JPH1186713A - 電磁継電器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【解決手段】 ハウジング１１内に電磁石１７を取付
け、この電磁石１７で動作する接極子１４を設け、この
接極子１４で駆動１３片を介してスイッチ機構１８を押
す形式の電磁継電器において、ハウジング１１と駆動片
１３との間に駆動片１３の動作速度を下げる役目の粘性
抵抗を有する潤滑剤Ｇを介在させた。 【効果】 ハウジングと駆動片との間に粘性抵抗を有す
る潤滑剤を介在させて駆動片の動作速度を下げ、電磁継
電器の動作・復帰時間を長く設定することで、接極子が
電磁石に当るときの動作音を和らげ、又接極子がハウジ
ングに戻るときの復帰音を和らげることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は電磁継電器の改良に
関する。

【０００２】

【従来の技術】電磁継電器として、例えば特開平８−６
９７３７号公報「小型継電器の消音装置」が知られてい
る。この技術は、同公報の第１図に示される通り、アマ
チュア２７がコア２９に接触する部位に金属薄片からな
る弾性部材３１を取付け、作動片３０がヨーク２３に接
触する部位に金属薄片からなる弾性部材３２を取付け
て、小型継電器が動作するときに発生する衝撃音を和ら
げるものである。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、上記技術で
は、アマチュア２７に弾性部材３１を取付けヨーク２３
に弾性部材３２を取付けなければならず、これらの弾性
部材３１，３２の加工のばらつき及び取付けの精度いか
んでは、消音効果にもばらつきが発生し信頼性がなかっ
た。また、アマチュア２７に弾性部材３１を取付けた
り、ヨーク２３に弾性部材３２を取付ける作業は作業性
が悪く、小型継電器の組立作業が困難であるという問題
もあった。

【０００４】そこで、本発明の目的は簡単な構造で消音
対策をすることができ、消音効果の大きい電磁継電器を
提供することにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１は、ハウジング内に電磁石を取付け、この
電磁石で動作する接極子を設け、この接極子で駆動片を
介してスイッチ機構を押す形式の電磁継電器において、
ハウジングと駆動片との間に駆動片の動作速度を下げる
役目の粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させた。

【０００６】ハウジングと駆動片との間に粘性抵抗を有
する潤滑剤を介在させて駆動片の動作速度を下げ、電磁
継電器の動作・復帰時間を長く設定することで、接極子
が電磁石に当るときの動作音を和らげ、又接極子がハウ
ジングに戻るときの復帰音を和らげることができる。

【０００７】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図１は本発明に係る比較例の電磁継電器
の分解斜視図である。比較例の電磁継電器１は、カバー
２と、リレーブロック１０とからなり、このリレーブロ
ック１０をカバー２で覆ったものである。カバー２は、
リレーブロック１０を上方から覆うことで、リレーブロ
ック１０を構成する部品を保護するとともに、これらの
部品の抜け防止のためのストッパも兼ねる。

【０００８】図２は本発明に係る比較例の電磁継電器の
リレーブロックの分解斜視図である。リレーブロック１
０は、ハウジング１１に横方向からヒンジばね１２を圧
入し、ハウジング１１に横方向から駆動片１３を挿入
し、ハウジング１１に接極子１４を載せ、ハウジング１
１に横方向から接点ばね１５を圧入し、ハウジング１１
に横方向から接点端子板１６を圧入し、ハウジング１１
に横方向から電磁石１７を圧入して組立たものである。
組立姿を図１に示す。なお、スイッチ機構１８は、接点
ばね１５と、この接点ばね１５が接触する接点端子板１
６とからなる。

【０００９】詳細には、ハウジング１１は、ヒンジばね
１２を圧入するための横溝（不図示）と、駆動片１３を
挿入するための横溝１１ｂ，１１ｃと、接点ばね１５を
圧入するための横溝１１ｄと、接点端子板１６を圧入す
るための横溝１１ｅと、電磁石１７を圧入するための横
溝１１ｆと、電磁石１７を保持するための凸部１１ｇと
からなる。

