JPH0529981Y2 - - Google Patents

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JPH0529981Y2
JPH0529981Y2 JP12988387U JP12988387U JPH0529981Y2 JP H0529981 Y2 JPH0529981 Y2 JP H0529981Y2 JP 12988387 U JP12988387 U JP 12988387U JP 12988387 U JP12988387 U JP 12988387U JP H0529981 Y2 JPH0529981 Y2 JP H0529981Y2
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vehicle
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両のサイドメンバの特に前端部の
構造に関する。
(従来の技術) 従来、車両のサイドメンバ構造として、例えば
特開昭58−188760号広報に記載されているような
ものが知られている。
この構造では、バンパレインフオースを取り付
けるフロントクロスメンバを支持するために、サ
イドメンバが前端部で上下に2本設けられ、この
上下のサイドメンバ間にフロントクロスメンバが
固定された構造であつた。
さらに別の例として、本願出願人による、実願
昭61−80830号に記載した構造がある。
この構造は、サイドメンバにクロージングプレ
ートを接合して箱断面形状に形成し、このサイド
メンバの先端開口部から蓋部材のフランジ部を挿
入させ、この蓋部材の周辺とサイドメンバ及びク
ロージングパネルとをアーク溶接等により固定
し、この蓋部材にバンパレインフオースを固定し
たものであつた。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、このような従来のサイドメンバ
構造にあつては、いずれも組立て、溶接作業が容
易ではなく、特に後者の例においては、蓋部材を
箱断面形状のサイドメンバ先端部に挿入した状態
で固定する構造であるために、この溶接にスポツ
ト溶接を用いることができず、そのため下記の問
題点が生じていた。
溶接がアーク溶接をつかつた手作業になるた
め溶接強度が一定せず、サイドメンバ先端部の
剛性を向上させることが難しく、しかも、熟練
技術を要求される。
蓋部材をサイドメンバを含む箱断面部材内に
挿入するためには、蓋部材の方を小さめに形成
して箱断面部材との間にアロワンスを設けてい
なければならず、このアロワンスの分だけ取付
位置にバラツキが生じ、蓋部材の取付位置の精
度を高く保つのが難し。さらに、このように蓋
部材の取付位置の精度が悪いことで、この蓋部
材に取り付けられるバンパレインフオースの取
付位置にもバラツキが生じるものであつた。
(問題点を解決するための手段) 本考案は、上述のような問題点を解決し、バン
パレインフオースを支持する部材(蓋部材)によ
りサイドメンバ先端部の剛性を向上させることが
でき、しかも、この部材(蓋部材)をスポツト溶
接を用いて固定させることができる車両のサイド
メンバ構造を提供することを目的としている。
この目的達成のために、本考案では、車両の前
部の左右両側に、車体中央側に凸形状で車体外側
が開放されたサイドメンバが前後方向に延在さ
れ、該サイドメンバの先端部では、車体外側の開
放部分を塞ぐクロージングプレートが接合されて
箱断面形状に形成されると共に、先端の先端開口
部を塞ぎ、かつ、バンパレインフオースの取付面
となる蓋部材が取り付けられている車両のサイド
メンバ構造において、前記クロージングプレート
を、サイドメンバの蓋部材取付部分を覆う位置に
外側開口部が形成されたクロージングプレート主
部と、前記外側開口部を覆う分割プレートとに分
割した手段とした。
(作用) 本考案の車両のサイドメンバ構造の組立手順に
ついて説明する。
まず、サイドメンバの車体外側の開放部分にク
ロージングプレート主部を接合する。この状態で
サイドメンバには、先端に先端開口部が開口され
ると共に、この先端開口部の車体外側位置に外側
開口部が開口されている。
次に、先端開口部に蓋部材を取り付ける。この
とき、外側開口部を利用してスポツト溶接を行う
ことが可能であり、また、この外側開口部を取り
付けの際のアロワンスが少なくても作業が容易
で、蓋部材をサイドメンバに密着させることので
きる寸法に形成することができる。
その後、外側開口部に分割プレートを固定し、
外側開口部を塞いで組立を終える。尚、蓋部材に
はこの後バンパレインフオースが取り付けられ
る。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により詳述する。
まず、実施例の構成を説明する。
第1図は本考案実施例の車両のサイドメンバ構
造を示す車体前方からの斜視図であつて、図中1
0はサイドメンバを示す。このサイドメンバ10
は、車両の前部の左右両側位置に前後方向に延在
され、車体中央方向aに凸形状で車体外側方向b
が開放されると共に、上下にフランジ11,12
が形成された形状を成している。
また、前記サイドメンバ10の先端部では、車
体外側の開放部分を塞ぐクロージングプレート主
部21が前記フランジ11,12にスポツト溶接
により接合されて箱断面形状に形成されている。
この状態では第2図の車両前方から見た分解斜視
図に示すように、サイドメンバ10の先端に先端
開口部13が形成され、かつ、この先端開口部1
3の車体外側方向b位置に外側開口部14が形成
されている。尚、前記クロージングプレート主部
21の前端部には、サイドメンバ10よりも下方
に延設された下側延設部211が形成されてい
る。
前記先端開口部13は、第1図に示すように、
蓋部材30により塞がれている。前記蓋部材30
は、第1図のA−A線による横断面図である第3
図に示すように、バンパレインフオース50の取
付面となる部材で、車体前方cに2本のボルト3
1,31が立設され、また、第2図に示すよう
に、その上下縁部と車体中央側の縁部には取付フ
ランジ32,33,34が車体後方dに直角に折
