JPH1173573A - 商品販売データ処理装置および方法並びに商品販売データ処理プログラムを記憶したコンピュータで読取可能な記憶媒体 - Google Patents

商品販売データ処理装置および方法並びに商品販売データ処理プログラムを記憶したコンピュータで読取可能な記憶媒体

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JPH1173573A
JPH1173573A JP23526197A JP23526197A JPH1173573A JP H1173573 A JPH1173573 A JP H1173573A JP 23526197 A JP23526197 A JP 23526197A JP 23526197 A JP23526197 A JP 23526197A JP H1173573 A JPH1173573 A JP H1173573A
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JP
Japan
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deposit
deposit amount
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JP23526197A
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English (en)
Inventor
Mikio Nakakawaji
幹雄 中川路
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TEC CORP
Original Assignee
TEC CORP
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】店内関係者の不正を防止しつつ現金取扱部との
関係による現金管理の確実性かつ安全性を向上させる。 【解決手段】預り金額読取確認手段70と, キー入力
預り金額記憶制御手段(11,12)と,読取確認預り
金額記憶制御手段(11,12)と,同一性判別手段
(11,12)と,次回取引許否判別手段(11,1
2)とを設け、キー入力された預り金額Akと預り金額
読取確認手段70を用いて実際の預り金相当通貨から読
取確認された預り金額Aaとの同一性を判別可能に形成
し、今回取引きにおけるキー入力預り金額Akと読取確
認預り金額Aaとの同一性があるものと判別された場合
に次回取引きについての手続き操作を許可可能かつ同一
性がないと判別された場合にはそれを拒否可能に形成さ
れている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、取引きごとの手続
き操作により商品登録しかつキー入力された預り金額が
登録商品の合計金額以上である場合に行う釣銭額算出を
含む会計処理を実行可能な商品販売データ処理装置およ
び方法並びに商品販売データ処理プログラムを記憶した
コンピュータで読取可能な記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】図8に示す商品登録機能,会計処理機能
等を有する電子キャッシュレジスタ10は、独立機ある
いはPOSシステムの端末として商品販売データ処理装
置を構成する。
【0003】図8において、電子キャッシュレジスタ1
0は、キャッシャーが商品情報入力手段(例えば、スキ
ャナ)を用いて商品情報を入力すると、商品登録制御手
段が商品ファイルから商品名,単価等を得て売上ファイ
ルに商品登録処理する。売上データは表示器21(キャ
ッシャー用21SHおよび客用21CT)に表示され、
プリンタ22でレシート用紙に印字される。
【0004】顧客買上げ商品の全てについて商品登録処
理を終了したところで、1取引き終了宣言としての締め
操作を行うと、会計処理制御手段が合計金額等を算出す
る。合計金額を見た顧客から通貨(現金)を受けたキャ
ッシャーは、その金額を預り金額としてキー入力する。
現金自体は、載置テーブル28に一時保留する。金額確
認容易化等のためである。
【0005】すると、会計処理制御手段は、キー入力さ
れた預り金額が算出された合計金額以上であることを条
件として、釣銭額を算出する。この釣銭額も合計金額等
とともに表示器21に表示されかつレジ本体10B内に
格納されたプリンタ22によってレシート用紙に印字さ
れる。キー入力預り金額は、記憶消去される。
【0006】引続き、現金取扱部を形成するドロワ16
0が自動開放され、レシートも発行される。キャッシャ
ーは、釣り銭を取出(出金)してレシートとともに客に
手渡す。しかる後に、載置テーブル28上の現金を金種
別に仕分けしてドロワ160へ収納する。これによりチ
ェックアウトが終了する。
【0007】なお、ドロワ160は、札収納部163お
よび硬貨収納部164を有するキャッシュボックス16
2をキャビネット161に開閉(出没)可能に装着して
なり、会計処理に連動して自動開放可能、さらに両替等
のためにキー操作でも開放可能に形成されている。16
5は鍵穴である。所定の時刻あるいは収納金額が一定の
金額になると、ドロワ160内の現金(売上金)は責任
者等によって回収される。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来は、
キャッシャーが商品情報入力手段(例えば、スキャナ)
を用いて商品情報を入力する等の取引きごとの手続き操
作により商品登録するとともに、キー入力された預り金
額が登録商品について算出された合計金額以上の場合に
釣銭額が算出され、会計処理が進行する。至極当然であ
る。
【0009】しかるに、社会的多様化・国際化および競
業激化からくる人材コストの低減化等が一段と強まるに
伴って、キャッシャーの身分,性質や各人の労働時間帯
等も多様化している。つまり、正規従業員の他に、アル
バイター,パートタイマー等が混在する。かくして、従
