JPH1185254A - プラント監視制御システム - Google Patents

プラント監視制御システム

Info

Publication number
JPH1185254A
JPH1185254A JP24727897A JP24727897A JPH1185254A JP H1185254 A JPH1185254 A JP H1185254A JP 24727897 A JP24727897 A JP 24727897A JP 24727897 A JP24727897 A JP 24727897A JP H1185254 A JPH1185254 A JP H1185254A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
cycle
transmission
plant
communication
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP24727897A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuko Omiya
和子 大宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Engineering Co Ltd
Priority to JP24727897A priority Critical patent/JPH1185254A/ja
Publication of JPH1185254A publication Critical patent/JPH1185254A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Testing And Monitoring For Control Systems (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 特定の通信装置に入力されたプラント情報の
伝送周期のみを可変にする。 【解決手段】 通信制御部14が通信装置Ra〜Rmか
らプラント情報を入力すると、プラント情報はメモリ1
1に格納され表示操作装置1の画面上に表示される。故
障情報がプラント監視部10によって検出されると、周
期管理メモリ7の記憶エリアのうち故障の発生したプラ
ント機器20の情報を入力した入出力装置を含む通信装
置に対応した記憶エリアに高速要求フラグがセットされ
る。伝送周期切替装置5が周期管理メモリ7を検索して
高速要求フラグのセットを検出すると、故障情報を入力
した入出力装置に関する伝送周期を高速周期にするため
の伝送要求情報を伝送要求リンケージメモリ6に格納す
る。通信制御部14はこの格納を検出すると、前記通信
装置に対してのみ高速による情報の授受を指令し、他の
通信装置に対しては定常周期による情報の授受を指令す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プラント監視制御
システムに係り、特に、プラント機器の故障や状態の変
化に即応してプラント情報を収集するに好適なプラント
監視制御システムに関する。
【0002】
【従来の技術】各種プラント機器の状態を監視するプラ
ント監視制御システムとして、例えば、上下水道設備に
関するプラント機器の状態を監視する制御システムが知
られている。従来、この種の監視制御システムにおいて
は、遠方、広域に分散して設置された各種プラント機器
の情報を各プラント機器近傍に設置された入出力装置に
より収集し、収集したプラント情報を、通信装置、通信
回線を介して監視制御装置に一定の周期で入力し、入力
したプラント情報の内容をCRTなどの表示操作装置の
画面上に表示させるとともに印字装置に出力し、表示出
力および印字出力を監視操作員に監視情報として提供す
る構成が採用されている。一方、プラント機器の運転、
停止などを制御するに際しては、表示操作装置に接続さ
れたキーボードなどから各プラント機器を制御するため
の操作情報を入力し、入力した操作情報を監視制御装
置、通信制御部、通信制御装置、通信回線を介して指定
の通信装置に伝送し、この通信装置から各プラント機器
に接続された入出力装置に操作情報を伝送する構成が採
用されている。
【0003】従来のプラント監視制御システムにおい
て、各種プラント機器からプラント情報を入力するに際
して、各プラント機器から発生するプラント情報を一定
の伝送周期で入力しているため、例えば、運転指令また
は停止指令により指定のプラント機器の状態が変化した
り、あるプラント機器が任意のタイミングで故障したり
した場合、状態の変化したタイミングや故障が発生した
タイミングがプラント情報の入力タイミングと一致して
いないときには両者の間にはタイムラグが生じ、動的に
変化するプラント情報をタイムリに把握することができ
ない。このことは、1台の監視制御装置に対して、通信
