JPH06307512A - モータ直結型遊星転がり摩擦ローラ減速機 - Google Patents

モータ直結型遊星転がり摩擦ローラ減速機

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JPH06307512A
JPH06307512A JP9607593A JP9607593A JPH06307512A JP H06307512 A JPH06307512 A JP H06307512A JP 9607593 A JP9607593 A JP 9607593A JP 9607593 A JP9607593 A JP 9607593A JP H06307512 A JPH06307512 A JP H06307512A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
shaft
output shaft
motor
planetary
Prior art date
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Pending
Application number
JP9607593A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisayoshi Takahashi
久義 高橋
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPH06307512A publication Critical patent/JPH06307512A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 摩擦ローラ減速機の動力伝達の向上を図っ
た。 【構成】 モータ21の出力軸22に軸継手23を介し
て取付けた太陽ローラ23aの外周に、ローラ軸31を
介して減速出力軸28に取付けられる複数の遊星ローラ
33を等間隔に配設し、該ローラ33を減速機のハウジ
ング26で挟持される弾性内ローラ24を介して太陽ロ
ーラ23aに弾接させる。前記軸継手23は楔型摩擦継
手29を介して前記出力軸22に固定すると共に前記遊
星ローラ33をボールベアリング32を介してローラ軸
31に回転自在に且つ軸方向に拘束させて取付けて動力
伝達の効率を高めた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はサーボ機構の駆動部とし
て用いられるモータ直結型遊星転がり摩擦ローラ減速機
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来利用されて来たこの種の減速機例に
ついて図3によって説明する。図において、1はモー
タ、2はモータ1の出力軸、2aは同出力軸2に設けた
キー溝、3は軸継手、3aは同軸継手3の一端に形成さ
れた太陽ローラ、4は出力軸2のキー溝2aに摺動自在
に嵌挿するとともに軸継手3に固定したキーで、これら
のキー溝2aとキー4とにより軸継手3が出力軸2に対
して軸方向の移動可能に、但し相対回転は不可能になっ
ている。また1aは前記モータ1のケース、5は減速機
ケース、6は減速機カバー、7は減速機ケース5と減速
機カバー6とを前記モータ1のケース1aに固定するボ
ルト、8は減速機側の出力軸、9は出力軸8の一端を減
速機ケース5に回転可能に支持する軸受、10は出力軸
8の他端を減速機カバー6に回転可能に支持する軸受、
11は出力軸8に固定した遊星ローラ用ピン、13はピ
ン11にニードル軸受12を介して回転可能に取付けた
遊星ローラで、遊星ローラ13は複数個あり、図示を省
略した他の遊星ローラ13も出力軸8の円周方向等間隔
位置に同様に取付けられて、全ての遊星ローラ13が太
陽ローラ3aに接触している。また14は減速機ケース
5と減速機カバー6とで挟持した弾性内ローラで、この
挟持により弾性内ローラ14にTなる軸軸方向の推力を
与えると、弾性内ローラ14が半径方向に変形し、Pな
る圧接力が発生して、各遊星ローラ13に弾性するよう
になっている。
【0003】次に前記遊星ローラ軸継手の作用を説明す
る。モータ1の出力軸2が回転すると、キー溝2aがキ
ー4を介して軸継手3及び太陽ローラ3aが回転し、遊
星ローラ13が太陽ローラ3aと弾性内ローラ14との
間で自転しながら公転し、遊星ローラ用ピン11を介し
て減速機の出力軸8が太陽ローラ3aと同じ方向に減速
されて回転する。
【0004】また減速機3〜14とモータ1とを組立て
