JPH1173456A - 車両修理費見積もりシステム及び修理費見積もりプログラムを格納した記録媒体 - Google Patents

車両修理費見積もりシステム及び修理費見積もりプログラムを格納した記録媒体

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JPH1173456A
JPH1173456A JP23313097A JP23313097A JPH1173456A JP H1173456 A JPH1173456 A JP H1173456A JP 23313097 A JP23313097 A JP 23313097A JP 23313097 A JP23313097 A JP 23313097A JP H1173456 A JPH1173456 A JP H1173456A
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repair
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道元 酒井
Jiro Suzuki
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Abstract

(57)【要約】 【課題】簡便かつ定量的に修理費見積もりを行う見積シ
ステムを提供する。 【解決手段】画像の二次平面上における視線位置を検出
するイメージセンサを有し、イメージセンサにより検出
された視線位置データに基づいて修理車両を撮影する撮
影者の視線位置を修理車両の損傷部検出データとして記
憶するとともに、撮影画像データを記憶する画像記憶部
を有し、画像記憶部に記憶された損傷部検出データ及び
撮影画像データを修理車両データとして出力する視線入
力デジタルスチルカメラ装置5と、予め格納した車両属
性データから修理車両に対応する車両属性データを検索
するとともに、視線入力デジタルスチルカメラ装置5の
出力に基づき入力された修理車両データを用いて修理車
両の損傷位置、損傷範囲及び変形量またはこれらのうち
少なくとも1つを特定し、修理車両の修理費を計算する
計算装置1とを備え、車両属性データ及び修理車両デー
タに基づいて修理費見積もりを行うシステム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視線入力デジタル
スチルカメラ装置により修理車両を撮影した修理車両デ
ータに基づき、修理車両の修理費見積もりを行う車両修
理費見積もりシステム及び修理費見積もりプログラムを
格納した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、事故車の見積もりにおいて、CD
−ROM等の記憶媒体から供給される修理作業指数デー
タベース、部品データベース等を活用したコンピュータ
処理による修理費見積もりシステムが利用されている。
【0003】たとえば、対向車との衝突により左フロン
ト部を損傷した事故車の修理費を見積もる場合、まず、
目視により事故車の損傷部分、損傷の程度を判断する。
そして、事故車の左側フロントフェンダ、フロントバン
パ、ラジエータグリル、ヘッドランプ等の損傷部分を見
つけると、見積者は、修理費見積もりシステムに対して
各損傷部分を個別に手入力し、その修理内容・修理作業
(取替、脱着、板金、点検)を手入力で指示する。
【0004】すると、修理費見積もりシステムは、指示
された入力に対応した修理作業指数をデータベースから
取得し、あらかじめシステムに入力されているレバーレ
ート(作業時間単価)より修理技術料金を算出し、修理
箇所に対応した部品データベースから所要部品及び部品
代金を取得し、修理費用の見積もりを行う。
【0005】なお、過去の事故車整備の作業情報を事故
車修理費見積もりシステム内に持たせ、新規見積もりの
参考資料としてシステムの表示画面に表示させるシステ
ムや、表示画面に車のイラストイメージを表示し、見積
者がイラストイメージ上で事故車の損傷部を指定するよ
うにしたシステムも提案されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のシステ
ムでは、修理に要する部品価格が瞬時にして得られるの
で、従前の手作業による見積もり作業に比べ、大幅に見
積もり作業時間が短縮されてきているが、修理を要する
箇所、損傷内容の判断、修理作業内容の判断は、見積者
自身が一から行わざるを得ない。このため、経験と勘に
頼った見積もりが行われており、定量的な数値に基づく
見積もりではないため、見積者の業務経験やレベルの差
または見積もりの際の注意度によって、見積もり費用に
差ができてしまい、見積もりの信頼度を低下させてい
た。
【0007】すなわち、上述のように車の左フロント部
が対向車との衝突により損傷した場合でも、車の構造は
車両毎に異なり、事故の際の力の大きさ、力の入力点も
事故車毎に異なるので、事故車毎に損傷箇所、損傷程度
は全く異なるといってよく、目視による判断に頼った見
積もりでは、変形量等が定量的に把握されることも希
で、たとえば、ボンネットはどの程度の変形・損傷で交
換が必然となるのか、ドアパネル立付位置のズレがどの
程度であるとどのような損傷が考えられ、どのような修
理が必要となるのか、どの程度凹んだ場合に修復が不能
となるのか、等の判断を行うことなく、経験と勘により
修理箇所と修理作業内容を選択していた。
【0008】もっとも、事故車の修理費用を見積もる場
合、事故に応じて千差万別な損傷を外側から目視により
確認判断しても目視により確認不能な車両骨格部及び車
両内部の損傷箇所は、実際に外装パネル、車輪等を取り
外した分解状態とした上で、左サイドメンバの曲がりの
有無、テンション ロッド ブラケットの変形・亀裂の
有無等、隣接箇所個々の部品毎に確認点検しなければ正
確に把握することはできず、事故のケースによって外見
的に損傷がないと思われる反対側(右側)の部位、部品
等の確認も要する等、事前見積もりを行うには、経験と
勘に頼らざるを得なかったという実状もある。
【0009】したがって、見積もり段階では、相当にラ
フな修理作業項目を列挙しておき、実際に事故車を修理
した後に、実際に行った作業を修理費見積もりシステム
に入力するケースも少なくなかった。
【0010】そこで、本発明の目的はこのような点をふ
まえ、経験と勘により手入力していた損傷箇所及び修理
作業内容の判断を、視線入力デジタルスチルカメラ装置
を用いて撮影した修理車両データに基づき定量的データ
を把握して行うことにより、簡便かつ定量的に修理費見
