JP3012567B2 - 事故車修理費用見積システムおよびその記録媒体 - Google Patents

事故車修理費用見積システムおよびその記録媒体

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JP3012567B2
JP3012567B2 JP22469697A JP22469697A JP3012567B2 JP 3012567 B2 JP3012567 B2 JP 3012567B2 JP 22469697 A JP22469697 A JP 22469697A JP 22469697 A JP22469697 A JP 22469697A JP 3012567 B2 JP3012567 B2 JP 3012567B2
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accident vehicle
accident
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、事故車を撮影した
画像に基づき修理費用を見積る事故車修理費用見積シス
テムおよびその記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、事故車の修理見積りにおいても、
CD−ROMなどの記録媒体で供給される部品データベ
ース等を活用したコンピュータ処理による修理費用見積
システムが一般的に利用されている。このような事故車
修理見積システムでは、部品データベースから得られる
車両諸元データ、部品データを活用して見積りを行い、
見積書を作成する。たとえば、左側フロント部を対向車
との衝突により損傷した事故車の修理費用を見積る場
合、見積者は目視により事故車の損傷部分、損傷の程度
を判断する。事故車の左側フロントフェンダー、フロン
トバンパー、ラジエーターグリル、ヘッドランプ等に損
傷部分を見つけると、見積者は事故車見積システムに対
して、損傷部分(修理個所)およびその個所の修理内容
(脱着、取替、板金、点検)を手入力で指示する。
【0003】事故車見積システムは指示された入力に対
応し、修理内容に応じて定められている修理作業指数を
部品データベースから取得すると共に、予めシステムに
入力されたバレート(作業時間単価)により修理技術料
金を算出し、修理個所に対応した損傷部分の所要部品一
覧を部品データベースから取得し、見積者が該当部品の
修理必要性を検討し、必要と選択して手入力した所要部
品につき部品代金を取得し、修理費用の見積を行う。
【0004】なお、特開平8−239017号のよう
に、過去の事故車整備の作業情報を事故車修理費用見積
システム内に持たせ、新規見積の参考資料としてシステ
ムの表示画面に表示させるシステムや、表示画面に車の
イラストイメージを表示し、見積者がイラストイメージ
上で事故車の損傷部を指定するようにしたシステムも提
案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述の従来システムで
は、修理に要する部品の価格、部品名等が瞬時にして得
られるので、従前の手作業による見積作業に比べ大幅に
見積作業時間が短縮されてきているが、事故車の修理を
要する個所の判断および、損傷内容の判断並びに修理作
業内容の判断は、見積者自身が行っている。
【0006】このため、見積者の業務経験や技術レベル
の差によって、見積費用も差ができてしまう。上述のよ
うに車の左フロント部が対向車との衝突により損傷した
場合でも、車の構造は車両毎に異なり、事故の際の力の
大きさ、力の入力点も事故車毎に異なるので、事故車毎
に損傷個所、損傷範囲は全く異なるといってもよく、目
視により確認不能な車両骨格部及び車両内部の損傷個所
は、実際に外装パネル、車輪等を取り外した分解状態と
した上でなければ把握できない。しかも、左サイドメン
バの曲がりの有無、テンション ロッド ブラケットの
変形・亀裂の有無など、近隣個所個々の部品毎に確認点
検作業が必要となる。このような損傷内容の判断、修理
内容の判断、確認点検は、相当の時間を要する上に、経
験、レベルの差によって異なり、経験豊富な者でも見落
とす場合が少なくない。
【0007】したがって、見積段階では相当にラフな修
理作業項目を列挙しておき、実際に事故車を修理した後
に、実際に行った作業内容を事故車見積システムに入力
するケースも少なくなかった。
【0008】そこで、本発明の目的は、このような点を
ふまえ、目視判断に頼っていた損傷個所および損傷内容
の診断を自動化することにより、極めて困難であった適
正な事前見積の実現、見積作業の均一化、事故車点検作
業の簡素化を可能とする事故車修理費用見積システムお
よびその記録媒体を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】このような目的を達成す
るために、請求項1の発明は、事故車の車両の種類を指
示入力し、事故修理費用の見積を行う事故車修理費用見
積システムにおいて、損傷のない車両の画像を車両の種
