JP6618723B2 - 送り装置およびプレス装置ユニット - Google Patents

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Description

本発明は、送り装置およびプレス装置ユニットに関する。
プレス装置には、シート状部材(以下、ワークと記載する)をプレス装置の加工域へと送る、送り装置が設置される。特開2009−18325号公報には、グリップ手段によりワークをグリップして、間欠的にプレス装置へと供給する、送り装置が記載されている。
当該文献に記載の送り装置は、プレス装置に取り付けられる装置本体と、プレス装置によるプレス動作と同期して回転駆動する回転駆動軸と、装置本体の所定位置に配設された第1グリップ手段と、ワークを送る前進位置と、前進位置から後退する後退位置との間を、往復移動可能に配設された第2グリップ手段とを備える。
そして、第1グリップ手段および第2グリップ手段は、回転駆動軸の回転に伴って、次のように動作する。先ず、第2グリップ手段は、ワークをグリップして、後退位置から前進位置まで移動する。この間、第1グリップ手段は、ワークのグリップを解除した状態である。次に、第1グリップ手段はワークをグリップして、第2グリップ手段はワークのグリップを解除する。その後、第2グリップ手段は、前進位置から後退位置へと移動する。これにより、ワークは、プレス装置へと間欠的に送られる。そして、プレス装置へと送られたワークは、第2グリップ手段が前進位置から後退位置に移動する間に、プレス加工される。
特開2009−18325号公報
このような送り装置では、ワークのプレス加工の精度を高めるための、ワークの位置決めが重要となる。ワークの位置決めは、ワークに設けられたパイロット穴に、パイロットピンを挿入することで行われる。ワークが位置決めされる間は、第1グリップは、ワークのグリップを一時的に解除する、いわゆるパイロットリリースを行う必要がある。パイロットリリースの時間とタイミング(以下、パイロットリリース開始角度位置)は、ワークの材質やプレス加工の条件により異なる。このため、ワークを交換するとき、または、加工条件を変更するときは、パイロットリリース開始角度位置の調整が必要となる。
従来、パイロットリリース開始角度位置の調整は、目視や手動で行われていたため、多大な時間を要していた。したがって、パイロットリリース開始角度位置の調整を簡易化できれば、更なる生産性の向上を図ることができる。
本発明の目的は、パイロットリリース開始角度位置の調整を、簡易化した、送り装置を提供することである。
本願の例示的な第1発明は、プレス装置本体部に板状のワークを間欠的に送る送り装置であって、外枠を構成する筐体と、前記プレス装置本体部の動作と同期して、中心軸を中心に回転する駆動軸と、前記中心軸を中心に、前記駆動軸と相対回転可能に設置されたパイロットスリーブと、前記送り装置から前記プレス装置本体部へ向かう進行方向に沿って往復運動可能に設置され、前記往復運動と同期して、前記ワークの保持動作と解除動作とを行う移動クランプと、前記移動クランプと隣接して設置され、前記往復運動と同期して、前記ワークの保持動作と解除動作とを行う固定クランプと、前記中心軸を中心に、前記パイロットスリーブと同期して回転するパイロットカムと、前記中心軸を中心として、前記駆動軸と同期して回転するバックストップカムと、前記駆動軸の動力源とは別の動力源であるモータと、前記モータの動力を前記パイロットスリーブに伝達する動力伝達機構と、前記モータおよび前記プレス装置本体部を制御する制御部と、を有し、前記パイロットカムと前記バックストップカムは、前記固定クランプの保持動作および解除動作をさせ、前記動力伝達機構は、前記パイロットスリーブを、前記駆動軸に対して相対回転させる。
モータを駆動させることで、バックストップカムに対するパイロットカムの相対角度を調整できる。これにより、パイロットリリース開始角度位置の調整を簡易化することができる。
図1は、送り装置を備えたプレス装置の断面図である。 図2は、送り装置の概略図である。 図3は、送り装置の断面図である。 図4は、送り装置の動作概念図である。 図5は、動力伝達機構の構成を示した図である。 図6は、制御系のブロック図である。 図7は、金型交換、材料変更から加工開始までの動作を示したフロー図である。
