JP2514029Y2 - シ―ルラバ―取付構造 - Google Patents

シ―ルラバ―取付構造

Info

Publication number
JP2514029Y2
JP2514029Y2 JP1990127900U JP12790090U JP2514029Y2 JP 2514029 Y2 JP2514029 Y2 JP 2514029Y2 JP 1990127900 U JP1990127900 U JP 1990127900U JP 12790090 U JP12790090 U JP 12790090U JP 2514029 Y2 JP2514029 Y2 JP 2514029Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
duct
seal rubber
opening
panel
flange
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1990127900U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0483812U (ja
Inventor
世司一 木林
浩章 玉川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mazda Motor Corp
Original Assignee
Mazda Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mazda Motor Corp filed Critical Mazda Motor Corp
Priority to JP1990127900U priority Critical patent/JP2514029Y2/ja
Publication of JPH0483812U publication Critical patent/JPH0483812U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2514029Y2 publication Critical patent/JP2514029Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Instrument Panels (AREA)
  • Gasket Seals (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、シールラバー取付構造の改良に関する。
(従来の技術) 一般に、自動車等車両のインストルメントパネルには
各種の部品が装着されており、エアコンディショナーも
その1つである。そして、このエアコンディショナーを
備えた車両として、例えば実開昭61-163719号公報に開
示されているように、エアコンディショナーの空調エア
をインストルメントパネル側からドア側に導いて該ドア
側からも吹き出すようにしたものが知られている。
このように、空調エアをインストルメントパネル側か
らドア側に導く場合、通常、ドアを閉めた状態で該ドア
側のダクトとインストルメントパネル側のダクトとが連
結されるようになされており、両ダクト間のシール性を
確保するためにインストルメントパネル側もしくはドア
側のパネル開口部にシールラバーが取り付けられてい
る。そして、この種のシールラバーは、一般にリング状
のシールラバー本体に複数本のピン状の脚部が突設さ
れ、該各脚部をインストルメントパネル側もしくはドア
側のパネル開口部周りの取付孔に挿入することにより取
り付けられるようになされている。
(考案が解決しようとする課題) ところが、上記の従来のシールラバー取付構造では、
複数本の脚部を1本ずつ取付孔に挿入しなければなら
ず、取付作業に手間取るという問題があった。
また、折角、シールラバーで両ダクト間のシール性を
確保し得ても、ダクトとパネルとの接合箇所から空調エ
アが漏れるおそれがあり、しかも該箇所のシール性を確
保するには別のシール材を用いなければならず、部品点
数が増えるという不具合もある。
本考案はかかる点に鑑みてなされたものであり、その
目的とするところは、シールラバーのパネル開口部端縁
との係合箇所の形状を改良することにより、シールラバ
ーの取付作業の容易化、ダクトとパネルとの接合箇所の
シール性の向上および部品点数の低減化を図らんとする
ことにある。さらには、ダクトの取付作業の容易化を図
るとともに、その安定した取付状態を確保せんとするこ
とにある。
(課題を解決するための手段) 上記の目的を達成するため、本考案は、開口部を有し
該開口部周りにダクトのフランジが接続されたパネルの
上記開口部にシールラバーを取り付けるシールラバー取
付構造を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、本考案の解決手段は、上記シールラバーの
外周に設けられた周溝を上記パネルの開口部端縁に嵌合
させる。さらに、上記シールラバーの周溝を構成する溝
構成部のダクト側部分を上記パネルの開口部端縁と上記
ダクトのフランジとで挟持する。また、上記シールラバ
ーの空調エアが流通する流通路の内壁面に上記ダクトの
先端部を挿通させることなく該ダクトのフランジをパネ
ルの開口部周りの裏面に溶着する。さらにまた、上記パ
ネル側に突出し当接体と当接する環状の当接部を上記溝
構成部と一体に形成したことを特徴とする。
(作用) 上記の構成により、本考案では、シールラバーの外周
に設けられた周溝がパネルの開口部端縁に嵌合している
ことから、複数本の脚部を1本ずつ取付孔に挿入する従
来の場合に比べて手間が省けてシールラバーの取付作業
の容易化が図られその作業が短時間に行われる。
また、上記シールラバーの周溝を構成する溝構成部の
ダクト側部分が上記パネルの開口部端縁とダクトのフラ
ンジとで挟持されていることから、ダクトとパネルとの
接合箇所の気密性が確保されて該接合箇所からの空調エ
アの漏れが確実に防止され、シール性の向上が図られ
る。しかも、上記接合箇所のシールはシールラバーの一
部でもって行われるので、別途シール材を用意せずに済
み、その分だけ部品点数の低減化が図られる。
さらに、上記ダクトは、シールラバーの空調エアが流
通する流通路の内壁面に上記ダクトの先端部を挿通させ
ることなく該ダクトのフランジをパネルの開口部周りの
裏面に溶着することでパネルに固定されていることか
ら、ダクトがパネルにぐらつくことなく支持され、その
取付状態が安定する。また、ダクト取付けに際しては、
ダクトのフランジをパネルの開口部周りの裏面に接触さ
せ、この状態で溶着すればよいことから、ダクトの取付
作業が容易になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図ないし第4図は本考案の一実施例に係るシール
