JPH1186711A - 電磁石装置 - Google Patents

電磁石装置

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JPH1186711A
JPH1186711A JP24678097A JP24678097A JPH1186711A JP H1186711 A JPH1186711 A JP H1186711A JP 24678097 A JP24678097 A JP 24678097A JP 24678097 A JP24678097 A JP 24678097A JP H1186711 A JPH1186711 A JP H1186711A
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electromagnet
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housing
lubricant
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JP24678097A
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Mitsuki Nagamoto
光樹 永本
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01HELECTRIC SWITCHES; RELAYS; SELECTORS; EMERGENCY PROTECTIVE DEVICES
    • H01H50/00Details of electromagnetic relays
    • H01H50/16Magnetic circuit arrangements
    • H01H50/18Movable parts of magnetic circuits, e.g. armature
    • H01H50/30Mechanical arrangements for preventing or damping vibration or shock, e.g. by balancing of armature
    • H01H50/305Mechanical arrangements for preventing or damping vibration or shock, e.g. by balancing of armature damping vibration due to functional movement of armature

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Abstract

(57)【要約】 【解決手段】 ハウジング11内に電磁石17を取付
け、電磁石17の継鉄23に設けた支点23dに略L字
形の接極子14の谷部14cを当て、接極子14の一端
部14aを電磁石17の鉄芯22に臨ませ、接極子14
の他端部14bをスイッチ機構18に臨ませ、鉄芯22
の吸着作用で接極子14をスイングさせ、この接極子1
4でスイッチ機構18を押す形式の電磁石装置1におい
て、鉄芯22と接極子14の一端部14aとの間に消音
作用のための緩衝体となる粘性抵抗を有する潤滑剤Gを
介在させた。 【効果】 接極子の一端部が鉄芯に衝突するときに発生
する衝突音を緩和することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は電磁石装置の改良に
関する。
【0002】
【従来の技術】電磁石装置として、例えば特開平8−6
9737号公報「小型継電器の消音装置」が知られてい
る。この技術は、同公報の第1図に示される通り、アマ
チュア27がコア29に接触する部位に金属薄片からな
る弾性部材31を取付け、作動片30がヨーク23に接
触する部位に金属薄片からなる弾性部材32を取付け
て、小型継電器が動作するときに発生する衝撃音を和ら
げるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術で
は、アマチュア27に弾性部材31を取付けなければな
らず、ヨーク23に弾性部材32を取付けなければなら
ず、これらの弾性部材31,32の加工のばらつき及び
組立の精度いかんでは、消音効果にもばらつきが発生し
やすく信頼性がなかた。また、アマチュア27に弾性部
材31を取付けたり、ヨーク23に弾性部材32を取付
ける作業は作業性が悪く、小型継電器の組立作業が困難
であるという問題もあった。
【0004】そこで、本発明の目的は簡単な構造で消音
対策をすることができ、消音効果の大きい電磁継電器を
提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1は、ハウジング内に電磁石を取付け、電磁
石の継鉄に設けた支点に略L字形の接極子の谷部を当
て、接極子の一端部を電磁石の鉄芯に臨ませ、接極子の
他端部をハウジングに設けたスイッチ機構に臨ませ、鉄
芯の吸着作用で接極子をスイングさせ、この接極子でス
