JP2005132228A - 車両用内装部品の取り付け構造 - Google Patents

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真吾 柳橋
Hajime Mochizuki
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Abstract

【課題】 別部品を必要とせずに内装材と内装部品との間の隙間のシールが行える内装部品の取り付け構造を提供する。
【解決手段】 芯材1aの表面が弾性を有する表皮1bにより被覆された内装材1の開口部3に、内装部品4を嵌着した車両用内装部品の取り付け構造であって、開口部3の開口3aに、表皮1bの一部を延設してシール部5を形成し、かつ開口部3に嵌着された内装部品4の外周面にシール部5を圧接させることにより、開口部3の開口3aと内装部品4間の隙間7をシールするようにしたもので、別部品を必要とせずに内装材1と内装部品4との間の隙間7のシールが行えるため、部品点数の削減と部品コストの低減が図れる。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車室内へ空気を吹き出すベンチレータのような車両用内装部品の内装材へのの取り付け構造に関する。
従来自動車等の車両には、エアコンディショナ(エアコン) により調和された空気を車室内へ吹き出すベンチレータのような内装部品が、例えばインストルメントパネルに設けられている(例えば特許文献1)。
実開平3-2812号公報。
前記特許文献1に記載された「自動車用ベンチレータの取り付け構造」は、表面が発泡プラスチックよりなる表皮で被覆されたインストルメントパネルの開口部にベンチレータを取り付け、ベンチレータの一端に設けたフランジ部により開口部周辺の表皮を、インストルメントパネルの前面に設けたプラスチックシートに押し付けると共に、ベンチレータの他端に設けた係止部を開口部の後端縁に係止することにより、インストルメントパネルの開口部に対してベンチレータを取り付けた構造となっている。
そしてインストルメントパネルの前面と表皮の間に設けたプラスチックシートにより、開口部とベンチレータの間の隙間から空気が漏れるのをシールしている。
しかし前記特許文献1に記載のように、インストルメントパネルの前面に設けたプラスチックシートに表皮を押し付けてシールを行うようにしたものでは、別部材であるプラスチックシートを予め用意する必要があることから、部品点数が多くなってコスト高となる問題がある。
またプラスチックシートは、予めインストルメントパネルの開口部周辺に接着等の手段で取り付けておく必要があるため手間がかかる上、インストルメントパネルの開口部にベンチレータを取り付ける際、プラスチックシートが剥離しないよう注意しながらベンチレータを組み込む必要があるため、組み立てに時間がかかって作業能率が悪い等の問題もある。
さらにベンチレータは、エアコンにより冷却された空気を車室内へ吹き出すことからベンチレータの周辺に結露することがよくあるが、インストルメントパネルに接着したプラスチックシートが結露によって剥離しやすくなるため、シール効果が早期に低下する等の問題もある。
本発明はかかる従来の問題を改善するためになされたもので、別部品を必要とせずに内装材と内装部品との間の隙間のシールが行える内装部品の取り付け構造を提供することを目的とするものである。
本発明の車両用内装部品の取り付け構造は、開口部を有する芯材の表面が弾性を有する表皮により被覆された内装材の開口部に、内装部品を嵌着した車両用内装部品の取り付け構造であって、開口部の開口に、表皮の一部を延設してシール部を形成し、かつ開口部に嵌着された内装部品の外周面にシール部を圧接させることにより、開口部の開口と内装部品間の隙間をシールするようにしたものである。
前記構成により、別部材であるプラスチックシートを予め用意する必要がないため、部品点数の削減と部品コストの低減が図れると共に、プラスチックシートを予め内装材の開口部周辺に接着等の手段で取り付けておく必要がないため、内装材の開口部に内装部品を取り付ける際、プラスチックシートが剥離しないよう注意しながら内装部品を組み込む必要がなく、これによって組み立て時の作業能率の向上と、組み立てコストの削減が図れるようになる。
本発明の車両用内装部品の取り付け構造は、ウレタンRIM成形により芯材の表面に表皮を成形する際、シール部を同時に成形したものである。
前記構成により、表皮の成形時にシール部が成形できるため、後からシール部を成形する場合に比べて工程数の削減が図れる上、製作コストの低減も図れる。
本発明の車両用内装部品の取り付け構造は、内装材は車室内に設けられたインストルメントパネルであって、インストルメントパネルに空気吹き出し口となる開口部を形成し、前記内装部品は、前記空気吹き出し口となる開口に嵌着されるベンチレータであることを特徴とするものである。
