JP2000173431A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2000173431A
JP2000173431A JP10346747A JP34674798A JP2000173431A JP 2000173431 A JP2000173431 A JP 2000173431A JP 10346747 A JP10346747 A JP 10346747A JP 34674798 A JP34674798 A JP 34674798A JP 2000173431 A JP2000173431 A JP 2000173431A
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Japan
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contact
cover
projection
ceiling
electromagnetic relay
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Withdrawn
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JP10346747A
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English (en)
Inventor
Tsutomu Shimomura
勉 下村
Toyotaka Nishikawa
豊隆 西川
Masakatsu Makino
全勝 牧野
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】絶縁性能を向上させた電磁継電器を提供する。 【解決手段】ボディ4の長手方向における一端側には常
開接点板30、可動接点板31および常閉接点板32が
夫々配置される収納溝49a…が設けられ、他端側には
電磁石ブロック1が配置される収納凹所42が設けられ
ている。電磁石ブロック1はコイルへの通電状態に応じ
て往復運動するアマチュア16を有している。カード2
は、収納凹所42の天井を構成する壁41と対向するよ
うに、アマチュア16と可動接点板31との間に橋架さ
れており、アマチュア16の往復運動に応じて可動接点
板31を押圧し、接点部3を開閉させる。壁41におけ
る電磁石ブロック1と接点部3との間の部位には突台5
0が突設されており、電磁石ブロック1と接点部3との
間の壁41およびカード2に沿った沿面距離を長くする
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁継電器に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の電磁継電器としては、図14お
よび図15に示すように、コイルへの通電状態に応じて
往復運動するアマチュア16を有する電磁石ブロック1
と、アマチュア16の往復運動に応じて駆動され後述の
接点部3を開閉させるカード2と、導電材料から形成さ
れ一端側に常開接点30aが設けられた常開接点板3
0、導電材料から形成され一端側に常閉接点32aが設
けられた常閉接点板32、および、導電材料から形成さ
れ一端側の両面に常開接点30aおよび常閉接点32a
と接離自在に接触する可動接点31aが夫々設けられた
弾性を有する可動接点板31からなる接点部3と、長手
方向の一端側に各接点板30〜32が夫々配置される短
幅方向の一面側に開口した収納溝49a〜49cが設け
られるとともに、長手方向の他端側に電磁石ブロック1
が配置される短幅方向の他面側に開口した収納凹所42
が設けられた合成樹脂製のボディ4と、一面開口した略
箱状であって電磁石ブロック1や接点部3などを覆うよ
うにしてボディ4に被着される合成樹脂製のカバー5と
を備えるものがあった。
【0003】電磁石ブロック1はアマチュア16を接点
部3と反対側にして収納凹所42内に配置されている。
カード2は略板状であって、一端側にアマチュア16の
先端部の両側縁に形成された凹部16aとそれぞれ係止
する係止爪21,21が設けられ、他端側には可動接点
板31を押圧するための押圧片22が設けられており、
押圧片22の先端には可動接点板31の先端部に穿設さ
れた孔31c内に挿入される突起23が突設されてい
る。而して、カード2は、係止爪21をアマチュア16
の凹部16aと係止させるとともに、突起23を可動接
点板31の孔31cに挿入させることにより、収納凹所
42の天井を構成する壁41と対向するように、アマチ
ュア16と可動接点板31との間に橋架されている。