以下、本発明の例示的な実施形態について、図面を参照しながら説明する。
<1.送り装置の構成>
図1は、送り装置1を有するプレス装置ユニット2の構成を示す図である。図1に示すように、送り装置1は、例えば、プレス装置ユニット2に用いられ、プレス装置本体部20に隣接して設置される。送り装置1は、プレス装置本体部20へ向かう進行方向に、シート状または板状のワーク3を間欠的に送る装置である。プレス装置本体部20は、金型を上下動させることで、ワーク3に圧力を加え加工する装置である。プレス装置本体部20へ送られたワーク3は、固定金型21上で固定される。そして、可動金型22が上下動することで、ワーク3が加工される。
図2は、送り装置1の概略図である。図3は、図2におけるA−A断面図である。図2および図3に示すように、送り装置1は、外枠を構成する筐体11と、駆動軸12と、移動クランプ13と、固定クランプ14と、パイロットスリーブ15と、パイロットカム16と、バックストップカム17と、モータ19と、動力伝達機構40と、制御部50とを有する。
駆動軸12は、ワーク3の搬送方向に対して垂直かつ水平に配置される。駆動軸12は、プレス装置本体部20の、可動金型22の上下動作に同期して、中心軸9を中心に回転する。移動クランプ13および固定クランプ14は、ワーク3の搬送経路に沿って、隣接配置される。固定クランプ14は、ワーク3の搬送経路よりも上側に配置された、第一固定グリップ部材141と、ワーク3の搬送経路よりも下側に配置された、第一可動グリップ部材142とを備える。第一可動グリップ部材142は、上方に移動することで、第一固定グリップ部材141との間に、ワーク3をグリップする。これにより、ワーク3は、固定クランプ14により保持される。一方、第一可動グリップ部材142が、下方に移動すると、ワーク3のグリップが解除される。
移動クランプ13は、送り装置1からプレス装置本体部20へ向かう進行方向に沿って往復運動可能に設置される。移動クランプ13は、上側に配置された第二固定グリップ部材131と、下側に配置された第二可動グリップ部材132とを備える。第二可動グリップ部材132は、上方に移動することで、第二固定グリップ部材131との間に、ワーク3をグリップする。これにより、ワーク3は、移動クランプ13により保持される。一方、第二可動グリップ部材132が、下方に移動すると、ワーク3のグリップが解除される。また、移動クランプ13は、ワーク3を保持しつつ、固定クランプ14に向けて、近接する方向へ移動する。これにより、ワーク3は、プレス装置本体部20へと送られる。
図4は、送り装置1の動作概念図である。プレス装置本体部20へと送られるワーク3は、先ず、移動クランプ13により保持される。このとき、固定クランプ14は、解除状態である(a)。次に、移動クランプ13は、ワーク3を保持しつつ、固定クランプ14に向けて、近接する方向へ移動する(b)。続いて、ワーク3は、固定クランプ14により保持される(c)。その後、移動クランプ13は、ワーク3の保持を解除し(d)、元の位置へと移動する(e)。そして、元の位置へと移動した移動クランプ13は、再びワーク3を保持する(f)。送り装置1は、これらの動作を繰り返すことで、ワーク3をプレス装置本体部20へと、間欠的に供給する。
なお、ワーク3の位置決めは(d)と(e)との間に行われる。ワーク3の位置決めは、ワーク3に設けられたパイロット孔(図示せず)に、パイロットピン(図示せず)が挿入されることで行われる。このとき、一時的に固定クランプ14によるワーク3の保持を解除する、パイロットリリースが行われる。
図2、図3に示すように、バックストップカム17は、駆動軸12に固定される。バックストップカム17は、中心軸9を中心として、駆動軸12と同期して回転する。また、図3に示すように、パイロットスリーブ15は、駆動軸12の外周に設置される。ただし、パイロットスリーブ15は、中心軸9を中心として、駆動軸12と相対回転可能となっている。パイロットカム16は、パイロットスリーブ15に固定され、パイロットスリーブ15と同期して、中心軸9を中心として回転する。パイロットカム16は、バックストップカム17と軸方向に隣接して設置される。パイロットリリース開始角度位置の調整は、パイロットカム16を回転させ、バックストップカム17に対するパイロットカム16の相対角度を調整することで行われる。
固定クランプ14によるワーク3の解除動作および保持動作は、バックストップカム17、パイロットカム16および第一レバー機構61により行われる。バックストップカム17は、ワーク3の進行方向への送りと同期して、固定クランプ14によるワーク3の保持または解除の動作をさせる。パイロットカム16は、ワーク3の位置決めのときに、一時的に固定クランプ14によるワーク3の保持を解除させる、パイロットリリースを行う。バックストップカム17の外周面およびパイロットカム16の外周面には、共通の第一従動コロ75が接触する。
第一レバー機構61は、第一レバー部材611を有する。第一レバー部材611は、筐体11に対して、第一ピン71を介して旋回可能に取り付けられる。第一レバー部材611の一方の端部は、第一可動グリップ部材142の下方に設けられた、挿通孔111に挿通される。そして、第一レバー部材611の、他方の端部には第一従動コロ75が設けられる。また、筐体11と第一可動グリップ部材142との間には、弾性体である第一ばね部材81が配置される。第一ばね部材81は、自然長よりも圧縮された状態で、第一レバー部材611の一方の端部と筐体11との間に介挿される。したがって、第一ばね部材81は、その反発力により、第一可動グリップ部材142を第一固定グリップ部材141側へ加圧する。
バックストップカム17およびパイロットカム16は、それぞれ、谷部と、谷部よりも径方向外側へ突出した山部とを有する。バックストップカム17またはパイロットカム16の山部が、第一従動コロ75に接触すると、第一レバー部材611は、図2において時計方向に旋回する。そうすると、第一レバー部材611の上述した一方の端部は、第一可動グリップ部材142を、第一ばね部材81の弾性力に抗しつつ、第一固定グリップ部材141から離隔する方向に押し下げる。これにより、固定クランプ14は、ワーク3の保持を解除する。
一方で、バックストップカム17およびパイロットカム16の谷部が、第一従動コロ75に接触すると、第一レバー部材611は、図2において反時計方向に旋回する。そうすると、第一レバー部材611の上述した一方の端部は、第一ばね部材81の弾性力により、第一可動グリップ部材142を押し上げる。そして、第一可動グリップ部材142は、第一固定グリップ部材141に近接する方向に移動する。これにより、固定クランプ14は、ワーク3を保持する。
移動クランプ13によるワーク3の解除動作および保持動作は、駆動軸12に設けられたフィードカム18および第二レバー機構62により行われる。フィードカム18の外周面には、第二従動コロ76が接触する。第二レバー機構62は、第二レバー部材622、第三レバー部材623、第四レバー部材624を有する。第二レバー部材622は、筐体11に対して、第二ピン72を介して旋回可能に取り付けられる。また、第四レバー部材624は、筐体11に対して、第一ピン71を介して旋回可能に取り付けられる。
第四レバー部材624の端部と第三レバー部材623の端部とは、第三ピン73を介して旋回可能に連結される。第二レバー部材622の端部と第三レバー部材623の端部とは、第四ピン74を介して旋回可能に連結される。また、第四レバー部材624の他端部には、第二従動コロ76が設けられる。筐体11と第三レバー部材623の第二レバー部材622側の端部との間には、弾性体である第二ばね部材82が配置される。第二ばね部材82は、自然長よりも圧縮された状態で、筐体11と第三レバー部材623との間に介挿される。したがって、第二ばね部材82は、その反発力により、第三レバー部材623を進行方向に向けて加圧する。また、第二可動グリップ部材132は、第三レバー部材623と同期して、進行方向に移動可能に支持されている。