積もりが行え、見積もり内容の根拠を撮影画像とともに
記録し、修理費見積もり作業の高度レベル均一化及び適
正かつ透明化した板金業の事前見積もりを可能とする車
両修理費見積もりシステム及び車両修理費見積もりプロ
グラムを格納した記録媒体を提供することにある。
【0011】また、本発明の他の目的は、視線入力入力
デジタルスチルカメラ装置を用いて撮影した修理車両デ
ータに基づき、塗装料金の算出を自動的かつ正確に行う
ことのできる車両修理費見積もりシステム及び車両修理
費見積もりプログラムを格納した記録媒体を提供するこ
とにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、前述した課題
を解決するために、以下の手段を採用した。すなわち、
本発明に係る車両修理費見積もりシステムは、プログラ
ムされた計算装置により修理車両の修理費見積もりを行
う車両修理費見積もりシステムである。
【0013】そして、画像の二次平面上における視線位
置を検出するイメージセンサを有し、このイメージセン
サにより検出された視線位置データに基づいて修理車両
を撮影する撮影者の視線位置を当該修理車両の損傷部検
出データとして記憶するとともに、撮影画像データを記
憶する画像記憶部を有し、この画像記憶部に記憶された
損傷部検出データ及び撮影画像データを修理車両データ
として出力する視線入力デジタルスチルカメラ装置と、
あらかじめ格納した車両属性データから前記修理車両に
対応する車両属性データを検索するとともに、前記視線
入力デジタルスチルカメラ装置の出力に基づき入力され
た前記修理車両データを用いて修理車両の損傷位置、損
傷範囲及び変形量またはこれらのうち少なくとも1つを
特定し、当該修理車両の修理費を計算する計算装置とを
備え、前記車両属性データ及び前記修理車両データに基
づいて修理費見積もりを行うものである。
【0014】次に、この車両修理費見積もりシステム
は、画像の二次平面上における視線位置を検出するイメ
ージセンサを有し、このイメージセンサにより検出され
た視線位置データに基づいて修理車両を撮影する撮影者
の視線位置を当該修理車両の損傷部検出データとして記
憶するとともに、撮影画像データを記憶する画像記憶部
を有し、この画像記憶部に記憶された損傷部検出データ
及び撮影画像データを修理車両データとして出力する視
線入力デジタルスチルカメラ装置と、あらかじめ格納し
た車両属性データから前記修理車両に対応する車両属性
データを検索するとともに、前記視線入力デジタルスチ
ルカメラ装置の出力に基づき入力された前記修理車両デ
ータを用いて修理車両の損傷位置、損傷範囲及び損傷度
またはこれらのうち少なくとも1つを特定し、当該修理
車両の修理費を計算する計算装置とを備えている。
【0015】そして、前記計算装置は、前記修理費計算
に必要な前記修理車両データを入力し、前記修理車両に
対応する非損傷車両画像データを車両属性データとして
あらかじめ格納するとともに、この非損傷車両画像デー
タと前記修理車両データとを比較演算して修理車両の損
傷位置、損傷範囲及び損傷度またはこれらのうち少なく
とも1つを特定し、前記車両属性データ及び前記修理車
両データに基づいて修理費見積もりを行うものである。
【0016】さらに、前記修理車両データは、複数の視
線位置に基づく損傷部検出データからなり、各視線位置
データをつなぐ線分を損傷部検出データとし、及び/ま
たは各視線位置データをつなぐ線分を輪郭とする閉じら
れた区画範囲を損傷部検出データとすることもできる。
【0017】本発明によれば、視線入力デジタルスチル
カメラ装置から取り込んだ修理車両の画像データを計算
装置へと入力し、計算装置は、あらかじめ格納した車両
属性データから修理車両の画像データに対応する車両属
性データを検索する。
【0018】そして、入力された修理車両の画像データ
に基づいて修理車両の損傷位置、損傷範囲及び変形量を
決定するとともに、車両属性データを基準として修理車
両の画像データを用いて修理費見積もりを行うものであ
る。
【0019】さらに、修理車両データと非損傷車両画像
データとを比較演算して、修理車両の損傷位置、損傷範
囲及び損傷度を決定し、車両属性データ基準として修理
車両の修理車両の画像データを用いて修理費見積もりを
行うものである。
【0020】次に、本発明を構成する視線入力デジタル
カメラ装置は、レンズ系を通じて入射した光をCCD等
の撮像板に結像させ電気信号に変換した後、この情報を
メモリーに記憶させておき、自在に出力させることがで
きるようにしたものである。
【0021】また、撮影者の視線を感知して、視線位置
を合焦点として撮影し、当該視線位置を併せて記憶させ
ることができるようになっている。その原理は、人の眼
球に微弱な光線を照射し、その反射光をイメージセンサ
に向けることで眼球の角度すなわち視線方向を算出する
ものであり、合焦点は、一般には十字形に各合焦点を配
置しているが、横列を増加させ3列計15ポイント、5
列計25ポイントの合焦点が設けられていることが好ま
しい。
【0022】したがって、この視線入力デジタルカメラ
装置は、修理車両の画像データとともに、視線位置デー
タに基づいて修理車両を撮影する撮影者の視線位置を当
該修理車両の損傷部検出データとし、修理車両データと
して出力する。
【0023】なお、視線位置データに加える情報データ
として、当該視線位置の外板パネル位置データを同時に
記憶できるように構成されていることが好ましい。たと
えば、視線入力デジタルカメラ装置に外板パネル位置、
外板パネル名等の修理用車両諸元データをROM化して
内蔵させ、シャッタースピード、露出等を変化させる場
合と同様のボタン操作ないしダイヤル操作で外板パネル
位置、パネル名等を記憶させるように構成することがで
きる。
【0024】このようにすれば、画像中の任意の位置
(各視線入力位置あるいは視線入力位置以外の各合焦点
位置であることが好ましい)に、左フロントパネル、フ
ロントバンパー等各損傷位置の名称を表示すると同時に
位置認識をさせたり、これら損傷位置の変形量を損傷形
態に合わせて作業指数の難易度判別に対応させた「著し
い折れ、つぶれ、延びが認められない」「プレスライン
にまたがる」等のランク付け、判別付けをして記憶させ
ることも可能となる。
【0025】また、さらに加える方策として、あらかじ
め外板パネル位置を記憶させた透過型車両イメージスク
リーンを使用し、視線位置と当該透過型車両イメージス
クリーンの照合により視線位置を外板パネル位置に反映
させ、修理車両の損傷位置が左側フロントパネル、フロ
ントバンパである場合、画像中の任意の視線位置が左側
