JPH10138062A - 遊星歯車減速装置の組立方法及び遊星歯車減速装置 - Google Patents
遊星歯車減速装置の組立方法及び遊星歯車減速装置Info
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- JPH10138062A JPH10138062A JP9244297A JP24429797A JPH10138062A JP H10138062 A JPH10138062 A JP H10138062A JP 9244297 A JP9244297 A JP 9244297A JP 24429797 A JP24429797 A JP 24429797A JP H10138062 A JPH10138062 A JP H10138062A
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- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 abstract description 6
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H1/00—Toothed gearings for conveying rotary motion
- F16H1/28—Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
-
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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- F16H1/28—Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
- F16H2001/2881—Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion comprising two axially spaced central gears, i.e. ring or sun gear, engaged by at least one common orbital gear wherein one of the central gears is forming the output
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- Retarders (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 １つ或いはそれ以上のリングギアに対して及
びまたは中央軸に対して遊星歯車の位置決めの方法を提
供し、従来の歯車減速装置と同じコストて歯と孔部の製
作交差を十分に大きくすることにある。 【解決手段】 軸を中心として回動する外歯を有する複
数の遊星歯車7, 57 と、内歯を有する少なくとも１つの
リングギア2, 10, 52及びまたは外歯を有する中央軸55
とを備えた遊星歯車減速装置であって、この遊星歯車の
軸が歯車減速装置の主軸線に対して垂直な平面内で遊星
歯車支持体と相対的に半径方向に及び周方向に動くよう
に、前記支持体に遊星歯車の軸を取り付け、遊星歯車の
外歯がリングギアの内歯と或いは中央軸の外歯と噛み合
うような位置まで、遊星歯車の軸を半径方向及びまたは
周方向に移動させ、この位置で前記軸を遊星歯車支持体
に対して固定することを特徴としている。
びまたは中央軸に対して遊星歯車の位置決めの方法を提
供し、従来の歯車減速装置と同じコストて歯と孔部の製
作交差を十分に大きくすることにある。 【解決手段】 軸を中心として回動する外歯を有する複
数の遊星歯車7, 57 と、内歯を有する少なくとも１つの
リングギア2, 10, 52及びまたは外歯を有する中央軸55
とを備えた遊星歯車減速装置であって、この遊星歯車の
軸が歯車減速装置の主軸線に対して垂直な平面内で遊星
歯車支持体と相対的に半径方向に及び周方向に動くよう
に、前記支持体に遊星歯車の軸を取り付け、遊星歯車の
外歯がリングギアの内歯と或いは中央軸の外歯と噛み合
うような位置まで、遊星歯車の軸を半径方向及びまたは
周方向に移動させ、この位置で前記軸を遊星歯車支持体
に対して固定することを特徴としている。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、遊星歯車減速装置
の組立方法及び遊星歯車減速装置に関する。
