JP3278122B2 - 電磁継電器の製造方法 - Google Patents

電磁継電器の製造方法

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JP3278122B2
JP3278122B2 JP14063093A JP14063093A JP3278122B2 JP 3278122 B2 JP3278122 B2 JP 3278122B2 JP 14063093 A JP14063093 A JP 14063093A JP 14063093 A JP14063093 A JP 14063093A JP 3278122 B2 JP3278122 B2 JP 3278122B2
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electromagnetic relay
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嶋 新 二 大
井 充 利 川
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自動車電機工業株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電磁コイルを励磁す
ることによってアーマチュアに連結された可動接点を切
換えて回路を導通または遮断するのに利用される電磁継
電器の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】電磁コイルを励磁することによってアー
マチュアに連結された可動接点を切換えて回路を導通ま
たは遮断する電磁継電器としては、例えば特開昭63−
252333号公報に記載されているものが知られてい
る。
【0003】上記公報に記載された電磁継電器は、ター
ミナルベースに平板状をなす常開側固定接点ターミナル
と常閉側固定接点ターミナルとが圧入によって固定され
ており、常開側固定接点ターミナルと常閉側固定接点タ
ーミナルとの相対向する位置に常開側固定接点と常閉側
固定接点が設けられている。また、ターミナルベースの
ベース面に沿って鉄心が配置されており、この鉄心の外
側に設けられているボビンに巻き付けられた巻線コイル
に通電がなされると、巻線コイルにより発生する磁力で
アーマチュアがベース面に沿って鉄心に向け吸引移動さ
れる。アーマチュアには可動接片を介して可動接点が固
定されており、この可動接点は常閉側固定接点ターミナ
ルと常開側固定接点ターミナルのあいだに配置されて常
閉側固定接点に接触しているとともに常開側固定接点に
対しては所定のギャップ寸法を介して離隔しているの
で、アーマチュアが鉄心に沿って吸引移動されることに
よって可動接点は常閉側固定接点から離れて常開側固定
接点に接触するため、常閉側固定接点ターミナルに接続
されている回路を常開側固定接点ターミナルに接続され
ている回路に切換える。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の電磁継
電器では、定格電圧が12ボルトであるものと定格電圧
が24ボルトであるものとで、ターミナルベースに固定
されている常開側固定接点ターミナルに設けられている
常開側固定接点と可動接点とのあいだでのギャップ寸法
が異なるため、平板状をなす各固定接点ターミナルをギ
ャップ寸法に対応して固定するために定格電圧の違いに
よって夫々異なった位置に固定接点ターミナルの圧入の
ための孔を形成している夫々別個のターミナルベースを
用いていたため、ターミナルベースの部品管理が繁雑な
ものとなる可能性があり、生産性を向上させることがし
難かった。
【0005】
【発明の目的】この発明に係わる電磁継電器の製造方法
は、定格電圧が異なっていても同一のターミナルベース
を用いることによって生産性の飛躍的な向上を図れる電
磁継電器の製造方法を提供することを目的としている。
【0006】
【発明の構成】
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明に係わる電磁継
