JP2996464B2 - 電磁リレー - Google Patents

電磁リレー

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JP2996464B2
JP2996464B2 JP9208148A JP20814897A JP2996464B2 JP 2996464 B2 JP2996464 B2 JP 2996464B2 JP 9208148 A JP9208148 A JP 9208148A JP 20814897 A JP20814897 A JP 20814897A JP 2996464 B2 JP2996464 B2 JP 2996464B2
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光樹 永本
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光樹 永本
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁リレーに係
り、駆動片を絶縁性を有する磁石で形成して接極子に吸
着させることにより、可動接点ばねと駆動片との間に生
ずる隙間を振動または衝撃等によって駆動片が移動して
異常音を発生することを防止した電磁リレーに関する。
【0002】
【従来の技術】電磁リレーにおいて、可動接点ばねと接
点端子板との接点間隔の変動は、電磁リレーのスイッチ
動作を行うに必要な感動電圧の変動の原因となる。それ
故、電磁リレーは、可動接点ばねと接点端子板との接点
間隔を安定させることが必要となる。
【0003】従来の電磁リレーとして、駆動片が可動接
点ばねに当って接点の動作方向に対する位置を規制した
ものがある。また、従来の電磁リレーとして、ベース台
に備えた凸部が可動接点ばねの接点部近傍に当って接点
の動作方向に対する位置を規制して可動接点ばねと接点
端子板との接点間隔を安定させたものがある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、駆動片
によって可動接点ばね位置を規制した従来の電磁リレー
には、駆動片による規制位置が接点部と離れているた
め、可動接点ばねと接点端子板との接点間隔が接点の動
作方向への駆動片の寸法バラッキにより大きな影響を受
けるという課題がある。
【0005】また、ベース台に備えた凸部よって可動接
点ばね位置を規制した従来の電磁リレーには、接点部近
傍で位置を規制するので、可動接点ばねと接点端子板と
の接点間隔が駆動片の寸法バラッキによる影響を受けな
いが、駆動片と可動接点ばねとの間に隙間ができて振動
または衝撃等により駆動片が移動して異常音を発生して
商品性を損ねるという課題がある。
【0006】本発明は、上記した従来技術の課題を解決
するためになされたものであって、その目的は、駆動片
を絶縁性を有する磁石で形成して接極子に吸着させるこ
とにより、可動接点ばねと駆動片との間に生じる隙間を
振動または衝撃等によって駆動片が移動して異常音を発
生することを防止した商品性の高い電磁リレーを提供す
ることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る電磁リレーは、駆動片、可動接点ばね及
び接点端子板を有してなるスイッチ機構と、電磁石と、
可動接点ばねの接点部近傍に当って接点の動作方向に対
する位置を規制する凸部とをベース台に備え、駆動片を
絶縁性を有する磁石で形成して接極子に吸着させたこと
を特徴とする。
【0008】本発明に係る電磁リレーは、駆動片、可動
接点ばね及び接点端子板を有してなるスイッチ機構と、
電磁石と、可動接点ばねの接点部近傍に当って接点の動
作方向に対する位置を規制する凸部とをベース台に備
え、駆動片を絶縁性を有する磁石で形成して接極子に吸
着させたので、可動接点ばねと駆動片との間に生じる隙
間を振動または衝撃等による駆動片の移動を押さえるこ
とができる。
【0009】また、本発明に係る電磁リレーは、駆動片
に永久磁石を埋め込んで接極子に吸着させたことを特徴
とする。
【0010】本発明に係る電磁リレーは、駆動片に永久
磁石を埋め込んで接極子に吸着させたので、可動接点ば
ねと駆動片との間に生じる隙間を振動または衝撃等によ
る駆動片の移動を押さえることができる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図1は本発明に係る電磁リレーの分解斜
視図である。電磁リレー1は、カバー2と、リレーブロ
ック10とからなり、このリレーブロック10をカバー
2で覆ったものである。カバー2は、リレーブロック1
0を上方から覆うことで、リレーブロック10を構成す
る部品を保護するとともに、これらの部品の抜け防止の
ためのストッパも兼ねる。
【0012】図2は本発明に係る電磁リレーのリレーブ
ロックの分解斜視図である。リレーブロック10は、ベ