類に対応させて記憶しておく第1の記憶手段と、車両に
対して加わる外力の入力位置、入力方向および大きさに
関連付けて該外力により生じる損傷の部位、部品を示す
損傷診断情報を記憶しておく第2の記憶手段と、事故車
の画像を入力する入力手段と、当該入力された事故車の
画像と該事故車と同一種類の前記第1の記憶手段に記憶
された損傷のない車両の画像とを比較して、前記外力の
入力位置、入力方向および大きさを検出する画像解析手
段と、当該検出された外力の入力位置、入力方向および
外力の大きさに対応する損傷診断情報を前記第2の記憶
手段から抽出する情報処理手段とを具えたことを特徴と
する。
【0010】請求項2の発明は、請求項1に記載の事故
車修理費用見積システムにおいて、前記情報処理手段に
より抽出された損傷診断情報を表示する表示手段をさら
に具えたことを特徴とする。
【0011】請求項3の発明は、請求項2に記載の事故
車修理費用見積システムにおいて、前記損傷診断情報の
示す部位、部品を前記外力の波及経路に沿って表示する
ことを特徴とする。
【0012】請求項4の発明は、請求項1に記載の事故
車修理費用見積システムにおいて、前記損傷診断情報に
は衝撃を吸収する部位、部品と修理に着眼する部位、部
品が含まれていることを特徴とする。
【0013】請求項5の発明は、請求項1に記載の事故
車修理費用見積システムにおいて、前記損傷診断情報に
は、前記損傷の部位、部品に関連付けて修理内容を示す
修理情報が含まれていることを特徴とする。
【0014】請求項6の発明は、請求項1に記載の事故
車修理費用見積システムにおいて、前記損傷のない車両
の画像は、前記事故車の過去の修理において撮影された
画像であることを特徴とする。
【0015】請求項7の発明は、請求項1に記載の事故
車修理費用見積システムにおいて、前記情報処理手段に
より抽出された損傷診断情報を前記見積の修理個所を示
す情報として使用することを特徴とする。
【0016】請求項8の発明は、請求項7に記載の事故
車修理費用見積システムにおいて、前記情報処理手段に
より抽出された損傷診断情報の示す部位、部品の中から
修理個所を示す情報として使用する部位、部品を選択す
る選択手段をさらに具えたことを特徴とする。
【0017】請求項9の発明は、請求項8に記載の事故
車修理費用見積システムにおいて、前記損傷診断情報を
構成する部位、部品にはポイントが予め割り当てられて
おり、前記選択手段により選択された部位、部品のポイ
ントを集計する集計手段と、ポイントごとのメッセージ
を記憶したメッセージ記憶手段と、前記集計手段により
集計されたポイントに対応するメッセージを読み出す表
示制御手段と、当該読み出されたメッセージを表示する
表示手段とをさらに具えたことを特徴とする。
【0018】請求項10の発明は、コンピュータを有
し、該コンピュータが記録媒体に記録されたプログラム
を実行して、事故車の車両の種類の指示入力を受け付
け、事故修理費用の見積を行う事故車修理費用見積シス
テムの記録媒体において、前記事故車修理費用見積シス
テムは、損傷のない車両の画像を車両の種類に対応させ
て記憶しておく第1の記憶手段と、車両に対して加わる
外力の入力位置、入力方向および大きさに関連付けて該
外力により生じる損傷の部位、部品を示す損傷診断情報
を記憶しておく第2の記憶手段とを有しており、前記プ
ログラムは、事故車の画像を入力する処理手順と、当該
入力された事故車の画像と該事故車と同一種類の前記第
1の記憶手段に記憶された損傷のない車両の画像とを比
較して、前記外力の入力位置、入力方向および大きさを
検出する処理手順と、当該検出された外力の入力位置、
入力方向および外力の大きさに対応する損傷診断情報を
前記第2の記憶手段から抽出する処理手順とを具えたこ
とを特徴とする。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施形態を詳細に説明する。
【0020】本実施形態の事故車修理費用見積システム
の説明に先立って、事故車の自動診断方法について説明
する。
【0021】図1は車の前部に外力が加わった場合に、
その外力の大きさと、車の各部の変形場所との対応関係
を模式的に示す。図1において、101はフロントクロ
スメンバー、102はフロントフェンダーエプロンであ
る。103はストラットハウジング、104はサスペン
ションクロスメンバーである。105はダッシュパネル
である。これら部品で構成される構造は図1の右側に示
すようなラーメン構造と見なすことができる。このラー
メン構造において部材の結合場所を黒丸で示している。
【0022】上記ラーメン構造に図示のような外力Wが
加わると、フロントクロスメンバー101には曲げモー
メントM1,M2が働き、また、他の部材には外力が伝
達され、変形する。このような変形、極端な場合クラッ
シュは、図1において点線の丸印で示した衝撃を吸収す
る部材に多く発生する。符号(A)は外力Wが小さく
て、車の損傷が小さい場合のクラッシュポイント(CP
と略記する)を示す。符号(B)は外力が中程度で車の