フィードカム18の外周面は、谷部と、谷部よりも径方向外側へ突出した山部とを有する。フィードカム18の山部が、第二従動コロ76に接触すると、第四レバー部材624は、図2において反時計方向に旋回する。また、第二レバー部材622は、第二ばね部材82の弾性力に抗しつつ、図2において反時計方向に旋回する。そうすると、第二可動グリップ部材132は、第三レバー部材623に連動して、第二固定グリップ部材131から離隔する方向に移動する。これにより、移動クランプ13は、ワーク3の保持を解除する。
一方で、フィードカム18の谷部が、第二従動コロ76に接触すると、第二レバー部材622は、第二ばね部材82の弾性力により、図2において時計方向に旋回する。また、第四レバー部材624は、図2において時計方向に旋回する。そうすると、第二可動グリップ部材132は、第三レバー部材623に連動して、第二固定グリップ部材131へと近接する方向に上昇する。これにより、移動クランプ13は、ワーク3を保持する。
図3に示すように、動力伝達機構40は、駆動軸12の回転運動をパイロットスリーブ15へ伝達する機構と、モータ19の動力を、パイロットスリーブ15の回転運動へと変換する機構とを含む。モータ19は、駆動軸12の動力源とは、別の動力源である。モータ19を駆動させると、モータの動力が、動力伝達機構40を介してパイロットスリーブ15に伝達する。これにより、パイロットスリーブ15は、駆動軸12に対して、中心軸9を中心として相対回転する。なお、モータ19は、サーボモータであることが好ましい。ただし、モータ19は、他の形式のモータであってもよい。
<2.動力伝達機構の構成>
図5は動力伝達機構40の構成を示した図である。動力伝達機構40は、第一太陽歯車41と、第一遊星歯車411と、第二太陽歯車42と、第二遊星歯車422と,内歯車43と、ウォーム44と、ウォームホイール45とを有する。
第一太陽歯車41は、駆動軸12に固定され、中心軸9を中心に、駆動軸12と同期して回転する。第一太陽歯車41は、径方向外側へ向けて突出する複数の外歯を有する。第一太陽歯車41の径方向外側には、少なくとも一つの第一遊星歯車411が配置される。第一遊星歯車411は、図3に示す筐体11に固定された第一ギアピン46を中心に、第一太陽歯車41と噛み合いつつ回転する。第一ギアピン46は、例えばネジ止めにより、筐体11に固定される。このため、第一遊星歯車411は、第一太陽歯車41の外周部での、周方向の移動が規制される。したがって、駆動軸12が回転すると、第一遊星歯車411は、第一太陽歯車41の径方向外側で、第一太陽歯車41の回転に伴って、第一ギアピン46を中心に自転する。
図3に示すように、第二太陽歯車42は、パイロットスリーブ15に固定され、中心軸9を中心に、パイロットスリーブ15と同期して回転する。第二太陽歯車42は、径方向外側へ向けて突出する複数の外歯を有する。第二太陽歯車42の径方向外側には、少なくとも一つの第二遊星歯車422が配置される。第二遊星歯車422は、後述するウォームホイール45に固定された、第二ギアピン47を中心に、第二太陽歯車42と噛み合いつつ回転する。第二ギアピン47は、例えばネジ止めにより、ウォームホイール45に固定される。
内歯車43は、第一遊星歯車411および第二遊星歯車422の径方向外側に位置する。内歯車43は、径方向内側へ向けて突出する複数の内歯を有する。内歯車43は、第一遊星歯車411および第二遊星歯車422と噛み合いつつ、中心軸9を中心として回転する。第一遊星歯車411が回転すると、内歯車43は、中心軸9を中心に回転する。そして、内歯車43の回転に同期して、第二遊星歯車422が回転し、第二太陽歯車42が回転する。そうすると、第二太陽歯車42の回転と同期して、パイロットスリーブ15が回転する。したがって、駆動軸12が回転すると、バックストップカム17およびパイロットカム16が回転する。
なお、ワーク3を進行方向に送るときに、位相誤差が発生することを防止するために、第一遊星歯車411の歯形と、第二遊星歯車422の歯形とは、互いに同一であることが好ましい。
