JP2009006774A - ルーフウエザストリップ - Google Patents
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Abstract
【課題】ルーフ開口閉鎖時における異音の発生を抑制するとともに、へたりによるシール性の低下を防止することのできるルーフウエザストリップを提供する。
【解決手段】ルーフウエザストリップ16は、取付基部21と中空状のシール部22とを備える。シール部22は、可動ルーフ13がルーフ開口12を閉鎖する際に、ルーフ開口12周縁に当接する当接壁部25を具備する。シール部22はまた、当接壁部25と取付基部21の上部とを連接するようにして上連接部26を具備する。上連接部26の中空側の面に波状部27が設けられており、該波状部27は複数の山部28及び谷部29を交互に備える。取付基部21から外周側下方に延びるようにして、アーム部31が一体形成され、当該アーム部31の先端部はシール部22の下端と連結されている。上連接部26においては、波状部27の谷部29が複数存在するため応力が分散されやすい。
【選択図】 図3
【解決手段】ルーフウエザストリップ16は、取付基部21と中空状のシール部22とを備える。シール部22は、可動ルーフ13がルーフ開口12を閉鎖する際に、ルーフ開口12周縁に当接する当接壁部25を具備する。シール部22はまた、当接壁部25と取付基部21の上部とを連接するようにして上連接部26を具備する。上連接部26の中空側の面に波状部27が設けられており、該波状部27は複数の山部28及び谷部29を交互に備える。取付基部21から外周側下方に延びるようにして、アーム部31が一体形成され、当該アーム部31の先端部はシール部22の下端と連結されている。上連接部26においては、波状部27の谷部29が複数存在するため応力が分散されやすい。
【選択図】 図3
Description
本発明は、車両天井部に形成されたルーフ開口を開閉可能とする可動ルーフ本体の外周縁に装着される環状のルーフウエザストリップに関するものである。
自動車等の車両天井部のルーフ開口に対応して、ムーンルーフ、或いは、サンルーフと称される可動ルーフが設けられることがある。この可動ルーフは、ガラス板、或いはパネル板等を主たる構成要素とする可動ルーフ本体と、その周縁に設けられたルーフウエザストリップとを具備する。このように構成された可動ルーフのなかには、チルト(傾動)させられたり、スライドさられたりするものがあるが、いずれにせよ、可動ルーフが移動させられることで、ルーフ開口が開放状態とされたり閉鎖状態とされたりする。そして、ルーフ開口閉鎖時においては、ルーフウエザストリップの中空状のシール部が潰れ変形し、これにより、可動ルーフ本体及び車両天井部間がシールされる。
ところで、可動ルーフを移動させてルーフ開口を閉鎖させるときに、製造時や組付時のバラツキ等に起因して、ルーフウエザストリップとルーフ開口との間で「ギシギシ」、或いは「バッコン」といった異音が発生することが懸念される。また、かかる異音は、可動ルーフの後端縁に対応する部位において起こりやすいものである。こういった懸念を払拭するためには、前記バラツキに起因して可動ルーフ本体及び天井部間の隙間が予定より狭くなってしまったとしても、閉鎖時にシール部に加わる荷重が顕著に増大しないようルーフウエザストリップを構成しておくことが望ましい。荷重増大を抑制するためのより具体的な方策としては、例えば中空状のシール部全体を極力薄肉にすることが考えられる。しかし、シール部全体を薄肉にすることは、製造上限界があり、所定以上の薄肉化は困難であるのも事実である。
そこで、シール部の一部にノッチ(つまり、局所的な薄肉部)を設け、閉鎖時における荷重増大を抑制する技術がある(例えば、特許文献1参照)。このように局所的な薄肉部を設けることで、閉鎖時には当該薄肉部において積極的に変形しうるため、荷重の増大の抑制が図られる。
特開平11−321339号公報
しかしながら、上記のように局所的な薄肉部を設けたのでは、当該薄肉部が屈曲部位となり、かつ、当該薄肉部に変形の応力が集中してしまう。そのため、ルーフウエザストリップを長期間使用すると、当該薄肉部に「へたり」が生じてしまい、シール性の低下を招いてしまうおそれがある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、車両天井部に形成されたルーフ開口を開閉可能とする可動ルーフ本体の外周縁に装着される環状のルーフウエザストリップにおいて、ルーフ開口閉鎖時における異音の発生を抑制するとともに、「へたり」によるシール性の低下を防止することのできるルーフウエザストリップを提供することにある。
