JP3477939B2 - 車両用ベントダクト - Google Patents
車両用ベントダクトInfo
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- opening
- vehicle
- vent duct
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- duct
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Description
ーションに関するものであり、詳しくは、車室内に導入
した空気を外部に排出するための車両用ベントダクトに
関するものである。
レーションの最下流側にはクォーターベントダクト30
が設けられ、このクォーターベントダクト30を通して
車室内の空気を外部に排出するようになっている。この
クォーターベントダクト30は、室内空気が出やすく外
気が入りにくい構造となっている。より具体的な構造を
図5に示す。
1を有する本体部32と、本体部32の外周部を囲む鍔
部33とを備え、鍔部33は剛性が高くなっている。鍔
部33には係合突起34が形成されるとともに係合突起
34の外側には環状のシール材35が設けられている。
そして、ボディ36に設けられた開口部37に係合突起
34を挿入し係合することにより鍔部33とボディ36
の一面との間でシール材35を押しつぶすことによりシ
ールしている。又、本体部32の開口部31にはバタフ
ライ(図示略)が配置され、このバタフライを通して車
室内の空気が外部に排出されるとともに外部からの塵や
埃が車室内に入るのが防止されるようになっている。
構造においては、シール材35の設置箇所の内側に係合
突起34を配置しシール部の内側を取付部としているの
で、空気が通過する開口部31の幅W10を大きくする
ことには限界があり、敢えて開口部31の幅W10を大
きくしようとすると、ベントダクト30が大型化してし
まう。
ことなく、空気が通過する開口面積を大きくすることが
できる車両用ベントダクトを提供することにある。
は、車両後部においてボディの開口部に装着され、車室
内の空気を外部に排出する車両用ベントダクトにおい
て、板状の前記ボディの開口部内に配置され、開口部を
有する本体部と、前記本体部の開口部に設けられたバタ
フライと、前記本体部の周縁部に設けられ、前記板状の
ボディの開口縁部を両側から気密状態にて挟持する挟持
部とを備え、前記挟持部は、高い剛性を有する第1部材
と、当該第1部材に対向し、かつ弾性を有する第2部材
とからなり、当該第1部材は前記本体部と一体形成さ
れ、車室内側に二段に折り曲げられている車両用ベント
ダクトをその要旨とする。
の発明における前記第1部材と第2部材とは、2色成形
により形成された車両用ベントダクトをその要旨とす
る。 (作用) 請求項1に記載の発明によれば、本体部がボディの開口
部内に配置されるとともに、挟持部が本体部の周縁部に
おいて板状のボディの開口縁部を両側から気密状態にて
挟持する。ここで、挟持部は気密状態にて挟持している
ので、シール部と取付部とを兼ねている。よって、開口
部の面積は、シール部材と取付部材とを別々に設ける場
合に比べ、大きくすることができる。
い剛性を有する第1部材をボディの開口縁部での一面に
当接させ、この状態で弾性を有する第2部材を変形させ
てボディの開口縁部における他方の面に当接させること
により取り付けられる。又、取付け後においては、弾性
を有する第2部材により気密状態が保持される。
に記載の発明の作用に加え、第1部材と第2部材とは2
色成形により容易に形成される。
面に従って説明する。図2には、車両用ベントダクト
(クォータベントダクト)の正面図を示し、図1には図
2のA−A断面図を示す。又、図3には図2のB−B断
面図(縦断面図)を示す。
れるボディ2について説明すると、ボディ2は鉄板より
なり、リヤバンパの取付け位置でのボディ2には開口部
3が設けられている。この開口部3は四角形状をなして
いる。又、ボディ2の開口部3付近は車室内側に窪んで
いる。
部3内に配置される本体部4と、本体部4の開口部5に
配置されるインナ部6と、同じく本体部4の開口部5に
配置されるバタフライ7a,7b,7cと、バタフライ
7a,7b,7cを支持するリテーナ8とを備えてい
る。本体部4とインナ部6とリテーナ8とは、PP材等
の合成樹脂よりなり、一体形成されている。
持部9が全周にわたり形成されている。挟持部9は第1
部材9aと第2部材9bとからなる。第1部材9aは高
い剛性を有するPP材よりなり、第2部材9bは軟質塩
化ビニールよりなり弾性を有する。第1部材9aは本体
部4と一体形成され、車室内側に二段に折り曲げられて
いる。第1部材9aの最初の段差部には板状の第2部材
9bが固着され、この第2部材9bと第1部材9aの二
段目の段差部との間にボディ2の板厚よりも狭い間隙が
形成されている。この隙間にボディ2の開口部3の縁部
が挟み込まれ、気密状態にて挟持している。第1および
第2部材9a,9bは2色成形により形成されたもので
ある。
とすると、車両用ベントダクト1の開口部5の横幅W1
はW1<W2である。又、第1部材9aの外周側の端面
での横幅W3は、ボディ2の開口部3の横幅W2よりも
大きい(W3>W2)。さらに、第2部材9bの外周側
の端面での横幅W4は、第1部材9aの横幅W3よりも
大きい(W4>W3)である。つまり、1/2 ・(W3−
W2)が横方向での挟み代となっている。
て水平方向に延びる帯板状の横プレート6aと、垂直方
向に延びる帯板状の縦プレート6bとからなる。横プレ
ート6aにはバタフライ7a,7b,7cが開閉可能に
支持されている。バタフライ7a,7b,7cは四角形
状のゴム板材よりなり、バタフライ7a,7b,7cの
上端部に配置したリテーナ部8を溶かすことによりバタ
フライ7a,7b,7cが横プレート6aに熱溶着され
ている。このバタフライ7a,7b,7cにより車室内
側と外気側とが遮断されている。
示すように、リヤバンパ10が配置されている。そし