尚、押圧片22の幅寸法はカード2の他の部位の幅寸法
よりも狭くなっており、押圧片22は収納凹所42の開
口側と反対側に寄せて配置されているので、カバー5内
面に突設された後述のリブ5a,5bとの干渉を避ける
ことができる。
【0004】この電磁継電器では、ボディ4の短幅方向
における一面側に接点板30〜32が配置されるととも
に、他面側に電磁石ブロック1が配置されているので、
接点部3と電磁石ブロック1との間の絶縁距離を長くと
ることができ、絶縁性能が向上する。また、収納凹所4
2と接点部3側の空間とを仕切る絶縁壁43には収納凹
所42の開口縁に沿って走る溝44,45が形成され、
カバー5の内面には溝44,45に夫々挿入される2条
のリブ5a,5bが突設されているので、カバー5をボ
ディ4に被着すると、カバー5のリブ5a,5bが溝4
4,45内に挿入され、このリブ5a,5bによって電
磁石ブロック1と接点部3との間が絶縁される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の電磁
継電器を小型化した場合、電磁石ブロック1と接点部3
との間の壁41やカード2の表面に沿った最短距離(図
14(b)中に破線イで示す)が短くなるため、所望の
絶縁性能を得るために必要な絶縁距離(沿面距離)を確
保できない虞がある。
【0006】また、カバー5をボディ4に被着する際、
カバー5のボディ4に対する高さ方向の取付位置は、カ
バー5内面に突設したリブ5a,5bの下端がボディ4
に設けた溝44,45の底に当接することなどによって
規制されるが、正確に位置決めされていないため、カバ
ー5のボディ4に対する高さ方向の取付位置がばらつい
ていた。
【0007】本発明は上記問題点に鑑みて為されたもの
であり、その目的とするところは、絶縁性能を向上させ
た電磁継電器を提供することにあり、請求項2乃至4の
発明では、上記目的に加えてボディに対してカバーを正
確に位置決めできる電磁継電器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1の発明では、コイルへの通電状態に応じて
往復運動するアマチュアを有する電磁石ブロックと、固
定接点を有する固定接点板および固定接点と接離自在に
接触する可動接点を有する可動接点板からなる接点部
と、アマチュアの往復運動に応じて駆動され上記接点部
を開閉させるカードと、一端側に各接点板が配設される
とともに、他端側に電磁石ブロックが配置される側方に
開口した収納凹所が設けられたボディとを備え、上記収
納凹所の天井を構成する壁における電磁石ブロックと接
点部との間の部位に、電磁石ブロックと接点部との間の
沿面距離を長くするように突出する突出部を設けたこと
を特徴とし、収納凹所の天井を構成する壁に電磁石ブロ
ックと接点部との間の沿面距離を長くするように突出す
る突出部を設けているので、平坦面に比べて突出部の分
だけ沿面距離を長くすることができ、絶縁性能を向上さ
せることができる。
【0009】請求項2の発明では、請求項1の発明にお
いて、一面開口した略箱状であって電磁石ブロックと接
点部とカードとを覆うようにしてボディに被着されるカ
バーを設け、上記収納凹所の天井を構成する壁および上
記コイルが巻回されたコイルボビンの鍔部にカバーの天
井面に当接させる位置決め突起を夫々形成したことを特
徴とし、ボディにカバーを被着する際に、位置決め突起
をカバーの天井面と当接させることにより、ボディに対
するカバーの取付位置を正確に位置決めすることがで
き、しかもカバーの天井面を2カ所で支持しているの
で、カバーの取付状態を安定させることができる。
【0010】請求項3の発明では、請求項2の発明にお
いて、上記収納凹所の天井を構成する壁に形成された位
置決め突起は上記突出部に突設された凸部からなり、上
記鍔部に突設された位置決め突起および上記凸部は、両
者の配列方向における断面形状がカバーの天井面側に突
出する曲面形状に形成されたことを特徴とし、カバーの
天井面と接触する位置決め突起および凸部の接触面が平
面に形成されている場合、位置決め突起と凸部の高さが
異なっていると、位置決め突起および凸部の角とカバー
の天井面とが接触するが、位置決め突起および凸部の断
面形状はカバーの天井面側に突出する曲面形状に形成さ
れているので、位置決め突起および凸部はカバーの天井
面に対して曲面部分で接触するから、カバーの傾きを小
さくすることができる。
【0011】請求項4の発明では、請求項2の発明にお
いて、上記位置決め突起の設けられたコイルボビンの鍔
部は、コイルボビン両端に設けられた鍔部の内の接点部
と反対側の鍔部であり、上記収納凹所の天井を構成する
壁に形成された位置決め突起は、上記壁における接点部