損傷が中程度の場合のCPを示している。符号(C)は
外力が大きくて、車の損傷が大きい場合のCPを示して
いる。
【0023】図1の例(先細り変形パターン100)は
車の前部中央に外力が加わった例であるが、車の前部右
側に外力が加わった場合のラーメン構造のCPを図2お
よび図3に示す。図2の例(傾斜型変形パターン20
0)では外力の方向が車の中心線と平行であり、外力の
大きさは大中小の3種類である。図3の例(首振り型変
形パターン)では外力の方向が車の中心線に対して所定
角度を持ち、その角度が2種類となっている。
【0024】このように車に対して加わる外力、すなわ
ち、他の車や物体との衝突により生じる外力の位置、大
きさ、方向、すなわち、外力の入力パターンが定まる
と、損傷する部材の位置(部位と略記する)、損傷内容
(クラッシュ、歪み等の変形等)の基幹、方向性が定ま
る。このような点に着目して、本実施の形態では、事故
車に加わった外力の位置、方向およびその大きさから損
傷の発生の可能性の大きい部位、部品および損傷内容
(修理内容)を推論し、併せて事故車の修理という観点
から修理着眼ポイント(SIと略記する)の概念を構築
し、最適の修理内容を推論する。
【0025】次に、上記外力の加わる位置、方向および
大きさを自動検出するための方法を図4を参照して説明
する。図4において、401は損傷のない車両の輪郭画
像を示し、402は前部左前からの入力により損傷を生
じた事故車両の輪郭画像を模式的に示す。輪郭画像40
1、402を比較するとわかるように、損傷部分の輪郭
線部分以外は輪郭線の位置が一致する。そこで、たとえ
ば、各画素位置の輪郭線画像データのXOR(排他的論
理和)の論理演算を行うと、一致する部分の画像データ
がなくなり、変形が生じている部分の画像データが残
る。この画像データの示す線分を図4において符号40
3に示す。したがって、線分403の両端の座標位置を
取得することによって、外力の位置や外力の大きさがわ
かる。
【0026】また、図1から図3に示したように外力の
加わる方向や位置および大きさに応じて部品の変形位置
(損傷位置)が定まる。この対応関係を用いると、上述
のように事故車の画像と正常車両の画像比較を行って、
部品の変形位置を検出し、検出した変形位置から外力の
加わる位置および大きさ、方向を目視に頼らず推論する
ことができる。
【0027】以上の損傷診断方法を使用する事故車修理
費用見積システムを次に説明する。図5は事故車修理費
用見積システムのシステム構成を示す。図5において、
CPU1はシステムメモリ2およびハードディスク記憶
装置(HDD)6に格納されたシステムプログラム(た
とえば、オペレーティングシステム)を実行して、以下
に述べる構成部のシステム制御を実行する。CPU1
は、さらにHDD6に格納された見積プログラム(図
9、図10)を実行して、本発明に係る損傷診断、見積
処理を実行する。この見積処理については後述する。シ
ステムメモリ2はROMおよびRAMで構成される。R
OMにシステム立ち上げ用のシステムプログラムや基本
フォントが格納される。RAMはCPU1の演算データ
等を一時記憶する。CRT(陰極線管表示装置)4に表
示するイメージデータもRAMに格納され、CPU1に
より一定周期で読み出されてCRT4に送られる。
【0028】入力装置3はキーボードおよびマウスのよ
うなポインティングデバイスで構成される。入力装置3
からCPU1に対する動作指示や、CPU1の演算に使
用する文字、数値等を入力する。ポインティングデバイ
スはCRT4に表示された情報をマウスカーソルにより
指示することにより、いわゆるGUI(グラフィカルユ
ーザ インタフェース)により情報入力を行う。
【0029】CRT4は情報の表示を行う。本実施例で
は、事故車の画像、後述の各種のデータベースの内容、
損傷診断結果、見積書の内容等を表示する。
【0030】プリンタ5は見積書の印刷を行う。HDD
6はシステムプログラムの他、画像データベース11、
知識データベース12および車両情報データベース1
3、さらに見積用プログラムが保存記憶される。見積用
プログラムは起動の指示に応じて、システムメモリ2に
読み出され、CPU1により実行される。フロッピーデ
ィスクに記録された見積用プログラムがフロッピーディ
スク記憶装置(FDD)7を介してCPU1により読み
出され、HDD6にはインストール(記憶)される。な
お、上記データベースおよび見積用プログラムをCDに
内蔵しCDから必要情報を取り出すことも可能である。
【0031】画像データベース11は損傷のない車を3
次元の所定方向から撮影した画像(図8参照)を、車
種、類別、型式等(以下、車の種類と総称する)毎に集
積したデータベースであり、事故車の損傷部の自動診断
に使用される。
【0032】知識データベース12は車に外力が加わっ
た時にその外力が波及する車両骨格部、車両内部の部位
および部品名を外力の加わる位置(入力点)、外力の入
力方向および大きさに関連付けて記載したデータベース
である(図7参照)。これらの部位、部品情報の中で損