【００１０】ヒンジばね１２は、ハウジング１１に圧入
する圧入部１２ａと、この圧入部１２ａから横方向に延
ばしＬ型に折曲げた作用部１２ｂとからなる。駆動片１
３は、ハウジング１１をスライドするスライド部１３ａ
と、このスライド部１３ａの中央から上下に突出させた
ストッパ部１３ｂとからなる。接極子１４は、電磁石１
７の一端に臨ませるための一端部１４ａと、この一端部
１４ａからＬ型に折曲げた他端部１４ｂと、これらの一
端部１４ａと他端部１４ｂとの境界となる谷部１４ｃと
からなる。

【００１１】接点ばね１５は、ハウジング１１に圧入す
る圧入部１５ａと、この圧入部１５ａから下方に延ばし
た端子部１５ｂと、圧入部１５ａから上方に延ばした接
点部１５ｃとからなる。接点端子板１６は、ハウジング
１１に圧入する圧入部１６ａと、この圧入部１６ａから
下方に延ばした端子部１６ｂと、圧入部１６ａから上方
に延ばした接点部１６ｃとからなる。

【００１２】図３は本発明に係る比較例の電磁継電器の
電磁石の分解斜視図である。電磁石１７は、励磁コイル
２１と、この励磁コイル２１の中央に貫通した鉄芯２２
と、この鉄芯２２の一端に結合する継鉄２３とからな
る。詳細には、励磁コイル２１は、ボビン２５と、この
ボビン２５に巻いた巻線２６とからなり、ボビン２５は
ピン端子２５ａ，２５ａと、継鉄２３を保持するための
凹部２５ｂとを備える。

【００１３】鉄芯２２は、円筒状の胴部２２ａと、この
胴部２２ａの一端に設けた接極子１４（図２参照）を吸
着するための吸着部２２ｂとからなる。継鉄２３は、嵌
合孔２３ａを有するフランジ２３ｂと、このフランジ２
３ａからＬ型に折り曲げ垂直に延ばした保持部２３ｃと
からなり、保持部２３ｃは支点２３ｄを備える。

【００１４】図４は本発明に係る比較例の電磁継電器の
断面図であり、電磁継電器１の組立姿の断面を示す。ハ
ウジング１１に横方向からヒンジばね１２を圧入し、ハ
ウジング１１に横方向から駆動片１３を挿入し、ハウジ
ング１１に接極子１４を載せ、ハウジング１１に横方向
から接点ばね１５を圧入し、ハウジング１１に横方向か
ら接点端子板１６を圧入し、ハウジング１１に横方向か
ら電磁石１７を圧入して、カバー２で覆ったことを示
す。接極子１４の一端部１４ａが鉄芯２２の吸着部２２
ｂから所定の距離を保ち、スイッチ機構１８の接点ばね
１５と接点端子板１６とが離れ、電磁継電器１は開放状
態にあることを示す。

【００１５】図５は本発明に係る電磁継電器の断面図で
ある。電磁継電器３０は、比較例で示した電磁継電器１
と略同一部品（構成）であり、すなわち、１０はリレー
ブロック、１１はハウジング、１２はヒンジばね、１３
は駆動片、１４は接極子、１５は接点ばね、１６は接点
端子板、１７は電磁石、１８はスイッチ機構、２１は励
磁コイル、２２は鉄芯、２３は継鉄、２５はボビン、２
６は巻線である。但し、電磁継電器３０は、ハウジング
１１と駆動片１３との間に粘性抵抗を有する潤滑剤とし
ての潤滑グリースＧを介在させたものであり、駆動片１
３の動作速度を下げ、電磁継電器３０の動作・復帰時間
を長く設定することで、電磁継電器３０が作動するとき
に発生する動作音を和らげたものである。後述するよう
に、潤滑グリースＧは、電磁継電器３０の周囲温度に対
して、ちょう度の安定した特性を有するグリースである
ことが必要であり、本発明ではロゲネストラムダＩ−７
８（商品名）を使用した。

