JPH1177199A - プレス送り装置用リリース装置 - Google Patents

プレス送り装置用リリース装置

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JPH1177199A
JPH1177199A JP27790297A JP27790297A JPH1177199A JP H1177199 A JPH1177199 A JP H1177199A JP 27790297 A JP27790297 A JP 27790297A JP 27790297 A JP27790297 A JP 27790297A JP H1177199 A JPH1177199 A JP H1177199A
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JP
Japan
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release
planetary gear
sun gear
gear
rotation
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JP27790297A
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English (en)
Inventor
Shoji Moriyama
彰二 守山
Mitsuo Tomiyama
光雄 冨山
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NIPPON DENSAN KIYOORI KK
Original Assignee
NIPPON DENSAN KIYOORI KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 プレス送り装置のリリースのタイミング調整
を機械的にプレス機の運転中においてもでき、耐久性が
高く、かつリリース装置の全体の大型化を抑制すること
を可能にしたプレス送り装置用リリース装置を提供する
こと 【解決手段】 ワークを挟持してプレス機に間歇的に供
給する一対のフィードロールを周期的にリリースするリ
リースカムを備えたリリース装置を、プレス機と同期し
て回転する駆動軸34に固定された第1の太陽歯車35
と、リリースカム9を回転駆動する出力軸40に固定さ
れた第2の太陽歯車39とを一体化された第1及び第2
の遊星歯車36、37とそれぞれ噛み合わせて連結し、
第1及び第2の遊星歯車36、37をモータ駆動される
ウォーム41と噛み合うウォームホィール42に軸着し
て構成し、該ホィール42の回転により第2の太陽歯車
39を加速又は減速してリリースのタイミングを調整可
能にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プレス機に帯状の
ワークを間歇的に供給する送り装置に用いるリリース装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】帯状のワークをプレス加工する場合、そ
のワークを一対のフィードロールにより間歇的にプレス
機に送り込むようにしている。その場合加工直前にワー
クを位置決めする必要があり、その時はフィードロール
によるワークの挟持をリリースしてワークを自由にしな
ければならない。図6はその送り装置とリリース装置を
示す。
【0003】同図において、1、2は一対のフィードロ
ールで、図示しないワークを挟み持ちしており、一方の
フィードロール1は所要の駆動源により間歇的に一方方
向に回転駆動され、この回転によりワークが所定長にわ
たってプレス機に送り込まれる。ワークの挟持をリリー
スする構成は次ぎの通りである。
【0004】3は下側のフィードロール2を回転自在に
支持しているアームで、この基端はハウジング4に支持
されている支点ピン5が挿通されてあり、この支点ピン
5を中心として揺動自在とされている。またアーム3は
エアシリンダー6のピストン7により常時押し上げられ
ている。この押し上げにより、フィードローラ2はフィ
ードローラ1に対して圧接し、ワークを挟持する。アー
ム3の自由端にはプッシュボルト8が取り付けられてい
る。
【0005】9はリリースカムで、偏心した軸心を中心
として回転する。10はカムフォロアで、ハウジング4
に支持されている支点ピン11を中心として揺動自在の
リリースアーム12の一端に設置されてあり、またこの
リリースアームは12の他端は、プッシュボルト8の先
端に当接している。リリースカム9はプレス機のクラン