の組立方法及び遊星歯車減速装置に関する。
【０００２】
【従来の技術】１つ或いはそれ以上の遊星歯車を用いて
駆動軸と被動軸との間で回転運動を伝達するための遊星
歯車減速装置が周知である。この種の遊星歯車減速装置
では、装置の正確な操作を可能にしかつ早期の磨滅を防
止するために、リングギアの歯及び各遊星歯車の歯を高
精度で製造しなければならない。同様に、遊星歯車支持
体を小さな製作公差で製造しなければならず、また遊星
歯車をこの遊星歯車支持体に正確に組立なければならな
い。それに加えて、１つ或いはそれ以上のリングギヤ及
びまたは中央軸の内歯との遊星歯車の外歯の係合を可能
にする位置における遊星歯車の組立を、細心の注意をも
って行なわねばならない。
駆動軸と被動軸との間で回転運動を伝達するための遊星
歯車減速装置が周知である。この種の遊星歯車減速装置
では、装置の正確な操作を可能にしかつ早期の磨滅を防
止するために、リングギアの歯及び各遊星歯車の歯を高
精度で製造しなければならない。同様に、遊星歯車支持
体を小さな製作公差で製造しなければならず、また遊星
歯車をこの遊星歯車支持体に正確に組立なければならな
い。それに加えて、１つ或いはそれ以上のリングギヤ及
びまたは中央軸の内歯との遊星歯車の外歯の係合を可能
にする位置における遊星歯車の組立を、細心の注意をも
って行なわねばならない。
【０００３】上述の態様では、遊星歯車減速装置の製造
は時間のかかる精密な操作が必要であり、そのような遊
星歯車減速装置の製造コストを比較的に高いものにす
る。このことは、物的コストが低い機械での使用を妨げ
る。
は時間のかかる精密な操作が必要であり、そのような遊
星歯車減速装置の製造コストを比較的に高いものにす
る。このことは、物的コストが低い機械での使用を妨げ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明の目的
は、１つ或いはそれ以上のリングギアに対して及びまた
は中央軸に対して遊星歯車の優れた位置決めを提供する
ことによって上述の問題を解決することにあり、一方、
従来の歯車減速装置と同じコストで歯と穴部の製作公差
を十分に大きくすることにある。
は、１つ或いはそれ以上のリングギアに対して及びまた
は中央軸に対して遊星歯車の優れた位置決めを提供する
ことによって上述の問題を解決することにあり、一方、
従来の歯車減速装置と同じコストで歯と穴部の製作公差
を十分に大きくすることにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】そのために、本発明は、
軸を中心として回動する外歯を有する複数の遊星歯車
と、内歯を有する少なくとも１つのリングギア及びまた
は外歯を有する中央軸とを備えた遊星歯車減速装置の組
立方法であって、前記遊星歯車の軸が遊星歯車減速装置
の主軸線に対して垂直な平面内で遊星歯車支持体と相対
的に半径方向に及び周方向に動くように、前記遊星歯車
支持体に遊星歯車の前記軸を取り付け、遊星歯車の外歯
が前記リングギアの前記内歯或いは前記中央軸の前記外
歯と噛み合うような位置まで、各遊星歯車の軸を半径方
向に及びまたは周方向に移動させ、そして、前記位置に
おいて前記軸を前記遊星歯車支持体に対して固定するこ
とからなる組立方法を提供する。
軸を中心として回動する外歯を有する複数の遊星歯車
と、内歯を有する少なくとも１つのリングギア及びまた
は外歯を有する中央軸とを備えた遊星歯車減速装置の組
立方法であって、前記遊星歯車の軸が遊星歯車減速装置
の主軸線に対して垂直な平面内で遊星歯車支持体と相対
的に半径方向に及び周方向に動くように、前記遊星歯車
支持体に遊星歯車の前記軸を取り付け、遊星歯車の外歯
が前記リングギアの前記内歯或いは前記中央軸の前記外
歯と噛み合うような位置まで、各遊星歯車の軸を半径方
向に及びまたは周方向に移動させ、そして、前記位置に
おいて前記軸を前記遊星歯車支持体に対して固定するこ
とからなる組立方法を提供する。
【０００６】本発明により、遊星歯車支持体に対して遊
星歯車の軸を半径方向に及びまたは周方向に移動させる
ことによって歯が正確に噛み合う。移動の最後で得られ
た位置は、リングギア或いは中央軸の歯に対して各遊星
歯車を停止させて定める時、容易に得られる。本発明の
方法の有利な実施形によれば、各遊星歯車の軸は、軸方
向の締付力によって遊星歯車支持体に対して固定され
る。これにより、各遊星歯車の軸には半径方向力が働か
ず、このことはその軸に対して遊星歯車の正確な回転を
可能にする。
星歯車の軸を半径方向に及びまたは周方向に移動させる