て、図3において二点鎖線に示すようにバタフライ7
a,7b,7cがインナ部6から離れてバタフライ7
a,7b,7cが開くことにより車室内側と外気側とが
連通して車室内の空気が外気側に排出される。又、バタ
フライ7a,7b,7cとインナ部6とが密着してバタ
フライ7a,7b,7cが閉じた状態においては外気側
からの塵、埃の侵入が防止される。
クト(クォータベントダクト)1の取付け手順を説明す
る。挟持部9における高い剛性を有する第1部材9a
を、ボディ2の開口部3の縁部での一面に当接させ、こ
の状態で弾性を有する第2部材9bを変形させてボディ
2の開口部3の縁部における他方の面に当接させて、挟
持部9の第1部材9aと第2部材9bとの間にボディ2
の開口部3の縁部を挟み込む。このようにして挟持部9
により移動不能に固定され、車両用ベントダクト1が取
り付けられる。又、取付け後においては、弾性を有する
第2部材9bにより気密状態が保持される。
しては、変形によりボディ2の開口部3に装着する場合
について説明したが、スライド方式により装着するよう
にしてもよい。つまり、ボディ2の開口部3の一部に幅
広部を設け、ここを起点にしてボディ2の開口部3の縁
部に対し車両用ベントダクト1の挟持部9をスライドさ
せて挟持するようにしてもよい。
と本例のベントダクト1との開口面積の比較を行う。図
5に示す従来のベントダクト30においてはダクト幅W
13とシール部の幅W12と取付部の幅W11と開口部
幅W10との関係において W13>W12>W11>W10・・・(1) を満たす必要がある。
おいては開口部幅W1は W4>W3>W2>W1・・・(2) を満たす必要がある。ここで、図5の(W13−W1
2)および(W11−W10)はある程度小さくできる
が、(W12−W11)は十分大きな値をとる必要があ
る。即ち、係合突起34とシール材35とを十分に離間
して配置する必要がある。図1の(W4−W3)は
「0」あるいは極めて小さくてもよく、(W3−W2)
および(W2−W1)も小さくてもよい。よって、図5
のW13と図1のW4を等しくしてダクトとして同じサ
イズにした場合には、W1>W10とすることができ
る。換言すれば、図5のボディの開口部の幅よりも図1
のボディの開口部の幅を大きくすることができる。この
ように、図1と図5の比較においてダクトサイズが等し
い場合には、空気が通過する開口面積を大きくすること
ができる。
の周縁部にボディ2の開口縁部を両側から気密状態にて
挟持する挟持部9を設けたので、シール部と取付部とを
兼ねており、開口面積は、シール部と取付部とを別々に
設ける場合に比べ、大きくすることができる。
ィに対し外気側より車室内側に向かって力を加えること
により装着していたが、本例ではボディ2の開口縁部に
挟持部9を変形させながら取り付ければよいので、その
取付けは容易なものとなる。
2色成形により容易に形成される。
発明によれば、大型化を招くことなく、空気が通過する
開口面積を大きくすることができる優れた効果を発揮す
る。
とともに、気密状態を保持することができる。請求項2
に記載の発明によれば、請求項1に記載の発明の効果に
加え、第1部材と第2部材とを2色成形により容易に形
成することができる。
ト)の正面図。
視図。
ダクト)の断面図。
…本体部、5…開口部、7a,7b,7c…バタフラ
イ、9…挟持部、9a…第1部材、9b…第2部材
Claims (2)
- 【請求項1】 車両後部においてボディの開口部に装着
され、車室内の空気を外部に排出する車両用ベントダク
トにおいて、 板状の前記ボディの開口部内に配置され、開口部を有す
る本体部と、 前記本体部の開口部に設けられたバタフライと、 前記本体部の周縁部に設けられ、前記板状のボディの開
口縁部を両側から気密状態にて挟持する挟持部とを備
え、 前記挟持部は、高い剛性を有する第1部材と、当該第1
部材に対向し、かつ弾性を有する第2部材とからなり、
当該第1部材は前記本体部と一体形成され、車室内側に
二段に折り曲げられている ことを特徴とする車両用ベン
トダクト。 - 【請求項2】 前記第1部材と第2部材とは、2色成形
により形成されたものである請求項1に記載の車両用ベ
ントダクト。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22397795A JP3477939B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 車両用ベントダクト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP22397795A JP3477939B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 車両用ベントダクト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0966731A JPH0966731A (ja) | 1997-03-11 |
JP3477939B2 true JP3477939B2 (ja) | 2003-12-10 |
Family
ID=16806647
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP22397795A Expired - Lifetime JP3477939B2 (ja) | 1995-08-31 | 1995-08-31 | 車両用ベントダクト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3477939B2 (ja) |
-
1995
- 1995-08-31 JP JP22397795A patent/JP3477939B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0966731A (ja) | 1997-03-11 |
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