ク軸と同期して回転している。
【0006】リリースカム9が回転してカムフォロア1
0を押し上げると、リリースアーム12は、支点ピン1
1を中心として反時計方向に回動する。これによりプッ
シュボルト8が押し下げられ、これと一体のアーム3は
支点ピン5を中心として、ピストン7による押し上げ力
に抗して反時計方向に回動する。この回動によってフィ
ードロール2はフィードロール1から離れ、ワークをリ
リースする。
【0007】リリースカム9が更に回転して、カムフォ
ロア10の押し上げが終わると、ピストン7によりアー
ム3が押し上げられ、フィードロール2がフィードロー
ル1に圧接しワークを再び挟持する。このようにして挟
持されたワークは、フィードロール1の回転によりプレ
ス機に向かって送られる。以下これを繰り返す。
【0008】ところで例えば金型およびパイロットピン
の変更などにより、パンチの長さが変わった場合、リリ
ースのタイミングを変更させる必要がある。この場合、
リリースカムを駆動軸に取り付けているねじを緩めて、
駆動軸の回転方向に沿ったリリースカムを所定角度ずら
すことにより、位置調節を行うことができる。
【0009】しかしこのような位置調整によると、プレ
ス機の運転を停止して行わなければならず、また一端位
置調整を行ったあとのテスト結果によって、なお位置調
整が不十分であるときは、再び最初からその位置調整を
実施しなければならず、その調整作業は極めて面倒であ
る。
【0010】そこで、この位置調整を機械的に、かつプ
レス機の運転中においても可能にする技術が開発され
た。図7はその位置調整を可能にしたリリース装置の断
面図である。簡単に説明すると(詳細には、実開平7−
26034号公報を参照されたい。)、この図におい
て、12はプレス機の運転と同期して回転する駆動軸、
13は駆動軸12の先端に固着された第1の太陽歯車、
14は第1の太陽歯車13と噛み合う第1の遊星歯車、
15は第1の遊星歯車14と噛み合う内歯車、16は内
歯車15と噛み合う第2の遊星歯車、17は第2の遊星
歯車16と噛み合う第2の太陽歯車、18は第2の太陽
歯車が固定され、リリースカム9を駆動する出力軸、1
9は位置調整時駆動されるモータによって駆動されるウ
ォーム、20はウォーム19と噛み合い、第1の遊星歯
車14を軸着するウォームホィールである。
【0011】プレス機が運転されると、第1の太陽歯車
13が回転し、この回転は第1の遊星歯車14、内歯車
15、第2の遊星歯車16、第2の太陽歯車17、出力
軸18を介してリリースカム9に伝達され、リリースカ
ム9は回転する。
【0012】リリースカム9が回転すると、所要のタイ
ミングで図6に示すカムフォロア10を押し上げ、リリ
ースアーム12は、支点ピン11を中心として反時計方
向に回動し、プッシュボルト8が押し下げられ、アーム
3は支点ピン5を中心として反時計方向に回動し、この
回動によってフィードロール2はフィードロール1から
離れ、ワークをリリースする。この動作が所要のタイミ
ング毎繰り返される。
【0013】リリースのタイミングを変更するとき、ウ
ォーム19をモータで駆動し、ウォームホィール20を
回転する。ウォームホィール20の回転で第1の遊星歯
車14が回転しながら第1の太陽歯車13の周りを回転
する。第1の遊星歯車14の回転は内歯車15、第2の
遊星歯車16、第2の太陽歯車17、出力軸18を介し
てリリースカム9に伝達され、リリースカム9は回転す
る。
【0014】例えばプレス機が運転中で各歯車が回転中
にこの変更が行われると、内歯車15が例えば増速し、
これによりリリースカム9のカムフォロア10を押し上
げるタイミングが進められる。所望のタイミング位置に
達したとき、すなわちリリースカム9を所定角度ずらせ
たときウォーム19を停止し、この状態で以降のリリー
ス動作を行う。これによりリリースのタイミングが変更
される。
【0015】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような遊
星歯車機構による位置調整では、内歯車を使用し構造が
複雑で太陽歯車は非常に小さく、軸受ベアリングや内歯
車の寿命が短いという問題がある。
【0016】本発明は、上記に問題に鑑みなされたもの
で、プレス送り装置のリリースのタイミング調整を機械
的にプレス機の運転中においてもでき、耐久性が高く、
かつリリース装置の全体の大型化を抑制することを可能
にしたプレス送り装置用リリース装置を提供することを
目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明は、ワークを挟持
してプレス機に間歇的に供給する一対のフィードロール
と、前記フィードロールの挟持を周期的にリリースする
ためのリリースカムを備えたプレス送り装置用リリース
装置において、前記プレス機の運転と同期して回転する
駆動軸と、前記駆動軸によって駆動される第1の太陽歯
車と、前記第1の太陽歯車と噛み合う第1の遊星歯車
と、前記第1の遊星歯車と一体に駆動する第2の遊星歯
車と、前記第2の遊星歯車の駆動によって駆動される第
2の太陽歯車と、前記第2の太陽歯車の回転によって駆
動され、前記リリースカムを回転駆動する出力軸と、モ
ータによって駆動されるウォームと噛み合うウォームホ
ィールとからなり、前記第1および第2の遊星歯車を前
記ウォームホィールに軸着してなることを特徴とする。
【0018】本発明では、プレス機が運転されると、第
1の太陽歯車が回転し、この回転は第1の遊星歯車に伝
達されて第1の遊星歯車と第2の遊星歯車が回転し、第
2の遊星歯車の回転は第2の太陽歯車に伝達され、第2
の太陽歯車と出力軸およびリリースカムが回転する。こ
のリリースカムが回転すると、所要のタイミングでワー
クをリリースする。この動作が所要のタイミング毎繰り
返される。
【0019】リリースのタイミングを変更するとき、ウ
ォームをモータで駆動し、ウォームホィールを回転す
る。ウォームホィールの回転で第1の遊星歯車が回転し
ながら第1の太陽歯車の周りを回転する。同時に第2の
遊星歯車が回転しながら第2の太陽歯車の周りを回転す
る。第2の遊星歯車の回転は第2の太陽歯車に伝達さ
れ、出力軸を介してリリースカムが回転する。
【0020】例えばプレス機が運転中で各歯車が回転中
にこの変更が行われると、第1の遊星歯車と第2の遊星
歯車の回転速度が例えば増速し、第2の太陽歯車の回転
速度が増速し、これによりリリースカムによるワークを
リリースするタイミングが例えば進められる。所望のタ
イミング位置に達したとき、すなわちリリースカムを所
定角度ずらせたときウォーム19を停止し、この状態で
以降のリリース動作を行う。これによりリリースのタイ
ミングが変更される。
【0021】このように本発明によれば、プレス送り装
置のリリースのタイミング調整を機械的にプレス機の運
転中においてもでき、内歯車が省略され、その分歯車及
び軸受を大きく設定することができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図を参照して説明する。図1は第1の実施の形態に係
るリリース装置の断面図、図2は図1のリリース装置の
縦断面図、図3は第2の実施の形態に係るリリース装置
の断面図、図4は図3のリリース装置の縦断面図、図5
は図3のリリース装置の部分断面図である。なお、図1
〜図6において同一部分および対応する部分には同一の
符号を付している。
【0023】第1の実施の形態を示す図1および図2に
おいて、31はハウジング、32、33はフランジ、3
4はプレス機の運転と同期して回転する駆動軸(入力
軸)、35は駆動軸12の先端に固着された第1の太陽
歯車、36は第1の太陽歯車35と噛み合う第1の遊星
歯車、37は第1の遊星歯車36と一体に形成された第
2の遊星歯車、38は支持軸、39は第2の遊星歯車3
7と噛み合う第2の太陽歯車、40は一端に第2の太陽
歯車39が固定され、他端にリリースカム9が固定され
た出力軸、41はウォーム、42はウォーム41と噛み
合うウォームホィール、43はウォーム41を駆動する
サーボモータであり、第1の遊星歯車36と第2の遊星
歯車37は支持軸38によりウォームホィール42に軸
着されている。
【0024】この第1の実施の形態では、第2の遊星歯
車37と第2の太陽歯車39は噛み合わされていて、第
2の遊星歯車37の回転は直接第2の太陽歯車39を駆
動する。そして、第1の太陽歯車35と第1の遊星歯車
36の歯数比は1対2、第2の遊星歯車37と第2の太
陽歯車39の歯数比は1対2に設定されていて、入力軸
34の1回転で出力軸40は同方向に1/4回転する。
なお、歯数比はこの比に限るものではなく、適宜に設定
することができる。
【0025】また、ウォームホィール42と出力軸40
の回転比は1対0.75に設定されていて、ウォームホ
ィール42が90度回転すると出力軸40は67.5度
回転する。これらの設定によりカム部の摩耗を減少させ
ることができ、また、ウォームホィール42のウォーム
41と噛み合う歯をせいぜい180度分形成するだけで
済み、第1の遊星歯車36と第2の遊星歯車37を配置
するスペースが大きく確保することができる。
【0026】この第1の実施の形態の動作は、今サーボ
モータ43、ウォーム41、ウォームホィール42が停
止し、第2の遊星歯車37と第2の太陽歯車39はある