来の外部者による盗難ばかりか、最近は店内関係者によ
る不正が発生しやすく、ドロワ160内の現金管理の確
実性かつ安全性が損なわれる機会が増大している。
【0010】すなわち、キー入力された預り金額相当の
通貨(現金)が現金取扱部を形成するドロワ160(1
63,164)内に実際に収納されていない、客から合
計金額未満の通貨(現金)しか受取っていないあるいは
全く通貨(現金)を受取っていないのにキー入力預り金
額が合計金額以上とされて釣銭額が算出されかつ当該金
額の釣り銭が支払われている等の店内関係者自身や仲間
内の不正である。
【0011】かくして、現金取扱部との関係、特に従来
開放型のドロワ160を用いた場合の関係による現金管
理の確実性かつ安全性が損なわれる機会が増大する傾向
にある。また、現金回収時に現金紛失等の不都合が発生
することもある。
【0012】本発明の目的は、店内関係者の不正を防止
しつつ現金取扱部との関係による現金管理の確実性かつ
安全性を向上できる商品販売データ処理装置およびその
方法を提供することにある。また、商品販売データ処理
プログラムを記憶したコンピュータで読取可能な記憶媒
体を提供する。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、取引
きごとの手続き操作により商品登録しかつキー入力され
た預り金額が登録商品の合計金額以上である場合に行う
釣銭額算出を含む会計処理を実行可能な商品販売データ
処理装置において、預り金相当通貨から預り金額を読取
確認可能な預り金額読取確認手段を設けるとともに、前
記キー入力された預り金額を少くとも預り金額読取確認
手段の読取確認動作後もメモリに記憶可能かつ記憶され
たキー入力預り金額と読取確認預り金額との同一性を判
別可能に形成し、今回取引きにおける記憶されたキー入
力預り金額と読取確認預り金額との同一性があるものと
判別されたことを条件に次回取引きについての前記手続
き操作を許可可能に形成した、商品販売データ処理装置
である。
【0014】かかる発明では、キャッシャーは、客から
預り金を受けると、当該預り金額をキー入力する。キー
入力された預り金額が合計金額以上の場合には釣銭額が
算出される。このキー入力預り金額は、メモリに記憶さ
れる。当該釣銭額相当通貨を客に手渡す。これにより、
今回取引きのチェックアウトが終了する。その後に、キ
ャッシャーは、例えば一時保留していた預り金相当通貨
を現金取扱部(ドロワ等)に収納する前に、預り金額読
取確認手段を用いて当該預り金相当通貨の金額を読取確
認する。なお、をよりも、預り金額読取確認手段を用い
た預り金相当通貨金額の読取確認の方が、当該預り金の
キー入力の場合よりも先であってもよい。
【0015】ここに、読取確認された預り金額と記憶さ
れていたキー入力預り金額とが比較され、両者の同一性
が判別される。つまり、今回取引きに不正があったか否
かを自動的に判別することができる。かくして、同一性
があると判別されれば次回商品登録のための手続き操作
が許可されるが、同一性がないと判別された場合には次
回取引きの手続き操作が拒否されるので商品登録するこ
とができない。よって、店内関係者の不正を防止しつつ
現金取扱部との関係による現金管理の確実性かつ安全性
を向上できる。
【0016】また、請求項2の発明は、取引きごとの手
続き操作による商品登録およびキー入力された預り金額
が登録商品の合計金額以上である場合に行う釣銭額算出
を含む会計処理を実行可能な商品登録会計手段と,筐体
内に外部からは目視困難に配設されかつ釣銭準備金を収
容可能な釣銭収容器を含み筐体外から釣銭収容器へ預り
金相当通貨を投入可能かつ釣銭収容器から筐体外へ釣銭
金相当通貨を払出可能に形成された現金取扱手段と,投
入された預り金相当通貨のうち釣銭収容器に常時的に収
容させておくべき釣銭準備金の金額を超える余剰金相当
通貨を格納可能な金庫とを具備し、前記釣銭収容器へ投
入される預り金相当通貨から預り金額を読取確認可能な
預り金額読取確認手段と,読取確認預り金額を第2のメ
モリに記憶する読取確認預り金額記憶制御手段と,前記
キー入力預り金額を第1のメモリに記憶するキー入力預
り金額記憶制御手段と,各メモリに記憶された今回取引
きについてのキー入力預り金額と読取確認預り金額との
同一性を判別する同一性判別手段と,この同一性判別手
段によって両預り金額の同一性があるものと判別された
場合に次回取引きについての前記手続き操作を許可し,
同一性がないものと判別された場合には次回取引きにつ
いての前記手続き操作を拒否する次回取引許否判別手段
とを設けた、商品販売データ処理装置である。
【0017】かかる発明では、キャッシャーは、商品登
録会計手段を用いかつ手続き操作による商品登録および
会計処理を行う。今回取引きの客から預り金を受ける
と、当該預り金額をキー入力する。キー入力された預り
金額は、キー入力預り金額記憶制御手段によって第1の
メモリ記憶される。この預り金額が合計金額以上の場合
には、釣銭額が算出される。現金取扱手段は、当該釣銭
金相当通貨を筐体外へ払出す。客は、自ら釣銭金を手に
する。
【0018】キャッシャーは、客から受けた預り金相当
通貨を適宜なタイミングで筐体内の釣銭収容器へ投入す
る。すると、預り金額読取確認手段が、その金額を読取
りかつ確認する。読取確認された預り金額は、読取確認
預り金額記憶制御手段によって第2のメモリに記憶され
る。かくして、同一性判別手段が、各メモリに記憶され
たキー入力預り金額と読取確認預り金額とを比較して両
者の同一性の有無を判別する。判別結果は、例えば判別
結果テーブルに記憶される。
【0019】投入された預り金相当通貨は、筐体内に外
部からは目視困難に配設された釣銭収容器に収容される
が、釣銭収容器に常時的に収容させておくべき釣銭準備
金の金額を超える金額(余剰金)相当通貨は、金庫に格
納される。盗難防止と現金管理に引続く現金回収の安全
強化のためである。
【0020】キャッシャーが次の客(取引き)について
の手続き操作をしようとした場合、次回取引許否判別手
