JP2001068003A - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP2001068003A
JP2001068003A JP23848499A JP23848499A JP2001068003A JP 2001068003 A JP2001068003 A JP 2001068003A JP 23848499 A JP23848499 A JP 23848499A JP 23848499 A JP23848499 A JP 23848499A JP 2001068003 A JP2001068003 A JP 2001068003A
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JP
Japan
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armature
insulating substrate
iron core
electromagnetic relay
electromagnetic coil
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Pending
Application number
JP23848499A
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English (en)
Inventor
Morinari Machida
謹斎 町田
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Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】アーマチュアの開閉ストロークを安定させる。 【解決手段】絶縁基板2に固定された鉄心1に沿うよう
にアーマチュア3が配置され、アーマチュア3は一端の
軸片部3dを介して絶縁基板2に回動自在に支持される
とともに、他端の突片部3eは絶縁基板2の受け穴19
に移動自在に挿入された電磁継電器において、絶縁基板
2のL字形の絶縁壁15の隅に厚肉部15aを形成し、
アーマチュア3の先端部の角を厚肉部15aの当接させ
て、開閉ストロークSを規制する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は電磁継電器に関
し、特にプリント板に搭載して用いられる超小形の電磁
継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】図3〜図6は従来構成を示すもので、図
3は電磁継電器の斜視図、図4は図3の電磁継電器の分
解斜視図、図5は図4における絶縁基板の平面図、図6
は図5の絶縁基板に鉄心及びアーマチュアを組み付けた
状態の平面図である。まず、図4において、鉄心1は互
いに平行な2つの脚部1a及び1bと、これらを結ぶ胴
部とからなっている。脚部1a及び1bの下端部には絶
縁基板2への差込部1c及び1dがそれぞれ形成され、
また脚部1aの前面上部には、後述するアーマチュア3
の位置決めのための円筒状の突起1eが一体形成されて
いる。鉄心1の胴部には、巻枠4を介して電磁コイル5
が巻かれ、その両端は巻枠4に固着された一対のコイル
端子6にそれぞれ接続されている。
【0003】アーマチュア3は胴部3aの両端に接極部
3b及び3cが立ち上げられた逆門形状となっている。
接極部3bの下端部には軸片部3dが突出形成され、ま
た接極部3cの下端部には突片部3eが突出形成されて
いる。後述するように、アーマチュア3は軸片部3dが
絶縁基板2の軸受穴に挿入されて回動自在に支持され、
突片部3eは受け穴に移動自在に挿入される。軸片部3
dの軸線上で接極部3bの上端部には、鉄心1の突起1
eと嵌合する凹部3fが切り欠き形成されている。アー
マチュア3の胴部3aには、絶縁物(樹脂)からなる作
動片7がインサート成形により一体に固着されている。
【0004】絶縁基板2には長方形の底板8の一方側に
その長手方向に沿って、固定接点端子9及び可動接点端
子10がインサート成形により固着され、各々の端子部
9b及び端子板10bの先端部分が底板8の裏面から突
出している。底板8の両端部には、柱状部11及び12
が一体に立ち上げ形成され、図4の右側の柱状部12に
は可動板ばね10aの端部が埋め込まれ、左側の柱状部
11にはコイル端子6が挿入される2つの端子穴13が
あけられている。また、柱状部11及び12に連続して
これらとコ字形を形成するように、L字形の絶縁壁14
及び15が一体形成され、更に柱状部12に連続して絶
縁壁16が可動板ばね10aに平行に一体形成されてい
る。
【0005】そして、図5に示すように、底板8の両端
部の絶縁壁14及び15に囲まれた内側には、柱状部1
1及び12の図5の手前側の面に接するように、鉄心1
の差込部1c及び1dが圧入される一対の差込穴17が
設けられている。更に、図5の左側の差込穴17の角部
に近接して、アーマチュア3の軸片部3dがゆるく挿入
される底付きの軸受穴18が設けられ、また右側の差込
穴17の角部に近接して、アーマチュア3の突片部3e
が移動自在に挿入される底付きの受け穴19が設けられ
ている。
【0006】図4の各部を図3の状態に組み立てるに
は、図6に示すように、まずアーマチュア3の軸片部3
dを軸受穴18に挿入し、突片部3eを受け穴19に挿
入する。次いで、鉄心1をアーマチュア3に組み合わ
せ、コイル端子6を絶縁基板2の端子穴13に挿入しな
がら、鉄心3の脚部1c及び1dを左右の差込穴17に
それぞれ圧入する。その際、アーマチュア3の凹部3f
は、図3に示すように、鉄心1の突起1eに嵌合する。
この状態でアーマチュア3の接極部3bは鉄心1の脚部
1aに重なり、同じく接極部3cは脚部1bに重なる。
【0007】図3の組立状態において、アーマチュア3
は復帰ばねを兼ねる可動板ばね10aに作動片7を介し
て接し、可動板ばね10aからばね力を受ける。そのた
め、電磁コイル5が励磁されていないときは、アーマチ
ュア3は軸片部3dを支点に回動して鉄心1から離反し
ている。このアーマチュア3の離反距離S(図6)は、
突片部3eが絶縁基板10の受け穴19内でその壁面に
当たることにより規制されている。この状態から電磁コ
イル5が励磁されると、アーマチュア3は鉄心1に吸引
され、軸片部3dを支点に回動しながら作動片7を介し
て可動板ばね10aを押動する。これにより、可動板ば
ね10aは固着端部を支点として弾性変形し、固定接点
20と可動接点21との間を閉じる。その後、電磁コイ
ル5が消磁されると、アーマチュア3の吸引が解かれて
可動板ばね10aが復帰し、接点20,21間が開く。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記電磁継電器は使用
される装置の小形化に伴い一層の小形化が要請されてい
るが、その結果としてアーマチュア3の開閉操作力や可
動板ばね10aが生じる負荷力においても限界設計を余
儀なくされ、より精密な寸法精度が必要になっている。
特に、アーマチュア3の開閉ストローク、つまり図6に
おけるアーマチュア3の離反距離Sは上記開閉操作力や
負荷力に多大に影響する要素であり、開閉ストロークS
のばらつきを小さくすることがこの種の小形電磁継電器
では必須の条件となっている。
【0009】ところで、従来の電磁継電器において、開
閉ストロークSはアーマチュア3の突片部3eが絶縁基
板10の受け穴19内でその壁面に当たることにより規
制されているが、その場合、アーマチュア3と絶縁壁1
5との間の隙間が非常に小さいため、図6に示すよう
に、アーマチュア3の先端部を面取りし、アーマチュア
3が絶縁壁15に当たらないようにしている。しかしな
がら、寸法のばらつきによっては、アーマチュア3の突
片部3eが受け穴19の壁面に当たる前にアーマチュア
3の先端部が絶縁壁15に当たることがある。また、絶
縁壁15自体も限界設計のために肉厚が薄く、多少の成
形条件の不安定によっても反りが発生することがあり、
アーマチュア3と絶縁壁15との当接が一層助長され
る。いうまでもなく、アーマチュア3が絶縁壁15に当
たると、開閉ストロークSが所定値から変わってしま
う。
【0010】そこで、この発明は、アーマチュア3や絶
縁基板10の多少の寸法のばらつきや絶縁基板10の成
形条件の不安定があっても、アーマチュアの安定したス
トロークが得られるようにすることにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、この発明は、アーマチュアの突片部が挿入される絶
縁基板の受け穴を囲うL字形の絶縁壁の隅に厚肉部を形
成し、電磁コイルが励磁されていないときに、前記アー
マチュアの先端部を前記厚肉部に当接させて、開閉スト
ロークを規制するようにするものである(請求項1)。
この請求項1は、アーマチュアの先端部が当たりやすい
絶縁壁をむしろ積極的に利用し、その隅に厚肉部を形成
して、これにアーマチュアの先端部を当接させて開閉ス
トロークを規制する。絶縁壁はすでに述べたように反り
を生じやすいものであるが、反りの生じにくい隅部を利
用し、かつこの部分に厚肉部を形成することにより、成
形条件の不安定に影響されないアーマチュア当接面を得
ることができる。
【0012】上記厚肉部にはアーマチュア先端部の角を
当接させることができるが、アーマチュアの先端部を面
取りし、生じた山形の角を前記厚肉部に当接させるよう
にしもよく(請求項2)、その場合には後述するように
アーマチュアの開閉ストロークを大きく取ることができ
る。
【0013】
【発明の実施の形態】図1はこの発明の実施の形態を示
すもので、絶縁基板に鉄心及びアーマチュアを取り付け
た状態の平面図である。なお、従来例と対応する部分に
は同一の符号を用いるものとする。図1において、アー
マチュア3の突片部3eが挿入される絶縁基板2の受け
穴19を囲うようにL字形の絶縁壁15が立ち上げら
れ、そのの隅に三角柱状の厚肉部15aが形成されてい
る。そして、図示しない電磁コイルが励磁されていない
図示状態で、アーマチュア3は先端部の角が厚肉部15
aに当接して開閉ストロークSの規制が行われている。
この状態でアーマチュア3の突片部3eは受け穴19の
内壁面から離れている。なお、突片部3eは軸片部3d
を支点とするアーマチュア3の回動時に受け穴19の底
面上を摺動し、アーマチュア3の上下方向の姿勢を保つ
役割をしている。
【0014】図1において、絶縁壁15の薄肉の壁部は
反りが生じる可能性があるが、隅の厚肉部15aはその
心配がない。従って、成形寸法の安定した厚肉部15a
をアーマチュア3の当接面とすることにより、アーマチ
ュア3が絶縁壁15に当たることを気遣うことなく、常
に安定した開閉ストロークSを得ることができる。
【0015】図2はこの発明の異なる実施の形態を示す
ものである。図2においては、アーマチュア3の先端部
には、例えばプレスによる潰し加工により面取りされ、
生じた山形の角3gが厚肉部15aに当接して、開閉ス
トロークSの規制が行われている。この実施の形態にお
いては、アーマチュア3の当接点3gが回動支点(軸受
片3d)側に移動するため、図1の場合より開閉ストロ
ークSを大きくすることができるという利点がある。
【0016】
【発明の効果】以上の通り、この発明によれば、絶縁基
板の絶縁壁の隅に厚肉部を形成し、アーマチュアの先端
部をこの厚肉部に当接させて開閉ストロークを規制する
ようにすることにより、限界設計の中でアーマチュアの
開閉ストロークを安定させ、開閉操作力や負荷力の一定
した動作信頼性の高い電磁継電器を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態を示す電磁継電器の絶縁
基板部の平面図である。
【図2】この発明の異なる実施の形態を示す電磁継電器
の絶縁基板部の平面図である。
【図3】従来の電磁継電器の外観を示す斜視図である。
【図4】図3の電磁継電器の分解斜視図である。
【図5】図4における絶縁基板の平面図である。
【図6】図5の絶縁基板に鉄心とアーマチュアを組み付
けた状態の平面図である。
【符号の説明】
1 鉄心 1a 接極部 1b 接極部 2 絶縁基板 3 アーマチュア 3d 軸片部 3e 突片部 5 電磁コイル 7 作動片 9 固定接点端子 10 可動接点端子 15 絶縁壁 15a 厚肉部 17 差込穴 18 軸受穴 19 受け穴

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】長方形の絶縁基板と、互いに平行な2つの
    脚部及びこれらを結ぶ胴部からなり、この胴部に電磁コ
    イルが巻かれるとともに、前記脚部の下端部で前記絶縁
    基板に固定された門形の平板な鉄心と、この鉄心の前記
    脚部にそれぞれ対向する2つの接極部及びこれらを結ぶ
    胴部からなる逆門形の平板なアーマチュアとを有し、前
    記アーマチュアは一方の前記接極部の下端部に形成され
    た軸片部が前記絶縁基板の軸受穴に挿入されて回動自在
    に支持されるとともに、他方の前記接極部の下端部に形
    成された突片部が前記絶縁基板の受け穴に移動自在に挿
    入され、前記電磁コイルが励磁されていないときは前記
    胴部に装着された絶縁物の作動片が前記絶縁基板に固着
    された可動板ばねに接して前記鉄心から離反している
    が、前記電磁コイルが励磁されると前記軸片部を支点に
    回動して前記接極部が前記鉄心の脚部に吸着され、前記
    作動片を介して前記可動板ばねを押動するように構成さ
    れ、かつ前記絶縁基板には前記受け穴を囲うようにL字
    形の絶縁壁が一体形成された電磁継電器において、 前記L字形の絶縁壁の隅に厚肉部を形成し、前記電磁コ
    イルが励磁されていないときに、前記アーマチュアの先
    端部を前記厚肉部に当接させて、開閉ストロークを規制
    するようにしたことを特徴とする電磁継電器。
  2. 【請求項2】前記アーマチュアの先端部を面取りし、生
    じた山形の角を前記厚肉部に当接させるようにしたこと
    を特徴とする請求項1記載の電磁継電器。
JP23848499A 1999-08-25 1999-08-25 電磁継電器 Pending JP2001068003A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6771153B2 (en) 2001-10-01 2004-08-03 Tyco Electronics Ec K.K. Electromagnetic relay
JP2011100695A (ja) * 2009-11-09 2011-05-19 Tyco Electronics Japan Kk 電磁継続器

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