側の部位に設けられたことを特徴とし、一方の位置決め
突起は接点部と反対側のコイルボビンの鍔部に設けら
れ、他方の位置決め突起は接点部寄りに設けられている
ので、2つの位置決め突起の間隔を広げることによっ
て、ボディに対するカバーの傾きを小さくすることがで
きる。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0013】(実施形態1)本実施形態の電磁継電器を
図1乃至図8を参照して説明する。
【0014】この電磁継電器は、コイルへの通電状態に
応じて駆動されるアマチュア16を有する電磁石ブロッ
ク1と、アマチュア16の往復動作に応じて駆動され後
述の接点部3を開閉させるカード2と、導電材料から形
成され一端側に常開接点30aが設けられた常開接点板
30、導電材料から形成され一端側に常閉接点32aが
設けられた常閉接点板32、および、導電材料から形成
され一端側の両面に常開接点30aおよび常閉接点32
aと接離自在に接触する可動接点31aが夫々設けられ
た弾性を有する可動接点板31からなる接点部3と、長
手方向の一端側に各接点板30〜32が夫々配置される
短幅方向の一面側に開口した収納溝49a〜49cが設
けられるとともに、長手方向の他端側に電磁石ブロック
1が配置される短幅方向の他面側に開口した収納凹所4
2が設けられた合成樹脂製のボディ4と、一面開口した
略箱状であって電磁石ブロック1や接点部3などを覆う
ようにしてボディ4に被着される合成樹脂製のカバー5
とを備えている。
【0015】電磁石ブロック1は、短冊状に形成され長
手方向の一端部に磁極となる鍔10aが形成された鉄心
10、長手方向の両端に鍔部11a,11bを有し鉄心
10が装着されるコイルボビン11およびコイルボビン
11の鍔部11a,11b間に巻回されたコイル12か
らなるコイルブロック13と、鍔10a側のコイルボビ
ン11の鍔部11aと一体に成形されコイル端子13a
を支持する支持部材14と、磁性材料から略L字状に形
成され、一側片が鉄心10の鍔10aと反対側の端部に
磁気的に結合され、コイルブロック13の一端面および
側面を覆うヨーク15と、略平板状であって一端部がヨ
ーク15の他側片の先端部にヒンジばね17によって枢
支され、他端部が鉄心10の鍔10aと離接するアマチ
ュア16とを備えている。なお、コイル12の端部はコ
イル端子13aに接続されている。また、ヒンジばね1
7はヨーク15の他側片の先端部にかしめあるいは溶接
によって固着されており、アマチュア16の他端部を鉄
心10の鍔部10aから離れる向きに付勢している。ま
た支持部材14には、支持部材14と対向するボディ4
の端面に突設された突起4bと噛合する溝14aが形成
されており、コイル端子13aの先端部は支持部材14
の下面から突出している。
【0016】ボディ4に設けられた収納溝49a〜49
cの内、両側の収納溝49a,49cには、常開接点板
30を外側にして常開接点30aおよび常閉接点32a
を互いに対向させた状態で常開接点板30および常閉接
点板32がそれぞれ圧入される。常開接点板30および
常閉接点板32の他端側には端子片30b,32bが連
続一体に設けられており、端子片30b,32bの先端
はボディ4の下面側から突出する。また、可動接点板3
1の他端側には端子片31bが結合されており、端子片
31bを中央の収納溝49bに圧入することにより、可
動接点板31が収納溝49b内に固定される。この時、
可動接点板31の両面に夫々形成された可動接点31
a,31aは常開接点30aおよび常閉接点32aに夫
々対向しており、端子片31bの先端はボディ4の下面
側から突出する。
【0017】ボディ4に設けられた収納凹所42の内側
面にはリブ42aが設けられており、リブ42aによっ
て仕切られた収納凹所42の2つの空間にそれぞれコイ
ル12とヨーク15を納めるようにして、電磁石ブロッ
ク1がアマチュア16を接点部3と反対側に向けて収納
凹所42内に配置される。また、ボディ4の下部周面に
は、ボディ4および支持部材14の下面にシール剤を塗
布して電磁継電器を封止する際にシール剤のはい上がり
を防止するための溝4aが形成されている。
【0018】カード2は、一端側にアマチュア16の先
端部の両側縁に形成された凹部16aとそれぞれ係止す
る係止爪21,21が設けられ、他端側には可動接点板
31を押圧するための押圧片22が設けられており、押
圧片22の先端には可動接点板31の先端部に穿設され
た孔31c内に挿入される突起23が突設されている。
カード2は、係止爪21をアマチュア16の凹部16a
と係止させるとともに、突起23を可動接点板31の孔
31cに挿入させることにより、収納凹所42の天井を
構成する壁41と対向するように、アマチュア16と可