ラバー取付構造を自動車等車両のインストルメントパネ
ルAに適用した場合を示す。該インストルメントパネル
Aの車幅方向側面1には、開口部2が形成され、該開口
部2に第2図に示す如き台形状の環状シールラバーCが
取り付けられ、該シールラバーCの台形状の空間を空調
エアが流通する流通路としている。また、上記インスト
ルメントパネルAの開口部2周りの裏面(パネル内部)
には、第1図に拡大詳示するように、図示しないエアコ
ンディショナーから空調エアを導くダクト3のフランジ
4が溶着により接続されて固定されている。
一方、車体に回動自在に支持された当接体としてのド
アBの一側部5には、開口部6が形成され、上記ドアB
の開口部6周りの裏面(ドア内部)には、吹出グリル7
に空調エアを導くダクト(図示せず)のフランジが溶着
により接続されて固定されている。そして、上記ドアB
を閉じた状態で、該ドアBの開口部6外周りが上記シー
ルラバーCに当接して、上記インストルメントパネルA
側のダクト3とドアB側のダクトとの間のシール性を確
保し、上記エアコンディショナーから空調エアを上記両
ダクト3を経て吹出グリルから吹き出すようになされて
いる。
また、上記シールラバーCは、ドアBの開口部6外周
りが当接する縦断面半円形状の当接部8を備えてなり、
本考案の特徴として、該当接部8には縦断面『コ』の字
形の溝構成部としての嵌合部9が一体に形成され、該嵌
合部9の外周には、周溝10が全周に亘って形成されて、
該周溝10を上記インストルメントパネルAの開口部2端
縁に嵌合させることにより、シールラバーCをインスト
ルメントパネルAの開口部2に取り付けるようになされ
ている。
また、この取付状態で、上記ダクト3のフランジ4を
上記シールラバーCの空調エアが流通する流通路の内壁
面に上記ダクト3の先端部を挿通させることなく該ダク
ト3のフランジ4をインストルメントパネルAの開口部
2周りの裏面に接触させ、上記シールラバーCの周溝10
を構成する溝構成部(嵌合部9)のダクト側部分9aを上
記インストルメントパネルAの開口部2端縁と上記ダク
ト3のフランジ4とで挟持するようになされている。な
お、シールラバーCの取付けに際しては、ダクト3はイ
ンストルメントパネルAに接続されておらず、上記シー
ルラバーCを取り付けた後に溶着により接続されるよう
になされている。
このように、本実施例では、シールラバーC(嵌合
部)9の外周に形成した周溝10をインストルメントパネ
ルAの開口部2端縁に嵌合させたことから、複数本の脚
部を1本ずつ取付孔に挿入する場合に比べて手間が省け
てシールラバーCの取付作業の容易化が図られ、その作
業を短時間に行い得ることができる。
また、上記実施例では、シールラバーCの周溝10を構
成する溝構成部(嵌合部9)のダクト側部分9aをインス
トルメントパネルAの開口部2端縁とダクト3のフラン
ジ4とで挟持していることから、ダクト3とインストル
メントパネルAとの接合箇所の気密性を確保し得て該接
合箇所からの空調エアの漏れを確実に防止でき、シール
性の向上を図ることができる。しかも上記接合箇所のシ
ールをシールラバーCの一部でもって行うので、別途シ
ール材を用意せずに済み、その分だけ部品点数の低減化
を図ることができる。
さらに、上記実施例では、シールラバーCの空調エア
が流通する流通路の内壁面にダクト3の先端部を挿通さ
せることなく該ダクト3のフランジ4をインストルメン
トパネルAの開口部2周りの裏面に溶着し、ダクト3を
インストルメントパネルAに固定していることから、ダ
クト3をインストルメントパネルAにぐらつくことなく
支持することができ、ダクト3の取付状態を安定させる
ことができる。また、ダクト取付けに際しては、ダクト
3のフランジ4をインストルメントパネルAの開口部2
周りの裏面に接触させ、この状態で溶着すればよいこと
から、インストルメントパネルAに対するダクト3の取
付作業を容易に行うことができる。
さらに、第5図および第6図は本考案の変形例を示
す。この変形例では、嵌合部9のダクト側部分9aの裏側
にリング状の突条9bを一体に形成し、シールラバーC取
付状態で、該突条9bをダクト3のフランジ4に当接させ
ることにより、ダクト3とインストルメントパネルAと
の接合箇所のシール性を一層向上させるようにしたほか
は、上記実施例の場合と同一であるので同一の構成部分
については同一の符号を付してその詳細な説明を省略す
る。
したがって、この変形例においても上記実施例と同様
の作用効果を奏することができるものである。
なお、上記実施例では、シールラバーCをインストル
メントパネルA側の開口部2に取り付けた場合を示した
が、これとは逆にドアB側の開口部6に取り付けるよう
にしてもよい。この場合、シールラバーCの当接部8が
当接する当接体はインストルメントパネルAの車幅方向
側面1となる。
また、上記実施例では、自動車等車両のインストルメ
ントパネルAに適用した場合を示したが、これに限らな
いことはいうまでもない。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案によれば、シールラバー
の外周に設けられた周溝をパネルの開口部端縁に嵌合さ
せ、かつ上記周溝を構成する溝構成部のダクト側部分を
上記パネルの開口部端縁とダクトのフランジとで挟持し
たので、シールラバーの取付作業の容易化を図ってその
作業を短時間に行うことができるとともに、ダクトとパ
ネルとの接合箇所からのエア漏れを確実に防止してシー
ル性の向上を図ることができ、しかも上記接合箇所のシ
ールをシールラバーの一部でもって行って部品点数の低
減化を図ることができる。さらに、シールラバーの空調
エアが流通する流通路の内壁面にダクトの先端部を挿通
させることなく該ダクトのフランジをパネルの開口部周
りの裏面に溶着することで上記ダクトをパネルに固定し
たので、ダクトの取付状態の安定化を図ることができ、
しかも、ダクトのフランジをパネルの開口部周りの裏面
に接触させて溶着すればよいので、ダクトの取付作業の
容易化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は第3図のI−
I線における断面図、第2図はシールラバーの斜視図、
第3図はインストルメントパネルの開口部位を示す側面
図、第4図はインストルメントパネルとドアとの分解斜
視図である。第5図は変形例を示す第1図相当図、第6
図はシールラバーの縦断面図である。 2……開口部 3……ダクト 4……フランジ 8……当接部 9……嵌合部(溝構成部) 9a……ダクト側部分 10……周溝 A……インストルメントパネル B……ドア(当接体) C……シールラバー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実願 昭63−19270号(実開 平1− 123517号)の願書に添付した明細書及び 図面の内容を撮影したマイクロフィルム (JP,U)