る際には、軸継手3を含む減速機3〜14の全体を組付
けた後、モータ1の出力軸2を軸継手3に挿入して、キ
ー溝2aをキー4に係合する。また減速機3〜14とモ
ータ1を分解する際には、モータ1出力軸2を軸継手3
から取外せばよい。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のモータ直結型遊
星転がり摩擦ローラ減速機において、モータの出力軸に
取付けられる太陽ローラを形成している軸継手は、キー
で回転方向を拘束されているが出力軸と軸継手の軸穴に
は嵌合容易のための遊隙があり、またキーと出力軸のキ
ー溝との間にも回転方向の隙間があるので、モータの回
転を遊び無く太陽ローラに伝えることができない。ま
た、太陽ローラの軸穴の芯とモータ出力軸の軸芯を合わ
せることが難しく、太陽ローラが傾いて遊星ローラと片
当たりする可能性もある。また遊星ローラはニードル軸
受を介して減速機側の出力軸に固設されたピンに嵌めら
れているので、遊星ローラが軸方向に移動しないよう
に、減速側出力軸の側面に遊星ローラの側面を当接した
り、太陽ローラに鍔を設けてこれに遊星ローラの側面を
当接したりしなければならない。そのため遊星ローラの
側面の滑り摩擦に起因する。動力伝達時の動力損失を生
じ発熱の原因になる。
【0006】本発明は、かかる問題点に対処するため開
発されたものであって精度の高い動力伝達を可能とする
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本発明の構成を実施例に対応する図1及び図2を用
いて説明すると本発明はモータの出力軸に軸継手を介し
て取付けられる太陽ローラの外周に、減速出力軸にロー
ラ軸を介して取付けられる複数の遊星ローラを等間隔に
配設し、該遊星ローラを減速機のハウジングで挟持され
る弾性内ローラを介して太陽ローラに弾接させるように
したモータ直結型遊星転がり摩擦ローラ減速機におい
て、前記軸継手を楔型摩擦継手を介して前記モータの出
力軸に固定すると共に前記遊星ローラをボールベアリン
グを介して前記ローラ軸に回転自在に且つ軸方向に拘束
させて取付けたことを特徴とする。
【0008】
【作用】そして本発明は上記の手段により太陽ローラが
モータ出力軸に楔型摩擦継手で固定されているので、モ
ータ出力軸と一体化し、軸中心線の芯合わせが正確にで
きる。また遊星ローラは遊星軸に対し軸方向を拘束させ
ており軸方向に動かないので側面が他の相対的に移動し
ている部材に当接することは無い。
【0009】
【実施例】本発明のモータ直結型遊星転がり摩擦ローラ
減速機の具体的な実施例の構造と作用を図によって説明
する。図1は減速機全体の側面断面を示し、図2は図1
のA部、即ち軸継手周辺の詳細を示す。図1において、
21はサーボモータ、22はモータ出力軸である。モー
タ出力軸22に、太陽ローラ23aと一体の軸継手23
が、楔型摩擦継手29によってしっかり固定されてい
る。楔型摩擦継手29の構造は、図2に示したように、
軸継手23の円環形空間に、断面が外テーパーでモータ
出力軸22に嵌合するリング36と、断面が内テーパー
で軸継手23の円環形空間の内周に嵌合するリング37
が、互いにテーパーが当接するように収容され、押し環
38と多数のボルト39によって押されている。ボルト
39を均等に締込むと、リング36とリング37の両方
のテーパーが楔の作用をし、リング36はモータ出力軸
22を締付け、リング37は軸継手23の円環形空間の
内周に圧力をかける。これらのリングの面圧力は楔作用
の働きによるもので、押し環38を押す力の数倍とな
り、その面圧力によって生ずる摩擦力はモータ出力軸2
2から継手23にトルク伝達するのに十分である。
【0010】28は減速側の出力軸、30は出力軸28
を減速機ハウジング26に回転可能に支持する軸受であ
る。27は軸受30の軸方向の位置決めをするベアリン
グカバーである。31は出力軸28に固定した遊星ロー
ラ軸で、この遊星ローラ軸31に遊星ローラ33が複数
のボールベアリング32を介して回転可能に、またボー
ルベアリング32の軸方向の位置を止める各1対の止め
リング34、35によって軸方向を拘束されている。遊
星ローラ33は複数個あり、図示を省略した他の遊星ロ
ーラ33も出力軸28の円周方向等間隔位置に同様に取
付けられて、全ての遊星ローラ33が太陽ローラ23a
に接触している。また24は減速機ハウジング26と減
速機中間ハウジング25とで挟持した弾性内ローラで、
この挟持により弾性内ローラ24に軸方向の推力を与え
ると、弾性内ローラ24が半径方向に内径が減少するよ
