JPH117808A - 車輌用灯具 - Google Patents
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- JPH117808A JPH117808A JP9177700A JP17770097A JPH117808A JP H117808 A JPH117808 A JP H117808A JP 9177700 A JP9177700 A JP 9177700A JP 17770097 A JP17770097 A JP 17770097A JP H117808 A JPH117808 A JP H117808A
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- F21W—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
- F21W2102/00—Exterior vehicle lighting devices for illuminating purposes
-
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- F21W—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES F21K, F21L, F21S and F21V, RELATING TO USES OR APPLICATIONS OF LIGHTING DEVICES OR SYSTEMS
- F21W2103/00—Exterior vehicle lighting devices for signalling purposes
- F21W2103/20—Direction indicator lights
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 光源バルブからの光を前方へ向けて上下方向
および左右方向に拡散反射させるように構成された車輌
用灯具において、所要の配光性能を得やすくし、かつ外
部から観察したときの見映えを良くする。 【解決手段】 ランプボディ内面を構成する各反射面素
子ｓの表面形状を馬の鞍形（上下方向が凹状曲線、水平
方向が凸状曲線の断面形状）に形成する（ａ）。これに
より、従来のように凸面状（あるいは凹面状）に形成し
た場合（ｂ）に比して、該反射面素子ｓの中心部と周辺
部（特にコーナ部）との肉厚の均一化を図り、ランプボ
ディ成形時の溶融樹脂の流れ性を向上させ、これにより
各反射面素子ｓを精度良く形成可能とする。また、灯具
正面視から灯具観察角度を変化させたとき、視点を移動
させる方向によって該反射面素子ｓの光輝部（スポット
状に光って見える部分）が異なった方向に移動するよう
にし、これにより意匠上の斬新性を確保する。
および左右方向に拡散反射させるように構成された車輌
用灯具において、所要の配光性能を得やすくし、かつ外
部から観察したときの見映えを良くする。 【解決手段】 ランプボディ内面を構成する各反射面素
子ｓの表面形状を馬の鞍形（上下方向が凹状曲線、水平
方向が凸状曲線の断面形状）に形成する（ａ）。これに
より、従来のように凸面状（あるいは凹面状）に形成し
た場合（ｂ）に比して、該反射面素子ｓの中心部と周辺
部（特にコーナ部）との肉厚の均一化を図り、ランプボ
ディ成形時の溶融樹脂の流れ性を向上させ、これにより
各反射面素子ｓを精度良く形成可能とする。また、灯具
正面視から灯具観察角度を変化させたとき、視点を移動
させる方向によって該反射面素子ｓの光輝部（スポット
状に光って見える部分）が異なった方向に移動するよう
にし、これにより意匠上の斬新性を確保する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本願発明は、車輌用灯具、特
に自動車の標識灯あるいはこれに隣接して設けられるガ
ーニッシュ等の疑似灯具に関するものである。
に自動車の標識灯あるいはこれに隣接して設けられるガ
ーニッシュ等の疑似灯具に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】一般に自動車の標識灯は、ランプボディ
およびその前方のレンズにより灯室が形成されており、
該灯室内に設けられた光源バルブからの光を前方へ拡散
照射するように構成されている。
およびその前方のレンズにより灯室が形成されており、
該灯室内に設けられた光源バルブからの光を前方へ拡散
照射するように構成されている。
【０００３】この拡散照射は、上記ランプボディの内面
を複数の反射面素子に分割形成することにより、あるい
は上記レンズの内面を複数のレンズ素子に分割形成する
ことにより行われるようになっているが、上記拡散照射
は灯具配光上、上下方向および左右方向に拡散するもの
であることが要求されるため、上記各反射面素子あるい
は上記各レンズ素子は、従来、凸面状素子（魚眼状素
子）あるいは凹面状素子として形成されていた。
を複数の反射面素子に分割形成することにより、あるい
は上記レンズの内面を複数のレンズ素子に分割形成する
ことにより行われるようになっているが、上記拡散照射
は灯具配光上、上下方向および左右方向に拡散するもの
であることが要求されるため、上記各反射面素子あるい
は上記各レンズ素子は、従来、凸面状素子（魚眼状素
子）あるいは凹面状素子として形成されていた。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の車輌
用灯具においては、所要の灯具配光性能が得にくく、ま
た灯具を外部から観察したときの見映えがあまり良くな
い、という問題があった。
用灯具においては、所要の灯具配光性能が得にくく、ま
た灯具を外部から観察したときの見映えがあまり良くな
い、という問題があった。