イッチ機構を押す形式の電磁石装置において、鉄芯と接
極子の一端部との間に消音作用のための緩衝体となる粘
性抵抗を有する潤滑剤を介在させた。鉄芯と接極子の一
端部との間に粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させて、接
極子の一端部が鉄芯に衝突するときに発生する衝突音を
緩和する。粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させるだけ
で、静音特性を改善した電磁石装置を具体化できる。
【0006】請求項2は、ハウジング内に電磁石を取付
け、電磁石の継鉄に設けた支点に略L字形の接極子の谷
部を当て、接極子の一端部を電磁石の鉄芯に臨ませ、接
極子の他端部をハウジングに設けたスイッチ機構に臨ま
せ、鉄芯の吸着作用で接極子をスイングさせ、この接極
子でスイッチ機構を押す形式の電磁石装置において、ハ
ウジングと接極子の他端部との間に消音作用のための緩
衝体となる粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させた。ハウ
ジングと接極子の他端部との間に粘性抵抗を有する潤滑
剤を介在させて、接極子の他端部がハウジングに戻ると
きに発生する衝突音を緩和する。
【0007】請求項3は、ハウジングに横置きした有極
電磁石と、この有極電磁石の中央上面を支点として揺れ
動き前記有極電磁石の2つの磁極のうちの一方の磁極に
吸着する接極子と、この接極子に取付けられ接極子とと
もに揺れ動いてハウジングに設けた固定接点に接触して
スイッチング作用をなす接点ばねとからなる電磁石装置
において、磁極と接極子との間に消音作用のための緩衝
体となる粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させた。磁極と
接極子との間に粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させて、
接極子が磁極に衝突するときに発生する衝突音を緩和す
る。
【0008】請求項4は、固定鉄芯と、この固定鉄芯に
吸着可能に配置した接極子と、固定鉄芯に巻き付けた電
磁コイルとからなる電磁石装置において、固定鉄芯と接
極子との間に消音作用のための緩衝体となる粘性抵抗を
有する潤滑剤を介在させた。固定鉄芯と接極子との間に
粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させて、接極子が固定鉄
芯に衝突するときに発生する衝突音を緩和する。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図1は本発明に係る第1実施例の電磁石
装置の分解斜視図である。電磁石装置としての電磁継電
器1は、カバー2と、リレーブロック10とからなり、
このリレーブロック10をカバー2で覆ったものであ
る。カバー2は、リレーブロック10を上方から覆うこ
とで、リレーブロック10を構成する部品を保護すると
ともに、これらの部品の抜け防止のためのストッパも兼
ねる。
【0010】図2は本発明に係る第1実施例の電磁石装
置のリレーブロックの分解斜視図である。リレーブロッ
ク10は、ハウジング11に横方向からヒンジばね12
を圧入し、ハウジング11に横方向から駆動片13を挿
入し、ハウジング11に接極子14を載せ、ハウジング
11に横方向から接点ばね15を圧入し、ハウジング1
1に横方向から接点端子板16を圧入し、ハウジング1
1に横方向から電磁石17を圧入し、この電磁石17と
接極子14との間に粘性抵抗を有する潤滑剤としての潤
滑グリースG(図4参照)を介在させたものであり、組
立姿を図1に示す。なお、スイッチ機構18は、接点ば
ね15と、この接点ばね15が接触する接点端子板16
とからなる。
【0011】詳細には、ハウジング11は、ヒンジばね
12を圧入するための横溝(不図示)と、駆動片13を
挿入するための横溝11b,11cと、接点ばね15を
圧入するための横溝11dと、接点端子板16を圧入す
るための横溝11eと、電磁石17を圧入するための横
溝11fと、電磁石17を保持するための凸部11gと
からなる。
【0012】ヒンジばね12は、ハウジング11に圧入
する圧入部12aと、この圧入部12aから横方向に延
ばしL型に折曲げた作用部12bとからなる。駆動片1
3は、ハウジング11をスライドするスライド部13a
と、このスライド部13aの中央から上下に突出させた
ストッパ部13bとからなる。接極子14は、電磁石1
7の一端に臨ませるための一端部14aと、この一端部
14aからL型に折曲げた他端部14bと、これらの一
端部14aと他端部14bとの境界となる谷部14cと
からなる。
【0013】接点ばね15は、ハウジング11に圧入す
る圧入部15aと、この圧入部15aから下方に延ばし
た端子部15bと、圧入部15aから上方に延ばした接
点部15cとからなる。接点端子板16は、ハウジング
11に圧入する圧入部16aと、この圧入部16aから
下方に延ばした端子部16bと、圧入部16aから上方
に延ばした接点部16cとからなる。
