JP7457099B1 - 情報提示装置、情報提示方法及び情報提示プログラム - Google Patents

情報提示装置、情報提示方法及び情報提示プログラム Download PDF

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Abstract

Figure 0007457099000001
【課題】移動体に対する適切な対応方法を決定可能な情報を提示することができる情報提示装置を提供する。
【解決手段】情報提示装置1は、移動体の部品情報と、部品の修理情報とを記憶している。情報提示装置1は、破損した移動体の構造情報と上記部品情報とをもとに移動体の部品の破損情報を特定し、当該破損情報と修理情報とをもとに、移動体の部品の修理費用、買取費用を算出する。そして、上記修理費用と、上記買取費用とを含む移動体関連情報を提示する。このとき、買取費用算出部は、修理費用に基づく移動体の買取に係る第1買取費用と、部品の再利用価値に基づく移動体の買取に係る第2買取費用とを算出する。情報提示部は、第1の買取費用及び第2の買取費用の算出結果を考慮した買取費用と、修理費用とを含む移動体関連情報を提示する。
【選択図】図8

Description

本発明は、情報提示装置、情報提示方法及び情報提示プログラムに係り、特に、移動体に関連する移動体関連情報を提示する情報提示装置、情報提示方法及び情報提示プログラムに関する。
従来、移動体(例えば車両)が破損した場合、破損した移動体は修理工場に持ちこまれ、その破損部位を修理することが行われている。そのときに修理費用や修理期間の見積が算出され、車両の所有者(オーナー)は見積書を確認し、修理を依頼するか否かを判断することになる。
そうしたなかで、破損した車両の内部損傷を含めて破損部品を判断し、修理費用の見積を提示することが可能な技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
また、破損した車両の所有者が、修理費用の見積書を確認して、修理費用が高額であること、修理期間が長期にわたることから修理を依頼しないといった場合がある。この場合、所有者は車両をそのまま乗り続けるか、車両を売却することになる。
そうしたなかで、所有者が車両を売却したいときに、車両に関する車両情報に基づいて買取費用の見積を提示することが可能な技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2004-177191号公報 特開2022-84129号公報
ところで、上記のような破損車両に対する処理としては、車両の所有者の意向に応じて修理、買取、廃車などが行われる。これら処理は、破損車両に対する愛着度合いなどのほか、当該処理に要する費用を考慮して決定されることになる。各費用の見積依頼については、これら処理が可能な業者に依頼されるところ、車両の所有者に対して必ずしも破損車両に対する適切な対応方法を提示するものとはならない可能性があった。
他方で、修理・買取業者においても、車両買取後の取り扱いを把握することが難しく、適切な対応方法を把握して見積を作成することは難しかった。
本発明の目的は、ユーザに対し、従来よりも移動体に対する適切な対応方法を決定可能な情報を提示することができる情報提示装置、情報提示方法及び情報提示プログラムを提供することにある。
前記課題は、本発明の情報提示装置によれば、移動体を構成する部品に関する部品情報を記憶する部品情報記憶部と、前記部品の修理に関する修理情報を記憶する修理情報記憶部と所定の移動体の構造情報を取得して該構造情報と、前記部品情報記憶部によって記憶される前記移動体を構成する部品の部品情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の破損情報を特定する破損特定部と、前記破損特定部によって特定された前記部品の破損情報と、前記修理情報記憶部によって記憶される前記修理情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の修理に要する修理費用を算出する修理費用算出部と、前記移動体の買取に要する買取費用を算出する買取費用算出部と、前記修理費用算出部によって算出された前記修理費用と、前記買取費用算出部によって算出された前記買取費用とを含む移動体関連情報を提示する情報提示部と、を備え、前記買取費用算出部は、前記修理費用に基づく前記移動体の買取に係る第1の買取費用と、前記移動体を構成する部品の再利用価値に基づく前記移動体の買取に係る第2の買取費用とを算出し、前記情報提示部は、前記第1の買取費用及び前記第2の買取費用の算出結果を考慮した前記移動体の前記買取費用と、前記修理費用とを含む前記移動体関連情報を提示すること、により解決される。
上記のように、情報提示装置(情報提示部)は、修理費用に基づく「第1の買取費用」、及び部品の再利用価値に基づく「第2の買取費用」の算出結果を考慮した移動体の「買取費用」と、「修理費用」とを含む移動体関連情報を提示する。
そうすることで、「修理費用」の見積と、修理費用を踏まえた「買取費用」の見積とを提示し、ユーザが、移動体に対する適切な対応方法を決定することが可能となる。
また前記課題は、本発明の情報提示方法によれば、移動体を構成する部品に関する部品情報を記憶する部品情報記憶部と、前記部品の修理に関する修理情報を記憶する修理情報記憶部とを有するコンピュータが、所定の移動体の構造情報を取得して該構造情報と、前記部品情報記憶部によって記憶される前記移動体を構成する部品の部品情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の破損情報を特定する破損特定ステップと、前記部品の破損情報と、前記修理情報記憶部によって記憶される前記修理情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の修理に要する修理費用を算出する修理費用算出ステップと、前記移動体の買取に要する買取費用を算出する買取費用算出ステップと、前記修理費用と、前記買取費用とを含む動体関連情報を提示する情報提示ステップと、を実行し、前記買取費用算出ステップでは、前記修理費用に基づく前記移動体の買取に係る第1の買取費用と、前記移動体を構成する部品の再利用価値に基づく前記移動体の買取に係る第2の買取費用とを算出し、前記情報提示ステップでは、前記第1の買取費用及び前記第2の買取費用の算出結果を考慮した前記移動体の前記買取費用と、前記修理費用とを含む前記移動体関連情報を提示すること、によっても解決される。
また前記課題は、本発明の情報提示プログラムによれば、移動体を構成する部品に関する部品情報を記憶する部品情報記憶部と、前記部品の修理に関する修理情報を記憶する修理情報記憶部とを有する情報提示装置としてのコンピュータに、所定の移動体の構造情報を取得して該構造情報と、前記部品情報記憶部によって記憶される前記移動体を構成する部品の部品情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の破損情報を特定する破損特定処理と、前記部品の破損情報と、前記修理情報記憶部によって記憶される前記修理情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の修理に要する修理費用を算出する修理費用算出処理と、前記移動体の買取に要する買取費用を算出する買取費用算出処理と、前記修理費用と、前記買取費用とを含む動体関連情報を提示する情報提示処理と、を実行させ、前記買取費用算出処理では、前記修理費用に基づく前記移動体の買取に係る第1の買取費用と、前記移動体を構成する部品の再利用価値に基づく前記移動体の買取に係る第2の買取費用とを算出し、前記情報提示処理では、前記第1の買取費用及び前記第2の買取費用の算出結果を考慮した前記移動体の前記買取費用と、前記修理費用とを含む前記移動体関連情報を提示すること、によっても解決される。
本発明の情報提示装置、情報提示方法及び情報提示プログラムによれば、ユーザに対し、従来よりも移動体に対する適切な対応方法を決定可能な情報を提示することができる。
特に、ユーザに対し、「修理費用」の見積と、修理費用を踏まえた「買取費用」の見積とを含む移動体関連情報を提示し、移動体に対する適切な対応方法を決定させることができる。
本実施形態の情報提示システム全体の構成図である。 情報提示装置、第1ユーザ端末、第2ユーザ端末のハードウェア構成を説明する図である。 情報提示装置、第1ユーザ端末、第2ユーザ端末の機能を説明する図である。 種別情報(車検証情報)入力画面を示す図である。 種別情報(車両登録番号)入力画面を示す図である。 部品解析画面を示す図である。 部品解析画面(解析結果)を示す図である。 部品解析画面(解析結果)を示す図である。 図8に示す見積結果の詳細を示す図である。 図8に示す見積結果の詳細を示す図である。 VIEWER画面(3Dモデル画面)を示す図である。 VIEWER画面(2Dモデル画面)を示す図である。 費用推移グラフ画面(類似度100%)を示す図である。 費用推移グラフ画面(類似度80%)を示す図である。 部品選択画面を示す図である 作業選択画面を示す図である。 情報提示方法の一例を示す処理フロー図である。
以下、本発明の一実施形態について図1~図16を参照して説明する。
<情報提示システムの概要>
情報提示システムSは、図1、図2に示すように、「移動体」に関連する「移動体関連情報」を提示する情報提示装置1と、情報提示装置1にネットワークを通じてそれぞれ接続され、「第1ユーザ」によって利用され、移動体関連情報の提示を受ける第1ユーザ端末100と、「第2ユーザ」によって利用され、移動体関連情報の提示を受ける第2ユーザ端末200と、から主に構成されている。
ここで「移動体」とは、車両に相当し、本実施形態では「破損した車両」に相当する。「移動体」は、当該移動体を構成する複数の部品を組み立てることで完成するものであり、移動体部品の利用価値で見たときに移動体部品群(車両部品群)とも称することができる。なお、「移動体」は、車両に限定されず、車両以外の乗り物(ヒトを乗せて移動するもの)であっても良いし、ヒト以外の物を乗せて移動するものであっても良い。ドローンや小型モビリティであっても良い。
「移動体関連情報」とは、移動体に関連する情報であって、移動体の関係者に向けて伝達される情報に相当する。本実施形態では、破損した車両に対する「対応情報」を含み、移動体の関係ユーザに向けて提示される情報に相当する。なお、「対応情報」は、破損した車両に対する「修理費用」、「買取費用」その他の「処理に係る費用」である。対応情報には、破損車両に必要な修理部品、交換部品のリスト情報が含まれても良い。
「第1ユーザ」とは、例えば、移動体の修理、カスタマイズ又は買取に携わる業者(修理業者、カスタマイズ業者、買取業者、修理・買取業者)である。つまりは、車両(破損した車両)のアフターサービスを請け負う業者(引受元、依頼先)であって、車両の所有者(オーナー)とのやり取りを行う者である。本実施形態では、移動体の修理、買取に携わる修理・買取業者である。
「第2ユーザ」とは、第1ユーザに対して依頼する依頼元であって、例えば、移動体の所有者(オーナー)又はその関係者である。所有者に代わって移動体を運転する運転者であっても良い。つまりは、車両(破損した車両)のアフターサービスを受ける者であって、業者とのやり取りを行う者である。本実施形態では、移動体の所有者である。
情報提示装置1は、移動体に関する「移動体情報」を記憶する移動体情報記憶部11と、移動体を構成する部品に関する「部品情報」を記憶する部品情報記憶部12と、部品の修理に関する「修理情報」を記憶する修理情報記憶部13とをデータベース(DB)として備えている。
情報提示装置1は、第1ユーザ端末100や第2ユーザ端末200などの端末を利用するユーザを識別する。そして、ユーザ識別された第1ユーザ端末100又は第2ユーザ端末200から、破損した移動体の「種別情報(車検証情報やナンバープレート)」を取得して、移動体の「種別」を特定する。また、破損した移動体の「構造情報」を取得して、移動体を構成する部品の「破損情報(傷や凹みなど)」を特定する。そして、移動体の種別と、移動体の部品の破損情報とをもとに、移動体の「修理費用」、「買取費用」を算出し、これら修理費用、買取費用を「破損移動体に対する対応情報」として第1ユーザ端末100や第2ユーザ端末200に向けて提示する。
なお、情報提示装置1は、上記「移動体情報」、「部品情報」、「修理情報」などを管理するデータベース(提供データベース)を備えていても良いし、あるいは上記「移動体情報」、「部品情報」、「修理情報」などを管理する外部管理サーバから最新情報を随時取得し、一時的に記憶することとしても良い。
情報提示装置1は、情報提示プログラムに関する専用ソフトウェア(アプリ)を提供し、当該ソフトウェアをインストールした第1ユーザ端末100や第2ユーザ端末200に対し、図4~図15に示すような情報提示プログラムに関するソフトウェアサービス(アプリサービス)を提供する。
具体的には、情報提示装置1は、第1ユーザ端末100や第2ユーザ端末200から、破損した移動体に関する情報を取得し、破損移動体に対する対応方法に関する情報(例えば、修理費用、買取費用の比較情報)を提示(表示、報知)する。これにより、第1ユーザや第2ユーザは、その対応方法に関する情報を考慮して、破損した移動体に対する最適な対応方法を決定できる。「修理費用、買取費用の比較情報」が提示されることで、第1ユーザや第2ユーザは、「修理費用の見積」と「修理費用を考慮した買取費用の見積」とを比較し、最適な対応方法として修理を依頼すること、買取を依頼すること、廃車を依頼することなどを決定できる。
第1ユーザ端末100は、業者(修理・買取業者)によって利用される情報端末であって、具体的には、PC等のコンピュータである。
第1ユーザ端末100は、情報提示装置1と接続され、情報提示装置1からソフトウェアサービスの提供を受ける。また、第2ユーザ端末200と接続され、第2ユーザ端末200から、破損した移動体の構造情報(破損画像)を受け付けることができる。
例えば、第1ユーザ端末100は、図4に示す表示画面(種別情報入力画面)上で、ユーザ操作による「種別情報(車検証情報)」の入力を受け付けて、破損した移動体の種別情報の登録を行う(種別情報の発信を行う)。あるいは、図5に示す表示画面(種別情報入力画面)上で、ユーザ操作による「種別情報(車両登録番号)」の入力を受け付けて、破損した移動体の種別情報の登録を行う。なお、上記例では、第1ユーザ端末100が「種別情報」を受け付けることを一例としているが特に限定されない。例えば、第1ユーザ端末100が、移動体の「所有者に関する情報」を受け付けても良い。その場合には、情報提示装置1が、移動体情報記憶部11に記憶された「所有者情報」と「当該所有者が所有する移動体に関する情報」との対応情報を参照することで、車両の種別情報を特定することができる。
また、第1ユーザ端末100は、図6に示す表示画面(部品解析画面)上で、ユーザ操作による「破損した移動体の構造情報(移動体の破損画像)」の入力を受け付けて、移動体の構造情報の登録を行う(構造情報の発信を行う)。このとき、第1ユーザ端末100は、複数の破損画像の入力を受け付けても良い。つまりは、移動体の破損部位について異なる向きから撮像された破損画像の入力を受け付けても良い。そのほか、部品の破損情報を識別するための識別情報(補足情報)の入力を受け付けても良い。
上記移動体の種別情報、構造情報の登録が行われている状態で、第1ユーザ端末100は、図6に示す部品解析画面上で、ユーザ操作による「部品解析」の実行を受け付けることで、登録された移動体に対する対応情報(移動体関連情報)を要求する。そして、情報提示装置1から移動体に対する「修理費用」及び「買取費用」を含む対応情報を取得し、図7、図8に示す部品解析結果画面上で当該対応情報(車両情報、見積結果、部品リストなど)を表示する。具体的には、第1ユーザ端末100は、「修理費用」、「買取費用」、「廃車費用」のほか、修理・交換に必要な部品リストを表示する。
また、第1ユーザ端末100は、情報提示装置1から移動体に関する移動体情報(モデル情報)を取得し、図10、図11に示す「VIEWER画面」上で当該モデル情報を表示する。このモデル情報は、例えば移動体の3Dモデル情報(立体図)や2Dモデル情報(展開図)であって、破損部品の箇所(破損部位)がハイライト表示されると良い。
そのほか、第1ユーザ端末100は、図12、図13に示す「費用推移グラフ画面」上で、移動体の「修理費用」、「買取費用」、「予想買取費用」及び「これら費用の時系列の推移グラフ」を比較表示することもできる。詳細は後述する。
第2ユーザ端末200は、移動体の所有者によって利用される情報端末であって、具体的には、撮像装置を搭載したタブレット端末、スマートフォン等のコンピュータである。
なお、第2ユーザ端末200は、深度センサを有する撮像装置201(深度センサ付きカメラ)を搭載していると良い。深度センサを利用することで、対象物までの深度(距離)を計測し、当該深度情報を撮像画像において可視化させることができる。
第2ユーザ端末200は、情報提示装置1、第1ユーザ端末100と接続され、情報提示装置1からソフトウェアサービスの提供を受ける。
第2ユーザ端末200は、第1ユーザ端末100と同様のソフトウェアサービスの提供を受けるところ、第1ユーザ端末100に表示される表示画面とは一部異なっており、また第1ユーザ端末100に提示される移動体関連情報とは一部異なった情報を取得する。
具体的には、情報提示装置1から第1ユーザ端末100に提示される移動体関連情報は、移動体(車両)を引き受ける引受元である業者(修理・買取業者)向けの情報となっている。また、情報提示装置1は、業者向けの表示画面を提示する。
一方で、情報提示装置1から第2ユーザ端末200に提示される移動体関連情報は、移動体の所有者向けの情報となっている。また、情報提示装置1は、所有者向けの表示画面を提示する。
つまりは、情報提示装置1は、第1ユーザ端末100に、移動体の修理、買取業務に必要な「第1移動体関連情報」、「第1表示画面」を提示する一方で、第2ユーザ端末200には、移動体の所有に必要な「第2移動体関連情報」、「第2表示画面」を提示すると言い換えても良い。
例えば、情報提示装置1は、第1ユーザ端末100に、移動体の修理に必要な修理情報、買取に必要な相場情報を提供することができる。さらに言えば、移動体の再利用価値を考慮した「第1買取費用」と、移動体の部品の再利用価値などを考慮した「第2買取費用」との複数のパターンの「買取費用」を提供できる。これら情報を踏まえて、業者(第1ユーザ端末100)は、移動体の所有者(第2ユーザ端末200)に対し、業者によって指定した買取費用を提供することになる。
第2ユーザ端末200は、業者によって指定された移動体の「買取費用」、「修理費用」を踏まえた対応情報を取得する。例えば、情報提示装置1は、第2ユーザ端末200に対し、第1ユーザ端末100のように、複数のパターンの買取費用を提供しなくても良い。つまりは、所有者は、破損した移動体に対する対応方法を決定するために必要な情報(必要な情報のみ)を取得することができる。