動接点板31との間に橋架されており、電磁継電器の小
型化、薄型化が図られている。尚、押圧片22の幅寸法
はカード2の他の部位の幅寸法よりも狭くなっており、
押圧片22は収納凹所42の開口側と反対側に寄せて配
置されているので、カバー5内面に突設された後述のリ
ブ5a,5bとの干渉を避けることができ、しかも押圧
片22を収納凹所42の開口側から遠ざけることによっ
て、電磁石ブロック1と接点部3との間のカード2表面
に沿った沿面距離を長くすることができる。また、コイ
ルボビン11の鍔部11aに対応するカード2の部位に
は、鍔部11aに突設された係止突起11cが挿入され
る長孔24が設けられており、係止突起11cによりカ
ード2の移動方向が規制される。また、カバー5の天井
面には内側に突出する突起5cが突設されており、カー
ド2の上面が突起5cと摺接することによって、カード
2をがたつきなく移動させることができる。
【0019】この電磁継電器では、ボディ4の短幅方向
における一面側に接点板30〜32が配置されるととも
に、他面側に電磁石ブロック1が配置されているので、
接点部3と電磁石ブロック1との間の絶縁距離を長くと
ることができ、絶縁性能が向上する。また、収納凹所4
2の接点部3側の絶縁壁43と、絶縁壁43と常閉接点
板32との間のボディ4の部位とには、収納凹所42の
開口側に開放された溝44,45がそれぞれ設けられて
いる。一方、カバー5内面の溝44,45に対応する部
位には溝44,45内にそれぞれ入り込むリブ5a,5
bが形成されている。而して、ボディ4にカバー5を被
着すると、リブ5a,5bがそれぞれ溝44,45に入
り込み、絶縁壁43とリブ5a,5bとで電磁石ブロッ
ク1と接点部3の間が2重に絶縁される。
【0020】また、収納凹所41の天井を構成する壁4
1における電磁石ブロック1と接点部3との間の部位に
は表面の平らな突出部たる突台50が設けられており、
壁41が平面に形成されている場合に比べて、電磁石ブ
ロック1と接点部3との間の壁41表面に沿った沿面距
離(図1(b)中に二点鎖線ロで示す)が突台50の高
さ分だけ長くなるので、電磁石ブロック1と接点部3と
の間の絶縁距離が長くなり絶縁性が向上する。したがっ
て、突台50の形状や寸法を適宜設定することにより、
所定の絶縁距離を確保することができ、ドイツ電気技術
者協会(VDE)によって規格化されたVDE0700
の安全規格(空間距離8mm以上、沿面距離8mm以
上)を満たした小型の電磁継電器を実現することができ
る。
【0021】ところで、突台50は収納凹所42の天井
を構成する壁41から突出しているので、突台50の端
面50aがカード2と当接することにより、カード2の
移動範囲が規制され、コイルボビン11の鍔部11aに
設けた係止突起11cとともにカード2の移動範囲を規
制するストッパとしての機能も備えている。
【0022】この電磁継電器の動作を以下に簡単に説明
する。コイルに通電すると、アマチュア16は鉄心10
の鍔部10aに吸引され、ヨーク15の一側片と対向す
る端部を中心として図2(a)中時計回りに回転する。
アマチュア16の回転によりカード2は図2(a)中右
方向に移動し、押圧片22が可動接点板31を常開接点
板30側に押圧して、可動接点31aが常閉接点32a
と開離するとともに、常開接点30aと接触する。一
方、コイルへの通電を停止すると、アマチュア16を吸
引する力がなくなり、可動接点板31およびヒンジばね
17のばね復帰力によってアマチュア16が図2(a)
中反時計回りに回転する。アマチュア16の回転により
カード2は図2(a)中左方向に移動し、押圧片22が
可動接点板31を常開接点板30側に押圧する力がなく
なるので、可動接点板31のばね復帰力によって可動接
点板31が常閉接点板32側に移動し、可動接点31a
が常開接点30aと開離し、常閉接点32aと接触す
る。
【0023】(実施形態2)本実施形態の電磁継電器を
図9乃至図13を参照して説明する。なお、実施形態1
の電磁継電器と同一の構成要素には同一の符号を付し
て、その説明を省略する。
【0024】本実施形態では、実施形態1の電磁継電器
において、収納凹所42の天井を構成する壁41に突設
された突出部51の表面に、カバー5の天井面と当接す
る凸部51を設けるとともに、接点部3と反対側のコイ
ルボビン11の鍔部11aに突設された係止突起11c
の高さ寸法を、係止突起11cの先端面がカバー5の天
井面と当接するような高さ寸法に形成している。したが
って、カバー5をボディ4に嵌着する際に、凸部51お
よび係止突起11cの先端面をカバー5の天井面と当接
させることにより、カバー5のボディ4に対する高さ方
向の取付位置を正確に位置決めすることができる。ここ