【００１６】以上に述べた電磁継電器３０の作用を次に
説明する。図６（ａ），（ｂ）は本発明に係る比較例の
電磁継電器の作用説明図である。（ａ）において、励磁
コイル２１に通電して、鉄芯２２の吸着部２２ｂに接極
子１４の一端部１４ａを吸着させ、他端部１４ｂで駆動
片１３を矢印の如く移動させ、スイッチ機構１８の接
点ばね１５と接点端子板１６とを接触させ、電磁継電器
１を動作させる。ハウジング１１と駆動片１３との間の
摺動抵抗が小さいので動作時間が短い。従って、動作音
が大きい。（ｂ）において、励磁コイル２１への通電を
オフにして、接点ばね１５で駆動片１３を矢印の如く
移動させ、吸着部２２ｂから接極子１４の一端部１４ａ
を離し、電磁継電器１を復帰する。ハウジング１１と駆
動片１３との間の摺動抵抗が小さいので復帰時間が短
い。従って、復帰音が大きい。

【００１７】図７（ａ），（ｂ）は本発明に係る電磁継
電器の作用説明図である。（ａ）において、励磁コイル
２１に通電して、鉄芯２２の吸着部２２ｂに接極子１４
の一端部１４ａを吸着させ、他端部１４ｂで駆動片１３
を矢印の如く移動させ、スイッチ機構１８の接点ばね
１５と接点端子板１６とを接触させ、電磁継電器３０を
動作させる。ハウジング１１と駆動片１３との間に潤滑
グリースＧを介在させたので、電磁継電器３０の動作時
間を長く設定することができ、電磁継電器３０が作動す
るときに発生する動作音を和らげることができる。
（ｂ）において、励磁コイル２１への通電をオフにし
て、接点ばね１５で駆動片１３を矢印の如く移動さ
せ、吸着部２２ｂから接極子１４の一端部１４ａを離
し、電磁継電器３０を復帰する。ハウジング１１と駆動
片１３との間に潤滑グリースＧを介在させたので、電磁
継電器３０の復帰時間を長く設定することができ、電磁
継電器３０が作動するときに発生する復帰音を和らげる
ことができる。

【００１８】

【実施例】図８は（ａ），（ｂ）は比較例の電磁継電器
と本発明の電磁継電器との動作時間の比較測定結果であ
り、横軸は動作時間（ｍｓ）、縦軸は度数を示す。 測定条件； データ数Ｎ；５０個（比較例の電磁継電器１） ４０個（本発明の電磁継電器３０） 動作時間 ；図４、図５に示す励磁コイル２１に通電を開始してからスイッ チ機構１８が電気的にオンになるまでの時間である。 （ａ）；比較例の電磁継電器１の動作時間の測定結果 データ数Ｎを５０個測定し、平均値は７．３１２ｍｓ、
標準偏差σは０．５４８であった。動作時間が７．００
以上で８．００以下のサンプルが最も多くデータ数Ｎが
５０個中３５個あった。 （ｂ）；本発明の電磁継電器３０の動作時間の測定結果 データ数Ｎを４０個測定し、平均値１８．８７７ｍｓ、
標準偏差σは２．２８８であった。動作時間が１６．０
０ｍｓ以上で１７．００ｍｓ以下のサンプルが最も多く
データ数Ｎが４０個中１２個あった。すなわち、ハウジ
ング１１と駆動片１３との間に潤滑グリースＧを介在さ
せることで、動作時間を長くできる。

【００１９】図９は（ａ），（ｂ）は比較例の電磁継電
器と本発明の電磁継電器との復帰時間の比較測定結果で
あり、横軸は復帰時間（ｍｓ）、縦軸は度数を示す。 測定条件； データ数Ｎ；５０個（比較例の電磁継電器１） ４０個（本発明の電磁継電器３０） 復帰時間 ；図４、図５に示す励磁コイル２１に通電をオフしてからスイッ チ機構１８が電気的にオフにするまでの時間である。 （ａ）；比較例の電磁継電器１の復帰時間の測定結果 データ数Ｎを５０個測定し、平均値１．６２４ｍｓ、標
準偏差σは０．２４８であった。動作時間が１．００ｍ
ｓ以上で２．００ｍｓ以下のサンプルが最も多くデータ
数が５０個中４９個あった。 （ｂ）；本発明の電磁継電器３０の動作時間の測定結果 データ数Ｎを４０個測定し、平均値３．７５９ｍｓ、標
準偏差σは０．４８８であった。復帰時間が３．５０ｍ
ｓ以上で４．００ｍｓ以下のサンプルがデータ数Ｎが４
０個中１４個、復帰時間が４．００ｍｓ以上で４．５０
ｍｓ以下の範囲のサンプルがデータ数Ｎが４０個中１４
個あった。すなわち、図５で示したハウジング１１と駆
動片１３との間に潤滑グリースＧを介在させることで、
復帰時間を長くできる。次に、動作・復帰時間を長く設
定した場合の動作音及び復帰音についての影響を図１
０、図１１で説明する。

