JPH065545Y2 - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JPH065545Y2
JPH065545Y2 JP1986068338U JP6833886U JPH065545Y2 JP H065545 Y2 JPH065545 Y2 JP H065545Y2 JP 1986068338 U JP1986068338 U JP 1986068338U JP 6833886 U JP6833886 U JP 6833886U JP H065545 Y2 JPH065545 Y2 JP H065545Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は換気装置に関するものであり、特に、換気装
置の本体枠の構造に関するものである。
[従来の技術] 第5図は、例えば、従来のスポット溶接で組立てられて
いる換気装置を示す断面図であり、第6図は第5図の本
体枠と接合部を示す分解斜視図、第7図は第6図の本体
枠の分解斜視図である。
図において、(1)は換気装置の外枠を形成する本体
枠、(2)はこの本体枠(1)の側板であり、この側板
(2)の側板部(2a)には上部フランジ(2b)、下
部フランジ(2c)、側部フランジ(2d)が各々設け
てある。また、上部フランジ(2b)には接合部(7)
の接合側に折返す折返部(2f)が設けてあり、下部フ
ランジ(2c)の端部には長孔(2e)が穿設してあ
る。(3)は換気装置の本体枠(1)の天板で、図示の
ように、本実施例の天板(3)はプレス等の打抜きと折
曲を同一工程で行なっている。
(4)は換気装置内の送風機の駆動モーター、(5)は
駆動モーター(4)に取付けられている羽根、(6)は
本体枠(1)に接合されて送風機の外枠を形成するケー
シングであり、このケーシング(6)の空気の吸込口
(6a)及び吐出口(6b)を有している。
また、(7)は本体枠(1)に密着して排気ダクトと接
続するための接合部、(8)はこの接合部(7)を本体
枠(1)に取付けるための取付材であり、この上部の取
付部(8a)には前記上部フランジ(2b)の折返部
(2f)と嵌合可能な長孔(8b)が穿設してある。
(9)は側板(2)の下部フランジ(2c)の端部に取
付けられたコーナー部材であり、このコーナー部材
(9)の両端部には折返部(9a)が設けてある。そし
て、(10)には換気装置本体を支持する木枠等からな
る支持枠で、換気装置本体の本体枠(1)が取付けられ
る。
そして、(11)は天井板で、換気装置本体が取付けら
れる部位に開口部(11a)を有している。(12)は
天井板(11)に取付けられ開口部(11a)の下方面
を覆うグリルである。
従来の換気装置は上記のように構成されており、例え
ば、これらの本体枠(1)の組立てはスポット溶接にて
行われていた。
即ち、側板(2)の側板部(2a)と側部フランジ(2
d)、天板(3)と側板(2)の上部フランジ(2b)
とを各々スポット溶接していた。
また、側板(2)の下部フランジ(2c)のコーナー部
に生じる隙間を埋めるための手段として、コーナー部材
(9)の折返部(9a)を、側板(2)の下部フランジ
(2c)の長孔(2e)に差し込み、それを折曲げて取
付けている。
したがって、このようにスポット溶接で組立てられた換
気装置の本体枠(1)の材料は、導通を維持しなければ
ならないから、表面処理鋼板を使用できなかった。この
ため、組立後に表面処理や塗装をする必要があり、作業
工程が多くならざるを得なかった。
そこで、これらの手間を省くために表面処理鋼板を使用
して、カシメ加工による組立てを行った本体枠(1)を
有する換気装置として、次のような構造のものが考えら
れる。
第8図は表面処理鋼板を用いた換気装置を示す断面図、
第9図は第8図の本体枠と接合部を示す分解斜視図、第
10図の(a)は第9図の本体枠の分解斜視図であり、
(b)は天板と側板のカシメ部の断面図である。また、
第11図(a)は第9図中矢視エを示すコーナー部材取
付部の平面図で、第11図(b)はこのコーナー部の要
部斜視図である。なお、図中、(1)から(11)は上
記従来例の構成部分と同一または相当する構成部分であ
る。特に、ここでは表面処理鋼板を用いた換気装置と、
スポット溶接で組立てられている換気装置との相違点を
中心に述べる。
図において、この換気装置の本体枠(1)は、表面処理
鋼板を使用するために溶接を施すことができないので、
側板(2)の側部フランジ(2d)相互、及び側板
(2)の上部フランジ(2b)と天板(3)の上部フラ
ンジ(3a)とを各々カシメ加工を行い組立てていた。
したがって、この側板(2)と天板(3)のカシメ部は
本体枠外寸法(A)よりも外部に突出した接合部外寸法
(B)となっていた。(第10図(b)参照) このようなカシメ加工による組立構造の場合には、形状
的に側板(2)の側板部(2a)と側板部(2a)間の
コーナー部を所定の角度以上に折曲加工することができ
ず、一定の大きさを有するR状を呈していた。
なお、カシメ加工の構造については、野沢健助著「板金
工作法」S43.8.10,第6版,日刊工業新聞社発
行で公知である。
[考案が解決しようとする問題点] 上記のように考えられる換気装置では、表面処理鋼板を
使用してカシメ加工により組立てた本体枠(1)を有す
る換気装置においては、側板(2)と天板(3)のカシ
メ部は本体枠外寸法(A)よりも外部に突出した接合部
外寸法(B)となり、この本体枠(1)の側板(2)に
密着して排気ダクトと接続する接合部(7)の取付材
(8)の形状も、特に、カシメ部との接続部である取付
部(8a)は、カシメ部の形状に合わせるために極めて
複雑な形状とならざるを得なかった。
そして、換気装置本体を支持する支持枠(10)の開口
寸法も、換気装置の修理や交換の着脱を考慮して、接合
部外寸法(B)以上を確保しなければならなかった。こ
の支持枠(10)の開口寸法を本体枠外寸法(A)に合
わせるための努力は従来より行われており、実開昭53
−28668号公報にも開示されている。
更に、カシメ加工により組立てた本体枠(1)は、側板
(2)の側板部(2a)と側板部(2a)のコーナー部
は、天板(3)の上部フランジ(3a)の形状に拘束さ
れるから、一定の大きさのR状を有する必要があった。
このため、側板(2)の下部フランジ(2c)のコーナ
ー部に生じる隙間を埋める手段として、コーナー部材
(9)を使用した場合には、側板部(2a)と下部フラ
ンジ(2c)とコーナー部材(9)との間に、比較的大
きな隙間Q2が生ずる可能性を有していた。(第11図参
照) したがって、コーナー部材(9)が本来の性能を充分に
発揮することができず、この換気装置を天井等に配置し
た場合、この隙間Q2から室内の空気が天井裏に漏れる可
能性があった。
そこで、この考案は、かかる問題点を解決するためにな
されたもので、支持枠の開口部を必要以上に大きくする
ことなく装着できると共に本体が変形したり歪むことを
防止し、空気洩れが生ずることのない換気装置の提供を
目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] この考案にかかる換気装置は、複数の面から構成され換
気装置本体枠の側面を形成する側板の上部を内側に折曲
した段付部と、この段付部の上端側に形成した上部フラ
ンジと、側板の下部を外側に折曲した下部フランジと、
側板上部に嵌合され段付部内において周縁を上部フラン
ジと互いにカシメて一体化し本体枠の天井面を形成する
天板と、側板のコーナー部付近において隣在する下部フ
ランジ相互間の隙間を塞ぐコーナー部材とから構成さ
れ、側板と嵌合状態にある天板のコーナー部分の曲率半
径が側板のコーナー部の曲率半径より大きくなるよう形
成したものである。
[作用] この考案においては、側板の天板側を内側に折曲した段
付部と、前記段付部の上端側に形成した上部フランジ
と、前記天板の周囲に形成し、前記上部フランジ部に当
接するフランジとを形成し、前記フランジのコーナー部
分の幅を、前記フランジのコーナー部分以外の部分より
も狭くすることにより、皺(シワ)や歪みが発生しない
ようにしてカシメて、空気漏れがないようにし、カシメ
部全体の強度を増したものである。
[実施例] 第1図はこの考案の一実施例の換気装置を示す断面図、
第2図は第1図の本体枠と接合部を示す分解斜視図、第
3図(a)は第2図の本体枠の分解斜視図であり、
(b)は天板と側板のカシメ部の断面図である。また、
第4図(a)は第2図中矢視ア及び第6図中矢視イを示
すコーナー部材取付部の平面図で、第4図(b)はこの