装置や入出力装置の台数が多くなるほど単位時間当たり
のプラント情報入力周期(伝送周期)が通信制御装置や
通信回線などの負荷によって制限され、プラント機器の
事象の変化に伴う情報を把握するまでにタイムラグが増
大することにもなる。このような点を解決するものとし
て、例えば、特開平6−189377号公報に記載され
ているように、プラント情報(プロセスデータ)の伝送
周期に優先度を設け、プラント情報の内容に応じてプラ
ント情報を低速または高速で伝送する技術が提案されて
いる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、プラント情報の伝送周期に優先度を設けているの
で、プラント機器の故障時には、プラント情報を定常時
よりも高速度で伝送することはできるが、あらかじめ設
定された伝送周期よりも短い時間で発生するプラント情
報を入力することができず、即応性に欠けるという課題
がある。さらに、故障発生時に、全てのプラント機器か
ら高速度でプラント情報を入力したのでは、通信制御装
置や通信回線などの負荷が重くなり、必要なプラント情
報を収集できなくなる。
【0005】本発明の目的は、特定の通信装置に入力さ
れたプラント情報の伝送周期のみを可変にすることがで
きるプラント監視制御システムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明は、プラントの事象の変化に即応するものと
して、プラント情報を入力する複数の通信装置の受信情
報を監視してプラント情報に変化が生じたことを検出す
る情報変化検出手段と、この情報検出手段の検出出力に
応答して情報の伝送周期を変更するための伝送周期変更
指令を出力する伝送周期変更指令出力手段と、前記伝送
周期変更指令に従って定常周期とは異なる伝送周期によ
る伝送要求情報を生成する伝送要求情報生成手段と、前
記複数の通信装置のうち前記情報変化検出手段によりプ
ラント情報の変化が検出された特定の通信装置と前記定
常周期とは異なる伝送周期による伝送要求情報に従って
情報の授受を行い他の通信装置とは前記定常周期による
伝送要求情報に従って情報の授受を行う通信制御手段
と、この通信制御手段の受信したプラント情報を出力す
る監視情報出力手段とを備えてなるプラント監視制御シ
ステムを構成したもののである。
【0007】また本発明は、制御操作に即応したものと
して、制御操作に応答して情報の伝送周期を変更するた
めの伝送周期変更指令を出力する伝送周期変更指令出力
手段と、前記伝送周期変更指令に従って定常周期とは異
なる伝送周期による伝送要求情報を生成する伝送要求情
報生成手段と、プラント情報を入力する複数の通信装置
のうち制御操作で指定された特定の通信装置と前記定常
周期とは異なる伝送周期による伝送要求情報に従って情
報の授受を行い他の通信装置とは前記定常周期による伝
送要求情報に従って情報の授受を行う通信制御手段と、
この通信制御手段の受信したプラント情報を出力する監
視情報出力手段とを備えてなるプラント監視制御システ
ムを構成したものである。
【0008】前記各プラント監視制御システムを構成す
るに際しては、伝送周期変更指令出力手段として、情報
の伝送周期を変更するための伝送周期変更指令の代わり
に、情報の伝送周期を短くするための伝送周期変更指令
を出力する機能を付加することができるとともに、伝送
要求情報生成手段として、定常周期とは異なる伝送周期
による伝送要求情報の代わりに、定常周期よりも伝送周
期の短い高速周期による伝送要求情報を生成する機能を
付加したり、通信制御手段として、特定の通信装置と定
常周期とは異なる伝送周期による伝送要求情報にしたが
って情報の授受を行う代わりに、特定の通信装置と高速
周期による伝送要求情報にしたがって情報の授受を行う
機能を付加することもできる。
【0009】また前記各プラント監視制御システムとし
て、以下の要素を付加することができる。
【0010】前記情報変化検出手段は、少なくともプラ
ント機器の故障に伴う情報とプラント機器の状態の変化
による情報をプラント情報の変化として検出してなる。
【0011】前記した手段によれば、プラント情報が変
化したときあるいは制御操作入力されたときには、伝送
周期変更指令が出力され、定常周期とは異なる伝送周期
による伝送要求情報または定常周期よりも伝送周期の短
い高速周期による伝送要求情報が生成され、特定の通信
装置に対してのみ定常周期とは異なる伝送周期よる伝送
要求情報または高速周期による伝送要求情報にしたがっ
て情報の授受が行われるため、特定の通信装置に入力さ
れたプラント情報の伝送周期のみを可変にすることがで
き、プラントの事象の変化に伴うプラント情報または制
御操作に即応したプラント情報を迅速に収集することが
できるとともにプラント情報の伝送効率の向上に寄与す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0013】図1は本発明の一実施形態を示す全体構成
