JPH1187083A - ストロボ装置 - Google Patents

ストロボ装置

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JPH1187083A
JPH1187083A JP24448197A JP24448197A JPH1187083A JP H1187083 A JPH1187083 A JP H1187083A JP 24448197 A JP24448197 A JP 24448197A JP 24448197 A JP24448197 A JP 24448197A JP H1187083 A JPH1187083 A JP H1187083A
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JP
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pulse
voltage
power supply
charging
main capacitor
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JP24448197A
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Yoshinao Shimada
義尚 島田
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Olympus Optical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】他励フライバック方式でメインコンデンサ充電
用トランスを発振する際の突入電流を抑制しつつ、メイ
ンコンデンサの充電時間を短縮するストロボ装置を提供
する。 【解決手段】メインコンデンサ29の充電電圧を検出す
る充電電圧検出回路36による検出値が相対的に高い値
をとるときには、CPU101の制御の下、ストロボパ
ルス信号発生回路35から出力する発振トランス13駆
動用のストロボパルス信号のパルス周期を相対的に短縮
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カメラに適用され
るストロボ装置、特に他励フライバック方式で主コンデ
ンサ充電用トランスを励磁する回路を有するストロボ装
置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、ストロボ内蔵型の電子スチルカメ
ラにおいて、ストロボ充電回路として電流制御の容易性
から他励フライバック方式の充電回路を採用する機種が
発売されるに至っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記他
励フライバック方式の充電回路は、メインコンデンサの
充電電圧を、所定のパルス電圧を印可することで発振す
る巻線電流が急峻な変化を呈する発振トランスにより生
成するが、充電初期で該発振トランスの飽和とそれに伴
う突入電流の発生、消費電流の増大という現象が多かれ
少なかれ起こる。これにより、充電効率を悪化させてい
るとともに、充電パルス信号の設定によっては突入電流
によって当該充電回路を有するシステムが動作不能状態
に陥ってしまう虞があった。
【0004】すなわち、このような他励フライバック方
式の充電回路によると、図8に示すように、メインコン
デンサの充電電圧が0Vから数十Vと低い状態、すなわ
ち充電初期において、充電回路に含まれる発振トランス
に印加されるパルス電圧(図中、ストロボパルス信号と
記す)のオン期間パルス幅が通常充電時におけるパルス
幅t0と同等の場合、以下に示すような現象が生じる。
【0005】すなわち、ストロボパルス信号のオン期間
パルス幅が通常充電時と同等の場合、発振トランスが磁
気飽和を起こし、これに起因した過電流(突入電流)が
一次側に流れることがある(図中、符号A参照)。これ
は、メインコンデンサの充電電圧に対して相対的に上記
パルス幅t0が長いために、二次側電流が一周期内で消
費し終らず(図中、符号B参照)、トランス内にエネル
ギーが蓄積されていくためで、このエネルギー蓄積が続
く間、図に示す如く突入電流が流れる。
【0006】この突入電流により消費電流が増大して電
源電圧の低下を招き、充電回路と電源を共有するシステ
ム内の制御回路が動作不能状態に陥ってしまう虞があっ
た。
【0007】このような不具合を解消する手段として、
図9に示すように、上記パルス電圧のオン期間のパルス
幅tを比較的短い期間に制限することで上記過電流の起
因となる磁気飽和を抑えることができる技術手段が知ら
れている。しかし、このオン期間のパルス幅を短くした
状態で発振トランスの発振を続けると、突入電流は確か
に抑えられるが、充電時間が極めて長くなるという不具
合が新たに生じる。
【0008】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、他励フライバック方式でメインコンデンサ充
電用トランスを発振する際の突入電流を抑制しつつ、メ
インコンデンサの充電時間を短縮するストロボ装置を提
供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明の第1のストロボ装置は、閃光発光管を発光
させるための電荷を蓄積する主コンデンサと、該主コン
デンサを充電するために自己の二次側がこの主コンデン
サに接続されたトランスと、該トランスの一次側にパル
ス電圧を供給してこのトランスを励磁するための励磁パ
ルス発生回路と、を備えてなるストロボ装置であって、
上記主コンデンサの充電電圧を検出する充電電圧検出手
段を設け、上記励磁パルス発生回路は、該充電電圧検出
手段による検出値が相対的に高い値をとるときには自己
の出力パルスのパルス幅を相対的に広くし又はパルス周
期を相対的に短縮したものとするように出力パルスの生
成を制御するように構成されたものであることを特徴と
する。
【0010】上記の目的を達成するために本発明の第2
のストロボ装置は、閃光発光管を発光させるための電荷
を蓄積する主コンデンサと、該主コンデンサを充電する
ために自己の二次側がこの主コンデンサに接続されたト
ランスと、該トランスの一次側にパルス電圧を供給して
このトランスを励磁するための励磁パルス発生回路と、
該励磁パルス発生回路に電源を供給する電源回路を備え
てなるストロボ装置であって、上記電源回路の電源電圧
を検出する電源電圧検出手段を設け、上記励磁パルス発
生回路は、該電源電圧検出手段による検出値が相対的に
低い値をとるときには自己の出力パルスのパルス幅を相
対的に広くし又はパルス周期を相対的に短縮したものと
するように出力パルスの生成を制御するように構成され
たものであることを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明の第1の実施形態であるス
トロボ装置を有するカメラの電気的な構成を該ストロボ
装置を中心に示した電気回路ブロック図である。
【0013】図に示すように、当該カメラは、図示しな
い撮像レンズからの被写体像をCCD42で撮像し適宜
処理する機能を備える、いわゆるデジタルカメラであっ
て、以下に示すストロボ装置を具備する。
【0014】このストロボ装置は、メインコンデンサ2
9に充電された充電電圧により発光するストロボ放電管
26を有する通常の発光機能を備えたストロボ装置であ
って、該ストロボ装置のほか当該カメラの各回路全体の
制御を司るCPU101と、同カメラの各回路に電源電
圧を供給する電源1と、該電源1の電源フィルタ104
と、メインコンデンサ29の充電用パルス電圧を生成す
る、いわゆる他励フライバック方式の構成をなす発振回
路102と、上記ストロボ放電管26と、該ストロボ放
電管26の発光用電圧を充電する上記メインコンデンサ
29と、ストロボ放電管26の発光用トリガー信号を生
成するトリガー回路103と、ストロボ放電管26の発
光制御用素子であるIGBT27と、上記CPU101
の制御の下にそれぞれ上記発振回路102の発振動作を
制御する信号を生成するチャージ信号発生回路34、ス
トロボパルス信号発生回路35と、上記発振回路102
からの充電電圧を検出する充電電圧検出回路36と、上
記電源1の電源電圧を検出する電源電圧検出回路50
と、上記CPU101の制御の下に上記ストロボ放電管
26の発光許可信号を発生する発光許可信号発生回路3
8と、同ストロボ放電管26の発光停止信号を発生する
発光停止信号発生回路40と、で主要部が構成されてい
る。
【0015】なお、当該カメラは、上記ストロボ装置の
ほか、図示しない撮像レンズからの被写体像を撮像する
CCD42と、該CCD42の増幅率を制御するゲイン
コントロールアンプ44と、シャッター速(実効的な露
光時間)を制御するシャッタ速制御回路43と、測光回
路41と、を備えている。
【0016】以下、上記ストロボ装置の構成を説明す
る。
【0017】上記電源1は、ストロボ装置のほか当該カ
メラの各回路に電源電圧を供給する。この電源1の出力
端に接続された上記電源フィルタ104は、コイル2と
コンデンサ3とで構成され、該電源1の出力電圧を平滑
化する。
【0018】上記電源フィルタ104の出力端には上記
発振回路102が接続される。この発振回路102はい
わゆる他励フライバック方式の回路構成をなし、以下の
ように構成される。
【0019】上記電源フィルタ104を介して電源1の
正の端子にはPNPデジタルトランジスタ4のエミッタ
が接続される。該PNPデジタルトランジスタ4のベー
スはNPNトランジスタ30のコレクタと接続され、さ
らに、該トランジスタ30のベースは抵抗33を介して
上記チャージ信号発生回路34の出力端と接続される。
また、NPNトランジスタ30のベースにはNPNデジ
タルトランジスタ32のコレクタが接続されており、同
トランジスタ32のベースにはストロボパルス信号発生
回路35の出力端が接続される。
【0020】このストロボパルス信号発生回路35の出
力端は、一方で、NPNデジタルトランジスタ5のベー
スに接続され、さらにコレクタ抵抗6を介してPNPデ
ジタルトランジスタ4のコレクタと接続される。
【0021】上記NPNデジタルトランジスタ5のコレ
クタと上記コレクタ抵抗6との接続中点には抵抗7およ
び8が接続されており、これらの抵抗を介してそれぞれ
NPNトランジスタ9のベース、NPNトランジスタ1
0のベースと接続されている。
【0022】上記NPNトランジスタ9,10のベース
は、それぞれ抵抗11,12を介してGNDと接続され
ている。また、同NPNトランジスタ9,10のコレク
タは発振トランス13の一次巻線に接続される。
【0023】上記チャージ信号発生回路34、ストロボ
パルス信号発生回路35は、共にCPU101に制御さ
れ、上記発振トランス13の発振動作を制御する。すな
わち、CPU101の制御の下、ストロボパルス信号発
生回路35からのストロボパルス信号により、当該発振
回路102が作動し、発振トランス13の一次側に所定
のパルス電圧、したがってパルス電流が供給される。こ
れにより、該発振トランス13は励磁され発振する。な
お、該動作についての詳細は後述する。
【0024】上記発振回路102の出力端子には、発振
トランス13の2次側の交流出力を整流する整流ダイオ
ード14のアノードが接続されている。このダイオード
14のカソードはリーク防止用ダイオード15を介して
メインコンデンサ29及びストロボ放電管26のそれぞ
れの陽極へ接続されている。
【0025】一方、上記整流ダイオード14のカソード
は抵抗16を介して上記充電電圧検出回路36に接続さ
れる。この充電電圧検出回路36の検出結果はCPU1
01に入力される。
【0026】上記トリガー回路103は、抵抗21、ト
リガーコンデンサ22、トリガコイル23、倍圧コンデ
ンサ24、抵抗25、サイリスタ20、抵抗19、コン
デンサ18、抵抗17、およびCPU101に接続され
たトリガパルス発生回路37が図示の如く接続されて構
成される。そして、CPU101の制御の下、トリガパ
ルス発生回路37からの制御信号によりトリガコイル2
3よりトリガパルスが発生する。
【0027】上記ストロボ放電管26の陰極にはIGB
T27のコレクタが接続され、そのベースには抵抗28
を介して上記発光許可信号発生回路38が、また抵抗3
9を介して発光停止信号発生回路40が接続される。
【0028】また、上記電源フィルタ104の出力端に
は、電源1の電圧を検出する電源電圧検出回路50がコ
ンデンサ3に並列に接続され、常時該電源1の電圧を検
出する。
【0029】上述したように、上記チャージ信号発生回
路34、ストロボパルス信号発生回路35、充電電圧検
出回路36、トリガパルス発生回路37、発光許可信号
発生回路38、発光停止信号発生回路40はCPU10
1に接続され制御される。
【0030】また、上記ゲインコントロールアンプ44
およびシャッタ速制御回路43、測光回路41もCPU
101に接続され、制御される。
【0031】なお、上述の構成において、上記発振回路
102のうち、発振トランス13を除く部分、およびチ
ャージ信号発生回路34、ストロボパルス信号発生回路
35、並びにCPU101の該当する機能部等により、
発振トランス13を励磁するための励磁パルス発生回路
が構成される。
【0032】以上のように構成された本第1の実施形態
のストロボ装置における充電動作を図2ないし図4を参
照して説明する。
【0033】上記CPU101に制御され、チャージ信
号発生回路34およびストロボパルス信号発生回路35
よりそれぞれ所定のチャージ信号、ストロボパルス信号
が出力されると、上記トランジスタ4,5,9,10,
30,32、抵抗6,7,8,11,12,31が作動
し、発振トランス13が発振する。
【0034】すなわち、上記CPU101の制御の下、
上記チャージ信号発生回路34から“H”レベルのチャ
ージ信号が出力されているときに、ストロボパルス信号
発生回路35からローアクティブのストロボパルス信号
が出力されると、当該発振回路102の各回路が作動
し、発振トランス13の一次側に所定のパルス電圧が供
給される。このパルス電圧、したがってパルス電流によ
り該発振トランス13が励磁され発振する。
【0035】そして、発振トランス13の発振により生
じる二次側の高電圧出力によって整流ダイオード14お
よびダイオード15を介してメインコンデンサ29への
充電がなされる。
【0036】また、上記ストロボパルス信号発生回路3
5からのストロボパルス信号のパルス幅を制御すること
で、発振トランス13に印可する上記パルス電圧を制御
でき、結果メインコンデンサ29への充電量を制御する
ことができる。
【0037】一方、上記したように上記整流ダイオード
14のカソードには抵抗16を介して充電電圧検出回路
36が接続されており、メインコンデンサ29の充電電
圧を検出する。
【0038】ところで、本実施形態の如く、他励フライ
バック方式の発振回路によると、メインコンデンサ29
の充電電圧が0Vから数十Vと低い状態、すなわち、充
電初期においては、上述したように、発振トランス13
の発振制御如何によっては発振トランス13が磁気飽和
をおこし、これに起因した突入電流が一次側に流れる。
【0039】また、上述したように、上記パルス電圧の
オン期間の幅を比較的短い期間に制限することで上記突
入電流の起因となる磁気飽和を抑えることができるが、
このオン期間の幅を短くした状態で発振トランス13の
発振を続けると、充電時間が長くなり極めて非効率的で
ある。
【0040】一方、発振トランス13の二次側電流の減
衰時間に着目すると、メインコンデンサ29の充電電圧
が上昇するにつれて該二次側電流の減衰時間は短くなる
ことがわかっている。
【0041】本第1の実施形態のストロボ装置はかかる
点に鑑みてなされており、メインコンデンサ29の充電
電圧に基づいて、たとえば該充電電圧の上昇に伴って、
上記パルス電圧の発生周期を漸減する等、発振トランス
13の発振動作を制御することで、上記突入電流を抑制
しつつメインコンデンサの充電時間を短縮するストロボ
装置を提供することを特徴とする。
【0042】以下、図2ないし図4を参照して、本第1
の実施形態における発振トランス13の発振動作制御に
ついて説明する。
【0043】図2ないし図4は、共に、上記ストロボパ
ルス信号発生回路35の出力信号であるストロボパルス
信号に対する、発振トランス13の一次側での消費電
流、同発振トランス13の二次側での電流を示したタイ
ミングチャートであり、図2は、メインコンデンサ29
の充電電圧が第1の所定電圧より低いとき、図3は、同
メインコンデンサ29の充電電圧が第1の所定電圧より
高く第2の所定電圧より低いとき、図4は、メインコン
デンサ29の充電電圧が第2の所定電圧より高いときの
状態をそれぞれ示している。
【0044】上記充電電圧検出回路36での検出結果に
より、メインコンデンサ29の充電電圧VMCが第1の所
定電圧Avより低いときは(低充電電圧時)、図2に示
す如くストロボパルス信号発生回路35からのストロボ
パルス信号のオン期間パルス幅は、発振トランス13の
仕様に応じた許容値内の幅、すなわち、発振トランス1
3が磁気飽和を生じない範囲で最大の電流が流れるパル
ス幅taに設定する。また、このときのストロボパルス
信号のパルス周期を一周期t1とする。この一周期t1
のパルス周期は、少なくとも発振トランス13の二次側
電流が次にストロボパルス信号がオンした際には“0”
になっていることを条件に設定される。
【0045】一方、メインコンデンサ29の充電が進
み、充電電圧検出回路36からの検出結果により、メイ
ンコンデンサ29の充電電圧VMCが上記第1の所定電圧
Av以上に達し、かつ第2の所定電圧Bvより低いとき
は(中充電電圧時)、図3に示す如くストロボパルス信
号発生回路35からのストロボパルス信号のパルス周期
は、その一周期が上記t1より短いt2に設定される。
【0046】上述したように、発振トランス13の二次
側電流の減衰時間は、メインコンデンサ29の充電電圧
が上昇するにつれて短くなるので、充電電圧が上昇した
該中充電電圧時の段階では、二次側電流の減衰時間は図
2に示す低充電電圧時よりも短くなっている。したがっ
て、突入電流の生じない範囲でストロボパルス信号のパ
ルス周期もより短くすることができる。
【0047】上記一周期t2のパルス周期も、上記同
様、少なくとも発振トランス13の二次側電流が次にス
トロボパルス信号がオンした際には“0”になっている
ことを条件に設定される。
【0048】この後、メインコンデンサ29の充電がさ
らに進み、充電電圧検出回路36からの検出結果によ
り、メインコンデンサ29の充電電圧VMCが上記第2の
所定電圧Bv以上に達したときは(高充電電圧時)、図
4に示す如くストロボパルス信号発生回路35からのス
トロボパルス信号のパルス周期は、その一周期が上記t
2よりさらに短いt3に設定される。
【0049】この一周期t3のパルス周期も、上記同
様、少なくとも発振トランス13の二次側電流が次にス
トロボパルス信号がオンした際には“0”になっている
ことを条件に設定される。
【0050】なお、本例においては、メインコンデンサ
29の充電電圧の高低に拘わらずストロボパルス信号の
オン期間パルス幅taは発振トランス13の仕様により
許容される最大限の電流に依存する値で一定とする。
【0051】このように、本第1の実施形態におけるス
トロボ装置によると、メインコンデンサ29の充電電圧
が所定電圧より低いときは、ストロボパルス信号発生回
路35からのストロボパルス信号のオン期間のパルス
幅、パルス周期を発振トランス13の仕様に応じた許容
値内に設定し、該発振トランス13の磁気飽和を抑え、
また、メインコンデンサ29の充電電圧が相対的に高く
なったときは同ストロボパルス信号のオン期間のパルス
幅はそのままにパルス周期を相対的に短くして充電時間
を短縮する。
【0052】なお、上記充電電圧が相対的に高くなるに
したがって、該パルス幅を漸増させてもよく、またこれ
と共に上述のようにパルス周期を漸減させるように構成
しても良い。
【0053】これにより、突入電流を抑制しつつ、充電
時間を短縮できる。
【0054】なお、本第1の実施形態においては、上記
ストロボパルス信号のパルス周期の設定は、メインコン
デンサ29の充電電圧と所定のしきい値とを比較するこ
とで設定したが、これに限らず、メインコンデンサ29
の充電電圧に基づいて決まる適性値になるように連続的
に変化させてもよい。この場合、より効率の良い充電を
行い得る。
【0055】次に、本発明の第2の実施形態のストロボ
装置について説明する。
【0056】この第2の実施形態は、基本的な構成は上
記第1の実施形態と同様であるが、上記発振トランス1
3の発振制御を電源電圧検出回路50により検出される
電源1の電源電圧に基づいて行っている点のみが異なっ
ている。したがって、ここでは差異のみの言及にとど
め、構成等同様部分の説明は省略する。
【0057】上記第1の実施形態は、メインコンデンサ
29の充電電圧に基づいて発振トランス13の発振動作
を制御することで、上記突入電流を抑制しつつ充電時間
の短縮を実現したが、本第2の実施形態のストロボ装置
は、電源1の電源電圧に基づいて発振トランス13の発
振動作を制御し、上記突入電流を抑制しつつ充電効率を
最適化し、結果、充電時間の短縮を実現することを特徴
とする。
【0058】以下、図5ないし図7を参照して、本第2
の実施形態における発振トランス13の発振動作制御に
ついて説明する。
【0059】図5ないし図7は、共に、本第2の実施形
態におけるストロボパルス信号発生回路35の出力信号
であるストロボパルス信号に対する、発振トランス13
の一次側での消費電流、同発振トランス13の二次側で
の電流を示したタイミングチャートであり、図5は、電
源1の電源電圧が第1の所定電圧より高いとき、図6
は、同電源1の電源電圧が第1の所定電圧より低く第2
の所定電圧より高いとき、図7は、電源1の電源電圧が
第2の所定電圧より低いときの状態をそれぞれ示してい
る。
【0060】ところで、発振トランス13の一次側の消
費電流は、ストロボパルス信号発生回路35のストロボ
パルス信号のオン期間のパルス幅が一定の場合、電源電
圧の低下に伴って減少するため供給電力が減り、結果と
して充電時間が長くなる。
【0061】本第2の実施形態のストロボ装置はかかる
事情に鑑み、電源1の電源電圧の高低に応じて上記スト
ロボパルス信号のパルス幅を制御して、最適な充電効率
を為し得ることを特徴とする。
【0062】すなわち、本第2の実施形態のストロボ装
置は、電源1の電源電圧の高低に基づいて、ストロボパ
ルス信号発生回路35からのストロボパルス信号のオン
期間パルス幅を変化させることで充電特性を制御する。
【0063】上記電源電圧検出回路50での検出結果に
より、電源1の電源電圧が第1の所定電圧より高いとき
は(高電源電圧)、図5に示す如くストロボパルス信号
発生回路35からのストロボパルス信号のオン期間パル
ス幅は、発振トランス13の仕様に応じた許容値内の
幅、すなわち、発振トランス13が磁気飽和を生じない
範囲で最大の消費電流(Imax)が流れるパルス幅t
bに設定する。このパルス幅は、少なくとも発振トラン
ス13の二次側電流が次にストロボパルス信号がオンし
た際には“0”になっていることを条件に設定される。
【0064】これにより、高電源電圧における充電効率
が最適化される。
【0065】一方、電源1の電源電圧が上記図5に示す
状態より低下し、電源電圧検出回路50からの検出結果
により、該電源1の電源電圧が上記第1の所定電圧以下
になると(中電源電圧時)、図6に示す如くストロボパ
ルス信号発生回路35からのストロボパルス信号のオン
期間パルス幅は、該電源電圧に対応する最大の消費電流
(Imax)が流れるtcに設定される。また、このパ
ルス幅も、少なくとも発振トランス13の二次側電流が
次にストロボパルス信号がオンした際には“0”になっ
ていることを条件に設定される。
【0066】発振トランス13の一次側の消費電流は、
電源電圧の低下に伴って一次側消費電流の変化の微分係
数が小さくなる。したがって、パルス周期と電源電圧と
に対応する最大の消費電流(Imax)が流れるまで、
ストロボパルス信号のオン期間パルス幅を広げることが
充電効率上望ましい。
【0067】この後、電源1の電源電圧の低下がさらに
進み、電源電圧検出回路50からの検出結果により、該
電源1の電源電圧が上記第2の所定電圧以下になると
(低電源電圧時)、図7に示す如くストロボパルス信号
発生回路35からのストロボパルス信号のオン期間パル
ス幅は、該電源電圧に対応する最大の消費電流(Ima
x)が流れるtdに設定される。なお、このパルス幅
も、少なくとも発振トランス13の二次側電流が次にス
トロボパルス信号がオンした際には“0”になることを
条件に設定される。
【0068】このように、本第2の実施形態におけるス
トロボ装置によると、電源1の電源電圧が所定電圧より
高いときは、ストロボパルス信号発生回路35からのス
トロボパルス信号のオン期間のパルス幅、パルス周期
を、発振トランス13の仕様に応じて、該発振トランス
13の磁気飽和を抑えつつ充電効率が最適になる値に設
定し、また、電源1の電源電圧が相対的に低くなったと
きは同ストロボパルス信号のオン期間のパルス幅を相対
的に長くして、充電効率を最適化し充電時間を短縮す
る。
【0069】なお、上述のようにしてパルス幅を相対的
に長くするに替えて、またはこれと共に、パルス周期を
漸減させるように構成しても良い。
【0070】これにより、突入電流を抑制しつつ充電効
率を最適化でき、結果、充電時間を短縮することができ
る。
【0071】なお、本第2の実施形態においては、上記
ストロボパルス信号のオン期間パルス幅の設定は、電源
1の電源電圧と所定のしきい値とを比較することで設定
したが、これに限らず、電源1の電源電圧に基づいて決
まる適性値になるように連続的に変化させてもよい。こ
の場合、より効率の良い充電を行い得え、より充電時間
を短縮することができる。
【0072】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、他
励フライバック方式でメインコンデンサ充電用トランス
を発振する際の突入電流を抑制しつつ、メインコンデン
サの充電時間を短縮するストロボ装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態であるストロボ装置を
有するカメラの電気的な構成を該ストロボ装置を中心に
示した電気回路ブロック図である。
【図2】上記第1の実施形態のストロボ装置において、
メインコンデンサの充電電圧が第1の所定電圧より低い
ときにおける、ストロボパルス信号発生回路の出力信号
であるストロボパルス信号に対する発振トランスの一次
側での消費電流、同発振トランスの二次側での電流を示
したタイミングチャートである。
【図3】上記第1の実施形態のストロボ装置において、
メインコンデンサの充電電圧が第1の所定電圧より高く
第2の所低電圧より低いときにおける、ストロボパルス
信号発生回路の出力信号であるストロボパルス信号に対
する発振トランスの一次側での消費電流、同発振トラン
スの二次側での電流を示したタイミングチャートであ
る。
【図4】上記第1の実施形態のストロボ装置において、
メインコンデンサの充電電圧が第2の所定電圧より高い
ときにおける、ストロボパルス信号発生回路の出力信号
であるストロボパルス信号に対する発振トランスの一次
側での消費電流、同発振トランスの二次側での電流を示
したタイミングチャートである。
【図5】本発明の第2の実施形態のストロボ装置におい
て、電源1の電源電圧が第1の所定電圧より高いときに
おける、ストロボパルス信号発生回路の出力信号である
ストロボパルス信号に対する発振トランスの一次側での
消費電流、同発振トランスの二次側での電流を示したタ
イミングチャートである。
【図6】上記第2の実施形態のストロボ装置において、
電源1の電源電圧が第1の所定電圧より低く第2の所定
電圧より高いときにおける、ストロボパルス信号発生回
路の出力信号であるストロボパルス信号に対する発振ト
ランスの一次側での消費電流、同発振トランスの二次側
での電流を示したタイミングチャートである。
【図7】上記第2の実施形態のストロボ装置において、
電源1の電源電圧が第2の所定電圧より低いときにおけ
る、ストロボパルス信号発生回路の出力信号であるスト
ロボパルス信号に対する発振トランスの一次側での消費
電流、同発振トランスの二次側での電流を示したタイミ
ングチャートである。
【図8】従来のストロボ装置において、メインコンデン
サの充電電圧が低いときにおける、ストロボパルス信号
に対する発振トランスの一次側での消費電流、同発振ト
ランスの二次側での電流の一例を示したタイミングチャ
ートである。
【図9】従来の過電流防止対策を施したストロボ装置に
おいて、ストロボパルス信号に対する発振トランスの一
次側での消費電流、同発振トランスの二次側での電流の
一例を示したタイミングチャートである。
【符号の説明】
1…電源 13…発振トランス 26…ストロボ放電管 29…メインコンデンサ 34…チャージ信号発生回路 35…ストロボパルス信号発生回路 36…充電電圧検出回路 50…電源電圧検出回路 101…CPU 102…発振回路 103…トリガー回路

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 閃光発光管を発光させるための電荷を蓄
    積する主コンデンサと、該主コンデンサを充電するため
    に自己の二次側がこの主コンデンサに接続されたトラン
    スと、該トランスの一次側にパルス電圧を供給してこの
    トランスを励磁するための励磁パルス発生回路と、を備
    えてなるストロボ装置であって、 上記主コンデンサの充電電圧を検出する充電電圧検出手
    段を設け、上記励磁パルス発生回路は、該充電電圧検出
    手段による検出値が相対的に高い値をとるときには自己
    の出力パルスのパルス幅を相対的に広くし又はパルス周
    期を相対的に短縮したものとするように出力パルスの生
    成を制御するように構成されたものであることを特徴と
    するストロボ装置。
  2. 【請求項2】 閃光発光管を発光させるための電荷を蓄
    積する主コンデンサと、該主コンデンサを充電するため
    に自己の二次側がこの主コンデンサに接続されたトラン
    スと、該トランスの一次側にパルス電圧を供給してこの
    トランスを励磁するための励磁パルス発生回路と、該励
    磁パルス発生回路に電源を供給する電源回路を備えてな
    るストロボ装置であって、 上記電源回路の電源電圧を検出する電源電圧検出手段を
    設け、上記励磁パルス発生回路は、該電源電圧検出手段
    による検出値が相対的に低い値をとるときには自己の出
    力パルスのパルス幅を相対的に広くし又はパルス周期を
    相対的に短縮したものとするように出力パルスの生成を
    制御するように構成されたものであることを特徴とする
    ストロボ装置。
JP24448197A 1997-09-09 1997-09-09 ストロボ装置 Withdrawn JPH1187083A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100351436B1 (ko) * 2000-09-08 2002-09-05 조일조명공업 주식회사 고압 방전등용 전자식 안정기
KR100714379B1 (ko) 2006-12-05 2007-05-04 (주) 한사 램프 점등 제어방법 및 이를 이용한 램프용 전자식 안정기

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KR100351436B1 (ko) * 2000-09-08 2002-09-05 조일조명공업 주식회사 고압 방전등용 전자식 안정기
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