【0014】図3は本発明に係る第1実施例の電磁石装
置の電磁石の分解斜視図である。電磁石17は、励磁コ
イル21と、この励磁コイル21の中央に貫通した鉄芯
22と、この鉄芯22の一端に結合する継鉄23とから
なる。詳細には、励磁コイル21は、ボビン25と、こ
のボビン25に巻いた巻線26とからなり、ボビン25
はピン端子25a,25aと、継鉄23を保持するため
の凹部25bとを備える。
【0015】鉄芯22は、円筒状の胴部22aと、この
胴部22aの一端に設けた接極子14(図2参照)を吸
着するための吸着部22bとからなる。継鉄23は、嵌
合孔23aを有するフランジ23bと、このフランジ2
3aからL型に折り曲げ垂直に延ばした保持部23cと
からなり、保持部23cは支点23dを備える。
【0016】図4は本発明に係る第1実施例の電磁石装
置の断面図であり、電磁継電器1の組立姿の断面を示
す。ハウジング11に横方向からヒンジばね12を圧入
し、ハウジング11に横方向から駆動片13を挿入し、
ハウジング11に接極子14を載せ、ハウジング11に
横方向から接点ばね15を圧入し、ハウジング11に横
方向から接点端子板16を圧入し、ハウジング11に横
方向から電磁石17を圧入し、鉄芯22の吸着部22b
と接極子14の一端部14aとの間に潤滑グリースGを
介在させ、カバー2で覆ったことを示す。接極子14の
一端部14aが鉄芯22の吸着部22bから所定の距離
を保ち、スイッチ機構18の接点ばね15と接点端子板
16とが離れ、電磁継電器1は開放状態にあることを示
す。潤滑グリースGは、電磁継電器1の周囲温度に対し
て、ちょう度の安定した特性を有するグリースであるこ
とが必要であり、本発明ではロゲネストラムダI−78
(商品名)を使用した。
【0017】以上に述べた電磁継電器1の作用を次に説
明する。図5(a),(b)は本発明に係る第1実施例
の電磁石装置の作用説明図である。(a)において、励
磁コイル21に通電して、鉄芯22の吸着部22bに矢
印の如く接極子14の一端部14aが吸着させ、他端
部14bで駆動片13を矢印の如く移動させ、スイッ
チ機構18の接点ばね15と接点端子板16とを接触さ
せ、電磁継電器1を動作させる。吸着部22bと一端部
14aとの間に潤滑グリースGを介在させたので、接極
子14の一端部14aが鉄芯に衝突するときに発生する
衝突音を緩和することができる。(b)において、励磁
コイル21への通電をオフにして、接点ばね15で駆動
片13を矢印の如く移動させ、吸着部22bから接極
子14の一端部14aを矢印の如く離し、電磁継電器
1を復帰させる。
【0018】図6は本発明に係る第2実施例の電磁石装
置の断面図であり、電磁継電器30の組立姿の断面を示
す。電磁石装置としての電磁継電器30は、第1実施例
で示した電磁継電器1と略同一部品(構成)であり、す
なわち、11はハウジング、12はヒンジばね、13は
駆動片、14接極子、15は接点ばね、16は接点端子
板、17は電磁石、18はスイッチ機構、21は励磁コ
イル、22は鉄芯、23は継鉄、25はボビン、26は
巻線である。そして、電磁継電器30は、ハウジング1
1と接極子14の他端部14bとの間に潤滑グリースG
を介在させたものである。ハウジング11と接極子14
の他端部14bとの間に潤滑グリースGを介在させたの
で、他端部14bがハウジング11に戻るときに発生す
る復帰音を吸収する。
【0019】図7は本発明に係る第3実施例の電磁石装
置の斜視図であり、有極電磁継電器40の組立姿であ
る。電磁石装置としての有極電磁継電器40は、カバー
42とリレー本体50とからなり、このリレー本体50
をカバー42で覆ったものである。詳細には、カバー4
2は、リレー本体50を上方から覆うことで、リレー本
体50を構成する部品を保護するとともに、これらの部
品の抜け防止のためのストッパも兼ねたものである。リ
レー本体50は、ボディブロック60と、このボディブ
ロック60に収納した有極電磁石としての有極電磁石ブ
ロック70と、この有極電磁石ブロック70によって揺
れ動く接点ばねブロック80と、ボディブロック60と
有極電磁石ブロック70との間に介在させた潤滑グリー
スG(図9参照)とからなる。
【0020】図8は本発明に係る第3実施例の電磁石装
置のリレー本体の分解斜視図である。ボディブロック6
0は、箱型のハウジング61と、このハウジング61の
四隅に取付けた固定接点62…(…は複数個を示す。以
下同じ。)と、ハウジング61の外周に設けた端子63
a…,63b…,63cと、接点ばねブロック80を取
付けるための取付け部64,64とからなる。
【0021】有極電磁石ブロック70は、コ字型の鉄芯
71と、この鉄芯71に巻いたコイル72と、鉄芯71
の両端近傍を繋ぐ継鉄73と、この継鉄73の短辺一方
側に置いた永久磁石74とからなる。71a,71bは
鉄芯71の磁極である。詳細には、永久磁石74は、板
厚方向に表面がN極(又はS極)及び裏面がS極(又は
N極)に着磁したものであり、継鉄73に設けた凹部7
3aにはめ込んだものである。
【0022】接点ばねブロック80は、有極電磁石ブロ