位置に固定された状態にあるとして、プレス機が運転さ
れると、プレス機の運転と同期して回転する入力軸34
により第1の太陽歯車35が回転する。この回転は第1
の遊星歯車36を回転させ同時に第2の遊星歯車37を
回転させる。第2の遊星歯車37の回転は第2の太陽歯
車39を第1の太陽歯車35と同方向に回転させ、第2
の太陽歯車39の回転により出力軸40およびリリース
カム9が回転する。
【0027】リリースカム9が回転すると、所要のタイ
ミングで図6に示すカムフォロア10を押し上げ、リリ
ースアーム12は、支点ピン11を中心として反時計方
向に回動し、プッシュボルト8が押し下げられ、アーム
3は支点ピン5を中心として反時計方向に回動し、この
回動によってフィードロール2はフィードロール1から
離れ、ワークをリリースする。この動作がリリースカム
9の1/4回転毎、つまり入力軸34の1回転毎に行わ
れる。これにより所要のタイミングでワークをリリース
し、この動作が繰り返される。
【0028】リリースのタイミングを変更するとき、サ
ーボモータ43を駆動し、ウォーム41を回転し、ウォ
ームホィール42を回転する。ウォームホィール42の
回転で第1の遊星歯車36が回転しながら第1の太陽歯
車35の周りを回転する。同時に第2の遊星歯車37が
回転しながら第2の太陽歯車39の周りを回転する。第
2の遊星歯車39の回転は第2の太陽歯車39を回転さ
せ、出力軸40を回転してリリースカム9が回転する。
【0029】例えばプレス機が運転中に入力軸34の回
転方向、つまり第1の太陽歯車35の回転方向に対して
逆方向にウォームホィール42が回転されると、第1の
遊星歯車36と第2の遊星歯車37の回転速度が増速
し、第2の太陽歯車39の回転速度が増速し、これによ
りリリースカム9によるワークをリリースするタイミン
グが進められる。所望のタイミング位置に達したとき、
すなわちリリースカム9を所定角度ずらせたときサーボ
モータ43を停止し、ウォーム41、ウォームホィール
42を停止し、この状態で以降のリリース動作を行う。
これによりリリースのタイミングが変更される。
【0030】第1の実施の形態では、第2の遊星歯車3
7と第2の太陽歯車39は噛み合わさていて、第2の遊
星歯車37の回転は直接第2の太陽歯車39を駆動する
ようにされているが、第2の遊星歯車37と第2の太陽
歯車39との間にアイドル歯車を配置して第2の遊星歯
車37の回転をこのアイドル歯車を介して第2の太陽歯
車39を駆動するようにしても良い。
【0031】図3〜図5はこのアイドル歯車を用いた第
2の実施の形態を示している。図3〜図5において、3
1はハウジング、32、33はフランジ、34は駆動軸
(入力軸)、35は第1の太陽歯車、36は第1の遊星
歯車、37は第2の遊星歯車、38は支持軸、39は第
2の太陽歯車、40は出力軸、41はウォーム、42は
ウォームホィール、43はサーボモータであり、これら
は次ぎの点を除き、第1の実施の形態と同様に構成され
ている。
【0032】すなわち、この第2の実施の形態では、ア
イドル歯車44(図3では省略されている。)が、支持
軸45によりウォームホィール42に軸着されており、
第2の遊星歯車37と噛み合い、第2の太陽歯車39と
噛み合わされていて、第2の遊星歯車37の回転はアイ
ドル歯車44を介して第2の太陽歯車39に伝達され
る。
【0033】そして、第1の太陽歯車35と第1の遊星
歯車36の歯数比は1対1、第2の遊星歯車37と第2
の太陽歯車39の歯数比は1対1に設定されていて、入
力軸34の1回転で出力軸40は逆方向に1回転する。
また、ウォームホィール42が90度回転すると出力軸
40は180度回転するように設定されている。第1の
実施の形態と同様にウォームホィール42のウォーム4
1と噛み合う歯をせいぜい180度分形成するだけで済
み、第1の遊星歯車36と第2の遊星歯車37およびア
イドル歯車44を配置するスペースが確保することがで
きる。なお、歯数比はこの比に限るものではなく、適宜
に設定することができる。
【0034】この第2の実施の形態の動作は、今サーボ
モータ43、ウォーム41、ウォームホィール42が停
止し、第2の遊星歯車37と第2の太陽歯車39はある
位置に固定された状態にあるとして、プレス機が運転さ
れると、プレス機の運転と同期して回転する入力軸34
により第1の太陽歯車35が回転する。この回転は第1
の遊星歯車36を回転させ同時に第2の遊星歯車37を
回転させる。第2の遊星歯車37の回転はアイドル歯車
44を回転させ、アイドル歯車44の回転は第2の太陽
歯車39を第1の太陽歯車35と逆方向に回転させ、第
2の太陽歯車39の回転により出力軸40およびリリー