上記の情報提示システムSにより、第1ユーザ(移動体の修理・買取業者)や第2ユーザ(移動体の所有者)に対し、移動体(破損した移動体)に対する適切な対応方法を提示することができる。
具体的には、第1ユーザ、第2ユーザに対し「修理費用」と、修理費用を踏まえた「買取費用」とを含む移動体関連情報を提示し、移動体に対する適切な対応方法を決定させることができる。特に、第1ユーザに対しては、業者向けの情報として移動体の再利用価値と、移動体の修理費用とに基づく「第1の買取費用」と、移動体の部品の再利用価値と、移動体の廃車費用とに基づく「第2の買取費用」とを提示できる。
<情報提示システムのハードウェア構成>
情報提示装置1は、図2、図3に示すように、データの演算・制御処理装置としてのCPUと、記憶装置としてのROM、RAM、及びHDD(SSD)と、インターネットを通じて情報データの送受信を行う通信用IFと、を備えたコンピュータである。
情報提示装置1の記憶装置には、コンピュータとして必要な機能を果たすメインプログラムに加えて、情報提示プログラムが記憶されており、これらプログラムがCPU(プロセッサ)によって実行されることにより、情報提示装置1の機能が発揮されることになる。あるいは、CPUを実装した半導体集積回路又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)によって実行されても良い。
第1ユーザ端末100、第2ユーザ端末200についても同様のハードウェア構成を備えたコンピュータである。
第2ユーザ端末200は、撮像装置201を備えており、撮像装置201を利用して破損した移動体(移動体の部品)を撮像し、「移動体の破損画像」を取得することができる。
撮像装置201は、深度センサを有する撮像カメラであると良いが、特に限定されるものではなく、深度センサを有さない撮像装置であっても良い。また、撮像装置201は、3D撮像カメラであると良いが、2D撮像カメラであっても良い。
<情報提示システムの機能>
情報提示装置1は、図3に示すように、機能面から説明すると、「種別情報」、「構造情報」、「対応情報」、「モデル情報」、「費用シミュレーション情報」等、各種プログラム及び各種データを記憶しておく記憶部10と、移動体情報記憶部11と、部品情報記憶部12と、修理情報記憶部13と、画面表示部14と、種別識別部15と、種別特定部16と、構造情報取得部17と、破損特定部18と、修理費用算出部19と、買取費用算出部20と、情報提示部21と、モデル生成部22と、推移グラフ生成部23と、必要部品提示部24と、必要作業提示部25と、を主な構成要素として備えている。
これらは、CPU、ROM、RAM、HDD、通信用インタフェース、及び各種プログラム等によって構成されている。
なお、上述した「移動体関連情報」は、「対応情報」、「モデル情報」及び「費用シミュレーション情報」を含むものである。
第1ユーザ端末100、第2ユーザ端末200についても機能面から説明すると、図3に示すように、各種プログラム及び各種データを記憶する記憶部110、210と、情報提示装置1との間で各種データを送受信する通信部111、211と、情報提示装置1によって提示される移動体関連情報に関するサービス内容を画面表示する表示部112、212と、ユーザ操作の入力を受け付けて操作処理を実行する操作実行部113、213と、を主な構成要素として備えている。
以下、情報提示装置1の機能について詳しく説明する。まずは、記憶部10に記憶される各種情報(データ)について説明する。
<<各種情報(データ)>>
「種別情報(種別データ)」は、図2、図4、図5に示すように、第1ユーザ端末100又は第2ユーザ端末200から情報提示装置1に向けて送信される。
「種別情報」は、移動体の種別を識別する「第1種別情報」と、移動体の種別を推定する「第2種別情報」とを含む。
「第1種別情報」とは、移動体の種別を100%の精度で識別する(100%の類似度で推定する)ことが可能な情報である。具体的には、第1種別情報は、車検証情報(移動体証明情報)、車両登録番号(移動体登録番号)、VINコード(個体識別番号)などである。車両登録番号とは、ナンバープレートに記載された番号である。
「第2種別情報」とは、移動体の種別を「第1種別情報」よりも低い精度で識別する情報であり、例えば1%~99%の精度で識別する。「第2種別情報」は、「第1種別情報」で識別される移動体との類似度(確からしさ)で推定することが可能な情報でもある。具体的には、車種名、車名、車体形状、車両カテゴリなどの情報である。そのほか、年式、グレードなどの情報もある。
「車種」とは、車両の用途などで分類された種類であって、例えば普通乗用車、小型貨物車、軽四輪乗用車などがある。
「車体形状」とは、車両の型(ボディタイプ)で分類された種類であって、例えば箱型、幌型、ステーションワゴンなどがある。
「車両カテゴリ」とは、コンパクト、セダン、ワゴン、トラック、スポーツなどがある。
なお、「類似度」は、車両特定精度誤差とも称され、100%の類似との誤差(差分)によって表されても良い。例えば、80%の類似度で推定された移動体は、車両特定精度誤差で表現した場合には、20%の類似度(100%と80%の差分)と表されることになる。
例えば、移動体の「車種の情報」があれば、移動体の種別を80%の類似度で推定することができる。また、「車種の情報」及び「年式の情報」の双方があれば、移動体の種別を85%(80%+5%=85%)の類似度で推定できる。また、「車種の情報」、「年式の情報」及び「グレードの情報」があれば、移動体の種別を90%の類似度で推定できる。
なお、類似度は、例えば車種、車名、車体形状、車両カテゴリなどの減点項目(類似度が下がる項目)と、年式、グレードなどの加点項目(類似度が上がる項目)とによって算出されると良い。
「構造情報」は、図2、図6に示すように、第1ユーザ端末100又は第2ユーザ端末200から情報提示装置1に向けて送信される。
「構造情報」は、移動体(移動体の部品)の構造を特定するためのデータであって、具体的には移動体の画像データ(破損画像データ)である。当該移動体の画像は、移動体の破損部位及び破損部位周辺を撮像した画像であると良い。
また、構造情報は、1枚の移動体の画像であっても良いが、移動体の破損部位について異なる向きから撮像された複数の画像であると好ましい。
なお、移動体の画像は、構造情報だけでなく、移動体の種別を識別する種別情報としても利用されて良い。また、車検証情報や車両登録番号が、種別情報だけでなく構造情報としても利用されて良い。
「対応情報」は、図2、図7、図8に示すように、情報提示装置1から第1ユーザ端末100又は第2ユーザ端末200に向けて送信され、第1ユーザ又は第2ユーザが破損移動体に対する対応方法を検討するための情報である。
「対応情報」は、破損した移動体に対する「車両情報」、「修理費用」、「買取費用」、「廃車費用」、「その他の処理に係る費用」及び「修理・交換部品リスト」を含むものである。
「買取費用」には、修理費用に基づく移動体の買取に係る「第1買取費用」と、移動体の部品の再利用価値に基づく移動体の買取に係る「第2買取費用」とがある。つまりは、「第1買取費用」は、破損した移動体を修理した後の「中古移動体」の再利用価値に基づく買取費用である。一方で、「第2買取費用」は、破損した移動体を解体した後の「中古部品」の再利用価値に基づく買取費用である。この「第2買取費用」は、移動体を部品の集合体(部品群)として買い取る場合の買取費用であるとしても良い。 「修理・交換部品リスト」は、破損した移動体の部品群のうち、修理又は交換が必要な部品のリストである。当該部品リストには、部品ごとに部品コード、部品名称、区分(修理、交換、点検など)などの情報が含まれている。
なお、図8に示す「修理費用」、「買取費用」及び「廃車費用」について詳細は図9A、図9Bに示す通りである。詳細は後述する。
「モデル情報」は、図2、図10、図11に示すように、情報提示装置1から第1ユーザ端末100又は第2ユーザ端末200に向けて送信される情報であって、破損した移動体の3Dモデル(立体図)、2Dモデル(展開図)を生成するための情報である。
「モデル情報」には、破損した移動体の情報、移動体を構成する部品の情報が含まれており、このモデル情報をもとに、移動体を部品群に分解した分解モデル(部品分解モデル)を生成することもできる。
また、「モデル情報」には、移動体の破損部位(破損部品)の情報も含まれており、このモデル情報をもとに、移動体の3Dモデル(2Dモデル)のうち破損部位を異なる表示態様で表すことができる。
破損部位の情報は、破損した部品の種別のほか、部品ごとの傷のサイズ、傷の形状、傷の深さの情報を含むものとなっている。
「費用シミュレーション情報」は、図2、図12、図13に示すように、情報提示装置1から第1ユーザ端末100又は第2ユーザ端末200に向けて送信される情報であって、破損した移動体の対応に要する費用推移情報(費用推移グラフ)を生成するための情報である。
「費用シミュレーション情報」には、現時点の修理費用、買取費用、将来における予想買取費用、将来における支出情報、相場情報などが含まれている。この費用シミュレーション情報をもとに、図12、図13に示す費用推移グラフを生成することができる。
将来における支出情報とは、例えば移動体の維持に必要な税金(自動車税、重量税など)、移動体の検査に必要な検査費用(車検費用)、移動体の保険費用などである。
将来の相場情報とは、移動体に関する中古移動体の価格相場、移動体の部品に関する中古部品の価格相場などである。
次に、移動体情報記憶部11(移動体情報データベース)に記憶される「移動体情報」、部品情報記憶部12(部品情報データベース)に記憶される「部品情報」、修理情報記憶部13(修理情報データベース)に記憶される「修理情報」について、説明する。
「移動体情報」は、移動体に関する識別情報(特定情報)であって、例えば、移動体(車両)ごとの車検証情報、車両登録番号、VINコード、車種名、車名、車体形状、車体寸法、車両カテゴリ、型式、年式、グレード、排気量、燃料などの識別情報を含むものである。
また「移動体情報」には、移動体ごとの車両画像、一般的な整備情報、部品群の情報、維持費用の情報が含まれている。そのほか、「移動体情報」には、所定の移動体ごとの車両画像、整備履歴情報、部品群情報(部品状態など)、走行距離が含まれても良い。
この「移動体情報」を参照することで、情報提示装置1は、移動体の種別を識別することができる。また、移動体の破損部位(破損部品)を判定し、当該破損部位を特定することもできる。
「部品情報」は、移動体の部品に関する識別情報(特定情報)であって、例えば、移動体(車両)ごとの部品群の情報を含み、また部品ごとの部品コード、部品名称、部品形状、部品寸法、部品年式、部品グレード、部品画像などの識別情報を含むものである。
この「部品情報」を参照することで、情報提示装置1は、移動体を構成する部品を識別することができる。また、移動体の破損部品を判定し、当該破損部品を特定することもできる。
「修理情報」は、部品の修理、交換に関する情報であって、例えば部品ごとの修理、交換に必要な情報(作業情報)を含むものである。部品の修理、交換に必要な情報とは、例えば修理作業、交換作業、点検作業などの作業内容(作業手順)、作業指数、作業工賃、部品代の情報である。
この「修理情報」を参照することで、情報提示装置1は、移動体の破損部品の修理、交換に必要な作業内容を特定し、また当該作業に要する作業工賃、部品代を算出することができる。
なお、移動体情報記憶部11には、「移動体の相場情報」、「移動体の将来における支出情報」、「販売条件の情報」も記憶されている。部品情報記憶部12には、「部品の相場情報」、「販売条件の情報」も記憶されている。
「移動体の相場情報」は、中古移動体、新品移動体の価格相場であって、現時点の価格相場のほか、将来における価格相場(例えば3年後の価格相場)を含むものである。
「部品の相場情報」は、中古部品、新品部品の価格相場であって、現時点の価格相場のほか、将来における価格相場を含むものである。
「将来における支出情報」は、上述したように、車両の維持に必要な税金、車両の検査に必要な検査費用、車両の保険費用などである。
「販売条件の情報」は、車両(車両部品)の画像、部品状態、価格(新品価格、販売価格)、数量、品質、送料、走行距離等の情報が含まれている。
<<表示画面のレイアウト>>
画面表示部14は、第1ユーザ端末100、第2ユーザ端末200の表示画面に、移動体の情報提示に関するサービス内容を出力する。
具体的には、ユーザ端末100、200は、情報提示装置1によって管理された専用ウェブサイト(アプリ)にアクセスし、ユーザログインすることで、情報提示に関するサービス内容を表示画面上に表示する。
画面表示部14は、第1ユーザ、第2ユーザによるユーザログイン後、不図示のトップ画面を表示した状態で所望のユーザ操作の選択を受け付けることで画面遷移させ、図4~図14に示す表示画面を表示させる。
図4、図5は、移動体の種別情報を入力する画面を示し、具体的には、図4は、車検証情報入力画面を示し、図5は、車両登録番号(ナンバープレート)入力画面を示す。
図4では、車検証に記載された2次元コードを読み込むためにカメラを起動する例を示しているが、車検証の書類(そのほか、車検証カード、車検証記憶媒体でも良い)そのものを当該カメラを用いて読み込んでも良い。当該書類からOCR等によって文字認識することで種別情報を取得することができる。
その他の例としては、IC(Integrated Circuit)リーダを起動して車検証に付与されたチップ(ICタグ)を読み込み、ICチップから種別情報を取得してもよい。このときのICリーダは、情報提示プログラムと連動する車検証閲覧アプリにより提供されてもよい。
図6は、部品解析画面を示し、車両の状態を解析するための情報をユーザ操作により受け付ける入力画面を示している。
このとき、車両(移動体)に関する画像の入力のほか、カメラ(撮像装置)を起動してカメラによって撮像した車両の画面の入力が行われ、当該画像から車両を構成する部品の解析が行われる。このとき、深度センサを用いて故障の有無、故障個所の特定、故障程度(故障深度)を識別しても良い。
なお、図4~図6に示すように、別々の画面にてそれぞれ種別情報の特定、部品解析を行っているが、1つの表示画面において単一の画像(車両に関する画像)をもとに、種別情報の特定、部品解析、故障個所・程度の判定を行うこととしても良い。
図7、図8は、部品解析画面を示し、具体的には、ユーザ操作による部品解析の実行がなされ、解析結果の画面を示している。
図7に示す分析画面(解析結果)には、第1ユーザ端末100又は第2ユーザ端末200から取得した「移動体の破損画像」と、移動体の種別を示す「車両情報」とが表示されている。
図8に示す分析画面(解析結果)には、「見積結果」として修理費用、買取費用及び廃車費用が表示され、また修理・交換に必要な「部品リスト」が表示されている。見積結果、部品リストの情報は、「対応情報」に相当する。なお、図8に示す分析画面は、第1ユーザ端末100、第2ユーザ端末200に表示される表示画面のうち、どちらの表示画面であっても良い。
ここで、上記「見積結果」の詳細について、図9A、9Bに基づいて説明する。
実際には、図8に示す分析画面(解析結果)の見積結果の項目欄に、図9A、9Bに示す見積結果の情報が一覧表示されることになる。
図9A、図9Bは、修理・買取業者が利用する第1ユーザ端末100の分析画面に表示される見積結果の情報であって、業者向けの見積情報となっている。
図9Aには、「修理費用」、「買取費用」、「廃車費用」の詳細が示されている。
「修理費用」には、計5パターンの修理費用(交換費用)が示されている。具体的には、(1)鈑金修理をメインに行ったときの修理費用、(2)新品部品の交換をメインに行ったときの交換費用、(3)中古部品の交換をメインに行ったときの交換費用、(4)鈑金修理、新品部品の交換を行ったときの交換費用、(5)鈑金修理・中古部品の交換を行ったときの交換費用がある。上記(4)、(5)の修理費用の場合には、さらに松竹梅(ゴールド、シルバー、ブロンズ)のプランに分けられている。
「買取費用」には、計2パターンの買取費用が示されている。具体的には、(1)車両の再利用価値に基づく車両買取費用(第1買取費用)、(2)部品の再利用価値に基づく部品買取費用(第2買取費用)がある。
「廃車費用」は、車両を廃車にする場合に必要な費用である。
図9Bには、「その他」の関連情報の詳細が示されている。
「その他」には、計6つの関連情報が示されている。具体的には、(1)破損した車両と同程度の車種、クラス、グレードを有する中古車両の価格相場、(2)破損した車両と同程度の車種、クラス、グレードを有する新品車両の価格相場、(3)破損した車両と同程度の車種、クラス、グレードを有するお勧めの中古車両の価格相場がある。また、(4)破損した車両の業者販売価格、(5)破損した車両のオークション価格、(6)破損した車両の輸送代がある。
上記見積結果の情報を踏まえて、修理・買取業者は、移動体の所有者に対し、例えば2パターンの買取費用のうち「車両買取費用(第1買取費用)」を提示し、移動体を買い取る場合には、40万円で買い取ることを提示できる。
また、修理・買取業者は、「その他」の関連情報(相場情報)を参考にして、移動体の所有者に対し「車両買取費用(第1買取費用)」に10万円上乗せして50万円で買い取ることを提示することもできる。つまりは、修理・買取業者は、利益を重視して、あるいは相場情報を重視して買取費用を決定することができる。また、修理費用を提案することができる。
図9A、図9Bは、第1ユーザ端末100の分析画面に表示される見積結果の情報であって、所有者が利用する第2ユーザ端末200の分析画面に表示される見積結果の情報とは一部異なっている。
第1ユーザ端末100の分析画面には、図9A、図9Bに示す見積結果の全ての情報が表示可能であり、カスタマイズによって所定の情報を表示、非表示にすることが可能である。特に図9Aでは、買取費用の項目として、「第1買取費用」と「第2買取費用」の両方の買取費用が表示されている。これら買取費用が設定された場合には、修理・買取業者に対して、車両として再利用(再販売)できる可能性を示すとともに、部品として再利用できる可能性を示すものである。
一方で、第2ユーザ端末200の分析画面には、図9A、図9Bに示す見積結果の情報のうち、破線の枠で囲まれた情報は表示されない仕様となっている(図9A、図9Bに示す「※」マーク参照)。
この非表示となる情報として図9Aに示す「第2買取費用」、図9Bに示す「業者販売価格」、「オークション販売価格」、「車両輸送代」などがあり、「第1買取費用」は表示される。すなわち、第2ユーザ端末200の分析画面では、「買取費用」として「第1買取費用」が表示される。この「買取費用」は、所有者(オーナー)にとっては単に、車両を自身の手元から離す(所有権を放棄する)ことを示すに過ぎず、車両として再利用(再販売)する費用であるか、部品として再利用する費用であるかを問うものではない。
つまりは、対象となる移動体(車両)の買取費用を算出して表示するものであるが、この買取費用を表示する表示画面(第1ユーザ端末100の分析画面、第2ユーザ端末200の分析画面)によって、その表示された買取費用が持つ意味が異なるものとなる。
なお、「第1買取費用」は、買い取りした車両を車両として再利用(再販売)するための再利用価値に基づく費用であり、所有権の移転等が行われることとなるが、この移転等に関する費用等については含まれていない。もちろん、この移転等に関する費用を別途、記憶しておき、その費用の情報を含んだ費用を「第1買取費用」として表示しても良い。「第2買取費用」は、買い取りした車両を部品として再利用するための再利用価値に基づく費用であり、廃車手続に関する費用については含まれていない。もちろん、この廃車手続に関する費用を別途、記憶しておき、その費用の情報を含んだ費用を「第2買取費用」として表示してもよい。
このように、第1ユーザ端末100の表示画面と、第2ユーザ端末200の表示画面とでは、ユーザに提示される対応方法(見積結果)の情報が一部異なっている。これは、見積結果を表示させるユーザ(修理・買取業者、所有者(オーナー))に応じた項目を表示することを示しており、ユーザに応じて最適な見積もり表示を可能としている。
図10は、VIEWER画面(3Dモデル画面)を示し、図11は、VIEWER画面(2Dモデル画面)を示している。具体的には、図10には、破損した移動体の3Dモデル情報(立体図)が表示され、図11には、破損した移動体の2Dモデル情報(展開図)が表示されている。図10、図11ともに、移動体の破損部品の箇所(破損部位)がハイライト表示されている。
図12は、費用推移グラフ画面(類似度100%)を示し、図13は、費用推移グラフ画面(類似度80%)を示している。図12には、破損した移動体が100%の類似度で推定されたときの、当該移動体の現時点、将来における費用推移情報(費用推移グラフ)が表示されている。また、図13には、破損した移動体が80%の類似度で推定されたときの、当該移動体の現時点、将来における費用推移情報が表示されている。
図13の場合には、移動体が80%の類似度で推定されているため、費用推移情報に差分20%に相当する誤差が生じることになる。すなわち、「修理費用」の誤差、現時点の「買取費用」の誤差、将来における「予想買取費用」の誤差の情報が併せて表示されることになる。
<<種別の特定>>
種別識別部15は、破損した移動体の種別情報を取得して「種別情報」と、移動体情報記憶部11によって管理される移動体の「移動体情報」とをもとに、移動体の種別を識別する。
なお、種別識別部15は、上記「種別情報」の代わりに「構造情報(破損画像)」と、「移動体情報」とをもとに移動体を識別しても良い。
具体的には、種別識別部15は、図4に示す車検証情報入力画面を通じて「車検証情報(第1種別情報)」を取得する。詳しく述べると、ユーザ操作に基づいて車検証2次元コードを読み込むことにより、「車検証情報」を取得する。
または、種別識別部15は、図5に示す車両登録番号入力画面を通じて「車両登録番号(第1種別情報)」を取得する。詳しく述べると、ユーザ操作に基づいてナンバープレートの画像データを読み込むことにより、「車両登録番号」を取得する。
上記第1種別情報が得られた場合に、種別識別部15は、車両の種別を識別することができる(100%の類似度で識別できる)。
一方で、上記第1種別情報が得られない場合に、種別識別部15は、不図示の種別情報取得画面を通じて、車種、車名、車体形状などの第2種別情報を取得することができる。
上記第2種別情報が得られた場合に、種別識別部15は、取得した第2種別情報の識別度(信頼度)に応じて移動体の種別を推定する。
なお、種別識別部15は、移動体の所有者が利用する第2ユーザ端末200から「種別情報」を取得する場合のほか、修理・買取業者が利用する第1ユーザ端末100から「種別情報」を取得することもできる。
後者のパターンでは、第2ユーザ端末200が第1ユーザ端末100に移動体の「種別情報」を送信したあとに、第1ユーザ端末100が代わりに情報提示装置1に「種別情報」を送信するケースが考えられる。
種別特定部16は、種別識別部15が「第1種別情報」を取得して移動体の種別を識別した場合に、この識別結果に基づいて移動体の種別を特定する。言い換えれば、移動体の種別を100%の類似度で特定する。
一方で、種別特定部16は、種別識別部15が「第1種別情報」を取得できず、移動体の種別を識別できない場合には、移動体の種別と、種別の「類似度」とを特定する。
具体的には、種別識別部15が「第2種別情報」を取得した場合には、種別識別部15が、「第2種別情報」と、「移動体情報」とに基づいて前記移動体の種別を推定する。そして、種別特定部16が、推定された移動体の種別と、移動体の「類似度」とを特定する。
「第2種別情報」の信頼度については、上述した通りである。例えば第2種別情報が「車種の情報」の場合には、種別特定部16は、移動体の種別を80%の類似度で特定する。
なお、移動体の種別が100%の類似度で特定されない場合には、見積情報や費用推移情報に影響する。また、修理、交換に必要な部品リストが予想範囲における情報となる。
<<破損部位(破損部品)の特定>>
構造情報取得部17は、深度センサを用いて計測された移動体の構造情報を取得する。
詳しく述べると、構造情報取得部17は、第2ユーザ端末200から、撮像装置201によって撮像された移動体の「破損画像データ」を取得する。
具体的には、構造情報取得部17は、図6に示す部品解析画面を通じて「破損画像データ」を取得する。つまりは、ユーザ操作に基づいて破損画像データを読み込むことにより、破損画像データを取得する。
この「破損画像データ」は、深度センサによって対象物までの深度を計測した深度情報を含むデータとなっている。当該破損画像データを利用することで、破損部位の判定を精度高く行うことができる。
なお、構造情報取得部17は、第2ユーザ端末200から「構造情報」を取得する場合のほか、第1ユーザ端末100から「構造情報」を取得しても良い。
破損特定部18は、「構造情報」と、部品情報記憶部12によって記憶される「部品情報」とをもとに、「部品の破損情報」を特定する。
詳しく述べると、破損特定部18は、「構造情報(破損画像データ)」と、「部品情報」とをもとに、破損した移動体の部品と当該部品に対応する正常部品とを比較して、「部品の破損情報」を特定する。
なお、破損特定部18は、「構造情報」と「移動体情報」とをもとに、破損した移動体と正常な移動体とを比較して、「部品の破損情報」を特定しても良い。あるいは、破損特定部18は、「構造情報」のみをもとに「部品の破損情報」を特定しても良い。
具体的には、破損特定部18は、図7に示すように、「破損画像」から傷や凹みがある部品を識別し、傷レベルや凹みレベルの判定を行い、当該判定結果から破損情報(破損程度)を特定する。傷レベルや凹みレベルの判定手法としては、(1)深度センサによる深度情報に基づいて傷レベル(傷のサイズ、傷の形状、傷の深さ)を判定する(AIを用いたスコアリング判定とも称する)。あるいは、(2)部品情報記憶部12に記憶された部品情報を参照して、破損部品と正常品との比較によって傷レベル(傷のサイズと、傷の形状と、傷の深さ)を判定する。
なお、これらの判定方法を両方実施することで、破損特定部18は、より精度の高い「部品の破損情報」を特定できる。そして、情報提示装置1は、精度の高い見積りを作成できる。
<<対応情報の提示>>
修理費用算出部19は、破損特定部18によって特定された「部品の破損情報」と、修理情報記憶部13によって記憶される「修理情報」とをもとに、移動体の部品の修理に要する「修理費用」を算出する。
修理費用算出部19は、「部品の破損情報」、「修理情報」に加えて、種別特定部16によって特定された移動体の種別を参照することで、より精度の高い修理費用を算出することができる。つまりは、修理費用算出部19は、移動体の種別を特定することで、傷のサイズ、傷の形状、傷の深さを明確に識別し、破損した部品を特定した状態で、当該破損部品の修理、交換に必要な「修理費用」を算出できる。
なお、修理費用算出部19は、移動体情報記憶部11に記憶される「移動体情報」をさらに参照して、移動体の「修理費用」を算出しても良い。
上記「移動体情報」には、所定の移動体ごとの整備履歴情報が含まれている。
修理費用算出部19は、移動体の「整備履歴情報(損傷状態情報)」を参照して移動体の過去の損傷状態を把握した上で、今回の破損部位(破損部品)の修理、交換に必要な「修理費用」を算出する(調整する)。
そうすることで、修理費用算出部19が、より精度高く修理費用を算出できる。
そのほか、修理費用算出部19は、「破損車両の見積における指数」をさらに参照して、移動体の「修理費用」を算出してもよい。当該指数は、破損車両の修理、交換工賃を算出するときの、一定の標準作業を前提とした標準数値のことを言う。
例えば、「修理工賃」を算出するときに、図15に示すように「作業時間(指数)」と、「時間あたりの修理単価」との積によって求められる。
買取費用算出部20は、移動体の修理費用に基づく移動体の買取に係る「第1買取費用」と、移動体の部品の再利用価値に基づく移動体の買取に係る「第2買取費用」とを算出する。
詳しく述べると、買取費用算出部20は、移動体情報記憶部11によって記憶される「移動体の相場情報(価格相場)」を参照して、「移動体の再利用価値(再販売価値)」と、移動体の「修理費用」とに基づく「第1買取費用」を算出する。もちろん、修理費用が不要な場合には、「移動体の再利用価値(再販売価値)」に基づいて「第1買取費用」を算出する。
また、買取費用算出部20は、部品情報記憶部12によって記憶される「部品の相場情報(価格相場)」を参照して、「部品の再利用価値」と、「移動体の廃車費用」とに基づく「第2買取費用」を算出する。もちろん、廃車費用が不要な場合には、「部品の再利用価値」に基づいて「第2買取費用」を算出する。
「第1買取費用」は、破損した移動体を修理した後の「中古移動体」の再利用価値に基づく買取費用である。例えば、破損した移動体の中古相場と、算出された修理費用と、修理費用の算出にあたって用いた破損情報とをもとに算出される買取費用となる。修理・買取業者に表示する表示画面、所有者(オーナー)に表示する表示画面(例えば、図9A、図9B)において「第1買取費用」が算出される場合には、この移動体の再利用価値に基づく買取費用に、再利用する者の所定の利益率の情報を加算した買取費用とすることも可能である。
一方で、「第2買取費用」は、破損した移動体を解体した後の「中古部品」の再利用価値に基づく買取費用である。例えば、破損した移動体から得られる(部品取りされる)部品群であって、これら部品群に適合する移動体の種別、部品構成、部品仕入れ価格などの情報をもとに、これら部品群の価値を考慮して算出される買取費用である。修理・買取業者における画面(例えば、図9A、図9B)において「第2買取費用」を算出する場合には、この部品の再利用価値に基づく買取費用に、再利用する者の所定の利益率の情報を加算した買取費用とすることも可能である。
情報提示部21は、修理費用算出部19によって算出された「修理費用」と、買取費用算出部20によって算出された「買取費用」とを含む「対応情報(移動体関連情報)」を提示する。
詳しく述べると、情報提示部21は、上記「買取費用」として「第1買取費用」及び「第2の買取費用」の算出結果を考慮した移動体の買取費用を提示する。
具体的には、情報提示部21は、図7、図8に示す部品解析画面(解析結果)を通じて、破損した移動体の「対応情報」を提示する。
図7、図8に示すように、「対応情報」とは、破損した移動体に対する「車両情報」、「修理費用」、「買取費用」、「廃車費用」、「その他の処理に係る費用」及び「修理・交換部品リスト」を含むものである。
情報提示部21は、図7、図8に示すように、修理・買取業者が利用する第1ユーザ端末100に対し、移動体の「第1買取費用」及び「第2買取費用」を含む「買取費用(業者向け買取費用)」と、「修理費用(業者向け修理費用)」とを含む対応情報を出力する。
一方で、情報提示部21は、移動体の構造情報を送信した者(所有者)が利用する第2ユーザ端末200に対しては、「第1買取費用」及び「第2買取費用」のうち業者(第1ユーザ)のユーザ操作によって指定された買取費用を考慮した「買取費用(所有者向け買取費用)」と、上記修理費用を考慮した「修理費用(所有者向け修理費用)」とを含む対応情報を出力する。
具体的な違いについては、以下の通りである。
図9A、図9Bは、図8に示す部品解析画面(解析結果)の「見積結果」の詳細を示す図であって、第1ユーザ端末100に提示される見積結果(見積比較結果)である。
図9A、図9Bに示すように、情報提示部21は、第1ユーザ端末100に対し、計5パターンの「修理費用」と、計2パターンの「買取費用」と、「廃車費用」と、計6つの「関連情報」とを提示する。関連情報とは、具体的には、(1)中古車両の価格相場、(2)新品車両の価格相場、(3)お勧めの中古車両の価格相場、(4)破損した車両の業者販売価格、(5)破損した車両のオークション価格、(6)破損した車両の輸送代である。
そのほか、業者向けに提示する「見積結果」の情報として、所有者が移動体を乗り続けることを想定したときの付加情報や諸費用を提示しても良い。具体的には、移動体の修理期間、移動体の現時点・将来における保険費用、税金などが挙げられる。
一方で、第2ユーザ端末200に提示される見積結果は、第1ユーザ端末100に提示される見積結果とは異なる。
具体的には、第2ユーザ端末200には、図9A、図9Bに示す見積結果の情報のうち、破線の枠で囲まれた情報は表示されない仕様となっている(図9A、図9Bに示す「※」マーク参照)。
具体的には、修理・買取業者によって指定された1パターンの買取費用(例えば第1買取費用)が表示されることになる。また、「その他」の(4)業者販売価格、(5)オークション価格、(6)輸送代についても表示されない仕様となっている。
なお、所有者向けに提示する「見積結果」の情報として、業者向けの情報と同様に、移動体の修理期間、移動体の現時点・将来における保険費用、税金など付加情報として提示されても良い。
上記見積結果の提示方法(提示パターン)により、修理・買取業者は、移動体の所有者に対し、例えば2パターンの買取費用のうち「車両買取費用(第2買取費用)」を提示し、車両を部品群として買い取る場合には、50万円で買い取ることを提示できる。
また、修理・買取業者は、「その他」の関連情報(相場情報)を参考にして、移動体の所有者に対し「車両買取費用(第2買取費用)」に10万円上乗せして60万円で買い取ることを提示することもできる。つまりは、修理・買取業者は、利益を重視して、あるいは相場情報を重視して買取費用を決定できる。また、修理費用を提案できる。
<<モデル情報の提示>>
モデル生成部22は、種別特定部16によって特定された移動体の種別に基づいて、移動体に関する3Dモデル、2Dモデルを生成する。
具体的には、モデル生成部22は、上記3Dモデル、2Dモデルを生成し、情報提示部21は、図10、図11に示すVIEWER画面を通じて、破損した移動体の3D立体図、2D展開図を出力する。
また、モデル生成部22は、破損特定部18によって特定された「部品の破損情報」に基づいて3Dモデル、2Dモデル中の破損部品の箇所を特定する。そして、情報提示部21は、3D立体図、2D展開図中の破損部品の箇所を異なる表示態様で出力する。
図10、図11を見ると、破損部品の箇所(破損部位)がハイライト表示されていることが分かる。
3Dモデル、2Dモデルの情報には、移動体を部品群に分解した分解モデルの情報と、破損部位の情報とが含まれている。破損部位の情報には、部品の種別のほか、部品ごとの傷のサイズ、形状、深さの情報が含まれている。
分解モデルの情報と、破損部位の情報とを参照して、画面表示部14は、図10に示す「3D立体図」から部品群に分解された「部品分解図」に切り替えて表示させ、破損部品の情報を部品ごとに表示させることができる。
このように、図10、図11に示すVIEWER画面を利用することで、修理・買取業者が、破損した移動体の修理、交換を行うときに、移動体の構造を視覚的に理解し、修理箇所を特定することが可能となる。
<<費用シミュレーションの提示>>
買取費用算出部20は、「移動体の相場情報」を参照して、移動体の再利用価値と、移動体の修理費用とに基づいて移動体の「買取費用」を算出するほか、移動体の将来における「予想買取費用」を算出する。
このとき、買取費用算出部20は、「移動体の再利用価値」、「修理情報」に加えて、移動体情報記憶部11に記憶された「移動体の将来における支出情報(税金、車検費用)」を参照することで、より精度の高い「予想買取費用」を算出することができる。
推移グラフ生成部23は、「買取費用」と、「予想買取費用」と、「予想買取費用の時系列の推移」と、「修理費用」とを含む「費用シミュレーション情報」を生成する。そして、情報提示部21は、図12、図13に示すように、移動体関連情報として「費用シミュレーション情報」を提示する。
具体的には、情報提示部21は、図12、図13に示す費用推移グラフ画面を通じて、破損した移動体の対応に要する「費用推移グラフ」を提示する。
図12には、破損した移動体が100%の類似度で推定されたときの、当該移動体の現時点、将来における「費用推移グラフ」が表示されている。
「費用推移グラフ」の縦軸は費用を示し、横軸は経過年数を示している。費用推移グラフのうち、棒グラフは現在の「修理費用」を示し、折れ線グラフは「現在の買取費用」及び「将来における予想買取費用」を示している。
詳しく述べると、推移グラフ生成部23は、移動体の維持に要する「税金の情報」と、移動体の車検に要する「車検費用の情報」とを考慮して「費用推移グラフ」を生成する。つまりは、推移グラフ生成部23は、例えば年に一度の税金の支払い情報、二年(数年)に一度の車検費用の支払い情報を考慮した「費用推移グラフ」を生成できる。
情報提示部21は、図12に示すように、推移グラフ生成部23によって生成された「費用推移グラフ」を表示画面上に提示する。このとき、税金支払いのタイミング、車検費用の支払いのタイミングを直感的に分かり易くするように、情報提示部21は、「費用推移グラフ」上において税金の情報(税金の金額、タイミング)と、車検費用の情報(金額、タイミング)とを所定の識別マークで識別するように提示できる。
図12を確認すると、破損した移動体の種別が100%の精度で識別されたこと(100%の類似度で推定されたこと)、修理費用は30万円、現時点の買取費用は50万円であることが分かる。また、3年後の予想買取費用は16万円であり、2年分の税金支払いと、1回の車検費用が発生することが分かる。そのほか、年数の経過とともに移動体の予想買取費用が徐々に下がっており、移動体の再利用価値が低くなっていることが分かる。
なお、図12に示す「費用推移グラフ」では、説明の便宜上、1パターンの修理費用、買取費用及び予想買取費用のみが表示されているが、複数パターンの修理費用、買取費用及び予想買取費用が表示されても良い。あるいは、複数のタブに分けて、タブの切り替えによってそれぞれの費用推移グラフが切り替え表示されても良い。
続いて、図13には、破損した移動体が80%の類似度で推定されたときの、当該移動体の現時点、将来における「費用推移グラフ」が表示されている。
なお、買取費用算出部20は、移動体の種別を識別できない場合に、種別の類似度に応じて移動体の「買取費用」、「予想買取費用」を変動させて算出する。修理費用算出部19についても同様に、種別の類似度に応じて移動体の「修理費用」を変動させて算出する。
図13では、移動体が80%の類似度で推定されるため、費用推移グラフ中に差分20%に相当する誤差の情報(エラーバー)が表示されている。
詳しく述べると、推移グラフ生成部23は、「種別の類似度」を考慮して「買取費用」と、「予想買取費用」と、「予想買取費用の時系列の推移」と、「修理費用」とを含む「費用推移グラフ」を生成する。
具体的には、推移グラフ生成部23は、図13に示すように、種別の類似度(例えば80%)に応じた「買取費用」、「予想買取費用」及び「修理費用」それぞれの上限値及び下限値を設定するように「費用推移グラフ」を生成する。
そして、情報提示部21は、推移グラフ生成部23によって生成された「費用推移グラフ」を表示画面上に提示する。このとき、種別の類似度(例えば80%)に応じた「買取費用」、「予想買取費用」及び「修理費用」それぞれの上限値及び下限値を示すエラーバーを重畳させるように提示する。また、情報提示部21は、図13に示すように、「予想買取費用の時系列の推移(折れ線グラフ)」の上限ライン及び下限ラインを重畳させるように提示すると良い。
そうすることで、種別の類似度が100%ではないときに(類似度が1~99%であるときに)、第1ユーザ、第2ユーザそれぞれが「買取費用」、「予想買取費用」及び「修理費用」の推定金額を直感的に理解できる。
図13を確認すると、破損した移動体の種別が80%の類似度で推定されたこと、修理費用が25~35万円、現時点の買取費用が45~55万円であることが分かる。また、3年後の予想買取費用は、12~20万円であり、2年分の税金支払いと、1回の車検費用が発生することが分かる。
このように、図12、図13に示す費用推移グラフ画面を利用することで、第1ユーザ(業者)や第2ユーザ(所有者)は、「修理費用」と「価格費用」と「将来における修予想買取費用」とを比較し、各種費用のシミュレーションを行い、破損した移動体に対する好適な対応方法を決定することができる。
<<見積作成画面の提示>>
次に、業者(第1ユーザ)向けの第1ユーザ端末100に対して提示する図14、図15に示す見積作成画面について説明する。
図14は、業者によるユーザ操作により、例えば図8に示す部品解析画面(解析結果)から画面遷移した後の表示画面(部品選択画面)を示している。
図15は、図14においてユーザ操作により部品選択がなされた後に、図14に示す画面から画面遷移した後の表示画面(作業選択画面)を示している。
これらの画面及び画面遷移処理は、移動体の所有者(第2ユーザ)向けの第2ユーザ端末200に対しては提示されないものである。
図14、図15に示す見積作成画面は、業者が第1ユーザ端末100を通じて図8に示す対応情報(見積結果)を提示された後に、業者がより精度の高い見積書を作成したい場合に用いられる提示内容である。あるいは、業者が図8に示す見積結果を修正したい場合に用いられる提示内容である。
詳しく述べると、情報提示部21は、ユーザ操作により、所定の表示画面(図8に示す部品解析画面)に表示された不図示の「見積作成」実行ボタンが押されたことをもって画面遷移し、図14、図15に示す見積作成画面を提示する。
必要部品提示部24は、図14に示す部品選択画面において、破損した移動体の修理、交換に必要な部位(部品群)をイラスト(3D分解図)とともに提示する。そして、ユーザ操作による部品の選択を受け付けて、受け付けた部品群の部品コード、区分、部品名、部品番号、部品単価などを提示する。
必要部品提示部24は、破損した部位(例えば左リヤドア)における部品群をイラストとともに提示している。そのため、業者は、破損した部位における破損部品を視覚的に理解することができる。また、破損した部位の骨格、インナー部品の詳細についても理解できる。
なお、必要部品提示部24は、破損した部品群のみを提示しても良いし、破損した部品群及び周辺部品を提示した上で、破損部品のみを異なる表示態様(ハイライト)で提示しても良い。
必要作業提示部25は、図15に示す作業選択画面において、破損した移動体の修理、交換に必要な作業を提示する。そして、ユーザ操作による作業内容の選択を受け付けて、受け付けた作業内容の作業条件、指数、工賃、材料代などを提示する。
上記のように、情報提示装置1は、必要な部品、作業内容を提示し、ユーザによる決定操作に伴って必要な部品、作業内容を決定し、見積結果(修理費用)を提示することができる。そうすることで、業者は、情報提示装置1によって提示された見積結果を補正、調整し、移動体の所有者に対して見積結果を提案することができる。
上記情報提示装置1であれば、ユーザに対し、破損した移動体に対する適切な対応方法を提示できる。また、ユーザに対し「修理費用」の見積と、修理費用を踏まえた「買取費用」の見積とを含む移動体関連情報を提示し、移動体に対する適切な対応方法を決定させることができる。
なお、情報提示装置1は、第1ユーザ端末100及び第2ユーザ端末200の双方と情報のやり取りを行い、まず第1ユーザ端末100に向けて「移動体関連情報」を提示し、第1ユーザ端末100によって補正(調整)された「移動体関連情報」を第2ユーザ端末200に提示することができる。
あるいは、情報提示装置1は、第2ユーザ端末200と情報のやり取りを直接行い、第2ユーザ端末200に向けて「移動体関連情報」を直接提示することもできる。
<情報提示方法>
次に、情報提示システムSで実行される情報提示プログラム(情報提示方法)の処理について、図16に基づいて説明する。
本実施形態に係る上記プログラムは、記憶部10と、移動体情報記憶部11と、部品情報記憶部12とを備えた情報提示装置1の機能的な構成要素として、上述した修理情報記憶部13と、画面表示部14と、種別識別部15と、種別特定部16と、構造情報取得部17と、破損特定部18と、修理費用算出部19と、買取費用算出部20と、情報提示部21と、モデル生成部22と、推移グラフ生成部23と、必要部品提示部24と、必要作業提示部25と実現させるためのプログラムであって、情報提示装置1のCPU(プロセッサ)がこの情報提示プログラムを実行する。
上記プログラムは、ユーザからの操作指示を受け付けて実行される。
図16に示す「情報提示方法」の処理フローでは、まず、移動体を撮像した画像が入力されると処理が開始される。この画像で撮像された移動体は、破損した移動体であるほか、破損していない移動体(非破損移動体)がある。
画像の入力を受け付けると、種別識別部15が、破損した移動体の種別情報を取得するステップS1から始まる。
具体的には、種別識別部15は、ユーザ端末100、200から、図4に示す車検証情報入力画面を通じて「車検証情報(第1種別情報)」を取得する。または、種別識別部15は、図5に示す車両登録番号入力画面を通じて「車両登録番号(第1種別情報)」を取得する。
なお、上記第1種別情報が得られない場合に、種別識別部15は、不図示の種別情報取得画面を通じて、車種、車名、車体形状などの第2種別情報を取得できる。
そして、ステップS2で、種別識別部15が、「種別情報」と、移動体情報記憶部11によって管理される移動体の「移動体情報」とをもとに、移動体の種別を識別する。そして、種別特定部16は、種別識別部15が「第1種別情報」を取得して移動体の種別を識別した場合に、この識別結果に基づいて移動体の種別を100%の類似度で特定する。
一方で、「第1種別情報」ではなく「第2種別情報」が得られた場合には、種別識別部15が、「第2種別情報」と、「移動体情報」とをもとに移動体の種別を推定する。そして、種別特定部16が、推定された移動体の種別と、移動体の「類似度」とを特定する。
そして、ステップS3で、構造情報取得部17が、深度センサを用いて計測された移動体の構造情報(破損画像データ)を取得する。
具体的には、構造情報取得部17は、ユーザ端末100、200から、撮像装置201によって撮像された移動体の「破損画像データ」を取得する。
そして、ステップS4で、破損特定部18が、「構造情報」と、部品情報記憶部12によって記憶される「部品情報」とをもとに、移動体を構成する「部品の破損情報」を特定する。
詳しく述べると、破損特定部18は、「構造情報(破損画像データ)」と、「部品情報」とをもとに、破損した移動体の部品と当該部品に対応する正常部品とを比較して、「部品の破損情報」を特定する。
そして、ステップS5で、修理費用算出部19が、「部品の破損情報」と、修理情報記憶部13によって記憶される「修理情報」とをもとに、移動体の部品の修理に要する「修理費用」を算出する。
そして、ステップS6で、買取費用算出部20が、移動体の修理費用に基づく移動体の買取に係る「第1買取費用」と、移動体の部品の再利用価値に基づく移動体の買取に係る「第2買取費用」とを算出する。
詳しく述べると、買取費用算出部20は、「移動体の相場情報(価格相場)」を参照して、「移動体の再利用価値」と、移動体の「修理費用」とに基づく「第1買取費用」を算出する。また、買取費用算出部20は、「部品の相場情報(価格相場)」を参照して、「部品の再利用価値」と、「移動体の廃車費用」とに基づく「第2買取費用」を算出する。
そして、ステップS7で、情報提示部21が、ユーザ端末100、200に向けて移動体関連情報を提示する。
具体的には、情報提示部21は、図7、図8に示す部品解析画面(解析結果)を通じて、破損した移動体の「対応情報」を提示する。「対応情報」は、破損した移動体に対する「車両情報」、「修理費用」、「買取費用」、「廃車費用」、「その他の処理に係る費用」及び「修理・交換部品リスト」を含むものである。