段は、同一性判別手段が前回取引きについて、同一性が
あるものと判別していた場合には次客についての手続き
操作を許可するが、同一性がないと判別されていた場合
には否定する。なお、次回取引許否判別手段の判別時点
は前回の会計処理時や会計処理終了直後であってもよ
い。
【0021】よって、店内関係者の不正を防止しつつ現
金取扱部との関係による現金管理および現金回収管理の
確実性かつ安全性を向上できるとともに取扱い容易であ
る。
【0022】さらに、請求項3の発明は、取引ごとの手
続き操作による商品登録と,キー入力された預り金額が
登録商品の合計金額以上である場合に行う釣銭額算出を
含む会計処理とを実行する商品販売データ処理方法であ
って、前記キー入力された預り金額をメモリに記憶さ
せ、客から受取った預り金相当通貨の金額を預り金額読
取確認手段を用いて読取確認させ、この読取確認預り金
額とメモリに記憶されているキー入力預り金額とを比較
して両者の同一性を判別させ、それらの同一性があると
判別した場合に次回取引きについての前記手続き操作の
実行を許可し,同一性がないと判別した場合にそれを拒
否する商品販売データ処理方法である。
【0023】かかる発明では、会計処理の際にキー入力
された預り金額をに記憶しておく。また、客から受取っ
た預り金相当通貨の金額も預り金額読取確認手段を用い
て読取確認されかつ必要によってメモリに記憶する。そ
して、記憶されたキー入力預り金額と読取確認預り金額
とを比較してそれらの同一性を判別する。同一性がある
と判別できた場合に次回取引きについての手続き操作の
実行を許可し,同一性がないと判別した場合にそれを拒
否する。
【0024】したがって、今回取引きについてキー入力
した預り金額と同じ金額が読取確認されたことを条件
に、次回取引きついての手続き操作を進行できるものと
されているので、不正行為についての店内関係者の立ち
入る隙がない。よって、店内関係者の不正を防止しつつ
現金取扱部との関係による現金管理の確実性かつ安全性
を向上できる。
【0025】さらにまた、請求項4の発明は、取引きご
との手続き操作による商品登録と,キー入力された預り
金額が登録商品の合計金額以上である場合に行う釣銭額
算出を含む会計処理とを実行するための商品販売データ
処理プログラムを記憶したコンピュータで読取可能な記
憶媒体であって、前記商品販売データ処理プログラムが
これを読取ったコンピュータに、前記キー入力された預
り金額をメモリに記憶させ、預り金額読取確認手段を用
いて預り金相当通貨から読取確認された読取確認預り金
額を取込ませ、キー入力預り金額と読取確認預り金額と
の同一性を判別させ、両預り金額の同一性があると判別
した場合に次回取引きについての前記手続き操作を許可
し,同一性がないと判別した場合には次回取引きについ
ての手続き操作を拒否するものとされている商品販売デ
ータ処理プログラムを記憶したコンピュータで読取可能
な記憶媒体である。
【0026】かかる発明では、商品販売データ処理プロ
グラムを読取ったコンピュータは、会計処理の際にキー
入力された預り金額をメモリに記憶する。また、客から
受取った預り金相当通貨から預り金額読取確認手段を用
いて読取確認された預り金額を取込む。そして、両預り
金額を比較してそれらの同一性を判別し、同一性がある
と判別したら次回取引きについての手続き操作を許可
し,同一性がないと判別したときにはそれを拒否する。
すなわち、今回取引きについてのキー入力金額と同じ金
額が預り金額読取確認手段で読取確認されたことを条件
に、次回取引きついての手続き操作を進行させられるか
ら、不正行為についての店内関係者の立ち入る隙を一掃
でき得る。
【0027】したがって、この記憶媒体を用いてコンピ
ュータに当該商品販売データ処理プログラムを読取らせ
れば、当該コンピュータで店内関係者の不正を防止しつ
つ現金取扱部との関係による現金管理の確実性かつ安全
性を向上できるという優れた作用効果を奏することので
きる商品販売データ処理装置を簡単に構築することがで
きかつその方法を容易に実行させられる。
【0028】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して詳細に説明する。 (第1の実施形態)本商品販売データ処理方法を実施す
るために好適な商品販売データ処理装置は、基本的構成
が従来例(図8)の場合と同様な電子キャッシュレジス
タ10から構成されているが、さらに図1に示す如く預
り金額読取確認手段70と, キー入力預り金額記憶制
御手段(11,12)と,読取確認預り金額記憶制御手
段(11,12)と,同一性判別手段(11,12)
と,次回取引許否判別手段(11,12)とを設け、キ
ー入力された預り金額Akと預り金額読取確認手段70
を用いて読取確認された預り金額Aaとの同一性を判別
可能に形成し、今回取引きにおける記憶されたキー入力
預り金額Akと読取確認預り金額Aaとの同一性がある
ものと判別されたことを条件に次回取引きについての手
続き操作を許可可能に形成されている。
【0029】図1において、電子キャッシュレジスタ1
0は、CPU11,ROM12,RAM13,HDD
(ハードディスク装置)14,商品情報読取入力手段を
形成するハンディタイプのスキャナ19,キーボード2
0,表示器21,プリンタ22,CDD(CD−ROM
ドライバ)16, 現金取扱部を形成する自動開放型の
ドロワ160およびデータ通信回線用のインターフェイ
ス(I/F)29を含み、商品登録機能,会計処理機能
等を有する。外観は、図8に示す通りである。なお、C
DとCDD16については、第2の実施形態で説明す
る。
【0030】すなわち、スキャナ19を用いて商品に付
された商品情報(例えば、商品コード)を読取入力(図
2のST10のYES)し、さらに必要によって数量等
をキー入力する等の手続き操作を行うと、商品登録制御
手段(CPU11,ROM12)が図示省略した商品フ
ァイルから商品名,単価等を求めて売上ファイル(図示
省略)に記憶(商品登録)する(ST12)。1取引終