傷が生じるであろうと推論される部位、部品(CP)お
よび事故車の損傷把握・修理作業の観点から厳密な観察
点検を要する位置(修理着眼ポイント、SIと略記す
る)には識別記号が付されている。このSIは、単に部
位、部品のみを指すものではなく、車両構造と個所に応
じて、例えばフロントサイドメンバの前部端、中部位
置、後部端など部品の一部である部分位置を指したり、
例えばフロントピラーのエッジ部、フロントドアのフロ
ントフェンダ側端部、フロントドアのリアドア側端部な
ど部位のうちのある特定部分を指す。SIは、これを厳
密に観察点検することによって、修理作業の観点から事
故車の損傷を的確に把握することが可能となるように選
定されている。CPおよびSI位置、当該位置に属する
部位、部品はCRT4に表示された時に、他の部位、部
品と区別できるよう強調表示されたり、識別記号が表示
される。
【0033】CPやSIの属する部位、部品にはその修
理内容を示す情報が付されており、この情報により、部
品の交換、板金等の修理内容が決定される。
【0034】車両情報データベース13には、車に関す
る諸元情報を約14万件類別毎に記録してあり、修理見
積作業指示にあたって必要な作業指数情報が700万
点、部品名称・部品価格が約1億件記録されている。そ
して、これらを相互に関連付けるものとして、上述のC
P、SIに係る知識情報データベースを構築している。
【0035】CD読み取り装置(CDD)8は、CD1
4を受け付け、CD14に記録された情報をCPU1の
制御の下に読み取る。CD14には見積に必要な車の部
品に関する情報、たとえば、車種、型番、価格等がデー
タベースの形態で記録されている。CD14に記録され
たデータベースを以後、部品情報データベースと呼ぶこ
とにする。
【0036】参考までに車両の部品名称の一部を図6に
より説明しておく。図6において、1101はフロント
バンパー、1102はラジエータグリル、1103はヘ
ッドランプおよびコーナーランプである。1104はフ
ロントフェンダー、1105はフロントドアパネル、1
106はリアドアパネルである。1107はディスクホ
イールおよびタイヤ、1108はウインドウガラス、1
109はフロントウィンドウである。1110はボンネ
ット、1111はフロントエンドパネル1112はフロ
ントスカートパネルである。
【0037】図5に戻り、入出力インタフェース(I/
O)9はビデオカメラ10と接続し、事故車の撮影画
像、損傷のない車両の撮影画像を入力する。なお、ビデ
オカメラ10がアナログ出力を行う場合には、アナログ
/デジタル変換器を介して、I/O9に撮影画像が入力
される。ビデオカメラ10は複数台でもよい。
【0038】以上のシステム構成において実行される見
積処理を次に説明する。なお、予め、ビデオカメラ10
により撮影された事故車の画像がHDD6に保存されて
いるものとする。
【0039】A.損傷診断および見積 見積者はHDD6の見積プログラムの起動を指示する。
これにより図9の見積プログラムがシステムメモリ2に
ロードされてCPU1により実行される。見積者が入力
装置3により損傷診断を指示すると、その指示がステッ
プS40で検出されて、手順はステップS41の損傷診
断、見積処理へと移行する。ステップS41の損傷診
断、見積処理の詳細を図10に示す。
【0040】従来と同様、事故車の種類(車種、型式、
類別番号、年式等)が入力装置3から与えられると、C
PU1は画像データベースを検索し、与えられた車の種
類に合致する損傷のない車両の画像を取り出し、システ
ムメモリ6内のワーク領域に一時記憶すると共に事故車
の画像をHDD6から読み出して上記ワーク領域に一時
記憶する(ステップS100)。なお、この時点の上記
2種の画像はカラーである。
【0041】次にCPU1はワーク領域内の画像から輪
郭線を抽出する。輪郭線抽出処理には周知の方法を使用
できるが、本発明に係るので、簡単に一手法を説明して
おく。CPU1は各画素のカラー画像を白黒の階調デー
タ(濃淡を表す画像データ)に変換する。次に隣接する
2つの画素の階調データの差を計算する。輪郭線は背景
と被写体との境界に発生する線画像であり、背景の輝度
値と被写体の輝度値の変化がもっとも大きくなるという
性質が知られている。そこで、上記階調データの差が所
定値以上となる場合の画素を検出することにより輪郭線
を構成する画素位置を検出することができる。
【0042】輪郭線を構成する画素位置に対応するシス
テムメモリ2内の記憶位置にビット1(黒を示す)を格
納し、その他の位置にはビット0(白を示す)を格納す
ることにより輪郭線画像が抽出される(ステップS11
0)。なお、車両の画像が複数ある場合には、それぞれ
の画像について輪郭線画像を取得する。
【0043】CPU1は事故車の輪郭線画像と損傷のな
い車両の輪郭線を比較し、上述した画像処理方法により
事故車に対する外力の入力位置、入力方向、大きさ(外
力入力パターン)を検出する(ステップS120)。
【0044】次にCPU1は得られた外力の入力位置、