フロントパネル、フロントバンパのどの位置であるか認
識させるように構成することもできる。
【0026】なお、視線入力デジタルスチルカメラ装置
に所有者、車両ナンバー等の車検証記載データの記憶を
させることも可能であり、前記修理車両データと関係づ
けて記憶させることもできる。
【0027】また、この視線入力デジタルスチルカメラ
装置からの修理車両データの出力並びに計算装置への入
力は、通信機能によっても、メモリカード等の記録媒体
によっても可能であり、適宜の入出力インタフェースを
用いることができる。逆に、同様の方法で視線入力デジ
タルスチルカメラ装置に計算装置、携帯電子端末装置等
から所定のデータを入力することもできる。
【0028】視線入力デジタルスチルカメラ装置に通信
機能を持たせれば、携帯電話やPHS等の通信媒体を用
いて記憶内容を通信転送することも可能となり、また、
逆に計算装置、携帯電子端末装置から所定のデータを通
信転送することも可能となる。
【0029】次に、修理費を計算する計算装置は、車両
属性データをあらかじめ格納した記録媒体から、これら
データを読み込むための補助記憶装置を接続または内蔵
している。そして、この記録媒体は、CD-ROM、M
O、フロッピーディスク等を使用している。
【0030】なお、あらかじめ格納した車両属性データ
には、日本国内で現在走行するほぼ全乗用車両の類別デ
ータ、型式データ、車両重量等の車両諸元データ、登録
陸運事務所等の自動車登録関係データをはじめ、車両の
部品価格及びこの部品の交換あるいは修正に要する工賃
を算出するための基礎となる脱着・取替作業指数及び、
脱着・取替作業データ、外板修正作業指数及び外板修正
作業データ、内板骨格修正作業指数及び内板骨格修正作
業データ、塗装指数及び塗装作業データ等の各作業指数
データ群を格納するとともに、車両の破損部位と損傷度
に伴って交換、脱着、修正、調整等が必要となる部品と
の対応データ、その他修理見積もりに必要な各種データ
を格納してある。
【0031】また、これら格納されたデータには、前記
視線入力デジタルスチルカメラ装置で記憶された修理車
両データが含まれる。さらに、過去の修理車両データ
と、このデータから把握される過去の修理車両の損傷デ
ータと、前記過去の修理車両に使用した部品データと、
前記過去の損傷位置等を検索する車両イメージデータを
ともに格納することができる。
【0032】次に、表示装置は、CRTや液晶パネル
等、画像を表示するものであり、表面にタッチセンサが
設けられているものでも良い。また、入力装置として
は、キーボード、マウス等のポインティングデバイス、
ライトペン等を用いることができる。
【0033】次に、計算装置は、車両属性データを基準
として入力された修理車両データを用いて修理費見積も
り処理を行うものであり、中央処理装置(以下、CPU
という)、ハードディスク及びRAM並びにROM等か
ら構成する主記憶装置(以下、メモリという)とから形
成する。
【0034】そして、計算装置は、表示装置に表示され
た修理車両データを解析して、これを修理見積もりの基
礎データとして用いる。この解析作業は、キーボードや
マウスを利用したマニュアル処理あるいは自動処理のい
ずれの方法でも良く、修理車両データを記憶するメモリ
の各データファイルに、対応する修理車両データを特定
する番号等を記憶させるとともに、各部位毎に作成され
たデータファイルに、対応する修理車両データを格納す
ることもできる。
【0035】また、表示装置に表示された修理車両デー
タとメモリにあらかじめ格納している非損傷車両画像デ
ータとを比較演算して、視線入力デジタルスチルカメラ
装置から入力された修理車両データの詳細な解析が可能
なように構成しても良い。そして、この計算装置は、外
部へデータを送受信するための通信機能を有していても
良い。
【0036】このように構成された車両修理費見積もり
システムで、実際に修理車の見積もり作業を行う場合、
最初に、視線入力デジタルスチルカメラ装置で撮影した
損傷部検出データを含む修理車両データ(画像データを
含む)を入出力インタフェースを通じて計算装置へと入
力する。
【0037】一方、メモリからは車両の全体図及び部分
図の定型的な車両図形が表示装置に表示される。ここ
で、表示されている修理車両データが全体図または部分
図におけるどの部分に該当するものであるかを、視線入
力デジタルスチルカメラ装置にて記憶された各データ等
から自動的に判別するようにしても良い。これにより、
それぞれの画像データがどこの損傷を示しているかが明
確になる。
【0038】同様に、全ての修理車両データ(画像デー
タを含む)を解析して、視線入力位置、その他の情報デ
ータから当該修理対象車両の損傷に関する基礎データを
算出する。
【0039】そして、計算装置により修理費の計算を行
う場合に、視線入力位置、その他の情報データから算出
した当該修理対象車両の損傷に関する基礎データに基づ
き、修理費見積もりを行う。このとき、モデルケースの
修理内容と修理車両の損傷基礎データとの照合を行うよ
うに構成しても良い。
【0040】なお、表示されたデータは、必要に応じて
プリントアウトされる。また、表示データはサーバや外
部メモリに格納することも可能である。次に、本発明に
係る車両修理費見積もりシステムは、修理車両の修理見
積もりを行うために、以下のプログラムを格納した記録
媒体を用いている。
【0041】すなわち、あらかじめ格納した車両属性デ
ータから前記修理車両に対応する車両属性データを検索
する手段と、画像の二次平面上における視線位置を検出
するイメージセンサを有し、このイメージセンサにより
検出された視線位置データに基づいて修理車両を撮影す
る撮影者の視線位置を当該修理車両の損傷部データとし
て記憶するとともに、撮影画像を記憶する画像記憶部を
有し、この画像記憶部に記憶された撮影画像を修理車両
データとして入力可能な入力手段と、前記修理車両に関
する修理車両データ及び前記修理車両に対応する車両属
性データまたはこれらのうち少なくとも1つを表示する
表示手段と、入力された前記修理車両データを用いて修
理車両の損傷位置、損傷範囲及び損傷度またはこれらの
うち少なくとも1つを特定し、前記車両属性データ及び
入力された前記修理車両データに基づいて当該修理車両
の修理費見積もりを行う手段とを実行させるプログラム
を記録した読み取り可能な記録媒体である。
【0042】
【発明の実施の形態】以下、本実施の形態に係る車両修
理費見積もりシステムを図1〜図11に基づいて具体的
に説明する。
【0043】本実施の形態に係る車両修理費計算システ