ことによって歯が正確に噛み合う。移動の最後で得られ
た位置は、リングギア或いは中央軸の歯に対して各遊星
歯車を停止させて定める時、容易に得られる。本発明の
方法の有利な実施形によれば、各遊星歯車の軸は、軸方
向の締付力によって遊星歯車支持体に対して固定され
る。これにより、各遊星歯車の軸には半径方向力が働か
ず、このことはその軸に対して遊星歯車の正確な回転を
可能にする。
【０００７】本発明はまた、本発明の方法を実施するた
めの遊星歯車減速装置に関する。この遊星歯車減速装置
は、より正確に言うと、軸を中心としてそれぞれ回動す
る外歯を有する複数の遊星歯車と、内歯を有する少なく
とも１つのリングギア及びまたは外歯を有する中央軸と
を備えた遊星歯車減速装置であり、前記遊星歯車の前記
軸が、前記歯車減速装置の主軸線に対して垂直な平面内
で半径方向に及び周方向に移動可能であるように、遊星
歯車支持体に取付けられていることを特徴とする。
めの遊星歯車減速装置に関する。この遊星歯車減速装置
は、より正確に言うと、軸を中心としてそれぞれ回動す
る外歯を有する複数の遊星歯車と、内歯を有する少なく
とも１つのリングギア及びまたは外歯を有する中央軸と
を備えた遊星歯車減速装置であり、前記遊星歯車の前記
軸が、前記歯車減速装置の主軸線に対して垂直な平面内
で半径方向に及び周方向に移動可能であるように、遊星
歯車支持体に取付けられていることを特徴とする。
【０００８】本発明の遊星歯車減速装置では、各遊星歯
車の軸を半径方向に及びまたは周方向に移動させること
ができるので、その軸に軸受された遊星歯車は、それが
噛み合う歯に対して最適な位置を有する。本発明の第１
の有利な実施形によれば、遊星歯車支持体が遊星歯車の
軸に所属する或いはそれを固定する部材を収容する複数
の孔を備えており、各孔が、前記軸に対して垂直な平面
内で、同平面内における前記部材の寸法より大きな寸法
を有しているので、前記部材と前記孔との間に間隙が形
成される。従って、この孔は、遊星歯車の回転軸が半径
方向及び周方向の移動を可能にする。
車の軸を半径方向に及びまたは周方向に移動させること
ができるので、その軸に軸受された遊星歯車は、それが
噛み合う歯に対して最適な位置を有する。本発明の第１
の有利な実施形によれば、遊星歯車支持体が遊星歯車の
軸に所属する或いはそれを固定する部材を収容する複数
の孔を備えており、各孔が、前記軸に対して垂直な平面
内で、同平面内における前記部材の寸法より大きな寸法
を有しているので、前記部材と前記孔との間に間隙が形
成される。従って、この孔は、遊星歯車の回転軸が半径
方向及び周方向の移動を可能にする。
【０００９】本発明の他の有利な実施形によれば、各遊
星歯車は、針状ころ軸受によってその軸に取付けられた
外歯を有する。この構成は、遊星歯車の軸と相対的なリ
ングギアの回転を低い摩擦係数で可能にする。本発明の
第１の変形実施形によれば、遊星歯車減速装置は第２の
リングギアを有し、このリングギアは遊星歯車と噛み合
う内歯を備えている。第１、第２のリングギアの歯が異
なる歯数を有するようにすることも可能である。リング
ギアの歯数の割当は、一方のリングギアに対して他方の
リングギアの相対的な回転運動を可能にし、この運動
は、２つのリングギアに対して異なる接線速度を有する
遊星歯車の回転によって生じる。
星歯車は、針状ころ軸受によってその軸に取付けられた
外歯を有する。この構成は、遊星歯車の軸と相対的なリ
ングギアの回転を低い摩擦係数で可能にする。本発明の
第１の変形実施形によれば、遊星歯車減速装置は第２の
リングギアを有し、このリングギアは遊星歯車と噛み合
う内歯を備えている。第１、第２のリングギアの歯が異
なる歯数を有するようにすることも可能である。リング
ギアの歯数の割当は、一方のリングギアに対して他方の
リングギアの相対的な回転運動を可能にし、この運動
は、２つのリングギアに対して異なる接線速度を有する
遊星歯車の回転によって生じる。
【００１０】本発明の特に有利な実施形によれば、第
１，第２のリングギアの歯の歯数の差は、遊星歯車減速
装置の遊星歯車の数或いは遊星歯車の数の整数倍に等し
く、その結果、２つのリングギアが同じ軸線上に置かれ
た時、そのリングギアの歯は、遊星歯車減速装置の遊星
歯車の数に或いは遊星歯車の整数倍に等しい数の位置
で、正確に重なるプロフィルを有する。
１，第２のリングギアの歯の歯数の差は、遊星歯車減速
装置の遊星歯車の数或いは遊星歯車の数の整数倍に等し
く、その結果、２つのリングギアが同じ軸線上に置かれ
た時、そのリングギアの歯は、遊星歯車減速装置の遊星
歯車の数に或いは遊星歯車の整数倍に等しい数の位置
