JPH1184484A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JPH1184484A
JPH1184484A JP24448297A JP24448297A JPH1184484A JP H1184484 A JPH1184484 A JP H1184484A JP 24448297 A JP24448297 A JP 24448297A JP 24448297 A JP24448297 A JP 24448297A JP H1184484 A JPH1184484 A JP H1184484A
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JP
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pulse
main capacitor
transformer
charging
strobe
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JP24448297A
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Yoshinao Shimada
義尚 島田
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】メインコンデンサの充電時間を延長することな
く、他励フライバック方式でメインコンデンサ充電用ト
ランスを発振する際の突入電流を抑制するストロボ装置
を提供する。 【解決手段】メインコンデンサ29の充電電圧を検出す
る充電電圧検出回路36による検出値が所定値未満であ
るときには、CPU101の制御の下、ストロボパルス
信号発生回路35から出力する発振トランス13駆動用
のストロボパルス信号のオン期間のパルス幅を、上記所
定値以上であるときとの相対において狭めたことを特徴
とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに適用され
るストロボ装置、特に他励フライバック方式で主コンデ
ンサ充電用トランスを励磁する回路を有するストロボ装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ストロボ内蔵型の電子スチルカメ
ラにおいて、ストロボ充電回路として電流制御の容易性
から他励フライバック方式の充電回路を採用する機種が
発売されるに至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記他
励フライバック方式の充電回路は、メインコンデンサの
充電電圧を、所定のパルス電圧を印可することで発振す
る巻線電流が急峻な変化を呈する発振トランスにより生
成するが、充電初期で該発振トランスの飽和とそれに伴
う突入電流の発生、消費電流の増大という現象が多かれ
少なかれ起こる。これにより、充電効率を悪化させてい
るとともに、充電パルス信号の設定によっては突入電流
によって当該充電回路を有するシステムが動作不能状態
に陥ってしまう虞があった。
【0004】すなわち、このような他励フライバック方
式の充電回路によると、図6に示すように、メインコン
デンサの充電電圧が0Vから数十Vと低い状態、すなわ
ち充電初期において、充電回路に含まれる発振トランス
に印加されるパルス電圧(図中、ストロボパルス信号と
記す)のオン期間パルス幅が通常充電時におけるパルス
幅t0と同等の場合、以下に示すような現象が生じる。
【0005】すなわち、ストロボパルス信号のオン期間
パルス幅が通常充電時と同等の場合、発振トランスが磁
気飽和を起こし、これに起因した過電流(突入電流)が
一次側に流れることがある(図中、符号A参照)。これ
は、メインコンデンサの充電電圧に対して相対的に上記
パルス幅t0が長いために、二次側電流が一周期内で消
費し終らず(図中、符号B参照)、トランス内にエネル
ギーが蓄積されていくためで、このエネルギー蓄積が続
く間、図に示す如く突入電流が流れる。
【0006】この突入電流により消費電流が増大して電
源電圧の低下を招き、充電回路と電源を共有するシステ
ム内の制御回路が動作不能状態に陥ってしまう虞があっ
た。
【0007】このような不具合を解消する手段として、
図7に示すように、上記パルス電圧のオン期間のパルス
幅t1を比較的短い期間に制限することで上記過電流の
起因となる磁気飽和を抑えることができる技術手段が知
られている。しかし、このオン期間のパルス幅を短くし
た状態で発振トランスの発振を続けると、突入電流は確
かに抑えられるが、充電時間が極めて長くなるという不
具合が新たに生じる。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、メインコンデンサの充電時間を延長すること
なく、他励フライバック方式でメインコンデンサ充電用
トランスを発振する際の突入電流を抑制するストロボ装
置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1のストロボ装置は、閃光発光管を発光
させるための電荷を蓄積する主コンデンサと、該主コン
デンサを充電するために自己の二次側がこの主コンデン
サに接続されたトランスと、該トランスの一次側にパル
ス電圧を供給してこのトランスを励磁するための励磁パ
ルス発生回路と、を備えてなるストロボ装置であって、
上記主コンデンサの充電電圧を検出する充電電圧検出手
段を設け、上記励磁パルス発生回路は、該充電電圧検出
手段による検出値が所定値未満であるときには該検出値
が所定値以上であるときとの相対において自己の出力パ
ルスのパルス幅を狭めたものとし又はパルス周期を伸長
したものとするように出力パルスの生成を制御するよう
に構成されたものであることを特徴とする。
【0010】上記の目的を達成するために本発明の第2
のストロボ装置は、閃光発光管を発光させるための電荷
を蓄積する主コンデンサと、該主コンデンサを充電する
ために自己の二次側がこの主コンデンサに接続されたト
ランスと、該トランスの一次側にパルス電圧を供給して
このトランスを励磁するための励磁パルス発生回路と、
を備えてなるストロボ装置であって、上記励磁パルス発
生回路は、出力パルスの発生の当初から所定期間経過し
ないうちは該所定時間の経過後との相対において自己の
出力パルスのパルス幅を狭めたものとし又はパルス周期
を伸長したものとするように出力パルスの生成を制御す
るように構成されたものであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施形態であるス
トロボ装置を有するカメラの電気的な構成を該ストロボ
装置を中心に示した電気回路ブロック図である。
【0013】図に示すように、当該カメラは、図示しな
い撮像レンズからの被写体像をCCD42で撮像し適宜
処理する機能を備える、いわゆるデジタルカメラであっ
て、以下に示すストロボ装置を具備する。
【0014】このストロボ装置は、メインコンデンサ2
9に充電された充電電圧により発光するストロボ放電管
26を有する通常の発光機能を備えたストロボ装置であ
って、該ストロボ装置のほか当該カメラの各回路全体の
制御を司るCPU101と、同カメラの各回路に電源電
圧を供給する電源1と、該電源1の電源フィルタ104
と、メインコンデンサ29の充電用パルス電圧を生成す
る、いわゆる他励フライバック方式の構成をなす発振回
路102と、上記ストロボ放電管26と、該ストロボ放
電管26の発光用電圧を充電する上記メインコンデンサ
29と、ストロボ放電管26の発光用トリガー信号を生
成するトリガー回路103と、ストロボ放電管26の発
光制御用素子であるIGBT27と、上記CPU101
の制御の下にそれぞれ上記発振回路102の発振動作を
制御する信号を生成するチャージ信号発生回路34、ス
トロボパルス信号発生回路35と、上記発振回路102
からの充電電圧を検出する充電電圧検出回路36と、上
記電源1の電源電圧を検出する電源電圧検出回路50
と、上記CPU101の制御の下に上記ストロボ放電管
26の発光許可信号を発生する発光許可信号発生回路3
8と、同ストロボ放電管26の発光停止信号を発生する
発光停止信号発生回路40と、で主要部が構成されてい
る。
【0015】なお、当該カメラは、上記ストロボ装置の
ほか、図示しない撮像レンズからの被写体像を撮像する
CCD42と、該CCD42の増幅率を制御するゲイン
コントロールアンプ44と、シャッター速(実効的な露
光時間)を制御するシャッタ速制御回路43と、測光回
路41と、を備えている。
【0016】以下、上記ストロボ装置の構成を説明す
る。
【0017】上記電源1は、ストロボ装置のほか当該カ
メラの各回路に電源電圧を供給する。この電源1の出力
端に接続された上記電源フィルタ104は、コイル2と
コンデンサ3とで構成され、該電源1の出力電圧を平滑
化する。
【0018】上記電源フィルタ104の出力端には上記
発振回路102が接続される。この発振回路102はい
わゆる他励フライバック方式の回路構成をなし、以下の
ように構成される。
【0019】上記電源フィルタ104を介して電源1の
正の端子にはPNPデジタルトランジスタ4のエミッタ
が接続される。該PNPデジタルトランジスタ4のベー
スはNPNトランジスタ30のコレクタと接続され、さ
らに、該トランジスタ30のベースは抵抗33を介して
上記チャージ信号発生回路34と接続される。また、N
PNトランジスタ30のベースにはNPNデジタルトラ
ンジスタ32のコレクタが接続されており、そのベース
にはストロボパルス信号発生回路35が接続される。
【0020】このストロボパルス信号発生回路35の出
力端は、一方で、NPNデジタルトランジスタ5のベー
スに接続され、さらに同トランジスタ5のコレクタはコ
レクタ抵抗6を介してPNPデジタルトランジスタ4と
接続される。
【0021】上記NPNデジタルトランジスタ5のコレ
クタと上記コレクタ抵抗6との接続中点には抵抗7およ
び8が接続されており、これらの抵抗を介して同トラン
ジスタ5のコレクタがそれぞれNPNトランジスタ9の
ベース、NPNトランジスタ10のベースと接続されて
いる。
【0022】上記NPNトランジスタ9,10のベース
は、それぞれ抵抗11,12を介してGNDと接続され
ている。また、同NPNトランジスタ9,10のコレク
タは発振トランス13に接続される。
【0023】上記チャージ信号発生回路34、ストロボ
パルス信号発生回路35は、共にCPU101に制御さ
れ、上記発振トランス13の発振動作を制御する。すな
わち、CPU101の制御の下、ストロボパルス信号発
生回路35からのストロボパルス信号により、当該発振
回路102が作動し、発振トランス13の一次側に所定
のパルス電圧、したがって、パルス電流が供給される。
これにより、該発振トランス13は励磁され発振する。
なお、該動作についての詳細は後述する。
【0024】上記発振回路102の出力端子には、発振
トランス13の2次側の交流出力を整流する整流ダイオ
ード14のアノードが接続されている。このダイオード
14のカソードはリーク防止用ダイオード15を介して
メインコンデンサ29及びストロボ放電管26のそれぞ
れの陽極へ接続されている。
【0025】一方、上記整流ダイオード14のカソード
は抵抗16を介して上記充電電圧検出回路36に接続さ
れる。この充電電圧検出回路36の検出結果はCPU1
01に入力される。
【0026】上記トリガー回路103は、抵抗21、ト
リガーコンデンサ22、トリガコイル23、倍圧コンデ
ンサ24、抵抗25、サイリスタ20、抵抗19、コン
デンサ18、抵抗17、およびCPU101に接続され
たトリガパルス発生回路37が図示の如く接続されて構
成される。そして、CPU101の制御の下、トリガパ
ルス発生回路37からの制御信号によりトリガコイル2
3よりトリガパルスが発生する。
【0027】上記ストロボ放電管26の陰極にはIGB
T27のコレクタが接続され、そのベースには抵抗28
を介して上記発光許可信号発生回路38が、また抵抗3
9を介して発光停止信号発生回路40が接続される。
【0028】上述したように、上記チャージ信号発生回
路34、ストロボパルス信号発生回路35、充電電圧検
出回路36、トリガパルス発生回路37、発光許可信号
発生回路38、発光停止信号発生回路40はCPU10
1に接続され制御される。
【0029】また、上記ゲインコントロールアンプ44
およびシャッタ速制御回路43、測光回路41もCPU
101に接続され、制御される。
【0030】なお、上述の構成において、上記発振回路
102のうち、発振トランス13を除く部分、およびチ
ャージ信号発生回路34、ストロボパルス信号発生回路
35、並びにCPU101の該当する機能部等により、
発振トランス13を励磁するための励磁パルス発生回路
が構成される。
【0031】以上のように構成された本第1の実施形態
のストロボ装置における充電動作を図2ないし図3を参
照して説明する。
【0032】上記CPU101に制御され、チャージ信
号発生回路34およびストロボパルス信号発生回路35
よりそれぞれ所定のチャージ信号、ストロボパルス信号
が出力されると、上記トランジスタ4,5,9,10,
30,32、抵抗6,7,8,11,12,31が作動
し、発振トランス13が発振する。
【0033】すなわち、上記CPU101の制御の下、
上記チャージ信号発生回路34から“H”レベルのチャ
ージ信号が出力されているときに、ストロボパルス信号
発生回路35からローアクティブのストロボパルス信号
が出力されると、当該発振回路102の各回路が作動
し、発振トランス13の一次側に所定のパルス電圧が供
給される。このパルス電圧、したがってパルス電流によ
り該発振トランス13が励磁され発振する。
【0034】そして、発振トランス13の発振により生
じる二次側の高電圧出力によって整流ダイオード14お
よびダイオード15を介してメインコンデンサ29への
充電がなされる。
【0035】また、上記ストロボパルス信号発生回路3
5からのストロボパルス信号のパルス幅を制御すること
で、発振トランス13に印可する上記パルス電圧を制御
でき、結果メインコンデンサ29への充電量を制御する
ことができる。
【0036】一方、上記したように上記整流ダイオード
14のカソードには抵抗16を介して充電電圧検出回路
36が接続されており、メインコンデンサ29の充電電
圧を検出する。
【0037】ところで、本実施形態の如く、他励フライ
バック方式の発振回路によると、メインコンデンサ29
の充電電圧が0Vから数十Vと低い状態、すなわち、充
電初期においては、上述したように、発振トランス13
の発振制御如何によっては発振トランス13が磁気飽和
をおこし、これに起因した突入電流が一次側に流れる。
【0038】一方、上記パルス電圧のオン期間の幅を比
較的短い期間に制限することで上記突入電流の起因とな
る磁気飽和を抑えることができるが、このオン期間の幅
を短くした状態で発振トランス13の発振を続けると、
充電時間が極めて長くなるという不具合が生じること
も、上述したとおりである。
【0039】本実施形態にかかるストロボ装置はかかる
点に鑑みてなされており、メインコンデンサ29の充電
電圧に基づいて発振トランス13の発振動作を制御する
ことで、充電時間を延長することなく、上記突入電流に
よる消費電流の増大やシステム停止を防止するストロボ
装置を提供することを特徴とする。
【0040】以下、図2、図3を参照して、本実施形態
における発振トランス13の発振動作制御について説明
する。
【0041】図2、図3は、共に、上記ストロボパルス
信号発生回路35の出力信号であるストロボパルス信号
に対する、発振トランス13の一次側での消費電流、同
発振トランス13の二次側での電流を示したタイミング
チャートであり、図2は、メインコンデンサ29の充電
電圧が所定電圧より低いとき、図3は、同メインコンデ
ンサ29の充電電圧が所定電圧より高いときの状態をそ
れぞれ示している。
【0042】上記充電電圧検出回路36での検出結果に
より、メインコンデンサ29の充電電圧VMCが所定電圧
Avより低いときは、図2に示す如くストロボパルス信
号発生回路35からのストロボパルス信号のオン期間パ
ルス幅は、発振トランス13が磁気飽和を生じない程度
に短いtaに設定する。この、パルス幅taは、発振ト
ランス13の二次側電流が次にストロボパルス信号がオ
ンするまでに確実に“0”になることを条件に設定され
る。
【0043】一方、メインコンデンサ29の充電が進
み、充電電圧検出回路36からの検出結果により、メイ
ンコンデンサ29の充電電圧VMCが所定電圧Avに達す
ると、図3に示す如くストロボパルス信号発生回路35
からのストロボパルス信号のオン期間のパルス幅は、上
記taより長いtbに設定される。
【0044】以上、図2、図3に基づき説明した動作
は、換言すれば、既述の励磁パルス発生回路の作用であ
る。
【0045】なお、本実施形態においては、メインコン
デンサ29の充電電圧の高低に拘わらずストロボパルス
信号のパルス周期は一定とし、オン期間のパルス幅を変
化されることで、発振トランス13の発振を制御する。
【0046】このように、本第1の実施形態におけるス
トロボ装置によると、メインコンデンサ29の充電電圧
が所定電圧より低いときは、ストロボパルス信号発生回
路35からのストロボパルス信号のオン期間パルス幅を
短くして発振トランス13の磁気飽和を抑え、また、メ
インコンデンサ29の充電電圧が所低電圧より高くなっ
たときは同ストロボパルス信号のオン期間パルス幅を相
対的に長くして充電を早めるので、結果として、充電時
間を延長することなく、消費電流を抑え、安定したシス
テム動作を確保することができる。
【0047】なお、本第1の実施形態においては、上記
ストロボパルス信号のオン期間パルス幅の設定は、メイ
ンコンデンサ29の充電電圧と所定のしきい値とを比較
することで設定したが、これに限らず、メインコンデン
サ29の充電電圧に基づいて決まる適性値になるように
連続的に変化させてもよい。この場合、より効率の良い
充電を行い得る。
【0048】次に、本発明の第2の実施形態のストロボ
装置について説明する。
【0049】この第2の実施形態は、基本的な構成は上
記第1の実施形態と同様であり、上記発振トランス13
の発振制御のみを異にしている。したがって、ここでは
差異のみの言及にとどめ、構成等同様部分の説明は省略
する。
【0050】本第2の実施形態では、上記第1の実施形
態と異なり、メインコンデンサ29の充電電圧には必ず
しも依存せず、発振トランス13の発振動作を制御する
ことで、充電時間を延長することなく、上記突入電流に
よる消費電流増大や、システム停止を招くことのないス
トロボ装置を提供することを特徴とする。
【0051】以下、図4、図5を参照して、本第2の実
施形態における発振トランス13の発振動作制御、した
がって、図1につき既述の励磁パルス発生回路の作用に
ついて説明する。
【0052】図4、図5は、共に、本第2の実施形態に
おけるストロボパルス信号発生回路35の出力信号であ
るストロボパルス信号に対する、発振トランス13の一
次側での消費電流、同発振トランス13の二次側での電
流を示したタイミングチャートである。
【0053】図4は、発振トランス13への励磁パルス
の発生の当初から所定期間(TA)経過しないうちの状
態を表したものであり、この期間では、メインコンデン
サ29の充電電圧が所定電圧より低い。
【0054】図5は、上述の所定期間経過後の状態を表
したものであり、この期間では、同メインコンデンサ2
9の充電電圧が所定電圧より高くなっている。
【0055】上記第1の実施形態のストロボ装置が、メ
インコンデンサ29の充電電圧の高低に基づいて、スト
ロボパルス信号発生回路35からのストロボパルス信号
のオン期間パルス幅を変化させ、充電特性を制御したの
に対し、本第2の実施形態のストロボ装置は、メインコ
ンデンサ29の充電電圧の高低には必ずしも依存せず、
発振トランス13への励磁パルス、すなわち既述の励磁
パルス発生回路の出力パルスの発生の当初から所定期間
を経過する以前と以降の期間で、ストロボパルス信号発
生回路35からのストロボパルス信号の周期を変化させ
ることで充電特性を制御することを特徴とする。
【0056】すなわち、上記所定期間経過しないうち
は、メインコンデンサ29の充電電圧VMCは所定電圧A
vより低く(低充電電圧時)、この期間では、図4に示
す如くストロボパルス信号発生回路35からのストロボ
パルス信号のパルス周期を、後述する高充電電圧時より
長く設定する。また、ストロボパルス信号のオン期間パ
ルス幅tcは、同高充電電圧時におけるパルス幅と同様
であるが、パルス周期は、発振トランス13の二次側電
流が次にストロボパルス信号がオンするまでに確実に
“0”になることを条件に設定される。
【0057】一方、上記所定期間経過後は、メインコン
デンサ29の充電電圧VMCが所定電圧Avに達するので
(高充電電圧時)、この期間では、図5に示す如くスト
ロボパルス信号発生回路35からのストロボパルス信号
のパルス周期が短く設定される。なお、オン期間パルス
幅は上記同様tcである。これにより、上記低充電電圧
時に比べ、単位時間あたりの充電量が増大する。
【0058】このように、本第2の実施形態におけるス
トロボ装置によると、結果として、充電時間を延長する
ことなく、消費電流を抑え、安定したシステム動作を確
保することができる。
【0059】なお、本第2の実施形態は、上述した第1
の実施形態とは必ずしも排他的に実施されることを要す
るものではない。たとえば、第1の実施形態の動作と第
2の実施形態の動作とが、場合に応じて適宜優先順位を
持って実行されるような構成にしても良い。
【0060】このように、上記各実施形態のストロボ装
置によると、突入電流が起こる充電初期においてのみ、
ストロボパルス信号のオン期間幅を十分小さくするか、
パルス周期を長くすることによって突入電流を抑え、か
つそれ以降のオン期間幅あるいは周期はトランスが許容
する最大電流となるように設定するようにしたので、こ
れにより充電初期の効率悪化を極力小さくするととも
に、システム停止を防止し、さらに充電時間も速くする
ことができる。
【0061】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、メ
インコンデンサの充電時間を延長することなく、他励フ
ライバック方式でメインコンデンサ充電用トランスを発
振する際の突入電流を抑制するストロボ装置を提供でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるストロボ装置を
有するカメラの電気的な構成を該ストロボ装置を中心に
示した電気回路ブロック図である。