ムは、図1に示すようにパーソナルコンピュータ1(以
下、PCという。)と、視線入力デジタルスチルカメラ
装置5を用いて、修理車の損傷位置及び損傷度を決定し
て修理車両の修理費見積もりを行うものである。
【0044】そして、この車両修理費計算システムは、
入出力インタフェース2を通じて接続された補助記憶装
置3(CD−ROM、MO、FD等)及び入力装置4
(キーボード、OCR、OMR、バーコードリーダ、デ
ィジタイザ、イメージスキャナ等)並びに視線入力デジ
タルスチルカメラ5と、主記憶装置1b(ハードディス
ク、ROM、RAM〔以下メモリという〕)及び中央処
理装置1a(以下CPUという)から構成するPC1本
体と、入出力インタフェース2を通じて接続された表示
装置6及び印字装置7、通信装置8等から構成する出力
装置で形成する。さらに、この通信装置8は、通信回線
を通じて図示しない端末装置に接続されている。
【0045】次に、PC1には、メモリ1bとしてハー
ドディスク、RAM及びROMが内蔵され、必要なOS
をあらかじめ記憶している。すなわち、OSによる制御
の下にメモリ1bまたは補助記憶装置3にキャッシュさ
れているプログラムを起動し、所定のタスク(プロセ
ス)を実行する。
【0046】そして、PC1本体を構成するCPU1a
は、与えられたデータに対して四則演算、論理演算等を
行う演算装置1a2と、実行される命令部1b1のアドレ
スをもとにメモリ1bからCPUに命令を取り込み、命
令の内容を解読し必要な動作指示を他の装置に対して出
す制御装置1a1とを有する。
【0047】この制御装置1a1は、図1に示すように
入力装置等に対して入力制御指令を出し、メモリ1bに
対しては、メモリ制御指令を出し、表示装置等に対して
は、出力制御指令を出す。
【0048】そして、入力装置4等より入力されたコマ
ンドは、最初にメモリ1bへと転送されてメモリ1bで
は、与えられたコマンドからデータ及び命令を選択する
とともに、選択されたデータ及び命令をそれぞれデータ
部1b2及び命令部1b1に格納し、CPU1aの制御装
置1a1へと転送する。
【0049】次に、メモリまたはCD−ROMには、あ
らかじめ車両図形データが記憶されていて、この車両図
形データは、セダン車やハードトップ車等の代表的な図
形が記憶されており、見積作成者が修理車両に該当する
車両図形を選択する。
【0050】そして、選択された車両図形は、たとえ
ば、立体的なグラフィックスとして車両図形6aの全体
図を表すようになっていて、PC1に入出力インタフェ
ース2を通じて接続された表示装置6に表示される。
【0051】なお、この表示装置6に表示される車両図
形6aは、実車の画像等であってもよい。また、車両図
形6aデータは、さらに、詳細に各車種毎(A車、B
車、C車・・毎)の車両図形6aを記憶させておき、各
車種に合った図形が表示装置8に表示されるようにして
も良い。
【0052】ところで、CD−ROMドライブの内部に
装着したCD−ROMには、日本国内で現在走行するほ
ぼ全乗用車両の類別データ、型式データ、車両重量等の
車両諸元データ、登録陸運事務所等の自動車登録関係デ
ータをはじめ、車両の部品価格及びこの部品の交換ある
いは修正に要する工賃を算出するための基礎となる脱着
・取替作業指数及び脱着・取替作業データ、外板修正作
業指数及び外板修正作業データ、内板骨格修正作業指数
及び内板骨格修正作業データ、塗装指数及び塗装作業デ
ータ等の各作業指数データ群を格納するとともに、車両
の破損部位と損傷度に伴って交換、脱着、修正、調整等
が必要となる部品との対応データ、その他修理見積もり
に必要な各種データを格納してある。
【0053】これらのデータ群は、CD−ROMから入
出力インタフェースを通じてPC1のデータ部1b2
格納される。次に、修理車両を撮影するためのの視線入
力デジタルスチルカメラ装置5は、図2に示すようにレ
ンズ系42から入射した光をCCD43上に結像させる
ように構成し、このCCD43は、MPU(micro pros
sing unit)44で圧縮処理された上で映像記録を兼ね
る画像記憶部40に記憶される。そして、記憶された画
像は、インターフェイス45を通じてPC1に転送す
る。
【0054】一方、の視線入力デジタルスチルカメラ装
置5には、光学ファインダ46が設けられていて、この
光学ファインダ46内には2枚のハーフミラー47、4
9が配置されている。
【0055】そして、このハーフミラー47は、撮影者
の視線を反射させてイメージセンサ41に結像させるも
のであり、ハーフミラー48は発光ダイオード49の光
線を撮影者の眼球に照射するものである。
【0056】このイメージセンサ41の出力は、MPU
44により処理され、イメージセンサ41は、図3に示
すようにL1、L2等のピクセルからなる面を網羅して
おり、視線位置に対応できるようになっている。
【0057】次に、発光ダイオード49から出た光は、
ハーフミラー48で屈折して眼球に達する。そして、眼
球で反射した光は、ハーフミラー47で反射してイメー
ジセンサ41に入射する。ここで、その反射光は眼球の
角度、つまり視線によって変化するため、MPU44は
この情報から撮影者がどこに視線を置いているかを算出
する。
【0058】ここで、図4に示すように車両の左フロン
トドアに線状の傷6bがある場合、最初に傷の始点M1
に視線位置を合わせの視線入力デジタルスチルカメラ装
置5のシャッターを切るとその視線を置いた部分が指定
され、これが画像記憶部に記憶される。
【0059】次に、傷の終点M2に視線位置を合わせの
視線入力デジタルスチルカメラ装置5のシャッターを切
るとその視線を置いた部分が指定される。このようにし
て指定された視線位置(以下、合焦点という)M1、M
2は、一旦画像記憶部に記憶され、記憶された画像は、
インターフェイス45を通じてPC1へと転送される。
ここで、の視線入力デジタルスチルカメラ装置5は、撮
影した合焦点M1からの視線入力デジタルスチルカメラ
装置5までの距離を検出するとともに、合焦点M2から
の視線入力デジタルスチルカメラ装置5までの距離を検
出する。
【0060】そして、PC1は、入力されたこれら合焦
点M1及び合焦点M2からの視線入力デジタルスチルカ
メラ装置5までの距離に基づいて、合焦点M1から合焦
点M2までの距離(ここでは直線距離)を算出する。す
なわち、合焦点M1及び合焦点M2からの視線入力デジ
タルスチルカメラ装置5までの距離を基礎に三角測量を
行うことにより直線距離を算出する。なお、三角測量の
原理は、それぞれの点を結んだ視準線が、1つの三角形
あるいはいくつかの連続する三角形を形成するようない
くつかの点の選定から始め、連続する三角形において
は、各三角形はそれぞれ隣り合う三角形と少なくとも1
つの辺を共通する。そして、最初の辺、すなわち、基線
がすべての角度と同様に測定され、正弦法則を順次用い
ることによって、残りのすべての辺長を計算する。また
辺の方向も順次計算されるのですべての点の相対的位置
を決定するものである。
【0061】次に、視線入力デジタルスチルカメラ装置
5には、この視線入力デジタルスチルカメラ装置5に外
板パネル位置、外板パネル名等の修理用車両諸元データ
をROM化して内蔵させ、シャッタースピード、露出等
を変化させる場合と同様のボタン操作ないしダイヤル操
作で外板パネル位置、パネル名等を記憶させるように構
成することもできる。
【0062】このようにすれば、画像中の任意の位置
(各視線入力位置あるいは視線入力位置以外の各合焦点
位置であることが好ましい)に、左フロントパネル、フ
ロントバンパー等各損傷位置の名称を表示すると同時に
位置認識をさせたり、これら損傷位置の変形量を損傷形
態に合わせて作業指数の難易度判別に対応させた「著し
い折れ、つぶれ、延びが認められない」「プレスライン
にまたがる」等のランク付け、判別付けをして記憶させ
ることも可能となる。
【0063】このように損傷した部分や損傷の形状を指
定してPC1へと入力することにより、PC1では、損
傷部分である左フロントドアを含む画像データを表示装
置6に表示させる。
【0064】そして、PC1は、指定された合焦点M
1、合焦点M2に基づいて損傷の位置とともにほぼ直線
状の傷を特定する。すなわち、修理車両の画像データ
は、多数のピクセル上に描かれており、視線位置(合焦
点M1、合焦点M2)に対応するピクセルのアドレスを
検索し、ピクセルのアドレスに基づいて損傷位置を特定
するとともに、これら視線位置を結ぶことで傷の形状及
び長さを解析する。
【0065】次に、多少の凹み程度の損傷を特定する場
合は、図5に示すように視線をM3、M4、M5の位置
にそれぞれ移動させてシャッターを切ることにより、前
述した三角測量を用いてそれぞれ合焦点M3、M4、M
5に囲まれた区画を解析するとともに、合焦点M3、M
4、M5が結ぶ線分の長さを割り出す。そして、線分の
長さを割り出すとこれらの長さに基づいて当該三角形状
の面積、すなわち、損傷範囲を算出することもできる。
【0066】また、合焦点M3、M4、M5からの視線
入力デジタルスチルカメラ装置5までの距離に基づいて
損傷の程度を割り出すこともできる。ここで、このほぼ
三角形状の傷の程度、すなわち、変形量を割り出す場合
は、たとえば、三角形状の傷のほぼ中心部にかけて凹み
が生じ、この中心部が凹みの最大深さである場合、中心
部に視線をあわせてシャッターを切る。すると、これま
でに撮影した傷の外縁である合焦点M3〜M5からの視
線入力デジタルスチルカメラ装置5までの距離と、合焦
点M6からの視線入力デジタルスチルカメラ装置5まで
の距離は、凹み分だけ合焦点M6からの視線入力デジタ
ルスチルカメラ装置5までの距離が長くなる。
【0067】したがって、合焦点M3〜M5からの視線
入力デジタルスチルカメラ装置5までの距離と、合焦点
M6からの視線入力デジタルスチルカメラ装置5までの
距離を比較することで凹みの深さ、すなわち、変形量を
解析することができる。
【0068】さらに、ここでもの視線入力デジタルスチ
ルカメラ装置5に、外板パネル位置、外板パネル名等の
修理用車両諸元データをROM化して内蔵させ、シャッ
タースピード、露出等を変化させる場合と同様のボタン
操作ないしダイヤル操作で外板パネル位置、パネル名等
を記憶させるように構成することもできる。
【0069】そして、これらデータを入出力インタフェ
ース2を通じてPC1へと入力し、PC1では、損傷部
分である左フロントドアを含む画像データを表示装置6
に表示させる。
【0070】そして、PC1は、指定された合焦点M3
〜M5に基づいて損傷の位置とともにほぼ三角形状の傷
を特定する。そして、合焦点M3〜M5と合焦点M6に
基づいて変形量を特定する。
【0071】すなわち、車両のモデル画像データは、多
数のピクセル上に描かれており、視点M3〜視点M5に
対応するピクセルのアドレスを検索し、ピクセルのアド
レスに基づいて損傷位置を特定するとともに、これら視
線位置を結ぶことで傷の形状と視点M1〜視点M3に囲
まれた面積及び凹みの程度を特定する。
【0072】ところで、上述した修理車両の損傷位置、
損傷範囲及び変形量は、視線入力デジタルスチルカメラ
装置5により定量的に把握することができる損傷に限ら
れる。
【0073】すなわち、視線入力デジタルスチルカメラ
装置5で定量的に特定できるのは、この視線入力デジタ
ルスチルカメラ装置5にて指定される損傷位置や合焦点
に対応するピクセルのアドレスに基づいて、修理車両の
損傷位置を定量的に把握すること、次に、PC1へと取
り込んだ修理車両の画像データ上で示される各合焦点を
それぞれ結んで、これら結ばれた各合焦点間の線分の長
さを算出し、この長さから損傷範囲である面積を定量的
に把握すること、さらに、視線入力デジタルスチルカメ
ラ装置5から各合焦点までの距離を算出し、これら距離
の長短から定量的に変形量を把握することである。
【0074】ここで、たとえば、判別可能または判別不
可能の別をしきい値としてあらかじめPC1に格納して
おき、視線入力デジタルスチルカメラ装置5からの修理
車両データを解析した結果、変形が複雑または大きくし
きい値を越え、変形量が定量的に判別不可能と判断した
場合、以下に説明する修理車両データと非損傷車両画像
データとを比較演算することによって損傷度を特定す
る。
【0075】すなわち、図6に示すように損傷箇所が複
数の部分に亘り、変形量が複雑でかつ損傷の程度が大き
い場合は、それぞれの損傷部分に視線を合わせ損傷の部
分毎に合焦点を得る。
【0076】ここでは、合焦点は、左側フロントパネル
に合焦点M7、左側フロントバンパに合焦点M8、左側
ヘッドライトに合焦点M9、左側フロントフェンダに合
焦点M10とする。
【0077】このようにして撮影した修理車両の複数の
修理車両データ(損傷部検出データ、撮影画像データ)
は、PC1へと入力されて非損傷車両画像データと比較
演算することで、修理車両の損傷位置、損傷範囲及び損
傷度の解析が行われる。
【0078】ここで、これら損傷位置、損傷範囲及び損
傷度の解析は、最初に撮影しPC1へ入力された修理車
両データに2値化処理を施す。この2値化処理は、多階
調画像から白黒(1、0)の2値画像を得るもので、多
階調画像に対してある閾値を設定し、各画素の濃度値が
