微鏡を用い倍率50倍でCu析出個数
を数える。視野をスキャンさせながら全観察面積が1c
m2 になるようにする。
の洗浄方法ではCu析出物が数百個あるのに対し、実施
例1の本発明の洗浄法では析出物の数が十個程度であ
る。
金属不純物により汚染を行ったものであり、電気化学的
に金属不純物が析出し、不純物金属の下にSiO2 が生
成され、SiO2 とSiとの界面に歪みを発生させたも
のである。
染のない状態で従来の洗浄方法で洗浄を実施し、同じよ
うに評価した結果を図5に示す。これらの結果をみる
と、本発明の洗浄方法を行うことにより、例え工程中に
金属汚染があったとしても、汚染の無い時と同様の酸化
膜品質に回復していることがわかる。
第1洗浄ステップとしてCuを除去できるSC−1洗浄
を金属不純物除去のための洗浄としたが、SC−1洗浄
で除去が不可能な金属、例えばPdの場合は、図3に示
したように、第1洗浄ステップとしてSC−2洗浄を行
ったが同様の結果が得られた。
去のためのSC−1洗浄を入れた後にSC−2以降の洗
浄を行っても、同様な効果が得られた。
エーハの洗浄方法によれば、微量の不純物金属がシリコ
ンウエーハ表面に析出しても、酸化膜耐圧不良を回避す
ることができ、良質のウエーハを確実にデバイス工程に
提供することができるという著大な効果が達成される。
示すフローチャートである。
したシリコンウエーハを図1の洗浄方法で洗浄したとき
のウエーハ表面状態を模式的に示した説明図で、(a)
は洗浄前の状態、(b)はSC−1洗浄後の状態、
(c)はHF洗浄後の状態及び(d)はSC−2後の状
態をそれぞれ示す。
を示すフローチャートである。
を示すフローチャートである。
をCuデコレーション法により評価した結果を示すグラ
フである。
すフローチャートである。
イオン化傾向が小さい金属を含む水に浸漬したときのウ
エーハの表面状態を模式的に示した説明図である。
したシリコンウエーハを従来の洗浄方法で洗浄したとき
のウエーハ表面状態を模式的に示した説明図で、(a)
は洗浄前の状態及び(b)は洗浄後の状態をそれぞれ示
す。
SiO2 、4 歪み 12,16,30,36,52 SC−1洗浄、22,
32,54 SC−2洗浄、14,24,34 HF洗
浄
Claims (7)
- 【請求項1】シリコンウエーハの表面に電気化学的に析
出した金属を除去する第1ステップと、シリコンウエー
ハの表面に形成されたSiO2 を除去する第2ステップ
と、更にシリコンウエーハの表面の歪みを除去する第3
ステップとを有することを特徴とするシリコンウエーハ
の洗浄方法。 - 【請求項2】シリコンウエーハの表面に電気化学的に析
出した金属をSC−1洗浄で除去した後、シリコンウエ
ーハの表面に形成されたSiO2 をHF洗浄で除去し、
更にSC−1組成を有する洗浄液によりシリコンウエー
ハの表面をエッチングすることを特徴とするシリコンウ
エーハの洗浄方法。 - 【請求項3】シリコンウエーハの表面に電気化学的に析
出した金属をSC−2洗浄で除去した後、シリコンウエ
ーハの表面に形成されたSiO2 をHF洗浄で除去し、
更にSC−1組成を有する洗浄液によりシリコンウエー
ハの表面をエッチングすることを特徴とするシリコンウ
エーハの洗浄方法。 - 【請求項4】シリコンウエーハの表面に電気化学的に析
出した金属をSC−1洗浄及びSC−2洗浄で除去した
後、シリコンウエーハの表面に形成されたSiO2 をH
F洗浄で除去し、更にSC−1組成を有する洗浄液によ
りシリコンウエーハの表面をエッチングすることを特徴
とするシリコンウエーハの洗浄方法。 - 【請求項5】シリコンウエーハの製造工程において、シ
リコンウエーハの研磨直後、実施されることを特徴とす
る請求項1〜4のいずれか1項記載のシリコンウエーハ
の洗浄方法。 - 【請求項6】シリコンウエーハの製造工程において、研
磨直後のシリコンウエーハを水中保管した後、実施され
ることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項記載の
シリコンウエーハの洗浄方法。 - 【請求項7】シリコンウエーハの製造工程において、表
面に自然酸化膜がない状態のシリコンウエーハを水中保
管した後、実施されることを特徴とする請求項1〜4の
いずれか1項記載のシリコンウエーハの洗浄方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24252797A JP3528534B2 (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | シリコンウエーハの洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24252797A JP3528534B2 (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | シリコンウエーハの洗浄方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1187281A true JPH1187281A (ja) | 1999-03-30 |
JP3528534B2 JP3528534B2 (ja) | 2004-05-17 |
Family
ID=17090448
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24252797A Expired - Fee Related JP3528534B2 (ja) | 1997-09-08 | 1997-09-08 | シリコンウエーハの洗浄方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3528534B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002270813A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-20 | Nec Corp | 半導体装置の製造方法 |
KR100367403B1 (ko) * | 1999-06-28 | 2003-01-10 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체소자의 콘택 형성방법 |
JP2004128463A (ja) * | 2002-06-29 | 2004-04-22 | Hynix Semiconductor Inc | 半導体素子の製造方法 |
JP2005286302A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Hynix Semiconductor Inc | フラッシュメモリ素子の製造方法 |
JP2006278678A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Tokyo Electron Ltd | 基板処理方法 |
JP2006319282A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JP2008235608A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Fujitsu Ltd | 研磨方法及び研磨装置 |
WO2009014144A1 (ja) * | 2007-07-24 | 2009-01-29 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | 半導体基板の製造方法 |
JP2010165735A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 炭化ケイ素基板、エピタキシャルウエハおよび炭化ケイ素基板の製造方法 |
JP2012523706A (ja) * | 2009-04-08 | 2012-10-04 | サンソニックス | 基板から汚染物質を除去するための方法および装置 |