【図2】上記第1の実施形態のストロボ装置において、
メインコンデンサの充電電圧が所定電圧より低いときに
おける、ストロボパルス信号発生回路の出力信号である
ストロボパルス信号に対する発振トランスの一次側での
消費電流、同発振トランスの二次側での電流を示したタ
イミングチャートである。
【図3】上記第1の実施形態のストロボ装置において、
メインコンデンサの充電電圧が所定電圧より高いときに
おける、ストロボパルス信号発生回路の出力信号である
ストロボパルス信号に対する発振トランスの一次側での
消費電流、同発振トランスの二次側での電流を示したタ
イミングチャートである。
【図4】本発明の第2の実施形態のストロボ装置におい
て、発振トランスへの励磁パルスの発生の当初から所定
期間(TA)経過しないうちの状態における、ストロボ
パルス信号発生回路の出力信号であるストロボパルス信
号に対する発振トランスの一次側での消費電流、同発振
トランスの二次側での電流を示したタイミングチャート
である。
【図5】上記第2の実施形態のストロボ装置において、
発振トランスへの励磁パルスの発生の当初から所定期間
(TA)経過後の状態における、ストロボパルス信号発
生回路の出力信号であるストロボパルス信号に対する発
振トランスの一次側での消費電流、同発振トランスの二
次側での電流を示したタイミングチャートである。
【図6】従来のストロボ装置において、メインコンデン
サの充電電圧が低いときにおける、ストロボパルス信号
に対する発振トランスの一次側での消費電流、同発振ト
ランスの二次側での電流の一例を示したタイミングチャ
ートである。
【図7】従来の過電流防止対策を施したストロボ装置に
おいて、ストロボパルス信号に対する発振トランスの一
次側での消費電流、同発振トランスの二次側での電流の
一例を示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…電源 13…発振トランス 26…ストロボ放電管 29…メインコンデンサ 34…チャージ信号発生回路 35…ストロボパルス信号発生回路 36…充電電圧検出回路 101…CPU 102…発振回路 103…トリガー回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光発光管を発光させるための電荷を蓄
    積する主コンデンサと、該主コンデンサを充電するため
    に自己の二次側がこの主コンデンサに接続されたトラン
    スと、該トランスの一次側にパルス電圧を供給してこの
    トランスを励磁するための励磁パルス発生回路と、を備
    えてなるストロボ装置であって、 上記主コンデンサの充電電圧を検出する充電電圧検出手
    段を設け、上記励磁パルス発生回路は、該充電電圧検出
    手段による検出値が所定値未満であるときには該検出値
    が所定値以上であるときとの相対において自己の出力パ
    ルスのパルス幅を狭めたものとし又はパルス周期を伸長
    したものとするように出力パルスの生成を制御するよう
    に構成されたものであることを特徴とするストロボ装
    置。
  2. 【請求項2】 閃光発光管を発光させるための電荷を蓄
    積する主コンデンサと、該主コンデンサを充電するため
    に自己の二次側がこの主コンデンサに接続されたトラン
    スと、該トランスの一次側にパルス電圧を供給してこの
    トランスを励磁するための励磁パルス発生回路と、を備
    えてなるストロボ装置であって、 上記励磁パルス発生回路は、出力パルスの発生の当初か
    ら所定期間経過しないうちは該所定時間の経過後との相
    対において自己の出力パルスのパルス幅を狭めたものと
    し又はパルス周期を伸長したものとするように出力パル
    スの生成を制御するように構成されたものであることを
    特徴とするストロボ装置。
JP24448297A 1997-09-09 1997-09-09 ストロボ装置 Withdrawn JPH1184484A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7859229B2 (en) 2005-03-29 2010-12-28 Panasonic Photo & Lighting Co., Ltd. Discharge device

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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