ース台としてのボディ11に横方向からヒンジばね12
を圧入し、ボディ11に横方向から絶縁性を有する磁石
で形成した駆動片13を挿入し、ボディ11に接極子1
4を載せ、ボディ11に横方向から可動接点ばね15を
圧入し、ボディ11に横方向から接点端子板16を圧入
し、ボディ11に横方向から電磁石17を圧入して組立
たものであり、組立姿を図1に示す。
【0013】ボディ11は、ヒンジばね12を圧入する
ための横溝(不図示)と、駆動片13を挿入するための
横溝11b,11cと、可動接点ばね15を圧入するた
めの横溝11dと、接点端子板16を圧入するための横
溝11eと、電磁石17を圧入するための横溝11f
と、電磁石17を保持するための凸部11gと、可動接
点ばね15及び接点端子板16を受けるための側壁11
hと、可動接点ばね15及び接点端子板16を支持する
下面11iとを備える。
【0014】ヒンジばね12は、ボディ11に圧入する
圧入部12aと、この圧入部12aから横方向に延ばし
L型に折曲げた作用部12bとからなる。駆動片13
は、絶縁性を有する磁石で形成された図面視平面状のス
ライド部13aと、このスライド部13aの中央から上
下に突出させたストッパ部13bとからなる。接極子1
4は、電磁石17の一端に臨ませるための一端部14a
と、この一端部14aからL型に折曲げ、駆動片13に
臨ますための他端部14bと、これらの一端部14aと
他端部14bとの境界となる谷部14cとからなる。
【0015】可動接点ばね15は、ボディ11に圧入す
る圧入部15aと、この圧入部15aから下方に延ばし
た端子部15bと、圧入部15aから上方に延ばした段
差部15cと、この段差部15cからさらに上方に延ば
した接点部15dとからなる。接点端子板16は、ボデ
ィ11に圧入固定のための切欠き凸部16aと、位置決
めのための突起部16bと、ボディ11より下方に延ば
した端子部16dと、接点部16cとからなる。接点端
子板16は、ボディ11に接点の動作方向に対して直角
方向に圧入固定される。
【0016】図3は本発明に係る電磁リレーの断面図で
ある。図3において、電磁リレー1は、ボディ11、ヒ
ンジばね12、駆動片13、位置規制用凸部26、接極
子14、可動接点ばね15、接点端子板16及び電磁石
17を備える。
【0017】可動接点ばね15は、接点部15d近傍に
ある位置規制用凸部26に当り、接点の動作方向の位置
が規制される。接点端子板16は、ボディ11に接点の
動作方向に対して直角方向に圧入固定され、図面左右方
向から支持部11rと支持部11sとで挟み込まれて固
定される。可動接点ばね15と接点端子板16とは上述
したように設置されるので、接点部15dとの接点部1
5cとの接点間距離のバラツキを小さくできる。駆動片
13は、例えば磁性体粉末を同時成型したプラスチック
磁石等で形成し、磁力によって常に接極子14の他端部
14bに吸着している。
【0018】図3において、電磁リレー1は、電磁石1
7によって接極子14を吸着して駆動片13を左方向に
移動させ、駆動片13の左方向への移動によって可動接
点ばね15が左方向に押され、可動接点ばね15の接点
部15dが接点端子板16の接点部16cに接触して端
子部15bと端子部16dとが短絡状態となり、オン状
態となる。また、電磁リレー1は、電磁石17が接極子
14を切離した場合、接極子14がヒンジばね12によ
って押し返され、駆動片13が可動接点ばね15によっ
て右方向に押し戻されると同時に接極子14に吸着して
引き戻され、可動接点ばね15の接点部15dが接点端
子板16の接点部16cから隔離して端子部15bと端
子部16dとが開放状態となり、オフ状態となる。
【0019】このように、電磁リレー1は、ボディ1
1、ヒンジばね12、絶縁性を有する磁石で形成した駆
動片13、位置規制用凸部26、接極子14、可動接点
ばね15、接点端子板16及び電磁石17を備え、駆動
片を接極子に吸着させることにより、可動接点ばね15
と駆動片13との間に生じる隙間を振動または衝撃等に
よって駆動片の移動を押さえることができる。
【0020】図4は本発明に係る電磁リレーの駆動片の
第1実施の形態例の斜視図である。図4において、駆動
片13Aは、図面視平面状のスライド部13Aaと、こ
のスライド部13Aaの中央から上下に突出させたスト
ッパ部13Abと、スライド部13Aa部に埋め込まれ
た永久磁石13Acとからなる。駆動片13Aは、ボデ
ィ11(図2参照)に横方向から挿入され、永久磁石1
3Acの磁力で接極子14(図2参照)に吸着する。
【0021】図5は本発明に係る電磁リレーの駆動片の
第2実施の形態例の斜視図である。図5において、駆動
片13Bは、図面視平面状のスライド部13Baと、こ
のスライド部13Baの中央から上下に突出させたスト
ッパ部13Bbと、スライド部13Ba部に埋め込まれ
た永久磁石13Bcと、永久磁石13Bcを囲むように
スライド部13Ba部に埋め込まれた継鉄13Bdとか
