JPH081544Y2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JPH081544Y2
JPH081544Y2 JP1989148583U JP14858389U JPH081544Y2 JP H081544 Y2 JPH081544 Y2 JP H081544Y2 JP 1989148583 U JP1989148583 U JP 1989148583U JP 14858389 U JP14858389 U JP 14858389U JP H081544 Y2 JPH081544 Y2 JP H081544Y2
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JP
Japan
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fixed
iron core
side contact
contact
armature
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JP1989148583U
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JPH0388246U (ja
Inventor
政彦 安田
泰行 新堀
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自動車電機工業株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 【考案の目的】
(産業上の利用分野) この考案は、励磁コイルに通電することによって、可
動側接点を切換えて回路を導通させたり遮断させたりす
るのに利用される電磁継電器に関する。 (従来の技術) 従来、励磁コイルに通電することによって、可動側接
点を切換えて回路を導通させたり遮断させたりする電磁
継電器としては、例えば第4図および第5図に示される
ものが知られていた。 すなわち、図示する電磁継電器100は、固定鉄心101a
を有する励磁コイル101のボビン101bに、矩形状の上側
ベース101cおよび下側ベース101dが備えられている。 上側ベース101cと下側ベース101dとの一端寄りには、
一方側の固定側接点用ターミナル102および他方側の固
定側接点用ターミナル103が各々固定してあり、これに
固定側接点用ターミナル102,103の先端寄りには、相対
向する位置に一方側の固定側接点102aおよび他方側の固
定側接点103aが設けられている。 下側ベース101dの他端寄りには、励磁コイル101の巻
線101eの端部を接続した励磁コイル用ターミナル104,10
5が各々固定されている。 下側ベース101dの他端には、磁路を形成するL字形状
のフレーム106が固定されており、このフレーム106の側
壁106aに可動接片107と可動接点用ターミナル108を一体
に備えた弾性体製の弾性部材109が側壁106aに設けた突
部106bにおいて取付けられている。 アーマチュア110の側壁110aのほぼ中央に設けた突部1
10bにおいて可動接片107が取付けられており、弾性部材
109に有するばね部109aによってアーマチュア110が第4
図中の時計方向に付勢されている。 可動接片107の第4図中において左方端には、可動側
接点111が設けられており、各固定側接点102a,103aに接
触または離間する。 そこで、励磁コイル用ターミナル104,105から所定の
電流を供給して励磁コイル101を励磁させると、アーマ
チュア110が弾性部材109のばね部109aの弾性反発力に抗
して固定鉄心101a側に吸引されるので、弾性部材109の
可動接片107に設けた可動側接点111を一方の固定側接点
102aから離間させて他方側の固定側接点103aに接触さ
せ、可動側接点用ターミナル108と一方側の固定側接点
用ターミナル102が遮断状態となり、可動側接点用ター
ミナル108と他方側の固定側接点用ターミナル103が導通
状態となる。 また、励磁コイル用ターミナル104,105に対する電流
供給を中止して励磁コイル101を消磁させると、アーマ
チュア110が弾性部材109に有するばね部109aの弾性復元
力によって固定鉄心101a側から離間して第4図中におい
て時計方向に付勢されるため、可動側接点111を他方側
の固定側接点103aから離間させて一方側の固定側接点10
2aに接触させ、可動側接点用ターミナル108と他方側の
固定側接点用ターミナル103が遮断状態となり、可動側
接点ターミナル108と一方側の固定側接点用ターミナル1
02が導通状態となる。 (考案が解決しようとする課題) ところが、上記した従来の電磁継電器100において、
アーマチュア110が固定鉄心101a側に吸引される際に、
アーマチュア110が固定鉄心101aに接触しやすく、アー
マチュア110が固定鉄心101aに接触した場合、衝撃音を
発生させるおそれがありうるという問題点があった。 また、アーマチュア110が固定鉄心101a側に吸引され
た可動側接点111が他方側の固定側接点102aに接触して
いる状態で、可動接片107がアマチュア110の突部110bを
支点として撓んでいて、その撓んだ部分がアーマチュア
110から離れており、この状態で励磁コイル101に対する
電流供給が中止され、アーマチュア110が固定鉄心101a
から離間した際、撓んだ部分の可動接片107とアーマチ
ュア110が接触して衝撃音を発生させることがないとは
言い難いので、ノイズの発生によって品質感を欠く可能
性を有するという問題点があり、この問題点を解決する
ことが課題となっていた。 (考案の目的) そこでこの考案は、上述した従来の課題に鑑みてなさ
れたもので、ノイズを発生することのない電磁継電器を
提供することを目的としている。
【考案の構成】
(課題を解決するための手段) この考案に係わる電磁継電器は、固定側接点と、固定
側接点に対向して配置され、固定側接点に対し、導通状
態または遮断状態に接離される可動側接点と、固定鉄心
を有する励磁コイルと、励磁コイルの固定鉄心に対向し
て配置され、かつ、可動側接点を保持し、励磁コイルに
流れる電流によって固定鉄心が励磁されると、固定鉄心
に吸引され、固定鉄心に向って可動側接点と共に移動す
るアーマチュアとを備えた電磁継電器において、固定鉄
心に対向するアーマチュアの先端部は略台形に形成さ
れ、この略台形に形成された先端部の略全域は、その天
壁と底壁との両面が切除された薄肉状に形成され、この
薄肉状に形成された薄肉部の両面には、切除された天壁
および底壁の厚さに略等しい厚さの衝撃吸収用ダンパ部
材が取付けられている構成としたことを特徴としてい
る。 (考案の作用) この考案に係わる電磁継電器において、アーマチュア
は薄肉部が設けられているため、励磁コイルの励磁また
は消磁により固定鉄心に対して吸引側または離間側に移
動する際の弾性が増えている。それ故、衝撃吸収用ダン
パの弾性とともにアーマチュアが衝撃を吸収するため、
衝撃音の発生が防止される。 (実施例) 第1図ないし第3には、この考案に係わる電磁継電器
の一実施例が示されている。 図示する電磁継電器1には、矩形状をなす上側ベース
2aおよび下側ベース2bからなるボビン2cに銅線3が巻き
付けられていて、ボビン2cの中央に固定鉄心2dを有する
励磁コイル2がケーシング4の下側に配置されている。 上側ベース2a、下側ベース2bの第1図中の左方側に
は、ターミナル用ホルダ部2e、2fがそれぞれ形成されて
おり、一方のターミナル用ホルダ部2eに一方側の固定側
接点用ターミナル5が保持されており、他方のターミナ
ル用ホルダ部2fに他方側の固定側接点用ターミナル6が
保持されている。 固定側接点用ターミナル5、6の先端寄りには、相対
向する位置に一方側の固定側接点5aおよび他方側の固定
側接点6aが設けられており、下側ベース2bの第1図中に
おいて右方側には銅線3の端部が電気的に接続された励
磁コイル用ターミナル7、8がそれぞれ保持されてい
る。 下側ベース2bの第1図中において右方端には、磁路形
成用であってL字形状のフレーム9の基端側が固定され
ており、フレーム9の先端側は第1図中において下側ベ
ース2bの上方に向って突出している。 フレーム9の先端側の側壁9aには、後述する弾性部材
10に備えたフレーム取付部10aを固定するための固定用
突部9bが備えられている。 弾性部材10は、弾性のある逆L字形状をなす導電材か
らなるものであって、基端側にフレーム取付部10aを備
えた可動側接点用ターミナル10bが形成されているとと
もに、折曲したばね部10cを介して先端側にアーマチュ
ア取付部10dを備えた可動接片10eが一体で形成されてい
る。 可動接片10eの第1図中において左方端には、可動側
接点10fが設けられており、この可動側接点10fが各固定
側接点5a、6aに対して電気的に接続または遮断される。 一方、アーマチュア12は、略ベース盤形状をなす板材
よりなるものであって、第1図中において上方側の天壁
12aのほぼ中央に備えた固定用突部12bが前述した可動接
片10eのアーマチュア取付部10dに固定されている。 また、アーマチュア12は、第1図中において左方の先
端寄りの略台形に形成されており、この先端寄りのほぼ
全域において天壁12aから第1図中下方側の底壁12cまで
の厚さ寸法よりも小さい寸法で薄肉状に切除された薄肉
部12dが設けられている。この薄肉部12dは、アーマチュ
ア12の先端側の台形部分に薄肉状をなすため、アーマチ
ュア12が励磁コイル2の励磁または消磁によって固定鉄
心2dに対して吸引側または離間側に移動する際におい
て、アーマチュア12自体に弾性を付与する機能をもつ。 薄肉部12dは、天壁12aから底壁12cまでの厚さ寸法に