【００２０】図１０（ａ）〜（ｃ）は動作音の比較検討
データであり、（ａ）は測定方法を示し、（ｂ）は比較
例の電磁継電器１の動作音測定結果を示し、（ｃ）は本
発明の電磁継電器３０の動作音測定結果を示す。 （ａ）；測定方法 暗騒音 ；３４ｄＢ以下 周波数補正特性；Ａ特性 コイル印加電圧；定格電圧 測定距離Ｌ ；カバー上部からマイクＭまでの距離Ｌ＝５０ｍｍ ベース板Ｂ ；発泡体 １００ｍｍ×１００ｍｍ×５ｍｍ マイクＭ ；単一指向性ダイナミックマイクロホン データ数Ｎ ；５０個（比較例の電磁継電器１） ２５個（本発明の電磁継電器３０） （ｂ）；比較例の電磁継電器１の動作音測定結果 横軸；動作音（ｄＢ）、縦軸；度数 データ数Ｎを５０個測定し、平均値６５．６５２ｄＢ、
標準偏差σは２．００５であった。動作音が６６．００
ｄＢ以上で６８．００ｄＢ以下のサンプルがデータ数Ｎ
が５０個中２３個でこの範囲のサンプルが最も多く、次
に、動作音が６４．００ｄＢ以上で６６．００ｄＢ以下
のサンプルがデータ数Ｎが５０個中１８個あった。 （ｃ）；本発明の電磁継電器３０の動作音測定結果 横軸；動作音（ｄＢ）、縦軸；度数 データ数Ｎを２５個測定し、平均値５０．９８０ｄＢ、
標準偏差σは２．２７８であった。動作音が４８．００
ｄＢ以上で５３．００ｄＢ以下にサンプルが分布し、動
作音の範囲にばらつきがあった。しかし、比較例の電磁
継電器１の動作音よりも確実に本発明の電磁継電器３０
の動作音が小さくなっていることが解る。

【００２１】図１１（ａ）〜（ｃ）は復帰音の比較検討
データであり、（ａ）は測定方法を示し、（ｂ）は比較
例の電磁継電器１の復帰音測定結果を示し、（ｃ）は本
発明の電磁継電器３０の復帰音測定結果を示す。 （ａ）；測定方法 暗騒音 ；３４ｄＢ以下 周波数補正特性；Ａ特性 コイル印加電圧；定格電圧 但し、コイルに並列にダイオードを接続 測定距離Ｌ ；カバー上部からマイクＭまでの距離Ｌ＝５０ｍｍ ベース板Ｂ ；発泡体 １００ｍｍ×１００ｍｍ×５ｍｍ マイクＭ ；単一指向性ダイナミックマイクロホン データ数Ｎ ；５０個（比較例の電磁継電器１） ２５個（本発明の電磁継電器３０） （ｂ）；比較例の電磁継電器１の復帰音測定結果 横軸；復帰音（ｄＢ）、縦軸；度数 データ数Ｎを５０個測定し、平均値６６．５５８ｄＢ、
標準偏差σは２．２６９であった。復帰音が６６．００
ｄＢ以上で６８．００ｄＢ以下のサンプルがデータ数Ｎ
が５０個中１８個で最も多く、復帰音が６４．００ｄＢ
以上で６６．００ｄＢ以下のサンプルが５０個中１１個
あった。 （ｃ）；本発明の電磁継電器３０の動作音測定結果 横軸；復帰音（ｄＢ）、縦軸；度数 データ数Ｎを２５個測定し、平均値３７．１９６ｄＢ、
標準偏差σは４．３７３であった。復帰音が３４．００
ｄＢ以上で３６．００ｄＢ以下のサンプルが最も多く２
５個中１３個あった。比較例の電磁継電器１の復帰音に
比べ本発明の電磁継電器３０の復帰音が著しく小さくな
っていることが解る。

