JP4211162B2 - 空気調和機の係合装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、空気調和機の係合装置に係わり、特にコストの低減を図るものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、空気調和機はその普及にともない施工性の向上やコスト低減が求められている。 従来、この種の係合装置は、図14,図15,図16に示すような構成が一般的であった。以下、その構成について図を参照しながら説明する。 図に示すように、空気調和機本体1は本体主板16と2枚の本体側板17という3部品で構成され、スポット溶接やネジ止めにより箱体に形成される。本体側板17には折り曲げ部18が設けられ、本体主板16と折り曲げ部18が重なることによりその部位の強度を向上せしめる。係合部材3は中央部に長穴4を形成し、この長穴4と外周部とを吊りボルト9の径より大なる寸法の切り欠き5で連通し、吊りボルト9に設けたナット10でナット受け部6を挟み込み固定する。係合部材3には本体取付部8が設けられその両側に立ち上がり部15を有したコの字形状に形成される。本体取付部8から本体側板17に向かってネジ11にてネジ止めするとともに、本体側板17の折り曲げ部18外側より係合部材3の立ち上がり部15に向かってネジ止めする構成となっている。上記構成において、図14にて係合部材3の長穴4にナット10を取り付けた吊りボルト9を矢印Aのように切り欠き5を介して挿入し、長穴4の部分においてナット10に掛けることにより空気調和機本体を吊り下げることになる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
従来の空気調和機の係合装置は以上のように構成されているので、以下に説明する解決すべき問題点があった。第1に、空気調和機本体1を本体主板16と2枚の本体側板17の3部品で構成されるため、部品点数が多く材料費や加工費が増加するという問題があった。第2に、本体主板16と本体側板17の折り曲げ部18の端面が吊りボルト9のナット10のねじ込み作業する側に露出しているため、ナット10のネジ込み作業時に作業性が悪いという問題があった。本発明の目的は部品点数減少によるコスト低減と作業部所付近の作業を妨げる部材除去による作業性の改善にある。
【0004】
【課題を解決するための手段】
この発明に係わる空気調和機の係合装置は、空気調和機本体により折り重なり重複する面を形成し前記係合部材を保持する空調機据付面において係合部材を固定するように構成したものである。
【0005】
また、空気調和機の係合部材には長穴を形成し、この長穴と外周部とを吊りボルトの径より大なる寸法の切り欠きで連通し、吊りボルトに設けたナットで固定するナット受け部を設けた係合部材を有す空気調和機において、空気調和機本体を一体に成形し、前記、係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を形成させ、この重複する折り曲げ面に係合部材を固定するように構成したものである。
【0006】
また、前記の一体に成形された空気調和機本体の係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を本体側面の外側に重なるように形成させ、この重複する折り曲げ面に、係合部材を固定するように構成したものである。
【0007】
また、前記の一体に成形された空気調和機本体の係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を本体側面の内側に重なるように形成させ、この重複する折り曲げ面に、係合部材を固定するように構成したものである。
【0008】
また、前記係合部材に長穴を設けこの長穴と外周部とをボルトの径より大なる寸法の切り欠きで連通し、吊りボルトに設けたナットで固定するナット受け部とこのナット受け部の端部に折り返し部を設けた係合部材において、空気調和機本体側に逆勝手に折り曲げられた本体取付部を有する構成にしたものである。
【0009】
また、前記係合部材は一体に成形された空気調和機本体の係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を本体側面に重なるように形成させ、この重複する折り曲げ面に、絞り加工を施したものである。
【0010】
また、前記係合部材は、一体に成形された空気調和機本体の係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を本体側面に重なるように形成させ、前記重複する折り曲げ面の一方の絞り加工面が他方の絞り加工面を包含するように大きしたものである。
【0011】
また、前記係合部材は前記係合部材を空気調和機本体の内側から挿入し空気調和機本体に固定するものである。
【0012】
また、前記係合部材は、前記係合部材を空気調和機本体の内側から挿入し空気調和機本体に固定し、その時に係合部材用穴の大きさを一方が他方を包含する以上としたものである。
【0013】
また、前記係合部材は、係合部材を空気調和機本体の外側から空気調和機本体に固定するものである。
【0014】
また、係合部材を空気調和機本体の外側から空気調和機本体に固定することにより、組立作業性が改善し、リサイクルする際の分解性が向上する。
【0015】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.
以下、この発明の空気調和機の係合装置の具体的な実施形態の一例について、図面を参照して詳細に説明する。 図1は、本発明の実施形態1における空気調和機の係合部材の一部を示す斜視図である。図2は、図1の全体を示す斜視図である。図3は、係合部材3の単品の斜視図を示す図である。図4は、図2のB−B断面を示す図である。図5は、空気調和機本体1単品の加工前の展開を示す図である。前記、従来の技術と同一部は同一番号をふり、説明は省略する。図1ないし図5に示すように、空気調和機本体1は天板と4面の側板とが一体に成形されており、係合部材3を保持する本体側面に他の側面より折り重なる折り曲げ面2を有している。この空気調和機本体1の本体側面と折り曲げ面2には、係合部材3をネジ11でネジ止め固定するための、ネジ用穴13と、係合部材3を空気調和機本体1の内側より挿入するための、係合部材用穴用穴14が設けられる。一体に成形された空気調和機本体1は折り曲げ線部で折られ箱体形状にされる係合部材3の空気調和機本体1側に逆勝手に折り曲げられた本体取付部8を有し、空調機本体1の内側より係合部材用穴14を介し挿入され本体側面と他の側面より折り重なる折り曲げ面2を、係合部材3の本体取付部8とネジ11で挟み込むようにしてネジ止め固定される。
【0016】
上記のような構成とすることにより係合部材が固定される空調機本体1の側面は折り曲げ面2により他の部分に比較して厚さが2倍となり、空気調和機の荷重による側面の変形を防止する。折り曲げ面2は空気調和機本体1を図5に示すように切り抜く事で今まで無駄となっていた部分を有効に利用している。
【0017】
このように本発明の実施の形態1の構成によれば折り曲げ面2により荷重による変形を防止でき、
しかもその部材は今まで無駄になっていた部分を利用しているのでコストの上昇を招かずにゴミとなる部分を減らすことができる。
【0018】
発明の実施の形態2.
以下、この発明の空気調和機の係合装置の具体的な実施の形態の他の例について、図面を参照して説明する。前記実施の形態1.と同一部は同一番号をふり、説明は省略する。図6は、実施形態2における空気調和機の係合装置の一部を示す斜視図であり、本実施の形態は、空気調和機本体1の折り曲げ面2を本体側面の内側に重なるようにしたものである。
【0019】
上記のような構成とすることにより係合部材が固定される空調機本体1の側面は折り曲げ面2により他の部分に比較して厚さが2倍となり、空気調和機の荷重による側面の変形を防止し、また折り曲げ面2は空気調和機本体1を図5に示すように切り抜く事で無駄となっていた部分を有効に利用している。更に折り曲げ面を本体側面の内側に重ねて吊りボルト締め付け作業時に係合部材以外
に突起物がない状態となる。
【0020】
このように本発明の実施の形態2の構成によれば折り曲げ面2により荷重による変形を防止でき、
その部材は今まで無駄になっていた部分を利用しているのでコストの上昇を招かずにゴミとなる部分を減らすことができる。更に折り曲げ面2を本体側面の内側に重ねて吊りボルト締め付け作業時に係合部材以外に突起物がなく作業性が改善される。
【0021】
発明の実施の形態3.
以下、この発明の空気調和機の係合部材の具体的な実施の形態の他の例について、図面を参照して説明する。前記実施の形態1.ないし実施の形態2.と同一部は同一番号をふり、説明は省略する。図7は、実施形態3における空気調和機の係合装置の一部を示す斜視図であり、図8は、図7のC−C断面を表すものである。本実施の形態は、空気調和機本体1の折り曲げ面2と本体側面に絞り加工を施したものである。
【0022】
上記のような構成とすることにより係合部材が固定される空調機本体1の側面は折り曲げ面2により他の部分に比較して厚さが2倍となり空調機の荷重による側面変形を防止する。更に、重複する折り曲げ面2に絞り加工を施したため係合部材3の固定面では荷重による側面変形の防止がなされる。また、折り曲げ面2は空気調和機本体1を切り抜く事で今まで無駄となっていた部分を有効に利用している。
【0023】
このように本発明の実施の形態3の構成によれば折り曲げ面2により荷重による変形を防止でき、
更に、重複する折り曲げ面2に絞り加工を施したため側面変形の防止が一層促進される。しかも折り曲げ面2は今まで無駄になっていた部分を利用しているのでコストの上昇を招かずにゴミとなる部分を減らすことができる。
【0024】
発明の実施の形態4.
以下、この発明の空気調和機の係合部材の具体的な実施の形態の他の例について、図面を参照して説明する。前記実施の形態1.ないし実施の形態3.と同一部は同一番号をふり、説明は省略する。図9は、実施形態4における空気調和機の係合装置の一部を示す斜視図であり、係合部材3を本体側面と他の側面より折り重なる折り曲げ面2に外側よりネジ11にてネジ止めしたものである。本体側面1と折り曲げ面2を外側よりネジ止めし締結したので、リサイクルする際の本体側面1と折り曲げ面2とネジとを分離する場合に、分解性に寄与し、リサイクル性が向上する。
【0025】
上記のような構成とすることにより係合部材が固定される空調機本体1の側面は折り曲げ面2により他の部分に比較して厚さが2倍となり、空気調和機の荷重による側面の変形を防止する。折り曲げ面2は空気調和機本体1を図5に示すように切り抜く事で今まで無駄となっていた部分を有効に利用している。
【0026】
このように本発明の実施の形態4の構成によれば折り曲げ面2により荷重による変形を防止でき、
しかもその部材は今まで無駄になっていた部分を利用しているのでコストの上昇を招かずにゴミとなる部分を減らすことができる。
【0027】
発明の実施の形態5.
図10において壁掛け形の空気調和機の据付例を示しており、前記係合部材3に相当する空調機固定分材はボルトにて壁に締結固定してある。前記実施の形態1.ないし実施の形態4.と同一部は同一番号をふり、説明は省略する。空調機固定分材は空気調和機本体1の左右側面から折り曲げた側板と他の側面である上下側面から折り曲げた側板が折り重なった面において空気調和機本体1を保持する、即ち空気調和機据付面において折り重なる折り曲げ面2のにおいてボルト9によって、空気調和機本体1は折り曲げ面2を通してネジ止め固定される。これにより、空気調和機本体1は壁に固定される。
【0028】
上記のような構成とすることにより係合部材が固定される空調機本体1の側面は折り曲げ面2により他の部分に比較して厚さが2倍となり空調機の荷重による側面変形を防止する。更に、重複する折り曲げ面2に絞り加工を施したため係合部材3の固定面では荷重による側面変形の防止がなされる。また、折り曲げ面2は空気調和機本体1を切り抜く事で今まで無駄となっていた部分を有効に利用している。
【0029】
このように本発明の実施の形態5の構成によれば折り曲げ面2により荷重による変形を防止でき、
更に、重複する折り曲げ面2に絞り加工を施したため側面変形の防止が一層促進される。しかもその部材は今まで無駄になっていた部分を利用しているのでコストの上昇を招かずにゴミとなる部分を減らすことができる。
【0030】
上記のような構成とすることにより係合部材が固定される空調機本体1の側面は同面内での折り曲げにより他の部分に比較して厚さが2倍となり、空気調和機の荷重による取付面の変形を防止する。折り曲げされた面は空気調和機本体1についてボルト9で固定する僅かな面積のみ重なり部を形成すればよく従来とコスト上でほとんど変化しない。
【0031】
このように本発明の実施の形態5の構成によれば折り曲げ面により荷重による変形を防止でき、
しかもその部材は今まで切り取り捨てられて無駄になっていた部分を利用しているのでコストの上昇を招かずにゴミとなる部分を減らすことができる。
【0032】
発明の実施の形態6.
前記実施の形態1での図5に示す空気調和機本体1単品の加工前の展開を示す図に対して、折り曲げ線で加工し組み立てた後の重なり合う係合部材用穴14の双方の寸法を異ならせた例である。前記実施の形態1.ないし実施の形態5.と同一部は同一番号をふり、説明は省略する。図12は図11の本体1の加工前の展開図からこの空気調和機本体1を組み立てて後の空気調和機本体1の側面を示しており、係合部材用穴14の双方が折り曲げ加工位置の寸法誤差によっても係合部材3を空気調和機本体1の側面の内側面へ支障なく装着がなされる。
【0033】
上記のような構成とすることにより係合部材3が固定される空調機本体1の側面は折り曲げ面2により他の部分に比較して厚さが2倍となり空調機の荷重による側面変形を防止する。また係合部材用穴14同志は大きさを異ならせ折り曲げ線での加工時の位置精度が低下しても係合部材3が係合部材用穴14を通過し組み付けられる。
【0034】
このように本発明の実施の形態6の構成によれば折り曲げ面2により荷重による変形を防止できる。しかもその部材は今まで無駄になっていた部分を利用しているのでコストの上昇を招かずにゴミとなる部分を減らすことができ、また係合部材用穴14同志の位置寸法の精度に余裕が生まれ組み立て加工費を低減する。
【0035】
発明の実施の形態7.
発明実施の形態3による図7のC−C断面を表す図に対し、図13の本体12の絞り加工面12は図の左側に示す。前記実施の形態1.ないし実施の形態6.と同一部は同一番号をふり、説明は省略する。一方の絞り加工凸面が右側に示す他方の絞り加工凹面と曲率が異なるため空気調和機本体1を組み立て時点に、絞り加工12の双方が折り曲げ加工位置の寸法誤差によっても組み立てが可能となる。
【0036】
上記のような構成とすることにより係合部材が固定される空調機本体1の側面は折り曲げ面2により他の部分に比較して厚さが2倍となり空調機の荷重による側面変形を防止する。更に、重複する折り曲げ面2に絞り加工を施したため係合部材3の固定面では荷重による側面変形の防止がなされる。また、折り曲げ面2は空気調和機本体1を切り抜く事で今まで無駄となっていた部分を有効に利用している。絞り加工12同志は大きさを異ならせ折り曲げ線での加工時の位置精度が低下しても空気調和機本体1と折り曲げ面2の両面が組付けられる。
【0037】
このように本発明の実施の形態7の構成によれば折り曲げ面2により荷重による変形を防止でき、
更に、重複する折り曲げ面2に絞り加工を施したため側面変形の防止が一層促進される。しかも折り曲げ面2の部材は今まで無駄になっていた部分を利用しているのでコストの上昇を招かずにゴミとなる部分を減らすことができる。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、この発明による空気調和機は、空気調和機本体を一体に成形し、空気調和機本体により折り重なり重複する面を形成し前記係合部材を保持する空調機据付面において係合部材を固定するように構成し、ボルト部品点数が少なく抑えられ、コスト低減が図れる。更にこの重複する折り曲げ面で空気調和機本体に係合部材を強固に固定することが可能となる。また、空気調和機本体の吊りボルトのナット締め付け作業付近には作業を妨げる突起物が無いため作業性が向上する。
【0039】
また、空気調和機の係合部材は、空気調和機本体を一体に成形し、係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を形成させ、この重複する折り曲げ面に係合部材を固定するように構成にしたので、部品点数が少なく抑えられ、コスト低減が図れる。更に空気調和機本体を強固に固定することが可能で、空気調和機を安定して吊り下げることが出来る。また、空気調和機本体の吊りボルトのナット締め付け作業付近には作業を妨げる突起物が無いため、作業性が向上する。
【0040】
また、一体に成形された空気調和機本体の係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を本体側面の外側に重なるように形成させ、この重複する折り曲げ面に、係合部材を固定するように構成したので、空気調和機本体の内側に係合部材の出っ張りのみで平面化出来るため、内蔵される部品の形状が簡略化出来る。
【0041】
また、一体に成形された空気調和機本体の係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を本体側面の内側に重なるように形成させ、この重複する折り曲げ面に、係合部材を固定するように構成したので、吊りボルトのナット締め付け作業付近には係合部材以外の作業を妨げる突起物がないため、作業性が向上する。
【0042】
また、中央部に長穴を設け、この長穴と外周部とを吊りボルトの径より大なる寸法の切り欠きで連通し吊りボルトに設けたナットで固定するナット受け部とこのナット受け部の端部に折り返し部を設けた係合部材において、空気調和機本体側に逆勝手に折り曲げられた本体取付部を有する構成にしたので、空気調和機の荷重が係合部材にのしかかった際に、本体取付部の各々が踏ん張るため吊り金具を強固に固定することが可能で、空気調和機を安定して吊り下げることが出来る。
【0043】
また、一体に成形された空気調和機本体の係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を本体側面に重なるように形成させ、この重複する折り曲げ面に、絞り加工を施した構成にしたので、係合部材の固定面をより一層強固にすることが出来る。
【0044】
また、一体に成形された空気調和機本体を係合部材を保持する本体側面に他の側面より折り重ならせ、この重複する折り曲げ面に、絞り加工を施した構成にしたので、係合部材の固定面をより一層強固にすることが出来る。更に前記重複する折り曲げ面の一方の絞り加工面凸側が他方の絞り加工面より曲面を大きしたものであり相互の折り曲げ加工による組み立て時の位置ずれに対しても余裕が増し生産性が向上する。
【0045】
また、係合部材を空気調和機本体の内側から挿入し空気調和機本体に固定することにより、万一、係合部材の固定ネジが外れた場合でも、逆勝手に折り曲げられた本体取付部が空気調和機本体に引っかかるため、最悪の空気調和機本体の落下は阻止できる。
【0046】
また、係合部材を空気調和機本体の内側から挿入し空気調和機本体に固定することにより、万一、吊り金具の固定ネジが外れた場合でも、逆勝手に折り曲げられた本体取付部が空気調和機本体に引っかかるため、最悪の空気調和機本体の落下は阻止できる。また、係合部材を空気調和機本体の内側から挿入するための係合部材用穴の大きさを一方が他方を覆う以上としたものであるため、相互の折り曲げ加工による組み立て時の係合部材用穴の位置ずれに対しても余裕が増し生産性が向上する。
【0047】
また、係合部材を空気調和機本体の外側から空気調和機本体に固定することにより、組立作業性が改善する。
【0048】
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施の形態1による空気調和機の係合部材の一部を示す斜視図。
【図2】この発明の実施の形態1による図1の全体を示す斜視図。
【図3】この発明の実施の形態1による係合部材の単品の斜視図を示す図。
【図4】この発明の実施の形態1による図2のB−B断面を示す図。
【図5】この発明の実施の形態1による本体1単品の加工前の展開を示す図。
【図6】この発明よるの実施の形態2による空気調和機の係合部材の一部を示す斜視図。
【図7】この発明の実施の形態3による空気調和機の係合部材の一部を示す斜視図。
【図8】この発明の実施の形態3による図7のC−C断面を表す図。
【図9】この発明の実施の形態4による空気調和機の係合部材の一部を示す斜視図。
【図10】この発明の実施の形態5による空気調和機の係合部材の壁への取付を示す斜視図。
【図11】この発明の実施の形態6であり、前記実施の形態1での空気調和機本体1単品の加工前の展開を示す図に対して係合部材用穴の寸法が異なる例を示す斜視図。
【図12】この発明の実施の形態6による図11の組み立てを表す図。
【図13】この発明の実施の形態7であり、前記実施の形態3での絞り加工の曲面寸法が異なる例を示す断面図。
【図14】従来の空気調和機の係合部材の一部を示す斜視図。
【図15】従来の空気調和機本体の分解斜視図。
【図16】従来の図11の全体とナット締め作業を示す斜視図。
【符号の説明】
1空気調和機本体、2折り曲げ面、3係合部材、4長穴、5切り欠き、6ナット受け部、7折り返し部、8本体取付部、9吊りボルト、10ナット、11ネジ、12絞り加工、13ネジ用穴、14係合部材用穴、15立ち上がり部、16本体主板、17本体側板、18折り曲げ部。

Claims (10)

  1. 空気調和機据付面に対しボルトにより固定する係合部材を有す空気調和機において、空気調和機本体により折り重なり重複する空気調和機据付面を形成し、前記係合部材を前記空調機据付面に固定したことを特徴とする空気調和機の係合装置。
  2. 長穴を形成し、この長穴と外周部とを吊りボルトの径より大なる寸法の切り欠きで連通し、ボルトに設けたナットで固定するナット受け部を設け、吊りボルトに空気調和機本体を固定する係合部材を有す空気調和機において、空気調和機本体を一体に成形し、前記係合部材を保持する空調機本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を形成させ、この重複する折り曲げ面に、係合部材を固定するように構成したことを特徴とする空気調和機の係合装置。
  3. 前記の一体に成形された空気調和機本体の係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を本体側面の外側に重なるように形成させ、この重複する折り曲げ面に、係合部材を固定するように構成したことを特徴とする請求項2記載の空気調和機の係合装置。
  4. 前記の一体に成形された空気調和機本体の係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を本体側面の内側に重なるように形成させ、この重複する折り曲げ面に、係合部材を固定するように構成したことを特徴とする請求項2記載の空気調和機の係合装置。
  5. 前記長穴を形成し、この長穴と外周部とを吊りボルトの径より大なる寸法の切り欠きで連通し、吊りボルトに設けたナットで固定するナット受け部とこのナット受け部の端部に折り返し部を設けた係合部材において、空気調和機本体側に逆勝手に折り曲げられた本体取付部を有する構成にした係合部材を特徴とする請求項2記載の空気調和機の係合装置。
  6. 前記の一体に成形された空気調和機本体の係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を本体側面に重なるように形成させ、この重複する折り曲げ面に、絞り加工を施した構成にしたことを特徴とする請求項2記載の空気調和機の係合装置。
  7. 前記の一体に成形された空気調和機本体の係合部材を保持する本体側面に、他の側面より折り重なる折り曲げ面を本体側面に重なるように形成させ、この重複する折り曲げ面に、絞り加工を施した構成にし、前記重複する折り曲げ面の一方の絞り加工面が他方の絞り加工面を包含するように大きくしたものであることを特徴とする請求項6記載の空気調和機の係合装置。
  8. 前記係合部材を空気調和機本体の内側から挿入し空気調和機本体に固定することを特徴とする請求項2記載の空気調和機の係合装置。
  9. 前記係合部材を空気調和機本体の内側から挿入し空気調和機本体に固定し、係合部材用穴の大きさを一方が他方を包含する以上とすることを特徴とする請求項8記載の空気調和機の係合装置。
  10. 前記係合部材を空気調和機本体の外側から空気調和機本体に固定することを特徴とする請求項2記載の空気調和機の係合装置。
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