に、凸部51および係止突起11cから位置決め突起が
構成される。
【0025】ところで、上述の電磁継電器では凸部51
および係止突起11cの先端面が平面に形成されている
ため、凸部51および係止突起11cの高さが異なって
いると、凸部51および係止突起11cの角部がカバー
5の天井面と当接するため、カバー5の傾きが大きくな
る虞がある。そこで、図12に示すように、凸部51お
よび係止突起11cの配列方向における凸部51および
係止突起11cの先端部の断面形状を、カバー5の天井
面側に突出する略半円形に形成しても良く、凸部51お
よび係止突起11cはカバー5の天井面に対して曲面部
分で接触するため、凸部51および係止突起11cの角
部がカバー5の天井面と当接する場合に比べてカバー5
の傾きが小さくなる。なお、凸部51および係止突起1
1cの配列方向における断面形状を略半円形に限定する
趣旨のものではなく、カバー5の天井面側に突出する曲
面形状に形成すれば良い。
【0026】また、図13に示すように、収納凹所42
の天井を構成する壁41における接点部3側の端部に、
カバー5の天井面と当接する位置決め突起たる突片52
を突設しても良く、接点部3と反対側のコイルボビン1
1の鍔11aに係止突起11cを設けるとともに、接点
部3近傍の壁41の部位に突片52を設けることによっ
て、カバーの天井面を支持する係止突起11cと突片5
2との間隔を広くすることができ、カバー5のボディ4
に対する傾きを小さくすることができる。
【0027】
【発明の効果】上述のように、請求項1の発明は、コイ
ルへの通電状態に応じて往復運動するアマチュアを有す
る電磁石ブロックと、固定接点を有する固定接点板およ
び固定接点と接離自在に接触する可動接点を有する可動
接点板からなる接点部と、アマチュアの往復運動に応じ
て駆動され上記接点部を開閉させるカードと、一端側に
各接点板が配設されるとともに、他端側に電磁石ブロッ
クが配置される側方に開口した収納凹所が設けられたボ
ディとを備え、上記収納凹所の天井を構成する壁におけ
る電磁石ブロックと接点部との間の部位に、電磁石ブロ
ックと接点部との間の沿面距離を長くするように突出す
る突出部を設けたことを特徴とし、収納凹所の天井を構
成する壁に電磁石ブロックと接点部との間の沿面距離を
長くするように突出する突出部を設けているので、平坦
面に比べて突出部の分だけ沿面距離を長くすることがで
き、絶縁性能を向上させることができ、小型の電磁継電
器であっても十分な絶縁距離を確保できるという効果が
ある。
【0028】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、一面開口した略箱状であって電磁石ブロックと接点
部とカードとを覆うようにしてボディに被着されるカバ
ーを設け、上記収納凹所の天井を構成する壁および上記
コイルが巻回されたコイルボビンの鍔部にカバーの天井
面に当接させる位置決め突起を夫々形成したことを特徴
とし、ボディにカバーを被着する際に、位置決め突起を
カバーの天井面と当接させることにより、ボディに対す
るカバーの取付位置を正確に位置決めできるという効果
があり、しかもカバーの天井面を2カ所で支持している
ので、カバーの取付状態を安定させることができるとい
う効果もある。
【0029】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、上記収納凹所の天井を構成する壁に形成された位置
決め突起は上記突出部に突設された凸部からなり、上記
鍔部に突設された位置決め突起および上記凸部は、両者
の配列方向における断面形状がカバーの天井面側に突出
する曲面形状に形成されたことを特徴とし、カバーの天
井面と接触する位置決め突起および凸部の接触面が平面
に形成されている場合、位置決め突起と凸部の高さが異
なっていると、位置決め突起および凸部の角とカバーの
天井面とが接触するが、位置決め突起および凸部の断面
形状はカバーの天井面側に突出する曲面形状に形成され
ているので、位置決め突起および凸部はカバーの天井面
に対して曲面部分で接触するから、カバーの傾きを小さ
くできるという効果がある。
【0030】請求項4の発明は、請求項2の発明におい
て、上記位置決め突起の設けられたコイルボビンの鍔部
は、コイルボビン両端に設けられた鍔部の内の接点部と
反対側の鍔部であり、上記収納凹所の天井を構成する壁
に形成された位置決め突起は、上記壁における接点部側
の部位に設けられたことを特徴とし、一方の位置決め突
起は接点部と反対側のコイルボビンの鍔部に設けられ、
他方の位置決め突起は接点部寄りに設けられているの
で、2つの位置決め突起の間隔を広げることによって、
ボディに対するカバーの傾きを小さくできるという効果
