JPH1182697A - バックラッシ調整機構付き遊星歯車装置 - Google Patents

バックラッシ調整機構付き遊星歯車装置

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JPH1182697A
JPH1182697A JP9243733A JP24373397A JPH1182697A JP H1182697 A JPH1182697 A JP H1182697A JP 9243733 A JP9243733 A JP 9243733A JP 24373397 A JP24373397 A JP 24373397A JP H1182697 A JPH1182697 A JP H1182697A
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planetary
carrier
planetary gear
backlash
carrier piece
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Michio Shirokoshi
教夫 城越
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 二分割型キャリアによりバックラッシ調整を
行う遊星歯車装置において、一方の側からバックラッシ
調整を円滑に行うことができ、且つ、キャリア片相互の
芯ずれが発生することの無いようにする。 【解決手段】 遊星歯車装置1の後段遊星歯車機構30
では、出力側の端に位置するキャリア片39の外側端面
39cの側から、各キャリア38、39に固定されてい
る遊星軸71〜74の軸孔81〜84を直接臨むことが
でき、これらの軸孔を利用して双方のキャリア片38、
39を把持して相対的にねじることができる。よって、
バックラッシ調整作業を支障なく簡単に行うことができ
る。キャリア片38、39は、その外周のベアリング受
け面38b、39bに嵌めた共通のボールベアリング4
0を介して装置ケーシング2によって回転自在に支持さ
れている。バックラッシ調整のために双方のキャリア片
38、39を相対的にねじっても芯ずれが起きることが
少ないので、組み付け精度が低下することもない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、二分割型のキャリ
アを相対回転させることにより遊星歯車と太陽歯車およ
び内歯歯車との間のバックラッシ調整を行うことのでき
るバックラッシ調整機能付き遊星歯車装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】遊星歯車装置においては、その他の歯車
装置と同様に、加工誤差、組立誤差及び運転時の熱膨張
等による歯と歯の競り合いを考慮してバックラッシが設
けられている。このために、入力側歯車および出力側歯
車は、固定された相手側の歯車に対してバックラッシ分
の遊びを持つことになる。
【0003】このバックラッシを調整あるいは除去する
ために、各種の方法が提案されている。そのうちの一つ
の方法では、遊星歯車が支持されているキャリアを二分
割型とし、円周方向に隣接配置される遊星歯車を別のキ
ャリア片にそれぞれ固定し、双方のキャリア片を相対的
に回転させることにより、隣合う遊星歯車同士が互いに
相手のバックラッシ分の遊びを規制し合うような噛み合
い状態を形成するようにしている。
【0004】この方法を適用した遊星歯車装置は、本願
人によって出願された実開平2−38551号公報、特
開平2−283939号公報に開示されている。これら
の公報に開示されているキャリア相対回転型のバックラ
ッシ除去原理の概要を説明する。
【0005】図5および図6(A)に示すように、遊星
歯車装置200は、円筒状のケーシング202の内側
に、それぞれボールベアリング203、204を介して
回転自在に支持された円板状の第1および第2のキャリ
ア片205、206を備え、これらの間に4個の遊星歯
車211〜214が挟まれた構成となっている。第1の
キャリア片205には、4個の遊星歯車211〜214
のうち、直径方向に位置する2個の遊星歯車211、2
13の遊星軸221、223が締結ボルト231、23