【００２２】図１２は本発明に係る潤滑グリースの温度
とちょう度を示すグラフであり、横軸は温度（゜Ｃ）、
縦軸はちょう度を示す。なお、ちょう度とはグリースの
外観硬さを表示するもので、潤滑油では粘度に相当する
ものである。潤滑グリースＧは、ロゲネストラムダＩ−
７８（商品名）であり、本発明に使用したものである。
−４０゜Ｃでちょう度１５３、−２０゜Ｃでちょう度２
５９、０゜Ｃでちょう度２６３、１００゜Ｃでちょう度
２９４、１５０゜Ｃでちょう度２８０を示す。すなわ
ち、潤滑グリースＧは、−２０゜〜１５０゜Ｃでちょう
度が安定した特性を示す。潤滑グリースＧ１は、ロゲネ
ストラムダＩ−１６４（商品名）であり、−４０゜Ｃで
ちょう度２４９、−２０゜Ｃでちょう度２４８、０゜Ｃ
でちょう度２６４、１００゜Ｃでちょう度２６９、１５
０゜Ｃでちょう度２６５を示す。すなわち、潤滑グリー
スＧ１は、−４０゜〜１５０゜Ｃでちょう度が非常に安
定した特性を示し、電磁継電器３０（図５参照）の使用
温度を−４０゜まで保証する場合に使用するとよい。潤
滑グリースＧ２は、従来品のグリースであり、−４０゜
Ｃでちょう度１５０以下、−２０゜Ｃでちょう度１６
０、０゜Ｃでちょう度２３０、１００゜Ｃでちょう度３
５１、１５０゜Ｃでちょう度３８０を示す。すなわち、
潤滑グリースＧ２は、−４０゜〜１５０゜Ｃでちょう度
の変化が大きい特性を示し、本発明に係る電磁継電器３
０（図５参照）に使用するには不向きのグリースであ
る。

【００２３】実施例では、ヒンジ型の電磁継電器につい
て説明したが、その他電磁石で接極子を動作させ、この
接極子で駆動片を介してスイッチ機構を押す形式の電磁
継電器を含む。

【００２４】

【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項１は、ハウジングと駆動片との間に粘性抵
抗を有する潤滑剤を介在させて駆動片の動作速度を下
げ、電磁継電器の動作・復帰時間を長く設定すること
で、接極子が電磁石に当るときの動作音を和らげ、又接
極子がハウジングに戻るときの復帰音を和らげることが
できる。従って、簡単な構造で消音対策をすることがで
き、消音効果の大きい電磁継電器を具体化することがで
きる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る比較例の電磁継電器の分解斜視図

【図２】本発明に係る比較例の電磁継電器のリレーブロ
ックの分解斜視図

【図３】本発明に係る比較例の電磁継電器の電磁石の分
解斜視図

【図４】本発明に係る比較例の電磁継電器の断面図

【図５】本発明に係る電磁継電器の断面図

【図６】本発明に係る比較例の電磁継電器の作用説明図

【図７】本発明に係る電磁継電器の作用説明図

【図８】比較例の電磁継電器と本発明の電磁継電器との
動作時間の比較測定結果

【図９】比較例の電磁継電器と本発明の電磁継電器との
復帰時間の比較測定結果

【図１０】動作音の比較検討データ

【図１１】復帰音の比較検討データ

【図１２】本発明に係る潤滑グリースの温度とちょう度
を示すグラフ

【符号の説明】

１，３０…電磁継電器、１１…ハウジング、１２…ヒン
ジばね、１３…駆動片、１４…接極子、１４ａ…一端
部、１４ｂ…他端部、１４ｃ…谷部、１７…電磁石、１
８…スイッチ機構、２２…鉄芯、２３…継鉄、２３ｄ…
支点、Ｇ…粘性抵抗を有する潤滑剤（潤滑グリース）。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 ハウジング内に電磁石を取付け、この電
   磁石で動作する接極子を設け、この接極子で駆動片を介
   してスイッチ機構を押す形式の電磁継電器において、 前記ハウジングと前記駆動片との間に駆動片の動作速度
   を下げる役目の粘性抵抗を有する潤滑剤を介在させたこ
   とを特徴とする電磁継電器。