図である。図1において、プラント監視制御システム
は、上下水道設備に関する機器、例えば、ポンプ、バル
ブなどのプラント機器20を監視対象として構成されて
おり、プラント機器20の近傍にはプラント機器20の
状態量などのプラント情報を入力するための入出力装置
A1〜An、B1〜Bn、……、M1〜Mnが複数のグ
ループに分かれて設置されている。複数台の入出力装置
はグループごとに通信装置Ra、Rb、……、Rnに接
続されている。各通信装置Ra〜Rnは通信回線19、
通信制御装置18を介して監視制御装置4に接続されて
いる。監視制御装置4には表示操作装置1を介してキー
ボード2が接続されているとともに印字装置3が接続さ
れている。
【0014】表示操作装置1は、プラント情報を表示画
面上にグラフィックや表形式で表示する表示手段を構成
するとともに、運転員の操作によるプラント機器制御用
の制御操作指令などをキーボード2から入力する入力手
段を構成するようになっている。印字装置3は監視制御
装置4の処理により得られたプラントの運転に関する運
転記録などを指定の用紙に印字するようになっている。
すなわち表示操作装置1と印字装置3はプラントの運転
に関するプラント情報を出力する監視情報出力手段とし
て構成されている。
【0015】監視制御装置4は、伝送周期切替装置5、
伝送要求リンケージメモリ7、周期管理メモリ7を有す
る伝送周期切替監視部8、画面表示処理部9、プラント
情報監視部10、プラント情報メモリ11、制御情報取
込み処理部12、制御情報リンケージメモリ13、通信
制御部14、周期タイマ15、16、17を備えて構成
されており、通信制御部14が通信制御装置18に接続
され、画面表示処理部9、制御情報取込み処理部12が
それぞれ表示操作装置1に接続されている。
【0016】制御情報取込み処理部12は、キーボード
2から表示操作装置1に入力された制御操作指令などの
制御情報を取り込み、取り込んだ制御情報を制御情報リ
ンケージメモリ13に格納するようになっている。通信
制御部14は、周期タイマ17によって起動され、制御
情報リンケージメモリ13、伝送要求リンケージメモリ
6のデータを読み出し、メモリ13から読み出した制御
情報を通信制御手段18、通信回線19を介して指定の
通信装置に送信するとともに、制御操作指令に応答して
情報の伝送周期を変更または短くするための伝送周期変
更指令を周期管理メモリ7に出力する伝送周期変更指令
出力手段として構成されている。さらに通信制御部14
は、通信制御装置18から入力されプラント情報をプラ
ント情報メモリ11に格納するようになっている。プラ
ント情報メモリ11に格納されたプラント情報は画面表
示処理部9によって読み出され、通信制御部14の受信
によるプラント情報の内容が表示操作装置1の表示画面
上に表示される。
【0017】プラント情報監視部10は周期タイマ15
によって起動され、プラント情報メモリ11の内容を検
索し、プラントの事象の変化としてプラント情報に変化
が生じたことを検出する情報変化検出手段として構成さ
れている。このプラント情報監視部10はプラント情報
の変化として、プラント情報を基に、プラント機器20
の故障による情報やプラント機器20の状態の変化によ
る情報、プラント機器20の故障の回復に伴う情報など
を検出するように構成されている。そしてプラント監視
部10は、プラント情報の変化を検出したときに、情報
の伝送周期を変更または短くするための伝送周期変更指
令として、周期管理メモリ7の指定の記憶エリアにフラ
グをセットするための信号を出力する伝送周期変更指令
出力手段として構成されている。
【0018】伝送周期切替装置5は、周期タイマ16に
よって起動され、定常時の伝送周期として設定された定
常周期よりも伝送周期の短い高速周期にしたがって周期
管理メモリ7の情報を検索し、メモリ7の指定の記憶エ
リアに高速要求フラグがセットされていたときに、定常
周期とは異なる伝送周期、例えば、定常周期よりも伝送
周期の短い高速周期による伝送要求情報を生成し、生成
し伝送要求情報を伝送要求リンケージメモリ6に格納す
るようになっている。すなわち伝送周期切替周期5と周
期管理メモリ7は伝送要求情報生成手段として構成され
ている。
【0019】周期管理メモリ7は、図2に示すように、
通信装置Ra〜Rnに対応して複数の記憶エリアa11
〜a14、……、an1〜an4、……、m11〜m1
4、……、mn1〜mn4が設けられている。各入出力
装置A1〜Mnの記憶エリアのうち、記憶エリアa1
1、an1、m11、mn1には制御操作(制御操作指
令)による高速要求フラグがセットされたか否かを示す
データが格納され、記憶エリアa12、an2、m1
2、mn2には制御監視カウンタの値が格納され、記憶
エリアa13、an3、m13、mn3にはプラント機
器20の故障に伴って高速要求フラグがセットされたか
否かを示すデータが格納され、記憶エリアa14、an