スカム9が回転する。
【0035】リリースカム9が回転すると、所要のタイ
ミングで図6に示すカムフォロア10を押し上げ、リリ
ースアーム12は、支点ピン11を中心として反時計方
向に回動し、プッシュボルト8が押し下げられ、アーム
3は支点ピン5を中心として反時計方向に回動し、この
回動によってフィードロール2はフィードロール1から
離れ、ワークをリリースする。この動作がリリースカム
9の1回転毎、つまり入力軸34の1回転毎に行われ
る。これにより所要のタイミングでワークをリリース
し、この動作が繰り返される。
【0036】リリースのタイミングを変更するとき、サ
ーボモータ43を駆動し、ウォーム41を回転し、ウォ
ームホィール42を回転する。ウォームホィール42の
回転で第1の遊星歯車36が回転しながら第1の太陽歯
車35の周りを回転する。同時に第2の遊星歯車37と
アイドル歯車44が回転しながら第2の太陽歯車39の
周りを回転する。アイドル歯車44の回転は第2の太陽
歯車39を回転させ、出力軸40を回転してリリースカ
ム9が回転する。
【0037】例えばプレス機が運転中に入力軸34の回
転方向、つまり第1の太陽歯車35の回転方向に対して
逆方向にウォームホィール42が回転されると、第1の
遊星歯車36と第2の遊星歯車37の回転速度が増速
し、アイドル歯車44の回転速度が増速し、第2の太陽
歯車39の回転速度が増速する。これによりリリースカ
ム9によるワークをリリースするタイミングが進められ
る。所望のタイミング位置に達したとき、すなわちリリ
ースカム9を所定角度ずらせたときサーボモータ43を
停止し、ウォーム41、ウォームホィール42を停止
し、この状態で以降のリリース動作を行う。これにより
リリースのタイミングが変更される。
【0038】
【発明の効果】以上のように、本発明によればリリース
のタイミング調整を機械的に、かつプレス機の運転中に
おいてできるとともに、大型化することなくリリース装
置を構成する歯車及び軸受を大きくして耐久性を高める
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るリリース装置
の断面図である。
【図2】図1に示すリリース装置の縦断面図である。
【図3】本発明の第2の実施の形態に係るリリース装置
の断面図である。
【図4】図3に示すリリース装置の縦断面図である。
【図5】図3に示すリリース装置の部分断面図である。
【図6】プレス送り装置とリリース装置の断面図であ
る。
【図7】従来のリリース装置の断面図である。
【符号の説明】
1、2 一対のフィードロール 3 アーム 4 ハウジング 5 支点ピン 6 エアシリンダー 7 ピストン 8 プッシュボルト 9 リリースカム 10 カムフォロア 11 支点ピン 12 リリースアーム 31 ハウジング 32、33 フランジ 34 駆動軸(入力軸) 35 第1の太陽歯車 36 第1の遊星歯車 37 第2の遊星歯車 38 支持軸 39 第2の太陽歯車 40 出力軸 41 ウォーム 42 ウォームホィール 43 サーボモータ 44 アイドル歯車

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ワークを挟持してプレス機に間歇的に供
    給する一対のフィードロールと、前記フィードロールの
    挟持を周期的にリリースするためのリリースカムを備え
    たプレス送り装置用リリース装置において、前記プレス
    機の運転と同期して回転する駆動軸と、前記駆動軸によ
    って駆動される第1の太陽歯車と、前記第1の太陽歯車
    と噛み合う第1の遊星歯車と、前記第1の遊星歯車と一
    体に駆動する第2の遊星歯車と、前記第2の遊星歯車の
    駆動によって駆動される第2の太陽歯車と、前記第2の
    太陽歯車の回転によって駆動され、前記リリースカムを
    回転駆動する出力軸と、モータによって駆動されるウォ
    ームと噛み合うウォームホィールとからなり、前記第1
    および第2の遊星歯車を前記ウォームホィールに軸着し
    てなることを特徴とするプレス送り装置用リリース装
    置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004529821A (ja) * 2001-06-19 2004-09-30 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツング 車両操舵装置に用いられるアクチュエータ
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