ック70を励磁することで揺れ動くように配置した接極
子81と、この接極子81の長辺の両側面に支持部材8
2を介して取付けた接点ばね83…とからなる。詳細に
は、接極子81は、鉄芯71に吸着する端部81a,8
1bと、有極電磁石ブロック70に接する支点81cと
からなる。支持部材82は、ハウジング61の取付け部
64,64に嵌合させるための取付け片82a,82a
を備え、接点ばね83は、ハウジング61の四隅に取付
けた固定接点62に接触することでスイッチング作用を
なす接点部83a…を備える。
【0023】図9は本発明に係る第3実施例の電磁石装
置の断面図であり、有極電磁継電器40の断面である。
永久磁石74は、板厚方向に表面がN極(又はS極)及
び裏面がS極(又はN極)に着磁したことを示す。磁極
71aと接極子81の端部81aとの間に消音作用のた
めの緩衝体となる潤滑グリースGを介在させ、又磁極7
1bと端部81bとの間に消音作用のための緩衝体とな
る潤滑グリースGを介在させた。接極子81は、下方に
突出させた支点81cを中心として永久磁石74上を揺
れ動く。そして、磁極71a,71bと接極子81との
間に潤滑グリースGを介在させたので、接極子81が磁
極71a,71bに衝突するときに発生する衝突音を緩
和することができる。
【0024】なお、有極電磁継電器40は、板厚方向に
表面がN極及び裏面がS極に着磁した永久磁石74を備
えたもので、コイル72を励磁すると接極子81が反転
し、励磁を解除すると接極子81が再び元の状態に戻る
シングルステイブル型(単安定型)の有極電磁継電器と
して動作する。また、永久磁石74を接極子81の中央
に配置することで、コイル72に予め決められた極性の
電圧が印加された場合にのみ一方の磁極81aから他方
の磁極81bへ相互に接極子81が反転するラッチング
型の有極電磁継電器にすることもできる。
【0025】図10は本発明に係る第4実施例の電磁石
装置の斜視図であり、電磁石装置90の組立姿である。
電磁石装置90は、電磁石ユニット91と、この電磁石
ユニット91にスライド可能に配置した接極子ユニット
92と、この接極子ユニット92と電磁石ユニット91
との間に介在させた潤滑グリースGとからなる。
【0026】詳細には、電磁石ユニット91は、固定鉄
芯93と、この固定鉄芯93に巻いた電磁コイル94と
からなり、固定鉄芯93は、電磁コイル94を巻いた中
央片93aと、この中央片93aの一端部でヨの字形に
繋げた端片93b,93cとからなる。接極子ユニット
92は、永久磁石96と、この永久磁石96の両端に取
付けた接極子97a,97bとからなり、中央片93a
の先端を挟んで接極子97aと接極子97bとを永久磁
石96を介して連結し、接極子97aと接極子97bと
に異磁極を生じさせたものである。
【0027】電磁コイル94に通電すると、中央片93
aの先端に励磁した磁極と同極の接極子97a(又は接
極子97b)は反発し、異極の接極子97b(又は接極
子97a)は吸着する。すなわち、接極子97a,97
bは、一体で中央片93aを挟んで移動し、中央片93
aの先端にどちらか一方が吸着する。本発明によれば、
中央片93aと接極子97a,97bとの間に消音作用
のための緩衝体となる潤滑グリースGを介在させたの
で、接極子97a,97bが中央片93aに衝突すると
きに発生する衝突音を緩和することができる。
【0028】図11は本発明に係る潤滑グリースの温度
とちょう度を示すグラフであり、横軸は温度(゜C)、
縦軸はちょう度を示す。なお、ちょう度とはグリースの
外観硬さを表示するもので、潤滑油では粘度に相当する
ものである。潤滑グリースGは、ロゲネストラムダI−
78(商品名)であり、本発明に使用したものである。
−40゜Cでちょう度153、−20゜Cでちょう度2
59、0゜Cでちょう度263、100゜Cでちょう度
294、150゜Cでちょう度280を示す。すなわ
ち、潤滑グリースGは、−20゜〜150゜Cでちょう
度が安定した特性を示す。
【0029】潤滑グリースG1は、ロゲネストラムダI
−164(商品名)であり、−40゜Cでちょう度24
9、−20゜Cでちょう度248、0゜Cでちょう度2
64、100゜Cでちょう度269、150゜Cでちょ
う度265を示す。すなわち、潤滑グリースG1は、−
40゜〜150゜Cでちょう度が非常に安定した特性を
示し、電磁継電器30(図5参照)の使用温度を−40
゜まで保証する場合に使用するとよい。
【0030】潤滑グリースG2は、従来品のグリースで
あり、−40゜Cでちょう度150以下、−20゜Cで
ちょう度160、0゜Cでちょう度230、100゜C
でちょう度351、150゜Cでちょう度380を示
す。すなわち、潤滑グリースG2は、−40゜〜150
゜Cでちょう度の変化が大きい特性を示し、本発明に係
る電磁継電器30(図5参照)に使用するには不向きの
グリースである。
【0031】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1は、鉄芯と接極子の一端部との間に粘性
抵抗を有する潤滑剤を介在させたので、接極子の一端部