3によって固着され、これらを介して遊星歯車211、
213が回転自在に支持されている。他方の第2のキャ
リア片206には、残りの2個の遊星歯車212、21
4の遊星軸222、224が締結ボルト232、234
によって固着され、これらを介して遊星歯車212、2
14が回転自在に支持されている。
【0006】第1のキャリア片205に固着された遊星
軸221、223は、第2のキャリア片2066に対し
ては装置軸線200aを中心として円周方向に僅かに相
対移動可能となっており、逆に、第2のキャリア片20
6に固着された遊星軸222、224は、第1のキャリ
ア片205に対しては装置軸線200aを中心として円
周方向に僅かに相対移動可能となっている。
【0007】ここで、図6(A)に示すように、太陽歯
車(入力要素)207に対して遊星軸221〜224
(出力要素)のバックラッシが時計回り方向に発生して
いるものとする。この状態において、双方のキャリア片
205、206を円周方向に逆向きにねじると、各遊星
軸221〜224の相対位置は図6(B)の噛み合い状
態になるまで移動させることができる。この状態で2つ
のキャリア片205、206を締結ボルト231〜23
4で締結することにより、バックラッシが除去された状
態を形成できる。すなわち、この状態では、遊星軸22
1〜224の時計方向の遊びは、遊星歯車212、21
4によって逆歯面で押さえられた状態となり、バックラ
ッシが除去される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように構成されて
いる遊星歯車装置1において、バックラッシ調整のため
に、例えば、キャリア片206の側から、キャリア片2
05、206を相対回転させる場合には、締結ボルト2
34を締めつけずに、反対側に位置するキャリア片20
5を回転しないように把持してキャリア片206をねじ
る必要がある。この場合には、軸方向の両側(入力側、
出力側)から力を作用させなければならず、遊星歯車装
置をモータ等に取り付けた後では、この作業は不可能と
なる。
【0009】また、キャリア片205はボールベアリン
グ203を介して支持され、キャリア片206は異なる
ボールベアリング204を介して支持されているので、
双方のキャリア片205、206を相対回転させた場合
に、相互のキャリア片の間に相対芯ずれが発生しやす
く、高精度の組み付けができないという問題点もある。
【0010】本発明の課題は、このような弊害を解消可
能なバッラッシ調整機構付き遊星歯車装置を提案するこ
とにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
めに、本発明は、第1の遊星歯車を回転自在に支持した
第1のキャリア片と、第2の遊星歯車を回転自在に支持
した第2のキャリア片とを有し、前記第1および第2の
キャリア片を相対的に回転させて前記第1および第2の
遊星歯車のそれぞれの太陽歯車および内歯車に対するバ
ックラッシ調整を行い、バックラッシ調整を行なわれた
状態で当該第1および第2のキャリア片を締結ボルトに
よって相互に締結固定したバックラッシ調整機構付き遊
星歯車装置において、次の構成を採用している。
【0012】すなわち、前記第1および第2のキャリア
片を装置軸線の方向に隣接配置する。また、前記第1の
遊星歯車の遊星軸および前記第2の遊星歯車の遊星軸
を、前記第2のキャリア片の外側端面の側から、これら
第1および第2のキャリア片の双方を貫通した状態に配
置すると共に、前記第1の遊星歯車の遊星軸は前記第2
のキャリアに対しては遊びのある状態で貫通させ、前記
第2の遊星歯車の遊星軸は前記第1のキャリア片に対し
ては遊びのある状態で貫通させてある。
【0013】このように構成した本発明の遊星歯車装置
では、第2のキャリア片の外側端面には、第1および第
2の遊星歯車の遊星軸を挿入するための貫通孔が開口し
ている。従って、締結ボルトを取り付ける前の状態で
は、これらの開口からは、各遊星歯車の遊星軸の軸孔を
直接に臨むことができる。よって、第2のキャリア片の
外側端面の側から、第1の遊星歯車の遊星軸の軸孔に嵌
まる治具を用いて、当該遊星軸を固定すると共に、第2
の遊星歯車の遊星軸の軸孔に嵌まる治具を用いて当該遊
星軸を装置軸線1aの回りにねじることにより、双方の