4、m14、mn4には故障監視カウンタの数値が格納
されるようになっている。
【0020】伝送要求リンケージメモリ6には、図3に
示すように、各通信装置Ra〜Rnに対応した記憶エリ
アが設けられており、例えば、通信装置Raに対応した
記憶エリアとして、記憶エリア6a1〜6anが設けら
れている。記憶エリア6a1には書き込みケースNoに
関するデータが格納され、記憶エリア6a2には読み出
しケースNoに関するデータが格納され、記憶エリア6
a3〜6anには送信データ1〜送信データmaxに関
するデータが格納されるようになっている。書き込みケ
ースNoは、伝送周期切替装置5が伝送要求リンケージ
メモリ6に情報を書き込むごとにその数値が更新され、
読み出しケースNoは通信制御部14が伝送要求リンケ
ージメモリ6の情報を読みだすごとにその数値が更新さ
れるようになっている。各記憶エリア6a3〜6anに
は通信データ長、送信先CPUNo、送信元CPU N
o、伝送種別、通信データ種別、チェックデータ、伝送
モード(情報を伝送すべき装置が全入出力装置か個別の
入出力装置かを示すモード)、要求入出力装置の数、要
求入出力装置のNoに関するデータが格納されるように
なっている。
【0021】伝送要求リンケージメモリ6に格納された
伝送要求情報は通信制御部14によって順次読みださ
れ、通信制御部14は伝送要求リンケージメモリ16か
ら読みだした伝送要求情報にしたがって通信制御装置1
8、通信回線19を介して各通信装置Ra〜Rnと情報
の授受を行うようになっている。この場合、通信制御部
14は、要求モードにより、特定の通信装置に対して高
速周期による伝送要求情報にしたがって情報の授受を行
うようになっている。すなわち、通信制御部14は、制
御による高速要求フラグまたは故障による高速要求フラ
グがセットされていたときには、特定の通信装置と高速
周期による伝送要求情報にしたがって情報の授受を行
い、他の通信装置とは定常周期による伝送要求情報にし
たがって情報の授受を行う通信制御手段として構成され
ている。
【0022】次に、故障発生時の高速取り込み要求時の
処理を図4のフローチャートにしたがって説明する。
【0023】まず、1台の監視制御装置4と複数台の通
信装置Ra〜Rnとの間で通信制御装置18、通信回線
19を介して情報の授受が行われているときに、各入出
力装置A1〜Mnにより入力されたプラント情報は順次
プラント情報メモリ11に格納される。このときプラン
ト情報監視部10は、プラント情報メモリ11の内容を
周期的に検索し、プラント情報の中に故障情報があるか
否かを検索する(S10)。プラント情報監視部10は
プラント情報の検索により故障情報があるか否かを判定
し(S11)、故障情報がないときにはステップS14
の処理に移行し、故障情報があるときには周期管理メモ
リ7に高速要求フラグをセットする(S12)。例え
ば、入出力装置A1に属するプラント機器20の故障が
検出されたときには、記憶エリアa13に故障による高
速要求フラグをセットする。さらに記憶エリアa14の
故障監視カウンタの値を0にセットする(S13)。
【0024】次に、プラント情報が順次収集されている
過程で、伝送周期切替周期5は周期管理メモリ7の内容
を検索し(S14)、いずれかの記憶エリアに高速要求
フラグがセットされているか否かを判定する(S1
5)。このときいずれの記憶エリアにも高速要フラグが
セットされていないときにはステップS17の処理に移
行し、いずれかの記憶エリアに高速要求フラグがセット
されているときには故障の生じた入出力装置に関する伝
送要求情報を伝送要求リンケージメモリ6に格納する
(S16)。例えば、入出力装置A1の故障により記憶
エリアa13に高速要求フラグがセットされているとき
には、入出力装置A1に関する伝送要求情報を伝送要求
リンケージメモリ6に格納する。この場合、伝送周期切
替装置5は、通信装置Raに関する書き込みケースNo
の数値を更新し、更新した伝送要求情報を伝送要求リン
ケージメモリ6に格納する。
【0025】一方、通信制御部14は、指定の周期で伝
送要求リンケージメモリ6の内容を検索(参照)し、高
速周期による伝送要求があるか否かを判定する(S1
7、S17)。この場合、書き込みケースNoの数値が
読み出しケースNoの数値を越えているときには、高速
周期による伝送要求があると判定する。例えば、通信装
置Raの書き込みケースNoの数値が読み出しケースN
oの数値を越えたときには、通信装置Raに対する情報
の伝送周期を高速周期に変更する必要があるとして、通
信装置Rbに対してのみ伝送要求情報にしたがって高速
周期による情報の授受を行うとともに、通信装置Raに
対応した読み出しケースNoの数値を更新する(S1
9)。なお、この場合、通信装置Ra以外の他の通信装
置に対しては定常周期による情報の授受が行われる。通
信装置Raにのみ高速周期による情報の授受が行われる