前記構成により、開口部とベンチレータのケース外周面との隙間より空気の一部が漏洩することがないため、ルーバにより風向調整した際、風向性能が低下することがないと共に、ルーバにより空気吹き出し口を全閉した際、空気が車室内に漏れ出すこともない。
またエアコンにより冷却された空気を車室内へ吹き出す際ベンチレータの周辺に結露が生じても、結露によってシール部が剥離することがないため、シール効果が早期に低下することもない。
本発明の車両用内装部品の取り付け構造によれば、別部材であるプラスチックシートを予め用意する必要がないため、部品点数の削減と部品コストの低減が図れると共に、プラスチックシートを予め内装材の開口部周辺に接着等の手段で取り付けておく必要がないため、内装材の開口部に内装部品を取り付ける際、プラスチックシートが剥離しないよう注意しながら内装部品を組み込む必要がなく、これによって組み立て時の作業能率の向上と、組み立てコストの削減が図れるようになる。
本発明の車両用内装部品の取り付け構造を、ベンチレータに実施した実施の形態について図面を参照して詳述する。
図1は車両用内装部品であるベンチレータが設けられたインストルメントパネルの斜視図、図2はインストルメントパネルのベンチレータ取り付け部に開口された開口部の斜視図、図3は図1のA−A線に沿う断面図、図4は図2のB−B線に沿う断面図である。
車両の車室(図示せず)前部に設けられたインストルメントパネル1は、運転席の前方に計器類(ともに図示せず)を取り付けるための計器取り付け部2が設けられており、ほぼ中央部と両端側にベンチレータ4が取り付けられている。
これらベンチレータ4は、エアコン( 図示せず)により調和された空気を車室内へ吹き出すもので、インストルメントパンメル1の所定個所に開口された開口部3に車室側より圧入することにより取り付けられている。
インストルメントパネル1は、PPC等の合成樹脂により成形された芯材1aの表面が、ウレタン反応射出(RIM)成形により成形されたウレタン発泡樹脂よりなる表皮1bにより被覆されている。
ベンチレータ4を取り付けるインストルメントパネル1の開口部3は、芯材1aを射出成形する際に成形されていて、ベンチレータ4のケース4aが嵌合する開口3aと、開口3aの周辺に形成された凹段部3bとからなり、凹段部3bに、ケース4aの一端側突設されたフィニッシャ4bが車室側より嵌合されるようになっている。
開口部3を形成する凹段部3bの表面も、図3に示すように表皮1bにより被覆されていると共に、開口3aには、表皮1bの一部が開口3aより内側へリップ状に延設されていて、このリップ部が表皮1bと一体となったシール部5となっている。
シール部5は表皮1bをウレタンRIM成形する際、表皮1bと一体に成形されていて、ベンチレータ4の挿入方向に弾性を有すると共に、シール部5の先端縁には、断面が例えば円形の突条5aが開口縁全周に形成されている。
一方ベンチレータ4は、例えば角筒状のケース4aの一端側にフィニッシャ4bが額縁状に突設されていて、フィニッシャ4bを開口部3の凹段部3bに車室側より圧入した際、フィニッシャ4bの前面とインストルメントパネル1の前面がほぼ同一平面となるようにフィニッシャ4bの高さが設定されている。
フィニッシャ4bが設けられたケース4aの一端側は空気吹き出し口4cとなっていて、この空気吹き出し口4cに、風向を調整する複数の横ルーバ4dと複数の縦ルーバ(図示せず)が前後方向に離間して設けられている。
これら横ルーバ4dと縦ルーバは、フィニッシャ4bの前面に突出されたダイヤル4fにより回動自在となっていて、ダイヤル4fにより横ルーバ4dと縦ルーバの角度を変えることにより、空気吹き出し口4cより車室内へ吹き出される空気の風向が自由に調整できるようになっている。
またケース4aの外側面には、取り付け孔3の開口部3aに後方より係合する略くの字形の係止爪4gが複数個所設けられていて、これら係止爪4gにより開口3aの開口縁にベンチレータ4が係止されていると共に、ベンチレータ4の後端には、インストルメントパネル1の裏側に配管されたダクト6が接続されている。
ダクト6は半割構造となっていて、開口端部に形成されたフランジ6aが開口部3の凹段部3bに、裏側より振動溶着や接着等の手段で固着されている。
次に前記構成された車両用内装部品の取り付け構造の作用を説明する。
芯材1aの表面にウレタンRIM成形により表皮1bを成形する際に表皮1bの一部が開口部3の開口3a側へ延設されてシール部5が形成されていることから、インストルメントパネル1にベンチレータ4を取り付けるべく車室側よりベンチレータ4を圧入すると、ベンチレータ4のケース4aに押圧されたシール部5が図4の実線位置から仮想線位置へ弾性変形する。