この閾値より大きいか小さいかで各画素の値を1か0に
変換する。これらの方法にはp−タイル法やモード法が
知られている。
【0079】次に、2値化した修理車両の画像データか
ら輪郭線の追跡を行う。この輪郭線の追跡処理は、最初
に画像データをラスタ走査し、追跡済みのマークのつい
ていない画素値1の点(輪郭線状の点)を探す。
【0080】そして、該当する点P0を発見すると、そ
の点の4近傍(4連結)または8近傍(8連結)の画素
値を時計回り(または反時計回り)に調査する。次に、
最初に発見した値1の画素を次の輪郭線状の点P1とし
て追跡を継続する。
【0081】このように求められた点P1の4(または
8)近傍の中で値1の点を探す(このときP0は除
く)。次に、点P1の4(または8)近傍の中で値1の
点を点P2とし、以下同様の方法でP3、P4を求めて行
く。ここで、N回の追跡の後、PN=P0になると追跡処
理を終了する。
【0082】そして、追跡途中で各Piには追跡済みの
マークを付けておく、閉ループであれば元の場所に戻る
のでそこで処理を終了する。なお、追跡経路が交差する
場合は、滑らかな方向や全体にまとまりがある方向を選
択して進む。
【0083】次に、輪郭の解析が終了すると平滑処理や
特徴抽出を行うこともできる。平滑処理を行うことで、
濃度値の変化するエッジが強調され、画像がより鮮明に
なるシャープニング効果を得ることができる。また、特
徴抽出により曲がり点、不連続点等の特徴点の抽出や太
さ、位置、向き等の特徴線の抽出及び屈折率、曲率、表
面粗さ等の特徴面を解析することができる。
【0084】そして、あらかじめ格納し2値化した非損
傷車両画像データとの比較を行い、特徴抽出等により抽
出した特徴点、特徴線、特徴面等を随時比較して損傷範
囲及び損傷度を解析する。
【0085】このように修理車両の画像データと正常車
両の非損傷車両画像データとの比較を行って、損傷位置
(ここでは、左側フロントパネル、左側フロントバン
パ、左側ヘッドライト、左側フロントフェンダ)を検出
し、さらに、検出した損傷位置の損傷範囲や損傷度を特
定することができる。
【0086】次に、損傷位置、損傷範囲、変形量または
損傷度の特定が終了すると、見積もり計算を開始する。
この車両修理費の見積もり計算は、見積作成者が表示装
置6に表示された車両の画像データを見ながらそれぞれ
修理に必要なデータを入力することにより行う。
【0087】最初に見積もり作業の対象である修理車両
の画像データが入出力インタフェース2を通じてPC1
へと入力される。次に、車両諸元データ、自動車登録関
係データ等の車種特定データを入力装置4から入力す
る。
【0088】そして、これらのデータが入力されると修
理車両に対応する車両属性データを検索する。次に、P
C1は、視線入力デジタルスチルカメラ装置5から入力
された修理車両データから定量的に特定することができ
る損傷位置、損傷範囲及び変形量を特定し、定量的に特
定することができない損傷度については、修理車両デー
タとこの修理車両データに対応する非損傷車両データと
の比較演算を行って、損傷位置、損傷範囲及び損傷度を
算出する。
【0089】次に、これらの特定が終了するとPC1
は、得られた全ての修理車両データの内容を表示装置6
に一覧表示させる。さらに、PC1は、視線入力デジタ
ルスチルカメラ装置5から入力された修理車両の画像デ
ータを表示させる。
【0090】次に、表示装置6の表示画面上に表示され
た修理車両の各種データから必要とするデータを入力装
置4により選択する。ここで、選択されたデータが部品
の交換あるいは修正に要する工賃を算出するための脱着
・取替作業データである場合PC1は、部品価格データ
及び脱着・取替作業データを検索し、これら脱着・取替
作業データの内容を表示装置6に一覧表示させる。
【0091】そして、表示装置6の表示画面上に一覧表
示された全脱着・取替作業データの中から必要とする作
業部品等を選択して入力装置4から入力する。このよう
に選択された脱着・取替作業データ中のコード区分デー
タの値が0の場合は、脱着・取替作業コードデータによ
って作業指数データベースを検索し、作業名データ及び
作業指数データを得る。また、選択された脱着・取替作
業データ中のコード区分データの値が1の場合は、脱着
・取替作業コードデータによって部品マスタデータベー
スを検索し、部品名データ及び部品金額データを得る。
【0092】次に、PC1は、得られた検索結果のうち
の各作業指数データから総作業金額を算出する。具体的
には、PC1は、得られた各作業指数データを所定の作
業単価(レバーレート)に乗じて各作業金額データを算
出する。そして、これら各作業金額データの総和を算出
して、総金額データとする。
【0093】次に、PC1は、得られた作業名データ、
作業金額データ、部品名データ、部品金額データ、車両
修理費金額データに基づいて、車両修理費見積書を出力
装置に印刷させる。さらに、車両修理費見積書の内容を
表示装置に表示させる。
【0094】次に、実際の表示画面に基づいて修理費見
積もりの作成過程の一例を説明する。ここで、作成する
見積もりは、前述した左フロントドアの線状の傷に対し
てこの傷を修正する場合の作成過程である。なお、表示
画面に表示されるデータには、修理箇所の修正のみなら
ず交換をした際の費用をも同時に表示される。
【0095】そして、図7に示すように視線入力デジタ
ルスチルカメラ装置5により撮影した修理車両の複数の
画像データが表示装置6に表示される。ここで、視線入
力デジタルスチルカメラ装置5にて定量化できる損傷部
分(ここでは左フロントドアの傷)について修理車両の
修理費見積計算を行う場合、見積作成者は、左フロント
ドアを含む修理車両の車両画像データを選択し、入力装
置から表示させる画像を選択して入力する。
【0096】すると、図8に示すように視線入力デジタ
ルスチルカメラ装置5で撮影された複数の画像データか
ら選択した見積対象の損傷位置を含む画像データが表示
装置6に表示される。
【0097】ここで、表示される内容は、損傷面積が4
dm2であり、損傷の程度は損傷面積が4dm2以下で著
しい折れ、つぶれ、延びがない、損傷位置はプレスライ
ン部またはパネル端部におよばない位置、作業性はパネ
ル裏面からハンマおよびドリー、スプーン等で作業がで
きるという内容が表示される。ここで、作業位置及び作
業性の内容に誤り等がある場合は、Noの位置にカーソ
ルを合わせてクリックすることにより、内容の変更等を
することができる。
【0098】次に、これら損傷面積、損傷程度、損傷位
置、作業性に誤りがなくこれらを変更する必要がない場