遊星歯車のバックラッシ調整を行うことができる。
【0014】従って、従来のバックラッシ調整機構の場
合とは異なり、片方向のみからの作業となるので、遊星
歯車装置をモータに取り付けた後でも作業は可能であ
る。
【0015】次に、本発明では、上記の構成に加えて、
前記第1および第2のキャリア片を、装置ケーシングの
内周面に対して共通のボールベアリングを介して回転自
在に支持し、当該ボールベアリングの内輪を、前記第1
および第2のキャリア片の外周面に形成したベアリング
受け面に嵌め込むようにしている。
【0016】この構成の遊星歯車装置では、双方のキャ
リア片が共通のボールベアリングを介して装置ケーシン
グの側に回転自在に支持されている。従って、バックラ
ッシ調整のために、これらのキャリア片をねじったとし
ても、相互に芯ずれが発生するおそれが、従来に比べて
格段に少ない。よって、従来におけるバックラッシ調整
によって双方のキャリア片の間に芯ずれが発生して組み
付け精度が低下してしまうという弊害を回避できる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明を
適用したバックラッシ調整機構付き遊星歯車装置を説明
する。
【0018】図1は本例のバックラッシ調整機構付き遊
星歯車装置を出力側から見た部分端面図であり、図2は
そのZ−O−X線に沿って切断した場合の断面図であ
り、図3は、そのX−O線に沿って切断した場合の部分
断面図である。
【0019】本例の遊星歯車装置1は3段からなる減速
装置であり、その最終段である後段遊星歯車装置に対し
て本発明のバックラッシ調整機構が適用されている。詳
細に説明すると、遊星歯車装置1は、前段遊星歯車機構
10と、中段遊星歯車機構20と、後段遊星歯車機構3
0から構成されている。後段遊星歯車機構30は、円筒
状の装置ケーシング2の内周面にインサートピン31に
よって固着された後段内歯車32と、この内側に配置さ
れた4個の第1〜第4の後段遊星歯車41〜44(図に
おいては遊星歯車41、42、44のみを示す。)と、
これらの遊星歯車の中心に配置されたピニオン軸37の
外周面に形成した後段太陽歯車45と、後段遊星歯車4
1〜44を支持している二分割型のキャリア片38、3
9とを備えている。
【0020】二分割型のキャリア片38、39は、装置
ケーシング2の出力側の端部において装置軸線1aの方
向に隣接配置された円板状のキャリア片であり、外側の
キャリア片39の中心には円形開口39aが形成されて
いる。これらのキャリア片38、39の外周面には、ベ
アリング受け面38b、39bが共通インローとして形
成されており、ここに嵌め込まれたボールベアリング4
0を介して、これらのキャリア片38、39は装置ケー
シング2によって回転自在の状態で支持されている。
【0021】また、各キャリア片38、39には、円周
方向に90度間隔で4個の貫通孔51〜54および61
〜64(図においては、貫通孔51、52、54および
61、62、64のみを示す。)が対応する位置に形成
されている。これらの貫通孔51〜54および61〜6
4には、キャリア片39の外側端面39cの側から、後
段遊星歯車31〜34の遊星軸71〜74(図において
は遊星軸71、72のみを示す。)が挿入されている。
また、各遊星軸71〜74の中心を貫通している軸孔8
1〜84(図においては軸孔81、82、84のみを示
す。)には締結ボルト91〜94(図においては締結ボ
ルト91、92、94のみを示す。)が装着されてい
る。
【0022】ここで、第1のキャリア片38に開けた第
1および第3の貫通孔51、53は、遊星軸71、73
が遊びのある状態(隙間のある状態)で貫通する内径寸
法とされ、第2および第4の貫通孔52、54は遊星軸
72、74が丁度嵌まり込む寸法とされている。これに
対して、第2のキャリア片39においては、逆に、第2
および第4の貫通孔62、64は、遊星軸72、74が
遊びのある状態(隙間のある状態)で貫通する内径寸法
とされ、第1および第3の貫通孔61、63は遊星軸7
1、73が丁度嵌まり込む寸法とされている。
【0023】各遊星軸71〜74は、第1のキャリア片
38の端面から突出しており、その外周にニードルベア
リング等の遊星軸受け41a〜44a(図においては遊