で、正確に重なるプロフィルを有する。
【００１１】歯車減速装置が外歯を備えた２つの中央軸
を有していてもよい。この外歯の歯数は、同じ方法で割
当られる。
を有していてもよい。この外歯の歯数は、同じ方法で割
当られる。
【００１２】
【発明の実施の形態】添付した図面を参照した以下の記
載に基づいて、本発明がはっきりと理解できるであろ
う。図面を参照すると、図１に示す遊星歯車減速装置１
は、内歯２ａを備えたリングギア２を有している。この
リングギア２は、玉軸受３によって固定フレーム６の内
側に保持されている。３つの遊星歯車７は内歯２ａ上に
等しい間隔をおいて配置されており、そして各遊星歯車
は内歯２ａと噛み合うことができる外歯７ａを備えてい
る。各遊星歯車７は回転軸７ｂを備え、この軸の周囲を
外歯７ａが針状ころ軸受７ｃによって動くことができ
る。また歯車減速装置１は遊星歯車支持体８を有し、こ
の支持体には遊星歯車７の軸７ｂが取付け可能である。
そのために、遊星歯車支持体８は複数の孔８ａを備えて
おり、この孔の数は、遊星歯車支持体が支持しなければ
ならない遊星歯車の数に等しい。ねじ９は各孔８ａ内に
挿入され、そしてねじ立てした軸方向の穴部７ｄと軸７
ｂとにねじ込まれている。この穴部７ｄは開口している
か、或いは開口していない。各孔８ａは円形であり、こ
のことは図１及び図３に一層はっきりと示されている。
載に基づいて、本発明がはっきりと理解できるであろ
う。図面を参照すると、図１に示す遊星歯車減速装置１
は、内歯２ａを備えたリングギア２を有している。この
リングギア２は、玉軸受３によって固定フレーム６の内
側に保持されている。３つの遊星歯車７は内歯２ａ上に
等しい間隔をおいて配置されており、そして各遊星歯車
は内歯２ａと噛み合うことができる外歯７ａを備えてい
る。各遊星歯車７は回転軸７ｂを備え、この軸の周囲を
外歯７ａが針状ころ軸受７ｃによって動くことができ
る。また歯車減速装置１は遊星歯車支持体８を有し、こ
の支持体には遊星歯車７の軸７ｂが取付け可能である。
そのために、遊星歯車支持体８は複数の孔８ａを備えて
おり、この孔の数は、遊星歯車支持体が支持しなければ
ならない遊星歯車の数に等しい。ねじ９は各孔８ａ内に
挿入され、そしてねじ立てした軸方向の穴部７ｄと軸７
ｂとにねじ込まれている。この穴部７ｄは開口している
か、或いは開口していない。各孔８ａは円形であり、こ
のことは図１及び図３に一層はっきりと示されている。
【００１３】孔８ａの直径は、ねじ９のねじ部の直径よ
り実質的に大きいが、このねじの頭の直径より小さい。
その結果、ねじは孔内を移動することができ、またこの
ねじは軸７ｂに軸方向の締付力を加えることもできる。
従って、遊星歯車減速装置の主軸線ＸＸ′に対して垂直
な平面である、図１の平面内では、孔８ａが同平面内に
おけるねじ９の寸法より大きな寸法を有し、その結果、
ねじ９と孔８ａとの間に間隙が形成され、ねじ９が孔８
ａ内で、図３の矢印Ｆ及びＦ′の方向に半径方向に及び
周方向に移動することができる。遊星歯車７の軸７ｂ
は、遊星歯車支持体８に取付けられ、歯車減速装置１の
主軸線ＸＸ′に対して半径方向に及び周方向に移動可能
である。
り実質的に大きいが、このねじの頭の直径より小さい。
その結果、ねじは孔内を移動することができ、またこの
ねじは軸７ｂに軸方向の締付力を加えることもできる。
従って、遊星歯車減速装置の主軸線ＸＸ′に対して垂直
な平面である、図１の平面内では、孔８ａが同平面内に
おけるねじ９の寸法より大きな寸法を有し、その結果、
ねじ９と孔８ａとの間に間隙が形成され、ねじ９が孔８
ａ内で、図３の矢印Ｆ及びＦ′の方向に半径方向に及び
周方向に移動することができる。遊星歯車７の軸７ｂ
は、遊星歯車支持体８に取付けられ、歯車減速装置１の
主軸線ＸＸ′に対して半径方向に及び周方向に移動可能
である。
【００１４】遊星歯車減速装置１は上述の構造のため、
次のように組立てることができる。先ず最初に、ねじ９
を完全に締付けないで、孔８ａ及びねじ立てした軸方向
の穴部７ｄ内にねじ９を挿入することにより、各遊星歯
車７の軸７ｂを遊星歯車支持体に取付ける。それによっ
て、孔８ａとねじ９との間の間隙による自由度のため、
遊星歯車７の軸７ｂは遊星歯車支持体に対して半径方向
に及び周方向に動くことができる。各遊星歯車の歯７ａ
は、遊星歯車支持体８への回転軸７ｂの組立前に或いは
組立後に回転軸７ｂに取付けることができる。とにか
く、歯と軸とが遊星歯車支持体８に取付けられた時、各
遊星歯車の回転軸は、外歯７ａが内歯２ａと正確に噛み
合うような位置までリングギア２の内歯２ａの方へ半径