本実施形態では、図3に示すように、内歯車43と筐体11との間に、第一軸受48が設けられている。内歯車43は、第一軸受48により、筐体11に対して回転可能に支持されている。このようにすれば、第一遊星歯車411および第二遊星歯車422に対する、内歯車43の回転剛性を高めることができる。したがって、内歯車43の回転と、第一遊星歯車411および第二遊星歯車422との間で、回転を効率よく伝達することができる。
ウォーム44は、モータ19の動力により回転する。ウォーム44は、表面に螺旋状の溝を備える。ウォームホイール45は外周部に複数の歯を有する。ウォーム44が回転すると、ウォーム44の螺旋状の溝とウォームホイール45の複数の歯が噛み合い、ウォームホイール45は中心軸9を中心に回転する。
図5に示すように、モータ19の動力は、環状のベルト442が掛け渡された複数のプーリ441を介して、ウォーム44へ伝達される。このようにすれば、モータ19とウォーム44との間隔を離すことができる。したがって、送り装置1の内部空間を有効に利用できる。特に、本実施形態では、モータ19とウォーム44とは、筐体11の外部で接続されている。また、モータ19とウォーム44とが、ウォームホイール45を挟んで対向する位置に配置されている。これにより、送り装置1の内部空間をさらに有効利用できるとともに、送り装置1を小型化できる。ただし、モータ19は、ウォーム44の軸に直接連結されていてもよい。
本実施形態では、ウォームホイール45とパイロットスリーブ15との間に、第二軸受49が設けられている。ウォームホイール45は、第二軸受49により、パイロットスリーブ15に対して回転可能に支持される。このようにすれば、パイロットスリーブ15に対してウォームホイール45を、精度よく回転させることができる。
また、本実施形態では、ウォームホイール45が、第二太陽歯車42とパイロットカム16との間に位置する。このようにすれば、ウォームホイール45に対して、第一遊星歯車411および第二遊星歯車422を、軸方向の片側に配置できる。したがって、容易に歯車を組み込むことができ、装置コストを低減できる。
また、本実施形態では、図5のように、ウォームホイール45の外周部が、第二遊星歯車422よりも径方向外側に位置する。このように、ウォームホイール45の外径を大きくすれば、ウォーム44を駆動するトルクを小さくすることができる。これにより、モータ19の駆動電力を低減できる。
図3に示すように、第二ギアピン47は、ウォームホイール45に固定される。ウォームホイール45が回転すると、第二遊星歯車422は、第二ギアピン47と同期して、第二太陽歯車42の周囲を公転する。また、第二太陽歯車42は、第二遊星歯車422の公転と同期して、中心軸9を中心として回転する。このため、モータ19を駆動させることで、駆動軸12を回転させることなく、パイロットスリーブ15を回転させることができる。すなわち、モータ19を駆動させることで、パイロットカム16を、バックストップカム17に対して相対的に回転させることができる。
制御部50は、送り装置1とプレス装置本体部20を動作制御するための手段である。制御部50には、例えば、CPU等の演算処理部、RAM等のメモリ、およびハードディスクドライブ等の記憶部を有するコンピュータが用いられる。ただし、コンピュータに代えて、マイクロコントローラ等の演算装置を有する電気回路が用いられていてもよい。
図6は、プレス装置ユニット2における制御系の構成を概念的に示した図である。図6に示すように、制御部50は、モータ19およびプレス装置本体部20と、それぞれ電気的に接続されている。制御部50は、予め設定されたプログラム、または金型やワークの情報などのデータに基づいて、上記各部を動作制御する。また、制御部50は、予め入力されたパイロットカム16の回転位置を記憶する記憶部51を有する。そして、当該記憶部51から読み出した回転位置を示すデータやコンピュータプログラムに基づいて、モータ19やプレス装置本体部20を制御する。これにより、金型交換やワーク変更後も、予め記憶されたデータをもとに、パイロットリリース開始角度位置の調整をすることができる。