入力方向および大きさ(外力入力パターン)に基づき知
識データベース12を検索し、該当する波及部位、部品
情報を取得する。この取得結果がCRT4に図7に示す
ような外力の波及経路相関図をもって表示される(ステ
ップS140)。図7の表示では、外力の波及経路に沿
って相互に関連する部位、部品の名前がツリー(枝木)
形状で表示されることを示している。また、この表示例
ではクラッシュポイント(CP)と修理着眼ポイント
(SI)とが表示され、特に、見積者にとって新概念と
なる修理着眼ポイント(SI)には*印を付してある。
図7は模式的にツリー(枝木)形状で示した例である
が、イラスト図において力の伝播を動的経路として再現
しまたは静的に結果として描写することもでき、図が複
雑になるがSI点の認識を向上させるのには好適であ
る。
【0045】見積者はこの表示を見て、事故車の点検要
の個所および当該事故車の修理作業、見積作業を行う上
での要注意個所並びにその重要度を知ることができる。
見積者が事故車を点検し、修理個所を実際に目視確認す
ると、CRT7の表示画面上(図7の表示)で修理を要
する部位、部品を入力装置3により指定(選択)する
(ステップS160→S170のループ処理)。従来の
見積システムでは、見積者が経験と勘に基き文字入力の
形態で修理個所を入力していたのに対し、この実施形態
では表示画面上の位置指定だけの操作で修理個所を入力
できるので、十分な裏付けのある事前見積が可能となる
と共に、見積者が操作労力が大幅に軽減される。同時
に、車両の構造、損傷個所及び修理作業、見積作業につ
いての知識も自然に会得してゆくことができる。
【0046】見積者により順次に指定された修理個所は
システムメモリ2内に部位、部品の識別番号の形態でリ
ストアップされる。このとき、クラッシュポイント(C
P)の部位、部品が選択された場合には、修理内容とし
て部品交換を示すパラメータ情報が付され、修理着眼ポ
イント(SI)の部位、部品が選択された場合には、知
識データベース12内に予め記載されている修理内容、
たとえば、板金を示すパラメータ情報が付される(ステ
ップS180)。
【0047】選択された部位、部品に該当のポイント
(得点、知識データベース12に記載)が集計される。
集計されたポイントに該当するアドバイス、警告等のア
ドバイスが知識データベース12から抽出されて、CR
T12に表示される。
【0048】なお、見積者は、CRT4に表示された警
告等の内容と前記波及経路相関図を検討し、事故車をみ
ての判断に基づき、若干の必要な訂正を加える場合もあ
る。たとえばこの訂正は、左クロスメンバーの「交換」
が見積に記載されている場合であっても、独自のノウハ
ウ・経験から修理板金で済ませる可能性を検討するなど
のものである。
【0049】以後、CPU1は従来と同様の見積処理、
すなわち、リストアップされた部位、部品の費用をCD
14の部品情報データベースから取得し、修理内容に応
じて予め定められている工賃、工数および上記部品代を
予め定められている演算式に代入して、修理費用を算出
する(ステップS210)。
【0050】より具体的には、 一覧表示された修理作業を要する主体部位、付帯部位
を、再確認する。
【0051】この主体部位、付帯部位につき、どのよ
うな修理作業とするのか(鈑金修正か交換か着脱か調整
その他など)の再確認を行い、特別の事情から必要であ
れば修理内容の訂正を行う。
【0052】この時点での入力等に基づき「〜」
の取替、鈑金、着脱等の「作業指数」を完全に取得し、
あらかじめ入力済のレバレート(単位時間当たりの工
賃)をかけて修理費用を算出する。このとき、外板パネ
ルの鈑金においては、鈑金における作業指数を算出する
ために、当該鈑金する外板パネルにおける損傷個所の面
積や位置等の入力と条件当て嵌めが必要となる(外板骨
格板金修正指数算出のため)。
【0053】次いで、上記の各作業単位において、
CD14の部品情報データベースから取得しリストアッ
プされた対応する部品の中から、先に得た情報を随時参
照しながら、必要な部品のみリストアップする(部品価
格は各部品に対応して同時に取得される構成となってい
る)。ここで部品と部品価格を取得する。
【0054】次いで、塗装費用を計算するため、塗装
する外板パネルを特定し(交換するパネルは全て塗装す
る、板金するパネルも塗装する)、塗装面積の入力等塗
装指数を算出するための各種分岐条件(塗装パネル数、
塗装の種類、塗装位置、塗装範囲の条件等)の入力を行
い、データベースから塗装指数を取得する。これにレバ
レートをかけて塗装料金を算出し、塗料代を加える。
【0055】このように算出した修理作業代、部品
代、塗装代、塗料代等を全て合算して、全修理料金を算
出し、見積書を完成する。
【0056】修理費用の算出結果、すなわち、見積費用
はCRT4またはプリンタ5により可視出力される(ス
テップS220)。
【0057】B.事故車の画像表示 事故車の画像を見たい場合には見積者は、HDD6に保
存された画像のファイル名等を入力装置3により入力