合は、図9に示すように左フロントドアの修理にかかる
費用の額の具体的な内容が表示される。
【0099】図9に示す表示画面は、画像データの表示
とともに、視線入力デジタルスチルカメラ装置5により
定量化された損傷範囲(ここでは直線の長さ)が同時に
表示され、この定量化された損傷範囲に基づいて算出さ
れた作業時間、難易度が表示される。
【0100】ここで、作業時間の特定は、損傷範囲の変
形量と作業時間との相関関係をあらかじめマップとして
メモリに格納しておき、視線入力デジタルスチルカメラ
装置5から得られた変形量を格納されたマップ上に位置
づけることにより算出する。
【0101】次に、作業の難易度は、作業時間の特定と
同様に損傷範囲の変形量と難易度との相関関係をあらか
じめマップとしてメモリに格納しておき、視線入力デジ
タルスチルカメラ装置5から得られた変形量を格納され
たマップ上に位置づけることにより算出する。
【0102】具体的にこの線状の傷は、損傷範囲は4d
2、面積も4dm2であり、作業時間が指数1.40時
間、難易度が1.00で表示される。そして、表示画面
上にはフロントドアの修正に係る費用が表示される。フ
ロントドアの修正に係る費用は、単位時間あたりの作業
工賃であるレバーレートに作業の難易度に対応した指数
1.40を乗じて技術料金が9,800円、トリム、サ
ービスホール脱着は、レバーレートに指数0.30を乗
じて技術料金が2,100円、塗装では、レバーレート
を7,000円に設定し、指数2.60を乗じて技術料
金が18,200円、さらに、塗料の料金が1,760
円となり、フロントドアの修正に係る費用の総額は、3
1,860円になる。
【0103】次に、PC1の動作原理を図11に示すフ
ローチャートに基づいて説明する。まず、修理車の車種
を特定する車両諸元データ、自動車登録関係データ等の
修理車両に関する各種データを入力装置4により入力
し、入出力インタフェース2を通じてPC1に転送する
(ステップ100)。そして、この視線入力デジタルス
チルカメラ装置5で撮影した修理車両の複数の損傷部検
出データ及び撮影画像データからなる修理車両データ
を、入出力インタフェース2を通じてPC1に入力する
(ステップ101、ステップ102)。
【0104】次に、これら入力された修理車両データの
解析の結果から得られる値とあらかじめ設定しているし
きい値との比較が行われ、設定されたしきい値の範囲内
であるか否かが判断される(ステップ103)。
【0105】ここで、設定されたしきい値の範囲内であ
ると判断すると、視線入力デジタルスチルカメラ装置5
で撮影された損傷部検出データ及び撮影画像データから
損傷位置、損傷範囲及び変形量を特定する(ステップ1
04)。
【0106】次いで、表示装置6に表示された脱着・取
替作業データや外板修正作業データ等の各種作業データ
を入力する(ステップ105)。そして、PC1は、こ
れらのデータに基づき見積計算を行う(ステップ10
6)。ステップ106以降では、各損傷位置における変
形量から、必要部品の照合等が行われ、修理に必要な部
品のリストが得られる。そして、部品群のそれぞれの価
格と、それぞれの工賃が算出される。この結果が表示装
置6に表示される。
【0107】このようにして得られた見積結果は、印字
装置7によりあらかじめフォーマットが決められた用紙
にプリントアウトすることができる(ステップ10
7)。次に、ステップ103に戻って、設定されたしき
い値の範囲外であると判断すると、視線入力デジタルス
チルカメラ装置5で撮影された修理車両データと非損傷
車両画像データとの比較演算が画像データの補正を行い
ながら行われ(ステップ108、ステップ109)、こ
の比較演算結果に基づいて損傷位置、損傷範囲及び損傷
度を特定する(ステップ110)。
【0108】次いで、表示装置6に表示された脱着・取
替作業データや外板修正作業データ等の各種作業データ
を入力する(ステップ111)。そして、PC1は、こ
れらのデータに基づき見積計算を行う(ステップ11
2)。ステップ112以降では、各損傷位置における変
形量から、必要部品の照合等が行われ、修理に必要な部
品のリストが得られる。そして、部品群のそれぞれの価
格と、それぞれの工賃が算出される。この結果が表示装
置6に表示される。
【0109】このようにして得られた見積結果は、印字
装置7によりあらかじめフォーマットが決められた用紙
にプリントアウトすることができる。(ステップ11
3)以上述べたように、修理車両の損傷部分を見ながら
視線入力デジタルスチルカメラ装置5で撮影し、これを
本システムに入力することにより損傷位置及び損傷範
囲、変形量または損傷度を特定することができるため、
その後の修理に必要な部品、修理時間、費用を迅速に算
出することができる。
【0110】
【発明の効果】本発明によれば、視線入力デジタルスチ
ルカメラ装置により複数修理車両の画像を取り込んで、
この修理車両データを計算装置へと入力することによ
り、計算装置では、視線入力により定量化できる損傷で
ある場合、修理車両データに基づいて損傷位置、損傷範
囲及び変形量を特定し、さらに、あらかじめ格納し選択
された各種作業データと特定した損傷位置、損傷範囲及
び変形量に基づいて修理車両の修理費見積もりを行う。
したがって、これまで損傷位置、損傷範囲及び変形量を
目視により確認し、これらを手入力していた手間が省
け、さらに、目視による誤りも防止することができる。
【0111】また、簡易、定量的に修理費見積もりが行
え、見積もり内容の根拠を撮影画像とともに記録し、修
理費見積もり作業の均一化及び適正かつ透明化した板金
業の事前見積もり行うことができる。
【0112】さらに、効率良く見積処理を行うことがで
き、見積もり作成にかかる時間を大幅に短縮することが
できる。次に、視線入力により定量化できない損傷であ
る場合は、修理車両データと非損傷車両画像データとを
比較演算することによって、損傷位置、損傷範囲及び損
傷度を特定し、さらに、あらかじめ格納し選択された各
種作業データと特定した損傷位置、損傷範囲及び変形量
に基づいて修理車両の修理費見積もりを行う。したがっ
て、ここでも従来の見積もり計算に必要であった損傷位
置、損傷範囲及び損傷度を目視により確認し、これらを
手入力していた手間が省け、さらに、目視による誤りも
防止することができる。
【0113】さらに、本発明に係る修理費見積もりシス
テムを使用して作成した見積書では、具体的な数値とと
もに、損傷位置等を明確に示すことができるため、ユー
ザー等に明確かつ透明な見積書を提示することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る車両修理費見積も