【０００５】すなわち、例えば、上記各反射面素子が凸
面状素子あるいは凹面状素子として形成されている場合
には、上記ランプボディの肉厚が該反射面素子の中心部
と周辺部（特にコーナ部）とで大きく異なったものとな
るので、ランプボディ成形時の溶融樹脂の流れ性が低下
してしまい、上記各反射面素子を精度良く形成すること
ができず、このため所要の灯具配光性能が得にくい、と
いう問題があった。
面状素子あるいは凹面状素子として形成されている場合
には、上記ランプボディの肉厚が該反射面素子の中心部
と周辺部（特にコーナ部）とで大きく異なったものとな
るので、ランプボディ成形時の溶融樹脂の流れ性が低下
してしまい、上記各反射面素子を精度良く形成すること
ができず、このため所要の灯具配光性能が得にくい、と
いう問題があった。
【０００６】また、この場合、上記各反射面素子は、こ
れを灯具正面から観察したときその略中央部が反射光
（灯具点灯時における光源からの光の反射光あるいは灯
具非点灯時における外部からの光の反射光）により光輝
部としてスポット状に光るが、該反射面素子の断面形状
は上下左右いずれの方向に関しても凸状（あるいは凹
状）の曲率の曲線で構成されているので、灯具正面視か
ら灯具観察角度を変化させたとき、いずれの方向に視点
を移動させた場合においても、上記光輝部は視点移動に
伴って単に同じ方向（あるいは逆方向）に移動するに過
ぎない。このため、灯具観察角度を変化させたときの見
え方の変化に乏しく、意匠上の斬新性に欠ける、という
問題があった。
れを灯具正面から観察したときその略中央部が反射光
（灯具点灯時における光源からの光の反射光あるいは灯
具非点灯時における外部からの光の反射光）により光輝
部としてスポット状に光るが、該反射面素子の断面形状
は上下左右いずれの方向に関しても凸状（あるいは凹
状）の曲率の曲線で構成されているので、灯具正面視か
ら灯具観察角度を変化させたとき、いずれの方向に視点
を移動させた場合においても、上記光輝部は視点移動に
伴って単に同じ方向（あるいは逆方向）に移動するに過
ぎない。このため、灯具観察角度を変化させたときの見
え方の変化に乏しく、意匠上の斬新性に欠ける、という
問題があった。
【０００７】一方、上記各レンズ素子が凸面状素子ある
いは凹面状素子として形成されている場合においても、
上記レンズの肉厚が該レンズ素子の中心部と周辺部（特
にコーナ部）とで大きく異なったものとなるので、レン
ズ成形時の溶融樹脂の流れ性が低下してしまい、上記各
レンズ素子を精度良く形成することができず、このため
所要の灯具配光性能が得にくい、という問題があった。
いは凹面状素子として形成されている場合においても、
上記レンズの肉厚が該レンズ素子の中心部と周辺部（特
にコーナ部）とで大きく異なったものとなるので、レン
ズ成形時の溶融樹脂の流れ性が低下してしまい、上記各
レンズ素子を精度良く形成することができず、このため
所要の灯具配光性能が得にくい、という問題があった。
【０００８】また、この場合においても、上記各レンズ
素子は、これを灯具正面から観察したときその略中央部
がレンズ内面反射光により光輝部としてスポット状に光
るが、該レンズ素子の断面形状は上下左右いずれの方向
に関しても凸状（あるいは凹状）の曲率の曲線で構成さ
れているので、灯具正面視から灯具観察角度を変化させ
たとき、いずれの方向に視点を移動させた場合において
も、上記光輝部は視点移動に伴って単に逆方向（あるい
は同じ方向）に移動するに過ぎない。このため、灯具観
察角度を変化させたときの見え方の変化に乏しく、意匠
上の斬新性に欠ける、という問題があった。
素子は、これを灯具正面から観察したときその略中央部
がレンズ内面反射光により光輝部としてスポット状に光
るが、該レンズ素子の断面形状は上下左右いずれの方向
に関しても凸状（あるいは凹状）の曲率の曲線で構成さ
れているので、灯具正面視から灯具観察角度を変化させ
たとき、いずれの方向に視点を移動させた場合において
も、上記光輝部は視点移動に伴って単に逆方向（あるい
は同じ方向）に移動するに過ぎない。このため、灯具観
察角度を変化させたときの見え方の変化に乏しく、意匠
上の斬新性に欠ける、という問題があった。
【０００９】本願発明は、このような事情に鑑みてなさ
れたものであって、光源バルブからの光を前方へ向けて
上下方向および左右方向に拡散反射させるように構成さ
れた車輌用灯具において、所要の配光性能が得やすくか
つ外部から観察したときの見映えが良い灯具を提供する
こと、あるいは、光源バルブを備えていない疑似車輌用
灯具において、外部から観察したときの見映えが良い灯
具を提供することを目的とするものである。
れたものであって、光源バルブからの光を前方へ向けて
上下方向および左右方向に拡散反射させるように構成さ
れた車輌用灯具において、所要の配光性能が得やすくか
つ外部から観察したときの見映えが良い灯具を提供する
こと、あるいは、光源バルブを備えていない疑似車輌用
灯具において、外部から観察したときの見映えが良い灯
具を提供することを目的とするものである。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本願発明は、ランプボデ
ィ内面またはレンズ内面を構成する複数の素子の各々の
断面形状に工夫を施すことにより、上記目的達成を図る
ようにしたものである。
ィ内面またはレンズ内面を構成する複数の素子の各々の
断面形状に工夫を施すことにより、上記目的達成を図る
ようにしたものである。
【００１１】すなわち、本願発明は、請求項１に記載し
たように、ランプボディおよび該ランプボディの前方に
配置されたレンズにより灯室が形成されてなる車輌用灯
具において、上記ランプボディの内面または上記レンズ
の内面における少なくとも一部の領域が、複数の素子に
分割形成されており、上記各素子の断面形状が、直交す
る二方向に関して一方向は凹状曲線、他方向は凸状曲線
で構成されている、ことを特徴とするものである。
たように、ランプボディおよび該ランプボディの前方に
配置されたレンズにより灯室が形成されてなる車輌用灯
具において、上記ランプボディの内面または上記レンズ
の内面における少なくとも一部の領域が、複数の素子に
分割形成されており、上記各素子の断面形状が、直交す
る二方向に関して一方向は凹状曲線、他方向は凸状曲線
で構成されている、ことを特徴とするものである。
【００１２】上記「車輌用灯具」は、上記灯室内に光源
バルブが設けられた通常の車輌用灯具のみならず、上記
灯室内に光源バルブが設けられていない疑似車輌用灯具
をも含む概念である。
バルブが設けられた通常の車輌用灯具のみならず、上記
灯室内に光源バルブが設けられていない疑似車輌用灯具
をも含む概念である。
【００１３】
【発明の作用効果】上記構成に示すように、本願発明に
おいては、ランプボディの内面またはレンズの内面にお
ける少なくとも一部の領域が、複数の素子に分割形成さ
れており、これら各素子の断面形状が、直交する二方向
に関して一方向は凹状曲線、他方向は凸状曲線で構成さ
れているので（すなわち上記各素子の表面形状がいわゆ
る馬の鞍形に形成されているので）、上記各素子の表面
形状を従来のように凸面状あるいは凹面状に形成した場
合に比して、該素子の中心部と周辺部（特にコーナ部）
との肉厚均一化を図ることができる。
おいては、ランプボディの内面またはレンズの内面にお
ける少なくとも一部の領域が、複数の素子に分割形成さ
れており、これら各素子の断面形状が、直交する二方向
に関して一方向は凹状曲線、他方向は凸状曲線で構成さ
れているので（すなわち上記各素子の表面形状がいわゆ
る馬の鞍形に形成されているので）、上記各素子の表面
形状を従来のように凸面状あるいは凹面状に形成した場
合に比して、該素子の中心部と周辺部（特にコーナ部）
との肉厚均一化を図ることができる。
【００１４】例えば、図１（ｂ）に示すように、凸面状
の表面形状を有する矩形状の素子ｓ´においては、その
中心部とコーナ部との肉厚の差ｈ´はｈ１＋ｈ２である
が、同図（ａ）に示すように、上記馬の鞍形の表面形状
を有する矩形状の素子ｓにおいては、その中心部とコー
ナ部との肉厚の差ｈは｜ｈ１−ｈ２｜であり、ｈ＜＜ｈ
´となる。
の表面形状を有する矩形状の素子ｓ´においては、その
中心部とコーナ部との肉厚の差ｈ´はｈ１＋ｈ２である
が、同図（ａ）に示すように、上記馬の鞍形の表面形状
を有する矩形状の素子ｓにおいては、その中心部とコー
ナ部との肉厚の差ｈは｜ｈ１−ｈ２｜であり、ｈ＜＜ｈ
´となる。
【００１５】このように本願発明においては、上記各素
子における中心部と周辺部（特にコーナ部）との肉厚均
一化を図ることができることから、上記ランプボディあ
るいは上記レンズを成形する際の溶融樹脂の流れ性を向
上させることができ、これにより上記各素子を精度良く
形成することができる。したがって所要の灯具配光性能
が得やすくなる。
子における中心部と周辺部（特にコーナ部）との肉厚均
一化を図ることができることから、上記ランプボディあ
るいは上記レンズを成形する際の溶融樹脂の流れ性を向
上させることができ、これにより上記各素子を精度良く
形成することができる。したがって所要の灯具配光性能
が得やすくなる。
【００１６】また、上記各素子の表面形状を馬の鞍形に
形成した場合、該素子を灯具正面から観察したときその
略中央部が反射光（灯具点灯時における光源からの光の
反射光あるいは灯具非点灯時における外部からの光の反
射光）により光輝部としてスポット状に光ることに関し
ては、従来のように凸面状あるいは凹面状に形成した場
合と同様であるが、上記各素子の断面の曲率が直交する
二方向に関して互いに逆になっているので、灯具正面視
から灯具観察角度を変化させたとき、視点を移動させる
方向によって上記光輝部の移動方向が異なったものとな
る。
形成した場合、該素子を灯具正面から観察したときその
略中央部が反射光（灯具点灯時における光源からの光の
反射光あるいは灯具非点灯時における外部からの光の反
射光）により光輝部としてスポット状に光ることに関し
ては、従来のように凸面状あるいは凹面状に形成した場
合と同様であるが、上記各素子の断面の曲率が直交する
二方向に関して互いに逆になっているので、灯具正面視
から灯具観察角度を変化させたとき、視点を移動させる
方向によって上記光輝部の移動方向が異なったものとな
る。
【００１７】例えば、上記各素子がランプボディ内面
（レンズ内面）に形成されている場合において、その断
面形状が、上下方向は凹状曲線、左右方向は凸状曲線に
設定されているとすると、灯具正面視から灯具観察角度
を上方へ変化させたときには上記光輝部は視点移動に伴
って下方（上方）へ移動し、灯具正面視から灯具観察角
度を右方に変化させたときには上記光輝部は視点移動に
伴って右方（左方）へ移動し、灯具正面視から灯具観察
角度を右斜め上方へ変化させたときには上記光輝部は視
点移動に伴って右斜め下方（左斜め上方）へ移動する。
（レンズ内面）に形成されている場合において、その断
面形状が、上下方向は凹状曲線、左右方向は凸状曲線に
設定されているとすると、灯具正面視から灯具観察角度
を上方へ変化させたときには上記光輝部は視点移動に伴
って下方（上方）へ移動し、灯具正面視から灯具観察角
度を右方に変化させたときには上記光輝部は視点移動に
伴って右方（左方）へ移動し、灯具正面視から灯具観察
角度を右斜め上方へ変化させたときには上記光輝部は視
点移動に伴って右斜め下方（左斜め上方）へ移動する。
【００１８】このため、灯具観察角度を変化させたとき
の見え方が変化に富んだものとなり、これにより意匠上
の斬新性を確保することができる。
の見え方が変化に富んだものとなり、これにより意匠上
の斬新性を確保することができる。
【００１９】このように本願発明によれば、光源バルブ
からの光を前方へ向けて上下方向および左右方向に拡散
反射させるように構成された車輌用灯具において、所要
の配光性能が得やすくかつ外部から観察したときの見映
えが良い灯具を得ることができ、また、光源バルブを備
えていない疑似車輌用灯具においても、外部から観察し
たときの見映えが良い灯具を得ることができる。さら
に、このように構成された車輌用灯具および疑似車輌用
灯具を隣接させて設けるようにした場合には、両灯具間
における意匠上の連続性を確保することができる。
からの光を前方へ向けて上下方向および左右方向に拡散
反射させるように構成された車輌用灯具において、所要
の配光性能が得やすくかつ外部から観察したときの見映
えが良い灯具を得ることができ、また、光源バルブを備
えていない疑似車輌用灯具においても、外部から観察し
たときの見映えが良い灯具を得ることができる。さら
に、このように構成された車輌用灯具および疑似車輌用
灯具を隣接させて設けるようにした場合には、両灯具間
における意匠上の連続性を確保することができる。
【００２０】上記構成において、上記「各素子」の外形
形状は、特に限定されるものではない。この場合におい
て、請求項２に記載したように、上記各素子の外形形状
を、灯具正面視において略矩形状に形成し、これら各素
子を区分けする境界線を、水平方向および鉛直方向に延
びるように設定すれば、上記意匠上の斬新性を、格子模
様あるいは煉瓦壁模様等の規則性あるパターンをベース
にして表現することができる。また、請求項３に記載し
たように、上記各素子の外形形状を、灯具正面視におい
て略扇形状に形成し、これら各素子を区分けする境界線
を、灯具正面視において所定点を中心として半径方向お
よび周方向に延びるように設定すれば、上記意匠上の斬
新性を、花びら模様あるいは蜘蛛の巣模様等の規則性あ
るパターンをベースにして表現することができる。
形状は、特に限定されるものではない。この場合におい
て、請求項２に記載したように、上記各素子の外形形状
を、灯具正面視において略矩形状に形成し、これら各素
子を区分けする境界線を、水平方向および鉛直方向に延
びるように設定すれば、上記意匠上の斬新性を、格子模
様あるいは煉瓦壁模様等の規則性あるパターンをベース
にして表現することができる。また、請求項３に記載し
たように、上記各素子の外形形状を、灯具正面視におい
て略扇形状に形成し、これら各素子を区分けする境界線
を、灯具正面視において所定点を中心として半径方向お
よび周方向に延びるように設定すれば、上記意匠上の斬
新性を、花びら模様あるいは蜘蛛の巣模様等の規則性あ
るパターンをベースにして表現することができる。
【００２１】ところで、上記ランプボディの内面または
上記レンズの内面において上記複数の素子に分割形成さ
れる領域の基準面の形状は、特に限定されるものではな
く、平面あるいは任意の曲面を採用することが可能であ
るが、上記灯室内に光源バルブが設けられた通常の車輌
用灯具において上記ランプボディの内面に上記複数の素
子を形成する場合には、請求項４に記載したように、灯
具前後方向に延びる軸線を中心軸とする回転放物面を基
準面として該回転放物面上に上記複数の素子を割り付
け、これら各素子により上記光源バルブからの光を前方
へ向けて上下方向および左右方向に拡散反射させるよう
に構成すれば、灯具真正面方向に対して上下左右いずれ
の方向に関してもバランス良く拡散光を照射させること
ができる。
上記レンズの内面において上記複数の素子に分割形成さ
れる領域の基準面の形状は、特に限定されるものではな
く、平面あるいは任意の曲面を採用することが可能であ
るが、上記灯室内に光源バルブが設けられた通常の車輌
用灯具において上記ランプボディの内面に上記複数の素
子を形成する場合には、請求項４に記載したように、灯
具前後方向に延びる軸線を中心軸とする回転放物面を基
準面として該回転放物面上に上記複数の素子を割り付
け、これら各素子により上記光源バルブからの光を前方
へ向けて上下方向および左右方向に拡散反射させるよう
に構成すれば、灯具真正面方向に対して上下左右いずれ
の方向に関してもバランス良く拡散光を照射させること
ができる。
【００２２】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本願発明の
実施の形態について説明する。
実施の形態について説明する。
【００２３】まず、本願発明の第１実施形態について説
明する。
明する。
【００２４】図２は、本実施形態に係る車輌用灯具を示
す平断面図であり、図３はその側断面図であり、図４
は、上記車輌用灯具をレンズを外して示す正面図であ
る。
す平断面図であり、図３はその側断面図であり、図４
は、上記車輌用灯具をレンズを外して示す正面図であ
る。
【００２５】これらの図に示すように、本実施形態に係
る灯具１０は、自動車の車体左側前端コーナ部に設けら
れる標識灯（クリアランスランプ）であって、合成樹脂
製のランプボディ１２と、このランプボディ１２の前方
に配置された合成樹脂製のレンズ１４と、これらランプ
ボディ１２およびレンズ１４により形成される灯室１６
内に設けられた光源バルブ１８とを備えてなっている。
る灯具１０は、自動車の車体左側前端コーナ部に設けら
れる標識灯（クリアランスランプ）であって、合成樹脂
製のランプボディ１２と、このランプボディ１２の前方
に配置された合成樹脂製のレンズ１４と、これらランプ
ボディ１２およびレンズ１４により形成される灯室１６
内に設けられた光源バルブ１８とを備えてなっている。
【００２６】上記ランプボディ１２の内面１２ａには、
灯具前後方向（車体前後方向）に延びる軸線Ａｘを中心
軸とする回転放物面Ｐ上に多数の反射面素子１２ｓが形
成されており、これにより上記ランプボディ１２はリフ
レクタとしての機能を発揮するようになっている。ま
た、上記光源バルブ１８は、そのフィラメント（図示せ
ず）を上記軸線Ａｘにおける上記回転放物面Ｐの焦点Ｆ
に位置せしめるようにして、ソケット２０を介して上記
ランプボディ１２に装着されている。さらに、上記レン
ズ１４は、車体左側前端コーナ部の形状に応じて、その
車幅方向外方側の部分が後方へ回り込むように湾曲形成
されている。
灯具前後方向（車体前後方向）に延びる軸線Ａｘを中心
軸とする回転放物面Ｐ上に多数の反射面素子１２ｓが形
成されており、これにより上記ランプボディ１２はリフ
レクタとしての機能を発揮するようになっている。ま
た、上記光源バルブ１８は、そのフィラメント（図示せ
ず）を上記軸線Ａｘにおける上記回転放物面Ｐの焦点Ｆ
に位置せしめるようにして、ソケット２０を介して上記
ランプボディ１２に装着されている。さらに、上記レン
ズ１４は、車体左側前端コーナ部の形状に応じて、その
車幅方向外方側の部分が後方へ回り込むように湾曲形成
されている。
【００２７】図４に示すように、上記各反射面素子１２
ｓは、縦横の格子状に区分けされた複数のセグメントの
各々に割り付けられており、その上下方向断面形状は凹
状曲線、水平方向断面形状は凸状曲線で構成されてい
る。そして、上記各反射面素子１２ｓは、上記光源バル
ブ１８からの光を前方へ向けて上下方向および左右方向
に拡散反射させるようになっている。
ｓは、縦横の格子状に区分けされた複数のセグメントの
各々に割り付けられており、その上下方向断面形状は凹
状曲線、水平方向断面形状は凸状曲線で構成されてい
る。そして、上記各反射面素子１２ｓは、上記光源バル
ブ１８からの光を前方へ向けて上下方向および左右方向
に拡散反射させるようになっている。
【００２８】本実施形態に係る灯具１０は、上記ランプ
ボディ１２の内面１２ａにおいて上記光源バルブ１８か
らの光を拡散反射させることにより灯具配光機能を達成
するようになっており、上記レンズ１４は単なる素通し
レンズとして構成されている。
ボディ１２の内面１２ａにおいて上記光源バルブ１８か
らの光を拡散反射させることにより灯具配光機能を達成
するようになっており、上記レンズ１４は単なる素通し
レンズとして構成されている。
【００２９】上記光源バルブ１８を点灯させた状態で、
灯具正面方向から上記ランプボディ１２の内面１２ａを
観察すると、上記各反射面素子１２ｓは、その略中央部
（該反射面素子１２ｓの形成位置によって多少の位置ズ
レがある。）がスポット状の光輝部Ｂとして光って見え
る。
灯具正面方向から上記ランプボディ１２の内面１２ａを
観察すると、上記各反射面素子１２ｓは、その略中央部
（該反射面素子１２ｓの形成位置によって多少の位置ズ
レがある。）がスポット状の光輝部Ｂとして光って見え
る。
【００３０】図５は、図４において斜線で枠取りをした
１つの反射面素子１２ｓを取り出し、これを灯具正面視
状態から視点を変えて観察したときの上記光輝部Ｂの位
置変化の様子を示す図である。
１つの反射面素子１２ｓを取り出し、これを灯具正面視
状態から視点を変えて観察したときの上記光輝部Ｂの位
置変化の様子を示す図である。
【００３１】上記反射面素子１２ｓの上下方向断面形状
は凹状曲線、水平方向断面形状は凸状曲線で構成されて
いるので、灯具正面視から灯具観察角度を上方（下方）
へ変化させたときには上記光輝部Ｂは視点移動方向とは
逆の下方（上方）へ移動し、灯具正面視から灯具観察角
度を右方（左方）へ変化させたときには上記光輝部は視
点移動方向と同じ右方（左方）へ移動し、灯具正面視か
ら灯具観察角度を右斜め上方（右斜め下方）あるいは左
斜め上方（左斜め下方）へ変化させたときには上記光輝
部Ｂは視点移動と直交する右斜め下方（右斜め上方）あ
るいは左斜め下方（左斜め上方）へ移動する。
は凹状曲線、水平方向断面形状は凸状曲線で構成されて
いるので、灯具正面視から灯具観察角度を上方（下方）
へ変化させたときには上記光輝部Ｂは視点移動方向とは
逆の下方（上方）へ移動し、灯具正面視から灯具観察角
度を右方（左方）へ変化させたときには上記光輝部は視
点移動方向と同じ右方（左方）へ移動し、灯具正面視か
ら灯具観察角度を右斜め上方（右斜め下方）あるいは左
斜め上方（左斜め下方）へ変化させたときには上記光輝
部Ｂは視点移動と直交する右斜め下方（右斜め上方）あ
るいは左斜め下方（左斜め上方）へ移動する。
【００３２】なお、灯具非点灯時における外部からの光
の反射光による光輝部は、上記各反射面素子１２ｓ内に
おいて上記光輝部Ｂとは多少異なった位置に形成される
が、灯具正面視状態から視点を変えて観察したときの該
光輝部の位置変化の様子は、上記光輝部Ｂの場合と同様
である。
の反射光による光輝部は、上記各反射面素子１２ｓ内に
おいて上記光輝部Ｂとは多少異なった位置に形成される
が、灯具正面視状態から視点を変えて観察したときの該
光輝部の位置変化の様子は、上記光輝部Ｂの場合と同様
である。
【００３３】以上詳述したように、本実施形態において
は、ランプボディ１２の内面１２ａを構成する各反射面
素子１２ｓの断面形状が馬の鞍形に形成されているの
で、これを従来のように凸面状あるいは凹面状に形成し
た場合に比して、該反射面素子１２ｓの中心部と周辺部
（特にコーナ部）との肉厚の均一化を図ることができる
（図１参照）。
は、ランプボディ１２の内面１２ａを構成する各反射面
素子１２ｓの断面形状が馬の鞍形に形成されているの
で、これを従来のように凸面状あるいは凹面状に形成し
た場合に比して、該反射面素子１２ｓの中心部と周辺部
（特にコーナ部）との肉厚の均一化を図ることができる
（図１参照）。
【００３４】したがって、上記ランプボディ１２を成形
する際の溶融樹脂の流れ性を向上させることができ、こ
れにより上記各反射面素子１２ｓを精度良く形成するこ
とができるので、所要の灯具配光性能が得やすくなる。
する際の溶融樹脂の流れ性を向上させることができ、こ
れにより上記各反射面素子１２ｓを精度良く形成するこ
とができるので、所要の灯具配光性能が得やすくなる。
【００３５】また、上記各反射面素子１２ｓの表面形状
が馬の鞍形に形成されていることから、灯具正面視から
灯具観察角度を変化させたとき、視点を移動させる方向
によって該反射面素子１２ｓにおいて光って見える光輝
部Ｂが異なった方向に移動するので、灯具観察角度を変
化させたときの見え方が変化に富んだものとなり、これ
により意匠上の斬新性を確保することができる。
が馬の鞍形に形成されていることから、灯具正面視から
灯具観察角度を変化させたとき、視点を移動させる方向
によって該反射面素子１２ｓにおいて光って見える光輝
部Ｂが異なった方向に移動するので、灯具観察角度を変
化させたときの見え方が変化に富んだものとなり、これ
により意匠上の斬新性を確保することができる。
【００３６】このように本実施形態によれば、光源バル
ブからの光を前方へ向けて上下方向および左右方向に拡
散反射させるように構成された車輌用灯具において、所
要の配光性能が得やすくかつ外部から観察したときの見
映えが良い灯具を得ることができる。
ブからの光を前方へ向けて上下方向および左右方向に拡
散反射させるように構成された車輌用灯具において、所
要の配光性能が得やすくかつ外部から観察したときの見
映えが良い灯具を得ることができる。
【００３７】特に、本実施形態においては、上記意匠上
の斬新性を、格子模様の規則的パターンをベースにして
表現することができる。
の斬新性を、格子模様の規則的パターンをベースにして
表現することができる。
【００３８】次に、本願発明の第２実施形態について説
明する。
明する。
【００３９】図６は、本実施形態に係る車輌用灯具を示
す側断面であり、図７は、該車輌用灯具のレンズを単品
で示す、図６のVII 方向矢視図であり、図８は、図７の
VIII部拡大斜視図である。
す側断面であり、図７は、該車輌用灯具のレンズを単品
で示す、図６のVII 方向矢視図であり、図８は、図７の
VIII部拡大斜視図である。
【００４０】本実施形態に係る灯具３０は、正面形状が
円形状の標識灯であって、そのランプボディ３２の内面
３２ａは、車体前後方向に延びる軸線Ａｘを中心軸とす
る回転放物面Ｐで構成されており、光源バルブ１８から
の光を前方へ平行光として反射させるようになってい
る。
円形状の標識灯であって、そのランプボディ３２の内面
３２ａは、車体前後方向に延びる軸線Ａｘを中心軸とす
る回転放物面Ｐで構成されており、光源バルブ１８から
の光を前方へ平行光として反射させるようになってい
る。
【００４１】一方、この灯具３０のレンズ３４は平面状
に形成されており、その内面３４ａには多数のレンズ素
子３４ｓが形成されている。これら各レンズ素子３４ｓ
は、（上記軸線Ａｘ上に位置するレンズ素子３４ｓｏを
除いて）上記軸線Ａｘを中心として半径方向および円周
方向に延びる境界線により扇形状に区分けされた複数の
セグメントの各々に割り付けられており、その半径方向
断面形状は凸状曲線、円周方向断面形状は凹状曲線で構
成されている。そして、上記各レンズ素子３４ｓは、上
記ランプボディ３２の内面３２ａからの反射光を半径方
向および円周方向に（結果として上下方向および左右方
向に）拡散透過させるようになっている。なお、上記レ
ンズ素子３４ｓｏは魚眼レンズ素子として形成されてい
る。
に形成されており、その内面３４ａには多数のレンズ素
子３４ｓが形成されている。これら各レンズ素子３４ｓ
は、（上記軸線Ａｘ上に位置するレンズ素子３４ｓｏを
除いて）上記軸線Ａｘを中心として半径方向および円周
方向に延びる境界線により扇形状に区分けされた複数の
セグメントの各々に割り付けられており、その半径方向
断面形状は凸状曲線、円周方向断面形状は凹状曲線で構
成されている。そして、上記各レンズ素子３４ｓは、上
記ランプボディ３２の内面３２ａからの反射光を半径方
向および円周方向に（結果として上下方向および左右方
向に）拡散透過させるようになっている。なお、上記レ
ンズ素子３４ｓｏは魚眼レンズ素子として形成されてい
る。
【００４２】以上詳述したように、本実施形態において
は、レンズ３４の内面３４ａを構成する各レンズ素子３
４ｓの断面形状が馬の鞍形に形成されているので、これ
を従来のように凸面状あるいは凹面状に形成した場合に
比して、該レンズ素子３４ｓの中心部と周辺部（特にコ
ーナ部）との肉厚均一化を図ることができる。
は、レンズ３４の内面３４ａを構成する各レンズ素子３
４ｓの断面形状が馬の鞍形に形成されているので、これ
を従来のように凸面状あるいは凹面状に形成した場合に
比して、該レンズ素子３４ｓの中心部と周辺部（特にコ
ーナ部）との肉厚均一化を図ることができる。
【００４３】したがって、上記レンズ３４を成形する際
の溶融樹脂の流れ性を向上させることができ、これによ
り上記各レンズ素子３４ｓを精度良く形成することがで
きるので、所要の灯具配光性能が得やすくなる。
の溶融樹脂の流れ性を向上させることができ、これによ
り上記各レンズ素子３４ｓを精度良く形成することがで
きるので、所要の灯具配光性能が得やすくなる。
【００４４】また、上記各レンズ素子３４ｓの表面形状
が馬の鞍形に形成されていることから、灯具正面視から
灯具観察角度を変化させたとき、視点を移動させる方向
によって該レンズ素子３４ｓにおいて光って見える光輝
部が異なった方向に移動するので、灯具観察角度を変化
させたときの見え方が変化に富んだものとなり、これに
より意匠上の斬新性を確保することができる。
が馬の鞍形に形成されていることから、灯具正面視から
灯具観察角度を変化させたとき、視点を移動させる方向
によって該レンズ素子３４ｓにおいて光って見える光輝
部が異なった方向に移動するので、灯具観察角度を変化
させたときの見え方が変化に富んだものとなり、これに
より意匠上の斬新性を確保することができる。
【００４５】このように本実施形態によれば、光源バル
ブからの光を前方へ向けて上下方向および左右方向に拡
散反射させるように構成された車輌用灯具において、所
要の配光性能が得やすくかつ外部から観察したときの見
映えが良い灯具を得ることができる。
ブからの光を前方へ向けて上下方向および左右方向に拡
散反射させるように構成された車輌用灯具において、所
要の配光性能が得やすくかつ外部から観察したときの見
映えが良い灯具を得ることができる。
【００４６】特に、本実施形態においては、上記意匠上
の斬新性を、花びら模様の規則的パターンをベースにし
て表現することができる。
の斬新性を、花びら模様の規則的パターンをベースにし
て表現することができる。
【００４７】次に、本願発明の第３実施形態について説
明する。
明する。
【００４８】図９は、本実施形態に係る車輌用灯具を示
す平断面図である。
す平断面図である。
【００４９】図示のように、本実施形態においては、光
源バルブ１８を備えた通常の灯具（標識灯）５０と、光
源バルブを備えていない装飾用の疑似灯具（ガーニッシ
ュ）６０とが隣接配置されている。
源バルブ１８を備えた通常の灯具（標識灯）５０と、光
源バルブを備えていない装飾用の疑似灯具（ガーニッシ
ュ）６０とが隣接配置されている。
【００５０】上記灯具５０は、そのランプボディ５２の
内面５２ａの構成については、上記第１実施形態のラン
プボディ１２と全く同様であるが、そのレンズ５４が平
面状に形成されている点で異なっている。なお、このレ
ンズ５４が素通しレンズとして構成されている点は、第
１実施形態のレンズ１４と同様である。
内面５２ａの構成については、上記第１実施形態のラン
プボディ１２と全く同様であるが、そのレンズ５４が平
面状に形成されている点で異なっている。なお、このレ
ンズ５４が素通しレンズとして構成されている点は、第
１実施形態のレンズ１４と同様である。
【００５１】一方、上記疑似灯具６０は、ランプボディ
６２およびその前方に配置されたレンズ６４のみからな
っている。上記レンズ６４は、上記灯具５０のレンズ５
４と同様、平面状の素通しレンズであり、上記レンズ５
４と面一で設けられている。
６２およびその前方に配置されたレンズ６４のみからな
っている。上記レンズ６４は、上記灯具５０のレンズ５
４と同様、平面状の素通しレンズであり、上記レンズ５
４と面一で設けられている。
【００５２】また、上記ランプボディ６２の内面６２ａ
は、上記レンズ５４と平行な平面（図中２点鎖線で示
す）上に多数の反射面素子６２ｓが形成されてなってい
る。これら各反射面素子６２ｓは、上記灯具５０のラン
プボディ５２の内面５２ａに形成された各反射面素子５
２ｓと同様、縦横の格子状に区分けされた複数のセグメ
ントの各々に割り付けられており、その上下方向断面形
状は凹状曲線、水平方向断面形状は凸状曲線で構成され
ている。
は、上記レンズ５４と平行な平面（図中２点鎖線で示
す）上に多数の反射面素子６２ｓが形成されてなってい
る。これら各反射面素子６２ｓは、上記灯具５０のラン
プボディ５２の内面５２ａに形成された各反射面素子５
２ｓと同様、縦横の格子状に区分けされた複数のセグメ
ントの各々に割り付けられており、その上下方向断面形
状は凹状曲線、水平方向断面形状は凸状曲線で構成され
ている。
【００５３】以上詳述したように、本実施形態において
は、上記疑似灯具６０のランプボディ６２の内面６２ａ
には、上記灯具５０のランプボディ５２の内面５２ａに
形成された各反射面素子５２ｓと同様の反射面素子６２
ｓが多数形成されているので、該疑似灯具６０に対する
観察角度を変化させたときの見え方が変化に富んだもの
となり、これにより意匠上の斬新性を確保することがで
きる。
は、上記疑似灯具６０のランプボディ６２の内面６２ａ
には、上記灯具５０のランプボディ５２の内面５２ａに
形成された各反射面素子５２ｓと同様の反射面素子６２
ｓが多数形成されているので、該疑似灯具６０に対する
観察角度を変化させたときの見え方が変化に富んだもの
となり、これにより意匠上の斬新性を確保することがで
きる。
【００５４】また、本実施形態のように互いに隣接配置
された灯具５０および疑似灯具６０を外部から観察した
とき、灯具外部からの光の反射光により上記灯具５０の
各反射面素子５２ｓに形成される光輝部および上記疑似
灯具６０の各反射面素子６２ｓに形成される光輝部は、
灯具正面視状態からの視点移動に伴い略同じ挙動をする
ので、両灯具５０および６０間における意匠上の連続性
を確保することができる。
された灯具５０および疑似灯具６０を外部から観察した
とき、灯具外部からの光の反射光により上記灯具５０の
各反射面素子５２ｓに形成される光輝部および上記疑似
灯具６０の各反射面素子６２ｓに形成される光輝部は、
灯具正面視状態からの視点移動に伴い略同じ挙動をする
ので、両灯具５０および６０間における意匠上の連続性
を確保することができる。
【図１】本願発明に係る車輌用灯具の要部（ａ）を従来
例（ｂ）との比較で示す説明用斜視図
例（ｂ）との比較で示す説明用斜視図
【図２】本願発明の第１実施形態に係る車輌用灯具を示
す平断面図
す平断面図
【図３】第１実施形態に係る車輌用灯具を示す側断面図
【図４】第１実施形態に係る車輌用灯具をレンズを外し
て示す正面図
て示す正面図
【図５】第１実施形態の作用を説明するための図
【図６】本願発明の第２実施形態に係る車輌用灯具を示
す側断面図
す側断面図
【図７】第２実施形態に係る車輌用灯具のレンズを単品
で示す、図６のVII 方向矢視図
で示す、図６のVII 方向矢視図
【図８】図７のVIII部拡大斜視図
【図９】本願発明の第３実施形態に係る車輌用灯具を示
す平断面図
す平断面図