了宣言としての締め操作(ST12のYES)を行う
と、合計金額が算出かつ表示器21に表示される(ST
13)。これも会計処理の一部である。
【0031】次いで、キーボード20を用いて、客から
受取った合計金額以上の預り金をキー入力(ST14の
YES)すると、会計処理制御手段(CPU11,RO
M12)が釣銭額算出等を含む会計処理(ST16)を
実行する。現金取扱部を形成するドロワ160は自動開
放され、プリンタ22で印字されたレシートも発行され
る。
【0032】ここに、制御部(CPU11,ROM1
2)に接続された預り金額読取確認手段70は、客から
受取った預り金相当通貨(紙幣および硬貨)の金額を読
取りかつ確認するための手段である。読取確認された預
り金額は、制御部(11,12)で取込まれ、RAM1
3に一時記憶される。
【0033】なお、預り金額読取確認手段70は、ハン
ディータイプでも現金(通貨)を投入可能な固定配設タ
イプでもよいが、後者の構成例を第3の実施形態におい
て併せて説明する。
【0034】読取確認預り金額記憶制御手段は、読取確
認預り金額記憶制御プログラムを格納させたROM12
とCPU11とから形成され、預り金額読取確認手段7
0で読取確認(ST21のYES,ST22)された預
り金額Aaを図1に示す第2のメモリ13M2に記憶す
る(ST23)。
【0035】また、キー入力預り金額記憶制御手段は、
キー入力預り金額記憶制御プログラムを格納させたRO
M12とCPU11とから形成され、図2のST15で
実行される。すなわち、キー入力(ST14のYES)
された預り金額Akを第1のメモリ13M1に記憶す
る。
【0036】この預り金額Akは、預り金額読取確認手
段70の読取確認動作後も記憶(記憶保持)される。こ
の意味は、キー入力が預り金額読取確認手段70の読取
確認動作よりも先に行われることが多いからである。但
し、預り金額読取確認手段70の読取確認動作が、キー
入力よりも先であってもよい。この場合は、単に記憶保
持時間が短いだけである。
【0037】同一性判別手段は、各メモリ13M1,1
3M2に記憶された今回取引きについてのキー入力預り
金額Akと読取確認預り金額Aaとの同一性を判別する
手段で、同一性判別プログラムを格納させたROM12
とCPU11とから形成され、図2のST18で実行さ
れる。判別結果は、図1に示す判別結果テーブル13T
に次回手続き操作が終了されるまで、あるいは判別結果
自体がクリアー(図2のST20のYES)されるま
で、記憶保持される。
【0038】次回取引許否判別手段は、次回取引許否判
別プログラムを格納させたROM12とCPU11とか
ら形成され、判別結果テーブル13Tを参照しつつ同一
性判別手段(11,12)で同一性があるものと判別さ
れた場合(ST18のYES)に次回取引きについての
手続き操作を許可するが、同一性がないと判別された場
合(ST18のNO)には拒否しかつこの実施形態では
エラー処理(ST19)するものと形成されている。
【0039】さらに、この実施形態では、例えば責任者
によるエラー解除キー操作で拒否判別結果自体をクリア
ー可能に形成してある。換言すれば、不正行為をしたと
思われるキャッシャーが勝手にクリアーすることはでき
ない。この点からも、不正防止の未然防止を助長するこ
とができる。
【0040】かかる第1の実施形態によれば、会計処理
の際にキー入力(図2のST14のYES)された預り
金額Akは、キー入力預り金額記憶制御手段(CPU1
1,ROM12)によって第1のメモリ13M1に記憶
(ST15)される。また、客から受取った預り金相当
通貨の金額Aaも預り金額読取確認手段70で読取確認
(ST21のYES,ST22)されかつ読取確認預り
金額記憶制御手段(11,12)によって第2のメモリ
13M2に記憶(ST23)される。
【0041】同一性判別手段(CPU11,ROM1
2)は、両メモリ13M1,メモリ13M2記憶されて
いる両預り金額Ak,Aaを比較してそれらの同一性を
判別(ST17のYES,ST18)する。
【0042】かくして、次回取引許否判別手段(CPU
11,ROM12)は、同一性判別手段(11,12)
によって同一性があると判別(ST18のYES)され
た場合に次回取引きについての手続き操作(ST10の
YES以下)を許可し,同一性がないと判別(ST18
のNO)された場合には拒否する(ST19)。
【0043】しかして、この第1の実施形態によれば、
預り金額読取確認手段70と,読取確認預り金額記憶制
御手段(11,12)と,キー入力預り金額記憶制御手
段(11,12)と,同一性判別手段(11,12)
と,次回取引許否判別手段(11,12)とを設け、キ
ー入力された預り金額Akと実際の通貨について預り金
額読取確認手段70を用いて読取確認された預り金額A
aとの同一性を判別可能に形成し、今回取引きにおける
キー入力預り金額Akと読取確認預り金額Aaとの同一
性があるものと判別されたことを条件に次回取引きにつ
いての手続き操作を許可可能に形成されているので、店
内関係者の不正を防止しつつ現金取扱部(160)との
関係による現金管理の確実性かつ安全性を向上できる。
【0044】(第2の実施形態)この第2の実施形態
は、コンピュータに記憶媒体〔光ディスク媒体…CD−
ROM(以下、単にCDと略称する。)〕から商品販売
データ処理プログラムを読取らせ、第1の実施形態の場
合と同様な商品販売データ処理装置(10)を構築しか
つその方法を実行可能としてある。
【0045】つまり、第1の実施形態では、読取確認預
り金額記憶制御手段(11,12),キー入力預り金額
記憶制御手段(11,12),同一性判別手段(11,
12)および次回取引許否判別手段(11,12)等が
図2に示す商品販売データ処理プログラムを格納させた
ROM12とCPU11とから形成されていたが、この
第2の実施形態では、便宜的に図1に示したCDD16
を介して記憶媒体(CD)から図2に示す商品販売デー
タ処理プログラム(ST10〜ST23)を読取りかつ
HDD14に格納するとともにRAM13に展開させて
実行可能に形成してある。その他は、第1の実施形態の
場合と同様である。
【0046】なお、図3〜図7に示す第3の実施形態の
場合も、記憶媒体(CD)から読取可能である。
【0047】すなわち、商品販売データ処理プログラム
がこれを読取ったコンピュータに、キー入力による預り
金額Akと預り金額読取確認手段70を用いて読取確認
された預り金額Aaとの同一性を判別させ、今回取引き
における記憶されたキー入力預り金額Akと読取確認預
り金額Aaとの同一性があるものと判別できた場合に次
回取引きについての手続き操作を許可するものとされて
いる。
【0048】したがって、コンピュータ(10)にこの
記憶媒体(CD)を読み込ませれば、当該コンピュータ
を第1(第3)の実施形態の場合と同様な商品販売デー
タ処理装置(電子キャッシュレジスタ10)に簡単に構
築できかつその方法を容易に実施させることができる。
【0049】なお、図1に示すHDD14やROM12
を着脱可能としかつ図2に示すプログラムを格納させて
おけば、当該HDDやROMも記憶媒体となる。もとよ
り、記憶媒体は、上記に限定されずFDD,CD−R,
DVD−ROM,MO,磁気テープ等から形成してもよ
い。
【0050】(第3の実施形態)この実施形態は、図3
〜図7に示す如く、第1の実施形態の現金取扱部がドロ
ワ160から形成されていたのに対して、電子キャッシ
ュレジスタ(商品登録会計手段)10に現金取扱部を形
成する現金取扱手段40および格別の操作なくしては取
外し困難かつ開放不能な金庫110を設け、かつ第1の
実施形態の場合と同様に預り金額読取確認手段(70)
と, キー入力預り金額記憶制御手段(11,12)
と,読取確認預り金額記憶制御手段(11,12)と,
同一性判別手段(11,12)と,次回取引許否判別手
段(11,12)とを設け、キー入力による預り金額A
kと預り金額読取確認手段70を用いて読取確認された
預り金額Aaとの同一性を判別可能に形成し、今回取引
きにおけるキー入力預り金額Akと読取確認預り金額A
aとの同一性があるものと判別されたことを条件に次回
取引きについての手続き操作を許可可能に形成されてい
る。
【0051】すなわち、従来例および第1の実施形態の
ドロワ160は、現金取扱い容易化を介した業務能率向
上のためにかつ慣習的に、上部開放型とされ開放状態で
は収容された現金が丸見えである。しかも、会計処理と
連動した自動開放のみならず比較的に簡単なキーボード
20上のキー操作によっても開放可能である。
【0052】このために、外部者による現金搾取、これ
に伴う傷害事件等並びに自動算出売上金とドロワ内収納
現金とが合わない等の店内関係者によるものと推定され
る事態が多発・増大する傾向にある。つまり、自動開放
されるドロワ160を用いた現金管理およびその後の現
金回収管理の確実性かつ安全性が損なわれる機会が一段
と増大する虞が強い。
【0053】かくして、この第3の実施形態では、ま
ず、キャッシャーが、現金取扱部(40,110)へ預
り金相当通貨を投入することを除き、現金に触れること
なく会計処理を行えるように構築するとともに、図4,
図5に示す投入金額計数機(預り金額読取確認手段)7
0や次回取引許否判別手段(11,12)等を設け、第
1(および第2)の実施形態の場合と同様な作用効果を
奏することができるように形成した。したがって、これ
らの点に関しては重複説明しない。
【0054】図2において、載置台1の上に筐体30が
載置され、この筐体30の上に電子キャッシュレジスタ
10が配設されている。従来(図8)の開放型ドロワ1
60は一掃され、電子キャッシュレジスタ10と筐体3
0とは、一体的に固定されている。つまり、現金取扱手
段40を日常的な操作では取外し相当困難乃至不能とし
てある。
【0055】現金取扱手段40は、筐体30内に密閉状
に配設されさらにこの実施形態では外部からは目視困難
に配設されかつ釣銭準備金(通貨)を収容可能な釣銭収
容器50を含み筐体30外から釣銭収容器50へ預り金
(Aa)相当通貨を投入可能かつ釣銭収容器50から筐
体30外へ釣銭金相当通貨を払出可能に形成されてい
る。
【0056】この釣銭収容器50は、図4に示す硬貨収
容器51と図5に示す札収容器55とから形成されてい
る。いずれも上部開放箱形状とされ、格別の操作を条件
とする開閉口39の開放状態において、筐体30内外に
出没(出し入れ)可能である。
【0057】硬貨収容器51の図4で左側は、筐体30
の硬貨投入ガイド34C,硬貨投入口35Cおよび投入
ガイドローラ52を介して投入された硬貨(コイン)を
受け入れ可能である。硬貨収容器51は、図6に示す複
数(6)の硬貨投入ガイド34C に対応する数(6)
だけある。この実施形態では、日本国の現用通貨(硬
貨)ごと、つまり1,5,10,50,100,500
円ごとに設けられている。
【0058】札収容器55は、図5に示す如く、札投入
ガイド34P,札投入口35Pおよび引込みローラ56
を介して投入された札(紙幣)を受け入れ可能である。
札収容器55は、図6に示す複数(3)の札投入ガイド
34Pに対応する数(3)だけある。この実施形態で
は、日本国の現用通貨(紙幣)ごと、つまり1000,
5000(図6では図示省略),10000円ごとに設
けられている。
【0059】前扉31は、筐体30の一部につまり前面
側に設けられかつ釣銭収容器50を出没可能な大きさに
選択された開閉口39を開閉するための手段で、ヒンジ
32を中心に回動可能である。釣銭収容器50を前方に
引出して外部から釣銭準備金を補充可能とするためであ
る。
【0060】この第3の実施形態では、釣銭準備金を補
充した場合、キーボード20を用いて釣銭準備金の金額
を入力するものとしてある。すると、制御部(CPU1
1,ROM12)は、この釣銭準備金の金額をメモリ
(RAM13…HDD14)に記憶するとともに、釣銭
収容器50に収容されている現金金額に入力された金額
を加算して現金金額を更新しかつメモリ(RAM13…