-
1997
- 1997-09-08 JP JP24252797A patent/JP3528534B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (12)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100367403B1 (ko) * | 1999-06-28 | 2003-01-10 | 주식회사 하이닉스반도체 | 반도체소자의 콘택 형성방법 |
JP2002270813A (ja) * | 2001-03-08 | 2002-09-20 | Nec Corp | 半導体装置の製造方法 |
JP2004128463A (ja) * | 2002-06-29 | 2004-04-22 | Hynix Semiconductor Inc | 半導体素子の製造方法 |
JP2005286302A (ja) * | 2004-03-30 | 2005-10-13 | Hynix Semiconductor Inc | フラッシュメモリ素子の製造方法 |
JP2006278678A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Tokyo Electron Ltd | 基板処理方法 |
JP2006319282A (ja) * | 2005-05-16 | 2006-11-24 | Fuji Electric Device Technology Co Ltd | 半導体装置の製造方法 |
JP2008235608A (ja) * | 2007-03-20 | 2008-10-02 | Fujitsu Ltd | 研磨方法及び研磨装置 |
WO2009014144A1 (ja) * | 2007-07-24 | 2009-01-29 | Shin-Etsu Handotai Co., Ltd. | 半導体基板の製造方法 |
JP4947393B2 (ja) * | 2007-07-24 | 2012-06-06 | 信越半導体株式会社 | 半導体基板の製造方法 |
JP2010165735A (ja) * | 2009-01-13 | 2010-07-29 | Sumitomo Electric Ind Ltd | 炭化ケイ素基板、エピタキシャルウエハおよび炭化ケイ素基板の製造方法 |
US8709950B2 (en) | 2009-01-13 | 2014-04-29 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Silicon carbide substrate, epitaxial wafer and manufacturing method of silicon carbide substrate |
JP2012523706A (ja) * | 2009-04-08 | 2012-10-04 | サンソニックス | 基板から汚染物質を除去するための方法および装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3528534B2 (ja) | 2004-05-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US5294570A (en) | Reduction of foreign particulate matter on semiconductor wafers | |
JP4221191B2 (ja) | Cmp後洗浄液組成物 | |
JP3219020B2 (ja) | 洗浄処理剤 | |
JPH08195369A (ja) | 基板の洗浄方法 | |
CN109326501B (zh) | 一种半导体晶圆最终抛光后的清洗方法 | |
JPH06314679A (ja) | 半導体基板の洗浄方法 | |
JP3528534B2 (ja) | シリコンウエーハの洗浄方法 | |
CN112928017A (zh) | 有效去除硅片表面金属的清洗方法 | |
US6884721B2 (en) | Silicon wafer storage water and silicon wafer storage method | |
EP1084510A1 (en) | Post-etching alkaline treatment process | |
JP4857738B2 (ja) | 半導体ウエーハの洗浄方法および製造方法 | |
JPH0831837A (ja) | Eg用ポリシリコン膜の被着方法 | |
JP3257518B2 (ja) | シリコンウエーハを液中で保管する方法 | |
KR19990036143A (ko) | 반도체장치의세정방법 | |
JPH0831781A (ja) | 洗浄薬液 | |
JP3040067B2 (ja) | 半導体層を有する基板の洗浄方法 | |
JP2002100599A (ja) | シリコンウェーハの枚葉洗浄方法 | |
JP2001326209A (ja) | シリコン基板の表面処理方法 | |
KR100611008B1 (ko) | 반도체 공정에서 웨이퍼 세정방법 | |
JP2001217215A (ja) | 半導体基板の表面処理用組成物および表面処理方法 | |
US20030221703A1 (en) | Method of removing germanium contamination on semiconductor substrate | |
JP3669419B2 (ja) | 半導体基板の洗浄方法 | |
JP3449492B2 (ja) | ウェーハエッチングの前処理方法 | |
JPH06163496A (ja) | シリコンウェーハの洗浄液およびその洗浄方法 | |
JP2000091291A (ja) | シリコンウエハの洗浄方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040113 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20040203 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20040216 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305 Year of fee payment: 4 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305 Year of fee payment: 4 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100305 Year of fee payment: 6 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110305 Year of fee payment: 7 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120305 Year of fee payment: 8 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305 Year of fee payment: 9 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140305 Year of fee payment: 10 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
S531 | Written request for registration of change of domicile |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |