JPH0537851Y2 - - Google Patents

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JPH0537851Y2
JPH0537851Y2 JP1987027746U JP2774687U JPH0537851Y2 JP H0537851 Y2 JPH0537851 Y2 JP H0537851Y2 JP 1987027746 U JP1987027746 U JP 1987027746U JP 2774687 U JP2774687 U JP 2774687U JP H0537851 Y2 JPH0537851 Y2 JP H0537851Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、例えば自動車等の車体開口部と、
この開口部を開閉自在とするドアとの間をシール
するウエザストリツプ構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、車体開口部を開閉するよう取付けられる
ドアにおいて、その上部にドアガラスを上下摺動
自在に案内するドアフレームが固着された所謂ド
アフレーム付車両におけるウエザストリツプ構造
は、第5図に示すようにドアガラス9の外形形状
と略同一形状の略矩形形状(コ字形状)を成すド
アフレーム1が図示していないドア上部に固着さ
れており、このドアフレーム1には、第5図に示
すようなドア閉時に、例えばルーフサイドアウタ
レール2b等、車体2に弾接するドアウエザスト
リツプ30が、前記ドアフレーム1に沿つて取付
けられる(一般的には、この第5図に示すような
発泡材等による中空状の断面形状を成し、かつド
アの全周にわたつてこのような断面形状が連続す
る所謂全周にわたつて同一断面形状を成してい
る)と共に、車体2の開口部2aの周縁を形成す
るオープニングフランジ4(前記ルーフサイドア
ウタレール2bとルーフサイドインナレール2c
との端部衝合フランジ部位)には、ドア閉時に前
記ドアフレーム1及び前記ドアウエザストリツプ
30に弾接するオープニングウエザストリツプ5
0が、前記車体開口部2aを形成するオープニン
グフランジ4に沿つて取付けられている(前記ド
アウエザストリツプ30と同様、オープニングフ
ランジ4の全周にわたつてこの第5図に示すよう
な中空状の同一断面形状を成している)。
尚、この構成では、前記オープニングウエザス
トリツプ50が前記オープニングフランジ4に直
接取付けられる構成ではなく、このオープニング
フランジ4(ルーフサイドアウタレール2bとル
ーフサイドインナレール2cとの端部衝合フラン
ジ部位)を覆う内装材であるオープニングガーニ
ツシュ6に前記オープニングウエザストリツプ5
0が接着等により取付けられる構成を示してい
る。即ちドアフレーム1を含めたドアの全周及び
車体開口部2aのオープニングフランジ4の全州
にわたつてドアウエザストリツプ30及びオープ
ニングウエザストリツプ50が配置され取付けら
れている。
また、ドア閉時においてドアフレーム1と車体
2の上方側端部におけるルーフドリツプチヤンネ
ル2dもしくはルーフドリツプモール2eとの間
に形成される間隙による風切音の発生を防止すべ
く、この間隙を塞ぐため、前記ドアフレーム1の
車外側には、ドア閉時に前記ルーフサイドアウタ
レール2b及びルーフドリツプチヤンネル2dも
しくはルーフドリツプモール2eに弾接するリツ
プ部を有する第2ドアウエザストリツプ7が前記
ドアフレーム1に沿つて取付けられる(この第2
ドアウエザストリツプ7は必要に応じて取付けら
れるものであり、取付けられていない構成もあ
る)と共に、この第2ドウエザストリツプに対向
する前記ドアフレーム1の車両下方側には、ドア
ガラス9閉時におけるこのドアガラス9と前記ド
アフレーム1との間をシールするためのドアガラ
スラン8が取付けられている。尚、この第5図の
図中の符号2fはルーフパネル側端部を示してい
る。
そして、ドア閉時にはこの第5図に示すよう
に、前記ドアフレーム1に取付けたドアウエザス
トリツプ30及び第2のドアウエザストリツプ7
が車体2のルーフサイドアウタレール2b及びル
ーフドリツプチヤンネル2dもしくはルーフドリ
ツプモール2eに弾接すると共に、車体開口部2
aを形成するオープニングフランジ4(この構成