HDD14)に記憶する。
【0061】この前扉31の開閉には、格別の操作を必
要とする。すなわち、例えば責任者がキーボード20を
用いて責任者IDおよびパスワードを入力する格別の操
作をすることを条件に、制御部(11,12)が、図4
に示すロック機構120の一部を構成するソレノイド1
21S,122S(図3参照)を駆動(横動)して、前
扉ロックピン121および容器ロックピン122を外す
ことによりロック解除するものと形成してある。
【0062】前扉ロックピン121は前扉31に一体の
係止片33の孔に、容器ロックピン122は釣銭収容器
50の側壁面に設けられたピン孔に嵌挿可能である。
【0063】ここに、預り金額読取確認手段を構成する
投入金額計数機70は、投入された現金(硬貨,札)を
光学的に読取り検出可能な図3に示す6つのセンサー7
1Sを含む投入硬貨検出部71からの各信号と,2つの
センサー75Sを含む投入札検出部75からの各信号と
を受けて、各預り金相当通貨の金額を計数(読取確認)
可能に形成されている。
【0064】そして、制御部(CPU11,ROM1
2)は、投入金額計数機70で計数された投入預り金額
の自動的な入力があると、釣銭収容器50に収容されて
いる現金金額にこの投入預り金額を加算して現金金額
(釣銭収容器50に実際に収納されている釣銭準備金)
を更新する。
【0065】釣銭払出機60は、硬貨用が図4に示す硬
貨搬送コンベア61と分離ローラ62と仕切手段63と
から形成され、札用は図5に示す札搬送コンベア65と
払出ローラ67とから形成されている。いずれも各硬貨
および札ごとに設けられている。
【0066】払出された硬貨は、図4に実線で示す状態
の硬貨ダンパー91および硬貨払出口37Cを通して筐
体30の背面側に設けられた硬貨受け38Cに収容され
る。この硬貨受け38Cは、図7に示すように各硬貨に
共通である。片手で一度に取り出せるように内底面を傾
斜させてある。
【0067】一方、払出された札は、排出ローラ 68
によってかつ札払出口37Pを通して札受け38Pに排
出される。この札払出口37Pおよび札受け38Pは、
図7に示すように1000および5000円札用の2つ
である。但し、5000円札用は図示省略してある。釣
銭準備金を超える余剰金相当通貨(札,硬貨)のうちの
万札(10000円札)は、釣り銭とならないことか
ら、優先してかつこの実施形態ではその全てを金庫11
0に格納するように形成してある。
【0068】制御部(CPU11,ROM12)は、釣
銭払出機60との関係において、更新された現金金額
が、釣銭収容器50に商品販売業務上常時的に収容して
おくべき金額(釣銭準備金)以上になった場合に、金庫
110へ引渡す引渡金額(余剰金)を算出して、現金引
渡機90へその引渡金額信号を出力する。そして、再び
現金金額を更新する。なお、上記金額は、HDD14
(RAM13)予め設定記憶されている。
【0069】払出金額計数機80は、光学的に読取り検
出可能な図3に示す6つのセンサー81Sを有する払出
硬貨検出部81からの各信号と、図3に示す1000円
札用の1つのセンサー85Sを含む払出札検出部85か
らの信号とを受けて、各金額を計数可能に形成されてい
る。なお、5000円札用は図示省略した。金庫110
に優先格納される万札については、投入札検出部75を
有する投入金額計数機70があればよいから、払出用の
センサーは設けられていない。
【0070】制御部(CPU11,ROM12)は、払
出金額計数機80で計数された払出釣銭金額が自動的に
入力されると、釣銭収容器50内の現金金額を更新す
る。
【0071】現金引渡機90は、硬貨用の図4に示す選
択的に回動可能な6つの硬貨ダンパー91および硬貨引
渡ガイド92から形成され、札用は図5に示すように選
択的に上下動する2つの札ダンパー95および札引渡ガ
イド96から形成されている。
【0072】各硬貨は、硬貨ダンパー91が図4の実線
(上方位置)状態で硬貨受け38Cへ払出され、2点鎖
線(下方位置)状態で金庫110へ引渡される。札(1
000円)は、札ダンパー95が図5の実線状態(上方
位置)で札受け38Pへ払出されかつ各札は2点鎖線状
態(下方位置)で金庫100へ引渡される。
【0073】現金取扱部の一部を形成する金庫110
は、投入された預り金(Aa)のうち釣銭収容器50に
常時的に収納させておくべき釣銭準備金を超える余剰金
であって当該釣銭収容器50から引渡された現金を格納
するものであり、一般的のものと同様に密閉状でかつ格
別の操作(例えば、専用の鍵による開錠操作)なくして
は開放不能である。
【0074】この金庫110は、図4,図5に示すよう
に、載置台1の空間2内に取り付けられている。すなわ
ち、金庫110は、売上金の安全確保のために電子キャ
ッシュレジスタ(商品登録会計手段)10に直接または
間接的に固定配設される。この実施形態では、筐体30
を介して間接的に固定配設されている。
【0075】各硬貨は第1の筐体30の底面に設けられ
た図4に示す開口部105Cを通り、各札は図5に示す
開口部105Pを通りかつ金庫110の上面に設けられ
た格納口(図示省略)を通して金庫110に格納され
る。
【0076】ここに、金庫110は、ロック機構120
の一部を構成するソレノイド126S,127S(図3
参照)で駆動(縦動)される金庫第1ロックピン126
および金庫第2ロックピン127を金庫110のピン孔
(図示省略)に差込むことにより、筐体30にロック可
能に形成されている。
【0077】これらソレノイド126S,127Sは、
例えば責任者がキーボード20を用いて責任者IDおよ
びパスワードを入力する格別の操作をすることを条件
に、制御部(11,12)によってロック解除(金庫取
外し許可)される。
【0078】ロック解除状態で、載置台1の前面側から
取手部115に専用の引出棒を引掛けて金庫110を外
部に取外すことができる。つまり、金庫110ごと現金
(売上金…預り金)の一部または全部を回収することが
できる。なお、ロック状態時には、ロック機構(126
等)が見えないように遮蔽版106が取付けてある。
【0079】ここにおいて、キャッシャーは、会計処理
に際し、客から現金(Aa)を預かった場合には、それ
を硬貨投入口35Cおよび札投入口35Pから筐体30
内の釣銭収容器50へ投入する。この投入金額は、投入
金額計数機70で計数(読取確認)され、預り金Aaと
して第2のメモリ13M2に記憶される。
【0080】会計処理制御手段の一部である釣銭額算出
手段( CPU11,ROM12)が、預り金額(A
k)から合計金額を差引いて釣銭額を算出する。当該釣
銭額相当通貨は、釣銭払出機60によって硬貨受け38
Cおよび札受け38Pへ払出される。
【0081】かくして、客から受け取った預り金相当通
貨の筐体30(50)への投入を除き、オペーレータ
(キャッシャー)が現金に触れることなく会計処理で
き、かつ格別の操作により金庫110内の現金を当該金
庫110ごと現金回収できると理解される。
【0082】金庫110内の金庫メモリ113には、制
御部(11,12)の働きによって、格別の操作が実行
された時刻Tiが記憶される。この時刻Tiは、電子キ
ャシュレジスタ10内の時計回路から読込まれてメモリ
(HDD14)にも記憶される。当該時間の明確化によ
る責任所在の立証に有効である。
【0083】さらに、金庫メモリ113には、金庫11
0に格納された現金総額も記憶される。この現金総額
は、現金引渡機90が作動中に払出金額計数機80によ
って計数される。なお、万札は、投入金額計数機70に
よって計数されたものである。
【0084】しかして、この第3の実施形態によれば、
第1および第2の実施形態の場合と同様な作用効果を奏
することができることの加え、さらに部外者による盗難
や店内関係者による不正をより確実に防止することがで
きるとともに、現金管理および現金回収を正確かつ安全
に行える。
【0085】また、キャッシャーが預り金額相当通貨を
硬貨投入口35Cおよび札投入口35Pから筐体30内
の釣銭収容器50へ投入しなければ、投入金額計数機
(預り金額読取確認手段)70がその金額を読取確認す
ることができないので、次回取引きに100パーセント
進むことができない。したって、一段と確実に不正行為
を防止できる。一方において、通常のキャッシャーにと
っては取扱いが極めて簡単である。
【0086】また、売上金の全てあるいは大部分を金庫
110ごと回収できるので、販売業務中の現金管理のみ
ならず現金回収管理をより安全かつ正確に行える。
【0087】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、キー入力によ
る預り金額と預り金額読取確認手段を用いて読取確認さ
れた預り金額との同一性を判別可能に形成し、今回取引
きにおけるキー入力預り金額と読取確認預り金額との同
一性があるものと判別されたことを条件に次回取引きに
ついての手続き操作を許可可能に形成されているので、
店内関係者の不正を防止しつつ現金取扱部との関係によ
る現金管理の確実性かつ安全性を向上できる。
【0088】また、請求項2の発明によれば、商品登録
会計手段と,筐体外から釣銭収容器へ預り金相当通貨を
投入可能かつ釣銭収容器から筐体外へ釣銭金相当通貨を
払出可能に形成された現金取扱手段と,釣銭準備金を超
える余剰金相当通貨を格納可能な金庫とを具備し、預り
金額読取確認手段と, キー入力預り金額記憶制御手段
と,読取確認預り金額記憶制御手段と,同一性判別手段
と,次回取引許否判別手段とを設けた商品販売データ処
理装置であるから、店内関係者の不正を防止しつつ現金
取扱部との関係による現金管理および現金回収管理の確
実性かつ安全性を向上できるとともに取扱い容易であ
る。
【0089】さらに、請求項3の発明によれば、キー入
力された預り金額をメモリに記憶させ、客から受取った
預り金相当通貨の金額を預り金額読取確認手段を用いて
読取確認させ、読取確認預り金額とメモリに記憶されて
いるキー入力預り金額とを比較して両者の同一性を判別
させ、同一性があると判別した場合に次回取引きについ
ての前記手続き操作の実行を許可し,同一性がないと判
別した場合にそれを拒否する商品販売データ処理方法で
あるから、今回取引きについてのキー入力した金額と同
じ金額が実際の通貨から読取確認されたことを条件に次
回取引きついての手続き操作を進行できるものとされて
いるので、不正行為についての店内関係者の立ち入る隙
がない。よって、店内関係者の不正を防止しつつ現金取
扱部との関係による現金管理の確実性かつ安全性を向上
できる。
【0090】さらにまた、請求項4の発明によれば、商
品販売データ処理プログラムがこれを読取ったコンピュ
ータに、キー入力された預り金額を記憶させ、預り金額
読取確認手段で読取確認された読取確認預り金額を取込
ませ、キー入力預り金額と読取確認預り金額との同一性
を判別させ、両預り金額に同一性があると判別した場合
に次回取引きについての手続き操作を許可するものとさ
れている商品販売データ処理プログラムを記憶したコン
ピュータで読取可能な記憶媒体であるから、この記憶媒
体を用いてコンピュータに当該商品販売データ処理プロ
グラムを読取らせれば、当該コンピュータで店内関係者
の不正を防止しつつ現金取扱部との関係による現金管理
の確実性かつ安全性を向上できるという優れた効果を奏
することのできる商品販売データ処理装置を簡単に構築
することができかつその方法を容易に実行させられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図2】同じく、動作を説明するためのフローチャート
である。
【図3】本発明の第2の実施形態を示すブロック図であ
る。
【図4】同じく、コイン側の側面図である。
【図5】同じく、札側の側面図である。
【図6】同じく、正面図である。
【図7】同じく、背面図である。
【図8】従来例を説明するための図である。
【符号の説明】
1 載置台 10 電子キャッシュレジスタ(商品販売データ処理装
置、商品登録会計手段) 10B レジ本体 11 CPU(キー入力預り金額記憶制御手段,読取確