が鉄芯に衝突するときに発生する衝突音を緩和すること
ができる。即ち、単に粘性抵抗を有する潤滑剤を介在さ
せるだけで、静音特性を改善した電磁石装置を具体化で
きる。
【0032】請求項2は、ハウジングと接極子の他端部
との間に粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させたので、接
極子の他端部がハウジングに戻るときに発生する衝突音
を緩和することができる。
【0033】請求項3は、磁極と接極子との間に粘性抵
抗を有する潤滑剤を介在させたので、接極子が磁極に衝
突するときに発生する衝突音を緩和することができる。
【0034】請求項4は、固定鉄芯と接極子との間に粘
性抵抗を有する潤滑剤を介在させたので、接極子が固定
鉄芯に衝突するときに発生する衝突音を緩和することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例の電磁石装置の分解斜
視図
【図2】本発明に係る第1実施例の電磁石装置のリレー
ブロックの分解斜視図
【図3】本発明に係る第1実施例の電磁石装置の電磁石
の分解斜視図
【図4】本発明に係る第1実施例の電磁石装置の断面図
【図5】本発明に係る第1実施例の電磁石装置の作用説
明図
【図6】本発明に係る第2実施例の電磁石装置の断面図
【図7】本発明に係る第3実施例の電磁石装置の斜視図
【図8】本発明に係る第3実施例の電磁石装置のリレー
本体の分解斜視図
【図9】本発明に係る第3実施例の電磁石装置の断面図
【図10】本発明に係る第4実施例の電磁石装置の斜視
【図11】本発明に係る潤滑グリースの温度とちょう度
を示すグラフ
【符号の説明】
1,30…電磁石装置(電磁継電器)、11…ハウジン
グ、12…ヒンジばね、14…接極子、14a…一端
部、14b…他端部、14c…谷部、17…電磁石、1
8…スイッチ機構、22…鉄芯、23…継鉄、23d…
支点、40…電磁石装置(有極電磁継電器)、61…ハ
ウジング、62…固定接点、71a,71b…磁極、8
1…接極子、83…接点ばね、90…電磁石装置、93
…固定鉄芯、94…電磁コイル、97a,97b…接極
子、G…粘性抵抗を有する潤滑剤(潤滑グリース)。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジング内に電磁石を取付け、電磁石
    の継鉄に設けた支点に略L字形の接極子の谷部を当て、
    接極子の一端部を電磁石の鉄芯に臨ませ、接極子の他端
    部をハウジングに設けたスイッチ機構に臨ませ、鉄芯の
    吸着作用で接極子をスイングさせ、この接極子でスイッ
    チ機構を押す形式の電磁石装置において、 前記鉄芯と前記接極子の一端部との間に消音作用のため
    の緩衝体となる粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させたこ
    とを特徴とする電磁石装置。
  2. 【請求項2】 ハウジング内に電磁石を取付け、電磁石
    の継鉄に設けた支点に略L字形の接極子の谷部を当て、
    接極子の一端部を電磁石の鉄芯に臨ませ、接極子の他端
    部をハウジングに設けたスイッチ機構に臨ませ、鉄芯の
    吸着作用で接極子をスイングさせ、この接極子でスイッ
    チ機構を押す形式の電磁石装置において、 前記ハウジングと前記接極子の他端部との間に消音作用
    のための緩衝体となる粘性抵抗を有する潤滑剤を介在さ
    せたことを特徴とする電磁石装置。
  3. 【請求項3】 ハウジングに横置きした有極電磁石と、
    この有極電磁石の中央上面を支点として揺れ動き前記有
    極電磁石の2つの磁極のうちの一方の磁極に吸着する接
    極子と、この接極子に取付けられ接極子とともに揺れ動
    いて前記ハウジングに設けた固定接点に接触してスイッ
    チング作用をなす接点ばねとからなる電磁石装置におい
    て、 前記磁極と前記接極子との間に消音作用のための緩衝体
    となる粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させたことを特徴
    とする電磁石装置。
  4. 【請求項4】 固定鉄芯と、この固定鉄芯に吸着可能に
    配置した接極子と、前記固定鉄芯に巻き付けた電磁コイ
    ルとからなる電磁石装置において、 前記固定鉄芯と前記接極子との間に消音作用のための緩
    衝体となる粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させたことを
    特徴とする電磁石装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113963993A (zh) * 2020-07-21 2022-01-21 海信(山东)冰箱有限公司 一种静音电磁继电器及冰箱

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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