し、表示をCPU1に対して指示する。この指示に応じ
て(ステップS10のYSE判定)、CPU1はHDD
6に記憶された事故車の画像を読み出すと共に図8の符
号802のように画像を縮小して表示させる。図8にお
いて、任意の縮小画像802の中を入力装置3により指
定すると、指定により選択された縮小画像が拡大されて
符号801に示すように表示される(ステップS11→
S12)。
【0058】また、平面輪郭画像の要求が入力装置3か
ら入力された場合には、CPU1は上述した画像処理手
法により平面的な事故車の輪郭画像を作成し、表示する
(ステップS11→S13→S14)。
【0059】C.車両情報の表示 種類対象の車両の構造等車両関係の情報を知りたい場合
には、見積者は、車両情報データベース13の検索処理
モードを入力装置3により指定し、CPU1により情報
検索を行う。たとえば、車両の種類をキーワード入力し
て、該当する車両の種類に関連するデータベース記載情
報を表示させる(ステップS20〜S22)。
【0060】これにより、事故車の修理をする者に必要
な車両情報を提供することができる。
【0061】D.知識データベースの検索 知識データベース12を検索して、波及部位、クラッシ
ュポイント、修理着眼ポイント、修理内容を表示させる
ことも可能である。この場合、見積者あるいは修理者
は、知識データベース検索モードを入力装置3により指
定して、検索に必要なキーワード、たとえば、車の種
類、外力の入力位置等を入力する。CPU1はキーワー
ドを使用して、知識データベース12を検索し、該当す
る波及部位、部品情報を抽出して図7に示すように表示
する(ステップS20〜S22)。
【0062】以上、説明したように本実施の形態では事
故車を撮影した画像から修理個所を推論し、見積作業を
行うことができる。また、見積者は修理個所の推論結果
(図7の表示)を見ることにより点検を要する個所を知
ることができるので、経験の浅い者でも、点検個所を把
握することができる。従来の見積システムでは、見積者
は何等の判断材料もなく、経験と勘により文字入力の形
態で修理個所を入力していたのに対し、この実施形態で
は妥当な見積の根拠となるべき推論・波及び経路関係
図、アドバイス等も表示されているから、作業前の事前
見積が実質的に可能となる。さらに必要に応じて、シス
テム内に搭載したデータベースに対しても個別に参照で
きるので、見積だけでなく、修理作業にも本システムを
役立てることができる。
【0063】上述の実施形態の他に次の形態を実施でき
る。
【0064】1)上述の実施の形態では、画像による損
傷個所の診断のために損傷のない、正常形状の車両の画
像を使用しているが、過去に事故車両を修理した場合に
は、その時に撮影した画像を今回取得した事故車両の画
像と比較して、損傷個所を検出することができる。
【0065】この場合に好適な一例としては、顧客管理
データベースをHDD6に設け、氏名、住所などの顧客
情報の他に、過去の修理個所、修理日時などの修理履歴
とともに、撮影した画像を顧客管理データベースに保存
しておくことが考えられる。
【0066】2)上述の実施形態では、ビデオカメラ1
0により撮影した事故車の画像をオンライン入力してい
るがオフライン入力することもできる。たとえば、デジ
タルカメラにより事故車を撮影し、フロッピーディス
ク、PCカード等の記録媒体に撮影画像を記録する。こ
の記録媒体を上述のシステムに設置された読み取りドラ
イブにより読み取ってHDD6に保存する。なお、正常
車両と事故車を撮影する撮像手段が異なる場合には、撮
影画像の縮小/拡大、回転を行って、被写体の画像位置
を一致させる必要がある。このための画像処理手法は周
知であり、この画像処理手法を使用して、事故車の撮影
画像と、正常車両の位置合わせを行えばよい。なお、手
動指示で、上述の拡大/縮小倍率や、回転角度を指示し
てもよいこと勿論である。
【0067】3)知識データベース12から得られる波
及部位、部品、クラッシュポイント、修理着眼ポイン
ト、修理内容の表示形態は図7に示した通りにする必要
はない。たとえば、波及部位、部品情報だけを知りたい
場合には、その名称や部品情報データベースの検索に必
要な部品番号(または型番等)を表示すればよい。
【0068】また、図7の表示に加えて、修理すべき詳
細をメッセージにて表示してもよい。このメッセージ
は、知識データベース12に関連の部位、部品情報と関
連付けて記載しておくことになる。
【0069】4)上述の実施形態では事故車の画像は、
そのまま表示しているが、複数枚の画像を合成して、特
定方向から見るような画像を合成してもよい。この処理
も周知の3D(3次元)画像処理技術を使用できる。
【0070】5)見積処理のために手入力用の対話画面
(入力の項目を文字列で案内し、カーソルをその位置に
移動したときに、その案内項目の入力が可能となる画
面)を表示する場合には、上述のように修理個所に該当
する入力位置に自動検出した修理部位、部品の名前を初
期入力データとして表示することもできる。これにより
見積者は自動検出した修理個所を知ることができる。見
