JP3477809B2 - 車両用開閉式屋根におけるウエザーストリップの取付構造 - Google Patents

車両用開閉式屋根におけるウエザーストリップの取付構造

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JP3477809B2 JP09015794A JP9015794A JP3477809B2 JP 3477809 B2 JP3477809 B2 JP 3477809B2 JP 09015794 A JP09015794 A JP 09015794A JP 9015794 A JP9015794 A JP 9015794A JP 3477809 B2 JP3477809 B2 JP 3477809B2
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【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用開閉式屋根にお
けるウエザーストリップの取付構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、車両用開閉式屋根においては、図
4に示されるように車両のルーフパネル10に開けられ
た屋根開口10aに可動リッド11が開閉可能に配設さ
れていて、この可動リッド11の周縁にウエザーストリ
ップ12が取り付けられルーフパネル10と可動リッド
11との間のシールが成されている。
【0003】そして、ウエザーストリップ12の取付構
造としては、例えば実公昭58−51053号公報に開
示される技術が知られている。図5は、上記公報に開示
されるルーフパネルと可動リッドとのシール部の拡大断
面図である。同図に示されるように、可動リッド11は
金属製の上板11a及び下板11bより構成されてい
て、下板11bの下面には補強目的の金属プレート13
がボルト14で固定されている。上板11a及び下板1
1bには鉛直下方に向かって延出するフランジ11c
が、金属プレート13には鉛直上方に向かって延出する
フランジ13aが形成されていて、両フランジ11c、
13aがウエザーストリップ12に嵌め込まれることに
より、ウエザーストリップ12が可動リッド11に固定
される構成となっている。
【0004】ウエザーストリップ12は、ゴムにより一
体で成形されていて、突出部12aと、空洞12bを形
成する中空状の周壁12cとが、ルーフパネル10に形
成されたフランジ10bに撓んだ状態で当接し、所定の
付勢力が加わった状態で当接することによって、ルーフ
パネル10と可動リッド11との間のシールが成される
構成となっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来の技術で
は、ウエザーストリップ12は中空状の周壁12cによ
り空洞12bが形成されているが、ルーフパネル10の
フランジ10bと可動リッド11との間隙のばらつきに
よって、ウエザーストリップ12がフランジ10bへ及
ぼす付勢力が小さかったり大きかったりするため、シー
ルが不完全であったり、ウエザーストリップ12が屋根
開口10aに引っ掛かって可動リッド11が閉じなくな
ったりする問題がある。
【0006】本発明は、ルーフパネルと可動リッドとの
間隙のばらつきに対応できる車両用開閉式屋根における
ウエザーストリップの取付構造とすることを技術的課題
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため本発明において講じた技術的手段は、ルーフ
パネルに開設された屋根開口に可動リッドを嵌挿し、可
動リッドの周縁にウエザーストリップを装着してなる車
両用開閉式屋根におけるウエザーストリップの取付構造
において、ウエザーストリップが、可動リッドに固定さ
れるベース部と、ベース部より外周側に向かって且つ全
周に亘って突出しその端部がベース部に固定されること
により空洞を形成する突出部とを備え、突出部の端部が
ベース部に水平方向に移動可能な状態で係合される構成
としたことである。
【0008】車両走行時、特に高速走行時においては車
両室内の気圧と屋根上方の気圧との気圧差が大きくなる
ことにより、室内のエアーが室外に吸いだされる現象が
起こって異音の発生になるために、好ましくは、突出部
の端部がベース部に不連続で固定されと良い。
【0009】ウエザーストリップの取付時において、屋
根開口の大きさのばらつきに対応させるために突出部の
端部がベース部に固定される位置を取付作業者が調節す
る必要があり、この作業工数を低減させるべく突出部
の端部がベース部に水平方向に移動可能な状態で係合さ
れるものとした
【0010】ウエザーストリップは、撓みの少ないゴム
あるいは樹脂により成形して可動リッドとの固定部を安
定させることが行われるが、この場合、ルーフパネルと
可動リッドとの間隙がばらつきにより小さいときにウエ
ザーストリップが撓み難く、可動リッドが閉まらなくな
ることが考えられるため、好ましくは、突出部に周方向
に形成された溝部を形成すると良い。
【0011】
【作用】本発明においては、突出部の端部をベース部に
固定することにより空洞を形成する構成となっているた
め、ルーフパネルと可動リッドとの間隙がばらついてい
ても、端部の固定位置をずらすことによって対応するこ
とができる。
【0012】車両走行時において車両室内と車両屋根上
方との気圧差によって、突出部の端部の固定されていな
い部分が撓んで屋根開口に吸着し、室内のエアーが吸い
だされる現象が抑制される。
【0013】ウエザーストリップの取付時において、突
出部の端部がベース部に水平方向に移動可能な状態で係
合されるために、屋根開口の大きさのばらつきに容易に
対応させることができる。
【0014】更に、溝部が、突出部に周方向に形成され
ているために、ウエザーストリップを撓みの少ないゴム
より成形しても突出部を撓み易くすることができて、可
動リッドが閉じなくなる事態が防止される。
【0015】
【実施例】本発明に係る第1実施例を説明する。
【0016】図1は、図4のA−A断面矢示図の第1実
施例を示していて、同図において、可動リッド11はガ
ラス110より構成され、このガラス110の周縁には
ゴムあるいは樹脂製のウエザーストリップ120が一体
的に接着されている。
【0017】ウエザーストリップ120は、ガラス11
0に接着されるベース部121と、ベース部121から
外周方向(図中右方)に突出しその端部がベース部12
1に接着されることにより空洞123を形成する突出部
122とより構成されている。突出部122の空洞12
3側の面には、周方向に形成された溝部124が設けら
れていて、突出部122が撓み易くなる作用を有してい
る。一方、突出部122の外周方向には、ルーフパネル
10のフランジ10aに当接するリップ部125が設け
られている。このリップ部125は、車両走行時の室内
と室外との気圧差によってルーフパネル10のフランジ
10aに吸着し、室内のエアーが室外に吸い出される現
象が防止できて、これにより異音の発生が防止される。
【0018】上記構成の第1実施例では、突出部122
の端部をベース部121に固定することにより空洞12
3を形成する構成となっているため、ルーフパネル12
と可動リッド11との間隙がばらついていても、端部の
固定位置をずらすことによって対応させることができ
る。又、溝部124により、ウエザーストリップ120
を撓みの少ないゴムあるいは樹脂より成形しても突出部
122を撓み易くすることができて、可動リッド11が
閉じなくなる事態が防止される。
【0019】図2は、ガラス110及びウエザーストリ
ップ120の取付部の第2実施例の斜視図であって、こ
の第2実施例のウエザーストリップ120は図からわか
るように、突出部122の端部が不連続でベース部12
1に固定されている。
【0020】この第2実施例では、車両走行時において
車両室内と車両屋根上方との気圧差によって、突出部1
22の端部の固定されていない部分が撓んで屋根開口1
0aに吸着し、室内のエアーが吸いだされる現象が抑制
され、異音の発生が抑制される。
【0021】図3は、図4のA−A断面矢示図の第3実
施例を示していて、同図において、第1実施例との相違
点についてのみ説明する。ウエザーストリップ120’
は、ベース部121及び突出部122の端部に係合部1
26、127が形成されている。そして、突出部122
の端部が、補強目的でガラスに固定されている金属プ1
ート111によって下方を支持されて落ちないようにな
っていて、水平方向(図中左右方向)に移動可能となっ
ている。尚、突出部の端部の係合部127がベース部1
21の係合部126に係合して外れないような構成とな
っている。
【0022】上記第2実施例では、ウエザーストリップ
120’の取付時において、突出部122の端部が水平
方向に移動可能な状態で保持されているために、屋根開
口10aの大きさのばらつきに容易に対応させることが
でき、ウエザーストリップ120’の取付時の工数が低
減される。又、車両走行時に、車両室内と屋根上方との
気圧差により突出部122の端部が屋根開口10aに吸
着するため、ウエザーストリップ120’と屋根開口1
0aとの間のシールも十分に行われる。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明においては、突出部の端
部をベース部に固定することにより空洞を形成する構成
となっているため、ルーフパネルと可動リッドとの間隙
がばらついていても、端部の固定位置をずらすことによ
って対応できる。また、突出部の端部がベース部に水平
方向に移動可能な状態で係合させることにより、ウエザ
ーストリップの取付時において、屋根開口の大きさのば
らつきに容易に対応させることができ、取付時の工数が
低減される。
【0024】請求項2の発明においては、車両走行時に
おいて突出部の端部の固定されていない部分が撓んで屋
根開口に吸着し、室内のエアーが吸いだされる現象が抑
制され、異音が抑制される。
【0025】請求項3の発明においては、溝部が、突出
部に周方向に形成されているために、ウエザーストリッ
プを撓みの少ないゴムあるいは樹脂より成形しても突出
部を撓み易くすることができて、可動リッドが閉じなく
なる事態が防止される。
【0026】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る第1実施例であって、図4のA−
A断面矢示図を示す。
【図2】本発明に係る第2実施例であって、ガラスとウ
エザーストリップとの斜視図を示す。
【図3】本発明に係る第3実施例であって、図4のA−
A断面矢示図を示す。
【図4】車両用開閉式屋根の平面図を示す。
【図5】従来技術のであって、図4のA−A断面矢示図
を示す。
【符号の説明】
10・・・ルーフパネル 11・・・可動リッド 110・・・ガラス 111・・・金属プレート 120、120’・・・ウエザーストリップ 121・・・ベース部 122・・・突出部 123・・・空洞 124・・・溝部 126、127・・・係合部

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ルーフパネルに開設された屋根開口に可
    動リッドを嵌挿し、該可動リッドの周縁にウエザースト
    リップを装着してなる車両用開閉式屋根におけるウエザ
    ーストリップの取付構造において、前記ウエザーストリ
    ップが、前記可動リッドに固定されるベース部と、該ベ
    ース部より外周側に向かって且つ全周に亘って突出しそ
    の端部が前記ベース部に固定されることにより空洞を形
    成する突出部とを備え、前記突出部の前記端部が前記ベ
    ース部に水平方向に移動可能な状態で係合されることを
    特徴とする車両用開閉式屋根におけるウエザーストリッ
    プの取付構造。
  2. 【請求項2】 前記突出部の前記端部が前記ベース部に
    不連続で固定されることを特徴とする請求項1記載の車
    両用式屋根におけるウエザーストリップの取付構造。
  3. 【請求項3】 前記突出部に周方向に形成された溝部を
    形成したことを特徴とする請求項1から請求項2に記載
    車両用開閉式屋根におけるウエザーストリップの取付
    構造。
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JP2009006774A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Toyoda Gosei Co Ltd ルーフウエザストリップ
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