その後さらにベンチレータ4を押し込むと、ケース4aの外側面に突設された係止爪4gが縮小した後開口3aの開口縁に達したところで再び拡開するため、係止爪4gが開口縁に係止されて、インストルメントパネル1に対してベンチレータ4が固定される。
また表皮1bと一体に形成されたシール部5が弾性によりケース4a方向へ復帰されて、シール部5の開口縁に形成された突条5aがケース4aの外側面に圧接されるため、ダクト6よりケース4a内へ送り込まれた空気の一部がケース4aとダクト6の間の隙間7を通過してシール部5付近に達しても、リップ状のシール部5によりシールされて、インストルメントパネル1とベンチレータ4のフィニッシャ4b間より車室側へ空気が漏洩することがない。
なお前記実施の形態では、ベンチレータ4のケース4a外側に設けた係止爪4gによりベンチレータ4をインストルメントパネル1の開口部3に固定するようにしたが、図5に示す変形例のように、フィニッシャ4bより突設したフック状の係止爪4hをダクト6のフランジ6aに形成した係止孔6bに挿入することにより、インストルメントパネル1の開口部3に対してベンチレータ4を固定するようにしてもよい。
この場合も表皮1bと一体に形成したシール部5をベンチレータ4のケース4a外側面へ圧接させることにより、インストルメントパネル1とベンチレータ4のフィニッシャ4b間より車室側へ空気が漏洩するのを防止することができる。
また図6に示す変形例のように、開口部3を形成する開口3aの内周面とベンチレータ4のケース4a間にシール部5を挟入して、シール部5の先端に形成された突条5aを開口3aの内周面とケース4aの外周面の間で圧迫することにより、インストルメントパネル1とベンチレータ4のフィニッシャ4b間より空気が車室側へ漏洩するのをシールするようにしてもよい。
本発明の車両用内装部品の取り付け構造は、別部材であるプラスチックシートを予め用意する必要がないため、部品点数の削減と部品コストの低減が図れると共に、プラスチックシートを予め内装材の開口部周辺に接着等の手段で取り付けておく必要がないため、内装材の開口部に内装部品を取り付ける際、プラスチックシートが剥離しないよう注意しながら内装部品を組み込む必要がなく、これによって組み立て時の作業能率の向上と、組み立てコストの削減が図れるようになるので、空気吹き出し口より車室内に吹き出される空気の風向調整を行うベンチレータの取り付けのみならず、車室内を照明する照明器具やカップホルダー等の内装部品と内装材との取り付け部に生じる隙間のシールや遮蔽、可動部品の可動部に発生する隙間の遮蔽等にも適用できるものである。
本発明の実施の形態になる車両用内装部品の取り付け構造を採用したインストルメントパネルの斜視図である。 本発明の実施の形態になる車両用内装部品の取り付け構造を採用したインストルメントパネルの開口部を示す斜視図である。 図1のA−A線に沿う断面図である。 図2のB−B線に沿う断面図である。 本発明の実施の形態になる車両用内装部品の取り付け構造の変形例を示す断面図である。 本発明の実施の形態になる車両用内装部品の取り付け構造の変形例を示す断面図である。
符号の説明
1 内装材(インストルメントパネル)
1a 芯材
1b 表皮
3 開口部
3a 開口
4 内装部品(ベンチレータ)
5 シール部
7 隙間

Claims (3)

  1. 開口部を有する芯材の表面が弾性を有する表皮により被覆された内装材の前記開口部に、内装部品を嵌着した車両用内装部品の取り付け構造であって、前記開口部の開口に、前記表皮の一部を延設してシール部を形成し、かつ前記開口部に嵌着された前記内装部品の外周面に前記シール部を圧接させることにより、前記開口部の開口と前記内装部品間の隙間をシールしたことを特徴とする車両用内装部品の取り付け構造。
  2. ウレタンRIM成形により前記芯材の表面に前記表皮を成形する際、前記シール部を同時に成形してなる請求項1に記載の車両用内装部品の取り付け構造。
  3. 前記内装材は車室内に設けられたインストルメントパネルであって、前記インストルメントパネルに空気吹き出し口となる開口部を形成し、前記内装部品は、前記空気吹き出し口となる開口に嵌着されるベンチレータであることを特徴とする請求項1または2に記載の車両用内装部品の取り付け構造。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010095182A (ja) * 2008-10-17 2010-04-30 Calsonic Kansei Corp 空調グリル部品取付構造
JP2011257109A (ja) * 2010-06-11 2011-12-22 Kuken Kogyo Co Ltd 吹出口装置

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