積者は、CRT4に表示された警告等の内容と前記波経
路相関図を検討し、事故車を見ての判断に基づき、これ
らの初期入力データに若干の必要な訂正を加えるべく手
入力で変更した後、見積を指示する。たとえばこの訂正
は、左クロスメンバーの「交換」が見積に記載されてい
る場合であっても、独自のノウハウ・経験から修理板金
で済ませる可能性を検討した結果を反映するなどのもの
である。初期入力データが変更されない場合には初期入
力データがそのまま見積処理に使用される。
【0071】6)知識データベース12を作成する際に
はこれまでに修理した多数の事故車両の修理個所を統計
的に処理し、外部入力パターンに対応させて損傷の部
位、部品、修理内容を決定するとよい。
【0072】
【発明の効果】以上、説明したように、事故車の外部形
状の変形から、損傷の部位、部品が定まることに着目し
て、請求項1、10の発明では、事故車の画像と損傷の
ない車両の画像の比較により、外力の入力パターン(入
力位置、入力方向、大きさ)を検出し、外力の入力パタ
ーンに合致した、損傷の部位、部品を推論する。これに
より見積者は、手動操作による修理個所の入力作業から
開放され、目視確認による事故車の点検作業および見積
作業の個人差を解消することができ、実質的な事前見積
を行うことが可能となる。また、事故車についての損傷
個所及び修理の体系的な損傷診断情報に基づく修理費用
見積を可能とすることで、見積を行うと同時に車両損傷
及び修理の体系的知識を身につけることができる。
【0073】請求項2の発明では、損傷の部位、部品を
表示画面から知ることができるので、事故車の点検個所
を予め知ることができる。このため、点検作業の処理時
間の低減に寄与することができる。
【0074】請求項3の発明では、推論の損傷の部位、
部品は波及経路に沿って、表示されるので、点検順序、
部位、部品の修理的観点から見た接続・配置関係を見積
者、点検者が点検に先立って知ることができる。このた
め、密な点検を行うことが可能になる。
【0075】請求項4の発明では、変形の生じ易い、衝
撃吸収部位、部品や損傷の起きやすい部位、部品を損傷
診断情報の中に含めることで、見積作業における損傷個
所の見落しと、点検作業における損傷個所の見落としを
阻止すると共に、点検作業のマニュアル化にも寄与する
ことができる。
【0076】請求項5の発明では、損傷診断情報の中に
修理内容を示す情報を含めることで、この修理内容を見
積処理で必要とする修理内容情報として、使用すること
が可能となり、見積者の操作労力がさらに軽減される。
【0077】請求項6の発明では損傷のない車両の画像
に、事故車の過去に撮影された画像を使用することで、
損傷部の検出に際して誤検出がなくなり、もって、損傷
診断の精度が向上する。
【0078】請求項7の発明は、自動検出した損傷個所
を修理個所として、見積処理に使用することで、見積者
は修理個所の手入力操作から開放される。
【0079】請求項8の発明は、自動検出した損傷個所
の中から実際に修理を必要とする個所を選択することで
見積精度を向上させることができる。
【0080】請求項9の発明では、点検、見積における
注意点、警告、助言を見積者が知ることができるので、
特に経験の少ないものでも、迅速、正確に作業を実行す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】外力の入力パターンと部材の損傷内容との対応
関係を示す説明図である。
【図2】外力の入力パターンと部材の損傷内容との対応
関係を示す説明図である。
【図3】外力の入力パターンと部材の損傷内容との対応
関係を示す説明図である。
【図4】損傷個所の検出のための画像処理を説明するた
めの説明図である。
【図5】本発明実施の形態のシステム構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】車両の部品名称の一例を示す斜視図である。
【図7】知識データベースに格納され、表示に供される
損傷診断情報の内容を示す説明図である。
【図8】事故車の画像の表示の一例を示す説明図であ
る。
【図9】本発明実施形態の処理手順を示すフローチャー
トである。
【図10】損傷診断・見積処理の処理手順を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 システムメモリ 3 入力装置 4 CRT 5 プリンタ 6 HDD 7 FDD 8 CDD 9 I/O 10 ビデオカメラ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) G06F 17/60

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 事故車の車両の種類を指示入力し、事故
    修理費用の見積を行う事故車修理費用見積システムにお
    いて、 損傷のない車両の画像を車両の種類に対応させて記憶し
    ておく第1の記憶手段と、 車両に対して加わる外力の入力位置、入力方向および大