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】開口部を有し該開口部周りにダクトのフラ
    ンジが接続されたパネルの上記開口部にシールラバーを
    取り付けるシールラバー取付構造であって、 上記シールラバーの外周に設けられた周溝を上記パネル
    の開口部端縁に嵌合させ、かつ上記シールラバーの周溝
    を構成する溝構成部のダクト側部分を上記パネルの開口
    部端縁と上記ダクトのフランジとで挟持するとともに、
    上記シールラバーの空調エアが流通する流通路の内壁面
    に上記ダクトの先端部を挿通させることなく該ダクトの
    フランジをパネルの開口部周りの裏面に溶着する一方、 上記パネル側に突出し当接体と当接する環状の当接部を
    上記溝構成部と一体に形成したことを特徴とするシール
    ラバー取付構造。
JP1990127900U 1990-11-29 1990-11-29 シ―ルラバ―取付構造 Expired - Fee Related JP2514029Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990127900U JP2514029Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 シ―ルラバ―取付構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1990127900U JP2514029Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 シ―ルラバ―取付構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0483812U JPH0483812U (ja) 1992-07-21
JP2514029Y2 true JP2514029Y2 (ja) 1996-10-16

Family

ID=31875382

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1990127900U Expired - Fee Related JP2514029Y2 (ja) 1990-11-29 1990-11-29 シ―ルラバ―取付構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2514029Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE102013201737B4 (de) * 2013-02-04 2020-10-29 Denso Corporation Schaumstoffdichtung an einem Gehäuse für ein Klimagerät

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6319270A (ja) * 1986-07-11 1988-01-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd サ−マルヘツドおよびその製造法
JPH078261Y2 (ja) * 1988-02-18 1995-03-01 三菱自動車工業株式会社 ドア格納式サイドデフロスタ用空調ダクトのジョイント構造

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0483812U (ja) 1992-07-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3826268B2 (ja) 車両用スピーカの取り付け構造
JP2514029Y2 (ja) シ―ルラバ―取付構造
JP3278131B2 (ja) 角ダクトに用いるコーナーピース
JPH0532693Y2 (ja)
JPH1086651A (ja) 自動車用配管のシール構造
JPS6036829Y2 (ja) 局所冷房用吹出装置
JP3533988B2 (ja) 車両用空調ダクトの接続構造
JP2004234883A (ja) グロメット構造
JP3296479B2 (ja) ダクトの固定構造
JP3804081B2 (ja) 通風ダクト
JP3806336B2 (ja) 車両用スピーカ取り付け構造
JP2607614Y2 (ja) 燃料タンク用バルブ
JPH0327224Y2 (ja)
JPS6029331A (ja) エンジン吸気ダクトの取付構造
JPS6130925B2 (ja)
JPH0739690Y2 (ja) 車両用空気調和装置の蒸発器ケース
JP2001341523A (ja) 車両用空調装置の空気吹き出し装置
JPS6341266Y2 (ja)
JPS6342650Y2 (ja)
JP2005132228A (ja) 車両用内装部品の取り付け構造
JPH0237655Y2 (ja)
JPH1089756A (ja) ダクトの連結構造
JPH065547Y2 (ja) ダクト用換気扇
JP4449631B2 (ja) 吸気ダクト
JPH0820217A (ja) 内外気切換装置

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees