JPH1170851A - 安全ベルトの偏向具及びその製造方法 - Google Patents
安全ベルトの偏向具及びその製造方法Info
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- JPH1170851A JPH1170851A JP10202886A JP20288698A JPH1170851A JP H1170851 A JPH1170851 A JP H1170851A JP 10202886 A JP10202886 A JP 10202886A JP 20288698 A JP20288698 A JP 20288698A JP H1170851 A JPH1170851 A JP H1170851A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- safety belt
- deflector
- punching member
- deflecting device
- deflecting
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-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R22/24—Anchoring devices secured to the side, door, or roof of the vehicle
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60R—VEHICLES, VEHICLE FITTINGS, OR VEHICLE PARTS, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60R22/00—Safety belts or body harnesses in vehicles
- B60R22/18—Anchoring devices
- B60R2022/1818—Belt guides
- B60R2022/1825—Belt guides using rollers
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Automotive Seat Belt Assembly (AREA)
- Pulleys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 安価に製造し得る打ち抜き部材で形成するこ
とができ、比較的薄い板材のみを用いた安全ベルトの偏
向具を提供する。 【解決手段】 ヨーク11は、サポートシャフト15の
両端を支持する互いに連結された2つのリム13、14
を有している。偏向ローラ16は、回転軸について回転
可能になっており、その長さは、少なくとも偏向ローラ
16上でガイドされるベルトの幅に実質的に対応してい
る。ヨーク11は、特には鋼板からなる打ち抜き部材か
ら形成され、サポートシャフト15の回りにそれ自身に
折り返されている。
とができ、比較的薄い板材のみを用いた安全ベルトの偏
向具を提供する。 【解決手段】 ヨーク11は、サポートシャフト15の
両端を支持する互いに連結された2つのリム13、14
を有している。偏向ローラ16は、回転軸について回転
可能になっており、その長さは、少なくとも偏向ローラ
16上でガイドされるベルトの幅に実質的に対応してい
る。ヨーク11は、特には鋼板からなる打ち抜き部材か
ら形成され、サポートシャフト15の回りにそれ自身に
折り返されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、安全ベルトの偏向
具及びその製造方法に関する。そのような偏向具は、自
動車において、ベルトリールから繰り出されたベルト
を、乗員に向けて方向を変えるために用いられる。
具及びその製造方法に関する。そのような偏向具は、自
動車において、ベルトリールから繰り出されたベルト
を、乗員に向けて方向を変えるために用いられる。
【0002】
【従来の技術】上記偏向具において、ヨークを打ち抜き
部材で形成するものが、EPO 726 187 A1
号により公知である。
部材で形成するものが、EPO 726 187 A1
号により公知である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、そのよ
うな偏向具に作用する相当な力に対応するためには、打
ち抜き部材の材料としては、比較的厚いものを用いなく
てはならない。このため、材料使用量が嵩むとともに、
工業生産がより一層難しくなる。
うな偏向具に作用する相当な力に対応するためには、打
ち抜き部材の材料としては、比較的厚いものを用いなく
てはならない。このため、材料使用量が嵩むとともに、
工業生産がより一層難しくなる。
【0004】本発明の目的は、上記の種類の偏向具であ
って、同様に安価に製造し得る打ち抜き部材で形成する
ことができ、減じないことを要する荷重に耐える能力の
ない比較的薄い板材のみを用いた偏向具を提供すること
である。また、強度を充分に確保することができ、大量
生産を特に経済的に実現することができる安全ベルトの
偏向具の製造方法を提供することも目的とする。
って、同様に安価に製造し得る打ち抜き部材で形成する
ことができ、減じないことを要する荷重に耐える能力の
ない比較的薄い板材のみを用いた偏向具を提供すること
である。また、強度を充分に確保することができ、大量
生産を特に経済的に実現することができる安全ベルトの
偏向具の製造方法を提供することも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る安全ベルトの偏向具は、 車両の一部
に固定されうるとともに、互いに連結された2つのリム
(13、14)を有するヨーク(11)を備える安全ベ
ルトの偏向具であって、 両リムの自由端間には、偏向
ローラ(16)が回転軸回りに回転可能に軸支されてい
るサポートシャフト(15)が延設されており、 ここ
で、偏向ローラの長さは、少なくとも該ローラ上でガイ
ドされるベルトの幅に実質的に対応しており、 かかる
偏向具において; 上記ヨーク(11)は、特には鋼板
製の打ち抜き部材からなり、 該打ち抜き部材は、サポ
ートシャフト(15)の周りでそれ自身の上に折り返さ
れているとともに、対称軸(22)に対して実質的に鏡
対称な2つの半分部分を有し、 該打ち抜き部材が好ま
しくは枠(フレーム)状に形成されていることを特徴と
する。
め、本発明に係る安全ベルトの偏向具は、 車両の一部
に固定されうるとともに、互いに連結された2つのリム
(13、14)を有するヨーク(11)を備える安全ベ
ルトの偏向具であって、 両リムの自由端間には、偏向
ローラ(16)が回転軸回りに回転可能に軸支されてい
るサポートシャフト(15)が延設されており、 ここ
で、偏向ローラの長さは、少なくとも該ローラ上でガイ
ドされるベルトの幅に実質的に対応しており、 かかる
偏向具において; 上記ヨーク(11)は、特には鋼板
製の打ち抜き部材からなり、 該打ち抜き部材は、サポ
ートシャフト(15)の周りでそれ自身の上に折り返さ
れているとともに、対称軸(22)に対して実質的に鏡
対称な2つの半分部分を有し、 該打ち抜き部材が好ま
しくは枠(フレーム)状に形成されていることを特徴と
する。
【0006】実質的に対称の板金の打ち抜き部材を折り
返すことで、できあがった偏向具の材料の厚さは二倍と
なる。これにより、比較的厚さの薄い鋼板でもって、そ
れから製造された偏向具に必要な強度を確保することが
できる。製造は簡単に行われる。すなわち、打ち抜き部
材は、金属板を打ち抜くことにより製造され、次いで、
マンドレルの回りに自身を折り曲げる。ここで、マンド
レルの直径は、偏向ローラのサポートシャフトの直径に
対応している。サポートシャフトは、好ましくは、取り
囲む縦片部によって動かないようにクランプされ、偏向
ローラとサポートシャフトとの間のスベリ軸受により回
転可能となる。
返すことで、できあがった偏向具の材料の厚さは二倍と
なる。これにより、比較的厚さの薄い鋼板でもって、そ
れから製造された偏向具に必要な強度を確保することが
できる。製造は簡単に行われる。すなわち、打ち抜き部
材は、金属板を打ち抜くことにより製造され、次いで、
マンドレルの回りに自身を折り曲げる。ここで、マンド
レルの直径は、偏向ローラのサポートシャフトの直径に
対応している。サポートシャフトは、好ましくは、取り
囲む縦片部によって動かないようにクランプされ、偏向
ローラとサポートシャフトとの間のスベリ軸受により回
転可能となる。
【0007】しかしながら、その両端から突出する軸受
はめ込み口とともに用いる偏向ローラとしても基本的に
よい。ここで、軸受はめ込み口は、その周囲に平軸受の
意味で配設された縦片部内で回転可能である。この場
合、しかしながら、偏向具は、適当な嵌め込み口の周り
を囲むように湾曲させて製造されなければならない。
はめ込み口とともに用いる偏向ローラとしても基本的に
よい。ここで、軸受はめ込み口は、その周囲に平軸受の
意味で配設された縦片部内で回転可能である。この場
合、しかしながら、偏向具は、適当な嵌め込み口の周り
を囲むように湾曲させて製造されなければならない。
【0008】また、本発明に係る安全ベルトの偏向具
は、 少なくとも上記折り返された打ち抜き部材の一部
の周りに、プラスチックが射出成形されていてもよい。
は、 少なくとも上記折り返された打ち抜き部材の一部
の周りに、プラスチックが射出成形されていてもよい。
【0009】また、本発明に係る安全ベルトの偏向具
は、 上記折り返された打ち抜き部材にプラスチックガ
イドが備えられていてもよい。
は、 上記折り返された打ち抜き部材にプラスチックガ
イドが備えられていてもよい。
【0010】さらに、本発明に係る安全ベルトの偏向具
は、 上記打ち抜き部材(17)が、2つの平行な対向
して配置された部分(18、19)の内辺(18´、1
9´)を有するほぼ六角形状に形成されており、該部分
(18、19)間は、上記偏向ローラ(16)の長さと
同じか又は若干大きく形成されており、 また、好まし
くは、2つの対向した隅部に、広げられ、特には丸めら
れたボルト取り付け部分(20´、21´)が形成され
ていることとすることができる。
は、 上記打ち抜き部材(17)が、2つの平行な対向
して配置された部分(18、19)の内辺(18´、1
9´)を有するほぼ六角形状に形成されており、該部分
(18、19)間は、上記偏向ローラ(16)の長さと
同じか又は若干大きく形成されており、 また、好まし
くは、2つの対向した隅部に、広げられ、特には丸めら
れたボルト取り付け部分(20´、21´)が形成され
ていることとすることができる。
【0011】また、本発明に係る安全ベルトの偏向具
は、 上記打ち抜き部材(17)の外周形状がほぼ長円
形であることとすることができる。
は、 上記打ち抜き部材(17)の外周形状がほぼ長円
形であることとすることができる。
【0012】さらに、本発明に係る安全ベルトの偏向具
は、 上記ボルト取り付け部分(20´、21´)が、
上記打ち抜き部材(17)の内側スペースに向かって突
出するように形成されていてもよい。
は、 上記ボルト取り付け部分(20´、21´)が、
上記打ち抜き部材(17)の内側スペースに向かって突
出するように形成されていてもよい。
【0013】また、本発明に係る安全ベルトの偏向具
は、 上記接触している片(18、19)が、ボルト取
り付け部分(20´、21´)、及び/又は、回転中心
軸(23)に近づく湾曲形状であってもよい。また、本
発明に係る安全ベルトの偏向具は、 上記湾曲の量の角
度が、20°〜50°、望ましくは30°〜40°、特
にほぼ35°であることとすることができる。さらに、
本発明に係る安全ベルトの偏向具は、 上記接触してい
る片が、複数箇所で曲げられていてもよい。
は、 上記接触している片(18、19)が、ボルト取
り付け部分(20´、21´)、及び/又は、回転中心
軸(23)に近づく湾曲形状であってもよい。また、本
発明に係る安全ベルトの偏向具は、 上記湾曲の量の角
度が、20°〜50°、望ましくは30°〜40°、特
にほぼ35°であることとすることができる。さらに、
本発明に係る安全ベルトの偏向具は、 上記接触してい
る片が、複数箇所で曲げられていてもよい。
【0014】上記段落の構成の結果として、偏向具は、
ベルトの移動性に対して必要とされる、偏向ローラとポ
ストの間のスペースが充分にとれるような形で、車両の
ポストにしっかりと固定されうる。なお、打ち抜き又は
機械加工部分は、偏向ローラに適合するリムの内辺を有
し、ベルトのラップ角度が大きい場合でも、ベルトの圧
力(compression )又は押し込み(jamming )を防止で
きるものであることが一層望ましい。
ベルトの移動性に対して必要とされる、偏向ローラとポ
ストの間のスペースが充分にとれるような形で、車両の
ポストにしっかりと固定されうる。なお、打ち抜き又は
機械加工部分は、偏向ローラに適合するリムの内辺を有
し、ベルトのラップ角度が大きい場合でも、ベルトの圧
力(compression )又は押し込み(jamming )を防止で
きるものであることが一層望ましい。
【0015】また、本発明に係る安全ベルトの偏向具
は、 材料が偏向ローラ(16)の表面に沿うように、
カーブする形態で打ち抜きされるか又は後で機械加工さ
れて、リム(13、14)の内縁が連続的に偏向ローラ
(16)の表面に噛み合い、また、最初は表面から離れ
る方向に凹状に曲げられ、次に好ましくはリム(13、
14)の直線状の内辺に噛み合うこととすることができ
る。
は、 材料が偏向ローラ(16)の表面に沿うように、
カーブする形態で打ち抜きされるか又は後で機械加工さ
れて、リム(13、14)の内縁が連続的に偏向ローラ
(16)の表面に噛み合い、また、最初は表面から離れ
る方向に凹状に曲げられ、次に好ましくはリム(13、
14)の直線状の内辺に噛み合うこととすることができ
る。
【0016】また、本発明に係る安全ベルトの偏向具の
製造方法は、上記請求項1〜10のいずれか1項記載の
安全ベルトの偏向具の製造方法であって; ヨーク(1
1)は、特には鋼板からなる打ち抜き部材から形成さ
れ、上記サポートシャフト(15)の回りにそれ自身に
折り返され、 好ましくは、プラスチックが、折り返さ
れた上記打ち抜き部材の周りを射出成形されていること
を特徴とする。
製造方法は、上記請求項1〜10のいずれか1項記載の
安全ベルトの偏向具の製造方法であって; ヨーク(1
1)は、特には鋼板からなる打ち抜き部材から形成さ
れ、上記サポートシャフト(15)の回りにそれ自身に
折り返され、 好ましくは、プラスチックが、折り返さ
れた上記打ち抜き部材の周りを射出成形されていること
を特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1〜6は、本発明の一実
施の形態を示す図である。図1は本実施の形態による偏
向具のヨークをなす打ち抜き部材の平面図である。図2
は本実施の形態による偏向具の正面図である。図3は図
2の偏向具の平面図である。図4は図2の偏向具の側面
図である。図5は図2の偏向具の全体構成をやや縮小し
て示す斜視図である。図6は本発明の偏向器の他の例を
示す側面図である。
施の形態について説明する。図1〜6は、本発明の一実
施の形態を示す図である。図1は本実施の形態による偏
向具のヨークをなす打ち抜き部材の平面図である。図2
は本実施の形態による偏向具の正面図である。図3は図
2の偏向具の平面図である。図4は図2の偏向具の側面
図である。図5は図2の偏向具の全体構成をやや縮小し
て示す斜視図である。図6は本発明の偏向器の他の例を
示す側面図である。
【0018】図1に示すように、打ち抜き部材17は、
基本的に外周形状が長円形かあるいは角の丸められた六
角形に形成されている。打ち抜き部材17は、互いに平
行な帯状をした二つの縦片部18、19を備えている。
縦片部18、19の内側は、直線状の内辺18´、19
´となっている。これら縦片部18、19は、両端部同
士において、丸められた部分を介して、斜行片20、2
1に至って結合されている。斜行片20、21は、中心
側に内方向に向けて広がっており、ボルト固定部20
´、21´を形成している。ボルト固定部20´、21
´には、ボルト孔24、25が形成されている。
基本的に外周形状が長円形かあるいは角の丸められた六
角形に形成されている。打ち抜き部材17は、互いに平
行な帯状をした二つの縦片部18、19を備えている。
縦片部18、19の内側は、直線状の内辺18´、19
´となっている。これら縦片部18、19は、両端部同
士において、丸められた部分を介して、斜行片20、2
1に至って結合されている。斜行片20、21は、中心
側に内方向に向けて広がっており、ボルト固定部20
´、21´を形成している。ボルト固定部20´、21
´には、ボルト孔24、25が形成されている。
【0019】打ち抜き部材17は、対称軸22を中心と
して、図1において上下半分がそれぞれ鏡対称になって
いる。対称軸22は、打ち抜き部材17の面内におい
て、また縦片部18、19の長手方向中心において、該
縦片部18、19の長手方向と直交する方向に存在す
る。
して、図1において上下半分がそれぞれ鏡対称になって
いる。対称軸22は、打ち抜き部材17の面内におい
て、また縦片部18、19の長手方向中心において、該
縦片部18、19の長手方向と直交する方向に存在す
る。
【0020】本発明によれば、対称軸22(図1参照)
について鏡対称な打ち抜き部材17の2つの半分部分
は、後ほどインストールされる偏向ローラ16のサポー
トシャフト15(図2〜6参照)の直径に対応する直径
でもって、マンドレルのまわりで曲げられる。このよう
に、一方の半分部分を他方の半分部分に重ねて押すこと
で、両半分部分は互いに平たく重なり、図2〜6の各図
に示すようなヨーク11が形成される。斜行片20、2
1は、ボルト孔24、25が丁度合致するように同様に
重ね合わされる。このようにして、ヨーク11に1つの
ボルト孔26が形成される。
について鏡対称な打ち抜き部材17の2つの半分部分
は、後ほどインストールされる偏向ローラ16のサポー
トシャフト15(図2〜6参照)の直径に対応する直径
でもって、マンドレルのまわりで曲げられる。このよう
に、一方の半分部分を他方の半分部分に重ねて押すこと
で、両半分部分は互いに平たく重なり、図2〜6の各図
に示すようなヨーク11が形成される。斜行片20、2
1は、ボルト孔24、25が丁度合致するように同様に
重ね合わされる。このようにして、ヨーク11に1つの
ボルト孔26が形成される。
【0021】縦片部18、19の2つの半分部分の大部
分は、一方が他方に重ね合わされており、ヨーク11の
リム13、14を形成する。これらリム13、14の端