方向に及びまたは周方向に移動されられる。従って、遊
星歯車は、最適な方法でリングギア２に対して位置決め
される。これにより、遊星歯車或いはリングギアに初期
応力を発生させないで、接触する歯の係合間隙をかなり
低減すること、または除去することが可能である。この
ことは組立をかなり簡単なものにする。
次のように組立てることができる。先ず最初に、ねじ９
を完全に締付けないで、孔８ａ及びねじ立てした軸方向
の穴部７ｄ内にねじ９を挿入することにより、各遊星歯
車７の軸７ｂを遊星歯車支持体に取付ける。それによっ
て、孔８ａとねじ９との間の間隙による自由度のため、
遊星歯車７の軸７ｂは遊星歯車支持体に対して半径方向
に及び周方向に動くことができる。各遊星歯車の歯７ａ
は、遊星歯車支持体８への回転軸７ｂの組立前に或いは
組立後に回転軸７ｂに取付けることができる。とにか
く、歯と軸とが遊星歯車支持体８に取付けられた時、各
遊星歯車の回転軸は、外歯７ａが内歯２ａと正確に噛み
合うような位置までリングギア２の内歯２ａの方へ半径
方向に及びまたは周方向に移動されられる。従って、遊
星歯車は、最適な方法でリングギア２に対して位置決め
される。これにより、遊星歯車或いはリングギアに初期
応力を発生させないで、接触する歯の係合間隙をかなり
低減すること、または除去することが可能である。この
ことは組立をかなり簡単なものにする。
【００１５】遊星歯車が、その移動によって得られた最
適な係合位置にある時、ねじ９の締付けによる軸方向力
によりこの位置に遊星歯車が固定され、最適な係合が維
持される。この方法では、遊星歯車減速装置のこの組立
方式のため、遊星歯車減速装置の全ての遊星歯車の間隙
の均一化及びまたは初期応力の均一化が簡単に得られ、
遊星歯車減速装置を構成する部材の製作公差は、一旦取
付けられた遊星歯車減速装置の特性を損なわなければ、
増大させることが可能である。
適な係合位置にある時、ねじ９の締付けによる軸方向力
によりこの位置に遊星歯車が固定され、最適な係合が維
持される。この方法では、遊星歯車減速装置のこの組立
方式のため、遊星歯車減速装置の全ての遊星歯車の間隙
の均一化及びまたは初期応力の均一化が簡単に得られ、
遊星歯車減速装置を構成する部材の製作公差は、一旦取
付けられた遊星歯車減速装置の特性を損なわなければ、
増大させることが可能である。
【００１６】内歯１０ａを備えた第２のリングギア１０
は軸線ＸＸ′を中心として取付けられ、その内歯の直径
は、リングギア２の内歯２ａの直径にほぼ等しい。内歯
１０ａは、各々の遊星歯車７の外歯に係合、即ち、噛み
合わせることができる。例えば、リングキア１０はフレ
ーム６と相対的に固定されるように設けることができ
る。軸受３のボールはリングギア２及び１０の外表面に
よって形成されたケージ内に配設されている。これらの
ボールは、リングギア１０と相対的にリングギア２を回
転させることができる軸受を形成する。この方法では、
リングギア２が遊星歯車減速装置の駆動或いは被動部材
を形成し、一方、それに相応する駆動或いは被動部材が
遊星歯車支持体８によって形成される。
は軸線ＸＸ′を中心として取付けられ、その内歯の直径
は、リングギア２の内歯２ａの直径にほぼ等しい。内歯
１０ａは、各々の遊星歯車７の外歯に係合、即ち、噛み
合わせることができる。例えば、リングキア１０はフレ
ーム６と相対的に固定されるように設けることができ
る。軸受３のボールはリングギア２及び１０の外表面に
よって形成されたケージ内に配設されている。これらの
ボールは、リングギア１０と相対的にリングギア２を回
転させることができる軸受を形成する。この方法では、
リングギア２が遊星歯車減速装置の駆動或いは被動部材
を形成し、一方、それに相応する駆動或いは被動部材が
遊星歯車支持体８によって形成される。
【００１７】内歯２ａと１０ａの直径の差が僅かである
場合、リングギア２ａ及び１０ａの方へ移動させられる
遊星歯車は最も小さな直径の歯に当接し、従って最適な
係合位置を自然に見つける。それ故本発明では、内歯２
ａと１０ａの直径の僅かの差を容易に補償することが可
能である。本発明の特に有利な実施例によれば、内歯２
ａと１０ａは異なる歯数を有している。より明確には、
歯２ａと１０ａの歯数の差は遊星歯車７の数に等しい。
即ち、本実施の形態では３である。その結果、その歯２
ａと１０ａにわたって均等に分配配置された３つの位置
で、歯２ａと１０ａが一直線に並ぶ。この３つの位置
は、３つの遊星歯車７のハウジングに対応する。２つの
内歯２ａ及び１０ａの歯数の差は次のようなことを可能