曲された状態で形成され、この蓋部材30を前記
先端開口部13から挿入した状態でこれら取付フ
ランジ32,33,34がサイドメンバ10にス
ポツト溶接されている。尚、バンパレインフオー
ス50の蓋部材30への取付部には取付レインフ
オース51が設けられている。
前記外側開口部14は、第1図に示すように、
分割プレート22をスポツト溶接して塞がれてい
る。この分割プレート22は、第2図に示すよう
に、前縁部に車体外側方向bに立設された取付フ
ランジ221が形成され、この取付フランジ22
1は前記蓋部材30の車体外側縁部とスポツト溶
接されている。
この分割プレート22と前記クロージングプレ
ート主部21とで、クロージングプレート20が
形成されている。
尚、図中41はラジコアサポートロアを示し、
このラジコアサポートロア41は、図外のラジエ
ータコアを下側で支持するもので、車両中央の前
方から見た斜視図である第4図に示すように、ラ
ジコアサポートサイド42と一体に形成されてラ
ジコアサポート40を構成し、ラジコアサポート
ロア41の先端を前記下側延設部211に当接さ
せた状態で、ラジコアサイドコネクタ43を介し
て前記サイドメンバ10に固定される。
次に、本実施例の作用について説明する。
(イ) 組立手順 まず、サイドメンバ10のフランジ11,12
にクロージングプレート主部21をスポツト溶接
して接合する。この状態でサイドメンバ10に
は、先端に先端開口部13が開口されると共に、
この先端開口部13の車体外側位置に外側開口部
14が開口されている。
次に、蓋部材30をサイドメンバ10の先端開
口部13に挿入し、この状態で各フランジ32,
33,34とサイドメンバ10とをスポツト溶接
し、蓋部材30を取り付ける。この蓋部材30の
挿入の際には、外側開口部14とのアロワンスを
小さくすることで、蓋部材30の外周寸法を先端
開口部13の内周にピツタリ密着させることがで
きる寸法に形成することができる。また、スポツ
ト溶接時には外側開口部14から溶接ガンを挿入
して行うものである。
その後、分割プレート22の上下端部をサイド
メンバ10のフランジ11,12にスポツト溶接
すると共に、分割プレート22の取付フランジ2
21を蓋部材30の車体外側端部にスポツト溶接
して固着し、外側開口部14を塞ぐ。
それから、ラジコアサポート40をサイドメン
バ10に沿わせて前方から所定位置までスライド
させて、ラジコアサイドコネクタ43をサイドメ
ンバ10とラジコアサポートロア41とにスポツ
ト溶接する。そして、蓋部材30のボルト31,
31にバンパレインフオース50をナツト締めし
て固定するものである。
(ロ) 前面衝突時 バンパレインフオース50を支持する蓋部材3
0は、スポツト溶接により確実に固定されている
ため、車両の前面衝突時の前後方向の衝撃力に対
して確実にバンパレインフオース50を支持する
ことができる。
以上説明してきたように、実施例の車両のサイ
ドメンバ構造にあつては、バンパレインフオース
50の取付部材である蓋部材30が、車両の前面
衝突時バンパレインフオースを確実に支持できる
という効果を有し、さらに、蓋部材30がサイド
メンバ10に対して密着されると共に、スポツト
溶接によりサイドメンバ10に固定されるため、
蓋部材30の取付位置精度が高く、取付強度も一
定しているという効果が得られる。
(考案の効果) 以上説明してきたように、本考案の車両のサイ
ドメンバ構造にあつては、バンパレインフオース
の取付部材(蓋部材)が車両の前面衝突時バンパ
レインフオースを確実に支持できるという効果
と、蓋部材の取付にスポツト溶接を採用すること
ができて作業能率が向上するとともに、それによ
つて取付精度を高くし、取付強度を一定にするこ
とができるという効果とが併せて得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案実施例の車両のサイドメンバ構
造を示す斜視図、第2図は実施例構造を示す分解
斜視図、第3図は実施例構造を示す第1図A−A
線による横断面図、第4図は実施例構造を示す斜
視図である。 10……サイドメンバ、20……クロージング
プレート、21……クロージングプレート主部、
22……分割プレート、30……蓋部材、50…
…バンパレインフオース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 車両の前部の左右両側に、車体中央側に凸形状
    で車体外側が開放されたサイドメンバが前後方向
    に延在され、 該サイドメンバの先端部では、車体外側の開放
    部分を塞ぐクロージングプレートが接合されて箱
    断面形状に形成されると共に、先端の先端開口部
    を塞ぎ、かつ、バンパレインフオースの取付面と
    なる蓋部材が取り付けられている車両のサイドメ
    ンバ構造において、 前記クロージングプレートが、サイドメンバの
    蓋部材取付部分を覆う位置に外側開口部が形成さ
    れたクロージングプレート主部と、前記外側開口
    部を覆う分割プレートとに分割されていることを
    特徴とする車両のサイドメンバ構造。
JP12988387U 1987-08-26 1987-08-26 Expired - Lifetime JPH0529981Y2 (ja)

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JP12988387U JPH0529981Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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JP12988387U JPH0529981Y2 (ja) 1987-08-26 1987-08-26

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JPS6434380U JPS6434380U (ja) 1989-03-02
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