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施形態1の電磁継電器を示し、(a)は電磁
石ブロックをボディに組み込む前の状態を示す斜視図で
あり、(b)は電磁石ブロックをボディに組み込んだ状
態を示す斜視図である。
【図2】同上の電磁継電器を示し、(a)は正面側から
見た断面図、(b)は上面図、(c)はB−B断面図、
(d)は下面図である。
【図3】同上の電磁継電器を裏側から見た断面図であ
る。
【図4】同上の電磁継電器を示し、図2(a)における
A−A断面図である。
【図5】同上の電磁継電器を示し、(a)は常閉接点板
の圧入状態を示す断面図、(b)は常開接点板の圧入状
態を示す断面図である。
【図6】同上の電磁継電器を示す分解斜視図である。
【図7】同上の電磁継電器のカバーを取り外した状態を
示す斜視図である。
【図8】同上の電磁継電器の外観斜視図である。
【図9】実施形態2の電磁継電器を示し、(a)は電磁
石ブロックをボディに組み込む前の状態を示す斜視図で
あり、(b)は電磁石ブロックをボディに組み込んだ状
態を示す斜視図である。
【図10】同上の電磁継電器を示し、(a)は正面側か
ら見た断面図、(b)は上面図、(c)は上側から見た
断面図、(d)は下面図である。
【図11】同上の電磁継電器を裏側から見た断面図であ
る。
【図12】同上の別の電磁継電器を示す斜視図である。
【図13】同上のまた別の電磁継電器を示す斜視図であ
る。
【図14】従来の電磁継電器を示し、(a)は電磁石ブ
ロックをボディに組み込む前の状態を示す斜視図であ
り、(b)は電磁石ブロックをボディに組み込んだ状態
を示す斜視図である。
【図15】同上の電磁継電器を示し、(a)は正面側か
ら見た断面図、(b)は上側から見た断面図である。
【符号の説明】
1 電磁石ブロック 2 カード 3 接点部 4 ボディ 16 アマチュア 30 常開接点板 31 可動接点板 32 常閉接点板 41 壁 42 収納凹所 49a… 収納溝 50 突台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】コイルへの通電状態に応じて往復運動する
    アマチュアを有する電磁石ブロックと、固定接点を有す
    る固定接点板および固定接点と接離自在に接触する可動
    接点を有する可動接点板からなる接点部と、アマチュア
    の往復運動に応じて駆動され上記接点部を開閉させるカ
    ードと、一端側に各接点板が配設されるとともに、他端
    側に電磁石ブロックが配置される側方に開口した収納凹
    所が設けられたボディとを備え、上記収納凹所の天井を
    構成する壁における電磁石ブロックと接点部との間の部
    位に、電磁石ブロックと接点部との間の沿面距離を長く
    するように突出する突出部を設けたことを特徴とする電
    磁継電器。
  2. 【請求項2】一面開口した略箱状であって電磁石ブロッ
    クと接点部とカードとを覆うようにしてボディに被着さ
    れるカバーを設け、上記収納凹所の天井を構成する壁お
    よび上記コイルが巻回されたコイルボビンの鍔部にカバ
    ーの天井面に当接させる位置決め突起を夫々形成したこ
    とを特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
  3. 【請求項3】上記収納凹所の天井を構成する壁に形成さ
    れた位置決め突起は上記突出部に突設された凸部からな
    り、上記鍔部に突設された位置決め突起および上記凸部
    は、両者の配列方向における断面形状がカバーの天井面
    側に突出する曲面形状に形成されたことを特徴とする請
    求項2記載の電磁継電器。
  4. 【請求項4】上記位置決め突起の設けられたコイルボビ
    ンの鍔部は、コイルボビン両端に設けられた鍔部の内の
    接点部と反対側の鍔部であり、上記収納凹所の天井を構
    成する壁に形成された位置決め突起は、上記壁における
    接点部側の部位に設けられたことを特徴とする請求項2
    記載の電磁継電器。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110473743A (zh) * 2019-04-25 2019-11-19 厦门宏发汽车电子有限公司 一种可保证衔铁或动簧片正常动作的继电器
WO2022179430A1 (zh) * 2021-02-25 2022-09-01 厦门宏发信号电子有限公司 一种高可靠绝缘的超小型电磁继电器

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