にする。即ち、歯２ａと１０ａが一直線に並ぶ位置の角
距離に一致する角距離で、遊星歯車７を永久的に保持す
ることを、可能にする。実際には、各遊星歯車７の外歯
７ａは、両方の歯２ａ及び１０ａと噛み合うことができ
なければならない。
場合、リングギア２ａ及び１０ａの方へ移動させられる
遊星歯車は最も小さな直径の歯に当接し、従って最適な
係合位置を自然に見つける。それ故本発明では、内歯２
ａと１０ａの直径の僅かの差を容易に補償することが可
能である。本発明の特に有利な実施例によれば、内歯２
ａと１０ａは異なる歯数を有している。より明確には、
歯２ａと１０ａの歯数の差は遊星歯車７の数に等しい。
即ち、本実施の形態では３である。その結果、その歯２
ａと１０ａにわたって均等に分配配置された３つの位置
で、歯２ａと１０ａが一直線に並ぶ。この３つの位置
は、３つの遊星歯車７のハウジングに対応する。２つの
内歯２ａ及び１０ａの歯数の差は次のようなことを可能
にする。即ち、歯２ａと１０ａが一直線に並ぶ位置の角
距離に一致する角距離で、遊星歯車７を永久的に保持す
ることを、可能にする。実際には、各遊星歯車７の外歯
７ａは、両方の歯２ａ及び１０ａと噛み合うことができ
なければならない。
【００１８】また、リングギア２及び１０の歯数の差が
遊星歯車の数の整数倍に等しくなるようにすることがで
き、これはまた、歯２ａ及び１０ａの周囲にわたって等
しい間隔で遊星歯車を分配配置することを可能にする。
１セットのボール１２は、遊星歯車支持体８とリングギ
ア１０との間に挿入されるので、このボールは、遊星歯
車支持体をその位置に保持しかつ軸ＸＸ′を中心として
回転することを可能にする軸受を構成する。
遊星歯車の数の整数倍に等しくなるようにすることがで
き、これはまた、歯２ａ及び１０ａの周囲にわたって等
しい間隔で遊星歯車を分配配置することを可能にする。
１セットのボール１２は、遊星歯車支持体８とリングギ
ア１０との間に挿入されるので、このボールは、遊星歯
車支持体をその位置に保持しかつ軸ＸＸ′を中心として
回転することを可能にする軸受を構成する。
【００１９】図４及び図５に示す第２実施形態の遊星歯
車減速装置５１は、中央軸が外歯５５ａを備え、１個の
リングギア５２が遊星歯車減速装置の周囲に設けられ、
外歯５２ａを備えている点が上述の実施形態と本質的に
異なる。図４及び図５では、図１及び図２の実施形態の
部材に対応する部材は、図１及び図２の実施形態の部材
に５０を加えた符号で示されている。
車減速装置５１は、中央軸が外歯５５ａを備え、１個の
リングギア５２が遊星歯車減速装置の周囲に設けられ、
外歯５２ａを備えている点が上述の実施形態と本質的に
異なる。図４及び図５では、図１及び図２の実施形態の
部材に対応する部材は、図１及び図２の実施形態の部材
に５０を加えた符号で示されている。
【００２０】この実施形態の遊星歯車５７は、図１から
図３までの実施形態の遊星歯車と一致し、そして針状こ
ろ軸受５７ｃによって軸５７ｂを中心として回動する歯
５７ａを有している。上述の実施形態のように、組立は
実質的に遊星歯車支持体５８に各遊星歯車５７の軸５７
ｂを取付けることによって行われる。その際、ねじ５９
が、軸５７ｂに固定されかつ遊星歯車支持体５８の孔５
８ａ内を動き、係合位置まで孔５８ａ内で半径方向及び
または周方向に移動させられるので、遊星歯車支持体５
８と相対的に遊星歯車を半径方向に及び周方向に動か
し、そしてその位置で各遊星歯車を固定する。
図３までの実施形態の遊星歯車と一致し、そして針状こ
ろ軸受５７ｃによって軸５７ｂを中心として回動する歯
５７ａを有している。上述の実施形態のように、組立は
実質的に遊星歯車支持体５８に各遊星歯車５７の軸５７
ｂを取付けることによって行われる。その際、ねじ５９
が、軸５７ｂに固定されかつ遊星歯車支持体５８の孔５
８ａ内を動き、係合位置まで孔５８ａ内で半径方向及び
または周方向に移動させられるので、遊星歯車支持体５
８と相対的に遊星歯車を半径方向に及び周方向に動か
し、そしてその位置で各遊星歯車を固定する。
【００２１】孔５８ａは円形のオリフィスによって形成
され、このオリフィスの直径は、ほぼねじ５９のねじ部
の直径より大きいが、このねじの頭よりも小さい。ねじ
５９の直径と孔５８ａの直径との差のため、軸５７ｂ
は、図５において矢印Ｆ及びＦ′によって示されている
ように、遊星歯車支持体５８ａに対して半径方向に及び
周方向に移動可能である。
され、このオリフィスの直径は、ほぼねじ５９のねじ部
の直径より大きいが、このねじの頭よりも小さい。ねじ
５９の直径と孔５８ａの直径との差のため、軸５７ｂ