部では、偏向ローラ16のサポートシャフト15が固定
されている。偏向ローラ16は、リム13、14の間
に、サポートシャフト15に対してが回転可能に配置さ
れている。縦片部18、19は、サポートシャフト15
の端部周りで、円弧状に同シャフト15にフィットする
ように湾曲している。これにより、サポートシャフト1
5は、強固に固定される。なお、リム13、14とサポ
ートシャフト15とをより強固に固定するには、締結、
捩子又は他の手段を用いることができる。
分は、一方が他方に重ね合わされており、ヨーク11の
リム13、14を形成する。これらリム13、14の端
部では、偏向ローラ16のサポートシャフト15が固定
されている。偏向ローラ16は、リム13、14の間
に、サポートシャフト15に対してが回転可能に配置さ
れている。縦片部18、19は、サポートシャフト15
の端部周りで、円弧状に同シャフト15にフィットする
ように湾曲している。これにより、サポートシャフト1
5は、強固に固定される。なお、リム13、14とサポ
ートシャフト15とをより強固に固定するには、締結、
捩子又は他の手段を用いることができる。
【0022】偏向ローラ16は、ベルトのラップ角が大
きいもの(例えば130度から180度)に対して用い
られるならば、リム13、14は偏向ローラ16の内曲
面で孔開き部分又は逃げ領域27、28が特別に形成さ
れるのが一層望ましい。これにより、偏向ローラ16か
ら横ずれする安全ベルトが、圧縮されることなくむしろ
無理なく偏向ローラ16で向きを変えることが確実にな
る。
きいもの(例えば130度から180度)に対して用い
られるならば、リム13、14は偏向ローラ16の内曲
面で孔開き部分又は逃げ領域27、28が特別に形成さ
れるのが一層望ましい。これにより、偏向ローラ16か
ら横ずれする安全ベルトが、圧縮されることなくむしろ
無理なく偏向ローラ16で向きを変えることが確実にな
る。
【0023】同領域27、28は、打ち抜き部材17を
打ち抜く時点で形成しておくことができる。その結果、
リム13、14の内辺は、製造後に、図2の27、28
のように形状が製造し直される。
打ち抜く時点で形成しておくことができる。その結果、
リム13、14の内辺は、製造後に、図2の27、28
のように形状が製造し直される。
【0024】打ち抜き部材17を折り返してヨーク11
を形成した後、プラスチックをヨーク11のまわりに全
体的あるいは部分的に射出成形することができる。リム
13、14の自由端における軸受け孔部29、30を適
切に設計することによって、金属の周囲に射出成形され
たプラスチックは、滑り軸受を形成する。ヨークの周囲
に射出成形されたプラスチックにより、製造中に接触す
る金属板部材間に発生したスリットが覆い包まれて外か
ら見えなくなる。また、さらに塗料による被覆又は他の
摩擦低減被覆を施しても良い。ヨークの上に成形したプ
ラスチックを取り付けることもできる。
を形成した後、プラスチックをヨーク11のまわりに全
体的あるいは部分的に射出成形することができる。リム
13、14の自由端における軸受け孔部29、30を適
切に設計することによって、金属の周囲に射出成形され
たプラスチックは、滑り軸受を形成する。ヨークの周囲
に射出成形されたプラスチックにより、製造中に接触す
る金属板部材間に発生したスリットが覆い包まれて外か
ら見えなくなる。また、さらに塗料による被覆又は他の
摩擦低減被覆を施しても良い。ヨークの上に成形したプ
ラスチックを取り付けることもできる。
【0025】図6には、本実施の形態の他の例を示す
(図4を対比参照)。この例では、リム13、14(縦
片部18、19)は、偏向具の取り付けられる車両の内
壁からの距離を最も小さくする目的で、複数箇所で曲げ
られている。
(図4を対比参照)。この例では、リム13、14(縦
片部18、19)は、偏向具の取り付けられる車両の内
壁からの距離を最も小さくする目的で、複数箇所で曲げ
られている。
【0026】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
比較的薄い板材のみを用いて、安価に製造し得る打ち抜
き部材で形成することができる。また、強度を充分に確
保することもでき、大量生産を特に経済的に実現するこ
とができる。
比較的薄い板材のみを用いて、安価に製造し得る打ち抜
き部材で形成することができる。また、強度を充分に確
保することもでき、大量生産を特に経済的に実現するこ
とができる。
【図1】本実施の形態による偏向具のヨークをなす打ち
抜き部材の平面図である。
抜き部材の平面図である。
【図2】本実施の形態による偏向具の正面図である。
【図3】図2の偏向具の平面図である。
【図4】図2の偏向具の側面図である。
