JP3255672B2 - 電磁継電器 - Google Patents

電磁継電器

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JP3255672B2
JP3255672B2 JP33080491A JP33080491A JP3255672B2 JP 3255672 B2 JP3255672 B2 JP 3255672B2 JP 33080491 A JP33080491 A JP 33080491A JP 33080491 A JP33080491 A JP 33080491A JP 3255672 B2 JP3255672 B2 JP 3255672B2
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井 充 利 川
木 良 徹 千
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自動車電機工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁コイルを励磁す
ることによりアーマチュアに連結された可動接点を切換
えて回路を導通又は遮断する電磁継電器に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁コイルを励磁することによりアーマ
チュアに連結された可動接点を切換えて回路を導通又は
遮断する電磁継電器として、例えば特開昭63−252
333号公報に記載されたものが知られている。
【0003】上記の公報に記載された電磁継電器は、ベ
ース面に沿って鉄心が設けられており、この鉄心の外側
に配設されたボビンに巻き付けられている巻線コイルが
通電されることにより、アーマチュアがベース面に沿っ
て鉄心に向って吸引移動される。そして、可動接片を介
してアーマチュアに連結された可動接点がベースに固定
された固定接点に接触することにより、固定接点に接続
された回路が遮断状態から導通状態に切換えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが,上記した従
来の電磁継電器では、落下等の際に大きな衝撃が加わる
と、例えば、アーマチュアが吸引移動される方向と反対
方向に移動してしまう場合が有り、その結果、アーマチ
ュアに連結された可動接片が変形すると、可動接点が固
定接点に対して位置ずれを起こしてしまう。すると可動
接点を固定接点に対して確実に接触させることができな
くなり、又は、作動電圧が変動する可能性があり、それ
らの場合、作動不良となるという問題点があった。
【0005】
【発明の目的】本発明は、大きな衝撃が加えられた場合
においても、容易に可動接片等が変形をすることのない
電磁継電器を提供することを目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明では、コイルボビンに、アーマチュアの一
方の側壁に近接する位置にコイルボビン側アーマチュア
移動規制部を設け、ケースに、アーマチュアの他方の側
壁に近接する位置に第1のケース側アーマチュア移動規
制部を設けるとともに該アーマチュアの天壁に近接する
位置に第2のケース側アーマチュア移動規制部を設けた
構成とし、この構成により、アーマチュアの3方向への
移動を規制して可動接片の変形を防止する。
【0007】
【発明の作用】この発明に係わる電磁継電器では、電磁
継電器に衝撃が加えられた場合に、その衝撃の方向によ
って、コイルボビン側アーマチュア移動規制部にアーマ
チュアの一方の側壁が当接するか、或いは第1のケース
側アーマチュア移動規制部にアーマチュアの他方の側壁
が当接するか、或いは第2のケース側アーマチュア移動
規制部にアーマチュアの天壁が当接するので、当該アー
マチュアの3方向への移動が規制される。
【0008】
【実施例】図1ないし図18はこの発明に係わる電磁継
電器の一実施例を示すものである。
【0009】図示する電磁継電器1は、主としてコイル
体2とベース体3とケース4とから構成されている。
【0010】コイル体2は、コイル鉄心5、コイルボビ
ン6、フレーム7、コイル部8、コイルターミナル9,
10、アーマチュア11、可動接片12、可動接点13