は、図５において矢印Ｆ及びＦ′によって示されている
ように、遊星歯車支持体５８ａに対して半径方向に及び
周方向に移動可能である。
【００２２】組み立てるうちに各遊星歯車は、その外歯
５７ａがリングギア５２の内歯５２ａと中央軸５５の外
歯５５ａの双方に最適に噛み合うような位置に移動させ
られる。図示しない本発明の実施形態によれば、遊星歯
車減速装置がそれぞれ外歯を備えた２つの中央軸を有す
るように形成することもでき、その中央軸の外歯の１つ
は固定され、そしてその外歯が遊星歯車の歯に噛み合っ
ている。これらの中央軸は、歯数の異なる歯を有してお
り、その差が遊星歯車の数に等しいか、或いはこの数の
整数倍に等しい。この実施形態で固定されていない中央
軸は、遊星歯車減速装置の駆動部材或いは被動部材を構
成し、一方、遊星歯車支持体は駆動部材或いは被動部材
を構成する。
５７ａがリングギア５２の内歯５２ａと中央軸５５の外
歯５５ａの双方に最適に噛み合うような位置に移動させ
られる。図示しない本発明の実施形態によれば、遊星歯
車減速装置がそれぞれ外歯を備えた２つの中央軸を有す
るように形成することもでき、その中央軸の外歯の１つ
は固定され、そしてその外歯が遊星歯車の歯に噛み合っ
ている。これらの中央軸は、歯数の異なる歯を有してお
り、その差が遊星歯車の数に等しいか、或いはこの数の
整数倍に等しい。この実施形態で固定されていない中央
軸は、遊星歯車減速装置の駆動部材或いは被動部材を構
成し、一方、遊星歯車支持体は駆動部材或いは被動部材
を構成する。
【００２３】各遊星歯車の回転軸を遊星歯車支持体に固
定する様式を変えることもできる。各遊星歯車の回転軸
が遊星歯車支持体の孔を横切る捕捉部材を備えていても
よい。この捕捉部材は、例えばナットを取付け可能であ
るねじ部、或いはピン、くさびまたは他の同様な手段の
通過を可能するオリフィスのような固定手段を備えてい
る。このような変形は、当業者の容易な創作活動の範囲
内であり、本発明の範囲からはずれるものではない。
定する様式を変えることもできる。各遊星歯車の回転軸
が遊星歯車支持体の孔を横切る捕捉部材を備えていても
よい。この捕捉部材は、例えばナットを取付け可能であ
るねじ部、或いはピン、くさびまたは他の同様な手段の
通過を可能するオリフィスのような固定手段を備えてい
る。このような変形は、当業者の容易な創作活動の範囲
内であり、本発明の範囲からはずれるものではない。
【図１】本発明の第１実施形態による遊星歯車減速装置
の横断面図である。
の横断面図である。
【図２】図１の線ＩＩ−ＩＩに沿った縦断面図であり、
図１の横断面が線Ｉ−Ｉによって示されている。
図１の横断面が線Ｉ−Ｉによって示されている。
【図３】図２の線ＩＩＩ−ＩＩＩに沿った断面図であ
る。
る。
【図４】本発明の第２実施形態の、図２に類似した図で
ある。
ある。
【図５】図４の線Ｖ−Ｖに沿った断面図である。
１，５１ 遊星歯車減速装置 ２，１０ リングギア ２ａ，１０ａ，５２ａ 内歯 ３ 玉軸受 ６ フレーム ７ 遊星歯車 ７，５７ａ 外歯 ７ｂ，５７ｂ 軸 ７ｃ 針状ころ軸受 ８，５８ 遊星歯車支持体 ８ａ，５８ａ 孔 ９，５９ ねじ ５５ 中央軸 ＸＸ′ 主軸線
Claims (10)
- 【請求項１】 軸（７ｂ，５７ｂ）を中心として回動す
る外歯（７ａ，５７ａ）を有する複数の遊星歯車（７，
５７）と、内歯（２ａ，１０ａ，５２ａ）を有する少な
くとも１つのリングギア（２，１０，５２）及びまたは
外歯（５５ａ）を有する中央軸（５５）とを備えた遊星
歯車減速装置（１，５１）の組立方法において、 前記遊星歯車の軸が遊星歯車減速装置の主軸線（Ｘ
Ｘ′）に対して垂直な平面内で遊星歯車支持体（８，５
８）と相対的に半径方向に及び周方向に動くように、前
記遊星歯車支持体に遊星歯車の前記軸を取付け、 遊星歯車の外歯（７ａ，５７ａ）が前記リングギア
（２，１０，５２）の前記内歯（２ａ，１０ａ，５２
ａ）或いは前記中央軸（５５）の前記外歯（５５ａ）と
噛み合うような位置まで、各遊星歯車の軸を半径方向に
及びまたは周方向に移動させ、 そして、前記位置において前記軸を前記遊星歯車支持体
に対して固定することを特徴とする組立方法。 - 【請求項２】 前記軸（７ｂ，５７ｂ）を軸方向の締付
力によって前記遊星歯車支持体に対して固定することを
特徴とする請求項１に記載の組立方法。 - 【請求項３】 軸（７ｂ，５７ｂ）を中心としてそれぞ
れ回動する外歯（７ａ，５７ａ）を有する複数の遊星歯
車（７，５７）と、内歯（２ａ，１０ａ，５２ａ）を有
する少なくとも１つのリングギア（２，１０，５２）及