と、通信装置Raに属する入出力装置A1〜Anに関す
るプラント情報が高速周期で順次収集され、収集された
プラント情報の内容が表示操作装置1の表示画面上に表
示される。このため、プラント機器20に故障が生じた
ときには、故障の生じたプラント機器20に関するプラ
ント情報をプラント情報の変化に即応して収集すること
ができる。さらに、特定の通信装置Raに対してのみ高
速周期による情報の伝送が指令されるため、通信制御装
置18や通信回線19の負荷が重くなるのを抑制するこ
とができ、情報の伝送効率の向上に寄与することができ
る。
【0026】次に、制御操作時の高速取り込み要求処理
を図5のフローチャートにしたがって説明する。
【0027】まず、各入出力装置A1〜Mnの入力によ
るプラント情報が順次収集されているときに、運転員の
操作により、特定の入出力装置、例えば、入出力装置M
1に属するプラント機器20に対して制御操作指令が出
力された場合、制御情報取込み処理部12は、制御操作
指令にしたがって制御情報を取り込み、取り込んだ制御
情報を送信情報に編集して制御情報リンケージメモリ1
3に格納する(S20)。制御情報リンケージメモリ1
3に格納された制御情報は通信制御部14によって読み
だされ、この制御情報は制御操作指令で指定された入出
力装置M1に属する通信装置Rnに送信される(S2
1)。このとき通信制御部14は周期管理メモリ7の記
憶エリアのうち入出力装置M1に関する記憶エリアm1
1に、制御による高速要求フラグをセットする(S2
2)。同時に、記憶エリアm12の制御監視カウンタの
数値を0にセットする(S23)。
【0028】一方、伝送周期切替装置5は周期管理メモ
リ7の内容を周期的に検索し(S24)、この検索結果
をもとに高速取り込み要求があるか否かを判定する(S
25)。すなわち、いずれかの記憶エリアに制御による
高速要求フラグがセットされているか否かを判定する。
この場合、記憶エリアm11に高速要求フラグがセット
されているため、高速取り込み要求有りとし、入出力装
置M1に関する伝送要求情報を伝送要求リンケージメモ
リ6に格納する(S26)。この場合入出力装置M1が
属する通信装置Rmに関する書き込みケースNoの数値
を更新し、この数値の更新された伝送要求情報を伝送要
求リンケージメモリ6に格納する。
【0029】一方、通信制御部14は指定の周期で伝送
要求リンケージメモリ6の内容を検索し(S27)、高
速周期による情報の伝送要求があるか否かを判定する
(S28)。すなわち書き込みケースNoの数値が読み
出しケースNoの数値を越えているか否かを判定する。
この場合、通信装置Rmに関する書き込みケースNoの
ケースが読み出しケースNoの数値を越えているため、
高速周期による伝送要求が有りとし、通信装置Rmに対
してのみ高速周期による情報の授受を指令する(S2
9)。さらに通信装置Rmに対応した読み出しケースN
oの数値を更新する。この場合、通信制御部4と通信装
置Rmとの間では高速周期による情報の授受が行われ、
それ以外の通信装置と通信制御部14との間では定常周
期による情報の授受が行われることになる。
【0030】本実施形態によれば、制御操作指令に応答
して特定の通信装置Rmと通信制御部14との間で高速
周期による情報の授受が行われるため、制御操作に即応
したプラント情報を収集することができるとともに、通
信制御部14と特定の通信装置Rmとの間でのみ高速周
期による情報の授受を行っているため、通信制御装置1
8、通信回線19の負荷が重くなるのを抑制することが
でき、情報の伝送効率の向上に寄与することができる。
【0031】次に、高速周期による伝送要求をリセット
するに際しては、タイマによるリセットまたは操作員の
操作に伴うリセットが採用されている。例えば、制御操
作時には、図6(a)に示すように、高速要求開始時か
ら一定時間T1経過したときに、制御監視カウンタを参
照しているタイマの起動によって高速要求がリセットさ
れる。また高速要求開始時から一定時間T1経過する前
に、オペレータの操作によりプラント機器選択解除指令
が入力されると、このタイミングT2で高速要求がリセ
ットされる。
【0032】一方、故障発生時には、高速要求開始時か
ら一定時間T3経過したときに、故障開始カウンタを参
照しているタイマの起動により高速要求がリセットされ
る。また高速要求開始時から一定時間T3経過する前
に、故障の発生した入出力装置から故障復帰情報がプラ
ント情報監視部10に入力されたときには、このタイミ
ングT4で高速要求がリセットされる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
プラントの事象の変化または制御操作に応答して特定の
通信装置に入力されたプラント情報の伝送周期のみを可
変にするようにしたため、プラント事象の変化または制
御操作に即応して必要なプラント情報を迅速に収集する
ことができるとともに、情報の伝送系の負荷が重くなる