うに変形し、各遊星ローラ33に強い圧接力で弾接する
ようになっている。
【0011】次に太陽ローラ23aと1体の軸継手23
の作用を説明する。上記のように太陽ローラ23aがモ
ータ出力軸22に楔型摩擦継手29で固定されているの
で、軸中心線の芯合わせが正確にでき、モータ出力22
と一体化している。モータ21の出力軸22が回転する
と、出力軸22に固定された軸継手23及び太陽ローラ
23aが回転し、遊星ローラ33が太陽ローラ23aと
弾性内ローラ24との間で自転しながら公転し、遊星ロ
ーラ軸31を介して減速機の出力軸28が太陽ローラ2
3aと同じ方向に減速されて回転する。遊星ローラ33
は遊星軸に対し軸方向を拘束されているので軸方向に動
かず、他の相対的に移動する部材に接触する虞れはな
い。
【0012】また減速機部分24〜35とサーボモータ
21、モータ出力軸22、及び太陽ローラ23a付軸継
手23とを組立てる際には、減速機部分24〜35を組
付けた後、手動で出力軸28を回し遊星ローラ33を回
転させながらサーボモータ21の出力軸22に取付けて
ある太陽ローラ23aを複数の遊星ローラ33の真中に
挿入した後、サーボモータ21と減速機中間ハウジング
25を係合しボルトで締付ける。また減速機からモータ
21を分解する際には、この逆動作でサーボモータ21
の出力軸22に太陽ローラ23a付軸継手23を取付け
たまま太陽ローラ23aを遊星ローラ33の間から抜き
取ればよい。
【0013】
【発明の効果】このように本発明によるときは、太陽ロ
ーラがモータ出力軸と一体化し、軸継手における回転方
向の遊びが無いので、モータの回転を正確に減速側に伝
達することができ、遊星転がり摩擦ローラの回転方向の
振動が無い特性と相俟って、精度の高い動力伝達ができ
る。また遊星ローラは遊星軸に対し軸方向を拘束されて
いるので、従来のこの種の減速機において太陽ローラの
端部に設けた遊星ローラの抜け出し防止の鍔は必要無
く、このような鍔によって生ずる遊星ローラが回転する
際のローラの側面の余分な滑り摩擦を避けることがで
き、動力伝達の損失を減らし伝達効率を高めることがで
きる。このことは同時に、高速回転能力をも高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す断面図である。
【図2】図1のA部拡大図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
21 モータ 22 モータ出力軸 23 軸継手 23a 太陽ローラ 24 弾性内ローラ 26 ハウジング 28 減速出力軸 29 楔型摩擦継手 31 ローラ軸 32 ボールベアリング 33 遊星ローラ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータの出力軸に軸継手を介して取付け
    られる太陽ローラの外周に、ローラ軸を介して減速出力
    軸に取付けられる複数の遊星ローラを等間隔に配設し、
    該遊星ローラを減速機のハウジングで挟持される弾性内
    ローラを介して太陽ローラに弾接させるようにしたモー
    タ直結型遊星転がり摩擦ローラ減速機において、前記軸
    継手を楔型摩擦継手を介して前記モータの出力軸に固定
    すると共に前記遊星ローラをボールベアリングを介して
    前記ローラ軸に回転自在に且つ軸方向に拘束させて取付
    けたことを特徴とするモータ直結型遊星転がり摩擦ロー
    ラ減速機。
JP9607593A 1993-04-22 1993-04-22 モータ直結型遊星転がり摩擦ローラ減速機 Pending JPH06307512A (ja)

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JP9607593A JPH06307512A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 モータ直結型遊星転がり摩擦ローラ減速機

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JP9607593A JPH06307512A (ja) 1993-04-22 1993-04-22 モータ直結型遊星転がり摩擦ローラ減速機

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Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20030626