及び可動接点ターミナル14を備えている。
【0011】コイルボビン6には図9,図10,図1
1,図12により明らかなように、略円盤形状をなすフ
ランジ6a,6bのあいだにコイル部8を形成する筒状
部6cが設られており、フランジ6a,6bの中央には
コイル鉄心5を挿入するための鉄心孔6dが設けられて
いる。そして、筒状部6cに銅線を巻き付けることによ
りコイル部8が設けられ、前記鉄心孔6dには図10に
示すように、軸状をなすコイル鉄心5が挿入配置され
る。
【0012】また、前記フランジ6a,6bの外周に
は、略矩形状をなして図10中の右方側及び左方側に向
けて突出した脚6e,6fが設けられ、これら脚6e,
6fにはコイルターミナル9,10を組付けるためのタ
ーミナル取付け部6g,6hが形成されている。前記脚
6e,6fのうちの一方である脚6fの上面にはアーマ
チュア11の側壁11aからわずかに離隔した位置で前
記側壁11aに沿って平坦状に形成されたアーマチュア
移動規制部6f1が設けられている。
【0013】ターミナル取付け部6g,6hには、図1
1中においてターミナル取付け部6g,6hの上端縁6
g1,6h1から下端縁6g2,6h2に向けて図10
中の手前側から見て断面L字状をなす溝として形成され
たターミナル支持用切欠6g3,6h3が設けられてい
る。ターミナル支持用切欠6g3,6h3の上端縁6g
1,6h1は開口されており、ターミナル支持用切欠6
g3,6h3の前記下端縁6g2,6h2側にはターミ
ナル支持用切欠6g3,6h3の開口の大きさよりも小
さい角孔6g4,6h4(図12に示す。)が前記下端
縁6g2,6h2まで形成されている。
【0014】また、ターミナル支持用切欠6g3,6h
3の図10中の下方側には、図11に示すように、スリ
ット状に切除されたターミナル引き出し用開口6g5,
6h5が形成されている。
【0015】そして、前記ターミナル取付け部6g,6
hにはコイルターミナル9,10が組付けられている。
コイルターミナル9,10は図9,図10,図11,図
12により明らかなように、平坦状をなす外部接続部9
a,10aと、その上端でほぼ直角に折り曲れられたボ
ビン挿入部9b,10bを備えている。ボビン挿入部9
b,10bにあっては、前記コイルボビン6のターミナ
ル支持用切欠6g3,6h3に挿入可能な外形に成形さ
れた挿入部本体9b1,10b1の中央部分に、前記外
部接続部9a,10aに沿い且つ図9中の下方側に向け
てわずかな寸法で突出した抵抗器押さえ片9b2,10
b2が設けられている。そして、抵抗器押さえ片9b
2,10b2と外部接続部9a,10aとのあいだには
抵抗器30が備えたリード部30a,30bの外径寸法
にほぼ等しい開口寸法の抵抗器固定溝9b3,10b3
が形成されている。
【0016】また、コイルターミナル9,10の挿入部
本体9b1,10b1には、図11,図12に示される
ようにコイル8の線材の端部が接続されるからげ部9b
4,10b4が軸状に突出して形成され、これらからげ
部9b4,10b4は前記ターミナル取付け部6g,6
hの角孔6g4,6h4内に挿通して配置される。
【0017】ここで、コイルターミナル9,10のから
げ部9b4,10b4側から挿入部本体9b1,10b
1をコイルボビン6のターミナル支持用切欠6g3,6
h3内に挿入する。からげ部9b4,10b4が角孔6
g4,6h4内を挿通して外部に突出した状態、したが
って、コイルターミナル9,10の外部接続部9a,1
0aと抵抗器押さえ片9b2,10b2とがターミナル
引き出し用開口6g5,6h5から図9中の下方側に向
けて突出した状態で、挿入部本体9b1,10b1がコ
イルボビン6のターミナル取付け部6g,6hに支持さ
れる。そして、角孔6g4,6h4から外部に突出した
からげ部9b4,10b4に前記コイル部8から引き出
したリード線8a,8bが夫々からげられた後、半田付
けが行なわれ、コイル部8がコイルターミナル9,10
に接続される。そしてまた、からげ部9b4,10b4
にリード線8a,8bが夫々からげられた後、半田付け
が行なわれる。半田付けにより挿入部本体9b1,10
b1のターミナル支持用切欠6g3,6h3に対しての
抜け止めとなり、コイルターミナル9,10はコイルボ
ビン6から容易に抜け落ちない。
【0018】コイルボビン6に挿通されたコイル鉄心5
の先端にはフレーム7が組付けられている。フレーム7
は導電性を有する磁性体を素材として形成されており、
図3,図4,図14により明らかなように、アーマチュ
ア側フレーム7aとこのアーマチュア側フレーム7aの
右端から図3中の後方側に向けて折り曲げられたコイル
鉄心側フレーム7bを備えたL字状のフレーム本体7c
から成る。フレーム本体7cの前記アーマチュア側フレ
ーム7a,コイル鉄心側フレーム7bの下方端には、ベ
ース体3側に圧入するための圧入凸部7a1,7b1が
設けられている。アーマチュア側フレーム7aのほぼ中
央の下方端には外部接続部14aを下方に向けて突出さ
せた可動接点ターミナル14が固定されている。
【0019】また、コイル鉄心側フレーム7bのほぼ中
央位置には前記コイル鉄心5の先端側が加締めにより固
定され、アーマチュア側フレーム7aのほぼ中央位置に
は可動接片12の基端12aがリベットにより固定され
ている。
【0020】可動接片12は導電性を有する弾性体を素
材として略L字状に折り曲げて形成されており、基端が
前記アーマチュア側フレーム7aに固定される固定部1
2aになっており、アーマチュア側フレーム7aの端部
から前記コイル鉄心5の基端側に向けて突出した先端が
可動部12bになっている。そして、固定部12aがリ
ベットによりアーマチュア側フレーム7aのほぼ中央に
固定されており、可動部12bのほぼ中央には磁性体を
素材として形成されたアーマチュア11がリベットによ
り固定されている。可動部12bの先端側には可動接点
13が取付けられている。可動部12bはアーマチュア
11をアーマチュア側フレーム7aの端部に接触させた
状態でアーマチュア11と可動接点13とを前記コイル
鉄心5の基端側から離れる方向に付勢している。
【0021】一方、ベース体3は、ベース本体16と、
抵抗器30と、固定接点17,18が設けられた固定接
点ターミナル19,20とから構成されている。
【0022】ベース本体16は図5,図6,図17によ
り明らかなように、中央に形成された固定壁16aの図
中の上方側に矩形で筒状をなすケース組付け部16bが
突出状態で設られているとともに、固定壁16aの図中
の下方側に矩形で筒状をなす外部組付け部16cが突出
状態で設けられている。
【0023】前記固定壁16aの図5中において後方寄
りには固定接点ターミナル用孔16a1,16a2(図
17に示す。)が設けられており、これら固定接点ター
ミナル用孔16a1,16a2に、固定接点ターミナル
19,20の外部接続部19a,20aが圧入されるこ
とにより固定され、固定接点ターミナル19,20の先
端に備えられた固定接点取付け部19b,20bが所定
の離隔寸法を置いた位置で固定壁16aの図中の上方側
に向けて突出している。そして、固定接点取付け部19
b,20bの相向かい合う側に固定接点17,18が取
付けられている。
【0024】また、図17,図18に示すように、前記
固定壁16aには図中の下方に向け角形の孔に形成され
ていて前記フレーム7の圧入凸部7a1,7b1を嵌め
入れた状態で支持するためのフレーム支持部16d,1
6eが設けられている。固定壁16aのほぼ中央には前
記コイル体2のコイルターミナル9,10と可動接点タ
ーミナル14に備えた外部接続部9a,10a、14a
に対応した位置において外部接続部9a,10a、14
aを挿通させるためのコイルターミナル用孔16a3,
16a4と可動接点ターミナル用孔16a5(図17に
示す。)が設けられている。
【0025】そして、前記固定壁16aのコイルターミ
ナル用孔16a3,16a4の側部には、固定壁16a
の上面から図中の下方側に向けて凹状に形成された抵抗
器支持溝16a6がコイルターミナル用孔16a3,1
6a4に繋がった状態で設けられている。この抵抗器支
持溝16a6内に前記コイル部8を励磁した際のサージ
電圧を吸収するための抵抗器30が収納され、図18に
より明らかなように、抵抗器30に備えられたリード部
30a,30bが前記コイルターミナル用孔16a3,
16a4に掛け渡されている。
【0026】また、コイルターミナル用孔16a3,1
6a4の前記リード部30a,30bに近接した位置に
は、図6中において上方側から下方側に行くに従ってコ
イルターミナル用孔16a3,16a4の開口部分の大
きさが小さくなるように形成されたテーパ壁16a7,
16a8が設けられている。
【0027】ここで、コイルターミナル用孔16a3,
16a4と可動接点ターミナル用孔16a5に対してコ
イル体2のコイルターミナル9,10と可動接点ターミ
ナル14に備えられた外部接続部9a,10a、14a
が図6中の上方から下方側に向けて挿入され、コイルタ
ーミナル9,10の外部接続部9a,10aと抵抗器押
さえ片9b2,10b2のあいだの抵抗器固定溝9b
3,10b3に抵抗器30のリード部30a,30bを
挟み込むため、コイルターミナル9,10と可動接点タ
ーミナル14を固定壁16aに対して挿入するだけで抵
抗器30がコイルターミナル9,10に接続される。
【0028】他方、ケース4には図7,図8により明ら
かなように、矩形状をなす天壁4aと、その図中の下方
側に向けて矩形の筒状をなす側壁4bが突出状態で設け
られており、この側壁4bの下端に形成されたベース組
付け部4b2が前記ベース本体16のケース組付け部1
6bに対して嵌め付けられることによって、ベース本体
16に対してケース4が組付けられる。
【0029】そして、前記天壁4aの一部で図7中の左
端寄りには、天壁4aに沿って平坦状に一段下がった形
状に形成された第1のケース側アーマチュア移動規制部
4a1が設けられている。この第1のケース側アーマチ
ュア移動規制部4a1は図2により明らかなように、ア
ーマチュア11の側壁11bから図中の上方側に向けて
わずかに離隔している。
【0030】そしてまた、前記側壁4bの一部で第1の
ケース側アーマチュア移動規制部4a1の近傍には、図
7中において左方側の側壁4bから図中の左方側に離隔
した位置で前記側壁4bに沿って平坦状に形成された第
2のケース側アーマチュア移動規制部4b1が設けられ
ている。この第2のケース側アーマチュア移動規制部4
b1は図2により明らかなように、ベース体3に対して
組付けた状態で、アーマチュア11に備えた天壁11c
と可動接片12の可動部12bからわずかに離隔して配
置されおり、図8に示すように、前記第1のケース側ア
ーマチュア移動規制部4a1と第2のケース側アーマチ
ュア移動規制部4b1とは側壁4bのほぼ中央において
側壁4bの内側に向けてリブ状に一体で突出している。
【0031】このような電磁継電器1は図12,図1
3,図14,図15,図16,図17,図18に示す手
順で組み立てが行われる。
【0032】図12においてコイルボビン6のターミナ
ル取付け部6g,6hに設けられたターミナル支持用切
欠6g3,6h3(図10、図11に示す)に対してコ
イルターミナル9,10が組付けられ、図13に示すよ
うに、コイルターミナル9,10の外部接続部9a,1
0aとからげ部9b4,10b4をコイルボビン6の脚
6e,6fから突出させる。
【0033】次いで、コイルターミナル9,10を組付
けたコイルボビン6の筒状部6cにコイル部8を巻回す
る。
【0034】そして、図14に示すように、コイルター
ミナル9,10を組付けたコイルボビン6にフレーム7
とコイル鉄心5を組付ける。図15に示すように、コイ
ルターミナル9,10とフレーム7とコイル鉄心5を組
付けたコイルボビン6にアーマチュア11を固定した可
動接片12と可動接点ターミナル14を固定することに
より、図16に示すコイル体2が組み立てられる。
【0035】一方、図17に示すように、ベース本体1
6の固定壁16aに設けられた抵抗器支持溝16a6に
抵抗器30を挿入して抵抗器30のリード部30a,3
0bを固定壁16aのコイルターミナル用孔16a3,
16a4に掛け渡しておき、固定接点ターミナル19,
20を固定壁16aの固定接点ターミナル用孔16a
1,16a2に圧入固定することにより図18に示すベ
ース体3が組み立てられる。
【0036】次いで、図18に示すように、コイル体2
のコイルボビン6から突出状態にあるコイルターミナル
9,10の外部接続部9a,10aと可動接点ターミナ
ル14の先端側に設けた外部接続部14aをベース本体
16のコイルターミナル用孔16a3,16a4と可動
接点ターミナル用孔16a5に対して挿入しつつ、コイ
ル体2の可動接片12に設けた可動接点13をベース体
3の固定接点17,18のあいだに挿入し、さらに、固
定壁16aのフレーム支持部16d,16eに対してフ
レーム7の圧入凸部7a1,7b1を圧入しコイル体2
とベース体3との組立て体を得る。
【0037】そして、ベース体3のベース本体16に設
けたケース側組付け部16bに対してケース4のベース
組付け部4b2を嵌め付けることにより組み立てを終了
する。
【0038】このような構造を有する電磁継電器1は次
のように使用される。コイルターミナル9,10の外部
接続部9a,10aに図示しないスイッチング手段が接
続され、可動接点ターミナル14の外部接続部14aと
固定接点ターミナル19,20の外部接続部19a,2
0aに切換えを行う回路(図示せず)が接続される。可
動接点13は可動接片12の弾性反発力により一方側の
固定接点17に対して接触しているので、可動接点ター
ミナル14は固定接点ターミナル19に導通状態となっ
ており、この状態から前記スイッチング手段をオン作動
させて、コイルターミナル9,10に対して通電する
と、コイルターミナル9,10を介して抵抗器30に通
電されるとともに、コイル部8に電源が供給され、コイ
ル部8が励磁される。コイル部8が励磁されることによ
りコイル鉄心5とフレーム7とアーマチュア11を通る
磁束が発生し、アーマチュア11はコイル鉄心5側に吸
引移動される。
【0039】アーマチュア11がコイル鉄心5側に吸引
移動することによって、可動接片12の可動部12bも
アーマチュア11に一体でコイル鉄心5側に移動するた
め、可動部12bに取付けられた可動接点13が固定接
点17から離間され、固定接点18に接触するので、可
動接点ターミナル14と他方側の固定接点ターミナル2
0とが接続され、回路が切換えらえる。
【0040】そして、この電磁継電器1は、アーマチュ
ア11の一方の側壁11aに対してコイルボビン6に設
けられたコイルボビン側アーマチュア移動規制部6f1
が近接して配置され、且つアーマチュア11の他方の側
壁11bに対してケース4に設けられた第1のケース側
アーマチュア移動規制部4a1が近接して配置され、さ
らにアーマチュア11の天壁11cに対してケース4に
設けられた第2のケース側アーマチュア移動規制部4b
1が近接して配置されることにより、アーマチュア11
は、吸引移動方向へは移動が可能であるが、図1の上方
向、下方向および左方向(コイル部8への通電遮断時に
おけるアーマチュア11の通常の停止位置から該アーマ
チュア11がコイル鉄心5より更に離隔する離隔移動方
向)の3方向への移動が規制されるようになっている。
したがって、電磁継電器1に落下衝撃が加わったとして
も、アーマチュア11に固定した可動接片12の変形が
アーマチュア移動規制部6f1、4a1、4b1により
防止され、可動接点13を固定接点17、18に対し的
確に接触させることができ、確実な作動を行える。ま
た、アーマチュア11の移動規制手段として、静止部材
たるケース4およびコイルボビン6には、アーマチュア
移動規制部4a1、4b1および6f1を設けるととも
に、可動部材たるアーマチュア11には、該アーマチュ
ア11の形状を変えることなく側壁11a、11bおよ
び天壁11cをそのまま利用しているので、可動部材た
るアーマチュア11が大形化することがなく且つ重量増
大化することがないので、落下による衝撃力が増大する
ことがない。
【0041】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わる電磁継電器は上記した構成としたことから、コイル
ボビン側アーマチュア移動規制部、第1のケース側アー
マチュア移動規制部および第2のケース側アーマチュア
移動規制部によりアーマチュアの3方向への移動が規制
され、電磁継電器に衝撃が加わったとしてもアーマチュ
アに固定された可動接片に変形を生ずることがなく、そ
れによって、可動接点を固定接点に対して的確に接触さ
せることができるので、確実な作動を行えるという優れ
た効果を奏するものである。また、可動部材たるアーマ
チュアが大形化、重量増大化することがなく、従って落
下による衝撃力が増大することがない効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる電磁継電器の一実施例の縦断