のを抑制することができ、プラント情報の伝送効率の向
上に寄与することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示すプラント監視制御シ
ステムの全体構成図である。
【図2】周期管理メモリの構成を説明するための図であ
る。
【図3】伝送要求リンケージメモリの構成を説明するた
めの図である。
【図4】故障発生時の高速取り込み要求の処理を説明す
るためのフローチャートである。
【図5】制御操作時の高速取り込み要求処理を説明する
ためのフローチャートである。
【図6】制御操作時と故障発生時におけるリセット方法
を説明するための図である。
【符号の説明】
1 表示操作装置 2 キーボード 3 印字装置 4 監視制御装置 5 伝送周期切替装置 6 伝送要求リンケージメモリ 7 周期管理メモリ 9 画面表示処理部 10 プラント情報監視部 11 プラント情報メモリ 12 制御情報取込み処理部 13 制御情報リンケージメモリ 14 通信制御部 18 通信制御装置 19 通信回線 Ra〜Rm 通信装置 A1〜Mn 入出力装置 20 プラント機器

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プラント情報を入力する複数の通信装置
    の受信情報を監視してプラント情報に変化が生じたこと
    を検出する情報変化検出手段と、この情報検出手段の検
    出出力に応答して情報の伝送周期を変更するための伝送
    周期変更指令を出力する伝送周期変更指令出力手段と、
    前記伝送周期変更指令に従って定常周期とは異なる伝送
    周期による伝送要求情報を生成する伝送要求情報生成手
    段と、前記複数の通信装置のうち前記情報変化検出手段
    によりプラント情報の変化が検出された特定の通信装置
    と前記定常周期とは異なる伝送周期による伝送要求情報
    に従って情報の授受を行い他の通信装置とは前記定常周
    期による伝送要求情報に従って情報の授受を行う通信制
    御手段と、この通信制御手段の受信したプラント情報を
    出力する監視情報出力手段とを備えてなるプラント監視
    制御システム。
  2. 【請求項2】 プラント情報を入力する複数の通信装置
    の受信情報を監視してプラント情報に変化が生じたこと
    を検出する情報変化検出手段と、この情報検出手段の検
    出出力に応答して情報の伝送周期を短くするための伝送
    周期変更指令を出力する伝送周期変更指令出力手段と、
    前記伝送周期変更指令に従って定常周期よりも伝送周期
    の短い高速周期による伝送要求情報を生成する伝送要求
    情報生成手段と、前記複数の通信装置のうち前記情報変
    化検出手段によりプラント情報の変化が検出された特定
    の通信装置と前記高速周期による伝送要求情報に従って
    情報の授受を行い他の通信装置とは前記定常周期による
    伝送要求情報に従って情報の授受を行う通信制御手段
    と、この通信制御手段の受信したプラント情報を出力す
    る監視情報出力手段とを備えてなるプラント監視制御シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 制御操作に応答して情報の伝送周期を変
    更するための伝送周期変更指令を出力する伝送周期変更
    指令出力手段と、前記伝送周期変更指令に従って定常周
    期とは異なる伝送周期による伝送要求情報を生成する伝
    送要求情報生成手段と、プラント情報を入力する複数の
    通信装置のうち制御操作で指定された特定の通信装置と
    前記定常周期とは異なる伝送周期による伝送要求情報に
    従って情報の授受を行い他の通信装置とは前記定常周期
    による伝送要求情報に従って情報の授受を行う通信制御
    手段と、この通信制御手段の受信したプラント情報を出
    力する監視情報出力手段とを備えてなるプラント監視制
    御システム。
  4. 【請求項4】 制御操作に応答して情報の伝送周期を短
    くするための伝送周期変更指令を出力する伝送周期変更
    指令出力手段と、前記伝送周期変更指令に従って定常周
    期よりも伝送周期の短い高速周期による伝送要求情報を
    生成する伝送要求情報生成手段と、プラント情報を入力
    する複数の通信装置のうち制御操作で指定された特定の
    通信装置と前記高速周期による伝送要求情報に従って情
    報の授受を行い他の通信装置とは前記定常周期による伝
    送要求情報に従って情報の授受を行う通信制御手段と、
    この通信制御手段の受信したプラント情報を出力する監
    視情報出力手段とを備えてなるプラント監視制御システ
    ム。
  5. 【請求項5】 前記情報変化検出手段は、少なくともプ
    ラント機器の故障に伴う情報とプラント機器の状態の変
    化による情報をプラント情報の変化として検出してなる
    請求項1または2記載のプラント監視制御システム。
JP24727897A 1997-09-11 1997-09-11 プラント監視制御システム Pending JPH1185254A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24727897A JPH1185254A (ja) 1997-09-11 1997-09-11 プラント監視制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP24727897A JPH1185254A (ja) 1997-09-11 1997-09-11 プラント監視制御システム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1185254A true JPH1185254A (ja) 1999-03-30

Family

ID=17161091

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP24727897A Pending JPH1185254A (ja) 1997-09-11 1997-09-11 プラント監視制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1185254A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016163242A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 株式会社日立製作所 データ収集システム、データ収集方法、サーバ及びゲートウェイ
CN108762118A (zh) * 2018-05-24 2018-11-06 哈工大机器人(合肥)国际创新研究院 一种通讯设备间的故障处理方法及装置
KR20190104858A (ko) * 2018-03-01 2019-09-11 오므론 가부시키가이샤 계측 시스템 및 방법

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016163242A (ja) * 2015-03-04 2016-09-05 株式会社日立製作所 データ収集システム、データ収集方法、サーバ及びゲートウェイ
KR20190104858A (ko) * 2018-03-01 2019-09-11 오므론 가부시키가이샤 계측 시스템 및 방법
JP2019152967A (ja) * 2018-03-01 2019-09-12 オムロン株式会社 計測システムおよび方法
US11307023B2 (en) 2018-03-01 2022-04-19 Omron Corporation Measurement system and method thereof
CN108762118A (zh) * 2018-05-24 2018-11-06 哈工大机器人(合肥)国际创新研究院 一种通讯设备间的故障处理方法及装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0932090B1 (en) Plant supervisory system
JPH1185254A (ja) プラント監視制御システム
JPH0789396B2 (ja) 火災報知設備
JP3552248B2 (ja) 穀粒調整機の管理用デ−タ通信システム
JP3670471B2 (ja) 警報装置
JPH03266100A (ja) 複数条件設定アラーム監視システム
JPH06214601A (ja) 設備制御装置のバックアップ装置
JPH0468449A (ja) システム監視装置
JPH0635739A (ja) 切替制御方式
JP3286108B2 (ja) 監視制御装置
JPH10242965A (ja) 通信装置の監視制御方式
JP4822237B2 (ja) 警備システム
JPH0983641A (ja) 監視制御方式
JPH07147574A (ja) 階層的障害報告方式
KR100286352B1 (ko) 엘리베이터의원격감시장치및방법
JP3441273B2 (ja) 電力系統監視制御システム
JP2000090371A (ja) 遠隔監視装置
JPH09311716A (ja) Lan装置
JP2002269182A (ja) 設備監視システム
JPH05159182A (ja) 監視制御装置
JPH061401B2 (ja) 制御装置のバツクアツプ方式
JP2635460B2 (ja) 高速伝送システムの故障監視方法
JP2002006945A (ja) プラント監視装置、プラント監視方法および記憶媒体
JPH03219319A (ja) 電源制御方式
JPH08179816A (ja) 分散型制御システム