１０、３０、５０ 車輌用灯具（標識灯） ６０ 車輌用灯具（疑似灯具） １２、３２、５２、６２ ランプボディ １２ａ、３２ａ、５２ａ、６２ａ ランプボディ内面 １２ｓ、５２ｓ、６２ｓ 反射面素子（素子） １４、３４、５４、６４ レンズ １６ 灯室 １８ 光源バルブ ３４ａ レンズ内面 ３４ｓ、３４ｓｏ レンズ素子（素子） Ａｘ 灯具前後方向軸線 Ｂ 光輝部 Ｆ 焦点 Ｐ 回転放物面 ｓ 素子（反射面素子、レンズ素子）
Claims (4)
- 【請求項１】 ランプボディおよび該ランプボディの前
方に配置されたレンズにより灯室が形成されてなる車輌
用灯具において、 上記ランプボディの内面または上記レンズの内面におけ
る少なくとも一部の領域が、複数の素子に分割形成され
ており、 上記各素子の断面形状が、直交する二方向に関して一方
向は凹状曲線、他方向は凸状曲線で構成されている、こ
とを特徴とする車輌用灯具。 - 【請求項２】 上記各素子の外形形状が、灯具正面視に
おいて略矩形状に形成されるとともに、これら各素子を
区分けする境界線が、水平方向および鉛直方向に延びる
ように設定されている、ことを特徴とする請求項１記載
の車輌用灯具。 - 【請求項３】 上記各素子の外形形状が、灯具正面視に
おいて略扇形状に形成されるとともに、これら各素子を
区分けする境界線が、灯具正面視において所定点を中心
として半径方向および周方向に延びるように設定されて
いる、ことを特徴とする請求項１記載の車輌用灯具。 - 【請求項４】 上記灯室内に光源バルブが設けられてお
り、上記ランプボディの内面が、灯具前後方向に延びる
軸線を中心軸とする回転放物面上に上記複数の素子が割
り付けられてなり、上記光源バルブからの光を前方へ向
けて上下方向および左右方向に拡散反射させるように構
成されている、ことを特徴とする請求項１〜３いずれか
記載の車輌用灯具。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17770097A JP3193889B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 車輌用灯具 |
| GB9812890A GB2326931B (en) | 1997-06-18 | 1998-06-15 | Vehicle lamp |
| CN98114797A CN1103011C (zh) | 1997-06-18 | 1998-06-15 | 车辆用灯具 |
| US09/098,461 US6070993A (en) | 1997-06-18 | 1998-06-17 | Vehicle lamp |
| KR1019980022665A KR100333934B1 (ko) | 1997-06-18 | 1998-06-17 | 차량용램프 |
| DE19827264A DE19827264B4 (de) | 1997-06-18 | 1998-06-18 | Fahrzeugleuchte mit verbessertem optischen Design |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP17770097A JP3193889B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 車輌用灯具 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH117808A true JPH117808A (ja) | 1999-01-12 |
| JP3193889B2 JP3193889B2 (ja) | 2001-07-30 |
Family
ID=16035584
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP17770097A Expired - Fee Related JP3193889B2 (ja) | 1997-06-18 | 1997-06-18 | 車輌用灯具 |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US6070993A (ja) |
| JP (1) | JP3193889B2 (ja) |
| KR (1) | KR100333934B1 (ja) |
| CN (1) | CN1103011C (ja) |
| DE (1) | DE19827264B4 (ja) |
| GB (1) | GB2326931B (ja) |
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| WO2016186180A1 (ja) * | 2015-05-20 | 2016-11-24 | 株式会社モデュレックス | 照明器具用レンズ |
| KR20180054286A (ko) * | 2016-11-15 | 2018-05-24 | 에스엘 주식회사 | 차량용 램프 |
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| JP3908428B2 (ja) | 2000-01-06 | 2007-04-25 | 株式会社小糸製作所 | 車両用標識灯 |
| JP3920005B2 (ja) * | 2000-05-17 | 2007-05-30 | 株式会社小糸製作所 | 車両用標識灯 |
| DE10032887A1 (de) * | 2000-07-06 | 2002-01-17 | Valeo Beleuchtung Deutschland | Linse für eine Leuchte und mit solchen Linsen versehene Leuchtenbauteile |
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