コーナー部の要部斜視図、第4図(c)は第2図中矢視
ウを示す天板と側板のコーナー接合部の平面図である。
なお、図中、(1)から(12)は上記第5図乃至第1
1図の構成部分と同一または相当する構成部分である。
図において、(2g)は側板(2)の上部フランジ(2
b)と側板部(2a)の間の段付部であり、側板(2)
の全周に渡り側板部(2a)の面から一定寸法の凹部を
形成している。図示のように、本実施例の側板(2)は
打抜き形成の後、折曲して形成している。
上記のように構成された換気装置においては、側板
(2)の上部フランジ(2b)と天板(3)の上部フラ
ンジ(3a)をカシメ加工で本体枠(1)を組立てた場
合、このカシメ部の外寸法である接合部外寸法(C)は
段付部(2g)の深さによって決定されるから、本体枠
外寸法(A)以下に抑えられる。(第3図(b)参照) 特に、第3図に示したように、側板(2)の天板(3)
側を内側に折曲した段付部(2g)と、段付部(2g)
の上端側に形成した上部フランジ(2b)と、天板
(3)の周囲に形成し、前記上部フランジ(2b)に当
接する上部フランジ(3a)とを具備するものであり、
上部フランジ(3a)のコーナー部分(3C)の幅を打
抜き形成によって、前記上部フランジ(3a)のコーナ
ー部分(3C)以外の部分よりも狭くし、また、対向す
る前記側板(2)の上部フランジ(2b)のコーナー部
分(2K)についても、そのコーナー部分(2K)以外
の部分よりも狭くし、そして、前記天板(3)の上部フ
ランジ(3a)と前記側板(2)の上部フランジ(2
b)を互いにカシメて一体化し、カシメ部を前記側板
(2)の段付部(2g)内に形成したものである。
したがって、支持枠(10)の開口部の大きさの本体枠
外寸法(A)とすることができるので、本体枠(1)と
換気装置本体を支持する支持枠(10)の開口寸法とを
同一寸法にでき、メンテナンス時等の換気装置の着脱時
においても、位置決めが容易でしかも確実な設置を再現
することが可能である。更に、この本体枠(1)の側板
(2)に密着して排気ダクトと接続する接合部(7)の
取付材(8)の形状も従来に比較して極めて簡単な形状
にすることができる。
また、本体枠(1)をこのような構成にすれば、天板
(3)の形状の影響がなくなり、側板(2)の側板部
(2a)と側板部(2a)のコーナー部分(2K)を一
定の角度を有する構造とすることができるので、従来の
カシメ加工により組立てた換気装置が有していた側板部
(2a)と下部フランジ(2c)とコーナー部材(9)
との間の隙間Q2は、第4図と第11図を比較して分るよ
うに、極めて小さな隙間Q1に減縮することができる。こ
の隙間Q1からの空気の漏れは極めて少なくなり、問題視
するほどの量とはならなくなる。
したがって、この換気装置を天井等に設置した場合に
は、室内の空気が天井裏等に洩れる心配がなくなり、気
密性が向上する。
このように、本考案の実施例の換気装置は、外枠を形成
する側板(2)及び駆動モーター(4)及び羽根(5)
を取付けた天板(3)からなる換気装置の本体枠(1)
において、板材を打抜き、そして、折曲して形成した側
板(2)は、その側板部(2a)を4隅を略直角に折曲
した4面で形成し、かつ、前記側板部(2a)から内側
に折曲させた段付部(2g)を形成し、更に、その段付
部(2g)の上端部に段付部(2g)の辺より短くした
上部フランジ(2b)を形成したものである。また、板
材を打抜き及び折曲して形成した天板(3)は、側板
(2)の前記段付部(2g)に挿入される彎曲させた4
隅とし、前記段付部(2g)の辺より短くした上部フラ
ンジ(2b)を形成したものである。そして、前記側板
(2)の上部フランジ(2b)と前記天板(3)の上部
フランジ(3a)は、互いにカシメ加工により、側板
(2)の一辺の長さを越えることなく形成して一体化し
たものである。
したがって、4隅を略直角に折曲した4面からなる側板
部(2a)と、前記側板部(2a)から内側に折曲した
段付部(2g)と、その段付部(2g)の上端部に段付
部(2g)の辺より短くした上部フランジ(2b)とで
側板(2)を形成し、しかも、側板(2)の上部フラン
ジ(2b)のコーナー部分(2K)の幅を、前記上部フ
ランジ(2b)のコーナー部分(2K)以外の部分より
も狭くしたことにより、この本体枠(1)の側板(2)
のコーナー部分(2K)の角度を小さくできる。加え
て、側板(2)の上部フランジ(2b)と天板(3)の
上部フランジ(3a)を互いにカシメ加工により、側板
(2)の一辺の長さを越えることなく形成して一体化し
たものであるから、材料に表面処理鋼板を使用すること
ができる。また、前記側板(2)の上部フランジ(2
b)と天板(3)の上部フランジ(3a)を互いにカシ
メ加工した個所を、前記側板寸法以下としたものである
から、支持枠(1)の開口部と側板寸法を合わすことが
でき、コーナー部材が下部フランジ間の隙間Q2を小さく
することができる。
そして、段付部(2g)に挿入される彎曲させた4隅と
し、前記段付部(2g)の辺より短くした上部フランジ
(2b)及び上部フランジ(3a)で天板を形成したも
のであるから、天板(3)の成形方法の選択自由度が高
くなる。
特に、内部に駆動モーター(4)が駆動される羽根
(5)を収納する側板(2)及び側板(2)の天面を覆
う天板(3)を表面処理鋼板で形成し、側板(2)の天
板(3)側を内側に折曲した段付部(2g)と、段付部
(2g)の上端側に形成した上部フランジ(2b)と、
前記天板(3)の周囲に形成し、前記上部フランジ(2
b)に当接する上部フランジ(3a)とを具備し、天板
(3)の上部フランジ(3a)のコーナー部分(3C)
の幅を、前記上部フランジ(3a)のコーナー部分(3
C)以外の部分よりも狭くし、前記側板(2)の上部フ
ランジ(2b)と前記天板(3)の上部フランジ(3
a)とを互いにカシメて一体化したカシメ部を前記側板
(2)の段付部(2g)内に形成したものである。
故に、側板(2)の天板(3)側を内側に折曲した段付
部(2g)と、前記段付部(2g)の上端側に形成した
上部フランジ(2b)と、前記天板(3)の周囲に形成
し、前記上部フランジ(2b)に当接する上部フランジ
(3a)とを形成し、前記上部フランジ(2b)と上部
フランジ(3a)のコーナー部分(2K)及び(3C)
の幅を、前記上部フランジ(2b)と上部フランジ(3
a)のコーナー部分(2K)及び(3C)以外の部分よ
りも狭くしたものであるから、打抜き及び折曲して形成
する際に皺や歪みが発生しないようにしてカシメること
ができ、両者間に空気漏れが生ずる間隙がないように
し、カシメ部全体の強度を増すことができる。更にこれ
と相まって、天板(3)の4隅が彎曲していることによ
り角張った場合によりカシメ部の外力に対する強度が増
大し、曲げに対して強い構造となるうえ、段付部(2
g)によって取付材(8)が接する面が側板(2)とカ
シメ部との二つに分かれるから側板(2)の外力による
変形や歪がカシメ部と側板双方にまで及ぶことが避けら
れ、変形や歪を小さくできる。従って、側板(2)のコ
ーナー部を彎曲した場合より強度的に弱い角張った形状
としても、上記構成によって本体枠(1)の強度を維持
できるので、従来に比べ側板(2)のコーナー部を角張
った形状に形成することが可能となり、材料の無駄を減
らし、コーナー部材(9)を小さくできると共に下部フ
ランジ(2c)及びコーナー部材(9)付近での空気漏
れを防止できる。
ところで、この考案を実施する場合の換気装置の上部フ
ランジ(2b)と上部フランジ(3a)は、その位置か
ら上部フランジとして扱っているが、本考案を実施する
場合には、フランジであればよい。また、この考案を実
施する場合の換気装置は、接合部外寸法(C)が本体枠
外寸法(A)以下であり、しかも、側板(2)のコーナ
ー部分(2K)が一定の角度を有していればよく、本体
枠(1)自体の形状が、例えば、正方形でも長方形でも
或いは台形等であってもよいし、その他の多角形であっ
ても利用することができる。
また、側板(2)の段付部(2g)の形状は、上記実施
例の如く直角に折曲して形成しても、その他の角度に折
曲して形成してもよい。また、この段付部(2g)の段
数も本実施例の如く一段で設けても、また複数段として
設けてもよい。
更に、本体枠(1)の側板(2)の上部フランジ(2
b)と天板(3)の上部フランジ(3a)とをカシメ加
工にて接合する場合には、上記実施例のように外に巻込
んでカシメても或いは内側に巻込んでカシメてもよい。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案の換気装置は、複数の面