らなる。駆動片13Bは、ボディ11(図2参照)に横
方向から挿入され、永久磁石13Bc、継鉄13Bd及
び接極子14(図2参照)で磁気回路を形成し、永久磁
石13Bc単独による磁力より強力な磁力によって接極
子14に吸着する。
【0022】このように、本発明に係る電磁リレーは、
駆動片に永久磁石を埋め込むことにより、駆動片を接極
子14に吸着させることができる。
【0023】図6は本発明に係る電磁リレーの作用説明
図である。図6において、横軸は電磁石17のストロー
クS、縦軸はばね負荷又は電磁石の吸引力である。吸引
力特性Pは、電磁石17の励磁コイルに一定の電圧(感
動電圧)を印加したときの電磁石17の吸引力とストロ
ークSとの関係を表したものであり、ばね負荷特性R
は、スイッチ機構18の可動接点ばね15と、接極子1
4の一端部14aが電磁石17の吸着部に移動するまで
のストロークSとの関係を表したものである。電磁リレ
ーが支障なく動作するためには、ばね負荷特性Rが吸引
力特性Pの範囲内にあることが必要である。
【0024】図6において、ストロークSの範囲(S3
〜S0)のばね負荷特性Rを説明する。ストローク(S3
〜S2)範囲のばね負荷特性Rは、可動接点ばね15と
駆動片13との間に生じる隙間に相当し、ばね負荷が零
である。ストローク(S2〜S1)範囲のばね負荷特性R
は、駆動片13が隙間を過ぎて可動接点ばね15に当
り、可動接点ばね15と接点端子板16との接点間隔に
相当し、可動接点ばね15の負荷特性であり傾きの緩や
かな直線となる。
【0025】ストローク(S1〜S0)範囲のばね負荷特
性Rは、可動接点ばね15の接点部15dが接点端子板
16の接点部16cに接触して可動接点ばね15の負荷
特性に接点端子板16の抗力が付加されたものであり、
傾きが急な直線となる。
【0026】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。本発明に係る電磁リレーは、駆動片、可動接点ば
ね及び接点端子板を有してなるスイッチ機構と、電磁石
と、可動接点ばねの接点部近傍に当って接点の動作方向
に対する位置を規制する凸部とをベース台に備え、駆動
片を絶縁性を有する磁石で形成して接極子に吸着させ、
可動接点ばねと駆動片との間に生じる隙間を振動または
衝撃等による駆動片の移動を押さえることができるの
で、振動または衝撃等による異常音の発生を防止するこ
とができる。
【0027】また、本発明に係る電磁リレーは、駆動片
に永久磁石を埋め込んで接極子に吸着させたので、可動
接点ばねと駆動片との間に生じる隙間を振動または衝撃
等による駆動片の移動を押さえることができるので、振
動または衝撃等による異常音の発生を防止することがで
きる。
【0028】よって、本発明は、振動または衝撃等によ
る異常音の発生を防止した商品性の高い電磁リレーを提
供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る電磁リレーの分解斜視図
【図2】本発明に係る電磁リレーのリレーブロックの分
解斜視図
【図3】本発明に係る電磁リレーの断面図
【図4】本発明に係る電磁リレーの駆動片の第1実施の
形態例の斜視図
【図5】本発明に係る電磁リレーの駆動片の第2実施の
形態例の斜視図
【図6】本発明に係る電磁リレーの作用説明図
【符号の説明】
1…電磁リレー、2…カバー、10…リレーブロック、
11…ボディ、11b,11c,11d,11e,11
f…横溝、11g…凸部、11h…側壁、11i…下
面、12…ヒンジばね、12a…圧入部、12b…作用
部、13,13A,13B…駆動片、13a,13A
a,13Ba…スライド部、13b,13Ab,13B
b…ストッパ部、13Ac,13Bc…永久磁石、13
Bd…継鉄、14…接極子、14a,14b…端部、1
4c…谷部、15…接点ばね、15a…圧入部、15b
…端子部、15c…段差部、15d…接点部、16…接
点端子板、16a…切欠き凸部、16b…突起部、16
c…接点部、16d…端子部、17…電磁石、26…位
置規制用凸部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 駆動片、可動接点ばね及び接点端子板を
    有してなるスイッチ機構と、電磁石と、前記可動接点ば
    ねの接点部近傍に当って接点の動作方向に対する位置を
    規制する凸部とをベース台に備え、前記電磁石によって
    接極子をスイングさせて前記をスイッチ機構のオン/オ
    フを行う電磁リレーにおいて、前記駆動片を絶縁性を有
    する磁石で形成して前記接極子に吸着させたことを特徴
    とする電磁リレー。
  2. 【請求項2】 前記駆動片に永久磁石を埋め込んで前記
    接極子に吸着させたことを特徴とする請求項1記載の電
    磁リレー。
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