    きさに関連付けて該外力により生じる損傷の部位、部品
    を示す損傷診断情報を記憶しておく第2の記憶手段と、 事故車の画像を入力する入力手段と、 当該入力された事故車の画像と該事故車と同一種類の前
    記第1の記憶手段に記憶された損傷のない車両の画像と
    を比較して、前記外力の入力位置、入力方向および大き
    さを検出する画像解析手段と、 当該検出された外力の入力位置、入力方向および外力の
    大きさに対応する損傷診断情報を前記第2の記憶手段か
    ら抽出する情報処理手段とを具えたことを特徴とする事
    故車修理費用見積システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の事故車修理費用見積シ
    ステムにおいて、前記情報処理手段により抽出された損
    傷診断情報を表示する表示手段をさらに具えたことを特
    徴とする事故車修理費用見積システム。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の事故車修理費用見積シ
    ステムにおいて、前記損傷診断情報の示す部位、部品を
    前記外力の波及経路に沿って表示することを特徴とする
    事故車修理費用見積システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の事故車修理費用見積シ
    ステムにおいて、前記損傷診断情報には衝撃を吸収する
    部位、部品と修理に着眼する部位、部品が含まれている
    ことを特徴とする事故車修理費用見積システム。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の事故車修理費用見積シ
    ステムにおいて、前記損傷診断情報には、前記損傷の部
    位、部品に関連付けて修理内容を示す修理情報が含まれ
    ていることを特徴とする事故車修理費用見積システム。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載の事故車修理費用見積シ
    ステムにおいて、前記損傷のない車両の画像は、前記事
    故車の過去の修理において撮影された画像であることを
    特徴とする事故車修理費用見積システム。
  7. 【請求項7】 請求項1に記載の事故車修理費用見積シ
    ステムにおいて、前記情報処理手段により抽出された損
    傷診断情報を前記見積の修理個所を示す情報として使用
    することを特徴とする事故車修理費用見積システム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の事故車修理費用見積シ
    ステムにおいて、前記情報処理手段により抽出された損
    傷診断情報の示す部位、部品の中から修理個所を示す情
    報として使用する部位、部品を選択する選択手段をさら
    に具えたことを特徴とする事故車修理費用見積システ
    ム。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載の事故車修理費用見積シ
    ステムにおいて、前記損傷診断情報を構成する部位、部
    品にはポイントが予め割り当てられており、前記選択手
    段により選択された部位、部品のポイントを集計する集
    計手段と、ポイントごとのメッセージを記憶したメッセ
    ージ記憶手段と、前記集計手段により集計されたポイン
    トに対応するメッセージを読み出す表示制御手段と、当
    該読み出されたメッセージを表示する表示手段とをさら
    に具えたことを特徴とする事故車修理費用見積システ
    ム。
  10. 【請求項10】 コンピュータを有し、該コンピュータ
    が記録媒体に記録されたプログラムを実行して、事故車
    の車両の種類の指示入力を受け付け、事故修理費用の見
    積を行う事故車修理費用見積システムの記録媒体におい
    て、前記事故車修理費用見積システムは、 損傷のない車両の画像を車両の種類に対応させて記憶し
    ておく第1の記憶手段と、車両に対して加わる外力の入
    力位置、入力方向および大きさに関連付けて該外力によ
    り生じる損傷の部位、部品を示す損傷診断情報を記憶し
    ておく第2の記憶手段とを有しており、 前記プログラムは、 事故車の画像を入力する処理手順と、 当該入力された事故車の画像と該事故車と同一種類の前
    記第1の記憶手段に記憶された損傷のない車両の画像と
    を比較して、前記外力の入力位置、入力方向および大き
    さを検出する処理手順と、 当該検出された外力の入力位置、入力方向および外力の
    大きさに対応する損傷診断情報を前記第2の記憶手段か
    ら抽出する処理手順とを具えたことを特徴とする事故車
    修理費用見積システムの記録媒体。
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