びまたは外歯（５５ａ）を有する中央軸（５５）とを備
えた遊星歯車減速装置（１，５１）において、 前記遊星歯車（７，５７）の前記軸（７ｂ，５７ｂ）
が、前記遊星歯車減速装置の主軸線（ＸＸ′）に対して
垂直な平面内で半径方向に及び周方向に移動可能に遊星
歯車支持体（８，５８）に取付けられていることを特徴
とする遊星歯車減速装置。 - 【請求項４】 前記遊星歯車支持体（５，５８）が複数
の孔（８ａ，５８ａ）を備えており、この孔が前記軸
（７ｂ，５７ｂ）に所属する或いはそれを固定する部材
（９，５９）を収容し、前記軸線（ＸＸ′）に対して垂
直な平面内で、各孔が同平面内における前記部材の寸法
より大きな寸法を有しているので、前記部材と前記孔と
の間に間隙が形成されていることを特徴とする請求項３
に記載の遊星歯車減速装置。 - 【請求項５】 各軸（７ｂ，５７ｂ）がねじ立てされた
軸方向の穴部（７ｄ）を備えており、この穴部が前記１
つの孔（８ａ）内に入れられたねじ（９）を収容してい
ることを特徴とする請求項４に記載の遊星歯車減速装
置。 - 【請求項６】 各遊星歯車が、針状ころ軸受（７ｃ）に
よって前記軸（７ｂ）に取付けられた外歯（７ａ）を備
えていることを特徴とする請求項３に記載の遊星歯車減
速装置。 - 【請求項７】 遊星歯車減速装置が、内歯（１０ａ）を
有する第２のリングギア（１０）、或いは前記遊星歯車
（７）と噛み合う外歯を有する第２の中央軸を備えてい
ることを特徴とする、請求項３から６までのいずれか１
つに記載の遊星歯車減速装置。 - 【請求項８】 前記第１、第２のリングギア（２，１
０）の歯（２ａ，１０ａ）或いは前記第１，第２の中央
軸の歯が異なる歯数を有していることを特徴とする請求
項７に記載の遊星歯車減速装置。 - 【請求項９】 前記第１、第２のリングギア（２，１
０）の前記歯（２ａ，１０ａ）の歯数の差或いは前記第
１、第２の中央軸の歯の歯数の差が、前記遊星歯車減速
装置の遊星歯車（７）の数或いは前記遊星歯車減速装置
の遊星歯車の数の整数倍に等しいことを特徴とする請求
項８に記載の遊星歯車減速装置。 - 【請求項１０】 一方のリングギア（１０）或いは中央
軸が固定されており、他方のリングギア（２）或いは中
央軸が前記遊星歯車減速装置（１）の駆動部材或いは被
動部材を構成することを特徴とする請求項７に記載の遊
星歯車減速装置。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9611234 | 1996-09-10 | ||
| FR9611234A FR2753249B1 (fr) | 1996-09-10 | 1996-09-10 | Procede d'assemblage d'un reducteur epicycloidal et reducteur epicycloidal |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH10138062A true JPH10138062A (ja) | 1998-05-26 |
Family
ID=9495745
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9244297A Pending JPH10138062A (ja) | 1996-09-10 | 1997-09-09 | 遊星歯車減速装置の組立方法及び遊星歯車減速装置 |
Country Status (5)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5890990A (ja) |
| EP (1) | EP0828092B1 (ja) |
| JP (1) | JPH10138062A (ja) |
| DE (1) | DE69712577T2 (ja) |
| FR (1) | FR2753249B1 (ja) |
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| CN106678281A (zh) * | 2016-12-08 | 2017-05-17 | 华南理工大学 | 一种基于间隙分配和相位对齿原则的rv减速器装配方法 |
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- 1997-09-09 JP JP9244297A patent/JPH10138062A/ja active Pending
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