図7は、送り装置1を備えたプレス装置本体部20の、金型交換、またはワーク変更(S1)からプレス加工開始までのフローを示したフロー図である。金型交換またはワーク変更が行われると、送り装置1は、先ず、モータ19を駆動させる(S2)。これにより、ウォーム44が回転する。そうすると、ウォーム44の回転が、ウォームホイール45、第二遊星歯車422、および第二太陽歯車42を介して、パイロットスリーブ15へと伝達され、パイロットカム16が回転する(S3)。その結果、パイロットリリース開始角度位置が自動調整される(S4)。その後、プレス装置本体部20を駆動(S5)して、プレス加工を再開(S6)する。これにより、パイロットリリース開始角度位置の調整を簡易化することができる。
<3.変形例>
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記の実施形態に限定されるものではない。
上記の実施形態では、プレス装置本体部2は、クランク軸の回転運動を、金型の上下動へと変換する、クランク方式を利用したプレス装置であった。しかしながら、プレス装置本体部は、リンク方式やカム方式など他の方式を利用するものであってもよい。また、プレス装置本体部は、油圧式や空圧式のプレス装置であってもよい。また、プレス装置本体部は、例えば、コネクタ等の電子部品を製造するために用いられるものであってもよく、電子部品以外のプレス製品を製造するものであってもよい。
また、モータの動力をパイロットスリーブへ伝達する動力伝達機構の構造は、上記の実施形態とは異なる構造であってもよい。
また、各部材の細部の形状については、本願の各図に示された形状と、相違していてもよい。また、上記の実施形態や変形例に登場した各要素を、矛盾が生じない範囲で、適宜に組み合わせてもよい。
本発明は、プレス装置に利用できる。
1 送り装置
2 プレス装置ユニット
3 ワーク
9 中心軸
11 筐体
12 駆動軸
13 移動クランプ
14 固定クランプ
15 パイロットスリーブ
16 パイロットカム
17 バックストップカム
18 フィードカム
19 モータ
20 プレス装置本体部
21 固定金型
22 可動金型
40 動力伝達機構
41 第一太陽歯車
42 第二太陽歯車
43 内歯車
44 ウォーム
45 ウォームホイール
50 制御部
61 第一レバー機構
62 第二レバー機構
71 第一ピン
72 第二ピン
73 第三ピン
74 第四ピン
75 第一従動コロ
76 第二従動コロ
81 第一ばね部材
82 第二ばね部材
111 挿通孔
131 第二固定グリップ部材
132 第二可動グリップ部材
141 第一固定グリップ部材
142 第一可動グリップ部材
411 第一遊星歯車
422 第二遊星歯車
441 プーリ
442 ベルト
611 第一レバー部材
622 第二レバー部材
623 第三レバー部材
624 第四レバー部材

Claims (13)

  1. プレス装置本体部に板状のワークを間欠的に送る送り装置であって、
    外枠を構成する筐体と、
    前記プレス装置本体部の動作と同期して、中心軸を中心に回転する駆動軸と、
    前記中心軸を中心に、前記駆動軸と相対回転可能に設置されたパイロットスリーブと、
    前記送り装置から前記プレス装置本体部へ向かう進行方向に沿って往復運動可能に設置され、前記往復運動と同期して、前記ワークの保持動作と解除動作とを行う移動クランプと、
    前記移動クランプと隣接して設置され、前記往復運動と同期して、前記ワークの保持動作と解除動作とを行う固定クランプと、
    前記中心軸を中心に、前記パイロットスリーブと同期して回転するパイロットカムと、
    前記中心軸を中心として、前記駆動軸と同期して回転するバックストップカムと、
    前記駆動軸の動力源とは別の動力源であるモータと、
    前記モータの動力を前記パイロットスリーブに伝達する動力伝達機構と、
    前記モータおよび前記プレス装置本体部を制御する制御部と、
    を有し、
    前記パイロットカムと前記バックストップカムは、前記固定クランプの保持動作および解除動作をさせ、
    前記動力伝達機構は、
    前記駆動軸に固定され、前記中心軸を中心に、前記駆動軸と同期して回転する、第一太陽歯車と、
    前記第一太陽歯車の径方向外側において、前記第一太陽歯車と噛み合いつつ、第一ギアピンを中心に回転する、複数の第一遊星歯車と、