以下、上記目的等を解決するのに適した各手段につき項分けして説明する。なお、必要に応じて対応する手段に特有の作用効果等を付記する。
手段1.車両天井部に形成されたルーフ開口を開閉可能とする可動ルーフ本体の外周縁に装着される環状のルーフウエザストリップであって、
少なくとも前記可動ルーフ本体の後端縁に対応する部位にあっては、
前記可動ルーフ本体に取付けられる取付基部と、
前記取付基部に対し、外周側に膨出する中空状のシール部と
を具備し、
前記シール部は、前記ルーフ開口閉鎖時において前記ルーフ開口に当接する当接壁部を具備するとともに、
前記シール部のうち、前記当接壁部と前記取付基部の上部とを連接する上連接部の中空側の面に、複数の山部及び谷部を交互に備える波状部を設けたことを特徴とするルーフウエザストリップ。
少なくとも前記可動ルーフ本体の後端縁に対応する部位にあっては、
前記可動ルーフ本体に取付けられる取付基部と、
前記取付基部に対し、外周側に膨出する中空状のシール部と
を具備し、
前記シール部は、前記ルーフ開口閉鎖時において前記ルーフ開口に当接する当接壁部を具備するとともに、
前記シール部のうち、前記当接壁部と前記取付基部の上部とを連接する上連接部の中空側の面に、複数の山部及び谷部を交互に備える波状部を設けたことを特徴とするルーフウエザストリップ。
手段1によれば、環状のルーフウエザストリップのうち少なくとも可動ルーフ本体の後端縁に対応する部位にあっては、その取付基部が可動ルーフ本体に取付けられる。そして、ルーフ開口閉鎖時においては、取付基部に対し外周側に膨出する中空状のシール部のうち、当接壁部がルーフ開口に当接することで、可動ルーフ本体及び車両天井部間がシールされる。手段1では、シール部のうち、当接壁部と取付基部の上部とを連接する上連接部の中空側の面に、複数の山部及び谷部を交互に備える波状部が設けられている。このため、当該上連接部のうち、主として谷部に対応する部位がより変形しやすい。従って、製造や組付において多少のバラツキが生じ、可動ルーフ本体及び天井部間の隙間が予定より狭くなってしまったとしても、閉鎖時にシール部にかかる荷重が顕著に増大してしまうといった事態が抑制される。その結果、「ギシギシ」音、或いは「バッコン」音等の異音の発生を抑制することができる。
また、上連接部においては、波状部の谷部は複数存在するため、1点に応力が集中してしまうおそれのあった従来技術に比べ、応力が分散されやすい。そのため、応力集中に起因する「へたり」の発生を抑制でき、結果としてシール性の低下を防止することができる。
手段2.前記上連接部のうち、前記当接壁部側の少なくとも2つの山部は、前記当接壁部よりも厚肉であり、
前記上連接部のうち、前記当接壁部側の少なくとも2つの谷部は、前記当接壁部よりも薄肉であることを特徴とする手段1に記載のルーフウエザストリップ。
前記上連接部のうち、前記当接壁部側の少なくとも2つの谷部は、前記当接壁部よりも薄肉であることを特徴とする手段1に記載のルーフウエザストリップ。
手段2によれば、上連接部のうち、前記当接壁部側の少なくとも2つの谷部が当接壁部よりも薄肉であることから、上連接部のうち主として前記谷部に対応する部位がより変形しやすいという作用がより確実なものとなる。また、上連接部の変形時には、前記谷部に隣接する山部にも応力が分散されることになるが、当該山部は当接壁部よりも厚肉であるため、波状部に対応する部位の強度がさほど弱くならない。換言すれば、谷部が存在していても、山部の存在により、トータルのボリュームが確保されることとなる。そのため、より確実に「へたり」を抑制することができる。
手段3.前記当接壁部側の少なくとも2つの山部、及び、前記当接壁部側の少なくとも2つの谷部の平均肉厚が、前記当接壁部の肉厚とほぼ等しいことを特徴とする手段2に記載のルーフウエザストリップ。
手段3によれば、当接壁部側の少なくとも2つの山部及び前記谷部の平均肉厚が、前記当接壁部の肉厚とほぼ等しい、換言すれば、シール部の断面において当接壁部の中空側から上連接部へと滑らかに延長した仮想基準線を中心として、当接壁部側の少なくとも2つの谷部が所定高さだけ凹んで、当接壁部側の少なくとも2つの山部が同じ所定高さだけ突出して形成されている。従って、上連接部全体のボリューム低下を招くことなく、谷部に対応する部位をより積極的に変形させることができる。そのため、上連接部におけるへたりをより確実に防止することができる。
手段4.前記波状部は、全て曲面により構成されていることを特徴とする手段1乃至3のいずれかに記載のルーフウエザストリップ。
波状部の一部、例えば谷部の底部が角状部となっていたりすると、当該角状部において応力集中が起こりやすく、へたりが発生したり、裂けが発生したりすることが懸念される。この点、手段4によれば、波状部が全て曲面により構成されており、いわば角状部が存在しない。そのため、上述した裂け等の懸念を払拭することができる。
手段5.前記取付基部から外周側下方に延び、自身の先端部が前記シール部の下端と連結されてなるアーム部を備え、
前記ルーフ開口閉鎖時に、前記アーム部がその基端部分を支点として前記取付基部側へと傾動されるよう構成したことを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のルーフウエザストリップ。
前記ルーフ開口閉鎖時に、前記アーム部がその基端部分を支点として前記取付基部側へと傾動されるよう構成したことを特徴とする手段1乃至4のいずれかに記載のルーフウエザストリップ。
手段5によれば、ルーフ開口閉鎖時に、シール部は、その上部においては前記上連接部にて変形し、その下部においてはアーム部がその基端部分を支点として取付基部側へ傾動することで変形する。このため、シール部の上部は上連接部の弾性反発力に基づいて、またシール部の下部はアーム部の復元反発力に基づいて、シールが実現される。このような相異なる反発力を利用することで、互いの利点を生かしつつ、相互補完によるシールが実現できる。
手段6.前記取付基部及びアーム部は、ソリッド材よりなり、前記シール部はスポンジ材よりなることを特徴とする手段5に記載のルーフウエザストリップ。
手段6によれば、シール部の上部と下部とでは、異なる素材によりシールが実現されることとなる。従って、上述した手段5の作用効果がより確実に奏されることとなる。
以下に、一実施形態について図面を参照して説明する。
図1に示すように、車両としての自動車の天井部11には、略矩形状のルーフ開口12が形成されている。該ルーフ開口12を閉鎖するようにして、可動ルーフ13が設けられている。該可動ルーフ13は、傾動(チルト)可能、かつ、スライド可能となっている。これらの傾動、スライドは、室内側に設けられた図示しないスイッチを搭乗者が操作することで実現されるものである。また、これらの傾動動作、スライド動作は、図示しない駆動機構、リンク機構等により実現される。
本実施形態における可動ルーフ13は、その平面領域のうちのほとんどの領域を占めるガラスパネル14と、ガラスパネル14の周囲に設けられ枠状をなす合成樹脂製のモールド部15(図3等参照)と、モールド部15の外縁に取着されたルーフウエザストリップ16とから構成されている。本実施形態では、ガラスパネル14及びモールド部15により、可動ルーフ本体17が構成されている。勿論、ガラスパネル14に代えて、樹脂製、或いは、金属製のパネルを採用することも可能であるし、この場合、モールド部をパネルに一体的に形成することも可能である。
図2,3に示すように、ルーフウエザストリップ16は、可動ルーフ本体17の外形形状に沿って、略矩形状の環状をなしている。本実施形態のルーフウエザストリップ16は、ほぼ長手方向ほぼ全域が押出成形法によって形成され、一部(例えば、前端側)においてその端縁同士が型成形により接続されている(図示略)。
可動ルーフ本体17の後端側に対応する部位の断面図たる図3に示すように、当該ウエザストリップ16(少なくとも押出成形された部位)は、取付基部21と、該取付基部21に対し一体形成された中空状のシール部22とを備えている。取付基部21は、例えばEPDMソリッドゴムよりなり、前記モールド部15に対し上下方向から挟持するようにして外嵌固定されている。
また、シール部22は、EPDMスポンジゴムにより構成され、取付基部21の外周側(図3の左側)に膨出するようにして設けられている。尚、取付基部21の上部には、シール部22同様EPDMスポンジゴムよりなり、前記モールド部15及びガラスパネル14の境界部分を覆うようにして内周側に延びる被覆リップ23が一体形成されている。また、取付基部21の下部には、EPDMソリッドゴムよりなり、外周側下方へ突出する突起部24が一体形成されている。
さて、前記シール部22は、可動ルーフ13がルーフ開口12を閉鎖する際に、ルーフ開口12周縁に当接する当接壁部25を具備している。当接壁部25は、シール部22のうち最も外周側に位置する部位を含んでいる。シール部22はまた、前記当接壁部25と取付基部21の上部とを連接するようにして上連接部26を具備している。
本実施形態では、当該上連接部26の中空側の面に、波状部27が設けられており、該波状部27は、複数の山部28及び谷部29を交互に備えている。本実施形態において各山部28は、前記当接壁部25の厚み(本実施形態では、例えば0.8mm)よりも厚肉に形成されている。また、各谷部29のうち、少なくとも当接壁部25側の3つの(少なくとも2つの)谷部29は、当接壁部25よりも薄肉に形成されている。また、当接壁部25側の2つの山部28及び当接壁部25側の2つの谷部29の平均肉厚が、当接壁部25の肉厚とほぼ等しく設定されている。より詳しくは、当接壁部25から延長するように滑らかな仮想基準線S1(図4の2点鎖線参照)を引いたとき、当該仮想基準線S1を中心として、前記各谷部29が所定高さだけ凹んで形成され、前記各山部28が同じ所定高さだけ突出して形成されている。つまり、仮想基準線S1を基準に前記山部28と前記谷部29の振幅が等しくなるよう設定されている。さらに、波状部27は、角状部分が存在しないよう、全て曲面により構成されている。
また、本実施形態では、前記突起部24よりも上方において、取付基部21から外周側下方に延びるようにして、EPDMソリッドゴムよりなるアーム部31が一体形成されている。当該アーム部31の先端部は、前記シール部22の下端と連結されている。そして、ルーフ開口12の閉鎖時においては、アーム部31がその基端部分(例えば、図5の点P)を支点として取付基部22側へと傾動されるようになっている(図5参照)。
次に、上記のように構成されてなる本実施形態の作用効果について説明する。
ルーフ開口12閉鎖時においては、シール部22のうち、当接壁部25がルーフ開口12に当接することで、可動ルーフ本体17及び車両天井部11間がシールされる。本実施形態では、シール部22のうち、当接壁部25と取付基部21の上部とを連接する上連接部26の中空側の面に、複数の山部28及び谷部29を交互に備える波状部27が設けられている。このため、当該上連接部26のうち、各谷部29に対応する部位がより変形しやすい。従って、製造や組付において多少のバラツキが生じ、可動ルーフ本体17及び天井部11間の隙間が予定していた隙間(本実施形態では、例えば5.0mm)より狭くなってしまったとしても、閉鎖時にシール部22にかかる荷重が顕著に増大してしまうといった事態が抑制される。その結果、「ギシギシ」音、或いは「バッコン」音等の異音の発生を抑制することができる。
また、上連接部26においては、波状部27の谷部29が複数存在するため、1点に応力が集中してしまうおそれのあった従来技術に比べ、応力が分散されやすい。そのため、応力集中に起因する「へたり」の発生を抑制でき、結果としてシール性の低下を防止することができる。
さらに、各山部28は当接壁部25の厚みよりも厚肉に形成され、各谷部29のうち、当接壁部25側の3つの(少なくとも2つの)谷部29は、当接壁部25よりも薄肉に形成されており、しかも、当接壁部25側の2つの山部28及び当接壁部25側の2つの谷部29の平均肉厚が、当接壁部25の肉厚とほぼ等しく設定されている。従って、上連接部26全体のボリューム低下を招くことなく、谷部29に対応する部位をより積極的に変形させることができる。そのため、上連接部26におけるへたりをより確実に防止することができる。その上、波状部27は、全て曲面により構成されているため、角状部が存在することに起因する裂け等の懸念を払拭することができる。
併せて、本実施形態では、取付基部21から外周側下方に延びるようにして、EPDMソリッドゴムよりなるアーム部31が一体形成され、その先端部はシール部22の下端と連結されている。そして、ルーフ開口12の閉鎖時においては、アーム部31がその基端部分を支点として取付基部21側へと傾動される。すなわち、ルーフ開口12閉鎖時において、シール部22は、その上部においては上連接部26にて変形し、その下部においてはアーム部31がその基端部分を支点として取付基部21側へ傾動することで変形する。このため、シール部22の上部は上連接部26の弾性反発力に基づいて、またシール部22の下部はアーム部31の復元反発力に基づいて、シールが実現される。従って、閉鎖時における荷重の著しい増大を招くことなく、上述の相異なる反発力を利用することで、互いの利点を生かしつつ、相互補完によるシールが実現できる。
尚、上記実施形態の記載内容に限定されず、例えば次のように実施してもよい。勿論、以下において例示しない他の応用例、変更例も当然可能である。
(a)上記実施形態では、ルーフウエザストリップ16は、長手方向略全域が押出成形法によって形成され、一部においてその端縁同士が型成形により接続されているが、少なくとも可動ルーフ本体17の後端縁に対応する部位が上述した断面形状を具備していればよい。従って、例えば、可動ルーフ本体17の両側縁、或いは、前端縁に対応する部位が上記とは異なる断面形状を具備していても差し支えない。また、2本の押出成形部が、例えば後端縁の角部の2箇所で型接続成形されることで環状をなすよう構成されていてもよい。
(b)上記実施形態では、取付基部21から外周側下方に延びるようにして、EPDMソリッドゴムよりなるアーム部31を一体形成し、その先端部をシール部22の下端と連結することとし、ルーフ開口12の閉鎖時においては、アーム部31がその基端部分を支点として取付基部21側へと傾動されることとしている。これに対し、当該アーム部31を省略してもよい。また、アーム部31の代わりに、シール部22の下部においても、上連接部26と同様の波状部27を有する下連接部(図示略)を設けることとしてもよい。
さらに、波状部27を当接壁部25に設けることとしてもよい。
(c)上記実施形態では、波状部27を全て曲面により構成しているが、断面台形状、或いは断面三角形状に形成してもよいし、或いは、断面パルス波形状に形成してもよい。
(d)上記両実施形態では、ルーフウエザストリップ16EPDMにより形成しているが、他のゴム材料により形成してもよい。また、TPO(オレフィン系熱可塑性エラストマー)等の樹脂材料により構成してもよい。
11…天井部、12…ルーフ開口、13…可動ルーフ、16…ルーフウエザストリップ、17…可動ルーフ本体、21…取付基部、22…シール部、25…当接壁部、26…上連接部、27…波状部、28…山部、29…谷部、31…アーム部。
Claims (6)
- 車両天井部に形成されたルーフ開口を開閉可能とする可動ルーフ本体の外周縁に装着される環状のルーフウエザストリップであって、
少なくとも前記可動ルーフ本体の後端縁に対応する部位にあっては、
前記可動ルーフ本体に取付けられる取付基部と、
前記取付基部に対し、外周側に膨出する中空状のシール部と
を具備し、
前記シール部は、前記ルーフ開口閉鎖時において前記ルーフ開口に当接する当接壁部を具備するとともに、
前記シール部のうち、前記当接壁部と前記取付基部の上部とを連接する上連接部の中空側の面に、複数の山部及び谷部を交互に備える波状部を設けたことを特徴とするルーフウエザストリップ。 - 前記上連接部のうち、前記当接壁部側の少なくとも2つの山部は、前記当接壁部よりも厚肉であり、
前記上連接部のうち、前記当接壁部側の少なくとも2つの谷部は、前記当接壁部よりも薄肉であることを特徴とする請求項1に記載のルーフウエザストリップ。 - 前記当接壁部側の少なくとも2つの山部、及び、前記当接壁部側の少なくとも2つの谷部の平均肉厚が、前記当接壁部の肉厚とほぼ等しいことを特徴とする請求項2に記載のルーフウエザストリップ。
- 前記波状部は、全て曲面により構成されていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のルーフウエザストリップ。
- 前記取付基部から外周側下方に延び、自身の先端部が前記シール部の下端と連結されてなるアーム部を備え、
前記ルーフ開口閉鎖時に、前記アーム部がその基端部分を支点として前記取付基部側へと傾動されるよう構成したことを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のルーフウエザストリップ。 - 前記取付基部及びアーム部は、ソリッド材よりなり、前記シール部はスポンジ材よりなることを特徴とする請求項5に記載のルーフウエザストリップ。
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