【図5】図2の偏向具の全体構成をやや縮小して示す斜
視図である。
視図である。
【図6】本発明の他の実施の形態による偏向具の側面図
である。
である。
11 ヨーク 13、14 リ
ム 15 サポートシャフト 16 偏向ロー
ラ 17 打ち抜き部材 18、19 縦
片部 18´、19´ 内辺 20、21 片
部 20´、21´ ボルト固定部 22 対称軸 23 回転中心軸 24、25、2
6 ボルト孔 27、28 逃げ領域 29、30 軸
受け孔部
ム 15 サポートシャフト 16 偏向ロー
ラ 17 打ち抜き部材 18、19 縦
片部 18´、19´ 内辺 20、21 片
部 20´、21´ ボルト固定部 22 対称軸 23 回転中心軸 24、25、2
6 ボルト孔 27、28 逃げ領域 29、30 軸
受け孔部
Claims (11)
- 【請求項1】 車両の一部に固定されうるとともに、互
いに連結された2つのリム(13、14)を有するヨー
ク(11)を備える安全ベルトの偏向具であって、 両リムの自由端間には、偏向ローラ(16)が回転軸回
りに回転可能に軸支されているサポートシャフト(1
5)が延設されており、 ここで、偏向ローラの長さは、少なくとも該ローラ上で
ガイドされるベルトの幅に実質的に対応しており、 かかる偏向具において;上記ヨーク(11)は、特には
鋼板製の打ち抜き部材(17)からなり、 該打ち抜き部材は、サポートシャフト(15)の周りで
それ自身の上に折り返されているとともに、対称軸(2
2)に対して実質的に鏡対称な2つの半分部分を有し、 該打ち抜き部材が好ましくは枠(フレーム)状に形成さ
れていることを特徴とする安全ベルトの偏向具。 - 【請求項2】 少なくとも上記折り返された打ち抜き部
材の一部の周りに、プラスチックが射出成形されている
ことを特徴とする請求項1記載の安全ベルトの偏向具。 - 【請求項3】 上記折り返された打ち抜き部材にプラス
チックガイドが備えられていることを特徴とする請求項
1又は2記載の安全ベルトの偏向具。 - 【請求項4】 上記打ち抜き部材(17)が、2つの平
行な対向して配置された部分(18、19)の内辺(1
8´、19´)を有するほぼ六角形状に形成されてお
り、該部分(18、19)間は、上記偏向ローラ(1
6)の長さと同じか又は若干大きく形成されており、 また、好ましくは、2つの対向した隅部に、広げられ、
特には丸められたボルト取り付け部分(20´、21
´)が形成されていることを特徴とする請求項1〜3い
ずれか1項記載の安全ベルトの偏向具。 - 【請求項5】 上記打ち抜き部材(17)の外周形状が
ほぼ長円形であることを特徴とする請求項1〜4いずれ
か1項記載の安全ベルトの偏向具。 - 【請求項6】 上記ボルト取り付け部分(20´、21
´)が、上記打ち抜き部材(17)の内側スペースに向
かって突出するように形成されていることを特徴とする
請求項1〜5いずれか1項記載の安全ベルトの偏向具。 - 【請求項7】 上記接触している片(18、19)が、
ボルト取り付け部分(20´、21´)、及び/又は、
回転中心軸(23)に近づく湾曲形状であることを特徴
とする請求項1〜6いずれか1項記載の安全ベルトの偏
向具。 - 【請求項8】 上記湾曲の量の角度が、20°〜50
°、望ましくは30°〜40°、特にほぼ35°である
ことを特徴とする請求項7記載の安全ベルトの偏向具。 - 【請求項9】 上記接触している片が、複数箇所で曲げ
られていることを特徴とする請求項1〜8いずれか1項
記載の安全ベルトの偏向具。 - 【請求項10】 材料が偏向ローラ(16)の表面に沿
うように、カーブする形態で打ち抜きされるか又は後で
機械加工されて、リム(13、14)の内縁が連続的に
偏向ローラ(16)の表面に噛み合い、 また、最初は表面から離れる方向に凹状に曲げられ、次
に好ましくはリム(13、14)の直線状の内辺に噛み
合うことを特徴とする請求項1〜9いずれか1項記載の
安全ベルトの偏向具。 - 【請求項11】 上記請求項1〜10のいずれか1項記
載の安全ベルトの偏向具の製造方法であって;ヨーク
(11)は、特には鋼板からなる打ち抜き部材から形成
され、上記サポートシャフト(15)の回りにそれ自身
の上に折り返され、 折り返された後に、好ましくは、プラスチックが上記打
ち抜き部材の周りに射出成形されていることを特徴とす
る安全ベルトの偏向具の製造方法。
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- 1998-07-03 JP JP10202886A patent/JPH1170851A/ja active Pending
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