星軸受け41a、42a、44aのみを示す。)を介し
て第1〜第4の遊星歯車41〜44が回転自在に支持さ
れている。遊星軸71〜74の端面には中段遊星歯車機
構20の内歯車21および前段遊星歯車機構10の内歯
車11が内周面に形成されている円筒状部材22の環状
フランジ23が同軸状態に取り付けられいる。この環状
フランジ23は、遊星軸71〜74から突出している各
締結ボルト91〜94によって遊星軸の側に締結固定さ
れている。
【0024】一方、二分割型のキャリア片38、39
は、図3に示すように、締結ボルト91〜94の貫通孔
51〜54、61〜64に対して45度オフセットした
角度位置において同心円状に配置した4個のボルト孔1
01〜104および111〜114(図においては、ボ
ルト孔101、104、111、114のみを示す。)
がそれぞれ形成されている。これらのボルト孔101〜
104、111〜114に締結固定した締結ボルト12
1〜124(図においては、締結ボルト121、124
のみを示す。)によって、キャリア片38、39は、環
状フランジ23の側に締結固定されている。
【0025】なお、装置ケーシング2の中心に配置され
ているピニオン軸37は、その端面がスラストボール4
6によって回転自在の状態でキャリア片38によって支
持されて、反対側の部分においては、中段遊星歯車機構
20の内歯車21に対峙する外周面に中段太陽歯車24
が形成され、この中段太陽歯車22は当該ピニオン軸3
7の外周に固着した中段キャリア25によって回転自在
に支持されている中段遊星歯車26に噛み合っている。
中段遊星歯車26は中段内歯車21に噛み合っている。
【0026】一方、ピニオン軸37の先端には円板状の
前段キャリア12が固着され、この前段キャリア12に
回転自在に支持されている前段遊星歯車13は、その外
側において前段内歯車11に噛み合い、その内側におい
ては、入力側の軸(図示せず)に連結可能な入力ピニオ
ン軸14の外周面に形成した前段太陽歯車14に噛み合
っている。
【0027】前段遊星歯車機構10の側の装置ケーシン
グ2の開口は、中心開口が形成されているエンドカバー
3によって封鎖されている。
【0028】このように構成した本例の遊星歯車装置1
においては、次のようにして後段遊星歯車機構30にお
けるバックラッシ調整を行うことができる。まず、遊星
軸71〜74から締結ボルト91〜94を外す。次に、
キャリア片39の外側端面39cの側に開口している各
遊星軸71〜74の軸孔81〜84に治具を取り付け
て、第1および第2のキャリア片38、39を装置軸線
1aを中心として相対的にねじる。
【0029】この作業のためには、例えば、図4に示す
ように、第1および第3の遊星歯車41、43の遊星軸
71、73の軸孔81、83に差し込み可能なピン13
1、133を備えた腕135と、第2および第4の遊星
歯車42、44の遊星軸72、74の軸孔82、84に
差し込み可能なピン132、134を備えた腕136と
を有し、これらの腕135、136を逆向きに旋回可能
となった治具140を用いればよい。
【0030】第1および第2のキャリア片38、39を
相対的にねじることにより、バックラッシを調整した後
は、4本の締結ボルト121〜124を先に締めつける
ことにより、バックラッシが除去された状態のままでこ
れらのキャリア片38、39を締結固定する。しかる後
に、各遊星軸の軸孔81〜84に締結ボルト91〜94
を締結する。
【0031】
【発明の効果】以上説明したように、本発明では、二分
割型のキャリアを備えた遊星歯車装置において、一方の
キャリア片の外側端面の側から、各遊星歯車の遊星軸の
軸孔を直接に臨むことができるように構成してある。従
って、一方の側から、双方のキャリア片を把持して相対
的に回転させてバックラッシ調整を行うことができる。
よって、従来のように締結ボルトを介して反対側に位置
しているキャリア片を把持して固定する必要がないの
で、バックラッシ調整のためのキャリア片の相対回転作
業を一方の側から支障なく行うことができる。
【0032】また、本発明の遊星歯車装置では、双方の
キャリア片は、その外周に形成したベアリング受け面に
嵌めた共通のボールベアリングを介して装置ケーシング
の側に回転自在の状態で支持されている。従って、双方
のキャリア片を相対回転させたときに芯ずれが発生する
ことがない。よって、従来のように別個のボールベアリ
ングによって支持されたキャリア片を相対回転させるこ
とに起因する芯ずれにより組み付け精度が低下するとい
う弊害を回避できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用したバックラッシ調整機構付き遊
星歯車装置を出力側から見た部分端面図である。
【図2】図1のZ−O−X線に沿って切断した場合の断
面図である。
【図3】図1のX−O線に沿って切断した場合の部分断
面図である。
【図4】バックラッシ調整に適した治具の例を示す説明
図である。
【図5】二分割型キャリアを備えた遊星歯車装置を示す
断面図である。
【図6】図5の遊星歯車装置におけるバックラッシ除去
原理を示す説明図である。
【符号の説明】
1 遊星歯車装置 2 装置ケーシング 10 前段遊星歯車機構 20 中段遊星歯車機構 30 後段遊星歯車機構 32 後段内歯車 38 第1のキャリア片 38b ベアリング受け面 39 第2のキャリア片 39b ベアリング受け面 39c 第2のキャリア片の外側端面(出力側) 40 ボールベアリング 41〜44 後段遊星歯車 51〜54 第1のキャリア片に開けた貫通孔 61〜64 第2のキャリア片に開けた貫通孔 71〜74 遊星軸 81〜84 遊星軸の軸孔 91〜94 遊星軸の締結ボルト 101〜104、111〜114 ボルト孔 121〜124 締結ボルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の遊星歯車を回転自在に支持した第
    1のキャリア片と、第2の遊星歯車を回転自在に支持し
    た第2のキャリア片とを有し、前記第1および第2のキ
    ャリア片を相対的に回転させて前記第1および第2の遊
    星歯車のそれぞれの太陽歯車および内歯車に対するバッ
    クラッシ調整を行い、バックラッシ調整を行なわれた状
    態で当該第1および第2のキャリア片を締結ボルトによ
    って相互に締結固定したバックラッシ調整機構付き遊星
    歯車装置において、 前記第1および第2のキャリア片を、装置軸線の方向に
    隣接配置し、 前記第1の遊星歯車の遊星軸および前記第2の遊星歯車
    の遊星軸を、前記第2のキャリア片の外側端面の側か
    ら、これら第1および第2のキャリア片の双方を貫通し
    た状態に配置すると共に、前記第1の遊星歯車の遊星軸
    は前記第2のキャリアに対しては遊びのある状態で貫通
    させ、前記第2の遊星歯車の遊星軸は前記第1のキャリ
    ア片に対しては遊びのある状態で貫通させたことを特徴
    とするバックラッシ調整機構付き遊星歯車装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、更に、 前記第1および第2のキャリア片を、装置ケーシングの
    内周面に対して共通のボールベアリングを介して回転自
    在に支持し、当該ボールベアリングの内輪を、前記第1
    および第2のキャリア片の外周面に形成したベアリング
    受け面に嵌め込んであることを特徴とするバックラッシ
    調整機能付き遊星歯車装置。
JP9243733A 1997-09-09 1997-09-09 バックラッシ調整機構付き遊星歯車装置 Pending JPH1182697A (ja)

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US09/149,160 US6099432A (en) 1997-09-09 1998-09-04 Planetary gear device having a backlash adjusting mechanism
DE19840968A DE19840968A1 (de) 1997-09-09 1998-09-08 Planetengetriebeeinrichtung

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DE (1) DE19840968A1 (ja)

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