りシステムのブロック図
【図2】本実施の形態に係る視線入力デジタルスチルカ
メラのブロック図
【図3】本実施の形態に係る視線入力デジタルスチルカ
メラのイメージセンサ部分のピクセルを示す正面図
【図4】本実施の形態に係る車両修理費見積もりシステ
ムにおける撮影画像図
【図5】本実施の形態に係る車両修理費見積もりシステ
ムにおける撮影画像図
【図6】本実施の形態に係る車両修理費見積もりシステ
ムにおける撮影画像図
【図7】本実施の形態に係る車両修理費見積もりシステ
ムの表示装置に表示された修理車両図
【図8】本実施の形態に係る車両修理費見積もりシステ
ムの表示装置に表示された修理車両の付属品脱着作業の
時間を表示する図
【図9】本実施の形態に係る車両修理費見積もりシステ
ムの表示装置に表示された修理車両の修正または交換に
かかる費用を表示する図
【図10】本実施の形態に係る車両修理指示システムの
動作原理を示すフローチャート図
【符号の説明】
1 ・・・パーソナルコンピュータ 1a・・・中央処理装置 1b・・・主記憶装置 2 ・・・入出力インタフェース 3 ・・・補助記憶装置 4 ・・・入力装置 5 ・・・視線入力デジタルスチルカメラ 6 ・・・表示装置 7 ・・・印字装置 8 ・・・通信装置 40・・・画像記憶部 41・・・イメージセンサ 44・・・MPU 45・・・インタフェース

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プログラムされた計算装置により修理車
    両の修理費見積もりを行う車両修理費見積もりシステム
    において、 画像の二次平面上における視線位置を検出するイメージ
    センサを有し、このイメージセンサにより検出された視
    線位置データに基づいて修理車両を撮影する撮影者の視
    線位置を当該修理車両の損傷部検出データとして記憶す
    るとともに、撮影画像データを記憶する画像記憶部を有
    し、この画像記憶部に記憶された損傷部検出データ及び
    撮影画像データを修理車両データとして出力する視線入
    力デジタルスチルカメラ装置と、 あらかじめ格納した車両属性データから前記修理車両に
    対応する車両属性データを検索するとともに、前記視線
    入力デジタルスチルカメラ装置の出力に基づき入力され
    た前記修理車両データを用いて修理車両の損傷位置、損
    傷範囲及び変形量またはこれらのうち少なくとも1つを
    特定し、当該修理車両の修理費を計算する計算装置とを
    備え、 前記計算装置は、前記修理車両に関する修理車両データ
    及び前記修理車両に対応する車両属性データまたはこれ
    らのうち少なくとも1つを表示させるとともに、前記車
    両属性データ及び前記修理車両データに基づいて修理費
    見積もりを行うことを特徴とする車両修理費見積もりシ
    ステム。
  2. 【請求項2】 プログラムされた計算装置により修理車
    両の修理費見積もりを行う車両修理費見積もりシステム
    において、 画像の二次平面上における視線位置を検出するイメージ
    センサを有し、このイメージセンサにより検出された視
    線位置データに基づいて修理車両を撮影する撮影者の視
    線位置を当該修理車両の損傷部検出データとして記憶す
    るとともに、撮影画像データを記憶する画像記憶部を有
    し、この画像記憶部に記憶された損傷部検出データ及び
    撮影画像データを修理車両データとして出力する視線入
    力デジタルスチルカメラ装置と、 あらかじめ格納した車両属性データから前記修理車両に
    対応する車両属性データを検索するとともに、前記視線
    入力デジタルスチルカメラ装置の出力に基づき入力され
    た前記修理車両データを用いて修理車両の損傷位置、損
    傷範囲及び損傷度またはこれらのうち少なくとも1つを
    特定し、当該修理車両の修理費を計算する計算装置とを
    備え、 前記計算装置は、前記修理費計算に必要な前記修理車両
    データを入力し、前記修理車両に対応する非損傷車両画
    像データを車両属性データとしてあらかじめ格納すると
    ともに、前記修理車両に関する修理車両データ及び前記
    修理車両に対応する車両属性データまたはこれらのうち
    少なくとも1つを表示させ、この非損傷車両画像データ
    と前記修理車両データとを比較演算して修理車両の損傷
    位置、損傷範囲及び損傷度またはこれらのうち少なくと
    も1つを特定し、前記車両属性データ及び前記修理車両
    データに基づいて修理費見積もりを行うことを特徴とす
    る車両修理費見積もりシステム。
  3. 【請求項3】 前記修理車両データは、複数の視線位置
    に基づく損傷部検出データからなり、各視線位置をつな
    ぐ線分を損傷部検出データとするとともに、各視線位置
    をつなぐ線分を輪郭とする閉じられた区画範囲を損傷部
    検出データとすることを特徴とする請求項1または請求
    項2記載の車両修理費見積もりシステム。
  4. 【請求項4】 計算装置により修理車両の修理見積もり
    を行うためのプログラムを格納した記録媒体において、 あらかじめ格納した車両属性データから前記修理車両に
    対応する車両属性データを検索する手段と、 画像の二次平面上における視線位置を検出するイメージ
    センサを有し、このイメージセンサにより検出された視
    線位置データに基づいて修理車両を撮影する撮影者の視
    線位置を当該修理車両の損傷部検出データとして記憶す
    るとともに、撮影画像データを記憶する画像記憶部を有
    し、この画像記憶部に記憶された損傷部検出データ及び
    撮影画像データを修理車両データとして入力可能な入力
    手段と、 前記修理車両に関する修理車両データ及び前記修理車両
    に対応する車両属性データまたはこれらのうち少なくと
    も1つを表示する表示手段と、 入力された前記修理車両データを用いて修理車両の損傷
    位置、損傷範囲及び変形量またはこれらのうち少なくと
    も1つを特定し、前記車両属性データ及び入力された前
    記修理車両データに基づいて当該修理車両の修理費見積
    もりを行う手段と、 を実行させるプログラムを記録した読み取り可能な記録
    媒体。
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