認預り金額記憶制御手段,同一性判別手段,次回取引許
否判別手段) 12 ROM(キー入力預り金額記憶制御手段,読取確
認預り金額記憶制御手段,同一性判別手段,次回取引許
否判別手段) 13 RAM(メモリ) 13T 判別結果データテーブル 13M1 第1のメモリ 13M2 第2のメモリ 14 HDD(メモリ) 16 CDD 19 スキャナ CD 光ディスク媒体(記憶媒体) 20 キーボード 21 表示器 22 プリンタ 30 筐体 31 前扉 35C 硬貨投入口 35P 札投入口 39 開閉口 40 現金取扱手段(現金取扱部) 50 釣銭収容器 51 硬貨収容器 55 札収容器 60 釣銭払出機 70 投入金額計数機(預り金額読取確認手段) 71 投入硬貨検出部 75 投入札検出部 80 払出金額計数機 90 現金引渡機 110 金庫 113 金庫メモリ 120 ロック機構 160 ドロワ(現金取扱部) 161 キャビネット 162 キャッシュボックス 163 札収納部 164 硬貨収納部 Ak キー入力預り金額 Aa 読取確認預り金額

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 取引きごとの手続き操作により商品登録
    しかつキー入力された預り金額が登録商品の合計金額以
    上である場合に行う釣銭額算出を含む会計処理を実行可
    能な商品販売データ処理装置において、 預り金相当通貨から預り金額を読取確認可能な預り金額
    読取確認手段を設けるとともに、前記キー入力された預
    り金額を少くとも預り金額読取確認手段の読取確認動作
    後もメモリに記憶可能かつ記憶されたキー入力預り金額
    と読取確認預り金額との同一性を判別可能に形成し、今
    回取引きにおける記憶されたキー入力預り金額と読取確
    認預り金額との同一性があるものと判別されたことを条
    件に次回取引きについての前記手続き操作を許可可能に
    形成した、商品販売データ処理装置。
  2. 【請求項2】 取引きごとの手続き操作による商品登録
    およびキー入力された預り金額が登録商品の合計金額以
    上である場合に行う釣銭額算出を含む会計処理を実行可
    能な商品登録会計手段と,筐体内に外部からは目視困難
    に配設されかつ釣銭準備金を収容可能な釣銭収容器を含
    み筐体外から釣銭収容器へ預り金相当通貨を投入可能か
    つ釣銭収容器から筐体外へ釣銭金相当通貨を払出可能に
    形成された現金取扱手段と,投入された預り金相当通貨
    のうち釣銭収容器に常時的に収容させておくべき釣銭準
    備金の金額を超える余剰金相当通貨を格納可能な金庫と
    を具備し、前記釣銭収容器へ投入される預り金相当通貨
    から預り金額を読取確認可能な預り金額読取確認手段
    と,読取確認預り金額を第2のメモリに記憶する読取確
    認預り金額記憶制御手段と,前記キー入力預り金額を第
    1のメモリに記憶するキー入力預り金額記憶制御手段
    と,各メモリに記憶された今回取引きについてのキー入
    力預り金額と読取確認預り金額との同一性を判別する同
    一性判別手段と,この同一性判別手段によって両預り金
    額の同一性があるものと判別された場合に次回取引きに
    ついての前記手続き操作を許可し,同一性がないものと
    判別された場合には次回取引きについての前記手続き操
    作を拒否する次回取引許否判別手段とを設けた、商品販
    売データ処理装置。
  3. 【請求項3】 取引ごとの手続き操作による商品登録
    と,キー入力された預り金額が登録商品の合計金額以上
    である場合に行う釣銭額算出を含む会計処理とを実行す
    る商品販売データ処理方法であって、 前記キー入力された預り金額をメモリに記憶させ、客か
    ら受取った預り金相当通貨の金額を預り金額読取確認手
    段を用いて読取確認させ、この読取確認預り金額とメモ
    リに記憶されているキー入力預り金額とを比較して両者
    の同一性を判別させ、それらの同一性があると判別した
    場合に次回取引きについての前記手続き操作の実行を許
    可し,同一性がないと判別した場合にそれを拒否する商
    品販売データ処理方法。
  4. 【請求項4】 取引きごとの手続き操作による商品登録
    と,キー入力された預り金額が登録商品の合計金額以上
    である場合に行う釣銭額算出を含む会計処理とを実行す
    るための商品販売データ処理プログラムを記憶したコン
    ピュータで読取可能な記憶媒体であって、 前記商品販売データ処理プログラムがこれを読取ったコ
    ンピュータに、前記キー入力された預り金額をメモリに
    記憶させ、預り金額読取確認手段を用いて預り金相当通
    貨から読取確認された読取確認預り金額を取込ませ、キ
    ー入力預り金額と読取確認預り金額との同一性を判別さ
    せ、両預り金額の同一性があると判別した場合に次回取
    引きについての前記手続き操作を許可し,同一性がない
    と判別した場合には次回取引きについての手続き操作を
    拒否するものとされている商品販売データ処理プログラ
    ムを記憶したコンピュータで読取可能な記憶媒体。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007066185A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 貨幣処理機

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007066185A (ja) * 2005-09-01 2007-03-15 Fuji Electric Retail Systems Co Ltd 貨幣処理機

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