正面図である。
【図2】図1に示した電磁継電器においてのアーマチュ
アまわりの部分縦断正面図である。
【図3】図1に示した電磁継電器においてのコイル部の
正面図である。
【図4】図3に示したコイル部の平面図である。
【図5】図1に示した電磁継電器においてのベース体の
縦断正面図である。
【図6】図5に示したベース体の縦断側面図である。
【図7】図1に示した電磁継電器においてのケースの縦
断正面図である。
【図8】図8に示したケースの縦断側面図である。
【図9】図1の示した電磁継電器においてのコイルボビ
ンの正面図である。
【図10】図9に示したコイルボビンの側面図である。
【図11】図9に示したコイルボビンの底面図である。
【図12】図1に示した電磁継電器においての組み立て
手順を説明する各々外観斜視図である。
【図13】図1に示した電磁継電器においての組み立て
手順を説明する各々外観斜視図である。
【図14】図1に示した電磁継電器においての組み立て
手順を説明する各々外観斜視図である。
【図15】図1に示した電磁継電器においての組み立て
手順を説明する各々外観斜視図である。
【図16】図1に示した電磁継電器においての組み立て
手順を説明する各々外観斜視図である。
【図17】図1に示した電磁継電器においての組み立て
手順を説明する各々外観斜視図である。
【図18】図1に示した電磁継電器においての組み立て
手順を説明する各々外観斜視図である。
【符号の説明】
1 電磁継電器 2 コイル体 3 ベース体 4 ケース 4a1 第1のケース側アーマチュア移動規制部 4b1 第2のケース側アーマチュア移動規制部 5 コイル鉄心 6 コイルボビン 6f1 コイルボビン側アーマチュア移動規制部 7 フレーム 8 コイル部 9 コイルターミナル 10 コイルターミナル 11 アーマチュア 11a 一方の側壁 11b 他方の側壁 11c 天壁 12 可動接片 12b 可動部 13 可動接点 14 可動接点ターミナル 17 固定接点 18 固定接点 19 固定接点ターミナル 20 固定接点ターミナル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭63−248029(JP,A) 実開 昭58−51553(JP,U) 実開 平3−24238(JP,U) 実開 昭62−100659(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 50/00 - 51/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル鉄心が挿入されるコイルボビン
    と、前記コイルボビンのコイル鉄心が固定されたフレー
    ムと、当該コイルボビンに設けられたコイル部と、前記
    コイルボビンに組付けられ、コイル部の巻線コイルの端
    部が接続されるコイルターミナルと、前記コイルターミ
    ナルを介してコイル部へ通電又は遮断されることにより
    コイル鉄心に対して吸引移動又は離隔移動するアーマチ
    ュアと、前記フレームに基端が固定されるとともに先端
    の可動部に前記アーマチュアが固定された可動接片と、
    前記可動部に設けられた可動接点と、前記可動接点に接
    続された可動接点ターミナルとを有するコイル体と、前
    記可動接点に対向して配置された固定接点が設けられた
    固定接点ターミナルおよび前記コイル体が装着されるベ
    ース体と、前記コイル体を覆ってベース体に組付けられ
    るケースとを備えた電磁継電器において、 前記コイルボビンには、前記アーマチュアの一方の側壁
    に近接する位置にコイルボビン側アーマチュア移動規制
    部が設けられており、前記ケースには、前記アーマチュ
    アの他方の側壁に近接する位置に第1のケース側アーマ
    チュア移動規制部が設けられているとともに該アーマチ
    ュアの天壁に近接する位置に第2のケース側アーマチュ
    ア移動規制部が設けられていることを特徴とする電磁継
    電器。
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