また、情報提示部21は、図10、図11に示すVIEWER画面を通じて、破損した移動体の3Dモデル(3D立体図)、2Dモデル(2D展開図)を出力する。
また、情報提示部21は、図12、図13に示す費用推移グラフ画面を通じて、破損した移動体の対応に要する「費用シミュレーション情報(費用推移グラフ)」を提示する。
「費用シミュレーション情報」は、「買取費用」と、「予想買取費用」と、「予想買取費用の時系列の推移」と、「修理費用」とを含むものである。
上記ステップS1~S7を経て図16のプロセスを終了する。
上記情報提示方法により、ユーザに対し「修理費用」の見積と、修理費用を踏まえた「買取費用」の見積とを含む移動体関連情報を提示し、破損した移動体に対する適切な対応方法を決定させることができる。
なお、上記ステップS1、S2と、ステップS3、S4とは、ステップの順番を逆にしても良い。
<その他の実施形態>
上記実施形態では、情報提示部21が、ユーザ端末100、200に向けて「移動体関連情報」を提示するところ、当該移動体関連情報の詳細については特に限定されるものではない。
つまりは、本実施形態の「移動体関連情報」は、「対応情報(修理費用、買取費用)」と「モデル情報」と「費用シミュレーション情報」とを含むものとなっているが、これら情報に限定されるものではない。
例えば、「移動体関連情報」には、破損した移動体に対するその他の関連情報が含まれていても良い。あるいは「移動体関連情報」には、「対応情報(修理費用、買取費用)」のみがあっても良い。
上記実施形態では、情報提示装置1が読み取り可能な記録媒体に情報提示プログラムが記憶されており、情報提示装置1が当該プログラムを読み出して実行することによって処理が実行される。ここで情報提示装置1が読み取り可能な記録媒体(非一時的な記録媒体)とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD-ROM、DVD-ROM、半導体メモリ等をいう。
そのほか、情報提示装置1となる端末(携帯端末)を利用して専用ソフトウェアを起動させて、ウェブブラウザ上で情報提示プログラムが実行されることとしても良い。
上記実施形態では、主として本発明に係る情報提示装置、部品情報管理方法及び部品情報管理プログラムに関して説明した。
ただし、上記の実施形態は、本発明の理解を容易にするための一例に過ぎず、本発明を限定するものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更、改良され得るとともに、本発明にはその等価物が含まれることは勿論である。
S 情報提示システム
1 情報提示装置
10 記憶部
11 移動体情報記憶部
12 部品情報記憶部
13 修理情報記憶部
14 画面表示部
15 種別識別部
16 種別特定部
17 構造情報取得部
18 破損特定部
19 修理費用算出部
20 買取費用算出部
21 情報提示部
22 モデル生成部
23 推移グラフ生成部
24 必要部品提示部
25 必要作業提示部
100 第1ユーザ端末(第1のユーザ端末、業者端末)
110 記憶部
111 通信部
112 表示部
113 操作実行部
200 第2ユーザ端末(第2のユーザ端末、所有者端末)
210 記憶部
211 通信部
212 表示部
213 操作実行部

Claims (6)

  1. 移動体を構成する部品に関する部品情報を記憶する部品情報記憶部と、
    前記部品の修理に関する修理情報を記憶する修理情報記憶部と、
    所定の移動体の構造情報を取得して該構造情報と、前記部品情報記憶部によって記憶される前記移動体を構成する部品の部品情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の破損情報を特定する破損特定部と、
    前記破損特定部によって特定された前記部品の破損情報と、前記修理情報記憶部によって記憶される前記修理情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の修理に要する修理費用を算出する修理費用算出部と、
    前記移動体の買取に要する買取費用を算出する買取費用算出部と、
    前記修理費用算出部によって算出された前記修理費用と、前記買取費用算出部によって算出された前記買取費用とを含む移動体関連情報を提示する情報提示部と、を備え、
    前記買取費用算出部は、前記修理費用に基づく前記移動体の買取に係る第1の買取費用と、前記移動体を構成する部品の再利用価値に基づく前記移動体の買取に係る第2の買取費用とを算出し、
    前記情報提示部は、前記第1の買取費用及び前記第2の買取費用の算出結果を考慮した前記移動体の前記買取費用と、前記修理費用とを含む前記移動体関連情報を提示する、情報提示装置。
  2. 前記移動体に関する移動体情報と、移動体の相場情報とを記憶する移動体情報記憶部を備え、
    前記部品情報記憶部は、前記移動体を構成する部品に関する前記部品情報と、前記移動体を構成する部品の相場情報とを記憶し、
    前記買取費用算出部は、
    前記移動体情報記憶部によって記憶される前記移動体の相場情報を参照して、前記移動体の再利用価値と、前記移動体の前記修理費用とに基づく前記第1の買取費用を算出し、
    前記部品情報記憶部によって記憶される前記部品の相場情報を参照して、前記移動体を構成する部品の再利用価値と、前記移動体の廃車費用とに基づく前記第2の買取費用を算出する、請求項1に記載の情報提示装置。
  3. 前記移動体に関する移動体情報を記憶する移動体情報記憶部と、
    前記移動体の種別情報を取得して該種別情報と、前記移動体情報記憶部によって記憶される前記移動体の移動体情報とをもとに、前記移動体の種別を識別する種別識別部と、
    前記種別識別部によって前記移動体の種別を識別できた場合に前記移動体の種別を特定し、前記移動体の種別を識別できない場合には、前記種別情報と前記移動体情報とから推定される前記移動体の種別と、種別の類似度とを特定する種別特定部と、を備え、
    前記買取費用算出部は、前記移動体の種別を識別できない場合に、前記種別の類似度に応じて前記移動体の前記買取費用を変動させる、請求項1又は2に記載の情報提示装置。
  4. 前記移動体は、破損した車両であって、
    前記種別情報は、前記移動体の種別を識別する車検証情報、車両登録番号を含む第1種別情報と、前記移動体の種別を推定する車種の情報、車体形状の情報、車両カテゴリの情報を含む第2種別情報とを有し、
    前記種別特定部は、
    前記種別識別部が前記第1種別情報を取得した場合に前記移動体の種別を特定し、
    前記種別識別部が前記第2種別情報を取得した場合には、前記第2種別情報の識別度合いに基づいて前記移動体の種別と、前記種別の類似度とを特定する、請求項3に記載の情報提示装置。
  5. 移動体を構成する部品に関する部品情報を記憶する部品情報記憶部と、前記部品の修理に関する修理情報を記憶する修理情報記憶部とを有するコンピュータが、
    所定の移動体の構造情報を取得して該構造情報と、前記部品情報記憶部によって記憶される前記移動体を構成する部品の部品情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の破損情報を特定する破損特定ステップと、
    前記部品の破損情報と、前記修理情報記憶部によって記憶される前記修理情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の修理に要する修理費用を算出する修理費用算出ステップと、
    前記移動体の買取に要する買取費用を算出する買取費用算出ステップと、
    前記修理費用と、前記買取費用とを含む動体関連情報を提示する情報提示ステップと、を実行し、
    前記買取費用算出ステップでは、前記修理費用に基づく前記移動体の買取に係る第1の買取費用と、前記移動体を構成する部品の再利用価値に基づく前記移動体の買取に係る第2の買取費用とを算出し、
    前記情報提示ステップでは、前記第1の買取費用及び前記第2の買取費用の算出結果を考慮した前記移動体の前記買取費用と、前記修理費用とを含む前記移動体関連情報を提示する、情報提示方法。
  6. 移動体を構成する部品に関する部品情報を記憶する部品情報記憶部と、前記部品の修理に関する修理情報を記憶する修理情報記憶部とを有する情報提示装置としてのコンピュータに、
    所定の移動体の構造情報を取得して該構造情報と、前記部品情報記憶部によって記憶される前記移動体を構成する部品の部品情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の破損情報を特定する破損特定処理と、
    前記部品の破損情報と、前記修理情報記憶部によって記憶される前記修理情報とをもとに、前記移動体を構成する部品の修理に要する修理費用を算出する修理費用算出処理と、
    前記移動体の買取に要する買取費用を算出する買取費用算出処理と、
    前記修理費用と、前記買取費用とを含む動体関連情報を提示する情報提示処理と、を実行させ、
    前記買取費用算出処理では、前記修理費用に基づく前記移動体の買取に係る第1の買取費用と、前記移動体を構成する部品の再利用価値に基づく前記移動体の買取に係る第2の買取費用とを算出し、
    前記情報提示処理では、前記第1の買取費用及び前記第2の買取費用の算出結果を考慮した前記移動体の前記買取費用と、前記修理費用とを含む前記移動体関連情報を提示する、情報提示プログラム。
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