    前記パイロットスリーブに固定され、前記中心軸を中心に、前記パイロットスリーブと同期して回転する、第二太陽歯車と、
    前記第二太陽歯車の径方向外側において、前記第二太陽歯車と噛み合いつつ、第二ギアピンを中心に回転する、複数の第二遊星歯車と、
    前記第一遊星歯車および前記第二遊星歯車と噛み合う内歯を有し、前記中心軸を中心として回転する、内歯車と、
    前記モータの動力により回転するウォームと、
    前記ウォームの回転に伴い、前記中心軸を中心に回転する、ウォームホイールと、
    を有し、
    前記第一ギアピンは、前記筐体に固定され、
    前記第二ギアピンは、前記ウォームホイールに固定され、
    前記第二遊星歯車は、前記ウォームホイールの回転に伴い、前記第二太陽歯車の周囲を公転するよう配置され、
    前記第二太陽歯車は、前記第二遊星歯車の公転と同期して、前記中心軸を中心として回転するよう配置され、
    前記パイロットスリーブを、前記駆動軸に対して相対回転させる、送り装置。
  2. 請求項1に記載の送り装置であって、
    前記制御部は、前記パイロットカムの回転位置を記憶して、前記回転位置に基づいて、
    前記モータを駆動させる、送り装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の送り装置であって、
    前記モータと、前記ウォームとは、前記ウォームホイールを挟んで対向する位置に配置される、送り装置。
  4. 請求項1から請求項3までのいずれか1項に記載の送り装置であって、
    前記ウォームホイールは、前記第二太陽歯車と前記パイロットカムとの間に位置する、送り装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の送り装置であって、
    前記ウォームホイールの外周部は、前記第二遊星歯車より径方向外側に位置する、送り装置。
  6. 請求項1から請求項5までのいずれか1項に記載の送り装置であって、
    前記内歯車と前記筐体との間に、第一軸受を、さらに有し、
    前記内歯車は前記第一軸受により、前筐体に対して回転可能に支持される、送り装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の送り装置であって、
    前記第一ギアピンと、前記第二ギアピンとのうち少なくとも一方は、ネジ止めにより固定される、送り装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の送り装置であって、
    前記第一遊星歯車の歯形と、前記第二遊星歯車の歯形とは、同一である、送り装置。
  9. 請求項1から請求項8までのいずれか1項に記載の送り装置であって、
    前記ウォームホイールと、前記パイロットスリーブとの間に、第二軸受をさらに有し、
    前記ウォームホイールは、前記第二軸受により、前記パイロットスリーブに対して回転可能に支持される、送り装置。
  10. 請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載の送り装置であって、
    前記モータと、前記ウォームとは、環状のベルトが掛け渡された複数のプーリを介して接続される、送り装置。
  11. 請求項10に記載の送り装置であって、
    前記モータと、前記ウォームとは、前記筐体の外部において、環状のベルトが掛け渡された複数のプーリを介して接続される、送り装置。
  12. 請求項1から請求項11までのいずれか1項に記載の送り装置であって、
    前記モータは、サーボモータである、送り装置。
  13. ワークに圧力を加え加工するプレス装置本体部と、
    前記プレス装置本体部へワークを送る請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載の送り装置と、
    を備える、プレス装置ユニット。
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