電器の製造方法は、第1の電圧で作動する電磁継電器を
製造する場合には、コイル部の巻線コイルの巻数を第1
の巻数に設定するとともに、可動接片に設けられた可動
接点に向けてわずかに突出した突き出し部を固定接点タ
ーミナルに設け、可動接点と固定接点との間でのギャッ
プ寸法を第1の寸法に設定して、第1の抵抗値に設定さ
れた抵抗器を有するターミナルベースに装着し、第1の
電圧よりも高い第2の電圧で作動する電磁継電器を製造
する場合には、コイル部の巻線コイルの巻数を第1の巻
数よりも大きい第2の巻数に設定するとともに、可動接
片に設けられた可動接点と固定接点との間でのギャップ
寸法を第1の寸法よりも大きい第2の寸法に設定して、
第1の抵抗値よりも大きい第2の抵抗値に設定された抵
抗器を有し且つ第1の電圧でのターミナルベースと同一
のターミナルベースに装着することを特徴としている。
【0008】
【発明の作用】この発明に係わる電磁継電器の製造方法
において、可動接片に設けられた可動接点に向けてわず
かに突出した突き出し部が固定接点ターミナルに設けら
れているため、可動接点と固定接点との間でのギャップ
寸法が第1の寸法に設定される。この突き出し部がない
と可動接点と固定接点との間でのギャップ寸法は第1の
寸法よりも大きい第2の寸法に設定されるため、ターミ
ナルベースにおいて異なる電圧の固定接点ターミナル用
としての孔を設ける必要がなくなる。それ故、第1の電
圧用として突き出し部のある固定接点ターミナルおよび
第1の巻数に巻線コイルが設定されたコイル部および第
1の抵抗値に設定された抵抗器と、第2の電圧用として
突き出し部のない固定接点ターミナルおよび第2の巻数
に巻線コイルが設定されたコイル部および第2の抵抗値
に設定された抵抗器とは同一のターミナルベースへの装
着を行うものとなる。
【0009】
【実施例】図1ないし図8には、この発明に係わる電磁
継電器の製造方法の一実施例が示されている。この発明
に係わる電磁継電器の製造方法を用いた電磁継電器1
は、コイル体2と、固定接点ターミナル3、4および抵
抗器5を所定位置に配置したターミナルベース6とから
構成されている。
【0010】コイル体2には、コイル鉄心7、コイルボ
ビン8、フレーム9、コイル部10、コイルターミナル
11,12、アーマチュア13、可動接片14、可動接
点15および可動接点ターミナル16が備えられてい
る。
【0011】コイルボビン8には略円盤形状をなすフラ
ンジ8a、8bのあいだにコイル部10を形成するため
の筒状部8cが設けられており、筒状部8cの中央に設
けられている鉄心孔8dには棒状をなすコイル鉄心7が
挿入されているとともに、筒状部8cの外側には銅線を
巻き付けたコイル部10が形成されている。コイル部1
0は、定格電圧が第1の電圧である12ボルトであると
巻線の数は第1の巻数である2300ターンとして設定
され、定格電圧が第2の電圧である24ボルトであると
巻線の数は第2の巻数である4000ターンとして設定
される。12ボルトの定格電圧で2300ターンの巻数
を有するコイル部10の導通抵抗値は100オームに設
定され、24ボルトの定格電圧で4000ターンの巻数
を有するコイル部10の導通抵抗値は定格電圧が12ボ
ルトの場合よりも巻線の線径が小さい銅線を用いるため
300オームに設定される。
【0012】フランジ8a、8bの外周部分には矩形状
をなすターミナル取付け部8a1、8b1が設けられて
おり、ターミナル取付け部8a1、8b1には基端側に
からげ部11a、12aを設けたコイルターミナル1
1、12が圧入によって固定されており、コイルターミ
ナル11、12の先端側の外部回路接続部11b、12
bとからげ部11a、12aはターミナル取付け部8a
1、8b1の外側に突出している。ターミナル取付け部
8a1、8b1の外側に突出しているからげ部11a、
12aにはコイル部10のリード線10a、10bがか
らげられたうえで半田付けされており、コイルターミナ
ル11、12の外部回路接続部11b、12bから供給
される電流はからげ部11a、12aからリード線10
a、10bを介しコイル部10に流れる。
【0013】コイルボビン8の鉄心孔8dに挿入されて
いるコイル鉄心7の一端側にはフレーム9が固定されて
いる。フレーム9は導電性のある磁性体を素材としてコ
イルボビン8の他方のフランジ8b側からコイル鉄心7
に沿い一方のフランジ8aに向けてL字状に折れ曲がっ
たものとして成形されており、一方のフランジ8a側の
下方、他方のフランジ8b側の下方には圧入凸部9a、
9bが形成されており、他方のフランジ8bに向けて折
れ曲がった部分に可動接点ターミナル16の基端側が固
定されている。可動接点ターミナル16の先端側は外部
回路接続部16aになっている。
【0014】また、他方のフランジ8b側のフレーム9
には導電牲を有する弾性体を素材として薄板状をなす可
動接片14の基端側がリベット止めされている。可動接
片14にはフレーム9の先端側からL字状に折れ曲がっ
た先端側に可動接点15が取付けられているとともに先
端寄り部分の他方のフランジ8b側に5角形状で磁性体
を素材として成形されたアーマチュア13がコイル鉄心
7の他端側から所定の距離だけ離隔するように付勢され
てリベット止めされている。コイル鉄心7の一端側はフ
レーム9に対して導通状態で連結されているとともに、
フレーム9は可動接片14を介しアーマチュア13に対
して導通状態とされているため、コイルターミナル1
1、12の外部回路接続部11b、12bからコイル部
10に電流が供給されることによってコイル部10が励
磁され、コイル鉄心7の一端側からフレーム9を介して
アーマチュア13に通ってコイル鉄心7の他端側に生ず
る磁力が発生すると、アーマチュア13はコイル鉄心7
の他方側に吸引移動され、可動接点15もアーマチュア
13とともに移動される。
【0015】一方、ターミナルベース6は、非導電性の
樹脂を素材として成形されており、このターミナルベー
ス6は上部に形成されている天壁6aと天壁6aの下側
に形成されているガイド6bとからなる。
【0016】天壁6aの中央部分には凹状に形成された
抵抗器挿入用溝6a1が設けられており、この抵抗器挿
入用溝6a1内に抵抗器5が装着されている。この抵抗
器5は定格電圧が第1の電圧である12ボルトである場
合に第1の抵抗値である1キロオームに設定され、定格
電圧が第2の電圧である24ボルトである場合に第2の
抵抗値である3.3キロオームに設定される。抵抗器挿
入用溝6a1は直線状をなし、その端部寄りには抵抗器
挿入用溝6a1に対して直交するものとして天壁6aか
らガイド6b側に連通させてあってコイル体2のコイル
ターミナル11、12に対応させたコイルターミナル孔
6a2、6a2が設けられており、コイルターミナル孔
6a2、6a2内を抵抗器5のリード部5a、5aが夫
々配置されている。
【0017】また、天壁6aの各コイルターミナル孔6
a2、6a2のあいだにはコイル体2の可動接点ターミ
ナル16に対応させたものとして天壁6aからガイド6
b側に連通させた可動接点ターミナル孔6a3が設けら
れている。コイル体2のコイルターミナル11、12お
よび可動接点ターミナル16は天壁6aのコイルターミ
ナル孔6a2、6a2および可動接点ターミナル孔6a
3に対して圧入するようになっており、コイルターミナ
ル11、12および可動接点ターミナル16が天壁6a
のコイルターミナル孔6a2、6a2および可動接点タ
ーミナル孔6a3に圧入されると、コイルターミナル1
1、12に設けられている図示しない挟み込み部が抵抗
器5のリード部5a、5aを挟み込むため、コイルター
ミナル孔6a2、6a2に圧入されたコイルターミル1
1、12は抵抗器5のリード部5a、5aに夫々接続さ
れる。この抵抗器5はコイルターミナル11、12に供
給された電流のサージを吸収する機能を有する。
【0018】そして、ターミナルベース6の天壁6aに
はコイル体2のフレーム9に設けられている圧入凸部9
a、9bに対応したものとして角孔状に形成されたフレ
ーム取付け孔6a4、6a4が設けられており、フレー
ム取付け孔6a4、6a4はフレーム9の圧入凸部9
a、9bが圧入されると、フレーム9を離脱不能に支持
するため、コイル体2をターミナルベース6に固定する
機能を有する。
【0019】そしてまた、ターミナルベース6の天壁6
aの一端部寄りには図3により明らかなように、天壁6
aの上方側に向けて矩形状に突出した固定接点ターミナ
ル支持部6a5、6a6が夫々形成されており、一方の
固定接点ターミナル支持部6a5はこの固定接点ターミ
ナル支持部6a5からわずかに離れた位置の天壁6aに
固定接点ターミナル孔6a7が設けられているとともに
他方の固定接点ターミナル支持部6a6はこの固定接点
ターミナル支持部6a6と同一位置の天壁6a部分が角
孔になっている。一方の固定接点ターミナル支持部6a
5は一方の固定接点ターミナルである常閉側固定接点タ
ーミナル3を支持するための機能を有し、他方の固定接
点ターミナル支持部6a6は他方の固定接点ターミナル
である常開側固定接点ターミナル4を支持するための機
能を有する。
【0020】ターミナルベース6の固定接点ターミナル
支持部6a5、6a6には、常閉側固定接点ターミナル
3、常開側固定接点ターミナル4が固定される。常閉側
固定接点ターミナル3は図3により明らかなように、先
端側の外部回路接続部3aと基端側の固定接点固定部3
bとが互いに直交する位置となるように中央部分がクラ
ンク状に折り曲げられたものとして成形されており、外
部回路接続部3aが固定接点ターミナル孔6a7に挿入
され、固定接点固定部3bが一方の固定接点ターミナル
支持部6a5に圧入されることによって固定接点固定部
3bが突出状態でターミナルベース6に固定される。常
閉側固定接点ターミナル3の固定接点固定部3bには他
方の固定接点ターミナル支持部6a6側に常閉側固定接
点17が取付けられている。
【0021】常開側固定接点ターミナル4は図3により
明らかなように、先端側の外部回路接続部4aに対して
基端側の固定接点固定部4bが直交するように折り曲げ
られたものとして成形されており、外部回路接続部4a
が他方の固定接点ターミナル支持部6a6の角孔に挿入
され、固定接点固定部4bが他方の固定接点ターミナル
支持部6a6から突出状態でターミナルベース6に固定
される。常開固定接点ターミナル4の固定接点固定部4
bには一方の固定接点ターミナル支持部6a5側に常開
側固定接点18が取付けられている。
【0022】ここで、定格電圧が第1の電圧である12
ボルトである場合、図7に示すように、常開側固定接点
ターミナル4に向けてわずかに突出された突き出し部3
cが固定接点固定部3bに設けられた常閉側固定接点タ
ーミナル3´が用いられ、常閉側固定接点17はこの突
き出し部3cに取付けられているため、常閉側固定接点
17と常開側固定接点ターミナル4に取付けられた常開
側固定接点18とのあいだの距離はギャップ寸法L1と
して設定される。また、定格電圧が第2の電圧である2
4ボルトである場合、図8に示すように、常開側固定接
点ターミナル4に向けて突出された突き出し部3cが固
定接点固定部3bに設けられていない常閉側固定接点タ
ーミナル3が用いられ、常閉側固定接点17と常開側固
定接点ターミナル4に取付けられた常開側固定接点18
とのあいだの距離は定格電圧が12ボルトである場合よ
りも大きいギャップ寸法L2として設定される。そし
て、定格電圧が12ボルトである場合と定格電圧が24
ボルトである場合との固定接点17、18同士の夫々の
ギャップ寸法は突き出し部3cがあるか否かで決定され
るため、常閉側固定接点ターミナル3´または常閉側固
定接点ターミナル3と常開側固定接点ターミナル4との
あいだは定格電圧が12ボルトであっても24ボルトで
あっても同一の距離L3として設定される。定格電圧に
変更があっても常閉側固定接点ターミナル3または常閉
側固定接点ターミナル3´と常開側固定接点ターミナル
4とのあいだの距離は同一の寸法でよいため、ターミナ
ルベース6の一方の固定接点ターミナル支持部6a5と
他方の固定接点ターミナル支持部6a6は同一の形状に
成形され、それによって、定格電圧が12ボルトであっ
ても24ボルトであっても同一のターミナルベース6が
用いられる。
【0023】そこで、定格電圧が12ボルトとする電磁
継電器1を作成するにあたり、2300ターンの巻数に
設定したコイル部10を有するコイル体2と、突き出し
部3cが設けられている常閉側固定接点ターミナル3´
と常開側固定接点ターミナル4と内部抵抗値が1キロオ
ームの抵抗器5とを組付けたターミナルベース6とを用
い、ターミナルベース6の上方側からコイル体2のコイ
ルターミナル11、12の外部回路接続部11b、12
bをターミナルベース6のコイルターミナル孔6a2、
6a2に、また、可動接点ターミナル16の外部回路接
続部16aをターミナルベース6の可動接点ターミナル
孔6a3に挿入するとともにフレーム9の圧入凸部9
a、9bをターミナルベース6のフレーム取付け孔6a
4、6a4に圧入すると、コイルターミナル11、12
に設けられている挟み込み部が抵抗器5のリード部5
a、5aを挟み込んで抵抗器5のリード部5a、5aに
夫々接続された状態でコイルターミナル11、12およ
び可動接点ターミナル16がターミナルベース6に固定
される。可動接片14に取付けられている可動接点15
は、常開側固定接点18に対しては非接触で常閉側固定
接点17にのみ接触して常開側固定接点ターミナル4と
常閉側固定接点ターミナル3とのあいだに配置されるた
め、常閉側固定接点17に接触状態の可動接点15から
常開側固定接点18までの距離は、一方の固定接点ター
ミナル支持部6a5に固定されている常閉側固定接点タ
ーミナル3´に突き出し部3cが設けられているため第
1の寸法であるギャップ寸法L4が設定されて定格電圧
が12ボルトの電磁継電器1が作成される。コイル体2
は図4に示すように、カバー19によって覆われる。
【0024】また、定格電圧が24ボルトとする電磁継
電器1を作成するにあたり、4000ターンの巻数に設
定したコイル部10を有するコイル体2と、突き出し部
3cが設けられていない常閉側固定接点ターミナル3と
常開側固定接点ターミナル4と内部抵抗値が3.3キロ
オームの抵抗器5とを組付けたターミナルベース6とを
用い、ターミナルベース6の上方側からコイル体2のコ
イルターミナル11、12の外部回路接続部11b、1
2bをターミナルベース6のコイルターミナル孔6a
2、6a2に、また、可動接点ターミナル16の外部回
路接続部16aをターミナルベース6の可動接点ターミ
ナル孔6a3に挿入するとともにフレーム9の圧入凸部
9a、9bをターミナルベース6のフレーム取付け孔6
a4、6a4に圧入すると、コイルターミナル11、1
2に設けられている挟み込み部が抵抗器5のリード部5
a、5aを挟み込んで抵抗器5のリード部5a、5aに
夫々接続された状態でコイルターミナル11、12およ
び可動接点ターミナル16がターミナルベース6に固定
される。可動接片14に取付けられている可動接点15
は、常開側固定接点18に対しては非接触で常閉側固定
接点17にのみ接触して常開側固定接点ターミナル4と
常閉側固定接点ターミナル3とのあいだに配置されるた
め、常閉側固定接点17に接触状態の可動接点15から
常開側固定接点18までの距離は、一方の固定接点ター
ミナル支持部6a5に固定されている常閉側固定接点タ
ーミナル3に突き出し部3cが設けられていない分だけ
12ボルト用よりも大きい第2の寸法であるギャップ寸
法L5が設定されて定格電圧が24ボルトである電磁継
電器1が作成される。
【0025】この際、定格電圧が12ボルトであっても
24ボルトであっても、突き出し部3cがある常閉側固
定接点ターミナル3´か、あるいは突き出し部3cがな
い常閉側固定接点ターミナル3かの選択を行ってターミ
ナルベース6への組付けを行うようになるため、定格電
圧の変更があっても同一のターミナルベース6を用いる
ものとなる。
【0026】
【発明の効果】以上説明してきたように、この発明に係
わる電磁継電器の製造方法は上記したこととしたことか
ら、第1の電圧用として突き出し部のある固定接点ター
ミナルおよび第1の巻数に巻線コイルが設定されたコイ
ル部および第1の抵抗値に設定された抵抗器と、第2の
電圧用として突き出し部のない固定接点ターミナルおよ
び第2の巻数に巻線コイルが設定されたコイル部および
第2の抵抗値に設定された抵抗器とは同一のターミナル
ベースへの装着を行えるので、定格電圧が異なっていて
も同一のターミナルベースを用いることによって生産性
の飛躍的な向上を図れるという優れた効果を奏するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる電磁継電器の製造方法の一実
施例を用いた電磁継電器においてのコイル体とターミナ
ルベースとの組付け状態を説明する外観斜視図である。
【図2】図1に示した電磁継電器においてのコイル体の
外観斜視図である。
【図3】図1に示した電磁継電器においてのターミナル
ベースまわりの外観斜視図である。
【図4】図1に示した電磁継電器の縦断正面図である。
【図5】図1に示した電磁継電器のコイル体の正面図で
ある。
【図6】図1に示した電磁継電器のターミナルベースま
わりの縦断面図である。
【図7】図1に示した電磁継電器において定格電圧が第
1の電圧である際の固定接点まわりの説明図である。
【図8】図1に示した電磁継電器において定格電圧が第
2の電圧である際の固定接点まわりの説明図である。
【符号の説明】
1 電磁継電器 2 コイル体 3、3´、4 固定接点ターミナル 3c 突き出し部 5 抵抗器 6 ターミナルベース 7 コイル鉄心 8 コイルボビン 9 フレーム 10 コイル部 11、12 コイルターミナル 13 アーマチュア 14 可動接片 15 可動接点 16 可動接点ターミナル 17、18 固定接点
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭54−119659(JP,A) 特開 昭63−248029(JP,A) 特開 平5−128952(JP,A) 特開 昭63−159254(JP,A) 実開 昭57−140141(JP,U) 実開 平3−26931(JP,U) 実開 昭62−123053(JP,U) 特公 昭61−26176(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H01H 45/00 - 51/36

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 コイル鉄心が中心を挿通して配置される
    コイルボビンと、 コイルボビンのコイル鉄心が組付けられたフレームと、 コイルボビンに設けられたコイル部と、 コイルボビンに組付けられ、コイル部の巻線コイルの端
    部が接続されるコイルターミナルと、 コイルターミナルを介してコイル部へ通電または遮断さ
    れる電流により発生する磁力によりコイル鉄心に対して
    吸引移動または離隔移動されるアーマチュアと、 フレームに固定されているアーマチュアが取付けられた
    可動接片と、 可動接片に設けられた可動接点と、 可動接点に接続された可動接点ターミナルとを有するコ
    イル体と、 アーマチュアの可動接片に設けられた可動接点に対し対
    向して配置された固定接点が設けられ、ターミナルベー
    スに装着される固定接点ターミナルと、 コイル部の端部に接続される抵抗器を有し、コイル体が
    装着されるターミナルベースとを備えている電磁継電器
    の製造方法であって、 第1の電圧で作動する前記電磁継電器を製造する場合に
    は、コイル部の巻線コイルの巻数を第1の巻数に設定す
    るとともに、可動接片に設けられた可動接点に向けてわ
    ずかに突出した突き出し部を固定接点ターミナルに設
    け、可動接点と固定接点との間でのギャップ寸法を第1
    の寸法に設定して、第1の抵抗値に設定された抵抗器を
    有するターミナルベースに装着し、第1の電圧よりも高
    い第2の電圧で作動する前記電磁継電器を製造する場合
    には、コイル部の巻線コイルの巻数を第1の巻数よりも
    大きい第2の巻数に設定するとともに、可動接片に設け
    られた可動接点と固定接点との間でのギャップ寸法を第
    1の寸法よりも大きい第2の寸法に設定して、第1の抵
    抗値よりも大きい第2の抵抗値に設定された抵抗器を有
    し且つ第1の電圧でのターミナルベースと同一のターミ
    ナルベースに装着することを特徴とする電磁継電器の製
    造方法。
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