ではオープニングフランジ4を覆うオープニング
ガーニツシュ6)に取付けたオープニングウエザ
ストリツプ50が前記ドアフレーム1に弾接する
ことにより、これら各ウエザストリツプ30,5
0,7でドア閉時におけるドアフレーム1と車体
2の開口部2との間をシールするよう構成されて
いる。
尚、このようなウエザストリツプ構造を示す従
来技術として、例えば実開昭59−62017号公開公
報(実願昭57−158645号)がある。
一方、このようなウエザストリツプ構造を成す
ドア及び車体構造においては、車両の特に高速走
行時、閉じられたドアガラス9の表面部に負圧が
発生し、この負圧により前記ドアガラス9を上下
摺動自在に案内拘束しているドアフレーム1が車
外側に吸い出される現象が生じるため、ドアフレ
ーム1と車体2とのシール性を十分確保できない
と共に風切音等が発生するという不具合が生じ
る。そこでこのような不具合を防止すべく前記ド
アフレーム1の吸い出されを防止するため、従来
このドアフレーム1自体の剛性を高めること、ド
アウエザストリツプ30及び第2ドアウエザスト
リツプ7、オープニングウエザストリツプ50等
の撓み荷重を大きくする、即ち弾発力を大きくす
ること、及びドアウエザストリツプ30等の撓み
代を大きくする、即ちドアフレーム1が吸い出さ
れてもドアウエザストリツプ30が追従変形し
て、ドアフレーム1と車体2とのシール性を確保
すること等の対策が施されている。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし第5図に示すウエザストリツプ構造の場
合、車両の高速走行時においてドアフレーム1の
車外側への吸い出されを防止すべく、このドアフ
レーム1自体の剛性を高めるためには、例えばド
アフレーム1の板厚を厚くすること等によるた
め、重量及びコストが増加する。また、ドアウエ
ザストリツプ30及び第2ドアウエザストリツプ
7、オープニングウエザストリツプ50等の撓み
荷重、即ち弾発力をこれら弾性部材全体にわたり
大きくすると、ドア閉時において撓み荷重が大き
く成りドアが閉まり難くなるとともに、ドアを確
実に閉じるためには大きな閉力が必要になり、こ
れによりドア閉時の閉まり音も大きくなる。さら
に、ドアウエザストリツプ30等の撓み代を大き
くすると、このドアウエザストリツプ30等の見
栄えが低下する。特にドア閉時において撓み代を
大きくしたドアウエザストリツプ30等がはみ出
したりして見栄えがさらに低下する。
そこでこの考案は、ドアフレームの重量及びコ
ストを増加させることなく、かつドア閉時におけ
るドアの閉じ易さ及びドアウエザストリツプ等の
見栄えを低下させることなく、高速走行時におけ
るドアフレームの車外側への吸い出されを減少さ
せることを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
そのためこの考案は、ドア本体の上部に略矩形
形状を成すドアフレームが固着されるとともに、
このドアフレームにはドア閉時に車体に弾接する
ドアウエザストリツプが前記ドアフレームに沿つ
て取付けられ、かつ車体側の開口部を形成するオ
ープニングフランジにはドア閉時に前記ドアフレ
ームに弾接するオープニングウエザストリツプが
前記オープニングフランジに沿つて取付けられて
おり、ドア閉時には前記各ウエザストリツプでド
アと車体の開口部との間をシールするように成し
たウエザストリツプ構造において、前記ドアウエ
ザストリツプ及び前記オープニングウエザストリ
ツプにおける前記ドアフレームの前部上方角部近
傍以外を中空状の断面形状に形成し、かつ前記ド
アフレームの前部上方角部近傍の前記ドアウエザ
ストリツプ及びオープニングウエザストリツプの
少なくともいずれか一方を中実状に形成し他の部
分より弾発力を高めて成り、ドアを閉めた状態で
前記ドアフレームを前記上方角部近傍以外のドア
ウエザストリツプ及びオープニングウエザストリ
ツプに比べ、車外側に押し出すようにしたことを
特徴とするものである。
〔作用〕
上述の手段によれば、ドアウエザストリツプ及
びオープニングウエザストリツプの少なくともい
ずれか一方において、前部上方角部近傍のみを中
実状に形成し、この部位における弾発力を高める
ことで、ドアを閉じた状態でのドアフレームが上
方角部近傍以外の中空状の断面形状を有するドア
ウエザストリツプ及びオープニングウエザストリ
ツプ取付け領域に比べ車外側に押し出るので、ド
アフレーム自体の剛性を高めることによる重量及
びコストの増加を伴うことなく、高速走行時にお
ける吸い出され現象を従来に比べ減少させること
ができる。また、ウエザストリツプはドアフレー
ムの前部上方角部近傍以外は中空状としているた
め、ウエザストリツプの撓み荷重は全てが中空状
のものと比べほとんどかわらない。
〔実施例〕 以下、添付図面に基づいてこの考案の実施例を
説明する。
第1図から第4図までの図面はこの考案の実施
例を示しており、ドア閉時におけるこのドアと車
体の間をシールするため取付けられるウエザスト
リツプ構造として、例えばドア本体の上部にドア
フレームが固着された所謂ドアフレーム付き車両
を例に挙げて説明すると第2図に示すようにドア
D本体の上部に、ドアガラス9の外形形状と略同
一形状である略矩形形状をなすドアフレーム1が
固着されており、一般にこのドアフレーム1の車
両前方側の車両前方辺11におけるドアD本体へ
の固着部位である前部下方角部域1bを第1コー
ナー部1b、前部上方角部域1aを第2コーナー
部1a、図示してないセンタピラーに隣接する車
両後方側の車両後方辺12の後部上方角部域1c
を第3コーナー部1cと称する。
このドアフレーム1には、ドアD閉時に車体2
(例えばルーフサイドアウタレール2b)に弾接
する中空状の同一断面形状を成すドアウエザスト
リツプ3が前記ドアフレーム1に沿つて取付けら
れると共に、車体2の開口部2aの周縁を形成す
るルーフサイドアウタレール2bとルーフサイド
インナレール2cとの端部衝合フランジから成る
オープニングフランジ4には、このオープニング
フランジ4を覆うように取付けられた内装材であ
るオープニングガーニツシュ6に接着固定され、
ドアD閉時に前記ドアフレーム1に弾接する中空
状の同一断面形状をなすオープニングウエザスト
リツプ5が前記オープニングガーニツシュ6に沿
つて取付けられている。ここで、前記オープニン
グウエザストリツプ5は前記オープニングフラン
ジ4に直接取付けられている構成であつてもよ
い。
尚、この第1図の図中の符号7は前記ドアフレ
ーム1の車外側に取付けられた第2ドアウエザス
トリツプであつて、ドアD閉時にはこの第2ドア
ウエザストリツプ7の各リツプ部がそれぞれ車体
2側のルーフサイドアウタレール2b及びルーフ
ドリツプチヤンネル2dもしくはルーフドリツプ
モール2eに弾接するよう成されているが、この
第2ドアウエザストリツプ7は必要に応じて取付
けられるものであり、この第2ドアウエザストリ
ツプ7を取付けない構成もあるとともに、符号8
はドアガラス9閉時のドアガラス9とドアフレー
ム1との間をシールするため、このドアフレーム
1の車両下方側に取付けられるドアガラスランで
ある。また、符号2fはルーフパネル側端部であ
る。
ここで、前記ドアウエザストリツプ3及び第2
ドアウエザストリツプ5は、略矩形形状のドアフ
レーム1における第2コーナー部1a及び第1コ
ーナー部1bで繋ぎ合わせることによりドアフレ
ーム1を含むドア全周に取付けられるよう構成さ
れている。即ち2本の分割した同一断面形状のド
アウエザストリツプ3を前記各コーナー部にて繋
ぎ合わせるとともに、このドアウエザストリツプ
3の撓み荷重、即ちドア閉時における車体2への
弾接時の弾発力は、ドアウエザストリツプ3の長
さ100mmに対して0.3〜2Kgが最大でこれ以上にす
るとドア閉時にこのドアが閉じ難くなることが多
い。
そして、ドアD閉時にはこの第1図に示すよう
に、前記ドアフレーム1に取付けたドアウエザス
トリツプ3及び第2ドアウエザストリツプ7がル
ーフサイドアウタレール2b及びルーフドリツプ
チヤンネル2dもしくはルーフドリツプモール2
eに弾接するとともに、車体開口部2aを形成す
るオープニングフランジ4を覆うよう取付けられ
たオープニングガーニツシュ6に接着固定して取
付けたオープニングウエザストリツプ5が前記ド
アフレーム1に弾接することにより、ドアD閉時
におけるドアフレーム1と車体2の開口部2aと
の間をシールするよう構成されている。
このように構成されたウエザストリツプ構造で
あつて、この第1図及び第2図に示すように、ド
アフレーム1を含めたドアDの全周及び車体開口
部2aに設けられたオープニングフランジ4の全
周にそれぞれ取付けられているドアウエザストリ
ツプ3及びオープニングウエザストリツプ5の少
なくともいずれか一方(この実施例ではドアウエ
ザストリツプ3)における前記ドアフレーム1の
前部上方角部域1a、即ち第2コーナー部1aで
ある第2図の領域A部位を、ソリツトゴム等の高
剛性弾性材(バネ定数が5Kg/mm以上)で中実状
に形成する、即ちドアフレーム1の全周にわたつ
て取付けられるドアウエザストリツプ3におい
て、前記ドアフレーム1の第2コーナー部1aに
配設される前記ドアウエザストリツプ3のみを部
分的に高剛性弾性材で中実状に形成する(全周を
全て中実状に形成すると、ドアウエザストリツプ
3の撓み荷重、即ち弾発力が大きくなりすぎて、
ドアDの閉じ不良を生じる虞がある)ことによ
り、この部位のドアウエザストリツプ3の弾発力
を高めて、このドアウエザストリツプ3による高
剛性のドアフレーム集中支持部を形成するように
したものである。
尚、この実施例(第1図の構成)では、ドアフ
レームの第2コーナー部1aに配設されるドアウ
エザストリツプ3を中実状に形成した構成を示し
ているが、これに限定されることなく第2図に示
す如くドアフレーム1の第2コーナー部1aにお
ける領域Aの範囲内で、例えば第3図に示すよう
にオープニングウエザストリツプ5を中実状に形
成する構成であつてもよく、また第4図に示すよ
うにドアウエザストリツプ3及びオープニングウ
エザストリツプ5の両者とも中実状に形成する構
成であつてもよい。
即ちドアウエザストリツプ3及びオープニング
ウエザストリツプ5の少なくともいずれか一方も
しくは両者におけるドアフレーム1の第2コーナ
ー部1a(第2図の領域A部位)を中実状に形成
するとともに、前記ドアウエザストリツプ3及び
オープニングウエザストリツプ5における前記ド
アフレーム1の第2コーナー部1a以外の部位、
例えばドアウエザストリツプ3及びオープニング
ウエザストリツプ5における中実状に形成した部
位以外の部位は、第5図に示す従来技術の構成の
如く同一断面形状で中空状もしくは発泡材により
形成されるものである。
而して、ドアD閉時におけるドアフレーム1の
第2コーナー部1aは、弾発力の高いドアウエザ
ストリツプ3(第1図の場合)、オープニングウ
エザストリツプ5(第3図の場合)もしくは両ウ
エザストリツプ3,5(第4図の場合)の大きな
撓み荷重により中空状の断面形状から成るドアウ
エザストリツプ3及びオープニングウエザストリ
ツプ5に比べドアフレーム1が車外側に押し出さ
れることになるが、この場合ドアフレーム1のこ
の押し出し量を高速走行時における吸い出され量
分に設定し、ドアD閉時においてドアフレーム1
を車外側に予め押し出すよう設定し、この状態を
ドアD閉時の通常状態とした場合には、前記ドア
フレーム1の第2コーナー部1aには前記押し出
される量分の荷重が加わることになる。そして、
このような状態で高速走行時において、ドアガラ
ス9表面側に吸い出され荷重(負圧)が作用した
場合には、ドアフレーム1に取付けた前記中実状
による弾発力の高いドアウエザストリツプ3の大
きな撓み荷重分の押し出し荷重が前記ドアフレー
ム1の第2コーナー部1aに作用し、このドアウ
エザストリツプ3による押し出し荷重が大きい
程、相対的に前記ドアフレーム1の車外側への吸
い出され量は小さくすることができる。
即ち、各種構成部品を全て装着した状態におけ
るドアフレーム1の吸い出されに対する剛性は、
ドアDのシール部材である各ウエザストリツプ
3,5,7等を取り外した場合のドアフレーム1
自体の剛性と、ドアウエザストリツプ3の大きな
撓み荷重によりドアフレーム1が押し出された分
の剛性を加えたものになる。ここでドアD閉時に
おいてドアフレーム1を予め車外側に押し出すべ
く、仮にドアフレーム1の第2コーナー部1aに
剛体のスペーサ等(ドアDと車体2との隙間寸法
以上の高さを有することが必要条件となる)を設
けた場合には、前記ドアフレーム1が前記スペー
サにより押し出され、この押し出され荷重相当分
のドアフレーム1に対する吸い出され荷重が作用
しないと、前記ドアフレーム1の第2コーナー部
1aは動かないことになる。
したがつて、この考案においては前述したよう
な構成により、高速走行時の負圧によるドアフレ
ーム1の吸い出され荷重相当の押し出し荷重を、
予め前記ドアウエザストリツプ3における前記ド
アフレーム1の第2コーナー部1aに作用させ
て、このドアフレーム1を高速走行時における吸
い出され量相当分だけ予め車外側に押し出すよう
にしたことにより、高速走行時において前記ドア
フレーム1がこれ以上さらに車外側に吸い出され
ることを低減できる。
またこのようにドアウエザストリツプ3をドア
フレーム1の第2コーナー部1aのみに高剛性弾
性材にて中実状に形成するという極めて簡単な構
造で、高速走行時におけるドアフレーム1の車外
側への吸い出されを低減することができるため、
このような吸い出されを防止すべく例えばドアフ
レーム1自体の剛性を高める必要はなく、重量及
びコストの低減が図れるとともに、ドアウエザス
トリツプ3全周の撓み荷重、即ち弾発力を大きく
する必要がないため、ドアD閉時においてドアD
が閉じ難くなることはなく、ドアD閉時の閉り音
が大きくなることもない。
さらに、ドアウエザストリツプ3の撓み代を大
きくする必要がないため、ドアD閉時においてド
アウエザストリツプ3がはみ出したりすることは
なく、見栄えの問題も生じない。
その上、前記ドアフレーム1は第2コーナー部
1aに弾発力の高い中実状ドアウエザストリツプ
3を介して閉状態に支持されているため、車両走
行時におけるドアフレーム1のビビリ振動等も防
止できる。
尚、以上の説明では、第1図に示す構成につい
て説明したが、第3図及び第4図に示す構成につ
いても、前述した如き第1図と同様の作用効果を
得ることができるととも、特にドアウエザストリ
ツプ3及びオープニングウエザストリツプ5のい
ずれも中実状に形成した第4図の構成において
は、前記した作用効果をより確実に得ることがで
き、かつこの作用効果をより大幅に向上すること
ができる。
〔考案の効果〕
この考案は、ドアウエザストリツプ及びオープ
ニングウエザストリツプの少なくともいずれか一
方のドアフレームの前部上方角部近傍のみを中実
状に形成して、ドア閉時予めドアフレームを車外
側に押し出すことにより、ドアフレームの剛性を
高めたりウエザストリツプ全周にわたる撓み荷重
及び撓み代等を大きくする必要がないため、ドア
フレーム自体の重量増やコスト増、さらには閉時
のドアの閉じ不良及び見栄えの低下を招くことな
く、高速走行時のドアフレームの車外側への吸い
出されを防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図から第4図までの図面はこの考案の実施
例を示しており、第1図はドア閉時における第2
図の−線断面図、第2図は車両の概略側面
図、第3図及び第4図はこの考案の他の実施例を
示す第1図相当断面図、第5図の図面は従来例を
示す第1図相当断面図である。 1……ドアフレーム、1a……前部上方角部
(第2コーナー部)、2……車体、2a……開口
部、3……ドアウエザストリツプ、4……オープ
ニングフランジ、5……オープニングウエザスト
リツプ、D……ドア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ドア本体の上部に略矩形形状を成すドアフレー
    ムが固着されるとともに、このドアフレームには
    ドア閉時に車体に弾接するドアウエザストリツプ
    が前記ドアフレームに沿つて取付けられ、かつ車
    体側の開口部を形成するオープニングフランジに
    はドア閉時に前記ドアフレームに弾接するオープ
    ニングウエザストリツプが前記オープニングフラ
    ンジに沿つて取付けられており、ドア閉時には前
    記各ウエザストリツプでドアと車体の開口部との
    間をシールするように成したウエザストリツプ構
    造において、前記ドアウエザストリツプ及び前記
    オープニングウエザストリツプにおける前記ドア
    フレームの前部上方角部近傍以外を中空状の断面
    形状に形成し、かつ前記ドアフレームの前部上方
    角部近傍の前記ドアウエザストリツプ及びオープ
    ニングウエザストリツプの少なくともいずれか一
    方を中実状に形成し他の部分より弾発力を高めて
    成り、ドアを閉めた状態で前記ドアフレームを前
    記上方角部近傍以外のドアウエザストリツプ及び
    オープニングウエザストリツプに比べ、車外側に
    押し出すようにしたことを特徴とするウエザスト
    リツプ構造。
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