から構成され換気装置本体枠の側面を形成する側板の上
部を内側に折曲した段付部と、この段付部の上端側に形
成した上部フランジと、側板の下部を外に折曲した下部
フランジと、側板上部に嵌合され段付部内において周縁
を上部フランジと互いにカシメて一体化し本体枠の天井
面を形成する天板と、側板のコーナー部付近において隣
在する下部フランジ相互間の隙間を塞ぐコーナー部材と
から構成され、側板と嵌合状態にある天板のコーナー部
分の曲率半径が側板のコーナー部の曲率半径より大きく
なるよう形成したので、段付部によって取付材が接する
面が側板とカシメ部との二つに分かれるから側板の外力
による変形や歪がカシメ部と側板双方にまで及ぶことが
避けられ、本体枠の変形や歪を小さくできると共に天板
のコーナー部分が彎曲した形状となるから角張った場合
と比してカシメ部の外力に対する強度が増大し、曲げに
対して強い構造となる。
よって、側板のコーナー部を従来の彎曲した形状に比べ
強度的に弱い角張った構造としても充分な強度が得られ
るので、側板のコーナー部をより角張った形状に形成す
ることが可能となり、下部フランジ相互間の間隔が小さ
くなり、コーナー部材を小さなものとすることができる
と共に下部フランジのうち側板のコーナー部に該当する
不要な部分を少なくできるので、成形時の材料の無駄が
減り、更にコーナー部付近の空気漏れを少なくできると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例の換気装置を示す断面図、
第2図は第1図の本体枠と接合部を示す分解斜視図、第
3図(a)は第2図の本体枠の分解斜視図で(b)は天
板と側板のカシメ部の断面図、第4図(a)は第2図中
矢視ア及び第6図中矢視イを示すコーナー部材取付部の
平面図で(b)はこのコーナー部の要部斜視図で(c)
は第2図中矢視ウを示す天板と側板のコーナー接合部の
平面図、第5図は従来のスポット溶接で組立てられた換
気装置を示す断面図、第6図は第5図の本体枠と接合部
を示す分解斜視図、第7図は第6図の本体枠の分解斜視
図、第8図は表面処理鋼板を用いた換気装置を示す断面
図、第9図は第8図の本体枠と接合部を示す分解斜視
図、第10図(a)は第9図の本体枠の分解斜視図で
(b)は天板と側板のカシメ部の断面図、第11図
(a)は第9図中矢視エを示すコーナー部材取付部の平
面図で(b)はこのコーナー部の要部斜視図である。 図において、 1:本体枠、2:側板 2a:側板部、2b:上部フランジ 2g:段付部、3:天板 3a:上部フランジ である。 なお、図中、同一符号及び同一記号は、同一または相当
部分を示す。
フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭62−162542(JP,U) 野沢健助著「板金工作法」昭43−8− 10,6版 日刊工業新聞社発行 P.158, 159

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の面から構成され換気装置本体枠の側
    面を形成する側板と、この側板の上部を内側に折曲した
    段付部と、この段付部の上端側に形成した上部フランジ
    と、前記側板の下部を外側に折曲した下部フランジと、
    前記側板上部に嵌合され前記段付部内において周縁を前
    記上部フランジと互いにカシメて一体化し前記本体枠の
    天井面を形成する天板と、前記側板のコーナー部付近に
    おいて隣在する前記下部フランジ相互間の隙間を塞ぐコ
    ーナー部材とから構成され、前記側板と嵌合状態にある
    前記天板のコーナー部分の曲率半径が前記側板のコーナ
    ー部の曲率半径より大きくなるよう形成したことを特徴
    とする換気装置。
JP1986068338U 1986-05-07 1986-05-07 換気装置 Expired - Lifetime JPH065545Y2 (ja)

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JPS62181830U (ja) 1987-11-18

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