略等しい寸法を有するものであって、アーマチュア12の
外形に近似させたゴム製の衝撃吸収用ダンパ部材13が焼
き付け処理によって取付けられている。 衝撃吸収用ダンパ部材13は、第1図中において下方側
のダンパ底壁13aが固定鉄心2dに対して衝突可能になっ
ており、第1図中において上方側のダンパ天壁13bが可
動接片10eに対して衝突可能になっている。 アーマチュア12は、第1図に示される復帰の状態にお
いて、ばね部10cの弾性反発力によって可動接片10eに一
体で時計方向に付勢されており、衝撃吸収用ダンパ部材
13は、ダンパ天壁13bが可動接片10eに衝突している。 この復帰状態で、励磁コイル用ターミナル7、8に通
電することによって励磁コイル2を励磁すると、アーマ
チュア12が弾性部材10のばね部10cの弾性反発力に抗し
て固定鉄心2d側に吸引されるため、可動接片10eに設け
た可動側接点10fが一方側の固定側接点5aから離間して
他方側の固定側接点6aにて電気的に接続される。 可動側接点10fが他方側の固定側接点6aに電気的に接
続されることによって、可動側接点用ターミナル10bと
一方側の固定側接点用ターミナル5とが遮断状態とな
り、可動側接点用ターミナル10bと他方側の固定側接点
用ターミナル6とが導通状態となる。 このとき、アーマチュア12が固定鉄心2d側に吸引され
る際、薄肉部12dによって弾性を付与されているアーマ
チュア12に取付けられた衝撃吸収用ダンパ部材13のダン
パ底壁13aが固定鉄心2dに衝突するため、衝撃音が発生
することなく切換え移動が行われる。 また、この状態において、励磁コイル用ターミナル
7、8に対する通電を中止して励磁コイル2を消磁させ
ると、アーマチュア12が弾性部材10のばね部10dの弾性
復元力によって固定鉄心2dから離間されて第1図中時計
方向に付勢されるので、可動側接点10fが他方側の固定
側接点6aから遮断されて一方側の固定側接点5aに電気的
に接続され、可動側接点用ターミナル10bと他方側の固
定側接点用ターミナル6が遮断状態となり、可動側接点
用ターミナル10bと一方側の固定側接点用ターミナル5
とが導通状態となる。 このとき、固定鉄心2dに吸引されなくなったアーマチ
ュア12が第1図中時計方向に戻り回動する際、薄肉部12
dによって弾性を付与されているアーマチュア12に取付
けられた衝撃吸収用ダンパ部材13のダンパ天壁13bが可
動接片10eに衝突するため、衝撃音が発生するとなく切
換え移動が行われるものとなる。
【考案の効果】
以上説明してきたように、この考案に係わる電磁継電
器によれば、アーマチュアは薄肉部が設けられているた
め、励磁コイルの励磁または消磁により固定鉄心に対し
て吸引側または離間側に移動する際の弾性が増えている
ので、衝撃吸収用ダンパの弾性とともにアーマチュアが
衝撃を吸収するため、衝撃音の発生が防止されてノイズ
の発生がなくなることによって、高い品質感が得られる
という優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係わる電磁継電器の一実施例の縦断
側面図、第2図は第1図に示した電磁継電器の部分破断
平面図、第3図は第1図に示した電磁継電器のアーマチ
ュアまわりの外観斜視図、第4図,第5図は従来の電磁
継電器の各々縦断側面図,外観図である。 1……電磁継電器 2……励磁コイル 2d……固定鉄心 5a……固定側接点 6a……固定側接点 10f……可動側接点 12……アーマチュア 12a……天壁 12c……底壁 12d……薄肉部 13……衝撃吸収用ダンパ部材

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定側接点と、 前記固定側接点に対向して配置され、該固定側接点に対
    し、導通状態または遮断状態に接離される可動側接点
    と、 固定鉄心を有する励磁コイルと、 前記励磁コイルの固定鉄心に対向して配置され、かつ、
    前記可動側接点を保持し、該励磁コイルに流れる電流に
    よって固定鉄心が励磁されると、該固定鉄心に吸引さ
    れ、固定鉄心に向って前記可動側接点と共に移動するア
    ーマチュアとを備えた電磁継電器において、 前記固定鉄心に対向する前記アーマチュアの先端部は略
    台形に形成され、この略台形に形成された先端部の略全
    域は、その天壁と底壁との両面が切除された薄肉状に形
    成され、この薄肉状に形成された薄肉部の両面には、切
    除された天壁および底壁の厚さに略等しい厚さの衝撃吸
    収用ダンパ部材が取付けられていることを特徴とする電
    磁継電器。
JP1989148583U 1989-12-26 1989-12-26 電磁継電器 Expired - Lifetime JPH081544Y2 (ja)

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